JPH1086259A - 発泡壁紙 - Google Patents
発泡壁紙Info
- Publication number
- JPH1086259A JPH1086259A JP24316496A JP24316496A JPH1086259A JP H1086259 A JPH1086259 A JP H1086259A JP 24316496 A JP24316496 A JP 24316496A JP 24316496 A JP24316496 A JP 24316496A JP H1086259 A JPH1086259 A JP H1086259A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- absorbing agent
- based emulsion
- moisture absorbing
- expanded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】特に地下室等において問題となる断熱、結露防
止、抗菌、消臭機能を合わせ持った発泡壁紙を提供する
こと。 【解決手段】発泡紙上に、透湿度200〜800g/m
2 の吸湿剤含有発泡水性エマルジョン層を設け、この上
に、吸湿剤と酸化チタンを含有する水性エマルジョンを
0.5〜2.0μmの塗布厚で設けてなることを特徴と
する。
止、抗菌、消臭機能を合わせ持った発泡壁紙を提供する
こと。 【解決手段】発泡紙上に、透湿度200〜800g/m
2 の吸湿剤含有発泡水性エマルジョン層を設け、この上
に、吸湿剤と酸化チタンを含有する水性エマルジョンを
0.5〜2.0μmの塗布厚で設けてなることを特徴と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は室内用発泡壁紙に関
し、特に地下室用として断熱、結露防止、抗菌、消臭機
能を持つ発泡壁紙に関する。
し、特に地下室用として断熱、結露防止、抗菌、消臭機
能を持つ発泡壁紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来室内用の発泡壁紙としては塩化ビニ
ル樹脂を主成分としてなる発泡壁紙が知られているが、
特に地下室等において問題となる断熱、結露防止、抗
菌、消臭機能を合わせ持った発泡壁紙は実用化されてい
ない。
ル樹脂を主成分としてなる発泡壁紙が知られているが、
特に地下室等において問題となる断熱、結露防止、抗
菌、消臭機能を合わせ持った発泡壁紙は実用化されてい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたものであり、その課題と
するところは、特に地下室等において問題となる断熱、
結露防止、抗菌、消臭機能を合わせ持った発泡壁紙を提
供することにある。
題点を解決するためになされたものであり、その課題と
するところは、特に地下室等において問題となる断熱、
結露防止、抗菌、消臭機能を合わせ持った発泡壁紙を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するため、発泡紙上に、透湿度200〜800g/m 2
の吸湿剤含有発泡水性エマルジョン層を設け、この上
に、吸湿剤と酸化チタンを含有する水性エマルジョンを
0.5〜2.0μmの塗布厚で設けてなることを特徴と
する発泡壁紙を提供する。
するため、発泡紙上に、透湿度200〜800g/m 2
の吸湿剤含有発泡水性エマルジョン層を設け、この上
に、吸湿剤と酸化チタンを含有する水性エマルジョンを
0.5〜2.0μmの塗布厚で設けてなることを特徴と
する発泡壁紙を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
詳細に説明する。本発明における発泡紙としては一般に
使用されているカプセル発泡剤含有裏打紙が使用でき
る。本発明における吸湿剤としては、多孔質の無機材が
好適であり、具体的にはゼオライト等が使用可能であ
る。本発明における水性エマルジョンに用いる樹脂とし
てはアクリル酸エステル系、EVA系の樹脂が使用でき
る。本発明における発泡剤としては一般に使用されてい
るカプセル発泡剤が使用できる。
詳細に説明する。本発明における発泡紙としては一般に
使用されているカプセル発泡剤含有裏打紙が使用でき
る。本発明における吸湿剤としては、多孔質の無機材が
好適であり、具体的にはゼオライト等が使用可能であ
る。本発明における水性エマルジョンに用いる樹脂とし
てはアクリル酸エステル系、EVA系の樹脂が使用でき
る。本発明における発泡剤としては一般に使用されてい
るカプセル発泡剤が使用できる。
【0006】本発明における吸湿剤含有発泡水性エマル
ジョンとしては、水性エマルジョン100重量部に対し
て、発泡剤5〜15重量部、吸湿剤10〜50重量部を
添加することにより得られる。
ジョンとしては、水性エマルジョン100重量部に対し
て、発泡剤5〜15重量部、吸湿剤10〜50重量部を
添加することにより得られる。
【0007】本発明における吸湿剤含有発泡水性エマル
ジョン層の透湿度は200〜800g/m2 に調整され
る。200g/m2 未満であると施工時に糊の乾燥性が
遅くて、目地開き等の問題があり、800g/m2 より
