JP4289519B2 - 消臭機能を有する化粧材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧材に関し、特に種々の材質からなる建築内装部材の表面化粧材として用いられる消臭機能を有する化粧材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の壁材、床材、天井材等の化粧材においては、紙や樹脂等の基材上に意匠性を付与するために、所望の絵柄印刷を施したものが用いられていた。また、近年においては、消臭、抗菌等の種々の機能が付与された化粧材が要求されてきており、上記のように単に印刷が施された化粧材の他に、耐久性、耐汚染性を付与するために表面処理が施されたものや、さらに意匠性の付与を目的として、表面に凹凸加工を施した化粧材も使用されてきている。
【0003】
また、その他の化粧材として、基材上に絵柄層を設け、その上層に表面保護を目的として、透明あるいは不透明の樹脂層を設けた化粧材、基材上に樹脂層を設け、その上に絵柄印刷を形成して強度を補強した化粧材、建築内装部材を構成する樹脂層中に発泡剤を添加して加熱発泡させたり、該樹脂層上に発泡性インキを用いて絵柄印刷を行い、表面に凹凸を設けた化粧材、樹脂層上に設けられた絵柄印刷層の上層にさらに透明な樹脂層(オーバーコート樹脂層)を積層し、該オーバーコート樹脂層の表面に凹凸のエンボス加工を施して、立体感の付与あるいは艶調整が行われた化粧材等も知られている。
【0004】
上記のような各種化粧材は、合板や集成材、パーティクルボード等の木質系材料や石膏ボード等の無機系材料、金属、合成樹脂、種々の材質からなる部材に貼り合わせて、建築内装部材として広く用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の化粧材において、室内空気の消臭機能を有する化粧材としては、例えば、特開昭54−144421号公報においては、結晶水を有する無機質粉末と、吸水性を有する無機質粉末、さらにはバインダーとして皮膜強・伸度の大きな熱可塑性樹脂を必須構成成分とする難燃性で可撓性を有するシート状結露防止材が開示されている。そして、そこでは、吸水性を有する無機質粉末として、モンモリロナイト(活性白土の原料)が例示されている。モンモリロナイトは、吸放湿性とともに臭気成分の吸着剤としても機能する。
【0006】
また、特開平10−46479号公報には、紙基材上に、樹脂層と絵柄印刷層とを有する壁紙において、紙基材、樹脂層又は絵柄印刷層の少なくとも一つの層にトルマリン粉末が含有されている壁紙が記載されている。トルマリンは珪酸塩鉱物であり、電荷の自発分極性を有し、さらに圧電効果や焦電効果を示す性質があるため、有機物を分解し、消臭機能を有することが知られている。
【0007】
さらに、特開平10−58588号公報には、基材上に透明無機物層を介して透明アナターゼ型二酸化チタン層を形成してなる化粧材が記載されている。この化粧材は、空気中に存在するホルムアルデヒド等の臭気成分を光分解、除去する機能を有する。
【0008】
またさらに、実用新案登録第3041803号公報には、紙基材上にトルマリンとアナターゼ型二酸化チタンの両方を混合添加してなる化粧材が開示されている。
【0009】
しかしながら、上記従来の消臭機能を有する化粧材は、いずれも有機物を化学的に分解したり化粧材中に吸着して捕捉するものであるが、その効果が必ずしも十分であるとはいえない。また、活性白土粉末及びZn,Cu及びFe等の金属の酸化物を含有する樹脂バインダーから形成される消臭機能をもつ樹脂層を有する化粧材は未だ知られていない。
【0010】
本発明は、室内空気の浄化、消臭機能が極めて高い化粧材を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、鋭意研究の結果、Zn,Cu及びFeから選ばれる金属の酸化物の1種若しくは2種以上及び活性白土粉末を含有する樹脂層が、極めて高い消臭機能を有することを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0012】
即ち、本発明は、ポリエステル樹脂フィルムを基材シートとし、該基材シート上にZn,Cu及びFeから選ばれる金属の酸化物の1種若しくは2種以上及び活性白土粉末を含有する樹脂層を積層し、該樹脂層の上面に該樹脂層が露出するようパターン状にアミン類或いはジヒドラジド類のアルデヒド捕捉性化合物を含有する樹脂層を積層して構成されることを特徴とする消臭機能を有する化粧材を提供する。
【0014】
