JP3171436B2 - 自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏装置

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JP3171436B2
JP3171436B2 JP12363998A JP12363998A JP3171436B2 JP 3171436 B2 JP3171436 B2 JP 3171436B2 JP 12363998 A JP12363998 A JP 12363998A JP 12363998 A JP12363998 A JP 12363998A JP 3171436 B2 JP3171436 B2 JP 3171436B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、和音構成音、ベー
ス音、打楽器音などの伴奏音を自動的に発生する自動伴
奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば特公昭6
3−1598号公報、特開平2−178697号公報な
どに示されているように、マーチ、ワルツ、ロックなど
の伴奏スタイル毎に、ノーマルパターンデータ、イント
ロパターンデータ及びフィルインパターンデータからな
る伴奏パターンデータを記憶した伴奏パターンメモリを
備えており、ノーマルパターンデータによる自動伴奏の
開始前にイントロパターンデータによる自動伴奏を付加
したり、ノーマルパターンデータによる自動伴奏中にフ
ィルインパターンデータによる自動伴奏を挿入できるよ
うにして、自動伴奏の単調さを解消するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
装置にあっては、ノーマル、イントロ、フィルインなど
の各パターンデータは伴奏スタイル毎に一種類ずつ用意
されているだけであるので、必ずしも演奏曲の曲想に適
した自動伴奏音を発生させることができないという問題
があった。
【0004】本発明は上記問題に対処するためになされ
たもので、その目的は、前記ノーマル、イントロ、フィ
ルインなどの各パターンデータを伴奏スタイル毎に複数
種類ずつ用意して、種々の演奏曲の曲想に適した自動伴
奏音の発生を可能とするとともに、簡単な操作で、音楽
的に自然なノーマル、イントロ、フィルイン、エンディ
ングなどの各パターンの切り換えを可能とした自動伴奏
装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】上記目
的を達成するために、上記請求項1に記載の発明の構成
上の特徴は、複数の伴奏スタイル毎に、複数組のイント
ロパターンデータと、同複数組のイントロパターンデー
タにそれぞれ対応した複数組のノーマルパターンデータ
及び同複数組のイントロパターンデータに対応しないノ
ーマルパターンデータからなって同イントロパターンデ
ータの組数より多い組数のノーマルパターンデータとを
記憶した伴奏データメモリ(図6のPLDT(STLN,SCTN,TRK
N))と、前記複数の伴奏スタイルのうちのいずれか一つ
を選択する伴奏スタイル選択手段(図3の22)と、前
記伴奏スタイル選択手段により選択された伴奏スタイル
に属する複数組のイントロパターンデータのうちのいず
れか一組のイントロパターンデータを選択するイントロ
パターン選択手段(図3の26a〜26c)と、前記伴
奏スタイル選択手段により選択された伴奏スタイルに属
する複数組のノーマルパターンデータのうちで、前記イ
ントロパターン選択手段により選択された一組のイント
ロパターンデータと対応関係にある一組のノーマルパタ
ーンデータを自動的に指定するノーマルパターン指定手
段(図22のステップ496,498)と、前記イント
ロパターン選択手段により選択された一組のイントロパ
ターンデータを所定期間に渡って読み出し、その後に前
記ノーマルパターン指定手段により指定された一組のノ
ーマルパターンデータの読み出しを自動的に開始して同
一組のノーマルパターンデータを繰り返し読み出す読み
出し手段(図20のステップ440〜458)と、前記
伴奏スタイル選択手段により選択された伴奏スタイルに
属する複数組のノーマルパターンデータのうちのいずれ
か一組のノーマルパターンデータを選択するノーマルパ
ターン選択手段(図3の25a〜25d)と、前記読み
出し手段による一組のイントロパターンデータ又はノー
マルパターンデータの読み出し中に前記ノーマルパター
ン選択手段により一組のノーマルパターンデータが選択
された場合、前記読み出し手段を制御して前記ノーマル
パターン指定手段により指定された一組のノーマルパタ
ーンデータに代えて前記選択された一組のノーマルパタ
ーンデータの読み出しに自動的に切り替える読み出し切
り替え手段(図9のステップ142,152、図12の
ステップ220〜226、図21のステップ462,4
80,482、図22のステップ492,494,51
2)と、前記読み出したイントロパターンデータ及びノ
ーマルパターンデータに応じて伴奏音信号を発生する伴
奏音信号発生手段(図2の40)とを備えたことにあ
る。上記のように構成した請求項1に記載の発明におい
ては、伴奏データメモリには複数の伴奏スタイル毎にそ
れぞれ複数組のイントロパターンデータ及びノーマルパ
ターンデータが記憶されており、伴奏スタイル選択手段
により一つの伴奏スタイルが選択されるとともに、イン
トロパターン選択手段により一組のイントロパターンデ
ータが選択されると、読み出し手段が前記選択された伴
奏スタイルに属する複数組のイントロパターンデータの
うちで前記選択された一組のイントロパターンデータを
読み出して、伴奏音信号発生手段が同読み出したイント
ロパターンデータに応じた伴奏音信号を発生する。そし
て、所定期間が経過して、このイントロパターンデータ
の読み出しが終了されると、読み出し手段は、ノーマル
パターン指定手段により自動的に指定された一組のノー
マルパターンデータであって、前記選択された伴奏スタ
イルに属する複数組のノーマルパターンデータのうちの
前記読み出した一組のイントロパターンデータと対応関
係にある一組のノーマルパターンデータの読み出しを自
動的に開始して同一組のノーマルパターンデータを繰り
返し読み出し、伴奏音信号発生手段が同読み出したノー
マルパターンデータに応じた伴奏音信号を発生する。一
方、前記読み出し手段による一組のイントロパターンデ
ータ又はノーマルパターンデータの読み出し中に、ノー
マルパターン選択手段により一組のノーマルパターンデ
ータが選択されると、読み出し切り替え手段は、読み出
し手段を制御して前記ノーマルパターン指定手段により
指定された一組のノーマルパターンデータに代えて前記
選択された一組のノーマルパターンデータの読み出しに
自動的に切り替える。その結果、この発明によれば、選
択した同一伴奏スタイルの中で、イントロパターンデー
タの選択により複数組のイントロパターンの任意のもの
が演奏され(図1のINT1〜INT3)、その後に前記演奏さ
れたイントロパターンに対応したノーマルパターン(図
1のNOR1〜NOR3)の演奏に自動的に移行するので、種々
の演奏曲の曲想に適したイントロパターン演奏及びノー
マルパターン演奏を実現できるとともに、演奏者が格別
にノーマルパターンデータを選択しなくても、イントロ
パターン演奏からノーマルパターン演奏への移行も音楽
的に自然に行われる。特に、一つの伴奏スタイルの中に
複数種類のイントロパターン及びノーマルパターンが用
意され、前記移行は同じ伴奏スタイルの中で行われるの
で、バラエティに富むと同時にきわめて自然な伴奏音を
発生させることができる。また、イントロパターンデー
タの読み出し中又はノーマルパターンデータの読み出し
中に、複数組のイントロパターンデータ(図1のINT1〜
INT3)にそれぞれ対応した複数組のノーマルパターンデ
ータ(図1のNOR1〜NOR3)及び複数組のイントロパター
ンデータに対応しないノーマルパターンデータ(図1の
NOR4)のうちの一組のノーマルパターンデータをノーマ
ルパターン選択手段により選択することにより、読み出
し手段によって読み出されるノーマルパターンデータが
種々に変更されるので、ノーマルパターンデータを多数
組用意しなくても、イントロパターンデータに対応して
既に用意されているノーマルパターンデータを含む複数
組のノーマルパターンデータを用いて伴奏パターンを種
々に変更でき、同用意されているノーマルパターンデー
タを有効に利用して伴奏パターンに変化をもたせること
ができる。特に、イントロパターンデータに対応しない
ノーマルパターンデータの使用により、伴奏パターンに
変化をもたせることができる。
【0006】
【0007】また、請求項2に記載の発明の構成上の特
徴は、前記請求項1に記載の発明のノーマルパターン選
択手段を削除するとともに、同発明の伴奏データメモリ
及び読み出し切り替え手段に代えて、複数の伴奏スタイ
ル毎に、複数組のイントロパターンデータと、同複数組
のイントロパターンデータにそれぞれ対応した複数組の
ノーマルパターンデータとを少なくとも記憶した伴奏デ
ータメモリ(図6のPLDT(STLN,SCTN,TRKN))と、前記読
み出し手段による一組のイントロパターンデータの読み
出し中に前記イントロパターン選択手段により一組のイ
ントロパターンデータが選択された場合、前記読み出し
手段により読み出されている一組のイントロパターンデ
ータから前記イントロパターン選択手段により選択され
た一組のイントロパターンデータの読み出しに即座に切
り替え、同選択された一組のイントロパターンデータの
読み出し終了後に、同選択された一組のイントロパター
ンデータに対応したノーマルパターンデータの読み出し
自動的に開始するように前記読み出し手段を制御する
読み出し切り替え手段(図9のステップ142,15
4、図13のステップ230〜240、図14のステッ
プ258,260,278、図15のステップ298,
300,318、図16のステップ338,340,3
58、図17のステップ370〜390、図21のステ
ップ462,480,482、図22のステップ49
6,498,512)とを設けたことにある。したがっ
て、この発明によれば、前記請求項1に記載の発明のよ
うに、種々の演奏曲の曲想に適したイントロパターン演
奏及びノーマルパターン演奏を実現できるとともに、演
奏者が格別にノーマルパターンデータを選択しなくて
も、イントロパターン演奏からノーマルパターン演奏へ
の移行も音楽的に自然に行われる。また、イントロパタ
ーンデータの読み出し中にイントロパターン選択手段に
より、選択イントロパターンデータを変更すれば、イン
トロパターンが即座に変更されるとともに、この変更さ
れたイントロパターンの終了後に同変更されたイントロ
パターンに対応したノーマルパターンに自動的に切り替
えられるので、種々のイントロパターン演奏が実現でき
るとともに、演奏者の選択操作の必要なく、イントロパ
ターン演奏から音楽的に自然なノーマルパターン演奏へ
の移行が実現される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明すると、図2は本発明に係る自動伴奏装置
を備えた電子楽器の全体をブロック図により示してい
る。
【0009】この電子楽器は左鍵盤11、右鍵盤12及
び操作パネル20を備えている。左鍵盤11は複数の鍵
からなり、和音演奏のために利用される。右鍵盤12も
複数の鍵からなり、メロディ演奏のために利用される。
これらの各鍵の押離鍵は、押鍵検出回路13内に各鍵に
対応して設けた複数の鍵スイッチの開閉成により検出さ
