JP3300021B2 - ドアハンドル装置 - Google Patents

ドアハンドル装置

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JP3300021B2
JP3300021B2 JP10682992A JP10682992A JP3300021B2 JP 3300021 B2 JP3300021 B2 JP 3300021B2 JP 10682992 A JP10682992 A JP 10682992A JP 10682992 A JP10682992 A JP 10682992A JP 3300021 B2 JP3300021 B2 JP 3300021B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はドアハンドル装置、特
にドアパネルとほぼ同一の平面となるフラッシュフェイ
スアウトドアハンドル装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアパネルに取り付けられたア
ウトサイドハンドルはドアの開閉の際に把持される。ア
ウトサイドハンドルの取付部に形成されているドアパネ
ルには手を挿入する凹部が形成されており、この凹部の
ため自動車の走行時に風切り音が発生する。このような
風切り音を防止するため、フラッシュフェイスドアハン
ドルが提案されている。例えば、特公昭64−9433
号公報に示されるように、アウトドアハンドルを収容す
るドアパネルの凹部が蓋で覆われている。また、実開昭
59−171169号公報にはドアパネルの凹部をハン
ドルとフラップとにより覆われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アウトサイドハンドルでは凹部が完全に閉鎖されている
ので、アウトサイドハンドルを円滑に操作することがで
きない。ドアパネルの凹部が蓋で覆われていると、蓋を
解放しにくい。また、ドアパネルの凹部がハンドルとフ
ラップとにより覆われていると、フラップにより手を挟
まれる危険がある。そこで、本発明はドアパネルに対し
てほぼ同一平面となる格納位置から開扉準備位置に自動
的に移動するドアハンドル装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明によるドアハン
ドル装置は、アーム部(13a, 13b)を備えかつ格納位置
(A)、開扉準備位置(B)及びラッチ解除位置(C)に移動可
能なハンドル本体(13)と、ハンドル本体(13)のアーム部
(13a, 13b)に連結された中間レバー(14)と、中間レバー
(14)を回動するアクチュエータ(21)と、ロック状態又は
アンロック状態になるロック装置(60)とを有する。中間
レバー(14)は、ハンドル本体(13)を格納位置(A)に保持
する非作動位置とハンドル本体(13)を開扉準備位置(B)
に保持する作動位置との間で回動可能に設けられる。ロ
ック装置(60)は、アクチュエータ(21)とは離間して配置
されかつハンドル本体(13)が格納位置(A)にあるときロ
ック状態となりかつハンドル本体(13)が開扉準備位置
(B)にあるときアンロック状態となる。このドアハンド
ル装置は、中間レバー(14)に連結されて空振り機構が作
動されるロック状態又は空振り機構の作動が阻止される
アンロック状態にロック装置(60)を切り替えるレバー(6
1)と、ハンドル本体(13)のアーム部(13a, 13b)に連結さ
れたラッチレバー(62)とを備えている。アーム部(13a,
13b)は、中間レバー(14)に連結された一方のアーム部(1
3a)とラッチレバー(62)に連結された他方のアーム部(13
b)を備え、中間レバー(14)は、アクチュエータ(21)に取
り付けられる。ハンドル本体(13)が格納位置(A)にあり
かつ中間レバー(14)が非作動位置にあるとき、レバー(6
1)を介してロック装置(60)をロック状態とし、中間レバ
ー(14)が非作動位置から作動位置に移動したとき、ハン
ドル本体(13)は、一方のアーム部(13a)を介して格納位
置(A)から開扉準備位置(B)に移動されかつレバー(61)を
介してロック装置(60)をアンロック状態とする。ロック
装置(60)がアンロック状態にありハンドル本体(13)を開
扉準備位置(B)からラッチ解除位置(C)に移動したとき、