本発明の化粧材は、吸着性能が極めて高く、製膜特性にも優れる活性白土粉末と、有機物を分解する作用をもつZn,Cu及びFeから選ばれる金属の酸化物を同一層内に担持させることによって、活性白土に吸着された悪臭源有機物が、金属酸化物により徐々に分解・消臭する機能をもつ。
【0015】
従って、本発明の化粧材は、悪臭源となるアルデヒド類、アンモニア、酢酸、ピリジン等の有機物を捕捉、消臭機能に極めて優れ、かつその消臭効果が長期にわたり保持されている化粧材である。
【0016】
また、本発明の化粧材の製造方法によれば、消臭機能に極めて優れた化粧材を、外部環境汚染や作業環境汚染の問題なく、かつ歩留りよく製造することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の化粧材及び該化粧材の製造方法を詳細に説明する。
〔活性白土粉末〕
本発明は、建築内装部材等に用いられる化粧材として、基材上に活性白土粉末を担持させる。この活性白土は、極めて微細なアルミノ珪酸の酸性白土(主成分:モンモリロナイト)を原料として、硫酸や塩酸等の酸性物質で活性化処理することにより得られる白色、微粉末の活性珪酸である。
【0018】
この活性白土は、自身が微細に多孔質化されており、気体、液体に対して優れた吸着性を示す。本材料は、この特性からインキの裏抜け防止剤や農薬用担持体、フィラー性を利用した樹脂加工性補強材、艶消し材、アンチブロッキング材等への応用が期待されている。
【0019】
活性白土は、バインダー樹脂のエマルジョン等と比較的大量に混合しても、増粘せず、沈降分離も生じないことや、活性白土含有樹脂組成物の製膜特性に優れていることから好ましく用いられる。
【0020】
活性白土の消臭機構の詳細は十分に解明されていないが、表面の活性と多孔質化され、増大した表面積に寄与することが大きいと考えられている。比表面積が大きければ大きい程、良好な消臭機能が発揮される訳であるが、通常、市販されている活性白土の中で、比表面積300m2 /g以上のものが良好であり、比表面積300m2 /g以上、酸度1.0(KOH−mg/g)以上であるのが特に好ましい。また、その粒径は0.1〜100μm程度、平均細孔径は4〜30Å程度のものがより好ましい。
【0021】
なお、本発明においては、活性白土の他に、例えば、酸性白土、セピオライト、珪藻土、シリカゲル、ゼオライト等の他の無機質吸着剤を適宜添加することもできる。これらは、活性白土と同様、それ自身に微細な多孔質構造を有しており、気体、液体に対して優れた吸着性能を示す。
【0022】
〔Zn,Cu,Feの金属酸化物〕
さらに、本発明の化粧材においては、前記活性白土に加えて、有機物を分解する機能を有する金属酸化物を担持せしめる。活性白土は、水や種々の有機物を吸着する機能を有するものの、悪臭源物質である有機物を分解する働きはもたない。従って、金属酸化物を前記活性白土近傍に存在させることにより、有機物を吸着、分解させて、消臭効果をさらに高めることができる。また、金属酸化物を活性白土と共存させることにより、従来期待されてきた速やかな消臭作用に加え、消臭の対象となる有機物を吸着保持するキャパシティを大きく増大させることができる。
【0023】
かかる金属酸化物としては、Zn,Cu,Fe,Ti,V,Cr,Mn,Co,Ni,Ag,Au,Cd,In,Sn,Hg,Pb,W,Zr,Nb,Mo,Ru,Rh,Pd,Bi,Re,Ir,Pt,Os等の金属の酸化物を例示することができる。
【0024】
これらの金属の酸化物の内、有機物の分解特性、樹脂との相溶性、活性白土との相性及び入手容易性等の理由から、Zn,Cu及びFeの酸化物が好ましい。Znの酸化物として、例えば、過酸化亜鉛、酸化亜鉛等、Cuの酸化物として、CuO,Cu2 O等、Feの酸化物として、FeX O,Fe3 O4 ,γ−Fe2 O3 ,α−Fe2 O3 等があるが、これらに限定されるものではない。
【0025】
また、Zn,Cu,Feの塩と他のSi,Al,Ti,Zr,Mg,Ca等の金属の塩から調製される複合酸化物を金属酸化物として用いることもできる。
【0026】
さらに、本発明の化粧材においては、前記金属酸化物とこれらの複合酸化物とを併用することもできる。複合酸化物は、通常、固体塩基性と固体酸性の二重構造を有し、これが塩基性悪臭源、酸性悪臭源の両方に有効な吸着能を発揮する。吸着された悪臭源は、前記Zn,Cu,Feの金属酸化物の作用によって徐々に分解されるので、消臭機能の有効性をより長期にわたり保つことができる。
【0027】
かかる複合酸化物としては、例えば、アルミニウム、マグネシウム及び亜鉛等の金属塩の複合物を焼成させることによって得られるゼオライト等がある。
【0028】
