JP3093550B2 - 車両ドアロック装置におけるロック装置 - Google Patents

車両ドアロック装置におけるロック装置

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JP3093550B2
JP3093550B2 JP34232493A JP34232493A JP3093550B2 JP 3093550 B2 JP3093550 B2 JP 3093550B2 JP 34232493 A JP34232493 A JP 34232493A JP 34232493 A JP34232493 A JP 34232493A JP 3093550 B2 JP3093550 B2 JP 3093550B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両ドアロック装置に
おけるロック装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の特開平2−171482号公報
には、インナロックノブ(シルノブのこと)を、窓枠よ
りも深く押し込んでスーパーロックにする技術について
記載されている。インナロックノブを、窓枠よりも深く
押し込んだ状態にしておけば、不正開扉はしにくいとい
う技術である。 また、特開平5−59858号公報に
は、ウォームホィールを防盗位置にすると、係合部が係
合溝部に係合して、作動レバーはアンロック方向には回
動しなくなるスーパーロックの技術が記載されている
また、特開平4−34190号公報には、本願のアクチ
ュエータの出力アーム25に相当するものを、ロック装
置内に配置し、不正開扉はできなくなるようにした技術
について記載されている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車両の不正開扉を防止
するためには、インナロックノブをアンロック方向に移
動させないように構成することより、インナロックノブ
をアンロック方向に移動させてもアンロックはできない
ようにした方が、堅実である。 その意味で、前記第1公
知例をみると、インナロックノブを、窓枠よりも深く押
し込んでスーパーロックにしているが、不正をする人は
窓枠も破壊するから、窓枠よりも深く押し込んだインナ
ロックノブを露出させ、容易に開扉するまた、前記第
2公知例をみると、ウォームホィールを防盗位置にする
と、係合部が係合溝部に係合して、作動レバー(インナ
ロックノブ)はアンロック方向には回動しなくなる技術
としているが、係合部を係合溝部に係合させた程度のも
のは、工具で係合溝部ごと回動させるから、これも確実
な対策ではないまた、前記第3公知例をみると、本願
のアクチュエータの出力アームに相当するものを、ロッ
ク装置内に配置して不正開扉はできなくなるようにして
いるが、インナロックノブについては開示されていない
のでこの点完全な対策ではない
【0004】
【発明の目的】インナロックノブをアンロック方向に移
動させてもアンロックはできないようする。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、車体
側にストライカを、扉側に前記ストライカと係合するラ
ッチと該ラッチに係合して該ラッチの逆転を防止するラ
チェットを有するロックボディを設け、該ロックボディ
には扉内外の開扉ハンドルの開扉操作で回転して前記ラ
チェットを前記ラッチより離脱させるオープンレバー
と、前記ラチェットと前記オープンレパーとを継脱させ
るキーロックレバーとを設け、該キーロックレバーはキ
ーシリンダのロックアンロック操作かインサイドロック
操作部材のロックアンロック操作によりロック位置とア
ンロック位置に切替るようにしたものにおいて、前記ロ
ックボディにはモータを有するアクチュエータ部を取付
け、前記モータと前記キーロックレバーとを前記モータ
の出力軸に固定された出力アームの回動により前記キー
ロックレバーをロックアンロック位置に切替えうるよう
に連結し、前記キーロックレバーと前記インサイドロッ
ク操作部材とは、空振機構入のときは前記インサイドロ
ック操作部材をアンロック操作しても空振であって前記
