JP3089223B2 - 装飾シートおよびその製造方法 - Google Patents

装飾シートおよびその製造方法

Info

Publication number
JP3089223B2
JP3089223B2 JP09185915A JP18591597A JP3089223B2 JP 3089223 B2 JP3089223 B2 JP 3089223B2 JP 09185915 A JP09185915 A JP 09185915A JP 18591597 A JP18591597 A JP 18591597A JP 3089223 B2 JP3089223 B2 JP 3089223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
sheet
decorative sheet
resin
photocatalytic function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09185915A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10217383A (ja
Inventor
正俊 赤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Achilles Corp filed Critical Achilles Corp
Priority to JP09185915A priority Critical patent/JP3089223B2/ja
Publication of JPH10217383A publication Critical patent/JPH10217383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3089223B2 publication Critical patent/JP3089223B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁材、天井材及び
床材等の建築物内装材、車輌用の内装材や座席表装材、
家具表装材などとして好適な装飾シートおよびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築物内装材等として使用さ
れている装飾シートに、防カビ効果や消臭効果を付与す
る場合には、含窒素硫黄化合物やバイナジン化合物など
を、上記の装飾シートの合成樹脂層中に添加することが
行なわれている。しかしながら、含窒素硫黄化合物やバ
イナジン化合物などは、経時によって劣化するために、
長期間にわたって初期の防カビ効果や消臭効果等を維持
することはできない。
【0003】一方、防カビ効果や消臭効果等を付与する
ものとして、光触媒機能を有する粉体が注目されてい
る。このものは、光触媒作用により、カビや臭い成分等
の有機物を分解することによって、防カビ効果や消臭効
果等を発揮するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の光触媒機能を有
する粉体は、光触媒作用により有機物を分解するもので
あるため、含窒素硫黄化合物やバイナジン化合物などの
ように、経時によって劣化することなく、半永久的に防
カビ効果や消臭効果等を発揮し得るという利点はある。
しかしながら、装飾シートの合成樹脂層を形成する合成
樹脂までも分解してしまうため、上記のように装飾シー
トの合成樹脂層中に添加して使用することは事実上不可
能である。従って、光触媒機能を有する粉体は、半永久
的に防カビ効果や消臭効果等を発揮し得るという利点が
あるにもかかわらず、陶製品など分解される懸念のない
製品のみに使用されているのが現状である。
【0005】本発明は、従来では、上記のような装飾シ
ートには使用不可能と考えられていた光触媒機能を有す
る粉体を装飾シートに適用し、半永久的に持続する消臭
効果等を付与した装飾シートおよびその製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の装飾シートは、
シート状基材の表面に、光触媒機能を有する粉体を模様
状に付着せしめてなることを特徴とするものである。ま
た、本発明の装飾シートの製造方法は、シート状基材の
表面に、フッ素系樹脂を含む液状物を模様状に塗布し、
フッ素系樹脂を含む液状物が固化する前に光触媒機能を
有する粉体を散布して液状物に付着せしめ、余剰の粉体
を除去してから液状物を固化させるとともに、粉体を固
着一体化せしめることを特徴とするものである。
【0007】本発明の装飾シートに使用されるシート状
基材としては、従来より装飾シートあるいは装飾シート
の基材として使用されているものであれば、いずれのも
のであっても使用できる。
【0008】例えば、壁材や天井材として使用する場合
