JPH06134085A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH06134085A
JPH06134085A JP30980392A JP30980392A JPH06134085A JP H06134085 A JPH06134085 A JP H06134085A JP 30980392 A JP30980392 A JP 30980392A JP 30980392 A JP30980392 A JP 30980392A JP H06134085 A JPH06134085 A JP H06134085A
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ball feeding
sphere
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Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 球送り装置の作動直後に遊技者が発射操作部
のスイッチをオフにすると発射レール上に球が残ってし
まうことを防止する。 【構成】 球送り用駆動源35を有する球送り装置と、
球送り装置が送り出した球を検出する球計数センサー2
7と、発射位置の球を発射用駆動源12の作動で発射す
る打球発射装置と、遊技者の操作で発射操作信号を送る
打球発射操作部と、打球発射操作部からの発射操作信号
を受けると球送り装置の球送り用駆動源を所定時間ずつ
間欠的に作動し、球計数センサーからの球供給信号を受
けると球送り動作開始時からの所定時間内においては発
射操作信号の停止に拘らず発射用駆動源を所定時間作動
する一連の制御を行う発射制御装置21とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技に供する球を発射
位置に1個宛供給する球送り動作、供給された球を発射
する動作を一連に制御する発射制御手段を備えたパチン
コ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、球送り装置や打球発射装置の駆動
源としてソレノイドを使用するパチンコ機が本願出願人
をはじめとして盛んに開発されており、この様なパチン
コ機では、球送りと発射のタイミングをとるために発射
位置に供給した球を電気的に検出することが必要であ
る。従来のこの種のパチンコ機においては、発射レール
の上方に球検出センサーを配設し、球検出センサーによ
り球の存在を検出する構成が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発射レ
ールの上方に球検出センサーを配設した従来のパチンコ
機においては、ファール球が発生して発射レール側に戻
った場合に、このファール球を球検出センサーが発射球
として再度検出(即ちミス検出)してしまう不都合が少
なからず発生する。また、従来の球検出センサーは幅狭
な発射レール上の球を検出する構造であるため取付位置
の調整に高い精度が要求される。このため、組み立て作
業が面倒である。さらに、球送り装置の作動直後に遊技
者が発射操作部のスイッチをオフにすると発射レール上
に球が残ってしまい、遊技者の不利益となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記に
鑑み提案されたもので、球送り用駆動源の駆動により遊
技に供する球を1個宛発射位置に供給する球送り装置
と、球送り装置が送り出した球を検出する球計数センサ
ーと、発射位置に供給された球を発射用駆動源の作動に
より発射する打球発射装置と、遊技者が操作することに
より打球発射装置を作動させる発射操作信号を送出する
発射操作検出部を有する打球発射操作部と、該打球発射
操作部の発射操作検出部からの発射操作信号を受けると
球送り装置の球送り用駆動源を所定時間ずつ間欠的に作
動し、球計数センサーからの球供給信号を受けると球送
り動作開始時からの所定時間内においては発射操作信号
の停止に拘らず発射用駆動源を所定時間作動する一連の
制御を行う発射制御手段と、を備えたことを特徴とする
ものである。
【0005】
【作用】遊技者が打球発射操作部を操作して発射操作検
出部から発射操作信号が発射制御手段に送られると、こ
の発射制御手段が球送り用駆動源を所定時間作動する。
そして、球送り装置の作動により送られた球を球計数セ
ンサーが検出して発射制御手段に信号を送ると、遊技者
が発射操作を停止しても発射制御手段が発射用駆動源を
作動し、発射レールに送られた球を発射せしめる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。パチンコ機1は、図1乃至図3に示すように、