キーロックレバーは回動しないが、空振機構切のときは
前記インサイドロック操作部材をアンロック操作すると
前記キーロックレバーはアンロック側に回動するように
空振機構のある連結構成とし、かつ前記モータと前記キ
ーロックレバーと前記空振機構とは、前記モータを正回
転させると前記キーロックレバーをロック位置に切替
え、続いて前記モータを正回転させると前記空振機構は
入りとなるように構成し、また、前記空振機構の入りは
前記キーロックレバーをキー操作でアンロック位置にす
ると連動して空振機構切りとなるように構成した車両ド
アロック装置におけるロック装置としたものである。ま
た、前記車両ドアロック装置におけるロック装置におい
て、前記出力軸と前記モータの間には、ワンウエイクラ
ッチを設けた車両ドアロック装置におけるロック装置
したものである。
【0006】
【実施例】本発明を実施し得る構成を図面により説明す
ると、1はロックボディであり、その下方にはアクチュ
エータ部2を配置し、両者をネジ等により一体的に止着
する。ロックボディ1の正面側には、図24のように、
車体側のストライカaと係合して回転するラッチbと、
該ラッチbと係合してラッチbの逆転を防止するラチェ
ットcとからなる周知のラッチ機構を取付ける。
【0007】図1において、3はその左右中間を軸4に
より前記ロックボディ1の背面側に軸止したオープンレ
バーであり、その左端側には前記軸4を中心とする上下
の円弧状の長孔5を形成し、該長孔5には車両ドアの
開扉ハンドル6に至るロッド7の端部を係合させる。
オープンレバー3の右端には係合片8を一体的に形成
し、該係合片8はドアの内側開扉ハンドル9により回転
するインナーレバー10(図8)の端部の上面に臨ませ
る。
【0008】11は左右中間を軸12によりロックボデ
ィ1に軸止したキーロックレバーであり、その左端に
は、軸12を中心とする上下の円弧状の長孔13を形成
し、該長孔13にはキーシリンダ14に至るロッド15
の端部を係止させる。キーロックレバー11の右側には
斜め下方に伸びるアーム16を形成し、該アーム16の
先端に連結杆17の一端をピン18により連結する。連
結杆17は左右方向に設けられ、その左端には、上下方
向に伸びたリンク19の下端をピン20により連結す
る。リンク19の上端は前記オープンレバー3にピン2
1により軸止する。
【0009】前記キーロックレバー11はキーシリンダ
14の操作等によりロック位置(図1、6参照)とアン
ロック位置(図2、7参照)とに切替わり、前記キーロ
ックレバー11に連動して、リンク19も図1、2のよ
うにロック位置とアンロック位置とに変位する。22は
前記ラチェットcよりボディ1に形成した透孔dを通っ
てボディ1の裏側に突き出ているラチェットピンであ
る。前記リンク19には当接片23を形成する。該当接
片23は、リンク19がアンロック位置にあるときには
前記ラチェットピン22と対峙し、この状態で、リンク
19を下動させると当接片23によりラチェットピン2
2を押して、ラチェットcをラッチbから離脱させて開
扉する。しかし、ロック位置のときは、当接片23はラ
チェットピン22から外れ、リンク19を下動させても
空振りするだけで開扉はできない。前記ロックボディ1
の裏面側には図8のように、略全面を覆う金属板製のバ
ックプレート24が取付けられる。
【0010】前記アクチュエータ部2はユニット形式で
形成され、出力アーム25およびインサイドロックレバ
ー26以外は、略密閉式のケース27内に収納される。
アクチュエータ部2をロックボディ1に取付けるとき
は、ケース27の上方位置に形成した複数の止着孔28
(図9参照)を、前記ロックボディ1のバックプレート
24に形成した複数の止着孔29(図8参照)に重合さ
せ、ネジを挿通して止着する。
【0011】前記出力アーム25の基部30には、アク
チュエータ部2の出力側となる出力軸筒31(図5参
照)を固定し、出力アーム25の先端部32には前記キ
ーロックレバー11に形成した係合ピン33に係合させ
る係合長孔34を形成する。前記インサイドロックレバ
ー26の基部は、アクチュエータ部2に設けた支持軸3
5に固定され、ロックレバー26の先端にはドアの内側