にあっては、通常使用されている難燃紙や不燃紙などの
紙類や、天然の動物性または植物性繊維、ガラス繊維、
ロックウール、パルプ、合成繊維等の無機または有機繊
維の一種または二種以上に、必要に応じて炭酸カルシウ
ム、クレー、水酸化アルミニウム等の充填剤や樹脂バイ
ンダー等を混合してなる織布、編布、不織布などの布帛
類、あるいはこれらの表面に発泡または非発泡の合成樹
脂層を一層あるいは複数層形成したものなどが使用でき
る。尚、この合成樹脂層は、紙類や布帛類等の表面全面
に形成したものに限らず、ロータリースクリーンプリン
ター等を用いて、模様状に形成したものであってもよ
い。また、合成樹脂層の表面に、エンボスロール等を用
いてのエンボス加工や、発泡抑制剤及び/又は発泡促進
剤を含むインキを使用した、いわゆるケミカルエンボス
法等の手段にて、表面に凹凸を形成してもよいし、合成
樹脂層表面あるいは紙類や布帛類表面に、通常のインキ
を用いて印刷模様を形成したものであってもよい。
【0009】床材の場合では、発泡あるいは非発泡の合
成樹脂シート、発泡あるいは非発泡の合成樹脂層を複数
層積層した合成樹脂積層シート、天然の動物性あるいは
植物性繊維、ガラス繊維、ロックウール、パルプ、合成
繊維等の無機または有機繊維の一種または二種以上に、
必要に応じて炭酸カルシウム、クレー、水酸化アルミニ
ウム等の充填剤や樹脂バインダー等を混合してなる織
布、編布、不織布、紙等の基材表面および/または裏面
に、発泡あるいは非発泡の合成樹脂層を一層あるいは複
数層積層したものなどが使用できる。上記の合成樹脂シ
ートあるいは合成樹脂層は、熱可塑性樹脂製チップを加
熱圧着して得られるものであってもよい。また、エンボ
スロール等を用いてのエンボス加工や、発泡抑制剤およ
び/または発泡促進剤を含むインキを使用した、いわゆ
るケミカルエンボス法等の手段にて、表面に凹凸を形成
したものであってもよいし、通常のインキを用いて印刷
模様を形成したものであってもよく、更に、必要に応じ
て透明および/または不透明の着色チップ、無機粉体な
どを含有せしめた透明または不透明の耐摩耗層を形成し
たものや紫外線硬化型塗料等による塗膜を形成したもの
であってもよい。
【0010】車輌用の内装材や座席表装材、あるいは家
具用表装材の場合では、発泡あるいは非発泡の合成樹脂
シート、発泡あるいは非発泡の合成樹脂層を複数層積層
した合成樹脂積層シート、天然の動物性あるいは植物性
繊維、ガラス繊維、ロックウール、パルプ、合成繊維等
の無機または有機繊維の一種または二種以上に、必要に
応じて炭酸カルシウム、クレー、水酸化アルミニウム等
の充填剤や樹脂バインダー等を混合してなる織布、編
布、不織布等の発泡あるいは非発泡の合成樹脂層を一層
あるいは複数層積層したもの、上記の布帛類に合成樹脂
を含浸させたものなどが使用できる。また、エンボスロ
ール等を用いてのエンボス加工や、発泡抑制剤および/
または発泡促進剤を含むインキを使用した、いわゆるケ
ミカルエンボス法、絞付離型紙などを使用した、いわゆ
る転写法などの手段にて表面に凹凸を形成したものであ
ってもよいし、通常のインキを用いて印刷模様を形成し
たものであってもよく、また、艶調整などを目的とした
表面処理を施したものであってもよい。
【0011】上記の合成樹脂としては、従来より装飾シ
ートとして使用されているものであればいずれのもので
あっても使用できる。具体的には、塩化ビニル系樹脂、
アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、
スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹
脂などの熱可塑性樹脂やこれらの混合物、フェノール系
樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂などの熱硬化性樹脂
が使用できる。
【0012】上記の塩化ビニル系樹脂としては、ポリ塩
化ビニル、塩化ビニル−エチレン共重合樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−ビニルエーテ
ル共重合樹脂、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重合
樹脂、塩化ビニル−アクリル酸共重合樹脂、塩化ビニル
−メタクリル酸共重合樹脂、塩化ビニル−アクリル酸エ
ステル共重合樹脂、塩化ビニル−メタクリル酸エステル
共重合樹脂、塩化ビニル−ウレタン共重合樹脂などから
選ばれる一種以上の樹脂が使用でき、上記のイレフィン
系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−エチルアクリ
レート共重合樹脂、エチレン−メチルアクリレート共重
合樹脂、エチレン−メチルメタクリレート共重合樹脂、
エチレン−メタクリル酸共重合樹脂、エチレン−アクリ
ル酸共重合樹脂、エチレン−プロピレン共重合樹脂など
