JP3082055B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3082055B2
JP3082055B2 JP03255954A JP25595491A JP3082055B2 JP 3082055 B2 JP3082055 B2 JP 3082055B2 JP 03255954 A JP03255954 A JP 03255954A JP 25595491 A JP25595491 A JP 25595491A JP 3082055 B2 JP3082055 B2 JP 3082055B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフィア
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遊技部へ打球を発射
するための打球発射杆と、該打球発射杆を駆動するため
の打球発射装置と、を備えたパチンコ機等の弾球遊技機
に関し、特にオーバーフロー状態における打球の発射停
止を制御する弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機としてのパチンコ機
おいては、打球供給皿がパチンコ球で満杯になった場合
に、余剰のパチンコ球を球貯留皿に流下させるオーバー
フロー樋を設け、このオーバーフロー樋に設けたオーバ
ーフロー検出器が、オーバーフロー樋にパチンコ球が充
満したことを検出すると、打球発射装置による打球の発
射を直ちに停止させていた。このような発射停止制御を
行うのは、賞球排出経路にパチンコ球が充満すると、賞
球排出経路に球詰まりが生じたり、賞球排出装置の故障
の原因になるなどの不都合が生じるためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遊技中、特に
大当たりによる特別遊技等の特定の遊技状態中にオーバ
ーフロー状態が検出され打球発射装置による打球の発
射が直ぐに停止制御されてしまうと、遊技を続行するこ
とができなくなり、特別遊技の利益が十分に得られない
ばかりでなく、特別遊技継続条件を達成することも不可
能となって特別遊技継続されず、遊技者に対して不利
益をもたらすとともに、遊技に対する興趣を著しく損な
ことにもなりかねない
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、請求項1に係る弾球遊技機は、遊技部へ
打球を発射するための打球発射杆(43)と、該打球発
射杆を駆動するための発射駆動手段(例えば、ロータリ
ーソレノイド44)と、を備えた打球発射装置を具備す
る弾球遊技機(例えば、パチンコ機1)において、打球
供給皿(7)に貯留されたパチンコ球が所定量を超えた
ときに、余剰のパチンコ球を球貯留皿(8)に流下させ
るオーバーフロー樋(96)と、上記オーバーフロー樋
に設けられ、該オーバーフロー樋がパチンコ球で充満し
オーバーフロー状態を検出するためのオーバーフロー
検出器(97)と、上記オーバーフロー検出器によって
オーバーフロー状態が検出された場合に、オーバーフロ
ー状態の発生遊技者に警告するオーバーフロー警告手
段(例えば、オーバーフロー制御手段115,オーバー
フロー表示制御手段124,オーバーフロー表示ランプ
15等)と、上記オーバーフロー検出器によってオーバ
ーフロー状態が検出されたことに基づき、上記発射駆動
手段の駆動を停止させる発射停止手段(例えば、オーバ
ーフロー制御手段115,タイミング制御手段108,
打球供給装置駆動制御手段117,ロータリーソレノイ
ド駆動制御手段106等)と、を備え、上記発射停止手
段は、遊技者にとって有利な特定の遊技状態が発生して
いる場合において、上記オーバーフロー検出手段が上記
オーバーフロー状態を検出した際には直ぐに発射駆動手
段を停止させず、オーバーフロー状態の検出から所定時
間オーバーフロー状態が解除されなかった場合に上記発
射駆動手段の駆動を停止させるようにしたことを特徴と
する。また、請求項2に係る弾球遊技機は、上記請求項
1において、上記オーバーフロー警告手段が、遊技者に
とって有利な特定の遊技状態が発生している場合におい
て、上記オーバーフロー検出手段がオーバーフロー状態
を検出した際には、該オーバーフロー状態が解除されず
に上記所定時間が経過するまでの警告を第1態様(例え
ば、点滅)で行い、上記オーバーフロー状態の検出から
所定時間オーバーフロー状態が解除されなかった場合に
は、上記第1態様とは異なる第2態様(例えば、点灯)
で遊技者にオーバーフロー状態を警告するようにしたこ
とを特徴 とする。
【0005】
【作用】従って、請求項1に係る弾球遊技機において
は、オーバーフロー樋に余剰球が充満したことをオーバ
ーフロー検出器が検出すると、該状態をオーバーフロー
警告手段によって警告すると共に発射停止手段が発射駆
動手段の駆動を停止させるが、遊技者にとって有利な特
定の遊技状態が発生している場合には、発射停止手段は
直ぐに発射駆動手段を停止させず、オーバーフロー状態
の検出から所定時間オーバーフロー状態が解除されなか
った場合に打球発射装置における発射駆動手段の駆動を
停止させる。また、請求項2に係る弾球遊技機において
は、遊技者にとって有利な特定の遊技状態が発生してい
る場合、警告手段は、オーバーフロー状態が解除されず
に所定時間が経過するまでの警告を第1態様で行い、オ
ーバーフロー状態の検出から所定時間オーバーフロー状
態が解除されなかった場合には第2態様で警告するの
で、遊技者にとって有利な特定の遊技状態においてオー
バーフロー状態が発生してから所定時間が経過する前で
発射駆動手段が停止されていない状態と、オーバーフロ
ー状態が発生してから所定時間が経過して発射駆動手段