に設けられるインサイドロック操作部材36に至るロッ
ド37の端部が連結される。
【0012】図9において、38はケース27内に取付
けられたモータであり、その駆動軸39には歯車40を
固定し、歯車40には大径歯車41を噛み合わせ、大径
歯車41の回転軸42には小径歯車43を周知のクラッ
チ機構(図示なし)を介して取付ける。該クラッチ機構
は、大径歯車41側の回転を小径歯車43に伝達する
が、小径歯車43側の回転は大径歯車41に伝達しない
ONE−WAYクラッチである。前記小径歯車43に
は、回転出力部材44の外周部に形成したギア部45を
噛合わせる。回転出力部材44の基部46は出力軸47
に固定する。80は回転出力部材44がロック位置まで
回動すると当接するゴムストッパーである。
【0013】図9では省略してあるが、前記ケース27
内には、図15以下に示した複数の操作部材が取付けら
れる。前記出力軸47には回転レバー48の軸孔49を
挿通後固定する。これにより、回転レバー48は前記回
転出力部材44と一体回転する。前記出力アーム25を
固定した前記出力軸筒31は、図5のように、出力軸4
の外周に回転自在に挿通される。出力軸筒31には図
11のリンク50の軸孔51を挿通しその後固定する。
これにより、リンク50は前記出力アーム25と一体回
転する。
【0014】図10のごとく前記回転レバー48には軸
孔49(出力軸47)を中心とする円弧状の遊び孔52
を形成し、該遊び孔52内に前記リンク50に形成した
突起53を臨ませる。図15以降の54はリンク50と
回転レバー48との間に取付けたバネであり、バネ54
の弾力により、回転レバー48は遊び孔52の左端55
が突起53に当接するまで回転して停止する。
【0015】図1のように、前記支持軸35の右側に
力軸47を並設し、支持軸35には図14の中間レバー
56の上端を挿通固定し、中間レバー56と図1のイン
サイドロックレバー26は支持軸35を介して一体的に
回転するように構成する。前記中間レバー56には、略
逆L字型の係合孔57を形成し、該L型係合孔57内に
は左右方向のコネクター58の右端59(図13)より
一体的に突出すピン60を係合させる。前記L型係合孔
57は、前記支持軸35より半径方向に伸びる切替孔6
1と、前記切替孔61の部側に連続して形成される支
持軸35を中心とする円弧状の上部空振孔62とから形
成される。図15の63は節動バネであり、前記ピン6
0を切替孔61の下端64(図14)と上端65(図1
4)のいずれか一方側に保持する。66は中間レバー5
6の側面と当接するストッパーであり、中間レバー56
は図15ではストッパー66に当接して、それ以上は右
動しない。67はスーパーロック解除用の傾斜壁であ
る。前記コネクター58の左端68にはピン69を設
け、該ピン69は、図11のリンク50の先端に形成し
た軸孔70に挿通させる。
【0016】図15はアンロック状態であり、この状態
で、図1のインサイドロック操作部材36をロック側に
手動操作すると、インサイドロックレバー26は右回転
し同時に中間レバー56も一体的に右回転し、L型係合
孔57に係合しているピン60を介してコネクター58
を左動させる。これにより、ピン69に係合しているリ
ンク50は右回転し出力軸筒31を介して出力アーム2
5も右回転して、出力アーム25の係合長孔34に係合
している係合ピン33を介してキーロックレバー11を
ロック位置に切り替える(図1、17参照)。また、同
時に、リンク50の突起53も、図15の状態から右動
するので、遊び孔52の左端55を押圧して、回転レバ
ー48を右回転させ、回転レバー48と一体の出力軸4
を回転させる。すると、出力軸47に固定の図9の回
転出力部材44は回転し、回転出力部材44のギア部4
5に係合の小径歯車43も回転させるが、前記クラッチ
の作用により、回転軸42は回転せず、モータ38も回
転しない。
【0017】図15のピン69には、図12の切替体7
1の軸孔72を回転自在に軸着してあり、切替体71は
前記モータ38の動力により、ロック装置をスーパーロ
ック状態に切り替える作用を奏する。本願に於けるスー
パーロックは、前記コネクター58のピン60を、図2
2のように切替孔61の上端65に位置させると達成さ