から選ばれる一種以上の樹脂が使用できる。
【0013】また、上記の合成樹脂に代えて、例えば、
天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン
ゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレ
ン−酢ビゴム、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポ
リエチレン、塩素化ポリエチレン、エピクロルヒドリン
ゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムな
どの天然もしくは合成ゴムや熱可塑性エラストマー(T
PE)なども使用することができる。
【0014】上記の合成樹脂、ゴムあるいは熱可塑性エ
ラストマー(以下、「合成樹脂」という)には、必要に
応じて、可塑剤、安定剤、滑剤、発泡剤、膨張剤、帯電
防止剤、導電性粉末、導電性短繊維、消臭剤、防カビ
剤、抗菌剤、各種充填剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、老
化防止剤、軟化剤、増粘剤、粘度降下剤、希釈剤、二次
可塑剤、各種界面活性剤、撥水剤、撥油剤、架橋剤、硬
化剤、着色剤などの通常使用される添加剤を添加するこ
とができる。
【0015】上記の合成樹脂および必要に応じて添加さ
れる各種添加剤とからなる合成樹脂組成物は、従来と同
様の方法、例えば、カレンダー法、押出法などの公知の
手段にてシート状に成形し、必要に応じて基材等の積層
する方法や、合成樹脂組成物がペーストやエマルジョン
等の液状物の場合は、ドクターナイフコーター、ロール
コーター、グラビアプリンター、ロータリースクリーン
プリンター、カーテンフローコーター等の手段にて塗布
した後、加熱ゲル化もしくは乾燥固化して合成樹脂層を
形成する方法などによって、上記の合成樹脂層あるいは
合成樹脂シートとされる。
【0016】シート状基材の厚さは、特に限定されるも
のではなく、その用途によって適宜選定される。例え
ば、壁材や天井材の場合では0.1〜3.0mm程度、
床材の場合では0.5〜10mm程度、車輌用の内装材
や座席表装材、あるいは家具用表装材の場合では0.3
〜5.0mm程度である。
【0017】上記のシート状基材の表面に付着せしめる
光触媒機能を有する粉体は、活性酸素を生成しうる程度
の光活性を有する酸化物半導体等であり、具体的には、
酸化チタン、BaTiO3 、SrTiO3 、CaTiO
3 、ZnO、SiC、GaP、CdS、CdSe、Mo
3 、SnO2 、WO3 、Fe2 3 、Bi2 3 、V
2 5 などが使用できるが、特に好ましくは酸化チタン
である。勿論、これらの光触媒機能を有する粉体は、単
独で用いてもよいし、複数種を混合して用いることもで
きる。この酸化チタンとは、アナターゼ型酸化チタン、
ルチル型酸化チタン、ブルッカイト型酸化チタン、無定
形酸化チタン、メタチタン酸、オルトチタン酸などの酸
化チタンの他に水酸化チタン、酸化チタン水和物なども
含むが、特に安価で高い活性をもつアナターゼ型酸化チ
タンが好ましい。また、光触媒機能を更に向上させるた
めに、表面に白金、金、銀、銅、パラジウム、ロジウ
ム、ルテニウム等の金属や酸化ルテニウム、酸化ニッケ
ルなどの金属酸化物を担持させたものであってもよい。
上記の光触媒機能を有する粉体は、光触媒機能を高める
ために、造粒したり、他の物質を混合して多孔質にした
ものを使用するのが望ましい。
【0018】上記の光触媒機能を有する粉体の粒径につ
いては、特に限定されるものではなく、散布方法などに
合わせて適宜選定すればよい。例えば、上記粉体をパウ
ダースプレーにて散布する場合には、粉体輸送特性が要
求されるため、機械的に凝集させるなどして40μm以
上の粒径としたものを使用するのことが望ましい。
【0019】上記の光触媒機能を有する粉体は、それ自
体をシート状基材に付着させてもよいし、適宜の粉体表
面に光触媒機能を有する粉体を担持させたものをシート
状基材に付着させてもよい。また、上記の光触媒機能を
有する粉体に、それ以外の着色または非着色の適宜の粉
体を混合したものをシート状基材表面に付着させてもよ
い。
【0020】光触媒機能を有する粉体を上記のシート状
基材表面に模様状に付着せしめる方法としては、公知の
液状接着剤を模様状に塗布し、この接着剤が固化する前
に粉体を散布し、余剰の粉体を除去した後、該接着剤を
固化させて粉体を固着一体化せしめる方法や、シート状
基材の粉体を付着せしめてようとする側の表面の合成樹
脂層がペーストやエマルジョン等の液状物を塗布した
後、加熱ゲル化もしくは乾燥固化する方法によって形成
する場合には、このペーストやエマルジョン等の液状物
を加熱ゲル化もしくは乾燥固化する前に粉体を模様状に
散布し、余剰の粉体を除去した後、ペーストやエマルジ