機枠2の一側に額縁状の前面枠3を開閉可能に軸着し、
前面枠3の窓部の下部に開閉パネル4を、その上方残部
にガラス枠5を各々開閉可能に軸着し、開閉パネル4に
は表側に球供給皿6を、裏からには球送り装置7をそれ
ぞれ設け、前面枠3の裏側に固定した遊技盤収納枠内の
下部にフレームボード8を設け、該フレームボード8上
に遊技盤9を載置した状態で装着して窓部を裏側から塞
ぎ、フレームボード8の前面には発射レール10を取り
付けると共にファール球回収樋11を設け、前面枠3の
裏側下部にロータリーソレノイド12を駆動源とする打
球発射装置13を設け、ロータリーソレノイド12の出
力軸に基端を固定した発射杆14の弾発部14′を上記
発射レール10基端の発射位置15に臨ませてなる。
【0007】また、前面枠3の表側の右端には打球発射
操作部16を設ける。この打球発射操作部16は、メッ
キや蒸着等の手段によりハンドル17の表面を導体と
し、この導体部分をタッチ検出装置18(タッチセンサ
ー)に電気的に接続することにより遊技者が触って操作
している状態を検出できるように構成してある。さらに
本実施例においては赤外線等を利用した人体検出装置1
9により当該パチンコ機1の前方に遊技者がいることを
検出できる。したがって、当該パチンコ機1を選択した
遊技者がパチンコ機1の前に座ると上記した人体検出装
置19が信号を制御装置に送り、遊技者がハンドル17
を握るとタッチ検出装置18が信号を送る。そして、遊
技者が打球発射操作部16の発射操作検出部としての発
射スイッチ20を操作すると、この発射スイッチ20か
らの発射操作信号を受けた発射制御手段としての発射制
御装置21は、人体検出装置19とタッチ検出装置18
とから信号が到来していることを条件として球送り装置
7と打球発射装置13を作動する。
【0008】球送り装置7は、開閉パネル4の裏側に取
り付けたユニットケース22内に設けられており、球供
給皿6から開閉パネル4の球通過口を通して導入した球
を発射レール10の発射位置15に1個宛供給する。
【0009】ユニットケース22は、ケース本体22a
の下部に開閉カバー22bを有するプラスチック製であ
り、図5に示すように、ケース本体22aの側面には開
閉パネル4を閉じた状態で発射レール10の上方を横か
ら覆う側面部22cを形成し、開閉カバー22bには発
射レール10側に球を送り出す球供給口23と球供給皿
6内の球を下皿24に抜き落す際に球が通過する通過口
25を開設してある。
【0010】そして、球供給口23を開設した開閉カバ
ー22bの表側、即ち発射レール10側にホルダ26を
開閉カバー22bと一体成形することにより形成し、該
ホルダ26内にフォトセンサタイプのコ字状球計数セン
サー27を装着し、該球計数センサー27により球供給
口23を通過する球を電気的に検出できるように構成す
る。
【0011】球計数センサー27は、球を検出して球供
給信号を送出することができればどのような構成のセン
サーでもよいが、本実施例では球通過空部28を有する
下向きコ字状フォトセンサーを使用している。
【0012】ホルダ26は、本実施例では球計数センサ
ー27がコ字状なので、この球計数センサー27を収納
可能な上面開放枠体とし、球供給口23の開口下縁から
延設した底面部の両側に側面部29,29を形成し、各
側面部29の側縁に係止片としても機能する保護面部3
0を形成し、各側面部29の内側上部に係止突起31を
形成してなる。なお、側面部29,29の幅は球計数セ
ンサー27の厚さよりも僅かに大きく、底面部から係止
突起31までの高さは球計数センサー27の上下長さよ
りも僅かに大きく設定する。
【0013】この様な構成からなるホルダ26に球計数
センサー27を取り付けるには、図5に示すように、開
口部を下に向けた状態で球計数センサー27をホルダ2
6の上方に臨ませ、この状態で球計数センサー27を下
降して下端からホルダ26の両側面部29,29内に装
填する。球計数センサー27を充分に下降すると、底面
部と両側面部29,29と保護面部30,30とに囲ま
れた収納空部内に球計数センサー27が収まり、係止突
起31,31が球計数センサー27の上端に係止し、ま
た、保護面部30,30が球計数センサー27の発射レ
ール10側の面に係止するとともにこの面を覆う。した
がって、球計数センサー27は上面部分と球通過空部2
8を除いてその殆どの部分がホルダ26によって被覆さ
れた状態で保護される。このため、振動や衝撃を受けて
もホルダ26から外れることはないことは勿論のこと、
発射球やファール球に直撃されることもない。