れるようになっている。
【0010】操作パネル20には、図3に示すように、
多数の音色選択スイッチ群21、多数の伴奏スタイルス
イッチ群22、アップスイッチ23a、ダウンスイッチ
23b、スタートスイッチ24a、ストップスイッチ2
4b、4個のノーマルパターンスイッチ25a〜25
d、3個の特殊パターンスイッチ26a〜26c、切り
換え条件スイッチ27及び6個のランプ28a〜28f
が設けられている。
【0011】音色選択スイッチ群21は、バイオリン、
ギター、ピアノ等、複数の音色にそれぞれ対応してお
り、各スイッチは前記複数の音色の中からメロディ音の
ための前記複数の音色の1つを指定するものである。伴
奏スタイルスイッチ群22は、マーチ、ワルツ、ロック
等、複数の伴奏スタイルにそれぞれ対応しており、各ス
イッチは前記複数の伴奏スタイルの1つを指定するもの
である。アップスイッチ23a及びダウンスイッチ23
bは、自動伴奏のテンポの上昇及び下降を指示するもの
である。スタートスイッチ24aは自動伴奏の開始を指
示し、またストップスイッチ24bは同伴奏の停止を指
示するものである。ノーマルパターンスイッチ25a〜
25dは4個のノーマルパターンNOR1〜NOR4(図1参
照)にそれぞれ対応しており、各スイッチは前記指定さ
れた伴奏スタイルに属する前記4個のノーマルパターン
の1つを指定するものである。特殊パターンスイッチ2
6a〜26cは3個のイントロパターンINT1〜INT3(図
1参照)にそれぞれ対応するとともに、第1フィルイン
パターンFIL1、第2フィルインパターンFIL2及びエンデ
ィングパターンEND1〜END3(図1参照)にそれぞれ対応
しており、各スイッチは前記指定された伴奏スタイルに
属する前記3個のイントロパターンの1つを指定する
か、前記第1,2フィルインパターン又はエンディング
パターンの1つを指定するものである。切り換え条件ス
イッチ27は、ノーマルパターンからフィルインパター
ン又はエンディングパターンに移行する場合に、所定の
条件付き(1拍目又は奇数拍目で移行)で移行するか、
条件なく移行するかを指示するものである。ランプ28
a〜28fはそれぞれ発光ダイオードで構成されてお
り、ランプ28aはイントロパターンを演奏中であるこ
とを表示し、ランプ28b〜28eは第1〜第4ノーマ
ルパターンを演奏中であることを表示し、かつランプ2
8fはエンディングパターンを演奏中であることを表示
する。これらの各スイッチ21〜27の操作はスイッチ
操作検出回路20aにより検出されるようになっている
とともに、各ランプ28a〜28fは表示制御回路20
bにより点灯及び消灯制御されるようになっている。
【0012】押鍵検出回路13a、スイッチ操作検出回
路20a及び表示制御回路20bはバス30に接続され
ており、同バス30には、楽音信号形成回路40、マイ
クロコンピュータ部50及び伴奏データメモリ60が接
続されている。
【0013】楽音信号形成回路40は複数の楽音信号形
成チャンネルを備えており、各楽音信号形成チャンネル
は、マイクロコンピュータ部50からバス30を介して
供給されるキーコードKC、音色番号VOIN、音量データVO
L、キーオン信号KON等の制御データに基づき、ピアノ、
クラリネット等の音高の変化するメロディ音信号及び伴
奏音信号を形成するとともに、ドラム、シンバル等の打
楽器音信号(本件では伴奏音信号の一部として定義され
る)を形成して出力する。楽音信号形成回路40の出力
はアンプ41を介してスピーカ42に接続されている。
【0014】マイクロコンピュータ部50は、バス30
にそれぞれ接続されたプログラムメモリ51、テンポク
ロック発生器52、CPU53及びワーキングメモリ5
4からなる。プログラムメモリ51はROMにより構成
され、図7〜26に示すフローチャートに対応したプロ
グラムを記憶している。テンポクロック発生器52は可
変周波数発振器で構成され、CPU53からバス30を
介して供給される微小時間ΔTを表す制御データに応じ
た周期でテンポクロック信号を発生する。CPU53
は、電源スイッチ(図示しない)の投入後、図7〜19
に示すフローチャートに対応したプログラムを実行し続
けるとともに、前記テンポクロック信号の到来により前
記プログラムの実行を中断して、図20〜26に示すフ
ローチャートに対応したプログラムを割り込み実行する
ものである。ワーキングメモリ54はRAMにより構成
され、前記プログラムの実行に必要なデータを一時的に
記憶するものである。
【0015】伴奏データメモリ60はROMにより構成
され、スタイルテーブルSTLTBL、セクションテーブルSC
TTBL及び演奏データテーブルPLDTを備えるとともに、そ
の他の伴奏用データを記憶する領域も備えている。
【0016】スタイルテーブルSTLTBLは、図4に示すよ
うに、各伴奏スタイルに対応した記憶領域STLTBL(STLN)
に分割されており、各記憶領域STLTBL(STLN)は各伴奏ス
タイルを表すスタイル番号STLNにより指定されるように
なっている。これらの各記憶領域STLTBL(STLN)には、セ
クション毎の小節数BAR(SCTN) 、拍子数MTR 、標準テン
ポSTMP及びセクション切り換え条件SCCが記憶されてい
る。ここで、各小節数BAR(SCTN)は各セクション毎のパ
ターンの1周期の小節数を示しており、各伴奏スタイル
毎に18個の各パターンを表すセクション番号SCTNによ
り指定されるようになっている。なお、セクション番号
SCTNは、図1に示すように、0〜2により3個のイント
ロパターンINT1〜INT3をそれぞれ表し、3〜6により4
個のノーマルパターンNOR1〜NOR4をそれぞれ表し、7〜
10により4個の第1フィルインパターンFIL1をそれぞ
れ表し、11〜14により4個の第2フィルインパター
ンFIL2をそれぞれ表し、15〜17によりエンディング
パターンEND1〜END3をそれぞれ表す。拍子数MTR は1小
節内の4分音符の数、すなわち3拍子の場合には「3」
に設定され、4拍子の場合には「4」に設定されてい
る。標準テンポSTMPは各伴奏スタイル毎に標準的なテン
ポ、すなわち1分間当りの標準的な4分音符の数を表し
ている。切り換え条件SCC は、ノーマルパターンからフ
ィルインパターン又はエンディングパターンに条件付き
で移行する場合に、前記条件を指示するもので、”0”
により特殊パターンスイッチ26a〜26cの投入後に
おける奇数拍目の到来時に前記移行を実現することを表
し、かつ”1”により前記投入後における1拍目の到来
時に前記移行を実現することを表す。
【0017】セクションテーブルSCTTBLは、図5に示す
ように、各伴奏スタイル及び各セクションに対応した記
憶領域SCTTBL(STLN,SCTN) に分割されており、各記憶領
域SCTTBL(STLN,SCTN) はスタイル番号STLN及びセクショ
ン番号SCTNにより指定されるようになっている。各記憶
領域SCTTBL(STLN,SCTN) には、各トラック番号TRKN(0〜
8)毎に小節数BAR及び音量VOLが記憶されている。このト
ラック番号TRKNは、0〜5により和音の構成音列を表
し、6によりベース音列を表し、7,8により打楽器音
列を表している。また、小節数BAR(TRKN) は各トラック
毎の音列の1周期の小節数を示しており、音量VOL は各
トラック毎の音列の相対音量を表している。
【0018】演奏データテーブルPLDTは、図6(A)に示
すように、各伴奏スタイル、各セクション及び各トラッ
クに対応した記憶領域PLDT(STLN,SCTN,TRKN)に分割され
ており、各記憶領域PLDT(STLN,SCTN,TRKN)はスタイル番
号STLN、セクション番号SCTN及びトラック番号TRKNによ
り指定されるようになっている。各記憶領域PLDT(STLN,
SCTN,TRKN)には、ノートデータNOTE、音色データTC及び
小節線データBARLからなる一連の演奏データ列が前記各
トラック毎に時間経過に従って記憶されている。ノート
データNOTEは、図6(B)に示すように、識別コード、イ
ベントタイムEVT 、キーコードKC、キータッチKT及びキ
ーオン時間KOT からなる1組のデータにより構成されて
いる。この場合、識別コードはこの1組のデータがノー
トデータNOTEであることを表すもので、イベントタイム
EVT は同データNOTEの読み出しタイミングを小節の頭か
らの時間で表すもので、キーコードKCは伴奏音の音高を
メジャ和音を基準としてC音からの半音間隔数で表す
(ただし、打楽器音に関してはその種類を表す)もの
で、キータッチKTは各伴奏音の相対音量を表し、かつキ
ーオン時間KOT は伴奏音の持続時間を表す。音色データ
TCは、図6(C)に示すように、識別コード、イベントタ
イムEVT 、音色番号VOINからなる1組のデータにより構
成されている。この場合、識別コードはこの1組のデー
タが音色データTCであることを示すもので、イベントタ
イムEVT は同データTCの読み出しタイミングを小節の頭
からの時間で示すもので、かつ音色番号VOINは伴奏音の
音色を表す(ただし、打楽器音に関しては同一音の微妙
な変化を表す)ものである。小節線データBARLは、伴奏
音列が小節の句切りであることを表す識別コードのみか
らなる。また、これらの演奏データ列は、図1の上方の
パターンから下方のパターンへ向かうに従って(イント
ロパターン、ノーマルパターン、第1及び第2フィルイ
ンパターン、エンディングパターンにおいて、それぞれ
セクション番号SCTNが増加するに従って)、自動伴奏が
盛り上がるように、設定されている。その結果、図1の
実線又は破線で接続された各パターンは互いに対応した
ものとなっている。
【0019】その他の伴奏データを記憶する領域には、
和音を検出するための和音検出テーブルと、伴奏音を検
出和音に基づいて同和音の構成音に変換する変換テーブ
ルが設けられている。
【0020】次に、上記実施形態の動作をフローチャー
トを参照しながら説明する。
【0021】まず、電源スイッチ(図示しない)が投入
されると、CPU53は図7のステップ100にてプロ
グラムの実行を開始し、ステップ102にて楽音信号形
成回路40及びワーキングメモリ54を初期状態に設定
する。なお、前記初期設定処理においては、セクション
番号SCTNがノーマルパターンNOR1(図1参照)を示す
「3」に設定される。
【0022】この初期設定後、CPU53はステップ1
04〜110からなる循環処理を実行し、ステップ10
4にて左鍵盤11及び右鍵盤12のいずれかの鍵の操作
を検出するとともに、ステップ108にて操作パネル2
0上のいずれかのスイッチの操作を検出する。いずれか
の鍵が操作された場合には、CPU53は、ステップ1
04における「YES」すなわちキーイベント有りとの
判定の基に、ステップ106の「キーイベントルーチ
ン」を実行する。この「キーイベントルーチン」は、図
8に詳細に示されているように、ステップ120〜13
2からなり、このルーチンにて、左鍵盤11及び右鍵盤
12の演奏に応じて、メロディ音の発生が制御されると
ともに演奏和音が検出される。また、操作パネル20上
のいずれかのスイッチが操作された場合には、CPU5
3は、ステップ108における「YES」すなわちスイ
ッチイベント有りとの判定の基に、ステップ110にて
「スイッチイベントルーチン」を実行する。この「スイ
ッチイベントルーチン」は、図9に詳細に示されている
ように、ステップ140〜166からなり、スイッチ群
21〜27の操作に応じて、メロディ音の音色が設定さ
れるとともに、伴奏音の発生が制御される。
【0023】次に、前記メロディ音の発生及び伴奏音の
