JP3087156U - 包装用ラップ - Google Patents

包装用ラップ

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JP3087156U JP2002000033U JP2002000033U JP3087156U JP 3087156 U JP3087156 U JP 3087156U JP 2002000033 U JP2002000033 U JP 2002000033U JP 2002000033 U JP2002000033 U JP 2002000033U JP 3087156 U JP3087156 U JP 3087156U
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アブドル ケリム アブドル ラザク
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ラップフィルムをカートンから引き出す際に
ヨレることなく、一定の幅で引き出すことができる包装
用ラップを提供する。 【解決手段】 円筒状の芯材3にラップフィルム1を巻
き込み、必要長さだけ切断したものをカートン4に収納
した包装用ラップにおいて、ラップフィルムと一緒に、
ラップフィルムの幅方向に、ヨレを防止するための防着
部材が巻き込まれている包装用ラップであることを特徴
としている。ここで、防着部材が0.1〜10m間隔で
ラップフィルムと一緒に巻き込まれていることが好まし
く、防着部材がラップフィルムの長手方向に30mm以
下の幅を有する紙材2またはフィルム材であることが好
ましく、防着部材が0.01〜3.0mmの厚みを有す
る紙材またはフィルム材であることが好ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は包装用ラップに関し、特にカートンからラップフィルムを引き出す際 にヨレることなく、一定の幅で引き出すことができる包装用ラップに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリ塩化ビニリデン等を主原料とするラップフィルムは、優れた密着性を有す るため、食品等の簡易な包装材料として広く用いられており、ラップフィルムを 芯材に巻き込んだ包装用ラップが家庭用や業務用に多く販売されている。
【0003】 しかし、ラップフィルムは密着性を向上させるため、材質が薄く柔軟であるこ とから、カートンから引き出す際にヨレやすい。しかし、ラップフィルムがヨレ た場合にはその優れた密着性からヨレた箇所においてラップフィルム同士が密着 してしまい、一定の幅で引き出すことができなくなることが多い。
【0004】 このようにラップフィルムが一定の幅で引き出すことができなくなると、使用 者はイライラすることがあり、ラップフィルムをもとの幅に戻すのに時間がかか ることがある。
【0005】 このような問題を解決するため、カートンにその対処法が記載されている場合 もあるが、その対処法にしたがってラップフィルムをもとの幅に戻そうとしても 、うまく戻すことができない場合が多かった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記事情に鑑みて、本考案は、ラップフィルムをカートンから引き出す際にヨ レることなく、一定の幅で引き出すことができる包装用ラップを提供することを 目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、円筒状の芯材にラップフィルムを巻き込み、必要長さだけ切断した ものをカートンに収納した包装用ラップにおいて、ラップフィルムと一緒に、ラ ップフィルムの幅方向に、ヨレを防止するための防着部材が巻き込まれているこ とを特徴とする包装用ラップであることを特徴としているので上記目的を達成す ることができる。
【0008】 ここで、防着部材が0.1〜10m間隔でラップフィルムと一緒に巻き込まれ ていることが好ましい。
【0009】 また、防着部材がラップフィルムの長手方向に30mm以下の幅を有する紙材 またはフィルム材であることが好ましい。
【0010】 また、防着部材が0.01〜3.0mmの厚みを有する紙材またはフィルム材 であることが好ましい。
【0011】 また、防着部材として1枚だけ紙材またはフィルム材が巻き込まれており、そ の他は糸材が巻き込まれていることが好ましい。
【0012】
【考案の実施の形態】