が停止された状態とを識別可能に表示できる。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1に示す弾球遊技機としてのパチンコ機1
は、機枠2に開閉可能に取り付けた額縁状の前面枠3に
開設した窓部4を後方から塞ぐように遊技盤5を設け、
遊技盤5の下方の開閉パネル6の表面には打球供給皿7
を設け、開閉パネル6の下方の前面枠3の表面には球貯
留皿8を設けるとともに、球貯留皿8を取り囲むように
装飾パネル9を設け、装飾パネル9には打球発射操作部
10の操作ハンドル11を設けてある。また、前面枠3
の前面には打止め表示ランプ12、補給表示ランプ1
3、金枠開放表示ランプ14、オーバーフロー表示ラン
プ15、ロック表示ランプ16、発射表示ランプ17等
の表示ランプが設けてある。
【0007】図2に示すように、操作ハンドル11の上
方の装飾パネル9には、ロックスイッチ18と微調整ス
イッチ19とが設けてある。ロックスイッチ18は、遊
技者が選定した打球の飛距離調整値を後述する飛距離記
憶手段に記憶させたり、当該記憶を解除するためのスイ
ッチであり、操作する毎に設定、解除を交互に繰り返す
トグルスイッチとなっている。
【0008】飛距離調整値を記憶手段に記憶させるに
は、操作ハンドル11を回動して遊技部内に発射された
打球が入賞口(図示せず)に入賞し易い回動位置を選定
し、ロックスイッチ18を操作する。ロックスイッチ1
8の操作により、その時点の飛距離調整手段による調整
値が、電気的制御装置等に設けられた飛距離記憶手段に
記憶される。例えば、飛距離調整手段を可変抵抗器23
で構成し、発射駆動手段をロータリーソレノイド44で
構成した場合には、可変抵抗器23で調整された、ロー
タリーソレノイド44に供給される電圧値が飛距離記憶
手段に記憶されることになる。そして、再度ロックスイ
ッチ18を操作すると、飛距離記憶手段に記憶された記
憶が解除され、操作ハンドル11の回動に伴い打球の飛
距離が変化するようになる。
【0009】微調整スイッチ19は、上記した飛距離記
憶手段に記憶された調整値を微調整するためのスイッチ
で、一組のアップスイッチ19aとダウンスイッチ19
bとからなる。例えば、調整値が発射駆動手段に供給す
る電圧値の場合には、アップスイッチ19aを一回操作
する毎に電圧値が1段階ずつ上昇し、反対にダウンスイ
ッチ19bを一回操作する毎に電圧値が1段階ずつ下降
する。パチンコ機1へ供給される電圧は、パチンコ機1
の駆動状況や賞態様の発生状況により変化する。そこ
で、この微調整スイッチ19により、供給電圧の変化に
伴う打球の飛距離の変動を微調整することができる。ま
た、とりあえず大まかに飛距離を調整して、ロックスイ
ッチ18を操作することにより飛距離記憶手段に調整値
を記憶させ、微調整スイッチ19によりさらに細かな飛
距離調整を行うこともできる。
【0010】打球発射操作部10は図3、図4、図5に
示すように、操作ハンドル11と、操作ハンドル11の
操作軸20の先端に取り付けたカム21とカム21の軸
孔22に取り付けた、カム21の回転に伴って作動する
飛距離調整手段である可変抵抗器23と、カム21の回
転により作動するスイッチ押圧部材24と、スイッチ押
圧部材24によりオンオフする起動スイッチ25とから
なる。
【0011】操作ハンドル11は、前方握持部26と、
後方握持部27と、前方握持部26と後方握持部27と
の間に回転可能に取り付けた発射勢調整部28とからな
る。後方握持部27からは中空の取付部29が延設して
あり、取付部29の中空内に発射勢調整部28から延設
した操作軸20を挿通してある。この取付部29の先端
側の外周には、ねじ部30が設けてある。また、発射勢
調整部28は、バネによりパチンコ機1前面から見て左
回りに付勢されている。
【0012】操作ハンドル11を装飾パネル9に取り付
けるには、装飾パネル9の表面から、装飾パネル9に開
設したハンドル取付孔31に取付部29を挿通して、装
飾パネル9の裏面に突出したねじ部30に丸ナット32
を取り付ければよい。そして、操作軸20の先端にカム
21を取り付け、カム21の軸孔22に可変抵抗器23
の作動軸33が取り付けてある。また、可変抵抗器23
は、ビス等により装飾パネル9の裏面に突設した可変抵
抗器取付部34に取り付けられる。
【0013】したがって、操作ハンドル11を回動する
と、操作軸20に取り付けたカム21が回動するととも
に、可変抵抗器23の作動軸33が回動し、可変抵抗器
23の抵抗値が変化する。これに応じて、後述する発射
駆動手段であるロータリーソレノイド44へ供給する電
圧値が変化し、打球発射杆43の発射勢を調整すること
ができる。
【0014】装飾パネル9の裏面のカム21の回動範囲
内には、カム21の先端が接触するようにスイッチ押圧
部材24が揺動可能に設けてある。このスイッチ押圧部
材24は、断面略L字状の部材で、軸孔を有する軸受部
35から、押圧部36と単発部37とが延設してある。
そして、押圧部36の先端側には押圧突起38が、単発
部37の先端には単発ボタン39が設けてある。
【0015】スイッチ押圧部材24を装飾パネル9に取
り付けるには、装飾パネル9の側面に開設した単発ボタ
ン孔40に単発ボタン39を位置させ、装飾パネル9の
裏面に突設した押圧部材軸41を軸受部35の軸孔に
通すればよい。そして、カム21は、常態ではスイッチ
押圧部材24の押圧部36と接触し、押圧部36を上方
へ回動させている。また、この状態では、単発ボタン3
9は装飾パネル9の側面から突出していない。
【0016】装飾パネル9の裏面には、押圧部材24の
押圧部36の先端により作動するように、起動スイッチ
25が設けてある。この起動スイッチ25は、常態では
バネの付勢により下方へ向かって開くように回動してい
るスイッチ片42を有する。そして、常態では、スイッ
