JPH04346399A - 伴奏音信号形成装置 - Google Patents
伴奏音信号形成装置Info
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- JPH04346399A JPH04346399A JP3119930A JP11993091A JPH04346399A JP H04346399 A JPH04346399 A JP H04346399A JP 3119930 A JP3119930 A JP 3119930A JP 11993091 A JP11993091 A JP 11993091A JP H04346399 A JPH04346399 A JP H04346399A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
電子楽器に関する。
実用化されている。自動伴奏機能とは、電子鍵盤楽器の
場合、特定の音域でキーオンされたキーの組み合わせか
ら、指定された和音の種類や根音を検出し、この検出さ
れた和音に基づく分散和音などの伴奏音を自動演奏する
機能のことである。従来のこの種の電子楽器では、各和
音種類(メジャ,マイナ,7th等)ごとに1つの基本
パターン(例えば、Cを根音とするパターン)を記憶し
ており、検出された和音の根音に基づいてこの基本パタ
ーンを移調することによって発音するようにしていた。
の発音音域は、メロディ音域よりも低く、ベース音域よ
りも高いほうが望ましい。すなわち、メロディ音域と重
なるとメロディが聞こえにくくなり、ベース音域ほど低
く発音させると不自然である。このため、従来の自動伴
奏機能を備えた電子楽器においては、基本伴奏パターン
をメロディ音域よりも1オクターブ程度低く設定してお
き、キーオンされたキーの組み合わせによって検出され
た和音の根音に基づいて高音側に移調された結果、伴奏
パターンの構成音のうちメロディ音域に重なる音符が生
じたとき、その音符のみを再度1オクターブ下の音高に
下げて発音するようにしていた。すなわち、基本パター
ンが図13(A)に示すようなCメジャのパターンの場
合、Dに移調したとき同図(C)の破線に示すようにE
4,F♯4の音符が生じるが、これが1オクターブ下の
E3,F♯3に移調されてしまう。このため、パターン
の流れが極めて不自然になってしまう欠点があった。
ターンを記憶したことにより上記課題を解決した自動伴
奏機能を有する電子楽器を提供することを目的とする。
明は、複数の音高を指定する音高指定手段と、前記指定
された音高から和音種類および根音を検出する和音検出
手段と、和音種類グループおよび根音グループごとに伴
奏パターンを記憶した伴奏パターン記憶手段と、和音検
出手段が検出した和音種類,根音が属する和音種類グル
ープ,根音グループに対応する伴奏パターンを前記伴奏
パターン記憶手段から読み出す読出手段と、読み出され
た伴奏パターンに基づいて伴奏の楽音信号を形成する楽
音信号形成手段と、を備えたことを特徴とする。
を指定する音高指定手段と、指定された音高から和音種
類および根音を検出する和音検出手段と、和音種類グル
ープ毎に基本伴奏パターンを記憶した基本伴奏パターン
記憶手段と、根音グループ毎に前記基本伴奏パターンの
オクターブデータを記憶したオクターブデータ記憶手段
と、和音検出手段が検出した和音種類に対応する基本伴
奏パターンを読み出すパターン読出手段と、和音検出手
段が検出した根音に対応するオクターブデータを読み出
すオクターブデータ読出手段と、読み出された基本伴奏
パターンおよびオクターブデータに基づいて伴奏の楽音
信号を形成する楽音信号形成手段と、を備えたことを特
徴とする。
ンを和音種類グループおよび根音グループごとに記憶し
た。伴奏パターンを読み出すときには、検出された和音
種類のみならず根音にも基づいて対応する伴奏パターン
を読み出す。根音グループごとに記憶されている伴奏パ
ターンは、根音が高く旋律音に近い場合には低い音を多
用したパターンが記憶されており、根音が低いときには
高い音も使用したパターンが記憶されている。これによ
って、どのような和音であっても流れをそこなわず適当
な音域で自動伴奏をすることができる。
伴奏パターンを1つの基本伴奏パターンと根音グループ
ごとのオクターブデータに分けて記憶した。自動伴奏す
るときには、検出され和音の種類に基づいて基本伴奏パ
ターンを選択し、根音に基づいてオクターブデータを選
択する。これによって、データ量を少なくすることがで
きる。
ブロック図である。この電子楽器は鍵盤16を操作して
通常の演奏を行うことができるとともに、鍵盤16の低
音側の1オクターブの音域内で発生されたキーオンに基
づいて和音を検出し自動伴奏音を発音することができる
