JP3082294B2 - 伴奏音信号形成装置 - Google Patents

伴奏音信号形成装置

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JP3082294B2
JP3082294B2 JP03119930A JP11993091A JP3082294B2 JP 3082294 B2 JP3082294 B2 JP 3082294B2 JP 03119930 A JP03119930 A JP 03119930A JP 11993091 A JP11993091 A JP 11993091A JP 3082294 B2 JP3082294 B2 JP 3082294B2
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朱実 首田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動伴奏機能を備えた
電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、自動伴奏機能を備えた電子楽器が
実用化されている。自動伴奏機能とは、電子鍵盤楽器の
場合、特定の音域でキーオンされたキーの組み合わせか
ら、指定された和音の種類や根音を検出し、この検出さ
れた和音に基づく分散和音などの伴奏音を自動演奏する
機能のことである。従来のこの種の電子楽器では、各和
音種類(メジャ,マイナ,7th等)ごとに1つの基本パ
ターン(例えば、Cを根音とするパターン)を記憶して
おり、検出された和音の根音に基づいてこの基本パター
ンを移調することによって発音するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、伴奏パターン
の発音音域は、メロディ音域よりも低く、ベース音域よ
りも高いほうが望ましい。すなわち、メロディ音域と重
なるとメロディが聞こえにくくなり、ベース音域ほど低
く発音させると不自然である。このため、従来の自動伴
奏機能を備えた電子楽器においては、基本伴奏パターン
をメロディ音域よりも1オクターブ程度低く設定してお
き、キーオンされたキーの組み合わせによって検出され
た和音の根音に基づいて高音側に移調された結果、伴奏
パターンの構成音のうちメロディ音域に重なる音符が生
じたとき、その音符のみを再度1オクターブ下の音高に
下げて発音するようにしていた。すなわち、基本パター
ンが図13(A)に示すようなCメジャのパターンの場
合、Dに移調したとき同図(C)の破線に示すようにE
4,F♯4の音符が生じるが、これが1オクターブ下の
E3,F♯3に移調されてしまう。このため、パターン
の流れが極めて不自然になってしまう欠点があった。
【0004】この発明は、根音の音高に応じて異なるパ
ターンを記憶したことにより上記課題を解決した自動伴
奏機能を有する電子楽器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、少なくとも根音と和音種類を指示する和音情報を
入力する和音情報入力手段と、根音を複数のグループに
グループ化した根音グループごとに伴奏パターンを記憶
した伴奏パターン記憶手段と、前記和音情報が指示する
根音が属する根音グループに対応する伴奏パターンを前
記伴奏パターン記憶手段から読み出し、該読み出された
伴奏パターンと前記入力された和音情報に基づいて伴奏
の音高を決定する伴奏制御部と、該伴奏制御部によって
決定された音高の伴奏音信号を形成する伴奏音信号形成
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】この出願の請求項2の発明は、少なくとも
根音と和音種類を指示する和音情報を入力する和音情報
入力手段と、基本伴奏パターンを記憶した基本伴奏パタ
ーン記憶手段と、根音を複数グループにグループ化した
根音グループごとに伴奏音高のオクターブを決定するオ
クターブデータを記憶したオクターブデータ記憶手段
と、基本伴奏パターンを読み出すパターン読み出し手段
と、前記入力された和音情報が指示する根音が属する根
音グループに対応するオクターブデータ、前記基本伴奏
パターンおよび前記入力された和音情報に基づいて伴奏
の音高を決定する伴奏制御部と、該伴奏制御部によって
決定された音高の伴奏音信号を形成する伴奏音信号形成