ョン等の液状物を固化させて粉体を固着一体化せしめる
方法を採用することも可能であるが、上記したように、
光触媒機能を有する粉体は、光触媒作用によって有機物
を分解するものであるため、通常の液状接着剤や合成樹
脂を用いた場合、光触媒機能を有する粉体が接触してい
る部分が劣化してしまう懸念がある。勿論、光触媒機能
を有する粉体を合成樹脂中に混合したものと比較すれ
ば、合成樹脂の劣化は抑止されているが、特に長期間に
わたって使用する用途には不適である。したがって、本
発明の装飾シートとして好ましくは、光触媒作用によっ
て劣化しにくい接着剤を選択して使用するか、光触媒作
用によって劣化しにくい樹脂からなる層、具体的には
様状のフッ素系樹脂層を介してシート状基材表面に付着
せしめたものである。
【0021】上記のフッ素系樹脂層を形成するフッ素系
樹脂としては、ポリ四フッ化エチレン、四フッ化エチレ
ン−六フッ化プロピレン共重合樹脂、ポリ三フッ化塩化
エチレン、四フッ化エチレン−エチレン共重合樹脂、あ
るいはこれらの混合物などが挙げられる。また、シート
状基材との接着性を向上させるために、これらのフッ素
系樹脂にアクリル系樹脂などを混合したものであっても
よい。
【0022】上記のようにフッ素系樹脂層を介して光触
媒機能を有する粉体をシート状基材に付着せしめるため
には、フッ素系樹脂を水等に分散させるなどして液状と
したものを使用するのが望ましい。すなわち、フッ素系
樹脂を含む液状物をシート状基材の表面に模様状に塗布
し、この液状物が固化する前に上記の粉体を散布し、余
剰の粉体を除去した後に、該液状物を固化させて粉体を
固着一体化せしめるのである。なお、上記フッ素系樹脂
を含む液状物をシート状基材の表面に塗布するに先立っ
て、シート状基材にプライマー処理等を施しておくこと
もできる。
【0023】上記のフッ素系樹脂を含む液状物には、シ
ート状基材との接着性を向上させるために、ペースト用
塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂等を添加しておいて
もよい。このペースト用塩化ビニル系樹脂、アクリル系
樹脂等の添加量は、フッ素系樹脂を含む液状物の固形分
100重量部に対し、1〜30重量部程度とするのが望
ましい。また、上記のフッ素系樹脂を含む液状物には、
必要に応じて、消泡剤、増粘剤、シリカやアルミナ等の
艶消し剤、炭酸カルシウム等の無機充填剤、pH調整剤
(中和剤)、乾燥遅延剤等の各種添加剤を添加すること
もできる。
【0024】上記のフッ素系樹脂層は単層のものに限ら
ず複数層とすることもできる。例えば、シート状基材の
表面にフッ素系樹脂を含む液状物をシート状基材の表面
模様状に塗布し、この液状物が固化する前に上記の粉
体を散布して固着一体化せしめ、その後、更にフッ素系
樹脂を含む液状物を粉体が完全に埋没しない程度に塗布
して固化させることによって、粉体の付着をより強固に
することもできる。また、シート材基材表面に先にフッ
素系樹脂フィルム(接着性を向上させるために、フッ素
系樹脂にアクリル系樹脂等を混合したものや片面にアク
リル樹脂層を積層したものを含む)をラミネートしてお
き、その表面に、フッ素系樹脂を含む液状物をシート状
基材の表面に模様状に塗布し、この液状物が固化する前
に上記の粉体を散布して固着一体化せしめたりすること
もできる。
【0025】上記のように、フッ素系樹脂を含む液状物
などをシート状基材の表面に塗布した後、光触媒機能を
有する粉体を散布する場合の粉体散布方法としては、通
常使用される方法であればいずれの方法であっても適用
し得る。具体的には、振動フィーダー、スキャッタリン
グマシーン、パウダースプレー等の散布機で散布する方
法が挙げられる。また、このとき余剰の粉体を除去する
手段についても、通常使用される方法であればあればい
ずれの方法であっても適用し得る。具体的には、フッ素
系樹脂を含む液状物等に付着していない粉体をそのまま
吸引除去する方法、シート状基材の裏面側(すなわち、
粉体を散布していない側の面)から振動ローラー、バッ
ティングローラー、その他適宜の振動機などで、シート
状基材に対し略垂直方向の振動を与えつつフッ素系樹脂
を含む液状物等に付着していない粉体を吸引除去する方
法、シート状基材を裏返してから裏面側より振動を与
え、フッ素系樹脂を含む液状物等に付着していない粉体
を振り落とす方法などが挙げられる。
【0026】光触媒機能を有する粉体は、シート状基材
全面に付着させてもよいが、全面に付着させると、ざら
つき感が強く、また意匠的にも変化に乏しいものしか得
られない。従って、本発明の装飾シートにあっては、光
触媒機能を有する粉体を所望の模様状に付着させるのが
望ましい。このとき、粉体の付着面積が小さすぎると、
所望の効果が得られないため、少なくとも、シート状基
材全表面積の10%以上に粉体が付着するようにするの
が望ましい。すなわち、フッ素系樹脂を含む液状物等を