。この電子楽器の動作はCPU10が制御する。CPU
10には、バス11を介して、プログラムメモリ12,
パターンメモリ13,テーブルメモリ14,ワーキング
メモリ15,鍵盤16,操作スイッチ群17,トーンジ
ェネレータ18が接続されている。また、CPU10の
割り込み端子にはテンポクロック発生器20が接続され
ている。トーンジェネレータ18にはサウンドシステム
19が接続されている。プログラムメモリ12はROM
で構成されており、図5〜図9,図12のフローチャー
トで示されるプログラムがそれぞれ記憶されている。パ
ターンメモリ13はROMで構成されており、図2の伴
奏パターンが記憶されている。テーブルメモリ14には
、図3,図4の各種テーブルが記憶されている。 ワーキングメモリ15は演奏中に生じた各種のデータを
記憶する。鍵盤16は61(5オクターブ)のキーを備
えている。自動伴奏モード時には、このうち低音側の1
オクターブ(12キー)の音域が和音指定用キーとして
機能する。操作スイッチ群17は音色や演奏スタイル(
リズム)などを選択するスイッチを含んでいる。トーン
ジェネレータ18はノーマルトーンジェネレータ21,
伴奏トーンジェネレータ22およびリズムトーンジェネ
レータ23からなっている。ノーマルトーンジェネレー
タ21は鍵盤16の押鍵操作による通常の楽音の発生を
行い、伴奏トーンジェネレータ22は伴奏パターンの自
動演奏による演奏を行う。リズムトーンジェネレータ2
3は自動伴奏時のリズム音の形成を行う。テンポクロッ
ク発生器20はCPU10から指示されたタイミングご
とにCPU10に対して割り込みをかける。
る伴奏パターンを示す図である。同図(A)は伴奏旋律
の記憶内容を示す図ある。伴奏旋律は4つの根音グルー
プごとに記憶されており、各根音グループの記憶エリア
にはメジャ系,マイナ系,7thの3タイプの伴奏旋律
パターンが各リズムスタイルごとに記憶されている。こ
こで根音グループは1オクターブ12半音を3音づつ4
グループに分けたものであり、(C,C♯,D)(D♯
,E,F)(F♯,G,G♯)(A,A♯,B)のよう
に4つのグループに分割されている。このように、音高
の近いものをグループ化することにより根音に合わせて
音高をシフトしても、その音高はほとんど上下せずオク
ターブシフトする必要がなくなる。また、同図(B)は
伴奏リズムパターンの記憶内容を説明する図である。リ
ズムは和音の種類や根音に拘わらず一定であるため、各
リズムスタイルごとに1つのパターンが記憶されている
。
、データ量を節約するため、音程ナンバで記憶されてい
る。音程ナンバとは、電子楽器で発音可能な音高のうち
、伴奏に使用される音域の音高のみに特定の数値を与え
たものであり、5ビットのデータで構成されている。 音程ナンバは図3に示すようなテーブルに記憶されてい
る。同図に示すように各和音タイプごとにその伴奏旋律
パターンに用いられる音高のみに0〜31の番号を与え
ている。このテーブルは根音が12半音のいずれである
かにより12種類設定されており、根音が読み出された
ときその伴奏旋律パターンの音程ナンバをこのテーブル
に当てはめることによって発音すべき音高を割り出すこ
とができる。また、後述するように特殊な和音が検出さ
れた場合、伴奏旋律パターンとしてメジャ系,マイナ系
,7th系のものを適用するが、音程ナンバの一部を変
更することにより上記パターンを特殊な和音に適合させ
ることができる(図3の30参照)。
(A)に示すように伴奏旋律パターンはメジャ系,マイ
ナ系,7th系の3タイプが記憶されているが、実際に
検出される和音のタイプは、図4の表頭に示すように多
種類にのぼる。どのような和音種類が検出された場合で
も、記憶されている3タイプのパターンを用いて伴奏を
行う。このため、検出された和音に対応してどのパター
ンを用いるかが、各リズムスタイルごとにこのテーブル
に記憶されている。たとえば、メジャ7th(7度音が
長7度になっている和音)が検出されたとき、リズムス
タイルがスイングの場合にはメジャ系の伴奏パターンを
用い、16ビートの場合には7th系を用いるなどであ
る。 テーブルメモリ14にはメジャ系の伴奏パターンを指示
するデータとして0,マイナ系を指示するデータとして
1,7th系を指示するデータとして2が記憶されてい
る。
ーチャートである。
器の電源がオンされるとまず初期設定動作(n1)を実
行する。初期設定動作とは、レジスタのリセットやプリ
セットのデータのトーンジェネレータ18への送出など
の動作である。この動作によってこの電子楽器は演奏可
能状態となる。こののちキーイベントの有無(n2),
スタートスイッチのオンイベントの有無(n3),スタ
イル選択スイッチのオンイベントの有無(n4)を判断