れる。前記切替体71は、バネ73の作用により常時左
回転方向に付勢され、下縁に形成した折曲片74が、前
記コネクター58の下縁に当接して停止している。切替
体71の上部側は、なだらかなカム面75を形成し、カ
ム面75の終端部に略直角に屈曲させた段部壁76を形
成する。図15のアンロック状態では、段部壁76は、
回転レバー48の係合片77の回転軌跡上から僅かに外
れているが、図17以降では、カム面75は係合片77
の回転軌跡に重合する。したがって、図15のアンロッ
ク状態において、前記回転レバー48をキーシリンダ1
4による手動またはモータ38による動力によりロック
位置に回転(時計回転)させると、回転レバー48の係
合片77は段部壁76とは係合しないが、係合片77は
カム面75とは当接し、図16のように切替体71はバ
ネ73の弾力に抗して時計回転する。同時にコネクター
58は左動する。図16の状態になってから、図1のキ
ーシリンダ14をニュートラル位置に戻すか、またはモ
ータ38への通電を断つと、回転レバー48はバネ54
の作用で図17の位置に戻り、遊び孔52の左壁55に
突起53が当って停止する。また、これにより、切替体
71もバネ73の作用により元に戻り折曲片74がコネ
クター58に当接して停止する。この状態が図17のロ
ック状態となる。
【0018】しかして、前記切替体71の段部壁76は
図15のときには、係合片77の回転軌跡から外れてい
たが、図17のロック状態では、係合片77の回転軌跡
上に臨むように構成する。したがって、ロック状態のと
きに回転レバー48を時計回転させると、係合片77が
段部壁76に当接し(図18参照)、更に遊び孔52の
右端78に突起53が当接する位置まで回転させると、
切替体71は折曲片74によりコネクター58をピン6
9を中心に回転させて、コネクター58のピン60は切
替孔61の下端64から上端65に変位し、以後は節動
バネ63の作用により保持され、スーパーロック状態と
なる(図19参照)。このとき、回転レバー48は遊び
孔52によるロストモーション分だけ回転すれば、コネ
クター58をスーパーロック位置に変位させることがで
き、リンク50を回転させることはない。なお、図17
の状態から、再度回転レバー48をロック回転させると
きは、モータ38の動力を使用する。(なお、図17の
状態ではキーロックレバー11は既にロック位置にあ
り、キーシリンダ14を操作してもリンク50を図17
の位置から更に時計回転させることはできない。)79
はスーパーロック状態を検出するスイッチである。
【0019】
【作用】(アンロック→ロックの切替) 図2、7、15のアンロック状態において、キーシリン
ダ14をロック操作すると、ロッド15(図1)を介し
てキーロックレバー11が図2から図1の状態に反時計
回転し、連結杆17は図2から図1の状態に右動する。
これにより、リンク19はピン21を中心に図2よりも
右側に変位し、リンク19の当接片23がラチェットc
のラチェットピン22から離れ(図1)、ロック状態に
なる。この時、キーロックレバー11の係合ピン33に
は出力アーム25の係合長孔34が係合しているから、
出力アーム25に溶接されている出力軸筒31(図5)
を介してリンク50も時計回転し、リンク50にピン6
(図15)により連結されたコネクター58は左動
し、ピン60とL型係合孔57の切替孔61との係合に
より中間レバー56を時計回転させ、図17の状態とな
り、支持軸35に固定のインサイドロックレバー26お
よび該インサイドロックレバー26に係合しているロッ
ド37を介してインサイドロック操作部材36をロック
位置に変位させる。なお、リンク50の回転により、リ
ンク50の突起53が回転レバー48の遊び孔52に係
合しているので、回転レバー48も時計回転し、出力軸
47を介して回転出力部材44と小径歯車43までが回
転するが、前記したように小径歯車43と大径歯車41
との間にはワンウエイクラッチが設けてあるから、クラ
ッチ機構の作用により、回転レバー48が時計回転して
モータ38は回転しない。
【0020】また、インサイドロック操作部材36(シ
ルノブ)によりロック状態に切替える場合には、インサ