塗布する場合には、シート状基材全表面積の10%以上
に、この液状物が塗布されるようにするのが望ましい。
【0027】上記のようにして、フッ素系樹脂層上等に
光触媒機能を有する粉体を付着させた後、必要に応じ
て、粉体を更に強固に固着させるために、加熱したエン
ボスロールや加熱したフラットロール等により挟圧して
もよい。また、シート状基材表面に凹凸が付されている
場合には、この凹部にのみ上記粉体を付着せしれば、接
触等による粉体の脱離が抑制される。
【0028】なお、光触媒機能を有する粉体をシート状
基材の表面に付着せしめる方法としては、上記に限ら
ず、例えば、熱融着によって粉体を固着一体化させるこ
とが可能なフッ素系樹脂層等の上に粉体を付着させるの
であれば、熱融着によって上記粉体を固着一体化させて
もよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体例を、図面に
基づいて本発明の装飾シートについて説明する。なお、
ここでは壁材を例にとって説明する。図1は、本発明の
装飾シート(壁材)の一実施例を示す断面図であり、図
中の符号1は本発明の装飾シート(壁材)、符号2はシ
ート状基材、符号3はフッ素系樹脂層、符号4は光触媒
機能を有する粉体を示している。
【0030】本実施例のシート状基材2は、壁紙用裏打
紙(難燃紙)21の表面に塩化ビニル系樹脂層22が形
成されたものであり、一般にビニル壁紙と呼ばれている
ものである。このシート状基材2は、従来のビニル壁紙
と同様の方法によって製造することができ、本例では、
壁紙裏打紙21の表面に、ポリ塩化ビニル等の塩化ビニ
ル系樹脂に可塑剤、安定剤、着色剤などの各種添加剤を
添加して、ペーストゾル状としたものを、適宜の手段に
て塗布し、加熱ゲル化して塩化ビニル系樹脂層を形成し
て得たものである。
【0031】なお、塩化ビニル系樹脂層22は、発泡層
であってもよく、この場合は発泡剤や熱膨張性マイクロ
カプセルを含有する塩化ビニル系樹脂ペーストゾルを塗
布して、加熱ゲル化した後、発泡させる。また、本例で
は塩化ビニル系樹脂層22を壁紙用裏打紙21全表面に
形成しているが、ロータリースクリーンプリンターなど
を使用して、塩化ビニル系樹脂層22を模様状に形成
し、壁紙用裏打紙21表面の一部が露出するようにして
いてもよい。勿論、塩化ビニル系樹脂層22を二層以上
とすることも可能であり、例えば、第一層目を壁紙用裏
打紙21全表面に形成し、その上に第二層目を模様状に
形成したものであってもよい。
【0032】塩化ビニル系樹脂層22の表面には、模様
状に形成されたフッ素系樹脂層3を介して光触媒機能を
有する粉体4が付着せしめられている。本例におけるフ
ッ素系樹脂層3は、ポリ四フッ化エチレン、四フッ化エ
チレン−六フッ化プロピレン共重合樹脂、ポリ三フッ化
塩化エチレン、四フッ化エチレン−エチレン共重合樹
脂、あるいはこれらの混合物などからなるフッ素系樹脂
を水に分散させて液状物とし、これに、接着性を向上さ
せるためのペースト用塩化ビニル系樹脂やアクリル系樹
脂、或いは上記の各種添加剤等を必要に応じて添加した
ものを、ロータリースクリーンプリンター等の適宜の手
段にて模様状に塗布して形成したものである。なお、本
例では、塩化ビニル系樹脂層との接着性を向上させるた
めに、上記したフッ素系樹脂の分散液中に、ペースト用
塩化ビニル系樹脂を混合したものを使用している。
【0033】本例では、光触媒機能を有する粉体4とし
て、機械的に凝集させ、40μm以上の粒径とした光活
性を有するアナターゼ型酸化チタンを用いている。この
粉体4は、上記したフッ素系樹脂の分散液を塗布した塩
化ビニル系樹脂22上に、該分散液が固化する前に、パ
ウダースプレー機にて散布されている。
【0034】粉体4を散布した後、余剰の粉体4を吸引
除去してから、フッ素系樹脂の分散液を固化させる。こ
れによって、フッ素系樹脂の分散液に付着した粉体4が
固着一体化され、図1に示すような塩化ビニル系樹脂層
22表面に、フッ素系樹脂層3を介して粉体4が付着せ
しめられた装飾シート1が得られる。なお、粉体4の付
着面積は、シート状基材2(塩化ビニル系樹脂層22)
の全表面積の約50%であった。
【0035】得られた装飾シート1は、優れた防カビ
性、抗菌性、消臭性等の諸特性を有しており、経時して
も、上記の諸特性の低下はみられなかった。また、光触
媒機能を有する粉体4は、光触媒作用によって劣化しに
くいフッ素系樹脂層3を介して付着せしめられ、塩化ビ
ニル系樹脂層22には直接触れていないので、塩化ビニ
ル系樹脂層22に変色劣化等はみられなかった。
【0036】次に、上記のフッ素系樹脂の分散液に代え
て、塩化ビニル系樹脂層22と同様の塩化ビニル系樹脂
ペーストゾルを、塩化ビニル系樹脂層表面に上記と同様
の模様となるように塗布した後、上記と同じ粉体を散布
し、余剰の粉体を除去してから、塩化ビニル系樹脂ペー