チ片42には押圧部材24の押圧突起38が当接してい
て、カム21に押された押圧部36の押圧突起38によ
り、バネの付勢に抗して上方へ向かって閉じるように押
し上げられている。そして、この状態では、起動スイッ
チ25はオフとなっている。
【0017】一方、バネの付勢に抗して発射勢調整部2
8を回動すると、操作軸20の先端に取付けたカム21
が回動し、カム21の先端が押圧部36から離れる。す
ると、押圧部36により上方へ向かって閉じるように押
し上げられていたスイッチ片42は、バネの付勢により
下方へ向かって開くように回動し、起動スイッチ25が
オンとなるとともに、押圧部36がスイッチ片42に押
されて下方へ回動する。また、この状態では、単発ボタ
ン39は装飾パネル9の側面から突出している。
【0018】したがって、単発ボタン39を押すと、押
圧部36が上方へ向かって回動し、押圧突起38がスイ
ッチ片42を上方へ向かって押し上げ、起動スイッチ2
5がオフとなる。一方、単発ボタン39から手を離す
と、押圧部36が戻り回動して、起動スイッチ25がオ
ンとなる。打球発射杆43を駆動するロータリーソレノ
イド44等の打球発射装置は、図6、図7に示すように
前面枠3に取付けるベース基盤45のほぼ中央に取付け
てある。そして、ロータリーソレノイド44の回転軸4
6に打球発射杆43を取付けるとともに、ベース基盤4
5の上側および一側に、打球発射杆43の揺動範囲を規
制するストッパー47が取付けてある。
【0019】また、ベース基盤45の他側には、発射制
御装置取付孔48を開設して、発射制御装置49をワン
タッチの取付部材50で取付けるとともに、ベース基盤
45から上方に向かって、発射レール51を取付けるた
めの発射レール取付部52を延設してある。また、ベー
ス基盤45の四隅には前面枠3に取付けるための取付孔
53を開設するとともに、周辺部に位置決孔54を開設
してある。上記した取付部材50は、取付孔53に挿通
した後、頭部を押し込むと先端部が拡径して、取付孔5
3に取付けることができ、頭部を引っ張ると先端部が元
に戻り、取付孔53から引き抜くことができるものであ
る。
【0020】一方、前面枠3の下隅部には、ベース基盤
45を取付けるための取付ボス部55と、位置決孔54
に挿通する位置決突起56とが設けてあり、ロータリー
ソレノイド44が対向する位置には、筒状のソレノイド
収納部57が設けてある。また、前面枠3には一対の板
状の壁材58を立設して、ロータリーソレノイド44や
発射制御装置49の電気的配線を収納するための配線収
納部59とし、配線収納部59の一端側に配線挿通孔6
0を開設してある。
【0021】したがって、ベース基盤45を前面枠3に
取付けるには、位置決突起56を位置決孔54に挿通し
てベース基盤45の取付け位置を決定し、ロータリーソ
レノイド44や発射制御装置49の配線を配線収納部5
9内に収納し取付孔53と取付ボス部55とにワンタ
ッチの取付部材50を一連に挿通して、取付部材50の
頭部を押し込めばよい。上記した発射制御装置49やベ
ース基盤45は、ワンタッチの取付部材50により取付
けてあるので、容易に着脱することができる。
【0022】尚、上記した実施例では飛距離調整手段に
可変抵抗器23を利用したが、飛距離調整手段はこれに
限られず、発射駆動手段の駆動力を変更できるものなら
ばどのようなものでもよい。例えば、図8に示すよう
に、操作ハンドル11の回動に伴い回動する回転角度検
出器であるロータリーエンコーダ61を利用し、ロータ
リーエンコーダ61をローパスフィルタ62を介して電
気的制御装置のCPU63に連絡し、CPU63ではロ
ータリーエンコーダ61の回転角度から駆動力を演算し
て発射駆動手段に指示を与えるようにしてもよい。ま
た、図9に示すように、操作ハンドル11の回動に伴い
回動する円盤64の周方向に光透過率のそれぞれ異なる
複数の光透過窓65を設け、該円盤64に光検出器であ
るcdsセル66を臨ませLED67からの光を検出さ
せ、円盤64の回転角度に対応するように発射駆動手段
に駆動力を指示するようにしてもよい。
【0023】打球発射部76へ打球を供給する打球供給
装置68を図10から図13に示す。打球供給装置68
構成する打球供給枠69は、開閉パネル6の裏面に設
けてあり、本体70とカバー部材71とからなる。本体
70には、ほぼ中程に打球供給皿7の球を取り込むため
の球取入口7が開口してあり、球取入口7の上部と
一側部を囲むようにケース73を設け、他側部には上部
球通路片74を設けてある。また、ケース73の下部に
は、球取入口7の下方に向かって突出片75を突出し
てある。
【0024】一方、カバー部材71には、ほぼ中程に球
を打球発射部76(図7)へ導出するための球取出口7
7が開口してあり、下方隅部には球抜き口78が開口し
てある。そして、球取出口77の一側部と下部を囲むよ
うに下部球通路片79を設けるとともに、球抜き通路片
80を設けてある。この球抜き通路片80は、球抜き口
78の一側部まで延長していて、下部球通路片79と合
流して、球抜き口78へ向かって下り傾斜する球抜き通
路81を形成している。また、カバー部材71には、本
体70のケース73に設けた突出片75の下方に位置す
るように、シャッター載置部82が設けてあり、突出片
75とシャッター載置部82の間隔内に球抜きシャッタ
ー83を摺動可能に取り付けてある。この球抜きシャッ
ター83は、バネ等により付勢されていて、常には下部
球通路片79に向かって突出している。
【0025】そして、上記したケース73と、上部球通
路片74と、球抜きシャッター83と、下部球通路片7
9とにより打球供給路84を形成している。また、ケー
ス73には、こぼれ球回収口85が開設してあり、こぼ
れ球回収口85の方には、こぼれ球回収口85に向か