イドロック操作部材36をロック側に切替えると、イン
サイドロックレバー26を介して中間レバー56は図1
時計回転し、コネクター58を左動させる。すると、
コネクター58の左端にピン69で軸止されているリン
ク50は時計回転し、リンク50が熔着されている出力
軸筒31と出力軸筒31に熔着されている出力アーム2
5は一体的に時計回転し、出力アーム25の係合長孔3
4に係合ピン33で係合しているキーロックレバー11
図1のロック位置に切り替える(図17参照)。な
お、前記同様、リンク50が時計回転すると、リンク5
0の突起53は回転レバー48の遊び孔52に係合して
いるので、回転レバー48も時計回転し、出力軸47を
介して回転出力部材44と小径歯車43までが回転する
が、前記したように小径歯車43と大径歯車41との間
にはワンウエイクラッチが設けてあるから、クラッチ機
構の作用により、回転レバー48が時計回転してもモー
タ38は回転しない。
【0021】また、アクチュエータ部2のモータ38に
よりロック状態に切替える場合は、モータ38→駆動軸
39→駆動歯車40→大径歯車41→ワンウエイクラッ
チ→小径歯車43→回転出力部材44と伝達し、回転出
力部材44を回転させる。すると、回転出力部材44
に溶接されている出力軸47および出力軸47に溶接さ
れている回転レバー48は一体的に時計回転し、回転レ
バー48の一部に形成した係合片77は前記ピン69に
軸止されている切替体71のカム面75を図1状態
押圧し、切替体71をバネ73の弾力に抗して時計回
転させる。更に回転レバー48が時計回転すると、図1
6のように遊び孔52の右端78が突起53に当接し、
リンク50を時計回転させる。このように、モータ38
で、図2のリンク50を図1のように時計回転させる
と、リンク50に溶接されている出力軸筒31と出力軸
筒31に溶接されている出力アーム25も一体的に回転
しキーロックレバー11を図1のようにロック位置に変
位させ、また、コネクター58を図2から図1に左動さ
せるから、コネクター58にピン60とL型係合孔57
で係合している中間レバー56を時計回転させ図16
の状態となり、中間レバー56に固定の支持軸35、支
持軸35に固定のインサイドロックレバー26を介して
インサイドロック操作部材36をロック位置に変位させ
る。なお、ロック位置になると回転出力部材44は図9
ストッパー80に当接して停止し、その後モータ38
への通電は停止され、モータ38への通電が停止される
と、回転レバー48および回転出力部材44はフリーに
なり、回転レバー48は遊び孔52の左端55が突起5
3に当接するまでバネ54の弾力により反時計回転し、
係合片77はカム面75を越えて、図17の状態とな
り、係合片77は段差壁76に望むようになる。
【0022】以上のロック状態では、オープンレバー3
を反時計回転させてリンク19を下動させても、当接片
23はラチェットピン22に当接しないから、開扉でき
ないことになる。
【0023】(ロック→スーパーロックの切替) 図1、6、17のロック状態において、モータ38に通
電すると、モータ38→駆動軸39→駆動歯車40→大
径歯車41→ワンウエイクラッチ→小径歯車43→回転
出力部材44と伝達し、回転出力部材44を回転させ
る。すると、アンロック状態では係合片77の回転軌跡
上から僅かに外れていた段部壁76が、図17のロック
状態では、係合片77の回転軌跡上に臨んでいるため、
係合片77が段部壁76と係合し(図18)、切替体7
1をピン69を中心に反時計回転させる。これにより、
切替体71の折曲片74は、コネクター58の側面に係
合してコネクター58を反時計回転させ、コネクター5
8のピン60を切替孔61の下端64から上端65に変
位させる(図19)。図19の状態になると回転出力部
材44はストッパー80に当接して停止し、その後、モ
ータ38への通電は停止され、回転レバー48および回
転出力部材44は、遊び孔52の左端55が突起53に
当接するまでバネ54の弾力により反時計回転し、図2
0の状態となり、スーパーロックが完成する。スーパー
ロックの作用は後記する。
【0024】なお、アンロック状態からロック状態に切
り替えるときのモータ38への通電は、キーをロック側
