JPS6241473Y2 - - Google Patents

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JPS6241473Y2
JPS6241473Y2 JP5127781U JP5127781U JPS6241473Y2 JP S6241473 Y2 JPS6241473 Y2 JP S6241473Y2 JP 5127781 U JP5127781 U JP 5127781U JP 5127781 U JP5127781 U JP 5127781U JP S6241473 Y2 JPS6241473 Y2 JP S6241473Y2
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JP
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output
input voltage
ideal diode
limit threshold
circuit
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【考案の詳細な説明】
この考案は、複数台のチユーナを設け、アンテ
ナ入力電圧の最も大きいアンテナに結合されたチ
ユーナの出力信号を選択的に取出すことにより、
受信感度が極度に低下するいわゆるデツドポイン
トを避け、常に良好なS/N比をもつて送信電波
を受信することのできる改良されたダイバーシテ
イ受信装置に関するものである。 移動しながら使用されるワイヤレス・マイクロ
ホンでは、マイクロホンの位置によつて受信感度
が著しく低下するいわゆるデツドポイントが生ず
ることがある。このようなデツドポイントの発生
を防止するためにマイクロホンからの送信電波を
受信するための受信アンテナを離れた位置に2本
以上設置し、このアンテナにそれぞれ接続された
チユーナの内アンテナ入力電圧が最大のアンテナ
に結合されたチユーナの出力を取出すようにした
ダイバーシテイ受信装置がある。 このようなダイバーシテイ受信装置は、アンテ
ナ入力電圧に比例した比較電圧を取出すために、
各チユーナのFM検波出力のノイズ成分を直列に
接続された複数段の増幅器で増幅し、各増幅器で
増幅されたノイズ成分をトランジスタ、ダイオー
ド等の非線形素子を使用した整流平滑回路で各々
整流平滑し、この整流平滑されたノイズ成分を加
算器で加算して比較電圧としていた。そしてこの
比較電圧を比較器で比較し、最も比較電圧が大な
るチユーナの出力を増幅器に接続するようにスイ
ツチ回路を制御していた。 しかしこのようなダイバーシテイ受信装置は、
整流平滑回路に整流素子としてダイオード、トラ
ンジスタ等の非線形素子を使用しているため、非
線形ひずみが生じ、この非線形ひずみが第1図に
示すようにアンテナ入力電圧に対する比較電圧の
直線性を悪化させる。その結果、各チユーナのア
ンテナ入力電圧の比較、切換えを正確に行なうこ
とができないという欠点がある。 この考案は、チユーナのFM検波出力のノイズ
成分を複数段の増幅器で増幅し、各増幅器で増幅
されたノイズ成分をOP(オペレーシヨナル)ア
ンプで構成された理想ダイオードを含む整流平滑
回路によつて整流平滑し、この整流平滑されたノ
イズ成分を加算器で加算して比較電圧を正成する
ことにより、上記の欠点を解消したダイバーシテ
イ受信装置を提供しようとするものである。 以下、この考案を第2図のA,B2チヤンネル
方式を例にとつて説明する。Aチヤンネルの装置
において1aは受信アンテナ、2aはチユーナ、
3aはアンテナ入力電圧が所定レベル以下のとき
にターンオフするアナログ・スイツチ、4aはこ
のアナログ・スイツチにスケルチ信号を供給する
線路である。アナログ・スイツチ3aの出力は後
程説明するチヤンネル選択回路60のアナログ・
スイツチ5aを経て音声増幅器80に供給され
る。100はスピーカである。チユーナ2aの
FM検波出力は電界強度検出回路6aに供給され
る。電界強度検出回路6aはFM検波出力から
80KHz〜100KHz以上のノイズ成分(殆んどホワ
イトノイズ)を取出すハイパスフイルタ7a、ハ
イパスフイルタ7aを通過したノイズ成分を増幅
する増幅器8a、増幅器8aにコンデンサ9aを
介して接続された増幅器10a、増幅器10にコ
ンデンサ11aを介して接続された増幅器12
a、各増幅器8a,10a,12aの出力端子に
それぞれコンデンサ14aを介して接続された理
想ダイオード回路15a,16a,17a、各理
想ダイオード回路15a,16a,17bに平滑
回路18a,19a,20aであるコンデンサ2
1及び加算抵抗器24a,25a,26aを介し
て接続された反転出力形の加算器27aとからな
つている。増幅器8a,10a,12aは飽和型
のもので、最終段の増幅器12aから順次前段に
向つて飽和するように構成されている。増幅器1
2aはアンテナ入力電圧レベルが18db以上にな
ると飽和し、増幅器10aはアンテナ入力電圧レ
ベルが35db以上になると飽和し、増幅器8aは
アンテナ入力電圧レベルが56db以上になると飽
和するように、それぞれ構成されている。 理想ダイオード回路15a,16a,17a