って下り傾斜するこぼれ球回収樋86が設けてある。そ
して、こぼれ球回収口85は球抜き通路81に臨んでお
り、金枠を開閉した際に生じるこぼれ球を回収する。
【0026】打球供給路84の下端には、上部球通路片
74と下部球通路片79との間に位置するように、球送
り部材87を回動可能に臨ませてある。この球送り部材
87は、一端に断面が略コ字状をした球受部88を有
し、他端には軸孔89を形成するとともに、軸孔89の
下方に磁石片90を取り付けてある。
【0027】本体70には、球送り部材87の軸孔89
に挿通する回動軸91が立設してあり、カバー部材71
の回動軸91に対向する位置にはボス部92が設けてあ
る。また、本体70の回動軸91の側方には、電磁石9
3が取り付けてある。
【0028】そして、カバー部材71を取り外した状態
で、球送り部材87の軸孔89に回動軸91を挿通し
て、カバー部材71を本体70に取り付けると、回動軸
91の先端部がボス部92に嵌入し、球送り部材87を
打球供給枠69に取り付けることができる。
【0029】磁石片90と電磁石93とは、常には、電
磁石93が消磁していて、磁石片90が電磁石93の鉄
芯に引き寄せられ、電磁石93が励磁すると、磁石片9
0と電磁石93が反発しあうように設けられている。
【0030】したがって、球送り部材87は、常には、
自重と磁石片90が電磁石93の鉄芯に引き寄せられる
力により下方に回動している。この状態では、球受部8
8の下面が下部球通路片79上に載り、球受部88が球
取出口77に臨むとともに、球受部88の上面の先端部
が打球供給路84内に位置して、球の流下を阻止してい
る。
【0031】一方、電磁石93が励磁すると、磁石片9
0と電磁石93が反発しあい、球送り部材87が上方に
回動する。この状態では、球受部88の上面が上部球通
路片74に当接し、球受部88が打球供給路84内に位
置して、球を1個、球受部88内に取り込む。そして、
電磁石93が再び消磁すると、球送り部材87は、自重
と、磁石片90が電磁石93の鉄芯に引き寄せられる力
とにより、下方に回動し、球受部88内に保持した球を
球取出口77から打球発射部76に供給する。上記した
動作を繰り返すことにより、打球供給路84内の球を打
球発射部76へ1個宛供給することができる。
【0032】図14にパチンコ機1の裏面を示す。パチ
ンコ機1の上部には賞球タンク94を設け、賞球タンク
94には賞球流下樋95が接続してあり、賞球流下樋9
5の下端部がパチンコ機1の前面に設けた打球供給皿7
とオーバーフロー樋96に連絡している。そして、この
オーバーフロー樋96は球貯留皿8に連絡していて、上
部にはオーバーフロー検出器97が設けてある。
【0033】オーバーフロー樋96は、打球供給皿7に
パチンコ球が充満した場合に、賞球を球貯留皿8に流下
させるための球流下路である。上記したオーバーフロー
検出器97は、例えばマイクロスイッチからなり、打球
供給皿7及び球貯留皿8に賞球が充満し、オーバーフロ
ー樋96内にも賞球が充満すると、賞球を検出してオン
となり、オーバーフロー信号を発信する。
【0034】また、賞球流下樋95の途中には、賞球タ
ンク94の球の貯留状態を検出し、球が不足している場
合には賞球の補給を促すための第1球不足検出器98
と、球整列部の球の有無を検出する第2球不足検出器9
9と、入賞球に対応した賞球を排出するための賞球排出
装置100が設けてある。また、遊技盤5面の入賞口に
入賞した打球が集合する入賞球集合樋101の下部には
入賞球検出器102が設けてあり、入賞球検出器102
からの球検出信号に基づき、上記した賞球排出装置10
0が賞球を排出する。
【0035】図15、図16に前面枠3と、前面枠3に
開閉可能に取り付けた金枠103を示してある。前面枠
3にはフォトセンサからなる金枠開放センサ104が設
けてあり、金枠103にはこの金枠開放センサ104に
対向する位置に検知片105が設けてある。したがっ
て、金枠103を閉じた状態では検知片105が金枠開
放センサ104に検知されており、電気的制御装置は金
枠103が閉鎖状態にあることを了知している。一方、
金枠103を開けると、検知片105が金枠開放センサ
104に検知されなくなるので、電気的制御装置は金枠
103が開放状態にあることを了知することができる。
【0036】図17に電気的制御装置のうち打球発射操
作部10の駆動に関する部分の概略構成図を示す。発射
駆動手段であるロータリーソレノイド44には、ロータ
リーソレノイド駆動制御手段106から駆動制御信号が
入力されている。このロータリーソレノイド駆動制御手
段106にはロータリーソレノイド44に供給する電圧
値を選定するための電源電圧値選定手段107と、ロー
タリーソレノイド44の駆動タイミングを制御するため
のタイミング制御手段108とが接続されている。
【0037】電源電圧値選定手段107には、飛距離調
整手段である可変抵抗器23からのダイアル電源電圧値
と、発射ロック制御手段109からのロック信号と、ロ
ックスイッチ18を操作した場合に飛距離記憶手段11
0に記憶されたロック記憶値と、打止め制御手段111
からの打止め信号と、電源電圧の初期値を設定するため
の初期値変更手段112からの初期値信号と、ファール
値記憶手段113に記憶された発射球をファール球とす
るための電源電圧値であるファール電源電圧値とが入力
されるとともに、タイミング制御手段108からのタイ
ミング信号が入力されている。
【0038】ファール値記憶手段113は例えばRAM
等の記憶装置からなる。ファール記憶手段113にフ
ァール電源電圧値を記憶させるには、例えば、各遊技機
毎に操作ハンドルを操作して実際に打球を発射し、打球
がファール球となるような電源電圧値を計測し、設定ス
イッチ(図示せず)を操作して該電源電圧値を記憶させ