ハンドル本体(13)の他方のアーム部(13b)及びラッチレ
バー(62)を介してロック装置(60)のラッチの係合が解除
される。
【0005】また、この発明の他の実施例では、ラッチ
解除位置(C)から開扉準備位置(B)にハンドル本体(13)を
自動的に戻すリターンスプリング(24)と、ばね力の小さ
な付加的スプリング(24a)とが設けられる。付加的スプ
リング(24a)は、開扉準備位置(B)から格納位置(A)にハ
ンドル本体(13)を自動的に戻す。更に、この発明の実施
例では、ロッド(44)の一端及びラッチロッド(51)の各一
端は、ハンドル本体(13)のアーム部(13a, 13b)に連結さ
れ、ロッド(44)の他端は、中間レバー(14)に形成された
長孔(40)に接続される。ラッチロッド(51)の他端は、ラ
ッチレバー(62)に接続され、開扉準備位置(B)からラッ
チ解除位置(C)にハンドル本体(13)が移動されるとき、
中間レバー(14)を作動位置に保持しながら、ロッド(44)
の他端は中間レバー(14)の長孔(40)に沿って移動する。
ラッチロッド(51)はハンドル本体(13)の回動に伴ってロ
ック装置(60)のラッチレバー(62)を介してロック装置(6
0)のラッチの係合を解除する。
【0006】この発明の他の実施例では、操作信号を受
信する受信回路(19)と、ドア(10a)の開閉を検出するド
アスイッチ(71)と、ロック装置(60)の施解錠状態を検出
するドアロックスイッチ(72)と、アクチュエータ(21)に
駆動信号を付与するハンドル制御回路(73)とが設けられ
る。ハンドル制御回路(73)は、ドアスイッチ(71)により
ドア(10a)の閉鎖を検出し、ドアロックスイッチ(72)に
よりドアロック装置の施錠状態を検出し、かつ所定のコ
ード信号を含む操作信号を受信回路(19)が受信したとき
にアクチュエータ(21)を駆動してハンドル本体(13)を格
納位置(A)から開扉準備位置(B)に移動させる。ハンドル
制御回路(73)は格納位置(A)にあるハンドル本体(13)を
検出する格納スイッチ(37)又は開扉準備位置(B)にある
ハンドル本体(13)を検出する解錠スイッチ(38)を備えて
いる。
【0007】
【作用】ハンドル本体(13)が格納位置(A)にありかつ中
間レバー(14)が非作動位置にあるとき、ロック装置(60)
は、空振り機構が作動されるロック状態となり、ドア(1
0a)を開扉することができない。アクチュエータ(21)を
作動させて中間レバー(14)を回動すると、ハンドル本体
(13)を格納位置(A)に保持する非作動位置からハンドル
本体(13)を開扉準備位置(B)に保持する作動位置に中間
レバー(14)が回動される。これにより、ハンドル本体(1
3)は格納位置(A)から開扉準備位置(B)に移動すると共
に、ロック装置(60)は、レバー(61)を介してロック状態
から空振り機構の作動が阻止されるアンロック状態に切
り換えられる。この状態で、ハンドル本体(13)を手動で
開扉準備位置(B)からラッチ解除位置(C)に移動させる
と、ハンドル本体(13)のアーム部(13a, 13b)及びラッチ
レバー(62)によりロック装置のラッチが作動され、ドア
(10a)を開扉することができる。アクチュエータ(21)の
代わりに、シリンダ錠を解錠することにより、ハンドル
本体(13)を格納位置(A)から開扉準備位置(B)に移動する
ことができる。また、ラッチ解除位置(C)から開扉準備
位置(B)にハンドル本体(13)を自動的に戻すリターンス
プリング(24)に加えて、ばね力の小さな付加的スプリン
グ(24a)を設けることにより、ハンドル本体(13)が格納
位置(A)から開扉準備位置(B)に移動するときにモータ(2
1)又はシリンダ錠によるハンドル本体(13)への操作力を
軽減することができる。別法として、赤外線、電波又は
テンキーにより所定のコード信号を含む操作信号を受信
回路(19)を通じてハンドル制御回路(73)に付与すると、
ハンドル制御回路(73)はドアロックスイッチ(72)の出力
によりドア(10a)がロック状態にあるか否か判断し、ロ
ック状態の場合はアクチュエータ(21)に出力を送出して
ハンドル本体(13)を格納位置(A)から開扉準備位置(B)に
移動させる。
【0008】また、シリンダ錠を施錠することにより、
又は所定のコード信号を含む操作信号を受信回路を通じ