手段と、を備えたことを特徴とする。この出願の請求項
3の発明は、少なくとも根音と和音情報を指示する和音
情報を入力する和音情報入力手段と、リズム種類を指定
するリズム種類指定手段と、和音種類を複数の和音種類
グループに分類し、各和音種類グループごとに伴奏パタ
ーンを記憶した伴奏パターン記憶手段と、前記リズム種
類指定手段で指定するリズム種類ごとに、前記和音種類
が指示する和音種類がどの和音種類グループに属するか
を指示する和音種類グループ指示手段と、前記指定され
たリズム種類の伴奏パターンであって、前記和音種類グ
ループ指示手段によって指示される和音種類グループに
対応する伴奏パターンを前記伴奏パターン記憶手段から
読み出し、該読み出された伴奏パターンと前記入力され
た和音情報に基づいて伴奏の音高を決定する伴奏制御部
と、該伴奏制御部によって決定された音高の伴奏音信号
を形成する伴奏音信号形成手段と、を備えたことを特徴
とする。この出願の請求項4の発明は、少なくとも根音
と和音種類を指示する和音情報を入力する和音情報入力
手段と、複数の伴奏パターンを記憶する記憶手段であっ
て、前記伴奏パターンのそれぞれは所定の和音根音が指
定されたときのみに発音するように対応つけられたもの
と、前記入力された和音情報が指示する根音に応じて、
該根音に対応する伴奏パターンを読み出し、該読み出さ
れた伴奏パターンと前記入力された和音情報に基づいて
伴奏音の音高を決定する伴奏制御部と、該伴奏制御部に
よって決定された音高の伴奏音信号を形成する伴奏音信
号形成手段と、を備えたことを特徴とする。この出願の
請求項5の発明は、請求項1または4の発明において、
さらに、リズム種類を指定するリズム種類指定手段と前
記リズム種類指定手段で指定するリズム種類ごとに、前
記入力された和音情報が指示する和音種類がどの和音種
類グループに属するかを指示する和音種類グループ指示
手段とを有し、前記伴奏制御部は入力された和音情報が
指示する根音が属する根音グループと和音種類グループ
指示手段が指示する和音種類グループと前記リズム種類
指定手段によって指定されるリズム種類に対応した伴奏
パターンを読み出し、該読み出された伴奏パターンと前
記供給された和音情報に基づいて伴奏の音高を決定する
ことを特徴とする
【0007】
【作用】この出願の請求項1の電子楽器は、伴奏パター
ンを根音グループごとに記憶した。伴奏パターンを読み
出すときには、和音情報が指示する根音に基づいて対応
する伴奏パターンを読み出す。根音グループごとに記憶
されている伴奏パターンは、根音が高く旋律音に近い場
合には低い音を多用したパターンが記憶されており、根
音が低いときには高い音も使用したパターンが記憶され
ている。これによって、どのような和音であっても旋律
の流れをそこなわず適当な音域で自動伴奏をすることが
できる。この出願の請求項2の電子楽器は、基本伴奏パ
ターンを記憶するとともに、和音の根音グループごとに
この基本伴奏パターンのオクターブデータを記憶した
基本伴奏パターンを読み出すときには、根音グループに
対応して指定されているオクターブでこれを読み出す。
これによって、適当な音域で自動伴奏をすることがで
き、和音が旋律に重なることがなくなる。この出願の請
求項3の電子楽器は、伴奏パターンを和音種類グループ
ごとに記憶した。伴奏パターンを読み出すときには、
ズム種類を指定し、指定されたリズム種類に対応する
音種類ループ伴奏パターンを、指定された根音でシ
フトして読み出す。これによって、リズム種類に応じた
適当な伴奏パターンで自動伴奏をすることができる。こ
の出願の請求項4の電子楽器は、伴奏パターンを和音種
類グループおよび根音グループごとに記憶した。伴奏パ
ターンを読み出すときには、検出された和音種類のみな
らず根音にも基づいて対応する伴奏パターンを読み出
す。根音グループごとに記憶されている伴奏パターン
は、根音が高く旋律音に近い場合には低い音を多用した
パターンが記憶されており、根音が低いときには高い音
も使用したパターンが記憶されている。これによって、
どのような和音であっても旋律の流れをそこなわず適当
な音域で自動伴奏をすることができる。
【0008】また、この出願の請求項5の電子楽器は、
請求項1、4の発明において、伴奏パターンを選択する
とき、リズム種類を指定し、指定されたリズム種類に対
応する和音種類グループの伴奏パターンを、指定された
根音でシフトして読み出す。これによって、リズム種類