する。さらに、その他処理(n5)を実行する。キーイ
ベントがあった場合にはキーイベント処理(n6)を実
行する。スタートスイッチのオンイベントがあった場合
にはRUNフラグを反転し(n7)、この結果RUNが
1になった場合には自動伴奏動作をスタートするため、
テンポクロックレジスタCLKをクリアし(n9)、選
択されているリズムスタイルの音色を対応する各チャン
ネルにセットする(n10)。スタイル選択スイッチの
オンイベントがあった場合には選択されたリズムスタイ
ルのナンバをSTLNレジスタにセットする。
ートである。キーイベントがあると通常はそのキーオン
,キーオフに対応する発音/消音処理動作(n25)を
実行する。ただし、自動伴奏モード(RUN=1)であ
りかつ左鍵域(和音を検出する音域)の場合には以下の
動作を実行する(n20,n21)。左鍵域でオンされ
ているキーの組み合わせから和音を検出し、検出された
和音の根音をCRTに記憶し、和音種類をCTPにセッ
トする(n22)。これらのデータに基づいて和音グル
ープテーブル(図4)を検索し、伴奏旋律パターンのタ
イプを示すコードをTPGPにセットする(n23)。 このコードは、上述したようにメジャ系=0,マイナ系
=1,7th系=2である。次に、根音コードCRTに
より根音グループナンバを求める。この根音グループを
示すコードをRTGPにセットする(n24)。以上の
データに読み出される伴奏旋律パターンはタイマ割り込
み動作によって発音される。
ャートである。この動作はテンポクロック発生器20の
割り込みにより16分の1拍ごとに実行される。まず、
RUNフラグがセットしているかどうかを判断する。セ
ットしていない場合には自動伴奏動作が行われないため
そのままリターンする。RUNフラグがセットしている
場合には、第1トラック〜第6トラックについて順次自
動演奏動作を実行する。(n31〜n36)。このうち
、トラックナンバTRK=1〜4のトラックに関しては
コード/ベース動作を実行し(n33)、TRK=5,
6のトラックに関してはリズム動作(n34)を実行す
る。すなわち、第1〜第4トラックは伴奏旋律のパター
ンが記憶されたトラック(図2(A))であり、5,6
のトラックは伴奏用のリズムが記憶されたトラック(図
2(B))である。こののち、テンポクロックレジスタ
CLKが31の場合には2小節分のパターンが終了した
ため、CLKをクリアする(n37,n39)。CLK
<31の場合にはCLKに1を加算する(n38)。
ャートである。まず、選択された伴奏旋律パターンのう
ちテンポクロックレジスタのタイミングに対応したパタ
ーンデータを読出して音程ナンバレジスタKCNにセッ
トする(n41)。このKCNの内容がFFH であれ
ば発音しないことを意味するためそのままリターンする
(n42)。KCNがFFH 以外であればこの音程ナ
ンバと根音CRT,和音種類CTPに基づいて音程ナン
バテーブル(図3)を参照し、キーコードを割り出す。 このキーコードをKCレジスタにセットする(n43)
。 このキーコードを含むキーオンデータを対応する発音チ
ャンネルに出力する(n44)。
(B)のように音高に合わせて適当なパターンで記憶さ
れているため、検出された根音に基づき対応するパター
ンを読み出すことにより流れのよい伴奏パターンを自動
演奏することができる。
ある。まず、テンポクロックレジスタのタイミングに対
応したパターンデータを読出してリズムナンバレジスタ
RNにセットする(n50)。RNの内容がFFH で
あれば発音しないことを意味するためそのままリターン
する(n51)。RNがFFH 以外であればこのコー
ドRNを含むデータを対応する発音チャンネルに出力す
る(n52)。
を示す図である。この実施例において上記第1の実施例
と異なる点は、図10に示すように伴奏旋律パターンが
リズムスタイルおよび和音タイプグループごとにそれぞ
れ1種類基本パターンとして記憶されており、各根音グ
ループごとに基本パターンに対応するオクターブデータ
が記憶されている点である。基本パターンはノートコー
ドで記憶されている。
するパターンの構成音を変換するためのコード変換テー
ブルが設けられている(図11)。
ード/ベース動作は図12に示すように変更される。
のうちテンポクロックレジスタのタイミングに対応した
パターンデータを読出してノートコードレジスタNCに
セットする(n61)。NCの内容がFFH であれば
発音しないことを意味するためそのままリターンする(
n62)。NCがFFH 以外であれば、選択されたパ
ターンのうちこのタイミングに対応したオクターブデー
タを読み出してOCTレジスタにセットする(n63)
。NC,OCTに基づいて和音の何度音であるかを算出
する(n64)。算出式は、(NC+12−CRT)m