てハンドル制御回路に付与することにより、中間レバー
を作動位置から非作動位置に回動させて、ハンドル本体
を開扉準備位置から格納位置に移動させる。
【0009】
【実施例】以下、この発明によるドアハンドル装置の実
施例を図1〜図12について説明する。
【0010】図1及び図2に示すように、この発明によ
るドアハンドル装置10はドア10aのドアパネル11
に固定されたブラケット12と、図3〜図5に示す格納
位置A、開扉準備位置B及びラッチ解除位置C間で移動
可能にブラケット12に取り付けられたハンドル本体1
3と、図3に示す格納位置Aから図4に示す開扉準備位
置Bにハンドル本体13を移動させるため、非作動位置
と作動位置との間で軸43(図6)の周りで回動可能な
中間レバー14とを備えている。ブラケット12には一
対のアーム部12a、12bが形成され、各アーム部1
2a、12bには孔12cが形成されている。ハンドル
本体13の一方のアーム部13aには孔13cが形成さ
れる。また、ハンドル本体13の一方のアーム部13a
及び他方のアーム部13bには孔13c(図9)が形成
されている。ブラケット12の孔12c、ハンドル本体
13の孔13c及びハンドルレバー15の貫通孔17a
(図9)にシャフト18が装着され、ブラケット12に
対してハンドル本体13及びハンドルレバー15が回動
可能に支持されている。
【0011】図2に示すように、アクチュエータとして
のモータ21の進退自在の出力軸23に取り付けられた
中間レバー14には長孔40と、取付孔41、42が形
成される(図6)。長孔40にはホルダ45を介してロ
ッド44の一端が取り付けられる。ロッド44の他端は
ホルダ52を介してハンドルレバー15の孔15a(図
9)に連結される。中間レバー14の取付孔42にはロ
ッド50の一端が接続され、ロッド50の他端はロック
装置60のレバー61に連結される。中間レバー14の
取付孔41にはロッド46の一端がホルダ48を介して
連結され、ロッド46の他端にはロックノブ47が固定
される。ハンドル本体13の他方のアーム部13bには
取付孔13eが形成され、取付孔13eにはラッチロッ
ド51の一端が連結され、ラッチロッド51の他端はロ
ック装置60のラッチレバー62に連結される。モータ
21は図11に示すハンドル制御回路73により駆動さ
れる。
【0012】上記の構成において、ロック装置60がロ
ック状態にあるとき、ハンドル本体13は図3に示す格
納位置Aにあり、中間レバー14は図3に対応して図6
に示す非作動位置にある。図示しないが、ロック装置6
0には空振り機構が設けられ、ロック装置60がロック
状態のとき、即ちロックノブ47が下方に押圧された状
態では、ハンドル本体13を操作しても空振り機構が作
動して、ドアを開扉することができない。
【0013】特定の電気信号を図11に示すハンドル制
御回路73に付与すると、モータ21が作動されて、出
力軸23が引っ込められ、中間レバー14は図6に示す
非作動位置から図7に示す作動位置に回転される。この
ため、ハンドル本体13は図3に示す格納位置Aから図
4に示す開扉準備位置Bに移動される。中間レバー14
が作動位置に移動すると、ロッド50を介してロック装
置60がアンロック状態に切り替わり、空振り機構の作
動が阻止される。また、ロッド46が上方に移動する
と、ロックノブ47も一体に上昇してアンロック位置に
移動される。この状態で、ハンドル本体13に手を掛け
てハンドル本体13を手前に引くと、ハンドル本体13
は図4に示す開扉準備位置Bから図5に示すラッチ解除
位置Cに移動される。これに対応して、ロッド44は中
間レバー14の長孔40に沿って下方に移動し、ラッチ
ロッド51はハンドル本体13の回動に伴ってロック装
置60のラッチレバー62を作動させる。このとき、図
8に示すように、中間レバー14は図7と同様の作動位
置に保持されている。従ってロック装置60の図示しな
いラッチの係合が解除され、ドアを開けることができ
る。ハンドル本体13がラッチ解除位置Cから開扉準備
位置Bに自動的に戻るようにリターンスプリング24が
シャフト18に捲回され、リターンスプリング24の一
端はブラケット12に係止され、リターンスプリング2
4の他端はハンドル本体13のアーム部13bに係止さ
れる。ハンドル本体13の操作とは別にラッチレバー6
2を作動できるシリンダ錠及びシリンダ錠を遮蔽する開