【0014】また、この様にしてホルダ26に球計数セ
ンサー27を装着すると、球供給口23が球計数センサ
ー27の球通過空部28に連通する。したがって、球が
球供給口23を通過して球計数センサー27の球通過空
部28内を通ると、この時に球計数センサー27に作用
し、これにより球計数センサー27が球供給信号を送出
する。なお、球計数センサー27は球通過空部28を球
供給口23に連通させた状態で取り付けてあれば確実に
球を検出することができるので、ホルダ26への取り付
けに高い精度を要求されることはない。また、ホルダ2
6に嵌め込むだけであるから取り付け作業も簡単であ
る。
【0015】上記した球計数センサー27を備えた開閉
カバー22bを取り付けるケース本体22aは、図6及
び図7に示すように、前面側に前記球通過口に連通する
球入口32を開設し、該球入口32から球取込流路33
を内部に形成してある。なお、図面の実施例では球取込
流路33の底部を開閉カバー22b側に一体成形し、開
閉カバー22bを閉じると球取込流路33が形成される
ように構成してある。また、球取込流路33の傾斜下端
の底部に球抜きシャッターを配設する。そして、球取込
流路33の傾斜下端に臨ませて球送り部材34を配設
し、該球送り部材34の上方に球送り用電気的駆動源と
して電磁石35を取り付ける。
【0016】球送り部材34は、後端を軸36によりユ
ニットケース22の本体22側に軸着し、球取込流路3
3の傾斜下端に臨んだ先端の上部に球抑止部37を、下
端に球載せ部38を形成し、該球抑止部37と球載せ部
38等により囲まれた空部を球1個分の球収納空部39
としてある。そして、この球送り部材34の上部に下向
きコ字状の鉄板40を被せて固定する。なお、球送り用
電気的駆動源にプランジャー式ソレノイドなどを用いた
場合には、該ソレノイドの駆動力をリンク機構等を介し
て球送り部材34に伝達してもよい。
【0017】球送り部材34の作動範囲を規制するた
め、本実施例では球送り部材34が後端の軸36を中心
にして先端部分を上下に揺動するので、球送り部材34
の先端部分の下方に受け板41を設け、また、球送り部
材34の先端部分の上方にゴム等の弾性体からなる衝撃
吸収部材42を固定する。
【0018】したがって、球送り部材34は、常には自
重により先端を下降して受け板41により支持された第
1状態(図6)で停止し、発射制御装置21からの球供
給信号により電磁石35が所定時間励磁してこの時の磁
力によって引き上げられると球抑止部37の上端が衝撃
吸収部材42に当接(第2状態)して停止し(図7)、
受け板41と衝撃吸収部材42とにより作動範囲が規制
されることとなる。
【0019】なお、受け板41は、球送り部材34の球
収納空部39内の球が、該球収納空部39上面の傾斜に
よって転動して、開閉カバー22bに開設した球供給口
23から発射レール10上に落下でき、しかも球抑止部
37が球取込流路33内の最先の球に当接して球取込流
路33内の球の流下を阻止する高さに配置する。また、
衝撃吸収部材42は、球送り部材34の球抑止部37が
球取込流路33内の最先の球から外れて該最先の球が転
動して球収納空部39内に入り込み、しかも鉄板40が
電磁石35の鉄芯に当接することなく鉄板40と鉄芯と
の間に僅かな隙間ができる高さに配置する。また、電磁
石35は、下向きコ字状の鉄芯にコイルを設け、鉄芯の
先端を球送り部材34の鉄板40に臨ませた状態で取り
付けてある。
【0020】上記した構成からなる球送り装置7を備え
たパチンコ機1において遊技する場合、遊技者が球供給
皿6内に球を投入すると、これらの球は球整列路内を流
下する途中で一列に整列され、開閉パネル4の球通過口
からユニットケース22の球入口32を通って球取込流
路33内に導入される。遊技者が発射操作部16を操作
しない状態では発射スイッチ20とタッチ検出装置18
がオフなので電磁石35が消磁したままであり、球送り
部材34は先端を下降して受け板41に支持された第1
状態で停止している(図6)。したがって、球取込流路
33内に導入された球は、最先の球が球送り部材34の
球抑止部37に当接して流下を阻止された状態で待機す
る。
【0021】遊技者が発射ハンドル17を握って発射ス
イッチ20を押すと、該発射スイッチ20がオンとなっ
て発射制御装置21に発射操作信号を送る。ガラス枠5
及び開閉パネル4が正常に閉状態となっており、金枠ス
イッチとパネルスイッチとから閉状態信号が発射制御装
置21に送られていると、上記した発射操作信号にもと
づいて発射制御装置21が電磁石35に所定時間ずつ間
欠的に給電し、電磁石35を励磁する。電磁石35が励
磁すると、鉄芯の先端の磁力により球送り部材34の鉄
