JP3088172B2 - Agcシステム - Google Patents

Agcシステム

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JP3088172B2
JP3088172B2 JP04008121A JP812192A JP3088172B2 JP 3088172 B2 JP3088172 B2 JP 3088172B2 JP 04008121 A JP04008121 A JP 04008121A JP 812192 A JP812192 A JP 812192A JP 3088172 B2 JP3088172 B2 JP 3088172B2
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circuit
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基史 畔辻
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日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、AGCシステムに関
し、特に受信機のRF AGCの動作時定数を切り換え
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のAGCシステムを示す。一
般にAGCシステムは周波数変換回路4の入力ダイナミ
ックレンジにより入力信号レベルが制限され、歪率特性
や混変調特性等の諸特性の悪化を防ぐ為、入力ダイナミ
ックレンジ内で前記周波数変換回路4の入力信号レベル
をある任意に設定したレベルに制限するように動作し、
周波数変換回路4を安定に動作するようにしている。
【0003】ANT1より入力されたRF信号は、RF
AMP2で増幅され、フィルタ3を通過後、周波数変
換回路4及び整流回路6に入力される。周波数変換回路
4に入力された信号は、任意のIF(中間周波数)信号
に変換され、IF信号処理回路5を通過後、AF OU
T端子11より出力される。
【0004】また、整流回路6に入力されたRF信号は
整流され、この整流された信号はRF信号レベルを制御
するAGCドライバー回路10により平滑され、AGC
ドライバー回路10の出力信号はRF AMP2の利得
制御端子に入力されることにより、RF AMP2の利
得を制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のAGCシス
テムでは、RF信号のAGC動作について、ANT1の
入力信号レベルが弱レベルから強レベルに急変動(電界
急変動)した場合、AGCドライバー回路10の時定数
が大きい為、AGCループが安定するまでの収束時間が
長くなり、この為、周波数変換回路4の出力信号レベル
が安定するのに要する時間が、かかりすきでしまう問題
点があった。
【0006】AGCドライバー回路10の時定数を小さ
くすると、歪率などの悪化が発生する為、時定数を大き
くする必要がある。図3(A)に従来のAGCシステム
を使用した時のANT1の入力信号レベルが、60dB
μVから100dBμVに急激に変動した時のAF O
UT端子11の出力信号レベル変動を示したものであ
り、安定するまで約400msec必要となる。
【0007】実使用上、RF信号のAGC動作の収束時
間が長い場合の影響として、例えば、トンネル内を自動
車で走行中は放送局の電波はANTに到達せずスピーカ
ーからは何も聞こえないが、トンネルを抜けた瞬間、同
調していた放送局の電波(十分にレベルが大きい)がA
NTに入力された場合、AGCループの収束時間が長い
為、AF OUT信号が大きく振られ、音質が悪化して
しまう。このように従来のAGCシステムでは、400
msecもの時間音質が悪くなり聞きずらいものになっ
てしまう。
【0008】そこで本発明の目的は以上の欠点を解消し
て、電界が弱レベルから強レベルに電界が急変動した場
合に、AGCループの収束時間を短縮し、音質の悪化時
間を短縮することができるAGCシステムを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本発明のAGCシステ
ムは、RadioFrequency信号を増幅するR
F AMPと、このRF AMPの出力信号を任意の周
波数に制限するフィルターと、このフィルターの出力を
任意の周波数に変換する周波数変換回路と、この周波数
変換回路の出力をAudio Frequencyに変
換するIF信号処理回路と、前記フィルターの出力を整
流する整流回路と、前記整流回路の出力信号の信号レベ
ルが、所定のレベル以上の場合にはクランプのレベルの
信号を、前記所定のレベル以下の場合には前記整流回路
の出力信号に応じた信号を出力する手段と、前記手段か
ら出力された信号に応答してRF AMPの利得を制御
するAGCドライバー回路と、前記整流回路の出力信号
に基づき生成された比較電圧とリファレンス電圧とを比
較し前記比較電圧がリファレンス電圧よりも大きいとき
に比較信号を出力するAGCコンパレータ回路と、前記
比較信号が出力されたときに前記比較信号が出力されて
いないときに比べ前記AGCドライバー回路の時定数を
小さくする時定数切換回路とにより構成されている。
【0010】
【実施例】以下本発明の詳細を、図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のブロック図である。
【0011】図1において、ANT1より入力したRF
信号はRF AMP2において増幅され、フィルタ3を
通過後、周波数変換回路4においてIF信号に変換さ
れ、このIF信号はIF信号処理回路5によってAF信
号に変換され、AF OUT端子11より出力される。
【0012】ここで、周波数変換回路4の入力信号は整
流回路6によって整流され、この整流された信号はAG
Cドライバー回路10によって平滑され、この平滑され
た信号のレベルに応じて、RF AMP2の利得を制御
している。
【0013】また、整流回路6より出力された信号は電
界急変動検出回路7に入力され、ANT1の信号入力レ
ベルが、弱レベルから急激に強レベルに急変動した際、
電界急変動検出回路7及びAGCコンパレータ回路8が
動作し、AGCドライバー回路10に接続された、AG
Cドライバー回路10の時定数を切り換える時定数切換
回路9によって、AGCドライバー回路10の時定数を
小さくしている。
【0014】図2は図1の本AGCシステムをIC化し
た場合の電界急変動検出回路7,時定数切換回路9及び
AGCドライバー回路10の具体的回路図を示してい
る。図4は図2の具体的回路例を用いた場合のRF A
MP2の入力レベル(図(A),整流回路6の入力レベ
ル(図(B)),AGCドライバー回路10の入力レベ
ル(図(C))及びRF AMP2の入力レベル(図
(D))のレベル変化をタイムチャートで表したもので
あり、また図(E)乃至図(H)は図5の従来例での前
記図(A)乃至図(D)の各ブロックと対応させたもの
である。
【0015】図2においてAGCドライバー回路10の
時定数は、容量C1 ×抵抗R1 及び容量C2 ×抵抗R10
の2箇所あるが、容量C2 ×抵抗R10は通常容量C1 ×
1 に比べ時定数は10分の1以下に設定される為、容
量C1 ×抵抗R1 の時定数の方が支配的となる。
【0016】ここで整流回路6の出力信号レベル(AN
T1の入力信号レベル)が微小レベルで変化した場合、
RF AMP2のトランジスタQ1 のベース電位の変動
も微小であり、AGCシステムループの収束時間も微小
である。しかし、整流回路6の出力信号レベル(ANT
1の入力信号レベル)が弱レベルから強レベルに大きく
急変動した場合、AGCドライバー回路10の時定数
(容量C1 ×抵抗R1 )が大きい場合、AGCループの
収束時間が長くなり、これに伴いRF AMP2の利得
を制御(トランジスタQ1 のベース電圧降下)するまで
の時間が長くなる(図4(H)参照)。
【0017】この為、整流回路6より出力される信号レ
ベルが異常に大きくなり(図4(F)参照)、AGCド
ライバー回路10の入力レベル(トランジスタQ2 のベ
ース電圧)が増大する(図4(G)参照)。
【0018】ここでAGCドライバー回路10の入力レ
ベル(図4(G)d点)をトランジスタQ10,Q11及び
Q12によってクランプし(図4(C)c点)、更にトラ
ンジスタQ13の動作によりAGCコンパレータ回路8が
動作し、前記AGCコンパレータ回路8の出力に接続さ
れているトランジスタQ9 及びQ8 が動作する。トラン
ジスタQ9 が動作することにより、抵抗R6 に電流が供
給され、トランジスタQ7 の動作により、トランジスタ
6 が動作しなくなる。
【0019】一方、トランジスタQ8 の動作によりベー
ス共通で双方向に接続されたトランジスタQ3 及びQ4
のベースに電流が供給され、トランジスタQ3 及びQ4
は動作し、これによりリファレンス電圧源と抵抗R2
導通する。
【0020】図2に示す回路例の場合、AGCドライバ
ー回路10の時定数はトランジスタQ1 のベースに接続
された容量C1 及び抵抗R1 及びトランジスタQ3 ,Q
4 のコレクタ飽和抵抗(rsc)及び抵抗R2 によって
1 ×(R1 //(R2 +rsc))となる。
【0021】AGCループの収束時間を通常設定よりC
1 1 2 /R1 +R2 +rsc分の時間(図4(B)a
時間と図4(F)b時間の差)を短縮することが可能と
なり、これによりRF AMP2の利得を制御するまで
の時間も短縮される(図4(D)参照)。
【0022】図3(B)はANT1の信号入力レベルが
60dBμVから100dBμVに急激に変化した時の
AF OUT端子11のレベル変動を示したものであ
り、AF OUT信号レベルが安定するまで約120m
secとなり、従来例(約400msec)と比べ約3
分の1以下となっている。
【0023】本発明のAGCシステムでは前述したAG
C動作の収束時間による聴感上の影響として、従来例と
比べ3分の1以下となっている為、殆んど影響のないも
のとなっている。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のAGCシス
テムにおいては、ANT1の信号入力レベルが弱レベル
から強レベルに急変動した場合、AGCループの収束時
間を短縮することが可能であり、AF OUTレベルの
変動時間を短縮できる効果がある。
【0025】更にIC化した場合においては約30素子
程度でチップ面積にして0.03〜0.04mm2 程度
で、通常のチューナ用ICのチップ面積5〜7mm2
対して殆ど影響しない程度で実現できるに拘ず、前述し
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のAGCシステム図
【図2】図2に示した時定数切換回路の具体的回路図
【図3】図2及び図1に示したAGCシステムでの信号
レベル変動図
【図4】本発明及び従来例のAGCシステムでの各ブロ
ック入力レベルタイムチャート図
【図5】従来のAGCシステムを示す図
【符号の説明】
1 アンテナ 2 RF AMP 3 フィルタ 4 周波数変換回路 5 IF信号処理回路 6 整流回路 7 電界急変動検出回路 8 AGCコンパレータ回路 9 時定数切換回路 10 AGCドライバー回路 11 AF OUT端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−162020(JP,A) 実公 昭62−18982(JP,Y2) 実公 平2−1943(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Radio Frequency信号を
    増幅するRFAMPと、このRF AMPの出力信号を
    任意の周波数に制限するフィルターと、このフィルター
    の出力を任意の周波数に変換する周波数変換回路と、こ
    の周波数変換回路の出力をAudio Frequen
    cyに変換するIF信号処理回路と、前記フィルターの
    出力を整流する整流回路と、前記整流回路の出力信号の
    信号レベルが、所定のレベル以上の場合にはクランプの
    レベルの信号を、前記所定のレベル以下の場合には前記
    整流回路の出力信号に応じた信号を出力する手段と、前
    記手段から出力された信号に応答してRF AMPの利
    得を制御するAGCドライバー回路と、前記整流回路の
    出力信号に基づき生成された比較電圧とリファレンス電
    圧とを比較し前記比較電圧がリファレンス電圧よりも大
    きいときに比較信号を出力するAGCコンパレータ回路
    と、前記比較信号が出力されたときに前記比較信号が出
    力されていないときに比べ前記AGCドライバー回路の
    時定数を小さくする時定数切換回路とを有することを特
    徴とするAGCシステム。
  2. 【請求項2】 前記手段は、前記整流回路の出力信号を
    受ける所定段数のダイオードを有し、前記所定段数のダ
    イオードの両端に生じる電圧を出力信号とすることを特
    徴とする請求項1記載のAGCシステム。
  3. 【請求項3】 前記比較電圧は、前記所定段数のダイオ
    ードに流れる電流に基づいて生成されることを特徴とす
    る請求項2記載のAGCシステム。
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