JP3164479U - ラップフィルム引出具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ラップフィルムを収納箱からスムーズに引き出すことができ、さらにラップフィルムと適度に粘着して引き剥がしも容易なラップフィルム引出具を提供する。【解決手段】収納箱の短手方向に対して二つ折り可能な長板状に形成されたラップフィルム引出具1の両側内面の長手方向の全面に渡って密着層5を形成する。密着層5はポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン等のフィルムを使用し、弾性体であるスポンジ層6を備えた両面テープを使用して貼付する。【選択図】図2
Description
本考案は食品等の包装に用いられるラップフィルムに関し、とくにその引出しに際して使用する引出具に関するものである。
食品等の包装に用いられる包装用ラップフィルムは、一般に、紙筒に巻回された長尺フィルムのロールとして紙箱内に収納される。そして使用に際しては、ラップフィルムをロールから連続的に繰り出し、紙箱に設けられた切断刃を用いて所望の長さに切断して使用する。
しかしながら、ラップフィルムは被包装物に付着し易い性質を有し、この性質は、密封包装する上で好ましい特徴である反面、ラップフィルム同士が局部的に重なり皺や捩れなどを生じ、取扱いを困難にする欠点でもある。
そこで、ラップフィルムの端縁に着脱可能な粘着剤のついた棒状の器具で、ラップフィルムの引出しを行うようにしたものや(特許文献1参照)。ラップフィルム収納箱に収納されたラップフィルムの引出し側の端縁に粘着させて、前記ラップフィルムを引き出すラップフィルム引出具であって、ラップフィルムに粘着可能な粘着板と、前記粘着板をその長手方向に沿って延びる長辺側の端縁が突出するように表面及び裏面の両側から挟持する本体部とからなるラップフィルム引出具が開示されている(特許文献2参照。)。また、ラップフィルム等の幅と同等の長さで、やや強度のある細い短冊形の板または棒で、その両端の二箇所に、少量の粘着剤を付け、フィルムを収納箱から引き出す際、この板または棒にフィルムの先端部分を粘着させて引き出すものが提案されている(特許文献3)。
しかしながら、従来のラップフィルム取出具を用いた場合には、以下のような問題が生じていた。ラップフィルム引出具は、ラップフィルムを引き出すためにある程度の粘着力を必要とするが、包装後にはラップフィルムから剥がす必要があるため、粘着力が強すぎてもよくない。しかし、粘着剤の物性の調整だけで適度な粘着力を得ることは甚だ困難である。すなわち、粘着剤自体の粘着力が強すぎるとラップフィルムが強く接着しすぎて剥離することが困難になる。また、粘着剤層には徐々に塵埃が付着し、ラップフィルムに対する粘着力が低下すると共に、不衛生になるという欠点がある。
また、特許文献1に記載された発明のように、粘着剤を引出具本体の裏面に間隔を空けて付着させたものがあるが、これはラップフィルムを引き剥がすときのスムーズさに欠け、不規則にフィルムが破れるおそれがある。さらに、特許文献2に記載された発明のように、粘着剤を本体部の裏面の両端のみに付着させたものがあるが、これではラップの中央部分が引出具に粘着せずに浮いた状態となり、ラップフィルムをスムーズに引き出すことができない。
本考案もまた上記従来技術の課題に鑑み、ラップフィルムを収納箱からスムーズに引き出すことができ、さらにラップフィルムと適度に密着して引き剥がしも容易なラップフィルム引出具を提供することを目的とする。
このため本考案のラップフィルム引出具は、収納箱内にロール状に巻かれて収納された包装用ラップフィルムの引き出し側端縁に粘着させて、当該ラップフィルムを引き出す引出具であって、前記ラップフィルムに粘着される粘着面に当該ラップと同質の素材で密着層を形成したことを第1の特徴とする。また、密着層に弾性体を積層したことを第2の特徴とする。
本考案によれば、ラップフィルム引出具の粘着面をラップと同質の素材で密着層を形成することによって、ラップフィルムの取り出しに際しては良好な粘着性を発揮し、スムーズな引き出しを行うことができ、かつ、密着層に弾性体を積層したことで、引出具全体にわたって押圧され、ラップ端の両隅が垂れることなく全体にわたって確実に粘着保持することができる。その結果、引き出し幅が短くてもラップを確実に切断することができ、引き出したラップ全体を均等にピンと張ることができる。このため切断刃による切れ味も良好になる。また、ラップと引出具は強力に接着されているわけではなく、表面同士が密着しているだけなので、ラッピングした後のラップフィルムを引出具から容易に剥がすことができ、かつラップの引き出し端がロール本体に巻き付くことを防止できる。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案の実施の形態について詳細に説明する。 図1及び図2に示すように、本考案のラップフィルム収納箱2は、その折蓋2aの先端に切断刃4が取り付けられている。尚、この切断刃4の取り付け位置は、収納箱2からラップフィルム3が引き出され、切断可能な場所であればどこでもよく特に限定されるものではない。ただ、一般的にはラップフィルム3を切断する際、収納箱2の前板2bとこの前板2bと重なる折蓋2aとの間でラップフィルム3を挟んで、外側から折蓋2aを押さえながら切断する仕様が好適に採用されている。
収納箱2と同質の紙材で作られたラップフィルム引出具1は、収納箱2の短手方向に対して二つ折り可能な長板状に形成されている。尚、ラップフィルム引出具1の材質は、弾力性のある材質であれば、ラップフィルム3との密着時に全体が撓ることにより密着し易くなる。密着層5としては、ラップフィルム3と同質のフィルムを用いれば、塵埃や異物の付着により粘着力が低下しても、水で洗い流して乾燥させるだけで簡単に復元できるので清潔な状態で何回も使用できる。