に応じた適当な伴奏パターンで自動伴奏をすることがで
きる。
【0009】
【実施例】図1は、この発明の実施例である電子楽器の
ブロック図である。この電子楽器は鍵盤16を操作して
通常の演奏を行うことができるとともに、鍵盤16の低
音側の1オクターブの音域内で発生されたキーオンに基
づいて和音を検出し自動伴奏音を発音することができ
る。この電子楽器の動作はCPU10が制御する。CP
U10には、バス11を介して、プログラムメモリ1
2,パターンメモリ13,テーブルメモリ14,ワーキ
ングメモリ15,鍵盤16,操作スイッチ群17,トー
ンジェネレータ18が接続されている。また、CPU1
0の割り込み端子にはテンポクロック発生器20が接続
されている。トーンジェネレータ18にはサウンドシス
テム19が接続されている。プログラムメモリ12はR
OMで構成されており、図5〜図9,図12のフローチ
ャートで示されるプログラムがそれぞれ記憶されてい
る。パターンメモリ13はROMで構成されており、図
2の伴奏パターンが記憶されている。テーブルメモリ1
4には、図3,図4の各種テーブルが記憶されている。
ワーキングメモリ15は演奏中に生じた各種のデータを
記憶する。鍵盤16は61(5オクターブ)のキーを備
えている。自動伴奏モード時には、このうち低音側の1
オクターブ(12キー)の音域が和音指定用キーとして
機能する。操作スイッチ群17は音色や演奏スタイル
(リズム)などを選択するスイッチを含んでいる。トー
ンジェネレータ18はノーマルトーンジェネレータ2
1,伴奏トーンジェネレータ22およびリズムトーンジ
ェネレータ23からなっている。ノーマルトーンジェネ
レータ21は鍵盤16の押鍵操作による通常の楽音の発
生を行い、伴奏トーンジェネレータ22は伴奏パターン
の自動演奏による演奏を行う。リズムトーンジェネレー
タ23は自動伴奏時のリズム音の形成を行う。テンポク
ロック発生器20はCPU10から指示されたタイミン
グごとにCPU10に対して割り込みをかける。
【0010】図2はパターンメモリ13に記憶されてい
る伴奏パターンを示す図である。同図(A)は伴奏旋律
の記憶内容を示す図ある。伴奏旋律は4つの根音グルー
プごとに記憶されており、各根音グループの記憶エリア
にはメジャ系,マイナ系,7thの3タイプの伴奏旋律パ
ターンが各リズムスタイルごとに記憶されている。ここ
で根音グループは1オクターブ12半音を3音づつ4グ
ループに分けたものであり、(C,C♯,D)(D♯,
E,F)(F♯,G,G♯)(A,A♯,B)のように
4つのグループに分割されている。このように、音高の
近いものをグループ化することにより根音に合わせて音
高をシフトしても、その音高はほとんど上下せずオクタ
ーブシフトする必要がなくなる。また、同図(B)は伴
奏リズムパターンの記憶内容を説明する図である。リズ
ムは和音の種類や根音に拘わらず一定であるため、各リ
ズムスタイルごとに1つのパターンが記憶されている。
【0011】ここで、図2(A)の伴奏旋律パターン
は、データ量を節約するため、音程ナンバで記憶されて
いる。音程ナンバとは、電子楽器で発音可能な音高のう
ち、伴奏に使用される音域の音高のみに特定の数値を与
えたものであり、5ビットのデータで構成されている。
音程ナンバは図3に示すようなテーブルに記憶されてい
る。同図に示すように各和音タイプごとにその伴奏旋律
パターンに用いられる音高のみに0〜31の番号を与え
ている。このテーブルは根音が12半音のいずれである
かにより12種類設定されており、根音が読み出された
ときその伴奏旋律パターンの音程ナンバをこのテーブル
に当てはめることによって発音すべき音高を割り出すこ
とができる。また、後述するように特殊な和音が検出さ
れた場合、伴奏旋律パターンとしてメジャ系,マイナ
系,7th系のものを適用するが、音程ナンバの一部を変
更することにより上記パターンを特殊な和音に適合させ
ることができる(図3の30参照)。
【0012】図4は和音グループテーブルである。図2
(A)に示すように伴奏旋律パターンはメジャ系,マイ
ナ系,7th系の3タイプが記憶されているが、実際に検
出される和音のタイプは、図4の表頭に示すように多種
類にのぼる。どのような和音種類が検出された場合で
も、記憶されている3タイプのパターンを用いて伴奏を
行う。このため、検出された和音に対応してどのパター
ンを用いるかが、各リズムスタイルごとにこのテーブル