に回転させるか遠隔操作用の発信機(リモコン)を操作
したときに、自動的に行われる。また、アンロックから
ロックへの切替えおよびロックからスーパーロックへの
切替の両方を連続してモータ38により行なう場合に
は、キーをロック側にオーバーストロークさせるか、遠
隔操作用の発信機を操作すると、モータ38は自動的に
2回通電される構成とし、最初の通電によりロック状態
に切替え、2回目の通電によりスーパーロックに切替え
るようにする。
【0025】(スーパーロックの作用) 図20のスーパーロック状態になると、インサイドロッ
ク操作部材36(シルノブ)をアンロック側に操作し
て、ロッド37、インサイドロックレバー26および支
持軸35を介して中間レバー56を反時計回転させて、
コネクター58を図1のロック状態から図2のアンロッ
ク状態に移動させようとしても、ピン60は切替孔61
上端65にあって上部空振孔62に臨んでいるから
ピン60は上端65から上部空振孔62内を移動するだ
けで(図21)、コネクター58を図1のロック状態か
ら図2のアンロック状態に移動させることはできない。
したがって、仮に、窓ガラスを割って車内に侵入して
も、ドアを開けることはできず、防犯効果の向上が期待
できる。
【0026】(スーパーロックの解除) 図20のスーパーロック状態を解除するには、モータ3
8またはキーシリンダ14によりリンク50を時計回転
させる(モータ38による時計回転は、モータ38→駆
動軸39→駆動歯車40→大径歯車41→ワンウエイク
ラッチ→小径歯車43→回転出力部材44→出力軸47
→回転レバー48→遊び孔52→突起53→リンク5
0、キーシリンダ14による時計回転は、キーロックレ
バー11→係合ピン33→係合長孔34→出力アーム2
5→出力軸筒31→リンク50)。すると、コネクター
58は、そのピン60が節動バネ63の作用により切替
孔61の上端65に保持された状態のまま右動するが
コネクター58の右端59は次第に低くなる傾斜壁67
に当接し(図22参照)、右端59は下られて、コネク
ター58はピン69を中心に徐々に時計回転し、図15
の状態となり、スーパーロックが解除されると共に中間
レバー56も回転してインサイドロックレバー26もア
ンロック状態となる。
【0027】(その他の作用) 前記したように、スーパーロック状態では、インサイド
ロック操作部材36をアンロック操作しても、中間レバ
ー56は空振り状態で回動しないから、インサイドロッ
ク操作部材36を操作しても、他の部材への影響は全く
なく、信頼性が向上する。また、インサイドロック操作
部材36をアンロック側に過剰操作したときも、中間レ
バー56の側方にはストッパー66があるため、これに
充分耐える。
【0028】
【発明の効果】車両の不正開扉を防止するためには、イ
ンナロックノブをアンロック方向に移動させないように
構成することより、インナロックノブをアンロック方向
に移動させてもアンロックはできないようにした方が、
堅実である。その意味で、前記第1公知例をみると、イ
ンナロックノブを、窓枠よりも深く押し込んだスーパー
ロックにしているが、不正をする人は窓枠も破壊するか
ら、窓枠よりも深く押し込んだインナロックノブを露出
させ、容易に開扉する。また、前記第2公知例を みる
と、ウォームホィールを防盗位置にすると、係合部が係
合溝部に係合して、作動レバー(インナロックノブ)は
アンロック方向には回動しなくなる技術としているが、
係合部を係合溝部に係合させた程度のものは、工具で係
合溝部ごと回動させるから、これも確実な対策ではな
い。また、前記第3公知例をみると、本願のアクチュエ
ータの出力アームに相当するものを、ロック装置内に配
置して不正開扉はできなくなるようにしているが、イン
ナロックノブについては開示されていないのでこの点完
全な対策ではない。しかるに、本発明は、車体側にスト
ライカaを、扉側に前記ストライカaと係合するラッチ
bと該ラッチbに係合して該ラッチbの逆転を防止する
ラチェットcを有するロックボディ1を設け、該ロック
ボディ1には扉内外の開扉ハンドル6、9の開扉操作で
回転して前記ラチェットcを前記ラッチbより離脱させ
るオープンレバー3と、前記ラチェットcと前記オープ