は、OP(オペレーシヨナル)アンプ30、ダイ
オード31,32、抵抗器33,34から構成さ
れ、その入出力特性は、第3図に示すように入力
電圧〔Vio〕が下限しきい値以下であれば、出力
電圧〔Vput〕が第1の出力電圧である1/2VCC
〔V〕となり、入力電圧Vioが増加するのに反比
例して同一勾配で直線的に出力電圧〔Vput〕が
低下し、上限しきい値以上に入力電圧〔Vio〕が
なると、出力電圧〔Vput〕が第2の出力電圧で
ある0〔V〕となる特性を有している。そして、
理想ダイオード回路15aの下限しきい値は、ア
ンテナ入力電圧レベルが0dbの点に、同上限しき
い値及び理想ダイオード回路16aの下限しきい
値は、アンテナ入力電圧レベルが18dbの点に、
同上限しきい値及び理想ダイオード回路17aの
下限しきい値は、アンテナ入力電圧レベルが
35dbの点に、同上限しきい値はアンテナ入力電
圧レベルが60dbの点にそれぞれ選択されてい
る。 Bチヤンネルの装置も上記のAチヤンネルと全
く同様に構成されており、その各構成素子にはA
チヤンネル中の構成素子と同じ番号に“b”を付
して示してある。Aチヤンネル中の加算器27a
の比較電圧とBチヤンネル中の加算器27bの比
較電圧はヒステリシスを持つた比較器40に接続
されると共に、各々レベルメータ41a,41b
に接続されている。比較器40の出力はチヤンネ
ル選択回路60のアナログスイツチ5aおよびパ
イロツトランプ43aに直接供給されると共に、
インバータ42を介してアナログスイツチ5bお
よびパイロツトランプ43bに供給される。 上記の装置において、理想ダイオード回路15
a,15b,16a,16b,17a,17b
は、それぞれほぼ20dbづつの範囲を受持つてお
り、全体で0db〜60db(0μV〜60μV)の広い
範囲の電界強度に対して実質的に直線的な比較電
圧を生成する。この点を第4図によつてさらに詳
しく言えば、アンテナ入力電圧レベルが例えば
10dbまではスケルチ回路が働いてアナログスイ
ツチ3a,3bは開放状態になり音声増幅器80
には信号は供給されない。これとは別に0db〜
18dbのアンテナ入力電圧レベルに対しては終段
の増幅器12a,12bの出力のみが有効とな
り、これらの出力は理想ダイオード回路17a,
17b及び平滑回路20a,20bで整流平滑さ
れてそれぞれ加算器27a,27bに供給され
る。このときの各加算器の出力である比較電圧レ
ベルは2V〜3.2Vになる。アンテナ入力電圧レベ
ルが18db〜35dbの範囲に対しては終段の増幅器
12a,12bは飽和し、増幅器10a,10b
が活性領域に入る。このとき加算器27a,27
bには平滑回路20a,20bの出力と平滑回路
19a,19bの出力とが供給されて加算され、
加算器27a,27bの比較電圧レベルは3.2〜
4.5Vの範囲にある。アンテナ入力電圧レベルが
35db〜60dbの範囲では増幅器12a,12b;
10a,10bが飽和し、増幅器8a,8bが活
性領域に入る。これによつて加算器27a,27
bには各増幅器の出力を整流平滑した電圧が供給
されて加算され、加算器27a,27bの比較電
圧レベルは4.5〜6Vの範囲になる。56db以上のア
ンテナ入力電圧に対しては各増幅器共飽和状態に
なるから、加算器27a,27bの比較出力は
6Vで一定になる。 図示の実施例では、アンテナ入力電圧が10db
以下ではスケルチ回路が働いていずれのチヤンネ
ルの信号も音声増幅器80には供給されない。ア
ンテナ入力電圧が10db〜60dbの範囲では各チヤ
ンネルの加算器27a,27bの出力は比較器4
0に供給されて比較される。そして例えばチヤン
ネルAの加算器27dから供給される比較電圧レ
ベルVaがチヤンネルBの加算器27bから供給
される比較電圧レベルVbよりも大(Va>Vb)で
あれば、比較器40は〔1〕信号を発生し、パイ
ロツトランプ43aを点灯させると共にチヤンネ
ル選択回路60のアナログ・スイツチ5aを閉、
アナログ・スイツチ5bにはインバータ34の反
転作用により
〔0〕信号が供給されてこれを開と
し、チヤンネルAのチユーナ2aの出力が音声増
幅器31、スピーカ32に供給されて放送され
る。逆にVb>Vaであればアナログ・スイツチ5
bが閉、5aが開となり、パイロツトランプ43
bが点灯すると共にチヤンネルBに切換つてその
チユーナ2bの出力が音声増幅器80に供給され
て放送される。 一方のチヤンネルのアンテナ入力電圧が60db
以上になると、当然その一方のチヤンネルのチユ
ーナの出力が音声増幅器80に供給される。この
状態でたとえ他方のチヤンネルのアンテナ入力電
圧も60db以上になつても、チヤンネルの切換え
は起らない。 上記の装置において、比較器40としてヒステ
リシス特性をもつたものを使用しているのは次の
理由による。すなわち、ワイヤレス・マイクの移
動中にこれがデツドポイントに入ると電界強度が
瞬時に低下する。この瞬時低下に即応して比較器
に供給される比較電圧を変化させてチヤンネルを
切換えるためには、平滑回路18a,19a,2
0a;18b,19b,20bの充放電時定数を
小さくする必要がある。ところが、平滑回路の時
定数を小さくすると直流制御電圧が小刻みに変動
して不要なチヤンネル切換えが増え、切換ノイズ