板40が上方に吸引されるので、球送り部材34が軸3
6を中心にして先端を上昇する方向(図6中反時計方
向)に回動する。そして、回動した球送り部材34は、
先端上部の球抑止部37が衝撃吸収部材42に当接(第
2状態)して停止する(図7)。
【0022】球送り部材34が第2状態に変換すると、
球送り部材34の球抑止部37が球取込流路33の最先
の球から外れるので、この球が転動して球送り部材34
の球収納空部39内に入り込み、次の球は球収納空部3
9内に入った球により流下を阻止されて球取込流路33
の流下先端で停止する。なお、球収納空部39内に収納
された球は、開閉カバー22bの球供給口23の上部開
口縁よりも高く位置しているので、この上部開口縁に抑
えられて、発射レール10側に流下することはない。
【0023】所定時間が経過して電磁石35が消磁する
と、後端の軸を36中心にして球送り部材34が球の重
みで先端を下降する方向に戻り回動する。球送り部材3
4が戻り回動すると、球収納空部39内の球も下降する
ので、この球は球取込流路33の最先の球から外れる
が、球送り部材34が更に戻り回動すると、先端の球抑
止部37が最先の球に接する。したがって、球取込流路
33の最先の球は、球抑止部37により流下を阻止され
て、待機している。また、球送り部材34が戻り回動し
て先端を下降すると球収納空部39内の球も下降して球
供給口23の上部開口縁から外れる。したがって、この
球収納空部39内の球は球収納空部39の底面部の傾斜
により転動して球供給口23からユニットケース22の
外部に送り出され、球が球供給口23を通過すると当該
球を検出した球計数センサー27が球検出信号を発射制
御装置21に送出する。そして、球計数センサー27に
作用した球は発射レール10上に落下し、発射レール1
0の下り傾斜によって転動して発射位置15に供給さ
れ、ここで一旦停止する。
【0024】発射位置15に球が供給されると、発射制
御装置21からの信号により打球発射装置13のロータ
リーソレノイド12が作動して発射杆14を待機位置か
ら発射位置15に向けて回動する。したがって、発射位
置15に供給された球は、発射杆14の弾発部14′に
より弾発され、発射レール10からガイドレール43を
介して遊技領域44内に飛入し、遊技に供される。
【0025】なお、本発明では球送り装置7が球を供給
した直後に遊技者が発射操作を停止しても、例えば発射
操作部16乃至その近傍に設けた単発スイッチ45を操
作しても、後述する発射制御装置21の制御により供給
した球だけは確実に発射して発射レール10上に球を残
すことはしない。そして、球計数センサー27が球を検
出してから所定時間が経過しても発射操作が停止されて
いれば、この時点で発射制御装置21が発射停止信号を
出力して球送り及び発射動作を停止する。また、発射停
止信号が出力されるまでは打球の入賞を有効なものとし
て処理するが、発射停止信号が出力された後は、入賞信
号が役物制御装置46に送られてきても不正行為があっ
たことが予測できるのでこの入賞信号は無効なものとし
て処理する。
【0026】また、球送り装置7が作動してから所定時
間内に球計数センサー27が球を検出しない場合には球
がないか或は詰まるトラブルが発生したものとして、発
射制御装置21からトラブル発生信号を送出してトラブ
ル表示器47を点滅または点灯して可視表示するととも
にブザー等により警告音を発生して報知し、同時に中央
管理室の管理装置48にもトラブル発生信号を送出して
トラブル発生を知らせる。
【0027】このようなトラブルが発生することなく発
射位置15に供給した球が発射されると、ロータリーソ
レノイド12が消磁して戻り回動して待機位置に戻り始
め、この頃には発射制御装置21からの信号により電磁
石35が再び励磁されるので、前記と同様に、次の球が
発射位置15に供給される。この様に、球送り装置7
は、発射制御装置21からの信号により、打球発射装置
13の弾発動作に同期して(電磁石35とロータリーソ
レノイド12の励磁タイミングには所定の時間差を維持
しつつ)、球を1個宛繰り返し発射位置15に供給す
る。そして、球計数センサー27は、球送り装置7の作
動により球供給口23を通過して発射位置15に供給さ
れる球を球通過空部28内に入った時点、即ち球供給口
23を出た時点で検出し、球検出信号を発射制御装置2
1に送出し、打球発射装置13は球計数センサー27か
らの信号に対応して作動する。
【0028】発射された打球が万一ファール球となって
発射レール10上に戻った場合、球計数センサー27は
発射レール10上の球を検出することはないので、ファ
ール球を検出して球供給信号を発射制御装置21に送出