発生について、項を分けて詳細に説明する。
【0024】a.メロディ音の発生及び和音検出 左鍵盤11及び右鍵盤12のいずれかの鍵が操作される
と、上述のように、CPU53は、ステップ106にて
「キーイベントルーチン」(図8)の処理を実行する。
右鍵盤12のいずれかの鍵が押鍵された場合、ステップ
122,124にて共に「YES」と判定して、ステッ
プ126にてキーオン処理を実行する。このキーオン処
理においては、押鍵された鍵名を表すキーコードKC及び
キーオン信号KON が楽音信号形成回路40に出力され、
同形成回路40は前記キーコードKCにより表された音高
のメロディ音信号を形成し、同信号をアンプ41を介し
てスピーカ42へ出力する。また、右鍵盤12のいずれ
かの鍵が離鍵された場合、ステップ122にて「YE
S」と判定し、かつステップ124にて「NO」と判定
して、ステップ128にてキーオフ処理を実行する。こ
のキーオフ処理においては、前記離鍵された鍵名を表す
キーコードKC及びキーオフ信号KOF が楽音信号形成回路
40に出力され、同形成回路40は前記キーコードKCに
より表された音高のメロディ音信号の形成を停止する。
これにより、右鍵盤12の演奏に応じてメロディ音がス
ピーカ42から発音される。なお、この場合、メロディ
音の音色は音色選択スイッチ群21の操作により選択さ
れるもので、同スイッチ群21のいずれかが操作される
と、CPU53は、上述のように、「メインプログラ
ム」のステップ110にて「スイッチイベントルーチ
ン」(図9)の処理を実行する。この「スイッチイベン
トルーチン」においては、ステップ142における判定
処理の基に、ステップ144にて前記操作された音色選
択スイッチ21を表す音色番号データVOINが楽音信号形
成回路40へ出力されて、同形成回路40が前記メロデ
ィ音の音色を制御する。
【0025】一方、左鍵盤11のいずれかの鍵が押鍵又
は離鍵されると、上述のように、CPU53は、「キー
イベントルーチン」(図8)のステップ122にて「N
O」と判定し、ステップ130にて和音検出処理を実行
する。この処理においては、左鍵盤11にて押鍵されて
いる鍵の組合せに応じて伴奏データメモリ60内の和音
検出テーブルが参照されて、和音が検出されるととも
に、同検出和音の根音及びタイプを表すデータが和音根
音CRT 及び和音タイプCTPとして記憶される。
【0026】b.伴奏スタイル、テンポ及び切り換え条
件フラグの設定 操作パネル20上の伴奏スタイルスイッチ群22、アッ
プスイッチ23a、ダウンスイッチ23b及び切り換え
条件スイッチ27のいずれかが操作されると、上述のよ
うに、CPU53はステップ110(図7)にて「スイ
ッチイベントルーチン」(図9)を実行する。
【0027】伴奏スタイルスイッチ群22が操作された
場合、CPU53は、ステップ142(図9)の判定処
理の基に、ステップ146にて「スタイルルーチン」を
実行する。この「スタイルルーチン」においては、図1
0に詳細に示されているように、その実行がステップ1
70にて開始され、ステップ172にて操作された伴奏
スタイルスイッチ22を表す番号がスタイル番号STLNと
して記憶され、ステップ174にて伴奏データメモリ6
0内のスタイルテーブルSTLTBLが参照され、かつスタイ
ル番号STLNにより指定される同テーブルSTLTBL内の標準
テンポSTLTBL(STLN).STMPが読出されて、自動伴奏の速
さを決定するテンポTMPとして記憶される。なお、これ
らの標準テンポSTLTBL(STLN).STMP及びテンポTMPは1分
間当りの4分音符の数を表している。
【0028】次に、ステップ176にて前記テンポTMP
を用いた下記数1に示す演算の実行により、微小時間Δ
Tが計算され、ステップ178にて同時間ΔTを表すデ
ータがテンポクロック発生器52へ出力される。
【0029】
【数1】ΔT=(60×103)/(TMP×24) この場合、前記微小時間ΔTは4分音符の1/24に相
当する時間をミリ秒の単位で表すものであり、テンポク
ロック発生器52はこの微小時間ΔT毎にテンポクロッ
ク信号をCPU53に供給するようになる。
【0030】このテンポの設定後、ステップ180,1
82にて、スタイルテーブル(図4)が参照されて、ス
タイル番号STLN及びセクション番号SCTNにより指定され
る拍子数STLTBL(STLN).MTR及び小節数STLTBL(STLN).BAR
(SCTN)が同テーブルから読み出されて、下記数2に示す
各演算の実行によって1小節時間BTM 及び1パターン時
間PTM が計算されて、ステップ184にて「スタイルル
ーチン」の実行が終了する。
【0031】
【数2】 BTM=24×STL(STLN).MTR PTM=BTM×STLTBL(STLN).BAR(SCTN) この場合、1小節時間BTM は選択した伴奏スタイルにお
いて1小節間にカウントされるテンポクロック信号の数
を表し、1パターン時間PTM は同スタイルの指定セクシ
ョン番号SCTNにおいて1パターン間にカウントされるテ
ンポクロック信号の数を表すことになる。
【0032】また、アップスイッチ23a又はダウンス
イッチ23bが操作されると、CPU53は、ステップ
142(図9)の判定処理の基に、ステップ148にて
「テンポルーチン」を実行する。この「テンポルーチ
ン」においては、図11に詳細に示されているように、
その実行がステップ190にて開始され、ステップ19
2にてアップスイッチ23aが操作されたか、ダウンス
イッチ23bが操作されたかが判定される。アップスイ
ッチ23aが操作された場合には、ステップ192にお
ける「YES」との判定の基に、ステップ194にてテ
ンポTMP に「1」が加算され、ダウンスイッチ23bが
操作された場合には、ステップ192における「NO」
との判定の基に、ステップ196にてテンポTMP から
「1」が減算される。これらのステップ194,196
の処理後、ステップ198,200にて上述のステップ
176,178の処理と同様な処理により、微小時間Δ
TがテンポTMP に応じて変更されるとともに、この変更
された微小時間ΔTを表す制御データがテンポクロック
発生器52へ出力される。これにより、選択した伴奏ス
タイルの標準的な伴奏の速さが、アップスイッチ23a
及びダウンスイッチ23bの操作により、演奏者の好み
に応じて変更されようになる。
【0033】また、切り換え条件スイッチ27が操作さ
れると、CPU53は、ステップ142(図9)の判定
処理の基に、ステップ148にて前記操作毎に切り換え
条件フラグCNGFを反転する(”1”から”0”へ、又
は”0”から”1”へ切り換える)。この場合、切り換
え条件フラグCNGFは、”0”により条件なし移行モー
ド、すなわち特殊パターンスイッチ26a〜26cの投
入後即座にノーマルパターンからフィルインパターン又
はエンディングパターンに移行するモードを表し、か
つ”1”により条件付き移行モード、すなわち特殊パタ
ーンスイッチ26a〜26cの投入後の次の奇数拍目又
は1拍目(セクション切り換え条件SCC に応じて決定さ
れる)を待って前記パターンの移行を行うことを表す。
【0034】c.ノーマルパターン演奏 ノーマルパターン演奏を行なおうとする場合、演奏者
は、操作パネル20上の伴奏スタイルスイッチ群22に
より所望の伴奏スタイルを選択するとともに、ノーマル
パターンスイッチ25a〜25dにより所望のノーマル
パターンを選択し、スタートスイッチ24aを操作す
る。
【0035】伴奏スタイルスイッチ群22が操作された
場合については、上述のとおりであり、この操作によ
り、スタイル番号STLN、テンポクロック発生器52のテ
ンポクロック信号の周期、1小節時間BTM及び1パター
ン時間PTMが選択された伴奏スタイルに対応して設定さ
れる。
【0036】ノーマルパターンスイッチ25a〜25d
のいずかが操作されると、CPU53は、ステップ14
2(図9)の判定処理の基に、ステップ152にて「ノ
ーマルパターンルーチン」を実行する。この「ノーマル
パターンルーチン」においては、図12に詳細に示され
ているように、その実行がステップ210にて開始さ
れ、ステップ212にて操作されたノーマルパターンス
イッチ25a〜25dを表すセクション番号3〜6(図
1の各ボックスの左上に表示)が変数iとして一時記憶
される。次に、ステップ214にて、ランフラグRUN に
基づき、自動伴奏が停止中か作動中かを判定する。この
ランフラグRUN は”0”により前記停止中を表しかつ”
1”により前記作動中を表すもので、現在、自動伴奏は
停止中であって同フラグRUN は”0”であるので、前記
ステップ214における「NO」との判定の基に、ステ
ップ224にてセクション番号SCTNが前記変数iに設定
される。このセクション番号SCNTの設定後、ステップ2
26にて「パターン切り換えルーチン」が実行されて、
ステップ228にて「ノーマルパターンルーチン」の実
行が終了する。
【0037】「パターン切り換えルーチン」は、図17
に詳細に示されているように、ステップ370〜394
からなるが、ステップ372〜390の処理は自動伴奏
の作動中に必要な処理であり、自動伴奏の作動前には不
要であるので、今回はその説明を省略する。これらのス
テップ372〜390の処理後、ステップ392にて
「ランプルーチン」が実行される。この「ランプルーチ
ン」は、図18に詳細に示されているように、ステップ
400にてその実行が開始され、CPU53は、ステッ
プ402にて一旦全てのランプ28a〜28fを消灯
し、前記設定されたセクション番号SCTN(=3〜6)に
基づき、ステップ406〜412のうちのいずれかのス
テップにて「YES」と判定し、ステップ418〜42
4のいずかのステップにてランプ28b〜28eのいず
れかを点灯する。これにより、前記ノーマルパターンNO
R1〜NOR4の選択に対応して、ランプ28b〜28eが点
灯する。
【0038】次に、スタートスイッチ24aが操作され
ると、CPU53は、ステップ142(図7)の判定処
理の基に、ステップ156にてランフラグRUN を”1”
に設定し、ステップ158にて「パターン起動ルーチ
ン」を実行する。この「パターン起動ルーチン」におい
ては、図19に詳細に示されているように、その実行が
ステップ430にて開始され、ステップ432にてカレ
ントタイミングCTIM、カレントビートCBET、カレントバ
ーCBAR及びカレントトラックバーCRTB(0)〜CRTB(8)が初
期値「0」に設定される。なお、これらの各変数CTIM,C
BET,CBAR,CRTB(0)〜CRTB(8) は自動伴奏の進行位置を表
すもので、カレントタイミングCTIMは各小節内において
4分音符を24分割した各進行タイミング0〜95(4
拍子),0〜71(3拍子)を表す。カレントビートCB
ETは各小節内における進行拍0〜3(4拍子),0〜2
(3拍子)を表し、カレントバーCBARは各パターン内に
おける進行小節0〜n−1(nは各パターンの繰り返し
周期に対応した小節数)を表す。カレントトラックバー
CRTB(0)〜CRTB(8)は、各トラック0〜8毎の進行小節数
0〜n−1(nは各トラックの繰り返し周期に対応した
小節数)を表す。この各変数CTIM,CBET,CBAR,CRTB(0)〜
CRTB(8) の初期値設定後、ステップ434にて「パター
ン切り換えルーチン」の処理が実行されて、ステップ4
36にて「パターン起動ルーチン」の実行が終了する。
【0039】「パターン切り換えルーチン」の実行は、
前述のように、図17のステップ370にて開始され、
ステップ372〜376にて下記数3の演算の実行によ