閉可能なリッド装置とを設けることができる。
【0014】図11に示すハンドル駆動回路22は赤外
線コード信号、無線コード信号又は複数のスイッチを所
定の順序で操作したときに発生するテンキーコードを操
作信号として受信できる。例えば、ドアハンドル装置1
0はブラケット12に取り付けられかつ赤外線信号に含
まれる操作信号を受信する受信回路を形成する受光セン
サ19と、ドア10aの開閉を検出するドアスイッチ7
1と、ロック装置60の施解錠状態を検出するドアロッ
クスイッチ72と、格納位置Aと開扉準備位置Bとの間
でハンドル本体13を移動させるアクチュエータとして
のモータ21と、ハンドル本体13が格納位置Aにある
ことを検出する格納スイッチ37と、ハンドル本体13
が開扉準備位置Bにあることを検出する解錠スイッチ3
8と、ハンドル駆動回路22と、ハンドル制御回路73
とを有する。受光センサ19に接続された増幅器70、
ドアスイッチ71、ドアロックスイッチ72、格納スイ
ッチ37及び解錠スイッチ38はそれぞれハンドル制御
回路73の入力端子I1〜I5に接続される。ハンドル制
御回路73はトランジスタ78aと78bの各ベースに
接続される。
【0015】ハンドル制御回路73は、ドア10aの閉
鎖状態をドアスイッチ71により検出し、ロック装置6
0の施錠状態をドアロックスイッチ72により検出し、
かつ受光センサ19から指令信号を受信したときに中間
レバー14を図6の非作動位置から図7の作動位置に回
動させて、ハンドル本体13を格納位置Aから開扉準備
位置Bに移動させる。ハンドル駆動回路22はハンドル
制御回路73の出力端子O1及びO2に抵抗77aと77
bを介して接続されたトランジスタ78aと78bとを
有する。トランジスタ78aと78bのエミッタは接地
され、コレクタはそれぞれリレー100と101のコイ
ル102と103の各一端に接続される。コイル102
と103はそれぞれ3端子スイッチ105と106を作
動する。コイル102と103の各他端,端子105b
及び106bは電源に接続される。端子105cと10
6cは接地される。端子105aと106aはモータ2
1及び逆起電力防止器104に接続される。
【0016】上記の構成において、図11に示すハンド
ル制御回路73は図10に示す動作シーケンスに従って
作動される。次に、特開平2−39695号公報に示さ
れるような赤外線信号を使用した本実施例の動作につい
て説明する。
【0017】赤外線発光装置74から所定のコード信号
を含む遠隔操作信号を操作信号としてハンドル駆動回路
22の受光センサ19に付与すると、ステップ80のス
タートからステップ81においてハンドル制御回路73
は受光センサ19の出力により赤外線信号を受信したか
否か判断する。赤外線信号を受信すると、ステップ82
において受信した赤外線信号の中に所定のコードが含ま
れているか否か判断する。所定のコードが含まれている
と、ステップ83に進み、ハンドル制御回路73はドア
スイッチ71の出力によりドア10aが閉扉状態にある
か否か判断する。ドア10aが閉扉状態の場合はステッ
プ84に移行する。ステップ84においてハンドル制御
回路73はドアロックスイッチ72の出力によりドア1
0aがロック状態にあるか否か判断する。ドア10aが
ロック状態のときはハンドル本体13は図3に示すよう
に格納位置Aにあるから、格納スイッチ37の出力によ
り、ハンドル制御回路73はハンドル本体13が格納位
置Aにあるか否か判断する。格納スイッチ37がオンの
場合はステップ85に進み、ハンドル制御回路73は出
力端子O1から出力を送出してトランジスタ78aをオ
ンにしてハンドル駆動回路22を作動する。これによ
り、コイル102が通電され、接点105aと105b
とが接続されモータ21が一方に回転される。モータ2
1の作動により中間レバー14が回転して、ハンドル本
体13は格納スイッチ37から離間して解錠スイッチ3
8をオンする状態で停止する。従って、ロッド44及び
46が押圧され、アーム部13aが回動される。このよ
うに、ハンドル駆動回路22を作動して、中間レバー1
4を介してハンドル本体13を格納位置Aから開扉準備
位置Bに移動させる。ハンドル本体13が完全に開扉準
備位置Bに移動されると、解錠スイッチ38がオンとな
る。そこで、ステップ86においてハンドル制御回路7
3は解錠スイッチ38がオンとなったか否か判断し、解