ストゾルを加熱ゲル化して装飾シートを得た。得られた
装飾シートは、優れた防カビ性、抗菌性、消臭性等の諸
特性を有しており、経時しても、上記の諸特性の低下は
みられなかったが、粉体が付着せしめられた部分に、僅
かな変色劣化が見られた。
【0037】更に、上記のフッ素系樹脂の分散液に代え
て、塩化ビニル系樹脂層22と同様の塩化ビニル系樹脂
ペーストゾル中に、上記と同じ粉体を分散させたもの
を、塩化ビニル系樹脂層表面に上記と同様の模様となる
ように塗布した後、加熱ゲル化して装飾シートを得た。
得られた装飾シートは、優れた防カビ性、抗菌性、消臭
性等の諸特性が、上記例の装飾シートと比較して極めて
劣り、しかも、著しい変色劣化が見られた。
【0038】ここで、本発明の装飾シートの消臭効果に
関する実験データを示す。図1に示す壁材を、20cm
×20cmの大きさに裁断して試料とし、この試料を容
積が3リットルのポリエステル製の臭い袋中に入れ、こ
の中に清浄空気3リットルを入れて密封した。次いで、
この臭い袋中のトリメチルアミンの初期濃度が100p
pmとなるように、トリメチルアミンの溶液を臭い袋内
に注入して密封し、トリメチルアミンをガス化させた。
この臭い袋を、380nm付近にピークをもつ紫外線カ
ーボンアーク灯を光源とする紫外線ウェザーメーターを
使用して、紫外線照射状態下に静置し、15分毎にトリ
メチルアミン濃度をガステック式ガス検知管にて測定し
た。但し、臭い袋中には、1時間毎にガス化したときの
臭い袋中のトリメチルアミン濃度が50ppmとなる量
のトリメチルアミンの溶液を追加し、測定時間は3時間
までとした。また、比較対象とするため、消臭剤とし
て、含窒素硫黄化合物を含有させ、光触媒機能を有する
粉末を付着させない壁材についても同様の実験を行なっ
た。それら結果を表1に示すとともに、その結果をグラ
フ化したものを図2として示す。
【0039】
【表1】
【0040】以上の結果から明らかなように、比較対象
の壁材は、時間経過とともに(特に120分経過後)消
臭効果が低下しているが、図1に示す本発明の壁材は、
時間が経過しても、消臭効果の低下は見られず、長期間
に亘って消臭効果が持続するものである。
【0041】なお、上記では壁材を例にとって説明して
きたが、床材や車輌用内装材、家具用表装材等の場合で
あっても、通常の方法にて製造したシートをシート状基
材とて、その表面に、好ましくはフッ素系樹脂層を介し
て、光触媒機能を有する粉体を付着せしめることによっ
て、本発明の装飾シートを得ることができる。まや、い
わゆる紙壁紙のように、表面に合成樹脂層を有していな
い装飾シートの場合であっても、所望の印刷模様やエン
ボス加工による凹凸を付した後、上記のフッ素系樹脂を
含む液状物を塗布し、光触媒機能を有する粉体を付着せ
しめることによって、本発明の装飾シートを得ることが
できる。
【0042】
【発明の効果】本発明の装飾シートは、シート状基材表
面に光触媒機能を有する粉体を付着せしめてなるので、
防カビ性、抗菌性、消臭性等の諸特性が半永久的に持続
するものである。
【0043】また、上記の光触媒機能を有する粉体をフ
ッ素系樹脂などの光触媒作用によって劣化しにくい層を
介してシート状基材表面に付着せしめた場合には、シー
ト状基材の表面に変色劣化等が生じず、特に好ましいも
のである。
【0044】更にまた、本発明の装飾シートの製造方法
によれば、従来と同様の装飾シートの製造方法に、フッ
素系樹脂液状物を塗布し、粉体を散布し、余剰粉体を除
去してからフッ素系樹脂液状物を固化させるという工程
を付加するだけで、上記の優れた特性を有する装飾シー
トを得ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装飾シートの一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の装飾シートにおける消臭効果を示す実
験データをグラフ化したものである。
【符号の説明】
1 装飾シート 2 シート状基材 3 フッ素系樹脂層 4 光触媒機能を有する粉体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−290516(JP,A) 特開 平8−311799(JP,A) 特開 平2−503(JP,A) 特開 平5−253544(JP,A) 特開 平10−44346(JP,A) 特開 平10−44302(JP,A) 特開 平9−38191(JP,A) 特開 平10−44361(JP,A) 特開 平9−239277(JP,A) 特開 平9−249871(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状基材の表面に、光触媒機能を有
    する粉体を模様状に付着せしめてなる装飾シート。
  2. 【請求項2】 光触媒機能を有する粉体を、フッ素系樹
    脂層を介して付着せしめてなる請求項1記載の装飾シー