樹脂層中の活性白土に吸着された悪臭源有機物あるいは悪臭源分解物は、樹脂層中の金属酸化物の作用により、徐々に分解される。例えば、アンモニアは、過酸化亜鉛等の金属酸化物を触媒として、窒素と水に分解され、硫化水素は、金属酸化物を触媒として、金属硫化物に置換されながら、分解して水素を発生すると考えられている。
【0029】
以上のような消臭機能を有する物質の1種又は2種以上を組み合わせを化粧材に含有させることにより、タバコ臭のような多くの有機物を含有する悪臭物を効果的に消臭することができる。
【0030】
〔樹脂バインダー〕
前記活性白土粉末及び金属酸化物は、通常、それ自体に自己支持性がない。従って、本発明においては、樹脂バインダー中にこれらを添加して得られる組成物を、塗工、熔融押出し、カレンダー加工等の製法により、樹脂層を製膜、形成することが好ましい。
【0031】
用いることのできる樹脂バインダーとしては、活性白土及び金属酸化物を担持できるものであれば、特に制限はない。
樹脂バインダーとして、例えば、ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリ−4−メチルペンテン、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体等のポリオレフィン系樹脂、
【0032】
ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル−メタクリル酸ブチル共重合体等のメタクリル酸エステル樹脂、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル、アクリル酸メチル−アクリル酸ブチル共重合体等のアクリル酸エステル樹脂、アクリル−スチレン共重合体等のアクリル酸系樹脂、 酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルブチラール、ポリビニルエーテル、酢酸ビニルと(アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、マレイン酸エステル、プロピオン酸ビニル等)との共重合体等の酢酸ビニル系樹脂、
【0033】
セルロースエステル、セルロースアセテート、セルロースニトレート、セルロースアセテートブチレート、セルロースエーテル等のセルロース系樹脂、
フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリウレタン等を挙げることができる。
【0034】
〔樹脂組成物〕
本発明の化粧材の樹脂層を形成する樹脂組成物は、樹脂バインダー中に、活性白土及びZn,Cu及びFeから選ばれる金属の酸化物の少なくとも1種を含有する。該樹脂組成物において、活性白土粉末の配合量は、通常、1重量%〜50重量%程度であり、好ましくは、10重量%〜30重量%である。配合量が1重量%未満の場合には、活性白土粉末を添加する効果に乏しく、50重量%を越えると、化粧材の加工性及び製造コストの面で問題が生じるおそれがある。
【0035】
また、Zn,Cu及びFeから選ばれる金属の酸化物の配合量は、通常、1重量%〜50重量%程度であり、好ましくは、10重量%〜30重量%である。配合量が1重量%未満の場合には、金属酸化物添加の効果に乏しく、50重量%を越える場合には、化粧材の加工性及び製造コストの面で問題が生じるおそれがある。
【0036】
又、活性白土と金属酸化物の合計配合量は最大60重量%程度とする。これ以上配合すると、樹脂層の強度が低下したり、エマルジョン等に添加して塗工する場合に増粘等による塗工適性が低下したり、溶融押出等で製膜する場合に製膜適性が低下したりする等の為好ましくない。
【0037】
前記樹脂組成物は、例えば、有機溶剤の希釈液や水系の分散媒を用いた樹脂エマルジョン中に、所定量の活性白土及び金属酸化物を添加、攪拌混合をすることにより調製することができる。
【0038】
本発明においては、前記樹脂組成物は、有機溶剤系ではなく、水あるいは水−アルコール系溶媒等に溶解乃至はエマルジョン状態になっている樹脂組成物から樹脂層を形成するのが好ましい。また、水系のエマルジョンに混合する場合には、加工時に溶剤等の有害物質が揮散することがない為、環境及び作業衛生面から特に好ましい。
【0039】
また、エマルジョンに有効に樹脂を乾燥、硬化させる目的でホルマリンを系中に添加する技術があるが、いわゆるハウスシックの問題からノンホルムアルデヒドタイプのエマルジョンを使用することがより好ましい。
【0040】