錠スイッチ38がオンになると、ハンドル駆動回路22
を消勢する(ステップ87)。ステップ87においてハ
ンドル駆動回路22が作動を停止した後、ステップ81
に戻る。開扉準備位置Bにおいて手動でハンドル本体1
3を開扉準備位置Bからラッチ解除位置Cに移動させる
と、ラッチロッド51が移動して、ロック装置60のラ
ッチレバー62が作動され、ドア10aを開扉すること
ができる。ステップ86において解錠スイッチ38がオ
フ状態の場合はステップ85に戻される。
【0018】ステップ81において赤外線信号を受信し
ないとき、ステップ82において受信した赤外線信号に
所定のコード信号が含まれていないとき又はステップ8
3においてドアスイッチ71がオフ状態の時、ステップ
81に戻る。
【0019】ステップ84においてドアがアンロック状
態の場合は、ステップ88においてハンドル駆動回路2
2が作動される。この場合はハンドル制御回路73の出
力端子O2から出力がトランジスタ78bのベースに送
出される。従って、コイル103が付勢され、接点10
6aと106bが接続される。これにより、モータ21
が逆方向に回転され、ハンドル本体13は開扉準備位置
Bから格納位置Aに向かって回転される。ステップ89
において格納スイッチ37がオンになると、ステップ9
0においてハンドル制御回路73の出力端子O2の出力
が停止され、ステップ81に戻る。ステップ89におい
て格納スイッチ37がオフ状態の場合はステップ88に
戻される。
【0020】更に、赤外線信号を使用する代わりに特開
昭60−138190号公報に示される電波又は特開平
2−24464号公報に示されるテンキーにより所定の
コード信号を含む操作信号を使用することができる。
【0021】図9はこの発明の他の実施例を示す。ハン
ドル本体13の一方のアーム部13aは図1及び図9に
示すハンドルレバー15のアーム部16に当接可能であ
る。ハンドルレバー15の一端には取付孔15aが形成
され、突出部17には貫通孔17aが形成されている。
ロッド44を介してハンドルレバー15が回転され、ハ
ンドルレバー15のアーム部16によりハンドル本体1
3のアーム部13aが押圧されるから、ハンドル本体1
3は図3に示す格納位置Aから図4に示す開扉準備位置
Bに移動されるように構成してもよい。
【0022】図12はこの発明の更に他の実施例を示
す。図1及び図12に示すシャフト18にリターンスプ
リング24とばね力の小さな付加的スプリング24aを
設けて、ハンドル本体13が格納位置Aから開扉準備位
置Bに移動するときにモータ21又はシリンダ錠による
操作力を軽減することができる。この場合、リターンス
プリング24の両端部はブラケット12とハンドル本体
13のアーム部13aとに係止され、付加的スプリング
24aをブラケット12とアーム部13bとに係止する
ことができる。従って、シリンダ錠を解錠状態から施錠
状態に切り換えたときに、中間レバー14が図7の作動
位置から図6の非作動位置に戻され、付加的スプリング
24aによりハンドル本体13が開扉準備位置Bから格
納位置Aに自動的に戻される。
【0023】
【発明の効果】上記のようにこの発明では、ハンドル本
体が格納位置にあると、ドアハンドル装置がドアパネル
とほぼ同一面となり、自動車の走行時に発生する風切り
音を防止することができる。格納位置にあるハンドル本
体をラッチ解除位置に移動できないので、ドアハンドル
装置に対するいたずら又は不正解錠を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるドアハンドル装置の斜視図
【図2】この発明によるドアハンドル装置の断面図
【図3】格納位置にあるハンドルの断面図
【図4】開扉準備位置にあるハンドルの断面図
【図5】ラッチ解除位置にあるハンドルの断面図
【図6】非作動位置にある中間レバーの正面図
【図7】作動位置にある中間レバーの正面図
【図8】ハンドル本体をラッチ解除位置に移動した場合
の中間レバーの正面図
【図9】ハンドルレバーとハンドル本体との関係を示す
斜視図
【図10】図11に示す回路の動作シーケンスを示すフ
ローチャート
【図11】この発明によるドアハンドル装置の電気回路
【図12】他の実施例を示す斜視図
【符号の説明】
10..ドアハンドル装置、 10a..ドア、 1
1..ドアパネル、 12..ブラケット、 13..