大きいと糊の乾燥が早過ぎて施工時にオープンタイム等
の問題が発生するので好ましくない。
ジョン層の透湿度は200〜800g/m2 に調整され
る。200g/m2 未満であると施工時に糊の乾燥性が
遅くて、目地開き等の問題があり、800g/m2 より
大きいと糊の乾燥が早過ぎて施工時にオープンタイム等
の問題が発生するので好ましくない。
【0008】本発明における吸湿剤と酸化チタンを含有
する水性エマルジョンとしては、水性エマルジョン10
0重量部に対して、吸湿剤10〜30重量部、酸化チタ
ン30〜70重量部を添加することにより得られる。
する水性エマルジョンとしては、水性エマルジョン10
0重量部に対して、吸湿剤10〜30重量部、酸化チタ
ン30〜70重量部を添加することにより得られる。
【0009】本発明における吸湿剤と酸化チタンを含有
する水性エマルジョンは、前記吸湿剤含有発泡水性エマ
ルジョン層の上に、0.5〜2.0μmの塗布厚で設け
る。0.5μm未満であるとコーティングの精度が出
ず、2.0μmより厚いと酸化チタンが必要間隔で表面
に並ばなくなり、効果が低くなってしまうので好ましく
ない。
する水性エマルジョンは、前記吸湿剤含有発泡水性エマ
ルジョン層の上に、0.5〜2.0μmの塗布厚で設け
る。0.5μm未満であるとコーティングの精度が出
ず、2.0μmより厚いと酸化チタンが必要間隔で表面
に並ばなくなり、効果が低くなってしまうので好ましく
ない。
【0010】本発明では、上記のようにして設けた吸湿
剤と酸化チタンを含有する水性エマルジョンの層に、4
10nm以下の波長を持つ光が照射されることによって
生じる光触媒作用を利用して断熱、結露防止、抗菌、消
臭機能を発現する。
剤と酸化チタンを含有する水性エマルジョンの層に、4
10nm以下の波長を持つ光が照射されることによって
生じる光触媒作用を利用して断熱、結露防止、抗菌、消
臭機能を発現する。
【0011】
【実施例】カプセル発泡剤を含有した発泡紙1上に、以
下の組成の吸湿剤含有発泡水性エマルジョン2を130
μm(dry)で塗布した。
下の組成の吸湿剤含有発泡水性エマルジョン2を130
μm(dry)で塗布した。
【0012】<アクリル酸系エステル樹脂のコンパウン
ド組成(重量部比)> アクリル酸エステル系樹脂 100 分散剤 1.5 消泡剤 0.4 湿潤剤 1.1 ブロッキング防止剤 0.4 顔料 15 発泡剤 10 増粘剤 1.5 難燃剤 80 吸湿剤 30
ド組成(重量部比)> アクリル酸エステル系樹脂 100 分散剤 1.5 消泡剤 0.4 湿潤剤 1.1 ブロッキング防止剤 0.4 顔料 15 発泡剤 10 増粘剤 1.5 難燃剤 80 吸湿剤 30
【0013】この表面にグラビア法により(木目)柄印
刷3を施した後、さらに下記組成による水性エマルジョ
ン層4を塗布厚1.0μmで塗布した。
刷3を施した後、さらに下記組成による水性エマルジョ
ン層4を塗布厚1.0μmで塗布した。
【0014】<酸化チタン含有水性エマルジョンの組成
(重量部比)> アクリル酸エステル系樹脂 100 TiO2 100 吸湿剤 20 分散剤 1.4 湿潤剤 0.4 消泡剤 1.1 ブロッキング防止剤 0.4 増粘剤 1.5
(重量部比)> アクリル酸エステル系樹脂 100 TiO2 100 吸湿剤 20 分散剤 1.4 湿潤剤 0.4 消泡剤 1.1 ブロッキング防止剤 0.4 増粘剤 1.5
【0015】この後150℃で60秒間加熱することに
より発泡及び表面にメカニカルエンボスを施し、本発明
の発泡壁紙を得た。得られた発泡壁紙に、400nmの
波長を持つ蛍光灯を用い、これにより光を照射すること
によって断熱、結露防止、抗菌、消臭機能を合わせもつ
発泡壁紙を得た。
より発泡及び表面にメカニカルエンボスを施し、本発明
の発泡壁紙を得た。得られた発泡壁紙に、400nmの
波長を持つ蛍光灯を用い、これにより光を照射すること
によって断熱、結露防止、抗菌、消臭機能を合わせもつ
発泡壁紙を得た。
【0016】
【発明の効果】以上に示したように、本発明は前記のよ
うにして設けた吸湿剤と酸化チタンを含有する水性エマ
ルジョンの層に、410nm以下の波長を持つ光が照射
されることによって生じる光触媒作用を利用して断熱、
結露防止、抗菌、消臭機能を発現する。これにより特に
地下室等においての使用が好適が発泡壁紙を容易に得る
ことが可能となった。
うにして設けた吸湿剤と酸化チタンを含有する水性エマ
ルジョンの層に、410nm以下の波長を持つ光が照射
されることによって生じる光触媒作用を利用して断熱、
結露防止、抗菌、消臭機能を発現する。これにより特に
地下室等においての使用が好適が発泡壁紙を容易に得る
ことが可能となった。
【図1】本発明の一実施例における発泡壁紙の断面の構
造を示す説明図である。
造を示す説明図である。
1…発泡紙 2…発泡水性エマルジョン 3…水性エマ
ルジョン 4…印刷 5…メカニカルエンボス
ルジョン 4…印刷 5…メカニカルエンボス
Claims (1)
- 【請求項1】発泡紙上に、透湿度200〜800g/m
2 の吸湿剤含有発泡水性エマルジョン層を設け、この上
に、吸湿剤と酸化チタンを含有する水性エマルジョンを
0.5〜2.0μmの塗布厚で設けてなることを特徴と