これらのことが満足されていれば、エマルジョン自体に特に制限はない。例えば、アクリル樹脂、アクリル−スチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリオレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂等のエマルジョンを使用することができる。また、これらの樹脂は、塩素を含有しない樹脂であり、廃棄、焼却時に有害な塩化水素ガス等が発生することがないので特に好ましい。
【0041】
このような樹脂として、より具体的には、アクリル−スチレン共重合体であるリカボンドET83(中央理化工業(株)の商品名)、アクリル系共重合体であるリカボンドET84(中央理化工業(株)商品名)、エチレン−酢酸ビニル共重合体であるアクアテックスMC−3800(中央理化工業(株)商品名)、エチレン−酢酸ビニル共重合体であるアクアテックスMC−3500(中央理化工業(株)商品名)、エチレン系三元共重合体であるアクアテックスMA−20(中央理化工業(株)の商品名)等を例示することができる。また、その他として、KM2002T(信越化学工業(株)の商品名)等のシリコーン樹脂を用いることもできる。
【0042】
さらに、前記樹脂組成物には、必要に応じて、発泡剤、着色剤等の添加剤を添加することができる。着色剤は、所望の色彩、隠蔽性或いはその両方を付与するために添加されるものであり、透明着色、不透明着色(隠蔽)の何れでもよい。
【0043】
着色剤としては、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、カーボンブラック等の無機顔料、イソインドリン、ハンザイエローA、キナクドリン、パーマネントレッド4R、フタロシアニンブルー等の有機系顔料、あるいは塗料、アルミニウム、真鍮等の金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸亜鉛等の箔粉からなる真珠光沢顔料などを用いることができる。
【0044】
発泡剤は、活性白土粉末及び金属酸化物含有樹脂組成物の表面積を稼ぎ、消臭効率をより高める為に樹脂層中に必要に応じて添加されるものであり、樹脂組成物を塗布、乾燥した後、所定の温度に加熱することによって発泡させて発泡体を形成して、樹脂層の表面積を増大させることができる。発泡剤としては、公知の物が用いられる。例えば、アゾジカルボンアミド、オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド等の熱分解型、或いは、アクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデン等の球殻中に、ブタン、ペンタン、ヘキサン等の揮発性物質を添加した熱膨張型(マイクロカプセル型)等が用いられる。
【0045】
〔樹脂層〕
樹脂層は、前記樹脂組成物を、通常のバーコート、グラビアコート、ロールコート又はスクリーン印刷法等、或いはこれらの組み合わせにより、コーティング又は積層して形成することができる。
【0046】
前記樹脂層の厚みは、消臭機能を十分に発揮するのに十分な厚みであれば、特にその制限はないが、樹脂組成物の塗工量は、消臭機能の効果発現、折り曲げ加工性等の加工性、及び化粧材の製造コスト等を考慮すれば、通常、0.01〜20g/m2 程度が好ましい。
【0047】
さらに本発明の化粧材においては、前記樹脂層の上層若しくは下層(基材と前記樹脂層の間)に、アミン類或いはジヒドラジド類等のアルデヒド捕捉性化合物を含有する第2の樹脂層を設けることも好ましい。本発明の化粧材をかかる構成とすることにより、主要悪臭源の一つであるホルムアルデヒドやアセトアルデヒド等のアルデヒドをより有効に捕捉することができる。なお、前記第2の樹脂層は、樹脂バインダーに前記アルデヒド捕捉性化合物及び所望により架橋剤等の添加物を含有する層であってもよい。
【0048】
〔化粧材〕
本発明の化粧材の層構成には、基材上に、活性白土粉末及びZn,Cu及びFeから選ばれる金属の酸化物を含有する樹脂層を少なくとも有していれば、特にその制限はない。該樹脂層単層で構成しても良いし、もし、該樹脂層単層では、強度や後加工適性が不十分な場合は、該樹脂層を適当な基材上に積層する。
【0049】
基材としては、樹脂層を担持し得るものであれば特に制限はないが、例えば、上質紙、薄葉紙、和紙、壁紙用裏打紙等の紙類、硝子繊維やポリエステル繊維等からなる織布又は不織布、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル等の樹脂からなるシート又は板、鉄、アルミニウム等の金属板、硝子、陶磁器等のセラミックスの板、セメント、珪酸カルシウム等の無機窯業系材料の板、杉、檜、松、ラワン、チーク等の樹木からなる単板、合板、パーチクルボード、繊維板等の木質板等が用いられる。又、必要に応じて、基材の表面、裏面或いは表裏両面に絵柄印刷層、金属薄膜等の装飾層を設けることもできる。