    ト。
  3. 【請求項3】 フッ素系樹脂層が模様状に形成し、光触
    媒機能を有する粉体を付着せしめてなる請求項1または
    2記載の装飾シート。
  4. 【請求項4】 シート状基材の表面に、フッ素系樹脂を
    含む液状物を模様状に塗布し、フッ素系樹脂を含む液状
    物が固化する前に光触媒機能を有する粉体を散布して液
    状物に付着せしめ、余剰の粉体を除去してから液状物を
    固化させるとともに、粉体を固着一体化せしめることを
    特徴とする装飾シートの製造方法。
  5. 【請求項5】 フッ素系樹脂を含む液状物中に、ペース
    ト用塩化ビニル系樹脂及び/又はアクリル系樹脂を添加
    してなる請求項4記載の装飾シートの製造方法。
JP09185915A 1996-12-03 1997-06-26 装飾シートおよびその製造方法 Expired - Fee Related JP3089223B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09185915A JP3089223B2 (ja) 1996-12-03 1997-06-26 装飾シートおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-337542 1996-12-03
JP33754296 1996-12-03
JP09185915A JP3089223B2 (ja) 1996-12-03 1997-06-26 装飾シートおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10217383A JPH10217383A (ja) 1998-08-18
JP3089223B2 true JP3089223B2 (ja) 2000-09-18

Family

ID=26503415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09185915A Expired - Fee Related JP3089223B2 (ja) 1996-12-03 1997-06-26 装飾シートおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3089223B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015221567A (ja) * 2011-03-04 2015-12-10 サン−ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション 自己清浄性材料として使用するための複合物品

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3004934B2 (ja) * 1997-02-07 2000-01-31 株式会社鈴寅 消臭性布帛
JP4289519B2 (ja) * 1998-09-30 2009-07-01 大日本印刷株式会社 消臭機能を有する化粧材
JP2000301055A (ja) * 1999-04-14 2000-10-31 Sharp Corp 光触媒塗膜及びその形成方法
JP3871662B2 (ja) * 1999-11-08 2007-01-24 平岡織染株式会社 雨筋汚れ防止性に優れたテント用防汚性シート
JP3868394B2 (ja) * 1999-11-08 2007-01-17 平岡織染株式会社 雨筋汚れ防止性に優れたテント用防汚性シート
JP3868405B2 (ja) * 1999-11-08 2007-01-17 平岡織染株式会社 雨筋汚れ防止性に優れたテント用防汚性シート
JP2001199014A (ja) * 1999-11-08 2001-07-24 Hiraoka & Co Ltd 防汚性シート
JP3774117B2 (ja) * 1999-12-28 2006-05-10 Tdk株式会社 導電膜の製造方法
JP4491911B2 (ja) * 2000-05-19 2010-06-30 Tdk株式会社 導電性フィルム及びその製造方法
JP2002307586A (ja) * 2001-04-17 2002-10-23 Toray Coatex Co Ltd 脱臭性および着色性に優れたポリウレタン発泡シート
JP2011208332A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Dainippon Printing Co Ltd 光触媒発泡壁紙
JP6107534B2 (ja) * 2013-08-22 2017-04-05 富士ゼロックス株式会社 フッ素含有樹脂層付き部材、定着装置、及び画像形成装置
JP6137716B1 (ja) * 2016-01-22 2017-05-31 ダイニック株式会社 抗ウイルス性壁紙