り、1パターン時間PTM、カレントバーCBAR及びカレン
トトラックバーCRTB(0)〜CRTB(8)が更新される。
【0040】
【数3】 PTM=BTM×STLTBL(STLN).BAR(SCTN) CBAR=CBAR mod STLTBL(STLN).BAR(SCTN) CTRB(i)=CBAR mod SCTTBL(STLN,SCTN,i).BAR なお、前記数3において、演算子modは、演算子modの前
の値を後の値で除算した余りを算出することを意味し、
変数iは0〜8に渡って変化するものである。これによ
り、1パターン時間PTM は前記ノーマルパターンスイッ
チ25a〜25dの操作に応じて設定されたセクション
番号SCTNに応じた値に設定される。また、この場合、カ
レントバーCBAR及びカレントトラックバーCRTB(0)〜CRT
B(8)は上述の初期値設定により「0」に設定されていた
ので、前記演算によっても「0」に維持される。
【0041】次に、ステップ378にて、カレントトラ
ックバーCTRB(0)〜CTRB(8)及びカレントタイミングCTIM
に基づいて、スタイル番号STLN及びセクション番号SCTN
により指定される各トラック毎の記憶領域PLDT(STLN,SC
TN,0)〜PLDT(STLN,SCTN,8)内の演奏データを読み出すた
めの9個のポインタ値がそれぞれ変更される。この場
合、カレントトラックバーCTRB(0)〜CTRB(8)及びカレン
トタイミングCTIMは「0」であるので、各ポインタは前
記各記憶領域PLDT(STLN,SCTN,0)〜PLDT(STLN,SCTN,8)の
先頭番地を示す値に設定される。このステップ378の
処理後、ステップ380にてセクションスイッチフラグ
SCSWが”0”に初期設定され、ステップ382にて「Y
ES」すなわちセクション番号SCTNが3≦SCTN≦6であ
ると判定されて、前記ステップ392の処理後、ステッ
プ394にて「パターン切り換えルーチン」の処理が終
了する。なお、この場合も、ステップ392にて「ラン
プルーチン」の実行によってランプ28a〜28eの点
灯及び消灯が制御されるが、セクション番号SCTNが以前
の3〜6に保たれているので、各ランプ28a〜28e
の点灯状態は変更されない。
【0042】このような状態で、テンポクロック信号発
生器52が微小時間ΔT毎にテンポクロック信号をCP
U53へ出力すると、同CPU53は、同微小時間ΔT
毎に「メインプログラム」の実行を中断して、図20の
ステップ440にて「インタラプトプログラム」を実行
し始め、ステップ442にて前記”1”に設定されてい
るランフラグRUN に基づいて「YES」と判定して、ス
テップ444〜458の処理を実行する。ステップ44
4においては、図21に示す「条件付き切り換えルーチ
ン」が実行されるが、ステップ462にて「YES」す
なわちセクション番号SCTNが3≦SCTN≦6であると判定
されるとともに、ステップ464にて「NO」すなわち
セクションスイッチフラグSCSWが”1”でないと判定さ
れて、ステップ484にてこの「条件付き切り換えルー
チン」が終了するので、この場合には、同ルーチンの実
質的な処理がなされない。
【0043】次に、CPU53は、ステップ446,4
50,452の処理により、変数iを「1」ずつ「0」
から「8」まで増加させながら、ステップ448にて
「再生ルーチン」を繰り返し実行する。この「再生ルー
チン」は、図23に詳細に示すように、ステップ530
にて実行が開始され、ステップ532にて、スタイル番
号STLN、セクション番号SCTN及び各トラックを示す変数
iにより指定される各記憶領域PLDT(STLN,SCTN,i) から
各トラック毎のポインタにより指示された1組の演奏デ
ータが順次読み出されて、ステップ534以降の処理が
実行される。
【0044】この場合、前記1組の演奏データが小節線
データBARLであれば、ステップ534にて「YES」と
判定され、ステップ544にてそのトラックのポインタ
が進められるとともに、プログラムは再度ステップ53
2に戻されて、同一トラックの次の演奏データが読み出
される。また、前記1組の演奏データがノートデータNO
TEであり、かつそのイベントタイムEVT がカレントタイ
ミングCTIMに等しければ、ステップ534,536,5
38にてそれぞれ「NO」、「YES」、「YES」と
判定され、ステップ540にて「ノートルーチン」の処
理が実行されて楽音の発生が制御される。また、前記1
組の演奏データが音色データTCであり、かつそのイベン
トタイムEVTがカレントタイミングCTIMに等しければ、
ステップ534,536,538にてそれぞれ「N
O」、「YES」、「NO」と判定され、ステップ54
2にて発生楽音の音色が制御される。これらのステップ
540,542の処理後も、ステップ544にてそのト
ラックのポインタが進められるとともに、プログラムは
再度ステップ532に戻されて、同一トラックの次の演
奏データが読み出される。一方、前記1組の演奏データ
がノートデータNOTE又は音色データTCであり、かつそれ
らのイベントタイムEVT がカレントタイミングCTIMに等
しくければ、ステップ534,536にて共に「NO」
と判定され、ステップ546にて「再生ルーチン」が終
了する。これにより、記憶領域PLDT(STLN,SCTN,0)〜PLD
T(STLN,SCTN,8)に記憶されているノートデータNOTE及び
音色データTCがポインタの指示により順次読み出され、
それらのイベントタイムEVT がカレントタイミングCTIM
に等しくなる毎に、楽音の発生及び発生楽音の音色が制
御される。
【0045】次に、これらの楽音の発生及び発生楽音の
音色の制御について詳しく説明する。まず、音色の制御
について説明すると、前記ステップ542の処理におい
ては、音色データTC中の音色番号VOIN及び変数iが楽音
信号形成回路40へ出力される。楽音信号形成回路40
は、これらの音色番号VOIN及び変数iに基づいて、変数
iにより指定されたトラックの伴奏音の音色を音色番号
VOINにより指定される音色に制御する。
【0046】また、前記ステップ540の「ノートルー
チン」は図24のステップ550にて開始され、変数i
が「6」以下であれば、ステップ552にて「YES」
と判定され、ステップ554にて前記読み出されたノー
トデータNOTEを構成するキーコードKCが、上記検出した
和音根音CRT及び和音タイプCTPに基づき、左鍵盤11に
て演奏された和音に対応した和音構成音又はベース音を
表すキーコードKCに変換される。また、変数iが「7」
以上であれば、ステップ552にて「NO」と判定さ
れ、ステップ554の変換処理はなされない。これは、
変数iは0〜6により和音の構成音列及びベース音列の
トラックを示しており、7,8により打楽器音列を示し
ているためである(図5参照)。次に、ステップ55
6,558にて、スタイル番号STLN、セクション番号SC
TN及び変数i(トラック番号)により指定されるセクシ
ョンテーブルSCTTBL(STLN,SCTN,i)内の音量データVOL
(図5参照)と、前記読み出したノートデータNOTE中の
キーオン時間KOT及びキータッチKT(図6参照)とに基
づく下記数4の演算の実行により、音量VOL及びキーオ
フタイムKOFT(i)が計算される。
【0047】
【数4】 VOL=SCTTBL(STLN,SCTN,i).VOL+KT KOFT(i)=TIME+KOT この場合、タイムTIMEは後述する「カウントルーチン」
にて0〜5000まで順次カウントアップする絶対的な
経過時間を表すものであり、キーオフタイムKOFT(i) は
発生楽音の終了タイミングを前記絶対的な時間に基づい
て規定するものである。前記ステップ558の処理後、
ステップ560,562の処理により、前記数4の結
果、キーオフタイムKOFT(i) が「5000」より大きく
なった場合には、同タイムKOFT(i) の値から「500
0」を減算することにより、同値「5000」未満の値
に変更される。
【0048】次に、ステップ564にて前記変換された
キーコードKC(ただし、変数iが7,8であれば変換さ
れないキーコードKC)、音量VOL、キーオン信号KON及び
変数iが楽音信号形成回路40へ出力されて、ステップ
566にて「ノートルーチン」が終了する。楽音信号形
成回路40は、これらのキーコードKC、音量VOL 、キー
オン信号KON 及び変数iに基づいて、変数iにより指定
されたトラックの伴奏音信号を形成してアンプ41を介
してスピーカ42へ出力し始める。この場合、伴奏音信
号の音高は前記キーコードKCにより指定されたものであ
り(変数iが7,8の場合には、打楽器音の種類が前記
キーコードKCにより指定されたものであり)、伴奏音信
号の音色は前記音色番号VOINにより設定されものであ
り、また伴奏音信号の音量は前記音量VOL に指定された
ものである。その結果、スピーカ42からは、和音構成
音、ベース音及び打楽器音からなる一連の伴奏音が発音
される。
【0049】ふたたび、図20の「インタラプトプログ
ラム」に戻り、上記ステップ446〜452の処理後、
ステップ454にて「キーオフルーチン」が実行され、
ステップ456にて「カウントルーチン」が実行され
る。「キーオフルーチン」は、図25に詳細に示すよう
に、ステップ570〜578からなり、ステップ572
〜576にて、変数iを0〜8まで変化させながらタイ
ムTIMEと一致するキーオフタイムKOFT(i)を検索し、そ
の結果、一致したキーオフタイムKOFT(i)に関する変数
iとキーオフ信号を楽音信号形成回路40へ出力する。
楽音信号形成回路40は変数iにより表されたトラック
の伴奏音信号の形成を終了するので、スピーカ42から
同信号に対応した伴奏音の発音が終了する。
【0050】「カウントルーチン」は図26に詳細に示
されており、その実行がステップ580にて開始され、
ステップ582,588の処理により、タイムTIME及び
カレントタイミングCTIMが「1」ずつカウントアップす
るとともに、タイムTIMEはステップ584,586の処
理により「5000」に達すると「0」にクリアされ、
またカレントタイミングCTIMはステップ594,596
の処理により1小節時間BTM に達すると「0」にクリア
される。これにより、テンポクロック信号発生器52が
テンポクロック信号を発生する毎に、すなわち4分音符
を24分割したタイミング毎に、タイムTIMEは「0」か
ら「4999」まで順次「1」ずつ増加する。なお、こ
の「4999」は値自体には意味がなく、他の時間を表
す変数に比べてきわめて大きな値であれば、いかなる値
でもよい。カレントタイミングCTIMは、各小節区間にお
いて前記タイミング毎に、「0」から「95」まで(3
拍子の場合には「0」から「71」まで)「1」ずつ増
加する。また、カレントビートCBETは、ステップ590
〜596の処理により、各小節区間において拍(4分音
符長)毎に、「0」から「3」まで(3拍子の場合には
「0」から「2」まで)「1」ずつ増加する。カレント
バーCBARは、ステップ594,598〜602の処理に
より、スタイル番号STLN及びセクション番号SCTNにより
指定されるパターンの一周期に渡って、1小節時間BTM
毎に、「0」から小節数「STLTBL(STLN).BAR(SCTN)−
1」まで「1」ずつ増加する。
【0051】以上説明したように、伴奏スタイルスイッ
チ群22、ノーマルパターンスイッチ25a〜25d及
びスタートスイッチ24aの操作により、伴奏スタイル
及びノーマルパターンNOR1〜NOR4が指定されるととも