ればよい。
【0039】タイミング制御手段108には、タッチ検
出手段114からの発射信号と、オーバーフロー制御手
段115からのオーバーフロー信号と、金枠制御手段1
16からの金枠信号とが入力されている。タイミング制
御手段108は、上記したロータリーソレノイド駆動制
御手段106と電源電圧値選定手段107の他に、打球
供給装置駆動制御手段117と、発射表示制御手段11
8とにタイミング信号を送信している。
【0040】打球供給装置駆動制御手段117は、タイ
ミング制御手段108からのタイミング信号を受けて打
球供給装置68の駆動を制御する。また、発射表示制御
手段118は、タイミング制御手段108からのタイミ
ング信号を受けて発射表示ランプ17の表示を制御す
る。
【0041】上記したタッチ検出手段114には、起動
スイッチ25が連絡していて、遊技者等が操作ハンドル
11等に設けたタッチプレート119に接触すると、起
動スイッチ25が能動化し、起動スイッチ25の能動状
態で起動スイッチがオンとなると、起動信号をタッチ検
出手段114に送信する。また、タッチ検出手段114
には発射終了制御手段120が連絡している。そして、
タッチ検出手段114からの発射信号の受信が中断する
と、電源電圧値選定手段107にファール球信号を送信
し、これに応じて電源電圧値選定手段107ではファー
ル値記憶手段113に記憶した電源電圧値により発射球
をファール球とする。
【0042】上記した発射ロック制御手段109には、
ロックスイッチ18が連絡していて、調整値のロックお
よび解除を制御している。そして、発射ロック制御手段
109は上記した電源電圧値選定手段107の他に微調
整制御手段121と、ロック表示制御手段122とにロ
ック信号を送信している。
【0043】微調整制御手段121は、発射ロック制御
手段109からのロック信号を受信するとともに、微調
整スイッチ19からの微調整信号を受信し、飛距離記憶
手段110に送信する。そして、飛距離記憶手段110
は、これらの信号とダイアル電源電圧値とによりロック
記憶値を決定し、電源電圧値選定手段107に送信す
る。また、発射ロック制御手段109からのロック信号
を受信したロック表示制御手段122は、ロック表示ラ
ンプ16を制御して、ロック表示を行う。
【0044】上記したオーバーフロー制御手段115に
は、オーバーフロー樋96に設けたオーバーフロー検出
器97と、遊技状態検出手段である役物制御回路123
が連絡している。オーバーフロー制御手段115に関す
る制御を図18のタイミングチャートに基づき説明す
る。
【0045】オーバーフロー制御手段115は、通常遊
技中、すなわち役物制御回路123からの大当たり信号
を受信していない場合に、オーバーフロー検出器97が
オンとなるとオーバーフロー表示制御手段124および
タイミング制御手段108にオーバーフロー信号を送信
する。これに応じて、オーバーフロー表示制御手段12
4はオーバーフロー表示ランプ15を点灯させ、オーバ
ーフローが発生した旨を表示し、タイミング制御手段1
08は、打球供給装置駆動制御手段117に球送り停止
信号を送信して球送り動作を停止する。
【0046】また、オーバーフロ制御手段115は、特
別遊技中、すなわち役物制御回路123からの大当り信
号を受信中に、オーバーフロー検出器97がオンとなる
と、予め定めた所定条件が成立するタイミング、例えば
本実施例では大当たりのウエイトタイムが開始してか
ら、タイミング制御手段108にオーバーフロー信号を
送信する。これに応じてタイミング制御手段108で
は、打球供給装置駆動制御手段117に打球供給停止信
号を送信して球送り動作を停止させる。また、オーバー
フロー表示制御手段124は、大当たりのウエイトタイ
ムが開始するまでの間、オーバーフロー表示ランプ15
を点滅してオーバーフローが発生した旨の警告を行う。
そして、大当たりのウエイトタイムが開始してもオーバ
ーフローが解消されていないと、オーバーフロー制御手
段115はオーバーフロー表示制御手段124にもオー
バーフロー信号を送信し、これに応じてオーバーフロー
表示制御手段124は、オーバーフロー表示ランプ15
を点灯してオーバーフロー表示を行う。上記したように
本実施例においては、オーバーフロー検出器97と、オ
ーバーフロー制御手段115と、オーバーフロー表示制
御手段124と、オーバーフロー表示ランプ15とでオ
ーバーフロー警告手段を構成し、役物制御回路123
と、オーバーフロー検出器97と、オーバーフロー制御
手段115と、タイミング制御手段108と、打球供給
装置駆動制御手段117と、ロータリーソレノイド駆動
制御手段106とで発射停止手段を構成している。尚、
本実施例では、オーバーフロー検出器97がオーバーフ
ローを検出してから球送り動作を停止させるタイミング
を、大当たりのウエイトタイム開始時としたが、このタ
イミングは他の条件であってもよい。
【0047】上記した金枠制御手段116には、前面枠
3に設けた金枠開放センサ104と、役物制御回路12
3とが連絡している。金枠制御手段116は、通常遊技
中、すなわち役物制御回路123からの大当たり信号を
受信していない場合に、金枠開放センサ104がオンと
なると、金枠開放表示制御手段125およびタイミング
制御手段108に金枠開放信号を送信する。これに応じ
て、金枠開放表示制御手段125は金枠開放表示ランプ
14を点灯させて金枠103が開放された旨を表示し、
タイミング制御手段108は、打球供給装置駆動制御手
段117に打球供給停止信号を送信して球送り動作を停
止する。
【0048】また、金枠制御手段116は、特別遊技
中、すなわち役物制御回路123からの大当たり信号を
受信中に、金枠開放センサ104がオンとなると、予め
定めた一定のタイミング、例えば本実施例では大当たり