【0050】
本発明の化粧材は、前記樹脂層を有するものであれば、その層構成に特に制限はない。例えば、前記の如く樹脂層2単層(図示は省略)で良いし、図1(a)に示すように、基材1上に樹脂層2を積層したもの、図1(b)に示すように、基材1上に樹脂層2をパターン状に設けたもの、図1(c)に示すように、基材1上に層間密着性を高める目的でプライマー層(乃至は接着剤層)3を設け、その上に樹脂層2を積層したものや、図2(d)に示すように、着色剤4で着色された基材1上に、表面装飾効果を付与する目的で装飾処理層5を設け、プライマー層3を介して樹脂層2を形成したもの、さらに、図2(e)に示すように、樹脂層2上にアルデヒド捕捉性化合物を含有する第2の樹脂層をパターン状に形成した化粧材等が挙げられる。
【0051】
本発明の化粧材は、壁面、床面、天井面等の表面をなす適当な建築内装用基材に貼り合わせて、建築内装部材として用いることができる。かかる建築内装用基材としては、特に限定はない。例えば、以下のものが挙げられる。
【0052】
薄葉紙、クラフト紙、リンター紙、板紙、石膏ボード紙、チタン紙、紙にポリ塩化ビニルをゾル塗工あるいはドライラミネートしたいわゆるビニル壁紙原反等の建築印刷用紙類、上質紙、コート紙、アート紙、硫酸紙、グラシン紙、パーチメント紙、パラフィン紙等の書籍、転写用紙類、硝子繊維、チタン酸カリウム繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、炭素繊維イソシアネート等の無機質繊維、ポリエステル、ビニロン等の有機樹脂等を用いた織布又は不織布等の紙類似繊維質シート。
【0053】
アルミニウム、鉄、ステンレス鋼、銅等の金属箔、木材単板、木材合板、パーチクルボード、MDF(中密度繊維板)等の木質板、石膏板、石膏スラグ等の石膏系板、珪酸カルシウム板等の石膏系、珪カル系板、軽量発泡コンクリート板、中空押出セメント板等のセメント板、パルプセメント板、木片セメント板、硝子繊維強化コンクリート板等の繊維セメント板、陶器、磁器、熔器、土器、硝子、ホウロウ等のセラミックス板、鉄板、亜鉛メッキ鋼板、ポリ塩化ビニルゾル塗工鋼板、アルミニウム板、銅板等の金属板。
【0054】
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリメタアクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチル、ポリメタアクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル等のアクリル樹脂、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、三酢酸セルロース、ポリカーボネート等の樹脂フィルム又はシート、フェノール樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂シート又は板、フェノール樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂等の樹脂を、硝子繊維不織布、布帛、紙、その他各種繊維質基材に含浸硬化して複合化したいわゆるFRP板。
【0055】
並びに、上記各種基材の2種以上を接着乃至は熱融着等の公知の手段により積層した複合基材を用いることができる。なお、基材の大きさ、厚みには特に制限はなく、目的、用途に応じて適宜選択採用することができる。
【0056】
このようにして得られる建築内装部材は、例えば、家屋の壁材、天井材、床材、手摺り、窓枠、扉、家具、自動車、電車、航空機、船舶等の各種内装品等に用いることができる壁紙、化粧シート、化粧板等として有用である。
【0057】
【実施例】
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1
厚さ125μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に、下記の組成のインキAを塗工量5g/m2 の割合でコーティングし、120℃で1分間乾燥して樹脂層を形成することにより、前掲図1(a)に示すのと同様な層構成の化粧材を得た。このものを10cm×10cmに切り出し、消臭性能の評価用サンプルとした。
【0058】
インキA:
活性白土パウダー(平均粒径20μm,平均細孔径26Å,比表面積305m2 /g)
(水澤化学工業(株)の商品名:V2R) : 20重量部