に、自動伴奏が動作し始めて、テンポクロック信号発生
器52がテンポクロック信号を発生する毎(4分音符を
24分割したタイミング毎)に「インタラプトプログラ
ム」が実行され、同プログラムにおいて、タイムTIME、
カレントタイミングCTIM、カレントビートCBET及びカレ
ントバーCBARが順次更新されるとともに、伴奏データメ
モリ60内の演奏データが読み出されてノーマルパター
ンの伴奏音の発音が制御される。
【0052】この伴奏音の発音中、ストップスイッチ2
4bが操作されると、CPU53は、ステップ142
(図7)の判定処理の基に、ステップ160にてランフ
ラグRUN を”0”に変更するとともに、セクション番号
SCTNを「3」に初期設定し、ステップ162にて前述し
た「ランプルーチン」(図18)を実行し、かつステッ
プ164にて楽音信号形成回路40にて形成中の伴奏音
信号の形成を停止制御する。その結果、「インタラプト
プログラム」(図20)においては、ステップ442に
て「NO」すなわちランフラグRUN が”1”でないと判
定されて、ステップ444〜456の前記処理が実行さ
れなくなるので、タイムTIME、カレントタイミングCTI
M、カレントビートCBET及びカレントバーCBARも更新さ
れなくなると同時に、伴奏音の発音も制御されなくな
る。また、前記セクション番号SCTNの「3」への初期設
定、及び「ランプルーチン」の実行により、ランプ28
bが点灯する。
【0053】d.イントロパターンからノーマルパター
ンへの移行 自動伴奏が停止中(ランフラグRUN が”0”であると
き)に、特殊パターンスイッチ26a〜26cのいずか
が操作されると、CPU53は、ステップ142(図
9)の判定処理の基に、ステップ154にて「特殊パタ
ーンルーチン」を実行する。この「特殊パターンルーチ
ン」においては、図13に詳細に示されているように、
その実行がステップ230にて開始され、ステップ23
2にて特殊パターンスイッチ26a〜26cのうちでい
ずれのスイッチが操作されたか判定される。
【0054】特殊パターンスイッチ26aが操作された
場合には、前記ステップ232の判定処理により、ステ
ップ234にて「第1特殊パターンルーチン」が実行さ
れる。この「第1特殊パターンルーチン」は、図14に
詳細に示されているように、ステップ250にて開始さ
れ、ステップ252にて「NO」すなわちランフラグRU
Nが”1”でないと判定され、ステップ254にてラン
フラグRUNが”1”に変更されるとともにセクション番
号SCTNが「0」に設定されて、ステップ256にて「パ
ターン起動ルーチン」(図19)が実行される。また、
特殊パターンスイッチ26bが操作された場合には、前
記ステップ232(図13)の判定処理により、ステッ
プ236にて「第2特殊パターンルーチン」(図15)
が実行されて、ステップ290〜296の処理により、
ランフラグRUN が”1”に変更されるとともにセクショ
ン番号SCTNが「1」に設定され、かつ「パターン起動ル
ーチン」(図19)が実行される。さらに、特殊パター
ンスイッチ26cが操作された場合には、前記ステップ
232の判定処理により、ステップ238にて「第3特
殊パターンルーチン」(図16)が実行されて、ステッ
プ330〜336の処理により、ランフラグRUN が”
1”に変更されるとともにセクション番号SCTNが「2」
に設定され、かつ「パターン起動ルーチン」(図19)
が実行される。
【0055】この「パターン起動ルーチン」において
は、上述したように、カレントタイミングCTIM、カレン
トビートCBET、カレントバーCBAR及びカレントトラック
バーCRTB(0)〜CRTB(8) が初期値「0」に設定されると
ともに、「パターン切り換えルーチン」(図17)が実
行される。この「パターン切り換えルーチン」において
は、上述の場合と同様、1パターン時間PTM 及び各トラ
ック毎のポインタがスタイル番号STLN及びセクション番
号SCTNに応じて設定され、カレントバーCBAR及びカレン
トトラックバーCRTB(0)〜CRTB(8)が「0」に設定され、
かつセクションスイッチフラグSCSWが”0”に設定され
る。
【0056】また、この場合には、セクション番号SCTN
は0〜2に設定されているので、図17のステップ38
2にて「NO」と判定され、ステップ384,386に
て下記数5の演算の実行により、特殊パターンに切り換
えられてから同パターンが終了するまでの時間を表す残
り時間RTIMと、同パターンの終了時点を絶対的な時刻で
表すエンドタイムETIMが計算される。
【0057】
【数5】 RTIM=PTM−CBAR×BTM−CTIM ETIM=TIME+RTIM この場合、カレントタイミングCTIM及びカレントバーCB
ARは前記「起動ルーチン」の処理により「0」に初期設
定されているので、残り時間RTIMはイントロパターンIN
T1〜INT3(セクション番号SCTN=0〜2)の1パターン
時間PTM になるとともに、エンドタイムETIMは現在の時
刻に前記1パターン時間PTM を加算した時刻になる。な
お、このエンドタイムETIMが前記演算の結果「500
0」以上になった場合には、ステップ388,390の
処理により同タイムETIMから「5000」が減算され
る。
【0058】次に、「パターン切り換えルーチン」のス
テップ392にて「ランプルーチン」(図18)が実行
される。この「ランプルーチン」においては、セクショ
ン番号SCTNが0〜2に設定されているので、ステップ4
02〜416の処理により、イントロパターンを示すラ
ンプ28aのみの点灯が制御される。
【0059】このような状態で、テンポクロック信号発
生器52が微小時間ΔT毎にテンポクロック信号をCP
U53へ出力すると、上述のように、同CPU53は同
微小時間ΔT毎に「メインプログラム」の実行を中断し
て、図20の「インタラプトプログラム」を実行する。
この「インタラプトプログラム」においては、ランフラ
グRUN が”1”に設定されているので、自動伴奏が動作
し始めて、「カウントルーチン」(図26)の処理によ
り、タイムTIME、カレントタイミングCTIM、カレントビ
ートCBET及びカレントバーCBARが順次更新されるととも
に、「再生ルーチン」(図23,24)及び「キーオフ
ルーチン」(図25)の処理により、伴奏データメモリ
60内の演奏データが読み出されてイントロパターンの
伴奏音が発音される。なお、この場合のイントロパター
ンは、前記操作された特殊パターンスイッチ26a〜2
6cに対応したイントロパターンINT1〜INT3(SCTN=0
〜2)である。
【0060】一方、このイントロパターンITN1〜INT3の
演奏中、セクション番号SCTNは0〜2に設定されている
ので、前記「インタラプトプログラム」(図20)のス
テップ444にて実行される「条件付き切り換えルーチ
ン」(図21)においては、ステップ462にて「N
O」すなわちセクション番号SCTNが3≦SCTN≦6でない
と判定され、ステップ480にてタイムTIMEが前記設定
したエンドタイムETIMに等しいか否かが判定される。イ
ントロパターンの演奏開始から1パターン時間PTM が経
過していなければ、同ステップ480にて「NO」と判
定されて、同イントロパターンの演奏が続行されるが、
前記1パターン時間PTM が経過すると、前記ステップ4
80における「YES」との判定の基に、ステップ48
2にて「特殊パターン切り換えルーチン」(図22)が
実行される。
【0061】この「特殊パターン切り換えルーチン」の
実行は、ステップ490にて開始され、ステップ492
にてセクションスイッチフラグSCSWが”0”であること
に基づき「NO」と判定され、ステップ496にてセク
ション番号SCTNが0〜2であることに基づき「YES」
と判定されて、ステップ498にてセクション番号SCTN
に「3」が加算される。その結果、セクション番号SCTN
が「0」であったならば同番号SCTNは「3」に変更さ
れ、セクション番号SCTNが「1」であったならば同番号
SCTNは「4」に変更され、セクション番号SCTNが「2」
であったならば同番号SCTNは「5」に変更される。この
ステップ498の処理後、ステップ512にて「パター
ン切り換えルーチン」(図17)が実行される。この場
合、タイムTIMEがエンドタイムETIMに一致した時点にお
ける「カウントルーチン」(図26)の処理により、カ
レントタイミングCTIM、カレントビートCBET及びカレン
トバーCBARは「0」に初期設定されているので、各トラ
ックのポインタはスタイル番号STLN及びセクション番号
SCTN(=3〜5)により指定された記憶領域PLDT(STLN,
SCTN,i) の各先頭番地を示し、セクション番号SCTN(=
3〜5)により指定されたノーマルパターンNOR1〜NOR3
が先頭から演奏開始されるようになる。また、「ランプ
ルーチン」(図18)の実行により、セクション番号SC
TN(=3〜5)に対応したランプ28b〜28dのいず
れかが点灯するようなる。
【0062】以上の説明のように、自動伴奏の停止中
に、特殊パターンスイッチ26a〜26cのいずれかが
操作された場合には、図1に示すように、同操作スイッ
チ26a〜26cに対応したイントロパターンINT1〜IN
T3(セクション番号SCTN=0〜2)の演奏が自動的に開
始され、同パターンINT1〜INT3の終了時点で、自動的に
ノーマルパターンNOR1〜NOR3(セクション番号SCTN=3
〜5)の演奏に移行する。その結果、演奏者はイントロ
パターンINT1〜INT3の1つを選択するのみで、ノーマル
パターンNOR1〜NOR3に適したイントロパターンINT1〜IN
T3を自動的に付与することができる。
【0063】一方、前記イントロパターンINT1〜INT3
の演奏中、ノーマルパターンスイッチ25a〜25dの
いずれかが操作されると、上述のように、図12の「ノ
ーマルパターンルーチン」が実行される。この場合、ラ
ンフラグRUN は”1”に設定されているとともにセクシ
ョン番号SCTNは0〜2に設定されているので、ステップ
222にて次セクション番号NSCTN が操作されたノーマ
ルパターンスイッチ25a〜25dに対応した変数i
(=3〜6)に設定されるとともに、セクションスイッ
チフラグSCSWが”1”に設定される。
【0064】そして、イントロパターンの1パターン分
の演奏が終了して、タイムTIMEがエンドタイムETIMに等
しくなると、図21のステップ480にて「YES」と
判定され、ステップ482にて「特殊パターン切り換え
ルーチン」(図22)が実行される。この場合、「特殊
パターン切り換えルーチン」においては、ステップ49
2にて「YES」すなわちセクションスイッチフラグSC
SWが”1”であると判定され、ステップ494にてセク
ション番号SCTN が次セクション番号NSCTNに変更され
て、ステップ512にて前記「パターン切り換えルーチ
ン」が実行される。その結果、イントロパターンINT1〜
INT3(セクション番号SCTN=0〜2)の演奏が終了した
時点で、自動伴奏は自動的に演奏者が選択したノーマル
パターンNOR1〜NOR4(セクション番号SCTN=3〜6)の
演奏に移行する。このように、イントロパターンINT1〜
INT3の演奏中に、演奏者がノーマルパターンスイッチ2
5a〜25dを操作すると、自動伴奏はイントロパター
ンINT1〜INT3から演奏者が選択したノーマルパターンNO
R1〜NOR4に移行するので、前述のような自動的なパター
ンの移行を演奏者の好みに応じて変更することもでき
る。
【0065】また、前記イントロパターンINT1〜INT3の