する発泡壁紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24316496A JPH1086259A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 発泡壁紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24316496A JPH1086259A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 発泡壁紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1086259A true JPH1086259A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17099768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24316496A Pending JPH1086259A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 発泡壁紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1086259A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000103004A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-04-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 消臭機能を有する化粧材およびその製造方法 |
JP2002019050A (ja) * | 2000-07-04 | 2002-01-22 | Toppan Printing Co Ltd | 発泡化粧材 |
JP2005186618A (ja) * | 2003-12-04 | 2005-07-14 | Sk Kaken Co Ltd | 積層体 |
JP2007063779A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Panahome Corp | 表装仕上げシートおよび表装仕上げ建材 |
KR100961896B1 (ko) | 2009-10-21 | 2010-06-09 | 세창화학 주식회사 | 수용성 아크릴 수지계 친환경 벽지 결합제 조성물 |
KR100964580B1 (ko) | 2009-10-21 | 2010-06-21 | 세창화학 주식회사 | 수용성 아크릴 수지계 친환경 벽지 결합제 조성물의 제조방법 |
JP2013079454A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-05-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 機能性発泡壁紙 |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP24316496A patent/JPH1086259A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000103004A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-04-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 消臭機能を有する化粧材およびその製造方法 |
JP2002019050A (ja) * | 2000-07-04 | 2002-01-22 | Toppan Printing Co Ltd | 発泡化粧材 |
JP2005186618A (ja) * | 2003-12-04 | 2005-07-14 | Sk Kaken Co Ltd | 積層体 |
JP4575759B2 (ja) * | 2003-12-04 | 2010-11-04 | エスケー化研株式会社 | 積層体 |
JP2007063779A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Panahome Corp | 表装仕上げシートおよび表装仕上げ建材 |
KR100961896B1 (ko) | 2009-10-21 | 2010-06-09 | 세창화학 주식회사 | 수용성 아크릴 수지계 친환경 벽지 결합제 조성물 |
KR100964580B1 (ko) | 2009-10-21 | 2010-06-21 | 세창화학 주식회사 | 수용성 아크릴 수지계 친환경 벽지 결합제 조성물의 제조방법 |
JP2013079454A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-05-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 機能性発泡壁紙 |
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