ラップフィルム3は、巻回ロールの形態で一般的に市販されている食品包装用ラップフィルムであり、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン等の主材質からなる。この種のラップフィルムは、被包装物に付着又は密着する性質を有し、食品等の被包装物を密封保存するのに適しており、一般家庭における食品又は台所用品の日常的包装や、商工業的な食品包装材料として広く普及している。
図2に示すように、ラップフィルム引出具1の裏面には、その全面に渡って密着層5が形成されている。この密着層5の材料としては、ラップフィルム3と同質の素材であるポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン等のフィルムを使用し、弾性体であるスポンジ層6を備えた両面テープを使用して貼付する。そして、ラップフィルム3と密着層5の表面同士が適度に粘着し、ラップフィルム3の取り出しに際しては良好な粘着性を有し、スムーズな引き出しを行うことができ、かつ、被包装物をラッピングした後のラップフィルム3を引出具1から容易に剥がすことができる。
すなわち、密着層5の材料をラップフィルム3と同質の素材したことにより、引出具1はラップフィルム3と密着し、引き出しに充分な粘着力は付与されるが、ラップフィルム3が強く接着し過ぎることがない。また、引出具1に塵埃が多量に付着し、ラップフィルム3の保持性が低下したり、不衛生になるという欠点も解消できる。さらに、ラッピングした後のラップフィルム3を引出具1から容易に引き剥がすことができる。
以下にラップフィルム引出具1を用いて、フィルム収納箱2に収納されたラップフィルム3を引き出して、料理等をラッピングする方法について説明する。
最初に、ラップフィルム3の引き出し側の端縁に、ラップフィルム引出具1の一方の内面を貼着させる。このとき、図2に示すように、ラップフィルム引出具1の内面にはラップフィルム3と同質の素材からなる密着層5が形成されており、この密着層5を人指により長手方向全体に渡って押圧する。とくにラップフィルム3の引き出し側の端縁左右両端は強く押圧して粘着させるのが好ましい。その際は、引出具1を直接押圧しても良いし、折蓋2aの上から押圧しても良い。次に、図3に示すように、ラップフィルム引出具1を折畳んでラップフィルム3を挟持して引っ張って、ラップフィルム3を所望する長さだけ引き出し、料理皿等を覆った後、収納箱2に取付けられた切断刃4により切断する。最後に、ラップフィルム3を皿の形状に合わせて整えてラッピングが完了する。
また、図4に示すように、ラップフィルム引出具1は、使用後にロールの始端に再びラップフィルム3に粘着させ、そのまま収納箱2の折蓋2aに挟み込んでおけば、紛失を防止でき収納場所にも困らない。また、ラップの引き出し端がロール本体に巻き付くことを防止でき、次に使用する際にも引き出す切っ掛けを施した状態となり清潔で便利である。
1 ラップフィルム引出具
2 収納箱
2a 折蓋
2b 前板
3 ラップフィルム
4 切断刃
5 密着層
6 スポンジ層(弾性体)
2 収納箱
2a 折蓋
2b 前板
3 ラップフィルム
4 切断刃
5 密着層
6 スポンジ層(弾性体)
Claims (2)
- 収納箱内にロール状に巻かれて収納された包装用ラップフィルムの引き出し側端縁に粘着させて、当該ラップフィルムを引き出す引出具であって、前記ラップフィルムに粘着される粘着面に当該ラップと同質の素材で密着層を形成したことを特徴とするラップフィルム引出具。
- 密着層に弾性体を積層したことを特徴とする請求項1記載のラップフィルム引出具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010006276U JP3164479U (ja) | 2010-09-18 | 2010-09-18 | ラップフィルム引出具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010006276U JP3164479U (ja) | 2010-09-18 | 2010-09-18 | ラップフィルム引出具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3164479U true JP3164479U (ja) | 2010-12-02 |
Family
ID=54875872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010006276U Expired - Fee Related JP3164479U (ja) | 2010-09-18 | 2010-09-18 | ラップフィルム引出具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3164479U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012106751A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Kureha Corp | 巻回体収容箱、巻回体入り収容箱及び長尺物引き出し方法 |
-
2010
- 2010-09-18 JP JP2010006276U patent/JP3164479U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2012106751A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Kureha Corp | 巻回体収容箱、巻回体入り収容箱及び長尺物引き出し方法 |
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