に記憶されている。たとえば、メジャ7th(7度音が長
7度になっている和音)が検出されたとき、リズムスタ
イルがスイングの場合にはメジャ系の伴奏パターンを用
い、16ビートの場合には7th系を用いるなどである。
テーブルメモリ14にはメジャ系の伴奏パターンを指示
するデータとして0,マイナ系を指示するデータとして
1,7th系を指示するデータとして2が記憶されてい
る。
【0013】図5〜図9は同電子楽器の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0014】図5はメインルーチンを示す。この電子楽
器の電源がオンされるとまず初期設定動作(n1)を実
行する。初期設定動作とは、レジスタのリセットやプリ
セットのデータのトーンジェネレータ18への送出など
の動作である。この動作によってこの電子楽器は演奏可
能状態となる。こののちキーイベントの有無(n2),
スタートスイッチのオンイベントの有無(n3),スタ
イル選択スイッチのオンイベントの有無(n4)を判断
する。さらに、その他処理(n5)を実行する。キーイ
ベントがあった場合にはキーイベント処理(n6)を実
行する。スタートスイッチのオンイベントがあった場合
にはRUNフラグを反転し(n7)、この結果RUNが
1になった場合には自動伴奏動作をスタートするため、
テンポクロックレジスタCLKをクリアし(n9)、選
択されているリズムスタイルの音色を対応する各チャン
ネルにセットする(n10)。スタイル選択スイッチの
オンイベントがあった場合には選択されたリズムスタイ
ルのナンバをSTLNレジスタにセットする。
【0015】図6はキーイベント処理を示すフローチャ
ートである。キーイベントがあると通常はそのキーオ
ン,キーオフに対応する発音/消音処理動作(n25)
を実行する。ただし、自動伴奏モード(RUN=1)で
ありかつ左鍵域(和音を検出する音域)の場合には以下
の動作を実行する(n20,n21)。左鍵域でオンさ
れているキーの組み合わせから和音を検出し、検出され
た和音の根音をCRTに記憶し、和音種類をCTPにセ
ットする(n22)。これらのデータに基づいて和音グ
ループテーブル(図4)を検索し、伴奏旋律パターンの
タイプを示すコードをTPGPにセットする(n2
3)。このコードは、上述したようにメジャ系=0,マ
イナ系=1,7th系=2である。次に、根音コードCR
Tにより根音グループナンバを求める。この根音グルー
プを示すコードをRTGPにセットする(n24)。以
上のデータに読み出される伴奏旋律パターンはタイマ割
り込み動作によって発音される。
【0016】図7はタイマ割り込み動作を示すフローチ
ャートである。この動作はテンポクロック発生器20の
割り込みにより16分の1拍ごとに実行される。まず、
RUNフラグがセットしているかどうかを判断する。セ
ットしていない場合には自動伴奏動作が行われないため
そのままリターンする。RUNフラグがセットしている
場合には、第1トラック〜第6トラックについて順次自
動演奏動作を実行する。(n31〜n36)。このう
ち、トラックナンバTRK=1〜4のトラックに関して
はコード/ベース動作を実行し(n33)、TRK=
5,6のトラックに関してはリズム動作(n34)を実
行する。すなわち、第1〜第4トラックは伴奏旋律のパ
ターンが記憶されたトラック(図2(A))であり、5,
6のトラックは伴奏用のリズムが記憶されたトラック
(図2(B))である。こののち、テンポクロックレジス
タCLKが31の場合には2小節分のパターンが終了し
たため、CLKをクリアする(n37,n39)。CL
K<31の場合にはCLKに1を加算する(n38)。
【0017】図8はコード/べース動作を示すフローチ
ャートである。まず、選択された伴奏旋律パターンのう
ちテンポクロックレジスタのタイミングに対応したパタ
ーンデータを読出して音程ナンバレジスタKCNにセッ
トする(n41)。このKCNの内容がFFH であれば
発音しないことを意味するためそのままリターンする
(n42)。KCNがFFH 以外であればこの音程ナン
バと根音CRT,和音種類CTPに基づいて音程ナンバ
テーブル(図3)を参照し、キーコードを割り出す。こ
のキーコードをKCレジスタにセットする(n43)。
このキーコードを含むキーオンデータを対応する発音チ
ャンネルに出力する(n44)。