演奏中、特殊パターンスイッチ26a〜26cのいずれ
かが操作されると、上述のように、図13の「特殊パタ
ーンルーチン」が実行されるとともに、操作されたスイ
ッチ26a〜26cに応じて図14の「第1特殊パター
ンルーチン」、図15の「第2特殊パターンルーチン」
又は図16の「第3特殊パターンルーチン」が実行され
て、これらの「第1〜第3特殊パターンルーチン」のス
テップ260,300,340にてセクション番号SCTN
が0〜2に設定され、同各ルーチンのステップ278,
318,358に「パターン切り換えルーチン」が実行
される。これにより、以前から演奏されていたイントロ
パターンINT1〜INT3は、操作された特殊パターンスイッ
チ26a〜26cに対応したイントロパターンINT1〜IN
T3に即座に切り換えられる。また、このパターンの切り
換え時には、「パターン切り換えルーチン」(図17)
のステップ374〜378の処理により、カレントバー
CBAR、カレントトラックバーCTRB(i)(i=0〜8) 及
び各トラック毎のポインタは、切り換え後のイントロパ
ターンの進行位置を表す値に変更され、かつステップ3
84〜390の処理により、エンドタイムETIMも切り換
え後のイントロパターンの終了時刻を表す値に変更され
る。その結果、切り換え後のイントロパターンINT1〜IN
T3は途中から演奏されて、同パターンINT1〜INT3の残り
時間RTIM分だけ演奏される。
【0066】e.フィルインパターンの挿入 上記ノーマルパターンNOR1〜NOR4の演奏中、特殊パター
ンスイッチ26aが操作されると、CPU53は、ステ
ップ142(図9)の判定処理の基に、ステップ154
にて「特殊パターンルーチン」(図13)を実行し、こ
の「特殊パターンルーチン」のステップ232の判定処
理の基に、ステップ234の「第1特殊パターンルーチ
ン」(図14)を実行する。この場合、ランフラグRUN
は”1”に設定されているとともに、セクション番号SC
TNは3〜6に設定されているので、ステップ252,2
58,262にてそれぞれ「YES」、「NO」、「Y
ES」と判定され、ステップ264にて切り換え条件フ
ラグCNGFが”0”か否かが判定される。
【0067】今、切り換え条件スイッチ27の操作によ
り、切り換え条件フラグCNGFが”0”に設定されていれ
ば(図9のステップ150)、前記ステップ264にて
「YES」と判定され、ステップ266にてセクション
番号SCTNに「4」が加算されるとともに、ステップ27
8にて「パターン切り換えルーチン」の処理が実行され
る。これにより、以前のセクション番号SCTN(=3〜
6)は7〜10にそれぞれ変更され、図1に示すよう
に、以前のノーマルパターンNOR1〜NOR4は新たなセクシ
ョン番SCTN(=7〜10)により指定された4個の第1
フィルインパターンFIL1のいずれかに即座に切り換えら
れる。なお、この場合も、上述の場合と同様、切り換え
後の第1フィルインパターンFIL1は途中から演奏され
て、同パターンFIL1はその残り時間RTIM分だけ演奏され
る。
【0068】一方、前述の図14のステップ264の判
定時に、切り換え条件フラグCNGFが”1”に設定されて
いれば(図9のステップ150)、前記ステップ264
にて「NO」と判定され、ステップ268にてセクショ
ン番号SCTNに「4」を加算した結果が次セクション番号
NSCTN として設定されるとともに、セクションスイッチ
フラグSCSWが”1”に設定される。その結果、この場合
には、特殊パターンスイッチ26aが操作された時点で
は、ノーマルパターンNOR1〜NOR4の演奏が切り換えられ
ずに続行する。そして、図20の「インタラプトプログ
ラム」のステップ444にて「条件付き切り換えルーチ
ン」(図21)が実行された際に、図21のステップ4
62,464にて共に「YES」と判定されるととも
に、カレントタイミングCTIMが「24」の倍数にならな
ければ、すなわち拍の頭を示すタイミングにならなけれ
ば、ステップ468における「NO」との判定の基に、
依然としてノーマルパターンNOR1〜NOR4の演奏が続行す
る。また、カレントタイミングCTIMが「24」の倍数に
なれば、すなわち拍の頭を示すタイミングになれば、ス
テップ468にて「YES」と判定されて、プログラム
はステップ470以降へ進められる。
【0069】ステップ470においては、スタイルテー
ブルSTLTBLに記憶されていてスタイル番号STLNにより指
定される切り換え条件STLTBL(STLN).SCCが読み出され
て、同条件STLTBL(STLN).SCCが”0”であるか否かが判
定される。この切り換え条件STLTBL(STLN).SCCは”0”
により奇数拍目(1拍目又は3拍目)にパターンの切り
換えを許容することを表し、かつ”1”により1拍目の
みにパターンの切り換えを許容することを表しているの
で、同条件STLTBL(STLN).SCCが”0”であれば、ステッ
プ472にてカレントビートCBETを「2」で除した余り
が「0」であるか否か、すなわちノーマルパターンNOR1
〜NOR4の演奏が1拍目又は3拍目であるか否かが判定さ
れ、また同条件STLTBL(STLN).SCCが”1”であれば、ス
テップ474にてカレントタイミングCTIMが「0」であ
るか否か、すなわちノーマルパターンNOR1〜NOR4の演奏
が1拍目であるか否かが判定される。そして、前記判定
の結果、切り換え条件STLTBL(STLN).SCCが”0”であ
り、かつカレントビートCBETを「2」で除した余りが
「0」であるか、または切り換え条件STLTBL(STLN).SCC
が”1”であり、かつカレントタイミングCTIMが「0」
であれば、ステップ476にて次セクション番号NSCTN
がセクション番号SCTNとして設定されて、ステップ47
8にて「パターン切り換えルーチン」が実行され、それ
以外のときには、前記ステップ476,478の処理が
実行されないでステップ484にて「条件付き切り換え
ルーチン」が終了する。その結果、切り換え条件フラグ
CNGFが”1”に設定されているときには、伴奏スタイル
毎の切り換え条件STLTBL(STLN).SCCに応じて現在のノー
マルパターンNOR1〜NOR4の演奏が奇数拍目又は1拍目に
なった時点で、自動伴奏がノーマルパターンNOR1〜NOR4
から第1フィルインパターンFIL1にそれぞれ移行する。
なお、この場合も、上述の場合と同様、切り換え後の第
1フィルインパターンFIL1はその残り時間RTIM分だけ演
奏される。
【0070】そして、前述のように、切り換え条件フラ
グCNGFが”0”である場合も、”1”である場合も、第
1フィルインパターンが前記残り時間RTIM分だけ演奏さ
れると、タイムTIMEがエンドタイムETIMに等しなり、図
21のステップ480における「YES」との判定の基
に、ステップ482にて「特殊パターン切り換えルーチ
ン」(図22)が実行される。この場合、「特殊パター
ン切り換えルーチン」においては、ステップ492,4
96,500にてそれぞれ「NO」、「NO」、「YE
S」と判定され、ステップ502にてセクション番号SC
TNから「4」が減算されるとともに、ステップ512に
て「パターン切り換えルーチン」の処理が実行される。
これにより、以前のセクション番号SCTN(=7〜10)
はふたたび3〜6にそれぞれ戻され、図1に示すよう
に、以前のノーマルパターンNOR1〜NOR4が再び演奏され
るようになる。
【0071】このように、ノーマルパターンNOR1〜NOR4
(セクション番号SCTN=3〜6)の演奏中に、特殊パタ
ーンスイッチ26aを操作することにより、以前のノー
マルパターンNOR1〜NOR4に適した4個の第1フィルイン
パターンFIL1の演奏が自動的に挿入されるので、曲想に
適したフィルインパターンの演奏を簡単に楽しむことが
できる。また、この場合、切り換え条件スイッチ27の
操作により、ノーマルパターンNOR1〜NOR4から4個の第
1フィルインパターンFIL1の切り換え態様が条件付き
(次の奇数拍目又は1拍目)で切り換えられるか、即座
に切り換えられるかが選択され、演奏者の意志をこのフ
ィルイン演奏に反映することもできる。
【0072】また、上記ノーマルパターンNOR1〜NOR4の
演奏中、特殊パターンスイッチ26bが操作されると、
CPU53は、前述の場合と同様にして図13の「特殊
パターンルーチン」を実行する。この「特殊パターンル
ーチン」においては、ステップ232の判定処理の基
に、ステップ236にて「第2特殊パターンルーチン」
(図15)が実行される。この場合も、ランフラグRUN
は”1”に設定されているとともに、セクション番号SC
TNは3〜6に設定されているので、ステップ292,2
98,302にてそれぞれ「YES」、「NO」、「Y
ES」と判定され、ステップ304にて切り換え条件フ
ラグCNGFが”0”か否かが判定される。
【0073】まず、前記「第1特殊パターンルーチン」
の場合と同様、切り換え条件フラグCNGFが”0”に設定
されている場合について説明すると、前記ステップ30
4にて「YES」と判定され、ステップ306にてセク
ション番号SCTNに「8」が加算されるとともに、ステッ
プ318にて「パターン切り換えルーチン」の処理が実
行される。これにより、以前のセクション番号SCTN(=
3〜6)は11〜14にそれぞれ変更され、図1に示す
ように、以前のノーマルパターンNOR1〜NOR4は新たなセ
クション番SCTN(=11〜14)により指定された4個
の第2フィルインパターンFIL2のいずれかに即座に切り
換えられる。次に、切り換え条件フラグCNGFが”1”に
設定されている場合について説明すると、前記ステップ
304にて「NO」と判定され、ステップ308にてセ
クション番号SCTNに「8」を加算した結果が次セクショ
ン番号NSCTN として設定されるとともに、セクションス
イッチフラグSCSWが”1”に設定される。その結果、こ
の場合には、特殊パターンスイッチ26bが操作された
時点では、ノーマルパターンNOR1〜NOR4の演奏が切り換
えられずに続行し、切り換え条件STLTBL(STLN).SCCによ
り決定される条件(奇数拍目又は1拍目)になった時点
で、同パターンNOR1〜NOR4が第2フインパターンFIL2に
切り換えられる。なお、この場合も、上述の場合と同
様、切り換え後の第2フィルインパターンFIL2はその残
り時間RTIM分だけ演奏される。
【0074】そして、前述のように、切り換え条件フラ
グCNGFが”0”である場合も、”1”である場合も、第
2フィルインパターンが前記残り時間RTIM分だけ演奏さ
れると、タイムTIMEがエンドタイムETIMに等しなり、図
21のステップ480における「YES」との判定の基
に、ステップ482にて「特殊パターン切り換えルーチ
ン」(図22)が実行される。この場合、「特殊パター
ン切り換えルーチン」においては、ステップ492,4
96,500,504にて、それぞれ「NO」、「N
O」、「NO」、「YES」と判定されて、ステップ5
06にてセクション番号SCTNが「12」以下であるか否
かが判定される。セクション番号SCTNが「12」以下で
あれば、ステップ506にて「YES」と判定され、ス
テップ508にてセクション番号SCTNから「6」が減算
されるとともに、ステップ512にて「パターン切り換
えルーチン」の処理が実行される。また、セクション番
号SCTNが「13」以上であれば、ステップ506にて
「NO」と判定され、ステップ510にてセクション番
号SCTNから「10」が減算されるとともに、ステップ5
12にて「パターン切り換えルーチン」の処理が実行さ