ンレバー3とを継脱させるキーロックレバー11とを設
け、該キーロックレバー11はキーシリンダ14のロッ
クアンロック操作かインサイドロック操作部材36のロ
ックアンロック操作によりロック位置とアンロック位置
に切替るようにしたものにおいて、前記ロックボディ1
にはモータ38を有するアクチュエータ部2を取付け、
前記モータ38と前記キーロックレバー11とを前記モ
ータ38の出力軸47に固定された出力アーム25の回
動により前記キーロックレバー11をロックアンロック
位置に切替えうるように連結し、前記キーロックレバー
11と前記インサイドロック操作部材36とは、空振機
構(空振孔62のこと)入のときは前記インサイドロッ
ク操作部材36をアンロック操作しても空振であって前
記キーロックレバー11は回動しないが、空振機構切の
ときは前記インサイドロック操作部材36をアンロック
操作すると前記キーロックレバー11はアンロック側に
回動するように空振機構のある連結構成とし、かつ前記
モータ38と前記キーロックレバー11と前記空振機構
とは、前記モータ38を正回転させると前記キーロック
レバー11をロック位置に切替え、続いて前記モータ3
8を正回転させると前記空振機構は入りとなるように構
成し、また、前記空振機構の入りは前記キーロックレバ
ー11をキー操作でアンロック位置にすると連動して空
振機構切りとなるように構成した車両ドアロック装置に
おけるロック装置としたものであるから、イ、ロックボ
ディ1にはモータ38を有するアクチュエータ部2を取
付け、モータ38とキーロックレバー11とをモータ3
8の出力軸47に固定された出力アーム25の回動によ
り前記キーロックレバー11をロックアンロック位置に
切替えうるように連結したから、モータ38により前記
キーロックレバー11をロックアンロック位置に切替え
られる。ロ、キーロックレバー11とインサイドロック
操作部材36とは、空振機構入のときは前記インサイド
ロック操作部材36をアンロック操作しても空振であっ
て前記キーロックレバー11は回動しないが、空振機構
切のときは前記インサイドロック操作部材36をアンロ
ック操作すると前記キーロックレバー11はアンロック
側に回動するように空振機構のある連結構成としたか
ら、インサイドロック操作部材36を操作してインサイ
ドロック操作部材36が作動してもキーロックレバー1
1はアンロックされないようになるので、理想的なスー
パーロック装置になる。ハ、前記モータ38と前記キー
ロックレバー11と前記空振機構とは、前記モータ38
を正回転させると前記キーロックレバー11をロック位
置に切替え、続いて前記モータ38を正回転させると前
記空振機構は入りとなるように構成したから、一個のモ
ータ38の通電のみで、ロックアンロックの切替えと、
スーパーロックの施錠ができ、簡便である。ニ、前記空
振機構の入りは前記キーロックレバー11をキー操作で
アンロック位置にすると連動して空振機構切りとなるよ
うに構成したから、キーがない限りアンロックはできな
いので、簡易にアンロックはできず、理想的なスーパー
ロックになるホ、前記車両ドアロック装置におけるロ
ック装置において前記出力軸と前記モータの間には、
ワンウエイクラッチを設けた車両ドアロック装置におけ
るロック装置としたものであるから、キーによる手動ロ
ック操作、インサイドロック操作部材36により手動ロ
ック操作が円滑にできる
【図面の簡単な説明】
【図1】 ロック状態時の作動部材群の背面図。
【図2】 アンロック状態の作動部材群の背面図。
【図3】 キーロックレバーの平面図。
【図4】 リンクの平面図。
【図5】 要部断面図。
【図6】 ロック状態の関係図。
【図7】 アンロック状態の関係図。
【図8】 全体の背面図。
【図9】 アクチュエータ部のギア機構図。
【図10】 回転レバーの平面図。
【図11】 リンクの平面図。
【図12】 切替体の平面図。
【図13】 コネクターの平面図。
【図14】 中間レバーの平面図。
【図15】 アンロック状態の作用説明図。
【図16】 回転レバーをロック位置まで回転させた状
態の作用説明図。
【図17】 ロック状態の作用説明図。
【図18】 係合片が段差壁に当接した状態の作用説明
図。