のウエイトタイムが開始してから、タイミング制御手段
108に金枠開放信号を送信する。これに応じてタイミ
ング制御手段108では、打球供給装置駆動制御手段1
17に打球供給停止信号を送信して球送り動作を停止さ
せる。また、金枠開放表示制御手段125は、大当たり
のウエイトタイムが開始するまでの間、金枠開放表示ラ
ンプ15を点滅して金枠103が開放された旨の警告を
行う。そして、大当たりのウエイトタイムが開始しても
金枠の開放が解消されていないと、金枠制御手段116
は金枠開放表示制御手段125にも金枠開放信号を送信
し、これに応じて金枠開放表示制御手段125は、金枠
開放表示ランプ14を点灯して金枠開放表示を行う。
【0049】上記したように、本実施例においては、特
別遊技中に金枠103が開放しても、直ちに打球の発射
動作を停止していない。これは、特別遊技中に遊技部内
で球詰まり等が生じ、これを解消するため金枠103を
開放しなければならない場合に、打球の発射を直ちに止
めてしまったのでは、特別遊技の利益が十分に得られな
いばかりでなく、特別遊技の継続ができなくなり、遊技
の興趣を著しく損なうこととなるからである。尚、本実
施例では、金枠開放センサ104が金枠103の開放を
検出してから球送り動作を停止させるタイミングを、大
当たりのウエイトタイム開始時としたが、このタイミン
グは他の条件であってもよい。
【0050】上記した打止め制御手段111には、管理
装置126が連絡している。そして、管理装置126か
らの打止め指令信号を受信すると、電源電圧値選定手段
107に打止め制御信号を送信してロータリーソレノイ
ド44の駆動を停止するとともに、打止め表示制御手段
127にも打止め制御信号を送信する。そして、打止め
制御信号を受信した打止め表示制御手段127は、打止
め表示ランプ12を制御して打止め表示を行う。
【0051】打止め制御手段111は、補給制御手段1
28にも打止め制御信号を送信している。この補給制御
手段128は、球不足検出器98からの補給信号を受信
して補給要求信号を管理装置126に送信するととも
に、補給表示制御手段12に補給制御信号を送信す
る。補給制御信号を受信した補給表示制御手段12
は、補給表示ランプ13を制御して補給表示を行う。
【0052】図19は、起動スイッチ25と球送り用電
磁石93とロータリーソレノイド44と発射表示ランプ
17との動作タイミングを示すタイミングチャートであ
る。起動スイッチ25が能動状態でオンになると、打球
供給装置68の球送り用電磁石93が一定の時間間隔毎
にオンとなりパチンコ球を打球発射部76へ供給する。
そして、打球供給装置68の球送り動作に関連して、ロ
ータリーソレノイド44が一定の時間間隔毎にオンとな
り打球を遊技部内へ発射する。
【0053】また、起動スイッチ25がオフとなるとロ
ータリーソレノイド44の駆動も直ちにオフとなるので
はなく、球送り装置68の球送り用電磁石93がオンと
なった場合には、この電磁石93のオン動作に関連して
必ずロータリーソレノイドがオンとなる。すなわち、打
球発射部76へ供給したパチンコ球は、必ず発射され
る。また、この最後に行われる発射動作におけるロータ
リーソレノイド44に供給される電源電圧値は、上記し
たようにファール値記憶手段113に記憶された電源電
圧値であるので、最後に発射されるパチンコ球は必ずフ
ァール球となる。
【0054】したがって、起動スイッチ25がオンとな
っている間に打球発射部76へ最後に供給されたパチン
コ球は、必ずファール球として発射され、発射レール5
1上にパチンコ球が残ることがない。また、起動スイッ
チ25がオンとなると発射表示ランプ17が点灯し、起
動スイッチ25がオフとなって最後のパチンコ球の発射
が終了すると、発射表示ランプ17が消灯する。
【0055】図20から図31のフローチャートによ
り、上記したパチンコ機1の電気的制御装置における処
理を説明する。処理がスタートすると、先ず、ロータリ
ーソレノイド44と、球送り電磁石93と、後述する各
フラグをリセットする。そして、打止め処理、オーバー
フロー処理、金枠処理、補給処理を行い、金枠フラグが
セットされていないか、またはオーバーフローフラグが
セットされていないと、タッチ検出処理を行う。一方、
金枠フラグがセットされているか、またはオーバーフロ
ーフラグがセットされていると、タッチ検出処理をスキ
ップし、発射処理、発射ロック処理、発射表示処理を行
う。以下、各処理について説明する。
【0056】打止め処理では、打止め信号の立ち上がり
を検出すると、打止めフラグをセットして、打止め表示
ランプ12を点灯する。一方、打止め信号の立ち下がり
を検出すると、打止めフラグをリセットして、打止め表
示ランプ12を消灯する。
【0057】図22に示すオーバーフロー処理では、オ
ーバーフロー信号の立ち上がりを検出すると、オーバー
フロー表示ランプ15を点滅(第1態様)して、オーバ
ーフロー状態となったことを警告する。そして、通常遊
技中、すなわち補助遊技および大当たり遊技が行われて
いない場合には、発射オフフラグと、オーバーフローフ
ラグとをセットするとともに、オーバーフロー表示ラン
プ15を点灯(第2態様)する。
【0058】一方、補助遊技中か、大当たり遊技中で所
定時間が経過するまでの間、本実施例では大当たりのウ
エイトタイムが開始するまでの間は上記した処理は行わ
ない。尚、大当たり遊技中であっても所定時間経過後は
上記した処理を行う。すなわち、先に説明したように、
大当たりが発生している場合にオーバーフロー状態とな
っても、ウエイトタイム(所定時間)が経過するまでは
打球の発射を停止させない(発射オフフラグをセットし
ない)と共に、オーバーフロー表示ランプ15の表示変
更(第1態様から第2態様への変更)を行わない。そし