ハンドル本体、 A..格納位置、 B..開扉準備位
置、 C..ラッチ解除位置、 14..中間レバー、
15..ハンドルレバー、 19..受光センサ(受
信回路)、 21..モータ(アクチュエータ)、 2
2..ハンドル駆動回路、 37..格納スイッチ、
38..解錠スイッチ、41..ロッド、 51..ラ
ッチロッド、 71..ドアスイッチ、 72..ドア
ロックスイッチ、 73..ハンドル制御回路、
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−138189(JP,A) 特開 平5−10057(JP,A) 特開 平3−206276(JP,A) 特開 平4−38246(JP,A) 実開 昭57−137278(JP,U) 実開 昭60−8356(JP,U) 実開 平3−18370(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 1/00 301 E05B 65/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム部を備えかつ格納位置、開扉準備
    位置及びラッチ解除位置に移動可能なハンドル本体と、
    ハンドル本体のアーム部に連結された中間レバーと、中
    間レバーを回動するアクチュエータと、ロック状態又は
    アンロック状態になるロック装置とを有し、中間レバー
    は、ハンドル本体を格納位置に保持する非作動位置とハ
    ンドル本体を開扉準備位置に保持する作動位置との間で
    回動可能に設けられ、ロック装置は、アクチュエータと
    は離間して配置されかつハンドル本体が格納位置にある
    ときロック状態となりかつハンドル本体が開扉準備位置
    にあるときアンロック状態となるドアハンドル装置にお
    いて、 中間レバーに連結されて空振り機構が作動されるロック
    状態又は空振り機構の作動が阻止されるアンロック状態
    にロック装置を切り替えるレバーと、 ハンドル本体のアーム部に連結されたラッチレバーとを
    備え、 アーム部は、中間レバーに連結された一方のアーム部と
    ラッチレバーに連結された他方のアーム部を備え、 中間レバーは、アクチュエータに取り付けられ、 ハンドル本体が格納位置にありかつ中間レバーが非作動
    位置にあるとき、レバーを介してロック装置をロック状
    態とし、 中間レバーが非作動位置から作動位置に移動したとき、
    ハンドル本体は、一方のアーム部を介して格納位置から
    開扉準備位置に移動されかつレバーを介してロック装置
    をアンロック状態とし、 ロック装置がアンロック状態にありハンドル本体を開扉
    準備位置からラッチ解除位置に移動したとき、ハンドル
    本体の他方のアーム部及びラッチレバーを介してロック
    装置のラッチの係合が解除されることを特徴とするドア
    ハンドル装置。
  2. 【請求項2】 ラッチ解除位置から開扉準備位置にハン
    ドル本体を自動的に戻すリターンスプリングと、付加的
    スプリングとを備え、付加的スプリングは、ハンドル本
    体の開扉準備位置から格納位置に自動的に戻す請求項1
    に記載のドアハンドル装置。
  3. 【請求項3】 ロッドの一端及びラッチロッドの各一端
    は、ハンドル本体のアーム部に連結され、ロッドの他端
    は、中間レバーに形成された長孔に接続され、ラッチロ
    ッドの他端は、ラッチレバーに接続され、開扉準備位置
    からラッチ解除位置にハンドル本体が移動されるとき、
    中間レバーを作動位置に保持しながら、ロッドの他端は
    中間レバーの長孔に沿って移動し、ラッチロッドはハン
    ドル本体の回動に伴ってロック装置のラッチレバーを介
    してロック装置のラッチの係合を解除する請求項1に記
    載のドアハンドル装置。
  4. 【請求項4】 操作信号を受信する受信回路と、ドアの
    開閉を検出するドアスイッチと、ロック装置の施解錠状
    態を検出するドアロックスイッチと、アクチュエータに
    駆動信号を付与するハンドル制御回路とを備え、 ハンドル制御回路は、ドアスイッチによりドアの閉鎖を
    検出し、ドアロックスイッチによりドアロック装置の施
    錠状態を検出し、かつ所定のコード信号を含む操作信号
    を受信回路が受信したときにアクチュエータを駆動して
    ハンドル本体を格納位置から開扉準備位置に移動させる
    請求項1〜3の何れか1項に記載のドアハンドル装置。
  5. 【請求項5】 ハンドル制御回路は格納位置にあるハン
    ドル本体を検出する格納スイッチ又は開扉準備位置にあ
    るハンドル本体を検出する解錠スイッチを備えた請求項
    4に記載のドアハンドル装置。
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