【0018】ここで伴奏旋律パターンは図13(A),
(B)のように音高に合わせて適当なパターンで記憶さ
れているため、検出された根音に基づき対応するパター
ンを読み出すことにより流れのよい伴奏パターンを自動
演奏することができる。
【0019】図9はリズム動作を示すフローチャートで
ある。まず、テンポクロックレジスタのタイミングに対
応したパターンデータを読出してリズムナンバレジスタ
RNにセットする(n50)。RNの内容がFFH であ
れば発音しないことを意味するためそのままリターンす
る(n51)。RNがFFH 以外であればこのコードR
Nを含むデータを対応する発音チャンネルに出力する
(n52)。
【0020】図10〜図12はこの発明の第2の実施例
を示す図である。この実施例において上記第1の実施例
と異なる点は、図10に示すように伴奏旋律パターンが
リズムスタイルおよび和音タイプグループごとにそれぞ
れ1種類基本パターンとして記憶されており、各根音グ
ループごとに基本パターンに対応するオクターブデータ
が記憶されている点である。基本パターンはノートコー
ドで記憶されている。
【0021】また、検出された和音種類に基づいて使用
するパターンの構成音を変換するためのコード変換テー
ブルが設けられている(図11)。
【0022】このような構成にした場合、上記図8のコ
ード/ベース動作は図12に示すように変更される。
【0023】図12においてまず、選択されたパターン
のうちテンポクロックレジスタのタイミングに対応した
パターンデータを読出してノートコードレジスタNCに
セットする(n61)。NCの内容がFFH であれば発
音しないことを意味するためそのままリターンする(n
62)。NCがFFH 以外であれば、選択されたパター
ンのうちこのタイミングに対応したオクターブデータを
読み出してOCTレジスタにセットする(n63)。N
C,OCTに基づいて和音の何度音であるかを算出する
(n64)。算出式は、(NC+12−CRT)mod 1
2である。これにより、コード変換テーブルを参照して
変換データDを読み出す(n65)。NCおよびDに基
づいて実際に発音すべきノートコードを算出する(n6
6)。算出式は、(NC+12+D)mod12である。
このノートコードNCにオクターブコードOCTを付加
してキーコードKCを割り出す(n67)。このキーコ
ードを含むキーオンデータを対応する発音チャンネルに
出力する(n68)。
【0024】以上の動作により、データ量を少なく、且
つ、流れのよい伴奏パターンを構成することができる。
【0025】
【発明の効果】以上のようにこの発明のデータによれ
ば、和音のタイプやリズムの種類のみならず、和音の根
音グループごとに伴奏パターンを記憶したことにより、
検出された和音の根音が高いものであっても低いもので
あっても、伴奏パターンをオクターブシフトする必要が
なくなり、流れのよい伴奏パターンを自動演奏すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である電子楽器のブロック
図、
【図2】同電子楽器の伴奏パターンテーブルの構成を示
す図、
【図3】同電子楽器のキーコードアサインテーブルを示
す図、
【図4】同電子楽器の和音グループテーブルを示す図、
【図5】同電子楽器の動作を示すフローチャート、
【図6】同電子楽器の動作を示すフローチャート、
【図7】同電子楽器の動作を示すフローチャート、
【図8】同電子楽器の動作を示すフローチャート、
【図9】同電子楽器の動作を示すフローチャート、
【図10】この発明の第2の実施例に用いられる伴奏パ
ターンを示す図、
【図11】同実施例のコード変換テーブルを示す図、
【図12】同実施例において実行されるコードベース動
作を示す図、
【図13】伴奏旋律パターンの例を示す図。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−119397(JP,A) 特開 昭63−193199(JP,A) 特開 平4−30198(JP,A) 特開 昭59−140495(JP,A) 特開 平2−83591(JP,A) 特公 平7−38112(JP,B2) 実公 昭60−12160(JP,Y2) 実公 平1−25994(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 - 7/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも根音と和音種類を指示する和