て、オーバーフロー信号の立ち下がりを検出すると、オ
ーバーフローフラグをリセットし、オーバーフロー表示
ランプ15を消灯して、タッチ検出手段114の状態を
判断する。ここで、タッチ出力がHiの場合には、タッ
チフラグをセットする。
【0059】金枠処理では、金枠開放信号の立ち上がり
を検出すると、金枠開放表示ランプ14を点滅して、金
枠開放状態となったことを警告する。そして、通常遊技
中、すなわち補助遊技および大当たり遊技が行われてい
ない場合には、発射オフフラグと、金枠フラグとをセッ
トするとともに、金枠開放表示ランプ1を点灯する。
【0060】一方、補助遊技中か、大当たり遊技中で所
定時間が経過するまでの間、本実施例では大当たりのウ
エイトタイムが開始するまでの間は上記した処理は行わ
ない。尚、大当たり遊技中であっても所定時間経過後は
上記した処理を行う。すなわち、先に説明したように、
大当たりが発生している場合に金枠開放状態となって
も、ウエイトタイムが開始するまでは打球の発射を停止
させない。そして、金枠開放信号の立ち下がりを検出す
ると、金枠フラグをリセットし、金枠開放表示ランプ1
4を消灯して、タッチ検出手段114の状態を判断す
る。ここで、タッチ出力がHiの場合には、タッチフラ
グをセットする。
【0061】補給処理では、補給信号の立ち上がりを検
出すると、補給表示ランプ13を点灯し、打止めフラグ
をセットし、管理装置126に対して補給要求信号を送
信する。そして、補給信号の立ち下がりを検出すると、
補給表示ランプ13を消灯する。尚、打止めフラグをセ
ットする処理は、管理装置126において行ってもよ
い。
【0062】タッチ検出処理では、タッチフラグがセッ
トされていると、タッチフラグをリセットし、発射オン
フラグの状態を調べる。ここで発射オンフラグがリセッ
ト状態であると、球送りフラグをセットし、球送り電磁
石93をオンにし、球送りタイマをスタートさせ、発射
オンフラグをセットし、発射オフフラグをリセットす
る。一方、発射オンフラグがセットされていると、上記
した処理は行わない。一方、タッチフラグがセットされ
ていない場合に、タッチ検出信号の立ち上がりを検出す
ると、上記した発射フラグのセット以下の処理を行う。
そして、タッチ検出信号の立ち下がりを検出すると、発
射オフフラグをセットする。
【0063】発射処理では、発射オンフラグがセットさ
れている場合で、間隔フラグがセットされていると間隔
処理を行い、球送りフラグがセットされていると球送り
処理を行い、ロータリーフラグがセットされているとロ
ータリー処理を行う。そして、上記した各フラグがセッ
トされていないと、ロータリーソレノイド44をオンに
して、発射タイマをスタートさせ、ロータリーフラグを
セットする。
【0064】間隔処理では、間隔タイマがタイムアップ
していると、間隔フラグをリセットし、発射オフフラグ
と、打止めフラグと、ロックフラグがセットされていな
い場合にはダイアル電源電圧値を選定する。一方、発射
オフフラグまたは打止めフラグがセットされている場合
には、ファール電源電圧値を選定し、前記フラグとも
セットされずロックフラグセットされている場合に
は、ロック記憶値を選定する。
【0065】球送り処理では、球送りタイマがタイムア
ップしている場合に、球送り電磁石93をオフにし、球
送りフラグをリセットし、間隔フラグをセットし、間隔
タイマをスタートさせる。
【0066】ロータリー処理では、発射タイマがタイム
アップしている場合に、ロータリーソレノイド44をオ
フにしロータリーフラグをリセットする。そして、発射
オフフラグの状態を判断し、発射オフフラグがセットさ
れていると、発射オンフラグと発射オフフラグをリセッ
トする。ここで、タッチ検出出力がHiの場合にはタッ
チフラグをセットする。一方、発射オフフラグがセット
されていないと、球送りフラグをセットし、球送り電磁
石93をオンにし、球送りタイマをスタートさせる。
【0067】発射ロック処理では、ロック信号の立ち上
がりを検出するとロックフラグをセットし、ロック表示
ランプ16を点灯し、その時点の発射電源電圧値をロッ
ク記憶値として飛距離記憶手段110に記憶する。そし
て、ロック信号の立ち下がりを検出すると、ロックフラ
グをリセットし、ロック表示ランプ16を消灯する。ま
た、微調整スイッチ19のアップ信号の立ち上がりを検
出すると、ロック記憶値に「1」を加算し、ダウン信号
の立ち上がりを検出すると、ロック記憶値から「1」を
減算する。
【0068】発射表示処理では、発射オンフラグがセッ
トされていると、発射表示ランプ17を点灯する。一
方、発射オンフラグがセットされていない場合には、発
射表示ランプ17を消灯する。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る弾
球遊技機によれば、オーバーフロー樋に余剰球が充満し
たことをオーバーフロー検出器が検出すると、該状態を
オーバーフロー警告手段によって警告すると共に発射停
止手段が発射駆動手段の駆動を停止させるが、遊技者に
とって有利な特定の遊技状態が発生している場合には、
発射停止手段は直ぐに発射駆動手段を停止させず、オー
バーフロー状態の検出から所定時間オーバーフロー状態
が解除されなかった場合に打球発射装置における発射駆
動手段の駆動を停止させるものとしたので、折角の遊技
者にとって有利な特定の遊技状態が発生している時に、
オーバーフロー状態が発生してすぐ発射駆動手段の駆動
停止されることはないので、遊技を継続しながらオー
バーフロー状態を解消することができる。
【0070】すなわち、遊技者にとって有利な特定の遊
技状態が発生している間にオーバーフロー状態となって
も、打球の発射が直ちに停止するのではなく、所定時間
が経過するしばらくの間は遊技を継続する事ができる