本考案の包装用ラップは、円筒状の芯材にラップフィルムを巻き込み、必要長 さだけ切断したものをカートンに収納した包装用ラップであって、ラップフィル ムと一緒に、ラップフィルムの幅方向に、ヨレを防止するための防着部材が巻き 込まれていることを特徴としている。
【0013】 (カートン) 本考案に用いられ得るカートンの材質としては紙、プラスチック等がある。ま た、カートンはラップフィルムの切断等をすることができるようにカッター、刃 等を備えていることが好ましい。
【0014】 (防着部材) 本考案の包装用ラップは、ラップフィルムと一緒に、ヨレを防止するための防 着部材が巻き込まれている。防着部材をラップフィルムと一緒に巻き込んだ場合 には、ラップフィルムにコシを持たせることができることから、ラップフィルム のヨレを有効に防止することができる。また、ラップフィルムが途中でヨレた場 合でも防着部材の設置箇所において必ずラップフィルムがもとの幅に戻ることと なる。
【0015】 防着部材の材質としては、特に限定されないが、紙材、糸材またはプラスチッ ク等のフィルム材が好適である。これらの材質は、ラップフィルムの端からはみ 出す部分がカートン内で容易に折れるため、ラップフィルムをカートンに収納す る際の障害とならない。
【0016】 また、1つのラップフィルムには、1種類の防着部材だけでなく、2種類以上 の防着部材を巻き込むこともできる。たとえば、防着部材として1枚だけ紙材ま たはフィルム材を巻き込んで、その他は糸材を巻き込むこともできる。
【0017】 防着部材は、0.1〜10m間隔、好適には0.5〜1m間隔でラップフィル ムと一緒に巻き込まれている。あまりに長い間隔にするとラップフィルムがヨレ る傾向にあり、間隔が短すぎるとラップフィルムの使用に支障をきたす傾向にあ る。特にラップフィルムを引き出し始めてから、最初の約10mはラップフィル ムがヨレにくいことから、防着部材の巻き込みは最初の約10mを過ぎてから行 なうこともできる。
【0018】 また、防着部材の長さは、ラップフィルム幅方向の全体以上の長さであっても よい。たとえば、約30〜50cmである。防着部材の長さがカートンの幅以上 の長さであっても、カートンに収納することができれば問題がない。また、ラッ プフィルムの幅方向の全体未満の長さであってもよい。たとえば、約3〜10c mである。また、防着部材がラップフィルムの幅方向の全体未満の長さである場 合には、防着部材がラップフィルムの幅方向の両端に位置するように巻き込むこ とが好ましい。ラップフィルムがヨレにくくなる。
【0019】 また、防着部材が紙材またはフィルム材である場合には、ラップフィルムの長 手方向に30mm以下の幅を有することが好ましい。その幅はたとえば約5〜3 0mmである。あまりに幅が広いとラップフィルムの使用に支障をきたす傾向に あり、あまりに幅が狭いとラップフィルムがヨレる傾向にある。
【0020】 また、紙材またはフィルム材は、0.01〜3.0mmの厚みを有することが 好ましい。あまりに厚みがあるとラップフィルムの使用に支障をきたす傾向にあ り、あまりに厚みがないとラップフィルムがヨレる傾向にある。
【0021】 また、防着部材の巻き込みは、防着部材とラップフィルムとを接着せずに行な ってもよく、接着した後に行なってもよい。接着は接着剤の塗布、接着テープの 貼りつけ等によって行なうことができる。
【0022】 また、防着部材には着色することができる。着色した場合には、防着部材が巻 き込まれていることを容易に判断することができ、見た目も鮮やかである。
【0023】 (ラップフィルム) 本考案に用いられるラップフィルムの材質は特に限定されず、たとえば従来か ら公知のポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンまたはポリ塩化ビニル等が用いられ 得る。特に本考案の包装用ラップにおいては、現在市販されている包装用ラップ のラップフィルムよりも幅の広いものも好適に用いられ得る。
【0024】 上記ラップフィルムは防着部材と一緒に、円筒状等の芯材に巻き込まれカート ン等に収納され得る。ここで、本考案の包装用ラップにおいては、芯材にラップ フィルム、防着部材を一緒に巻き込んだ後、芯材を除去することもできる。
【0025】
【実施例】
以下、実施例を用いて本考案をより詳細に説明する。
【0026】 (実施例1) 図1に本考案の実施例1の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図1におい て、ラップフィルム1と紙材2とが巻き込まれた芯材3がカートン4に収納され ている。