od 12である。これにより、コード変換テーブルを
参照して変換データDを読み出す(n65)。NCおよ
びDに基づいて実際に発音すべきノートコードを算出す
る(n66)。算出式は、(NC+12+D)mod1
2である。 このノートコードNCにオクターブコードOCTを付加
してキーコードKCを割り出す(n67)。このキーコ
ードを含むキーオンデータを対応する発音チャンネルに
出力する(n68)。
つ、流れのよい伴奏パターンを構成することができる。
、和音のタイプやリズムの種類のみならず、和音の根音
グループごとに伴奏パターンを記憶したことにより、検
出された和音の根音が高いものであっても低いものであ
っても、伴奏パターンをオクターブシフトする必要がな
くなり、流れのよい伴奏パターンを自動演奏することが
できる。
、
す図、
す図、
6】同電子楽器の動作を示すフローチャート、
同電子楽器の動作を示すフローチャート、
子楽器の動作を示すフローチャート、
器の動作を示すフローチャート、
第2の実施例に用いられる伴奏パターンを示す図、
図12】同実施例において実行されるコードベース動作
を示す図、
Claims (2)
- 【請求項1】複数の音高を指定する音高指定手段と、前
記指定された音高から和音種類および根音を検出する和
音検出手段と、和音種類グループおよび根音グループご
とに伴奏パターンを記憶した伴奏パターン記憶手段と、
和音検出手段が検出した和音種類,根音が属する和音種
類グループ,根音グループに対応する伴奏パターンを前
記伴奏パターン記憶手段から読み出す読出手段と、読み
出された伴奏パターンに基づいて伴奏の楽音信号を形成
する楽音信号形成手段と、を備えた電子楽器。 - 【請求項2】複数の音高を指定する音高指定手段と、指
定された音高から和音種類および根音を検出する和音検
出手段と、和音種類グループ毎に基本伴奏パターンを記
憶した基本伴奏パターン記憶手段と、根音グループ毎に
前記基本伴奏パターンのオクターブデータを記憶したオ
クターブデータ記憶手段と、和音検出手段が検出した和
音種類に対応する基本伴奏パターンを読み出すパターン
読出手段と、和音検出手段が検出した根音に対応するオ
クターブデータを読み出すオクターブデータ読出手段と
、読み出された基本伴奏パターンおよびオクターブデー
タに基づいて伴奏の楽音信号を形成する楽音信号形成手
段と、を備えた電子楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03119930A JP3082294B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 伴奏音信号形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03119930A JP3082294B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 伴奏音信号形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04346399A true JPH04346399A (ja) | 1992-12-02 |
JP3082294B2 JP3082294B2 (ja) | 2000-08-28 |
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ID=14773692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03119930A Expired - Lifetime JP3082294B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 伴奏音信号形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3082294B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007286312A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Yamaha Corp | 楽音信号発生装置 |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP03119930A patent/JP3082294B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3082294B2 (ja) | 2000-08-28 |
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