し、この間はオーバーフロー警告手段により遊技者にオ
ーバーフロー状態が発生した旨を警告するので、オーバ
ーフロー状態の発生を知った遊技者は、球貯留皿の球を
取り去ってオーバーフロー状態を解消することができ
る。したがって、遊技者は特別遊技の利益を十分に得る
事ができるとともに、遊技の興趣も十分に満足する事が
できる。また、請求項2に係る弾球遊技機によれば、遊
技者にとって有利な特定の遊技状態が発生している場
合、警告手段は、オーバーフロー状態が解除されずに所
定時間が経過するまでの警告を第1態様で行い、オーバ
ーフロー状態の検出から所定時間オーバーフロー状態が
解除されなかった場合には第2態様で警告するので、遊
技者にとって有利な特定の遊技状態においてオーバーフ
ロー状態が発生してから所定時間が経過する前で発射駆
動手段が停止されていない状態と、オーバーフロー状態
が発生してから所定時間が経過して発射駆動手段が停止
された状態とを識別可能に表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機たるパチンコ機の斜視図である。
【図2】前面枠の下方の一部を示す斜視図である。
【図3】打球発射操作部を裏側から見た斜視図である。
【図4】打球発射操作部の裏面図である。
【図5】打球発射操作部の一部欠截した側面図である。
【図6】打球発射装置の分解斜視図である。
【図7】打球発射装置の正面図である。
【図8】飛距離調整手段の他の実施例の説明図である。
【図9】飛距離調整手段の他の実施例の説明図である。
【図10】打球供給装置の斜視図である。
【図11】打球供給装置の分解斜視図である。
【図12】打球供給装置の裏面図である。
【図13】打球供給装置の裏面図である。
【図14】パチンコ機の裏面図である。
【図15】前面枠と金枠の斜視図である。
【図16】前面枠の斜視図である。
【図17】電気的制御装置の概略ブロック図である。
【図18】オーバーフロー時における打球の発射停止の
制御を示すタイミングチャートである。
【図19】起動スイッチと打球発射のタイミングを示す
タイミングチャートである。
【図20】パチンコ機における処理を示すフローチャー
トである。
【図21】パチンコ機における処理を示すフローチャー
トである。
【図22】パチンコ機における処理を示すフローチャー
トである。
【図23】パチンコ機における処理を示すフローチャー
トである。
【図24】パチンコ機における処理を示すフローチャー
トである。
【図25】パチンコ機における処理を示すフローチャー
トである。
【図26】パチンコ機における処理を示すフローチャー
トである。
【図27】パチンコ機における処理を示すフローチャー
トである。
【図28】パチンコ機における処理を示すフローチャー
トである。
【図29】パチンコ機における処理を示すフローチャー
トである。
【図30】パチンコ機における処理を示すフローチャー
トである。
【図31】パチンコ機における処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 パチンコ機 7 打球供給皿 8 球貯留皿 15 オーバーフロー表示ランプ43 打球発射杆 44 ロータリーソレノイド 96 オーバーフロー樋 97 オーバーフロー検出器106 ロータリーソレノイド駆動制御手段 108 タイミング制御手段 115 オーバーフロー制御手段 117 打球供給装置駆動制御手段 123 役物制御回路 124 オーバーフロー表示制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技部へ打球を発射するための打球発射
    杆と、該打球発射杆を駆動するための発射駆動手段と、
    を備えた打球発射装置を具備する弾球遊技機において、 打球供給皿に貯留されたパチンコ球が所定量を超えたと
    きに、余剰のパチンコ球を球貯留皿に流下させるオーバ
    ーフロー樋と、 上記オーバーフロー樋に設けられ、該オーバーフロー樋
    がパチンコ球で充満したオーバーフロー状態を検出する
    ためのオーバーフロー検出器と、上記オーバーフロー検出器によってオーバーフロー状態
    が検出された場合 に、該オーバーフロー状態の発生
    技者に警告するオーバーフロー警告手段と、 上記オーバーフロー検出器によってオーバーフロー状態
    が検出されたことに基づき、上記発射駆動手段の駆動を
    停止させる発射停止手段と、 を備え 上記発射停止手段は、遊技者にとって有利な特定の遊技
    状態が発生している場合において、上記オーバーフロー
    検出手段が上記オーバーフロー状態を検出した際には直
    ぐに発射駆動手段を停止させず、オーバーフロー状態の
    検出から所定時間オーバーフロー状態が解除されなかっ
    た場合に上記発射駆動手段の駆動を停止させるようにし
    たことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 上記オーバーフロー警告手段は、遊技者
    にとって有利な特定の遊技状態が発生している場合にお
    いて、上記オーバーフロー検出手段がオーバーフロー状
    態を検出した際には、該オーバーフロー状態が解除され
    ずに上記所定時間が経過するまでの警告を第1態様で行
    い、上記オーバーフロー状態の検出から所定時間オーバ
    ーフロー状態が解除されなかった場合には、上記第1態
    様とは異なる第2態様で遊技者にオーバーフロー状態を
    警告するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    弾球遊技機。
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