【図19】 ロック状態からモータにより回転レバーを
遊び回転させた状態の作用説明図。
【図20】 スーパーロック状態の作用説明図。
【図21】 スーパーロック状態でインサイドロック捜
査部材を操作した状態の作用説明図。
【図22】 スーパーロックの解除途中の作用説明図。
【図23】 スーパーロックの解除途中の作用説明図。
【図24】 ロック装置の正面図。
【符号の説明】
1…ロックボディ、2…アクチュエータ部、3…オープ
ンレバー、4…軸、5…長孔、6…外側開扉ハンドル、
7…ロッド、8…係合片、9…内側開扉ハンドル、10
…インナーレバー、11…キーロックレバー、12…
軸、13…長孔、14…キーシリンダ、15…ロッド、
16…アーム、17…連結杆、18…ピン、19…リン
ク、20、21…ピン、22…ラチェットピン、23…
当接片、24…バックプレート、25…出力アーム、2
6…インサイドロックレバー、27…ケース、28、2
9…止着孔、30…基部、31…出力軸筒、32…先端
部、33…係合ピン、34…係合長孔、35…支持軸、
36…インサイドロック操作部材、37…ロッド、38
…モータ、39…駆動軸、40…歯車、41…大径歯
車、42…回転軸、43…小径歯車、44…回転出力部
材、45…ギア部、46…基部、47…出力軸、48…
回転レバー、49…軸孔、50…リンク51…軸孔、5
2…遊び孔、53…突起、54…バネ、55…左端、5
6…中間レバー、57…L型係合孔、58…コネクタ
ー、59…右端、60…ピン、61…切替孔、62…上
部空振孔、63…節動バネ、64…下端、65…上端、
66…ストッパー、67…傾斜壁、68…左端、69…
ピン、70…軸孔、71…切替体、72…軸孔、73…
バネ、74…折曲片、75…カム面、76…段差壁、7
7…係合片、78…右端、79…スイッチ、80…スト
ッパー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側にストライカを、扉側に前記スト
    ライカと係合するラッチと該ラッチに係合して該ラッチ
    の逆転を防止するラチェットを有するロックボディを設
    け、該ロックボディには扉内外の開扉ハンドルの開扉操
    作で回転して前記ラチェットを前記ラッチより離脱させ
    るオープンレバーと、前記ラチェットと前記オープンレ
    バーとを継脱させるキーロックレバーとを設け、該キー
    ロックレバーはキーシリンダのロックアンロック操作か
    インサイドロック操作部材のロックアンロック操作によ
    りロック位置とアンロック位置に切替るようにしたもの
    において、前記ロックボディにはモータを有するアクチ
    ュエータ部を取付け、前記モータと前記キーロックレバ
    ーとを前記モータの出力軸に固定された出力アームの回
    動により前記キーロックレバーをロックアンロック位置
    に切替えうるように連結し、前記キーロックレバーと前
    記インサイドロック操作部材とは、空振機構入のときは
    前記インサイドロック操作部材をアンロック操作しても
    空振であって前記キーロックレバーは回動しないが、空
    振機構切のときは前記インサイドロック操作部材をアン
    ロック操作すると前記キーロックレバーはアンロック側
    に回動するように空振機構のある連結構成とし、かつ前
    記モータど前記キーロックレバーと前記空振機構とは、
    前記モータを正回転させると前記キーロックレバーをロ
    ック位置に切替え、続いて前記モータを正回転させると
    前記空振機構は入りとなるように構成し、また、前記空
    振機構の入りは前記キーロックレバーをキー操作でアン
    ロック位置にすると連動して空振機構切りとなるように
    構成した車両ドアロック装置におけるロック装置
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記出力軸と前記モ
    ータの間には、ワンウエイクラッチを設けた車両ドアロ
    ック装置におけるロック装置
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