【0027】 以下、実施例1の包装用ラップの作製工程について説明する。まず、ポリ塩化 ビニリデンをシート状に形成したラップフィルム1を作製し、紙材2をラップフ ィルム1の幅よりも広い長さに切り取る。次に、このラップフィルム1を芯材3 に巻き込む際に、一定の間隔をあけて紙材2がラップフィルム1に挟まれるよう にして巻き込む。その後、カートン4に収納される。
【0028】 上記のようにして得られた実施例1の包装用ラップは、ラップフィルム1と一 緒に紙材2が巻き込まれていることから、ラップフィルム1がヨレることなく引 き出すことができた。
【0029】 (実施例2) 図2に本考案の実施例2の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図2におい て、ラップフィルム11と糸材5とが巻き込まれた芯材13がカートン14に収 納されている。
【0030】 ここで、実施例2の包装用ラップは糸材5が巻き込まれていることを特徴とし ている。したがって、実施例2の包装用ラップは、ラップフィルム11を芯材1 3に巻き込んだときにゴワつかず、また実施例1の包装用ラップよりもスムーズ にラップフィルム11を一定の幅で最後まで引き出すことができた。なお、実施 例2の包装用ラップの作製工程は糸材5を上記紙材2の代わりに用いる以外は実 施例1と同様である。
【0031】 (実施例3) 図3に本考案の実施例3の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図3におい て、ラップフィルム21とフィルム材6とが巻き込まれた芯材23がカートン2 4に収納されている。
【0032】 ここで、実施例3の包装用ラップはフィルム材6が巻き込まれていることを特 徴としている。したがって、実施例3の包装用ラップは、実施例1および実施例 2の包装用ラップよりも、見た目が通常販売されている包装用ラップと変わらな いため、違和感を感じることなく安心して最後までヨレずに一定の幅で引き出す ことができた。なお、実施例3の包装用ラップの作製工程はフィルム材6を上記 紙材2の代わりに用いる以外は実施例1と同様である。
【0033】 (実施例4) 図4に本考案の実施例4の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図4におい て、ラップフィルム31と紙材12および糸材15とが巻き込まれた芯材33が カートン34に収納されている。
【0034】 ここで、実施例4の包装用ラップはまず1枚だけ紙材12を巻き込み、その後 は複数の糸材15を巻き込むことにより作製されることを特徴としている。
【0035】 以下、実施例4の包装用ラップの作製工程について説明する。まず、紙材12 および糸材15をラップフィルム31の幅よりも広い長さに切り取る。次に、ラ ップフィルム31を芯材33に巻き込む際に、まず、1枚だけ紙材12をラップ フィルム31に巻き込んだ後は、糸材15をラップフィルム31に巻き込む。そ の後カートン34に収納される。
【0036】 上記のようにして得られた実施例4の包装用ラップは、実施例1のラップフィ ルムよりもゴワつきがなく、かつ最後までヨレることなく一定の幅で引き出すこ とができた。
【0037】 (実施例5) 図5に本考案の実施例5の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図5におい て、ラップフィルム41とフィルム材16および糸材25とが巻き込まれた芯材 43がカートン44に収納されている。
【0038】 ここで、実施例5の包装用ラップはまず1枚だけフィルム材16を巻き込み、 その後は複数の糸材25を巻き込むことにより作製されることを特徴としている 。したがって、実施例5の包装用ラップは、実施例4の包装用ラップよりも見た 目が美しく、かつ最後までヨレることなく一定の幅で引き出すことができた。な お、実施例5の包装用ラップの作製工程はフィルム材16を紙材12の代わりに 用いる以外は実施例4と同様である。
【0039】 (実施例6) 図6に本考案の実施例6の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図6におい て、紙材22が接着されたラップフィルム51が巻き込まれた芯材53がカート ン54に収納されている。
【0040】 ここで、実施例6の包装用ラップはラップフィルム51と紙材22とが接着さ れて一緒に芯材53に巻き込まれていることを特徴としている。