れる。これにより、図1に示すように、セクション番号
SCTN=11,12の第2フィルインパターンFIL2が演奏
されていた場合には、伴奏パターンはセクション番号SC
TN=5,6のノーマルパターンNOR3,NOR4 に移行し、セ
クション番号SCTN=13,14の第2フィルインパター
ンFIL2が演奏されていた場合には、伴奏パターンはセク
ション番号SCTN=3,4のノーマルパターンNOR1,NOR2
に移行する。
【0075】このように、ノーマルパターンNOR1,NOR2
(セクション番号SCTN=3,4) の演奏中に、特殊パ
ターンスイッチ26bを操作することにより、以前のノ
ーマルパターンNOR1,NOR2に適したセクション番号SCTN
=11,12の第2フィルインパターンFIL2が演奏さ
れ、その後、自動的に自動伴奏パターンはノーマルパタ
ーンNOR3,NOR4(セクション番号SCTN=5,6) に移行
する。また、ノーマルパターンNOR3,NOR4(セクション
番号SCTN=5,6) の演奏中に、特殊パターンスイッ
チ26bを操作することにより、以前のノーマルパター
ンNOR3,NOR4に適したセクション番号SCTN=13,14
の第2フィルインパターンFIL2が演奏され、その後、自
動的に自動伴奏パターンはノーマルパターンNOR1,NOR2
(セクション番号SCTN=3,4)に移行する。その結
果、曲の流れに応じて、自動伴奏のパターンを自動的に
変更させることができるので、簡単な操作により、変化
に富んだ伴奏音を楽しむことができる。また、この場合
も、切り換え条件スイッチ27の操作により、ノーマル
パターンNOR1〜NOR4から4個の第2フィルインパターン
FIL2の切り換え態様が条件付き(次の奇数拍目又は1拍
目)で切り換えられるか、即座に切り換えられるかが選
択され、演奏者の意志をこのフィルイン演奏に反映する
こともできる。
【0076】また、第1フィルインパターンFIL1(セク
ション番号SCTN=7〜10)又は第2フィルインパター
ンFIL2(セクション番号SCTN=11〜14)の演奏中、
ノーマルパターンスイッチ25a〜25dが操作される
と、CPU53は、上述の場合と同様にして図12の
「ノーマルパターンルーチン」を実行する。この「ノー
マルパターンルーチン」においては、ステップ212に
て変数iが操作されたノーマルパターンスイッチ25a
〜25dに対応した値(3〜6)に設定された後、”
1”に設定されているランフラグRUN と、7〜14に設
定されているセクション番号SCTNとに基づき、ステップ
214,216,218,220にてそれぞれ「YE
S」、「NO」、「NO」、「NO」と判定され、ステ
ップ222にて変数iが次セクション番号NSCTN として
設定されるとともに、セクションスイッチフラグSCSW
が”1”に設定される。これにより、この場合には、ノ
ーマルパターンスイッチ25a〜25dが操作された時
点では、演奏中のパターンが切り換えられず、第1又は
第2フィルインパターンFIL1,FIL2 の終了時点で、図2
1のステップ462,480,482の処理、及び図2
2のステップ492,494の処理により、以前に操作
されたノーマルパターンスイッチ25a〜25dに対応
したノーマルパターンNOR1〜NOR4(セクション番号SCTN
=3〜6)に切り換えられる。その結果、上述のよう
に、自動伴奏パターンが第1又は第2フィルインパター
ンFIL1,FIL2から予め決められたノーマルパターンNOR1
〜NOR4 へ移行するのではなく、演奏者が移行先のノー
マルパターンNOR1〜NOR4を指定できるようになる。
【0077】なお、上記ノーマルパターンNOR1〜NOR4
(セクション番号SCTN=3〜6)の演奏中、ノーマルパ
ターンスイッチ25a〜25dが操作されると、CPU
53は、上述の場合と同様にして図12の「ノーマルパ
ターンルーチン」を実行する。この「ノーマルパターン
ルーチン」においては、ステップ212にて変数iが操
作されたノーマルパターンスイッチ25a〜25dに対
応した値(3〜6)に設定され、ステップ214におけ
る「YES」すなわちランフラグRUN が”1”であると
の判定の基に、ステップ216以降のプログラムが実行
される。この場合、操作されたノーマルパターンスイッ
チ25a〜25dが演奏中のノーマルパターンNOR1〜NO
R4と同じであって、変数iがセクション番号SCTNに等し
ければ、ステップ216にて「YES」と判定されて、
パターンの切り換え処理は行われない。一方、操作され
たノーマルパターンスイッチ25a〜25dが演奏中の
ノーマルパターンNOR1〜NOR4と異なっていれば、ステッ
プ216,218における共に「NO」との判定の基
に、ノーマルパターンNOR1〜NOR4(セクション番号SC
TN=3〜6)が演奏中であって、かつ切り換え条件フ
ラグCNGFが”0”であるときのみ、ステップ220
にて「YES」と判定されて、ステップ224にてセク
ション番号SCTNが変数iに変更されるとともに、ステッ
プ226にて「パターン切り換えルーチン」が実行され
て、自動伴奏パターンは、操作されたノーマルパターン
スイッチ25a〜25dに対応したノーマルパターンNO
R1〜NOR4(セクション番号SCTN=3〜6)に即座に切り
換えられる。また、それ以外の場合、すなわちノーマル
パターンNOR1〜NOR4(セクション番号SCTN=3〜6)が
演奏中であっても切り換え条件フラグCNGFが”1”であ
る場合には、ステップ220にて「NO」と判定され、
ステップ222にて変数iが次セクション番号NSCTN と
して設定されるとともに、セクションスイッチフラグSC
SWが”1”に設定されるので、この場合には、ノーマル
パターンスイッチ25a〜25dが操作された時点で
は、演奏中のパターンが切り換えられず、上述した切り
換え条件STLTBL(STLN).SCC(奇数拍目又は1拍目)に従
って、演奏中のノーマルパターンNOR1〜NOR4(セクショ
ン番号SCTN=3〜6)が、操作されたノーマルパターン
スイッチ25a〜25dに対応したノーマルパターンNO
R1〜NOR4(セクション番号SCTN=3〜6)に切り換えら
れる。
【0078】また、上記第1又は第2フィルインパター
ンFIL1,FIL2 (セクション番号SCTN=7〜8,11〜1
4)の演奏中、特殊パターンスイッチ26a,26bが
操作されると、CPU53は、前述の場合と同様にして
図13の「特殊パターンルーチン」を実行する。この
「特殊パターンルーチン」においては、特殊パターンス
イッチ26aが操作された場合、図14の「第1特殊パ
ターンルーチン」が実行され、演奏中のパターンが第1
フィルインパターンFIL1であれば、ステップ270にお
ける「YES」との判定の基に、パターンの切り換えは
行われない。しかし、演奏中のパターンが第2フィルイ
ンパターンFIL2であれば、ステップ270,272にお
ける「NO」、「YES」との判定の基に、ステップ2
74にてセクション番号SCTNから「4」が減算されると
ともに、ステップ278にて「パターン切り換えルーチ
ン」が実行されて、第1フィルインパターンFIL1は即座
に第2フィルインパターンFIL2へ切り換えられる。ま
た、特殊パターンスイッチ26bが操作された場合、図
15の「第2特殊パターンルーチン」が実行され、演奏
中のパターンが第2フィルインパターンFIL2であれば、
ステップ314における「YES」との判定の基に、パ
ターンの切り換えは行われないが、演奏中のパターンが
第1フィルインパターンFIL1であれば、ステップ310
における「YES」との判定の基に、ステップ312に
てセクション番号SCTNに「4」が加算されるとともに、
ステップ318にて「パターン切り換えルーチン」が実
行されて、第2フィルインパターンFIL2は即座に第1フ
ィルインパターンFIL1へ切り換えられる。
【0079】f.エンディングパターンの付加 上記ノーマルパターンNOR1〜NOR4の演奏中、特殊パター
ンスイッチ26cが操作されると、CPU53は、ステ
ップ142(図9)の判定処理の基に、ステップ154
にて「特殊パターンルーチン」(図13)を実行し、こ
の「特殊パターンルーチン」のステップ232の判定処
理の基に、ステップ238の「第3特殊パターンルーチ
ン」(図16)を実行する。この場合、ランフラグRUN
は”1”に設定されているとともに、セクション番号SC
TNは3〜6に設定されているので、ステップ332,3
38,342にてそれぞれ「YES」、「NO」、「Y
ES」と判定され、ステップ344にて切り換え条件フ
ラグCNGFが”0”か否かが判定される。
【0080】今、切り換え条件スイッチ27の操作によ
り、切り換え条件フラグCNGFが”0”に設定されていれ
ば(図9のステップ150)、前記ステップ344にて
「YES」と判定され、ステップ346にてセクション
番号SCTNに「11」が加算される(ただし、セクション
番号SCTNが「3」であった場合には、同番号SCTNは「1
5」に設定される)とともに、ステップ358にて「パ
ターン切り換えルーチン」の処理が実行される。これに
より、以前のセクション番号SCTN(=3〜6)は15〜
17にそれぞれ変更され、図1に示すように、以前のノ
ーマルパターンNOR1〜NOR4は新たなセクション番号SCTN
(=15〜17)により指定されたエンディングパター
ンEND1〜END3に即座に切り換えられるとともに、ランプ
28fのみが点灯する。なお、この場合も、上述の場合
と同様、切り換え後のエンディングパターンEND1〜END3
は途中から演奏されて、同パターンEND1〜END3はその残
り時間RTIM分だけ演奏される。
【0081】一方、前述の図16のステップ344の判
定時に、切り換え条件フラグCNGFが”1”に設定されて
いれば(図9のステップ150)、前記ステップ344
にて「NO」と判定され、ステップ348にてセクショ
ン番号SCTNに「11」を加算した結果が次セクション番
号NSCTN として設定される(ただし、セクション番号SC
TNが「3」であった場合には、次セクション番号NSCTN
は「15」に設定される)とともに、セクションスイッ
チフラグSCSWが”1”に設定される。その結果、この場
合には、特殊パターンスイッチ26cが操作された時点
では、ノーマルパターンNOR1〜NOR4の演奏が切り換えら
れずに続行する。そして、図20の「インタラプトプロ
グラム」のステップ444にて「条件付き切り換えルー
チン」が実行された際に、図21のステップ462,4
64にて共に「YES」と判定されて、ステップ468
〜478の処理により、切り換え条件STLTBL(STLN).SCC
により規定された条件(奇数拍目又は1拍目)が成立し
た時点で、ノーマルパターンNOR1〜NOR4がエンディング
パターンEND1〜END3に自動的に切り換えられる。なお、
この場合も、上述の場合と同様、切り換え後のエンディ
ングパターンEND1〜END3はその残り時間RTIM分だけ演奏
される。
【0082】そして、前述のように、切り換え条件フラ
グCNGFが”0”である場合も、”1”である場合も、エ
ンディングパターンEND1〜END3が前記残り時間RTIM分だ
け演奏されると、タイムTIMEがエンドタイムETIMに等し
なり、図21のステップ480における「YES」との
判定の基に、ステップ482にて「特殊パターン切り換
えルーチン」(図22)が実行される。この場合、「特
殊パターン切り換えルーチン」においては、セクション
スイッチフラグSCSWは”0”であり、かつセクション番
号SCTNは15〜17であるので、ステップ492,49