過酸化亜鉛消臭剤分散液(30重量%)
(長島特殊塗料(株)の商品名:サンコートデオドランドL: 20重量部
アクリル共重合体系エマルジョンバインダー(固形分50重量%)
(中央理化(株)の商品名:リカボンドET−84: 40重量部
【0059】
実施例2
厚さ125μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に、下記の組成のインキBを塗工量5g/m2 の割合でコーティングし、120℃で1分間乾燥して樹脂層を形成した。
【0060】
インキB:
活性白土パウダー(比表面積305m2 /g)
(水澤化学工業(株)の商品名:V2R) : 25重量部
アクリル共重合体系エマルジョンバインダー(固形分50重量%)
(中央理化(株)の商品名:リカボンドET−84: 50重量部
【0061】
次いで、下記の組成のインキCを用いて、前記樹脂層の上に、3μmの厚さに第2の樹脂層を積層することにより、図2(e)に示すのと同様な層構成の化粧材を得た。このものを10cm×10cmに切り出し、消臭性能の評価用サンプルとした。
【0062】
インキC:
ジヒドラジド系エマルジョン(固形分10重量%)
(丸菱油化(株)の商品名:BK1000−Z) : 4重量部
エポキシ系架橋剤
(丸菱油化(株)の商品名:DNK−3Z) : 0.15重量部
アクリル共重合体系エマルジョンバインダー(固形分50重量%)
(中央理化(株)の商品名:リカボンドET−84: 0.4重量部
【0063】
比較例1
厚さ125μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に、下記の組成のインキCを塗工量5g/m2 の割合でコーティングし、120℃で1分間乾燥して消臭層を形成することにより、実施例1と同様な層構成を有する化粧材を得た。このものを10cm×10cmに切り出し、消臭性能の評価用サンプルとした。
【0064】
インキC:
活性白土パウダー(比表面積235m2 /g)
(水澤化学工業(株)の商品名:N3) : 25重量部
アクリル共重合体系エマルジョンバインダー(固形分50重量%)
(中央理化(株)の商品名:リカボンドET−84: 50重量部
【0065】
比較例2:
厚さ125μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に、下記の組成のインキDを塗工量5g/m2 の割合でコーティングし、120℃で1分間乾燥して樹脂層を形成することにより、実施例1と同様な層構成を有する化粧材を得た。このものを10cm×10cmに切り出し、消臭性能の評価用サンプルとした。
【0066】
インキD:
酸性白土パウダー(比表面積110m2 /g)
(水澤化学工業(株)の商品名:#20) : 25重量部
アクリル共重合体系のエマルジョンバインダー(固形分50重量%)
(中央理化(株)の商品名:リカボンドET−84: 50重量部
【0067】
比較例3:
厚さ125μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に、下記の組成のインキEを塗工量5g/m2 の割合でコーティングし、120℃で1分間乾燥して樹脂層を形成することにより、実施例1と同様な層構成を有する化粧材 を得た。このものを10cm×10cmに切り出し、消臭性能の評価用サンプルとした。
【0068】
インキE:
活性白土パウダー(比表面積305m2 /g)
(水澤化学工業(株)の商品名:V2R) : 25重量部
アクリル共重合体系エマルジョンバインダー(固形分50重量%)
(中央理化(株)の商品名:リカボンドET−84: 50重量部
【0069】
〔消臭性能試験〕
次に、以上のようにして得られた各サンプルを用いて、各種消臭性能試験を行った。消臭性能試験は以下の項目で行った。
【0070】
染みついたたばこ臭の消臭性能試験:
2Lのポリカップの底に、火を付けたたばこを1本取り付け、カップの蓋に前記実施例及び比較例で得られた10cm×10cmのサンプルを置き、たばこを1本燃やしつくした後、サンプルを取り出し、5Lのテドラーバックにサンプルを入れ、空気を送り込んだ。3時間経過後、サンプルを取り出し、各溶剤の濃度を北川式ガス検知管で測定した。測定結果を下記表1に示した。
【0071】
アセトアルデヒドの消臭試験:
上記実施例及び比較例で得られた各サンプルを、5Lのテドラーバックにそれぞれ入れたものを準備し、テドラーバック内を真空にした後、アセトアルデヒド150ppm含有する気体を600ml、該バック内に注入し、各バック毎にアセトアルデヒドの濃度を経時的に北川式ガス検知管で測定した。測定結果を下記表1に示した。