【0041】 以下、実施例6の包装用ラップの作製工程について説明する。まず、ポリ塩化 ビニリデンをシート状に形成したラップフィルム51を作製し、紙材22をラッ プフィルム51の幅よりも広い長さに切り取る。次に、このラップフィルム51 を芯材53に巻き取る前に、上記切り取った紙材22を接着剤により所定の間隔 でラップフィルム51に貼りつけた後、芯材53に巻き込む。その後、カートン 54に収納する。
【0042】 上記のようにして得られた実施例6の包装用ラップは、ラップフィルム51と 紙材22とが接着されて一緒に巻き込まれていることから、実施例1の包装用ラ ップよりもラップフィルム51がヨレることなくカートン54から引き出すこと ができた。
【0043】 (実施例7) 図7に本考案の実施例7の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図7におい て、糸材35が接着されたラップフィルム61が巻き込まれた芯材63がカート ン64に収納されている。
【0044】 ここで、実施例7の包装用ラップはラップフィルム61と糸材35とが接着さ れて一緒に芯材63に巻き込まれていることを特徴としている。したがって、実 施例7の包装用ラップはゴワつかず、また実施例6の包装用ラップよりもスムー ズにラップフィルム61を一定の幅で最後まで引き出すことができた。なお、実 施例7の包装用ラップの作製工程は糸材35を上記紙材22の代わりに用いる以 外は実施例6と同様である。
【0045】 (実施例8) 図8に本考案の実施例8の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図8におい て、フィルム材26が接着されたラップフィルム71が巻き込まれた芯材73が カートン74に収納されている。
【0046】 ここで、実施例8の包装用ラップはラップフィルム71とフィルム材26とが 接着されて一緒に芯材73に巻き込まれていることを特徴としている。したがっ て、実施例8の包装用ラップは、見た目が通常販売されている包装用ラップと変 わらないため、実施例6および実施例7の包装用ラップよりも、違和感を感じる ことなく安心して最後までヨレずに一定の幅で引き出すことができた。なお、実 施例8の包装用ラップの作製工程はフィルム材26を上記紙材22の代わりに用 いる以外は実施例6と同様である。
【0047】 (実施例9) 図9に本考案の実施例9の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図9におい て、紙材32が接着されたラップフィルム81が巻き込まれた芯材83がカート ン84に収納されている。
【0048】 ここで、実施例9の包装用ラップはラップフィルム81の幅方向の両端のみに 紙材32が接着されていることを特徴としている。
【0049】 以下、実施例9の包装用ラップの作製工程について説明する。まず、ポリ塩化 ビニリデンをシート状に形成したラップフィルム81を作製し、紙材32をラッ プフィルム81の幅よりも短い長さに切り取る。次に、このラップフィルム81 を芯材83に巻き取る前に、2つの紙材32を接着剤により所定の間隔でラップ フィルム81の幅の両端に貼りつけた後、ラップフィルム81を芯材83に巻き 込む。その後、カートン84に収納する。
【0050】 上記のようにして得られた実施例9の包装用ラップは、ラップフィルム81の 幅方向の両端にのみ紙材32を接着していることから、実施例6の包装用ラップ よりも見た目が美しく、最後までヨレることなく一定の幅で引き出すことができ た。
【0051】 (実施例10) 図10に本考案の実施例10の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図10 において、糸材45が接着されたラップフィルム91が巻き込まれた芯材93が カートン94に収納されている。
【0052】 ここで、実施例10の包装用ラップはラップフィルム91の幅方向の両端のみ に糸材45が接着されていることを特徴としている。したがって、実施例9の包 装用ラップよりも見た目が美しく、ラップフィルム91をスムーズに一定の幅で 最後まで引き出すことができた。なお、実施例10の包装用ラップの作製工程は 糸材45を紙材32の代わりに用いる以外は実施例9と同様である。
【0053】 (実施例11) 図11に本考案の実施例11の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図11 において、フィルム材36が接着されたラップフィルム101が巻き込まれた芯 材103がカートン104に収納されている。