6,500,504にて全て「NO」と判定されて、ス
テップ514〜518にて、上述したストップスイッチ
24bを操作したときと同様(図9のステップ160〜
164)、ランフラグRUN が”0”に変更され、セクシ
ョン番号SCTNが「3」に初期設定され、「ランプルーチ
ン」が実行され、ステップ518にて消音処理が実行さ
れるので、自動伴奏の動作が停止する。
【0083】このように、ノーマルパターンNOR1〜NOR4
の演奏中に、特殊パターンスイッチ26cを操作するこ
とにより、ノーマルパターンNOR1〜NOR4に適したエンデ
ィングパターンEND1〜END3が演奏され、その後、自動伴
奏が停止する。その結果、簡単な操作で、ノーマルパタ
ーンNOR1〜NOR4に適したエンディングパターンEND1〜EN
D3を自動的に付加できる。また、この場合も、切り換え
条件スイッチ27の操作により、ノーマルパターンNOR1
〜NOR4からエンディングパターンEND1〜END3の切り換え
態様が条件付き(次の奇数拍目又は1拍目)で切り換え
られるか、即座に切り換えられるかが選択され、演奏者
の意志をこのエンディングパターンEND1〜END3に反映す
ることもできる。
【0084】また、上記第1又は第2フィルインパター
ンFIL1,FIL2 (セクション番号SCTN=7〜14)の演奏
中、特殊パターンスイッチ26cが操作されると、CP
U53は、前述のように、図16の「特殊パターンルー
チン」を実行し、ステップ350〜356の処理によ
り、以前のセクション番号SCTNが7〜10ならば、セク
ション番号SCTNに「7」を加算して同番号SCTNを15〜
17に設定し(ただし、以前のセクション番号SCTNが7
のときは、セクション番号SCTNを「15」に設定し)、
かつ以前のセクション番号SCTNが11〜14ならば、セ
クション番号SCTNに「3」を加算して同番号SCTNを15
〜17に設定し(ただし、以前のセクション番号SCTNが
11のときは、セクション番号SCTNを「15」に設定
し)、ステップ358にて「パターン切り換えルーチ
ン」を実行する。これにより、第1又は第2フィルイン
パターンFIL1,FIL2はエンディングパターンEND1〜END3
に即座に切り換えられる。
【0085】さらに、このようなエンディングパターン
END1〜END3の演奏中に、ノーマルパターンスイッチ25
a〜25dが操作されると、図12のステップ218,
224,226の処理により、前記エンディングパター
ンEND1〜END3は操作されたノーマルパターンスイッチ2
5a〜25dに対応したノーマルパターンNOR〜1NOR4に
即座に切り換えられる。また、前記エンディングパター
ンEND1〜END3の演奏中に、特殊パターンスイッチ26a
又は特殊パターンスイッチ26bが操作されると、図1
4のステップ272,276,278又は図15のステ
ップ314,316,318の処理により、前記エンデ
ィングパターンEND1〜END3は第1フィルインパターン
(セクション番号SCTN=8〜10)又は第2フィルイン
パターン(セクション番号SCTN=12〜14)に即座に
切り換えられる。
【0086】なお、上記実施形態においては、伴奏デー
タメモリ60内には、予め決められた演奏データを記憶
するようにしたが、このメモリ60をRAMで構成し、
演奏者が任意のデータを書き込めるようにしてもよい
し、磁気テープ、磁気ディスクなどの外部記録媒体から
任意のデータを書き込めるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動伴奏の各種パターンの切り換え態様を
説明するための説明図である。
【図2】 本発明の一実施形態を示す自動伴奏装置を
備えた電子楽器の全体ブロック図である。
【図3】 図2の操作パネルの詳細図である。
【図4】 図2の伴奏データメモリ内のスタイルテー
ブルのデータフォーマット図である。
【図5】 図2の伴奏データメモリ内のセクションテ
ーブルのデータフォーマット図である。
【図6】 図2の伴奏データメモリ内の演奏データテ
ーブルのデータフォーマット図である。
【図7】 図2のマイクロコンピュータ部により実行
される「メインプログラム」のフローチャートである。
【図8】 図7の「キーイベントルーチン」の詳細フ
ローチャートである。
【図9】 図7の「スイッチイベントルーチン」の詳
細フローチャートである。
【図10】 図9の「スタイルルーチン」の詳細フロー
チャートである。
【図11】 図9の「テンポルーチン」の詳細フローチ
ャートである。
【図12】 図9の「ノーマルパターンルーチン」の詳
細フローチャートである。
【図13】 図9の「特殊パターンルーチン」の詳細フ
ローチャートである。
【図14】 図13の「第1特殊パターンルーチン」の
詳細フローチャートである。
【図15】 図13の「第2特殊パターンルーチン」の
詳細フローチャートである。
【図16】 図13の「第3特殊パターンルーチン」の
詳細フローチャートである。
【図17】 図12,14〜16,19,21,22の
「パターン切り換えルーチン」の詳細フローチャートで
ある。
【図18】 図9,17,22の「ランプルーチン」の
詳細フローチャートである。
【図19】 図9,14〜16の「パターン起動ルーチ
ン」の詳細フローチャートである。
【図20】 図2のマイクロコンピュータ部により実行
される「インタラプトプログラム」のフローチャートで
ある。
【図21】 図20の「条件付き切り換えルーチン」の
詳細フローチャートである。
【図22】 図21の「特殊パターン切り換えルーチ
ン」の詳細フローチャートである。
【図23】 図20の「再生ルーチン」の詳細フローチ
ャートである。
【図24】 図23の「ノートルーチン」の詳細フロー
チャートである。
【図25】 図20の「キーオフルーチン」の詳細フロ
ーチャートである。
【図26】 図20の「カウントルーチン」の詳細フロ
ーチャートである。
【符号の説明】
11…左鍵盤、12…右鍵盤、20…操作パネル、22
…伴奏スタイルスイッチ群、24a…スタートスイッ
チ、24b…ストップスイッチ、25a〜25dノーマ
ルパターンスイッチ、26a〜26c…特殊パターンス
イッチ、27…切り換え条件スイッチ、40…楽音信号
形成回路、50…マイクロコンピュータ部、60…伴奏
データメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−98593(JP,U) 実開 昭63−100797(JP,U) 特許2576700(JP,B2) 特許2848322(JP,B2) 特許3120806(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の伴奏スタイル毎に、複数組のイント
    ロパターンデータと、同複数組のイントロパターンデー
    タにそれぞれ対応した複数組のノーマルパターンデータ
    及び同複数組のイントロパターンデータに対応しないノ
    ーマルパターンデータからなって同イントロパターンデ
    ータの組数より多い組数のノーマルパターンデータとを
    記憶した伴奏データメモリと、 前記複数の伴奏スタイルのうちのいずれか一つを選択す
    る伴奏スタイル選択手段と、 前記伴奏スタイル選択手段により選択された伴奏スタイ
    ルに属する複数組のイントロパターンデータのうちのい
    ずれか一組のイントロパターンデータを選択するイント
    ロパターン選択手段と、 前記伴奏スタイル選択手段により選択された伴奏スタイ
    ルに属する複数組のノーマルパターンデータのうちで、
    前記イントロパターン選択手段により選択された一組の
    イントロパターンデータと対応関係にある一組のノーマ
    ルパターンデータを自動的に指定するノーマルパターン
    指定手段と、 前記イントロパターン選択手段により選択された一組の
    イントロパターンデータを所定期間に渡って読み出し、
    その後に前記ノーマルパターン指定手段により指定され
    た一組のノーマルパターンデータの読み出しを自動的に
    開始して同一組のノーマルパターンデータを繰り返し読
    み出す読み出し手段と、 前記伴奏スタイル選択手段により選択された伴奏スタイ
    ルに属する複数組のノーマルパターンデータのうちのい
    ずれか一組のノーマルパターンデータを選択するノーマ
    ルパターン選択手段と、 前記読み出し手段による一組のイントロパターンデータ
    又はノーマルパターンデータの読み出し中に前記ノーマ
    ルパターン選択手段により一組のノーマルパターンデー
    タが選択された場合、前記読み出し手段を制御して前記
    ノーマルパターン指定手段により指定された一組のノー
    マルパターンデータに代えて前記選択された一組のノー
    マルパターンデータの読み出しに自動的に切り替える読
    み出し切り替え手段と、 前記読み出したイントロパターンデータ及びノーマルパ
    ターンデータに応じて伴奏音信号を発生する伴奏音信号
    発生手段とを備えた自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】複数の伴奏スタイル毎に、複数組のイント
    ロパターンデータと、同複数組のイントロパターンデー
    タにそれぞれ対応した複数組のノーマルパターンデータ
    とを少なくとも記憶した伴奏データメモリと、 前記複数の伴奏スタイルのうちのいずれか一つを選択す
    る伴奏スタイル選択手段と、 前記伴奏スタイル選択手段により選択された伴奏スタイ
    ルに属する複数組のイントロパターンデータのうちのい
    ずれか一組のイントロパターンデータを選択するイント
    ロパターン選択手段と、 前記伴奏スタイル選択手段により選択された伴奏スタイ
    ルに属する複数組のノーマルパターンデータのうちで、
    前記イントロパターン選択手段により選択された一組の
    イントロパターンデータと対応関係にある一組のノーマ
    ルパターンデータを自動的に指定するノーマルパターン
    指定手段と、 前記イントロパターン選択手段により選択された一組の
    イントロパターンデータを所定期間に渡って読み出し、
    その後に前記ノーマルパターン指定手段により指定され
    た一組のノーマルパターンデータの読み出しを自動的に
    開始して同一組のノーマルパターンデータを繰り返し読
    み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段による一組のイントロパターンデータ
    の読み出し中に前記イントロパターン選択手段により一
    組のイントロパターンデータが選択された場合、前記読
    み出し手段により読み出されている一組のイントロパタ
    ーンデータから前記イントロパターン選択手段により選
    択された一組のイントロパターンデータの読み出しに即
    座に切り替え、同選択された一組のイントロパターンデ
    ータの読み出し終了後に、同選択された一組のイントロ
    パターンデータに対応したノーマルパターンデータの読
    み出しを自動的に開始するように前記読み出し手段を制
    御する読み出し切り替え手段と、 前記読み出したイントロパターンデータ及びノーマルパ
    ターンデータに応じて 伴奏音信号を発生する伴奏音信号
    発生手段とを備えた自動伴奏装置。
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