【0072】
ホルムアルデヒドの消臭試験:
上記実施例及び比較例で得られた各サンプルを、5Lのテドラーバックにそれぞれ入れたものを準備し、テドラーバック内を真空にした後、ホルムアルデヒド20ppm含有する気体を600ml、該バック内に注入し、各バック毎にホルムアルデヒドの濃度を経時的に北川式ガス検知管で測定した。測定結果を下記表1に示した。
【0073】
アンモニアの消臭性能試験:
上記実施例及び比較例で得られた各サンプルを、5Lのテドラーバックに入れたものを準備し、これを真空にした後、濃度500ppmのアンモニア含有ガスの600mlを該バック中に注入し、各バックごとのアンモニア濃度の経時変化を、北川式ガス検知管を用いて測定した。測定結果を下記表1に示した。
【0074】
酢酸の消臭性能試験:
上記実施例及び比較例で得られた各サンプルを、5Lのテドラーバックに入れたものを準備し、これを真空にした後、濃度40ppmの酢酸含有気体の600mlを該バック中に注入し、各バックごとの酢酸濃度の経時変化を、北川式ガス検知管を用いて測定した。測定結果を下記表1に示した。
【0075】
ピリジンの消臭性能試験:
上記実施例及び比較例で得られた各サンプルを、5Lのテドラーバックに入れたものを準備し、これを真空にした後、濃度10ppmのピリジン含有気体の600mlを該バック中に注入し、各バックごとのピリジン濃度の経時変化を、北川式ガス検知管を用いて測定した。測定結果を下記表1に示した。
【0076】
【表1】
【0077】
表1から明らかなように、実施例1〜3の化粧材は、比較例1〜4の化粧材に比べて、アルデヒド、酢酸、アンモニア、ピリジン等の幅広い悪臭源有機物を極めて効果的に捕捉、消臭する機能を有している。
【0078】
また、実施例1〜3と同様にして、各インキの塗工量を0.01〜20g/m2 の範囲で変化させて作製した、実施例1〜3の化粧材と同様な層構成の化粧材を用いて、同様な消臭性能試験を行った。
【0079】
その結果、これらの化粧材も実施例の化粧材と同等の消臭性能を有することがわかった。また。同様な消臭試験を10回繰り返した場合も同等な消臭性能が得られた。従って、これらの化粧材は、長期にわたって優れた消臭機能を保持することが明らかになった。
【0080】
さらに、実施例1で用いたインキAの組成のうち、過酸化亜鉛消臭材分散液の代わりに、鉄の酸化物(南姜エフニカ(株)の商品名:エフニカスター)、及び銅の酸化物(触媒化成(株)の商品名:アトミーボールAZ)を用いたインキを用いて、実施例1と同様にして化粧材を得ることができた。
【0081】
得られた鉄及び銅の酸化物含有樹脂層を有する化粧材を10cm×10cmに切り出し、このサンプルを用いて、上記の消臭性能試験を行った。その結果、各サンプルは、実施例1と同等の消臭性能を有することがわかった。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、悪臭源となるアルデヒド類、アンモニア、酢酸、ピリジン等の有機物を捕捉、消臭機能が極めて優れた化粧材が提供される。また、活性白土粉末及び金属酸化物を含有する樹脂層に加えて、アルデヒド捕捉性化合物を含有する第2の樹脂層をさらに形成する場合には、アルデヒドを捕捉し、消臭する機能がさらに高められた化粧材を得ることができる。
【0083】
本発明の化粧材によれば、エマルジョン、好ましくは水系のエマルジョンを用いて製造されるため、外部環境汚染や作業環境汚染の問題なく、かつ歩留りよく製造される消臭機能に極めて優れた化粧材とすることができる。
【0084】
また、本発明の化粧材は、長期にわたりその消臭機能を保持している。従って、本発明の化粧材は、家屋の床材、手摺り、窓枠、家具、自動車、電車、航空機、船舶等の各種内装品等に用いられる壁紙、化粧シート、化粧板に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧材の断面構造図である。
【図2】本発明の化粧材の断面構造図である。
【符号の説明】
1…基材、2…樹脂層、3…プライマー層、4…着色顔料、5…装飾処理層、6…第2の樹脂層
Claims (1)
- ポリエステル樹脂フィルムを基材シートとし、該基材シート上にZn,Cu及びFeから選ばれる金属の酸化物の1種若しくは2種以上及び活性白土粉末を含有する樹脂層を積層し、該樹脂層の上面に該樹脂層が露出するようパターン状にアミン類或いはジヒドラジド類のアルデヒド捕捉性化合物を含有する樹脂層を積層して構成されることを特徴とする消臭機能を有する化粧材。
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