することはない。したがって、ファール球のミス検出に
もとづいて打球発射装置13が作動する不都合はない。
【0029】なお、本発明における球計数センサー27
は、球供給口23から供給される球を検出して信号を送
出する機能を備えていればどのようなタイプの検出器で
あってもよい。また、この球計数センサー27を保持す
るホルダ26は、球計数センサー27を球供給口23に
臨ませた状態で保持することができればどのような構成
でもよい。例えば、開閉カバー22bから爪部を複数突
設し、これらの爪部により球計数センサー27を球供給
口23の外側で保持する構成でもよい。
【0030】次に、球送り装置7及び打球発射装置13
を制御する発射制御装置21について説明する。発射制
御装置21は、例えばマイクロコンピュータなどにより
構成されており、図8に示すように、ドライバー51を
介して球送り装置7の電磁石35と打球発射装置13の
ロータリーソレノイド12と接続し、また、フィルター
52を介して球送り装置7の球計数センサー27、人体
検出装置19、打球発射操作部16のタッチ検出装置1
8、単発スイッチ45、発射スイッチ20などと接続
し、更には入賞具を制御する役物制御装置46、球排出
装置を制御する排出制御装置53、および中央管理室の
管理装置48と接続している。
【0031】発射制御装置21は、図10のフローチャ
ートに示すように、発射条件判定処理、球送り処理、発
射開始処理、発射処理を行う。発射条件判定処理は、図
11のフローチャートに示すように、人体検出センサー
(人体検出装置19)のON−OFF、タッチセンサー
(タッチ検出装置18)のON−OFF、単発スイッチ
45のON−OFFを判断し、人体検出センサーとタッ
チセンサーがONで単発スイッチ45がOFFであれば
球送りソレノイド(電磁石35)を励磁し、球送りタイ
マーを設定し、この後に球送り処理に移行する。なお、
球送りタイマーには所定時間、例えば80msを設定し
てある。
【0032】球送り処理は、図12のフローチャートに
示すように、球送りタイマーを更新してこの所定時間
(80ms)のタイムアウトを判断する。この所定時間
のタイムアウトが判断されると、球送りソレノイド(電
磁石35)を消磁する。球送りソレノイド(電磁石3
5)が消磁すると、前記したように、球送り部材34が
先端を下降する方向に揺動して球収納空部39内の球を
送り出す球送り動作を行なう。そして、球送り電磁石3
5(電磁石35)をOFFにすると発射開始タイマーを
設定してから発射開始処理に移行する。なお、発射開始
タイマーは球送り動作を行なってから所定時間が経過し
た時点で打球発射装置13を始動することにより球の送
りと打球の発射のタイミングをとるためのタイマーであ
り、例えば444msに設定する。
【0033】発射開始処理は、図13のフローチャート
に示すように、球計数センサー27のONを判断する。
球計数センサー27がOFFの状態では発射開始タイマ
ーを更新してから該タイマーの所定時間(444ms)
のタイムアウトを判断し、タイムアウトしない状態では
上記動作を繰り返し、タイムアウトすると計数センサー
検出フラグのONを判断する。この状態では計数センサ
ー27がONになっていない状態、即ち球送り部材34
が球を送る動作を行なったにも拘らず発射開始タイマー
に設定した所定時間が経過しても球が実際には発射レー
ル10側に通過していない状態なので、パチンコ機1に
設けたトラブル表示器47を点灯または点滅することに
より球無し、球詰まり表示を行なう。なお、計数センサ
ー27がOFFでは計数センサー検出フラグがセットさ
れることはないので、このままで計数センサー検出フラ
グの判断がYESになることはない。
【0034】一方、計数センサー27がONになると、
即ち球送り装置7が作動して発射レール10側に送り出
した球を検出すると、有効タイマーをセットし、球計数
センサー検出フラグをセットし、発射開始タイマーを更
新し、このタイマーのタイムアウトを判断する。タイム
アウトしない状態では上記動作を繰り返すが、所定時間
(444ms)が経過してタイムアウトすると計数セン
サー検出フラグのONを判断する。この状態では計数セ
ンサー検出フラグがセットされているので、球無し、球
詰まり表示が行なわれることはなく、したがってここで
はYESと判断され、次に計数センサー検出フラグをリ
セットしてから発射作動(打球発射装置13のロータリ
ーソレノイド12を励磁する)に入って発射タイマーを
設定し、発射処理に移行する。
【0035】発射処理は、図14のフローチャートに示
すように、発射タイマーを更新してから該タイマーのタ
イムアウトを判断する。発射タイマーは、打球発射装置