【0054】 ここで、実施例11の包装用ラップはラップフィルム101の幅方向の両端の みにフィルム材36が接着されていることを特徴としている。したがって、実施 例9および実施例10の包装用ラップよりも見た目が美しく、最後までヨレるこ となく一定の幅で引き出すことができた。なお、実施例11の包装用ラップの作 製工程はフィルム材36を紙材32の代わりに用いる以外は実施例9と同様であ る。
【0055】 (実施例12) 図12に本考案の実施例12の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図12 において、紙材42および糸材55が接着されたラップフィルム111が巻き込 まれた芯材113がカートン114に収納されている。
【0056】 ここで、実施例12の包装用ラップはラップフィルム111にまず1枚だけ紙 材42が接着され、その後は複数の糸材55が接着されることにより作製される ことを特徴としている。
【0057】 以下、実施例12の包装用ラップの作製工程について説明する。まず、紙材4 2をラップフィルム111の幅よりも広い長さに切り取り、および糸材55をラ ップフィルム111の幅よりも短い長さに切り取る。次に、紙材42をラップフ ィルム111に接着し、その後糸材55を連続的に所定の間隔で接着して、ラッ プフィルム111を芯材113に巻き込む。そして、カートン114に収納され る。
【0058】 上記のようにして得られた実施例12の包装用ラップは、実施例6の包装用ラ ップよりもゴワつきがないため見た目が美しく、かつ最後までヨレることなく一 定の幅で引き出すことができた。
【0059】 (実施例13) 図13に本考案の実施例13の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図13 において、フィルム材46および糸材65が接着されたラップフィルム121が 巻き込まれた芯材123がカートン124に収納されている。
【0060】 ここで、実施例13の包装用ラップは、まず1枚だけフィルム材46が接着さ れ、その後に複数の糸材65が接着されて作製されることを特徴としている。し たがって、実施例13の包装用ラップは、実施例6の包装用ラップよりも見た目 が美しく、かつ最後までヨレることなく一定の幅で引き出すことができた。なお 、実施例13の包装用ラップの作製工程はフィルム材46を紙材42の代わりに 用いる以外は実施例12と同様である。
【0061】 (実施例14) 図14に本考案の実施例14の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図14 において、紙材52および糸材75が接着されたラップフィルム131が巻き込 まれた芯材133がカートン134に収納されている。
【0062】 ここで、実施例14の包装用ラップはまずラップフィルム131の幅方向の両 端に2枚の紙材52が接着され、その後に複数の糸材75が接着されて作製され ることを特徴としている。
【0063】 以下、実施例14の包装用ラップの作製工程について説明する。まず、紙材5 2および糸材75をラップフィルム131の幅よりも短く切り取る。次に、2枚 の紙材52をラップフィルム131の両端に接着し、その後糸材55を連続的に 所定の間隔でラップフィルム131の両端に接着して芯材133に巻き込む。そ して、カートン134に収納される。
【0064】 したがって、実施例14の包装用ラップは、実施例12の包装用ラップよりも 見た目が美しく、最後までヨレることなく一定の幅で引き出すことができた。
【0065】 (実施例15) 図15に本考案の実施例15の包装用ラップの模式的な概念図を示す。図15 において、フィルム材56および糸材85が接着されたラップフィルム141が 巻き込まれた芯材143がカートン144に収納されている。
【0066】 ここで、実施例15の包装用ラップはまずラップフィルム141の幅方向の両 端に、2枚のフィルム材56が接着され、その後複数の糸材85が接着されて作 製されることを特徴としている。したがって、実施例15の包装用ラップは、実 施例14の包装用ラップよりも見た目が美しく、最後までヨレることなく一定の 幅で引き出すことができた。なお、実施例15のラップフィルムの作製工程は上 記紙材52をフィルム材56に変えた以外は実施例14と同様である。
【0067】 なお、上記実施例におけるフィルム材は透明であるが、上記実施例1〜15の 包装用ラップにおいて、その紙材、糸材、フィルム材は着色していてもよい。包 装用ラップの見た目がより鮮やかになる。
【0068】 また、実施例6〜15の包装用ラップは、紙材、糸材およびフィルム材を接着 剤によりラップフィルムに接着したが、接着テープを用いて作製してもよい。