も増えるから、これを防止するために比較器33
にヒステリシス特性を持たせる必要がある。比較
器33にヒステリシス特性を持たせていると、ア
ンテナ入力電圧の小幅な変動に対しては応答せ
ず、つまりチヤンネルの切換えは行われず、デツ
ドポイントのような大幅な変動に対しては速応す
ることができる。 この考案のダイバーシテイ受信装置によると、
各チヤンネルにおける複数段の増幅器によつて増
幅されたノイズ成分を直線性に優れた理想ダイオ
ード回路で整流して得られた直流電圧を平滑した
後、加算器で加算してチヤンネル切換用の比較電
圧を生成しているから、増幅器8a,10a,1
2a及び8b,10b,12bの特性を揃えるだ
けで電界強度検出回路のアンテナ入力電圧対比較
電圧特性は第4図のVT1(チヤンネルAの特
性)、VT2(チヤンネルBの特性)として例示す
るようにほぼ一致し、直線性の良い電界強度検出
回路が得られる。従つて、一方のチヤンネルのア
ンテナ入力電圧レベルが比較器33のヒステリシ
スの幅を越えて低下する場合、例えばデツドポイ
ントに入つた場合には正確に他方のチヤンネルを
選択することができる。またレベルメータ41
a,41bもアンテナ入力電圧に正確に対応した
値を示す。 以上のように、この考案によれば、広範囲のア
ンテナ入力電圧に正確に対応した比較電圧を比較
した結果によつて、常にアンテナ入力電圧レベル
の最大のチヤンネル中のチユーナが正確に選択さ
れてデツドポイントが回避され、S/N比の良い
受信を続けることができる。なお、この考案を2
チヤンネルの例について説明したが、比較器33
を変えることによつて3チヤンネル以上のものに
も適用できることは言う迄もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のダイバーシテイ受信装置のアン
テナ入力電圧対比較電圧特性図、第2図は本考案
を実施した実施例の回路図、第3図は同実施例中
の理想ダイオード回路の入出力特性図、第4図は
同実施例のアンテナ入力電圧対比較電圧特性図で
ある。 1a,1b……受信アンテナ、2a,2b……
チユーナ、6a,6b……電界強度検出回路、7
a,7b……フイルタ、8a,10a,12a,
8b,10b,12b……増幅器、15a,16
a,17a,15b,16b,17b……理想ダ
イオード回路、21……コンデンサ、27a,2
7b……加算器、40……比較器、60……チヤ
ンネル選択回路、80……音声増幅器、100…
…スピーカ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 間隔を隔てて配置された複数の受信アンテナ
    と、これら各受信アンテナにそれぞれ結合された
    複数のチユーナと、これら各チユーナの検波出力
    から対応する上記受信アンテナの入力電圧レベル
    を表わす比較電圧を生成する電界強度検出回路
    と、これら各電界強度検出回路から供給される上
    記各比較電圧の大きさを比較する比較器と、この
    比較器の出力によつて上記各チユーナのうち最も
    大きなアンテナ入力電圧をもつものを選択してこ
    れを出力回路に結合する選択回路を含み、上記各
    電界強度検出回路は、対応する上記チユーナの検
    波出力から所定周波数以上の周波数成分のノイズ
    成分をフイルタによつて抽出し、このフイルタの
    出力を複数段の増幅器で増幅し、入力電圧レベル
    が下限しきい値以下のとき予め定めた第1の出力
    電圧を生じ、上記入力電圧レベルが上記下限しき
    い値から上限しきい値まで大きくなるのに反比例
    して出力電圧が第1の出力電圧よりも小さい第2
    の出力電圧に向つてそれぞれ同一の勾配で減少
    し、上記入力電圧レベルが上記上限しきい値以上
    になると第2の出力電圧を生じる理想ダイオード
    回路を、上記各段の増幅器の出力側にそれぞれ設
    け、中途の増幅器に接続された上記理想ダイオー
    ド回路の下限しきい値を1つ前段の理想ダイオー
    ド回路の上限しきい値に一致するように、かつ上
    限しきい値を1つ後段の理想ダイオード回路の下
    限しきい値に一致するようにそれぞれ選択し、上
    記各理想ダイオード回路の出力をそれぞれ平滑回
    路で平滑し、これら各平滑回路の出力を反転型の
    加算器で加算して上記比較器に供給するように構
    成したことを特徴とするダイバーシテイ受信装
    置。
JP5127781U 1981-04-09 1981-04-09 Expired JPS6241473Y2 (ja)

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JPS57163856U JPS57163856U (ja) 1982-10-15
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JP2662719B2 (ja) * 1987-09-29 1997-10-15 日本電信電話株式会社 ダイバーシチ受信回路

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