    音情報を入力する和音情報入力手段と、 根音を複数のグループにグループ化した根音グループご
    とに伴奏パターンを記憶した伴奏パターン記憶手段と、前記和音情報が指示する 根音が属する根音グループに対
    応する伴奏パターンを前記伴奏パターン記憶手段から読
    み出し、該読み出された伴奏パターンと前記入力された
    和音情報に基づいて伴奏の音高を決定する伴奏制御部
    と、 該伴奏制御部によって決定された音高の伴奏音信号を形
    成する伴奏音信号形成手段と、 を備えた伴奏音信号形成装置
  2. 【請求項2】 少なくとも根音と和音種類を指示する和
    音情報を入力する和音情報入力手段と、 基本伴奏パターンを記憶した基本伴奏パターン記憶手段
    と、 根音を複数グループにグループ化した根音グループごと
    に伴奏音高のオクターブを決定するオクターブデータを
    記憶したオクターブデータ記憶手段と、 基本伴奏パターンを読み出すパターン読み出し手段と、 前記入力された和音情報が指示する根音が属する根音グ
    ループに対応するオクターブデータ、前記基本伴奏パタ
    ーンおよび前記入力された和音情報に基づいて伴奏の音
    高を決定する伴奏制御部と、 該伴奏制御部によって決定された音高の伴奏音信号を形
    成する伴奏音信号形成手段と、 を備えた伴奏音信号形成装置
  3. 【請求項3】 少なくとも根音と和音情報を指示する和
    音情報を入力する和音情報入力手段と、リズム種類を指定するリズム種類指定手段と、 和音種類を複数の和音種類グループに分類し、各和音種
    類グループごとに伴奏パターンを記憶した伴奏パターン
    記憶手段と、前記リズム種類指定手段で指定するリズム種類ごとに、
    前記和音種類が指示す る和音種類がどの和音種類グルー
    プに属するかを指示する和音種類グループ指示手段と、 前記指定されたリズム種類の伴奏パターンであって、前
    記和音種類グループ指示手段によって指示される 和音種
    類グループに対応する伴奏パターンを前記伴奏パターン
    記憶手段から読み出し、該読み出された伴奏パターンと
    前記入力された和音情報に基づいて伴奏の音高を決定す
    る伴奏制御部と、 該伴奏制御部によって決定された音高の伴奏音信号を形
    成する伴奏音信号形成手段と、 を備えたことを特徴とする伴奏音信号形成装置
  4. 【請求項4】 少なくとも根音と和音種類を指示する和
    音情報を入力する和音情報入力手段と、複数の伴奏パターンを記憶する記憶手段であって、前記
    伴奏パターンのそれぞれは所定の和音根音が指定された
    ときのみに発音するように対応つけられたものと、 前記入力された和音情報が指示する根音に応じて、該根
    音に対応する伴奏パターンを読み出し、該読み出された
    伴奏パターンと前記入力された和音情報に基づいて伴奏
    音の音高を決定する伴奏制御部と、 該伴奏制御部によって決定された音高の伴奏音信号を形
    成する伴奏音信号形成手段と、 を備えたことを特徴とする伴奏音信号形成装置
  5. 【請求項5】 さらに、リズム種類を指定するリズム種
    類指定手段と前記リズム種類指定手段で指定するリズム
    種類ごとに、前記入力された和音情報が指示する和音種
    類がどの和音種類グループに属するかを指示する和音種
    類グループ指示手段とを有し、 前記伴奏制御部は入力された和音情報が指示する根音が
    属する根音グループと和音種類グループ指示手段が指示
    する和音種類グループと前記リズム種類指定手段によっ
    て指定されるリズム種類に対応した伴奏パターンを読み
    出し、該読み出された伴奏パターンと前記供給された和
    音情報に基づいて伴奏の音高を決定することを特徴とす
    る請求項1または請求項4に記載の伴奏音信号形成装
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101059956B (zh) * 2006-04-17 2012-05-30 雅马哈株式会社 乐音信号发生装置及方法

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