CN108360779A (zh) * 2018-03-09 2018-08-03 昆山市聚光装饰材料有限公司 墙纸

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2565371B2 (ja) * 1987-09-30 1996-12-18 日東電工株式会社 機能性高分子シート
JP2667331B2 (ja) * 1992-03-13 1997-10-27 東陶機器株式会社 光触媒機能を有する部材及びその製造方法
JP3494755B2 (ja) * 1995-04-25 2004-02-09 石原産業株式会社 フッ素樹脂フィルム及びその製造方法
JP3486004B2 (ja) * 1995-05-15 2004-01-13 日本無機株式会社 内装シート
JPH0938191A (ja) * 1995-07-31 1997-02-10 Toyoda Gosei Co Ltd 抗菌脱臭シート
JPH09239277A (ja) * 1996-03-11 1997-09-16 Ishihara Sangyo Kaisha Ltd 光触媒粉体およびそれを用いた光触媒体ならびにそれらを用いた環境浄化方法
JPH09249871A (ja) * 1996-03-14 1997-09-22 Toli Corp Ltd 防汚消臭構造およびそれを利用した内装材
JP3797743B2 (ja) * 1996-05-27 2006-07-19 日東電工株式会社 防汚フィルムの製造方法
JPH1046534A (ja) * 1996-05-31 1998-02-17 Toto Ltd 防汚性ガ−ドフェンス
JPH1044361A (ja) * 1996-08-01 1998-02-17 Toppan Printing Co Ltd 化粧シート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015221567A (ja) * 2011-03-04 2015-12-10 サン−ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション 自己清浄性材料として使用するための複合物品

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10217383A (ja) 1998-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3089223B2 (ja) 装飾シートおよびその製造方法
KR20060107819A (ko) 광촉매 시트 및 그 접합 방법과 그 제조 방법
JP2006348430A (ja) 消臭性壁紙
JP2009061445A (ja) ガス吸着シート
CN1114825A (zh) 用于净化载有有害物质的室内空间的方法和材料
JP4512883B2 (ja) 光触媒担持体
JP2012117222A (ja) 防汚消臭壁紙
JP3996682B2 (ja) 有機物分解機能を有する化粧シート及びその製造方法
JPH09249871A (ja) 防汚消臭構造およびそれを利用した内装材
JPH10180943A (ja) 光触媒機能を有する化粧紙
JP5181201B2 (ja) 壁紙、この壁紙を用いた建材、及び壁状体の被覆構造
JPH1110802A (ja) 積層シート
EP2318606B1 (en) Acoustic tile
JPH1046479A (ja) 壁紙及び壁部材
JPH09173783A (ja) 板ガラスと樹脂板とその製造方法と汚染物質の除去方法
JP2000001619A (ja) 消臭機能を有する樹脂組成物及び建築内装部材
JPH0678684B2 (ja) ノンスリップ床材及びその製造方法
JP2002371479A (ja) 壁 紙
KR19990033008U (ko) 천연 나무 시트의 표면층을 갖는 바닥재
JP2003019764A (ja) 光触媒機能を有する装飾シート
JPH10264283A (ja) 貼り合わせ型光触媒シート
JPH1095061A (ja) 装飾シートおよびその製造方法
JP3950536B2 (ja) 表装材のための表面処理シート及び表面処理方法
JP2001341219A (ja) テントシート地
JP3036427B2 (ja) 光触媒を備えたシートと抗菌部材を備えたシートと機能性部材を備えたシート

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070714

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080714

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees