JP3197686B2 - Amラジオ受信機 - Google Patents

Amラジオ受信機

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JP3197686B2 JP15957493A JP15957493A JP3197686B2 JP 3197686 B2 JP3197686 B2 JP 3197686B2 JP 15957493 A JP15957493 A JP 15957493A JP 15957493 A JP15957493 A JP 15957493A JP 3197686 B2 JP3197686 B2 JP 3197686B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、混信の発生を抑えるA
Mラジオ受信機に関し、特に、特定周波数関係となる2
信号妨害を排除するAMラジオ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のAMラジオ受信機は図2の如く構
成されており、RF同調回路52から発生する受信RF
信号のレベルが所定以上になった時、RFAGC回路5
7及び減衰制御回路58は動作を開始する。RFAGC
回路57はAGCトランジスタ61のベースに印加され
ているベース電圧を低下させて、RF増幅器51のFE
T62のドレインに供給される電流を制限する。また、
減衰制御回路58は減衰回路59に電圧を印加すること
によって、減衰回路59内のPINダイオードを“O
N”させてアンテナを介した受信RF信号の一部をアー
スに流し、RF増幅器51のFET62のゲートに印加
される受信RF信号のレベルを制限する。このように、
受信RF信号のレベルが所定以上にならないようにして
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
AMラジオ受信機において、FET61に受信RF信号
が印加された場合、FETは非線形素子であり、その2
乗特性から高調波が発生する。即ち、ドレインに流れる
電流をID、飽和ドレイン電流をIDDS、ゲート・ソース
間電圧をVGS、ピンチオフ電圧をVPとすると、FET
のドレイン電流は
【0004】
【数1】
【0005】と表わされる。ここで、FETのゲートに
2つの信号VGS=m1sinw1t+m 2sinw2t(w1
2はそれぞれ2つの信号の角周波数)が印加されると
【0006】
【数2】
【0007】となり、FETからw1,w2,2w1,2
2,w1+w2,w1−w2の高調波が発生する。即ち、
周波数f1,f2,2f1,2f2,f1+f2,f1−f2
信号が発生する。例えば、希望局周波数をf2、他の局
をf1(=1/2×f2)とすると、f1の2倍の高調波
は周波数がf2となるので2f1の高調波はRF同調回路
によって遮断されず、MIX段・IF段を通過し検波さ
れる。よって、f1の周波数に放送局が存在する場合、
AMラジオ受信機は混信を発生する。また、希望放送局
をf2、他の局をf1(=2×f2)とすると、f1のf1
−f2の高調波がf2となり、上述同様に混信が発生す
る。
【0008】上記の2信号妨害による混信を抑制する
為、図2のAMラジオ受信機ではAGC感度を常時上げ
ていたが、前記2信号妨害を発生する局以外のレベルが
大である周波数信号が印加された場合、FETから高調
波が発生せず妨害が発生しないが、感度抑圧が発生し希
望放送局の感度が低く抑えられるという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点を鑑み
成されたものであり、AGC回路を備えたAM受信機に
おいて、希望放送局の受信後前記希望放送局の2倍また
は1/2倍の少なくとも一方の周波数をもつ局を受信さ
せる手段と、前記局の電界強度が所定レベルであるか否
か検出する手段と、前記電界強度が所定レベル以上であ
る時AGC回路の感度を上げると共に広帯域RF信号が
混合回路に印加されるように動作させる手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0010】また、希望放送局受信後前記希望放送局の
1/2倍及び2倍の周波数をもつ妨害局を受信させる手
段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に依れば、AMラジオ受信機が希望の放
送局を受信した後、希望放送局周波数の2倍及び1/2
倍の周波数をもつ放送局を受信し各々の放送局の電界強
度を検出し所定レベル以上であるか否か判別する。電界
強度が所定以上のレベルであると判断された時、RF狭
帯域信号からRF広帯域信号が混合回路に印加されるよ
うにすると共に、AGC回路の感度を上げる。その後、
AMラジオ受信機は希望放送局を受信し通常動作とな
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図である。1
はアンテナ、2は受信RF信号を減衰させる減衰回路、
3は受信RF信号を増幅するRF増幅回路、4は受信R
F信号を同調するRF同調回路、5は広帯域増幅器、6
はRF同調回路4又は広帯域増幅器5の出力を選択する
切換回路、7はIF信号を発生する混合器、8はIF信
号を増幅するIFアンプ、9はIF信号を検波する検波
器、45は局発信号を発生するOSC、10はOSC4
5を制御するPLL回路、11は放送局の電界強度を検
出するSメータ回路、12はコントローラ、13は抵抗
34の一端から発生する出力信号を増幅する第1増幅回
路、14は第1増幅回路から発生する信号のレベルを検
出する第1レベル検出回路、15は切換回路6から発生
する信号を増幅する第2増幅回路、16は第2増幅回路
から発生する信号のレベルを検出する第2レベル検出回
路、17はAGC回路を発生するRFAGC回路、18
は減衰回路の減衰量を制御する減衰制御回路であり、1
9及び20はベースにAGC信号が印加されるAGCト
ランジスタである。
【0013】また、図1において、減衰回路2は、直列
接続されたコンデンサー21及びPINダイオード23
と、カソードがコンデンサー21とPINダイオード2
3との接続点に接続されるPINダイオード22とから
成る。RF増幅回路3は、ゲートに受信RF信号が印加
されるFET31によって構成される。RF同調回路4
は、トランジスタ19のコレクタに接続されるコイル4
1と、コイル41とRC並列回路を成しているコンデン
サー43及びバリキャップコンデンサー42とから成
る。また、広帯域増幅器5は、RF増幅器3と兼用とな
るFET31と、FET31のドレインにAGCトラン
ジスタ20を介して接続される抵抗及びコイルとから成
る。
【0014】次に図1のAMラジオ受信機の動作を図3
のフローチャートを参照して説明する。図1において、
S2における初期条件として切換回路6はRF同調回路
の出力信号を発生するようにコントローラ12によって
選択され、第1及び第2増幅回路の増幅率は第1の増幅
率と成されている。アンテナ1に入力された受信RF信
号は、RF増幅回路3で増幅され、RF同調回路4で周
波数選択され、混合回路7において、OSC45の局発
信号と混合され、所定のIF信号に変換される。そし
て、OSC45の局発信号の周波数を可変すると同時
に、RF同調回路4の同調周波数を可変することによっ
て選局が行われる。
【0015】S3において、希望放送局が受信される。
希望放送局の周波数をfDとする。S4において、コン
トローラ12はPLL回路10を制御して、RF同調回
路4の同調周波数及びOSC45から発生する局部発振
周波数を可変し、希望放送局の2倍の周波数、2×fD
の受信状態にする。この状態のままSメータ回路11に
おいて、IFアンプ8から発生するIF信号を整流する
ことにより、周波数2×fDの放送局の電界強度を検出
する。Sメータ回路11から発生した電界強度値はコン
トローラ12において所定レベルAより大きいか否かを
判別される。前記電界強度値が所定レベルより小さい
時、S5に移る。
【0016】また、コントローラ12において、PLL
回路10が制御される前に、周波数2×fDが受信バン
ド内に存在しない場合もS4に移り、存在する場合、上
述の動作が行われる。S5に移り、S4と同様にコント
ローラ12はPLL回路10を制御して希望放送局周波
数の1/2倍・1/2×fDの受信状態とする時、コン
トローラ12において、周波数1/2×fDが受信バン
ド内に存在するか判別する。受信バンド内に有る時、受
信RF信号が1/2×fDの周波数となるように、PL
L回路10が制御される。この状態でSメータ回路11
は、周波数1/2×fDの放送局の電界強度を検出す
る。コントローラ12において、検出した電界強度が所
定レベルBより大きいか否か判別される。所定レベルB
より小さいと判別した時、または、周波数1/2×fD
が受信バンド内に無い時、S7に移る。
【0017】また、S4及びS5において、コントロー
ラ12がSメータ回路11から検出された電界強度を所
定レベル以上の大きさであると判別した場合、S6に移
り、コントローラ12は切換回路6に切換信号を発生
し、切換回路6は広帯域増幅器5の出力信号を混合回路
7に印加するように切換わる。また、コントローラ12
は第1及び第2増幅回路13及び15を制御し、第1及
び第2増幅回路13及び15の増幅率を第1の増幅率よ
り大きい第2の増幅率と成される。以上の動作後、S7
に移る。
【0018】S7において、受信RF信号をfDに戻
し、AMラジオ受信機は希望放送局を受信し通常動作に
なる。通常動作において、抵抗34の一端から発生する
出力信号は第1増幅回路13において増幅され、第1レ
ベル検出回路14に印加される。第1レベル検出回路1
4において、V−I変換することによって、抵抗34の
一端から発生する出力信号のレベルを検出する。抵抗3
4の一端から発生する出力信号は、FET31に流れる
電流の大きさを表わしている。また、切換回路6の出力
信号が第2増幅回路15で増幅され、第2レベル検出回
路16に印加される。第2レベル検出回路16におい
て、V−I変換することによって、切換回路6の出力信
号のレベルを検出する。第1及び第2レベル検出回路か
ら発生する検出電流によりRFAGC回路17及び減衰
制御回路18が動作する。前記検出電流に基づき、RF
AGC回路17はAGCトランジスタ19及び20に印
加するベース電圧を制御することによってFET31の
ソース・ドレイン間の電圧を制御することによって、R
F増幅回路3の増幅率が制御され、また、減衰制御回路
18は減衰回路2に印加する電圧を制御することにより
受信RF信号を減衰させることにより、受信RF信号の
レベルを制御する。以上の動作により、AGC動作が行
われている。
【0019】
【発明の効果】本発明に依れば、希望受信局の2倍及び
1/2倍の周波数をもつ放送局が所定レベル以上の電界
強度をもつ時、非線形素子を持つRF同調回路から非線
形素子を持たない広帯域増幅器に切換えると共に、AG
C回路の感度を上げることにより受信RF信号のレベル
を低く制限する。これにより、非線形素子を介さないの
で非線形素子からの高調波の発生を防止し、AGC回路
の感度を強制的にあげることで高調波を抑圧することが
できるので、混信の発生を抑えることができる。また、
上記2倍または1/2倍の高調波の両方の受信電界強度
を見て、いずれか一方でも所定レベル以上になったとき
に、つまり、上記高調波が1つでも検出されたら混信が
防止でき、従って良好な受信を達成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】従来例を示す図である。
【図3】実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ 2,59 減衰回路 3,51 RF増幅回路 4,52 RF同調回路 5 広帯域増幅回路 13,15 第1及び第2増幅回路 14,16 第1及び第2レベル検出回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信RF信号を増幅するRF増幅回路
    と、前記RF増幅回路の出力信号を受け、非線形素子を
    持つRF同調回路、前記RF増幅回路の出力信号を受
    け、非線形素子を持たない広帯域増幅回路及び受信信号
    の電界強度に応じて前記RF増幅回路の増幅率を制御す
    AGC回路を備えたAMラジオ受信機において、希望
    放送局の受信後前記希望放送局の2倍または1/2倍の
    少なくとも一方の周波数をもつ局を受信させる手段と、
    前記希望放送局の2倍または1/2倍の少なくとも一方
    の周波数をもつ局の電界強度が所定レベルであるか否か
    検出する手段と、前記電界強度が所定レベル以上である
    時AGC回路の感度を上げると共にRF同調回路の出力
    信号から広帯域増幅回路の出力信号を切り換えるように
    動作させる手段を備えたことを特徴とするAMラジオ受
    信機。
  2. 【請求項2】 希望放送局の受信後前記希望放送局の1
    /2倍及び2倍の周波数をもつ局を受信し、両方の局の
    いずれか一方の電界強度が所定レベル以上の場合にAG
    C回路の感度を上げると共に広帯域増幅回路の出力信号
    を選択させることを特徴とする請求項1記載のAMラジ
    オ受信機。
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