【0069】 今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的な ものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなくて 実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味 および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0070】
【考案の効果】
上述したように、本考案によれば、ラップフィルムを引き出す際にヨレること なく、一定の幅で引き出すことができる包装用ラップを提供することができる。 特にラップフィルムの幅が広い場合にも、ヨレることなく一定の幅で引き出すこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の包装用ラップの模式的な概念図で
ある。
【図2】 実施例2の包装用ラップの模式的な概念図で
ある。
【図3】 実施例3の包装用ラップの模式的な概念図で
ある。
【図4】 実施例4の包装用ラップの模式的な概念図で
ある。
【図5】 実施例5の包装用ラップの模式的な概念図で
ある。
【図6】 実施例6の包装用ラップの模式的な概念図で
ある。
【図7】 実施例7の包装用ラップの模式的な概念図で
ある。
【図8】 実施例8の包装用ラップの模式的な概念図で
ある。
【図9】 実施例9の包装用ラップの模式的な概念図で
ある。
【図10】 実施例10の包装用ラップの模式的な概念
図である。
【図11】 実施例11の包装用ラップの模式的な概念
図である。
【図12】 実施例12の包装用ラップの模式的な概念
図である。
【図13】 実施例13の包装用ラップの模式的な概念
図である。
【図14】 実施例14の包装用ラップの模式的な概念
図である。
【図15】 実施例15の包装用ラップの模式的な概念
図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,61,71,8
1,91,101,111,121,131,141
ラップフィルム、2,12,22,32,42,52
紙材、3,13,23,33,43,53,63,7
3,83,93,103,113,123,133,1
43 芯材、4,14,24,34,44,54,6
4,74,84,94,104,114,124,13
4,144 カートン、5,15,25,35,45,
55,65,75,85 糸材、6,16,26,3
6,46,56 フィルム材。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の芯材にラップフィルムを巻き込
    み、必要長さだけ切断したものをカートンに収納した包
    装用ラップにおいて、ラップフィルムと一緒に、ラップ
    フィルムの幅方向に、ヨレを防止するための防着部材が
    巻き込まれていることを特徴とする包装用ラップ。
  2. 【請求項2】 防着部材が0.1〜10m間隔でラップ
    フィルムと一緒に巻き込まれていることを特徴とする請
    求項1に記載の包装用ラップ。
  3. 【請求項3】 防着部材がラップフィルムの長手方向に
    30mm以下の幅を有する紙材またはフィルム材である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の包装用ラッ
    プ。
  4. 【請求項4】 防着部材が0.01〜3.0mmの厚み
    を有する紙材またはフィルム材であることを特徴とする
    請求項1から3のいずれかに記載の包装用ラップ。
  5. 【請求項5】 防着部材として1枚だけ紙材またはフィ
    ルム材が巻き込まれており、その他は糸材が巻き込まれ
    ていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
    載の包装用ラップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07132112A (ja) * 1993-11-10 1995-05-23 Noritz Corp 風呂ユニット
CN107500057A (zh) * 2017-09-26 2017-12-22 柳州紫光路远科技有限公司 一种保鲜膜快速夹持装置

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