13の電気的駆動源の駆動時間を設定するもので、本実
施例ではロータリーソレノイド12を励磁する所定時間
(80ms)励磁するように設定する。したがって、こ
の所定時間が経過するまではロータリーソレノイド12
が励磁して前記したように発射杆14を待機位置から発
射位置15に向けて回動し、発射位置15の球を発射す
る。そして、発射タイマーの所定時間が経過してタイム
アウトが判断されると、発射停止、即ちロータリーソレ
ノイド12を消磁してから発射条件判定処理に戻す。ロ
ータリーソレノイド12が消磁すると、発射杆14の自
重或は戻りスプリングの付勢により発射杆14は発射位
置15から待機位置に戻り回動して待機位置で待機す
る。
【0036】そして、発射した打球が入賞して入賞信号
が役物制御装置46に送られると、前記した発射開始処
理においてセットした有効タイマーの所定時間内であれ
ば上記入賞信号を有効なものとして処理し、排出制御装
置53の制御の下で球排出装置を作動せしめて所定数の
賞球の排出を行なわせる。なお、有効タイマーの所定時
間を超えて入賞信号が役物制御装置46に送られた場合
には、通常は不正行為以外はあり得ないので、役物制御
装置46で当該入賞信号を無効なものとして処理する。
【0037】この様に本発明における発射制御装置21
は、球送り電磁石35を励磁して球送り作動を実行した
ならば、発射タイマーに設定した所定時間後に打球発射
装置13のロータリーソレノイド12を強制的に励磁し
て、発射レール10側に送り出した球はその所定時間内
に発射操作が停止されたとしても、電気的に発射動作を
強行して発射レール10上に球を残すことはない。例え
ば、図9のタイミングチャートに示すように、球送りソ
レノイド(電磁石35)が励磁した直後に単発スイッチ
45が操作されて単発信号が発射制御装置21に送られ
たとしても、この単発信号に拘らず発射用ソレノイド
(ロータリーソレノイド12)を所定時間経過後に励磁
して直前の球送り動作により送った球を発射してしま
い、発射レール10上に球を残すことはない。
【0038】また、球送りソレノイド(電磁石35)が
励磁して球送り作動を開始した直後に遊技者が発射操作
ハンドル17から手を離してタッチセンサがOFFにな
っても、図9のタイミングチャートに示すように、タッ
チセンサのOFFに拘らず計数センサー27が球を検出
すれば所定時間後に発射用ソレノイド(ロータリーソレ
ノイド12)を励磁して直前の球送り動作により送り出
した球を発射してしまい、発射レール10上に球を残さ
ない。そして、この打球の発射が行なわれて、発射開始
処理においてセットした有効タイマーの所定時間が経過
すると発射停止信号が出力されて発射が停止する。な
お、遊技者が発射操作ハンドル17に再度手を触れると
タッチセンサがONとなり、前記した球送りと打球の発
射が再開される。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、球
送りと球の発射を一連に制御することができ、球送り装
置の作動直後に遊技者が打球発射操作部の発射操作検出
部をオフにするなどしても、発射制御手段が球送りと球
の発射を一連に制御して、遊技者の発射操作停止に拘ら
ず、既に送り出した球については確実に発射する。した
がって、発射レール上に球が残ってしまうという不都合
を確実に解消することができ、遊技者に不利益を与える
ことがない。また、発射した打球がファール球となって
発射レール側に戻ったとしても、このファール球を球計
数センサーがミス検出することはない。また、球供給口
に臨ませて球計数センサーを設けると球供給口を出た直
後の球だけを球計数センサーが検出するので、ファール
球が発生してもこのファール球を再度検出してしまうこ
とはなく、余分な計数はしない。したがって、球の送り
動作と送り出した球の発射動作とを正確に対応させるこ
とができる。また、発射球や戻り球が球計数センサーに
直接当らないので、球の衝突に起因する故障等のトラブ
ルを未然に防止することができる。さらに、球計数セン
サーを開閉パネル側に配置したので、発射球やファール
球が球計数センサーに接触することも殆どない。このた
め、発射球が球計数センサーに接触してムラ飛びするこ
ともなくなり、球の発射も安定する。さらにまた、球計
数センサーを開閉パネル側の球供給口側に配設したの
で、高い取付精度を要求されることがないし、配線処理
も開閉パネルの他の電気部品と一緒に行うことができ、
これにより組立作業の能率を高めることができ、また、
開閉パネルを開放して保守点検及び清掃作業を簡単に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の斜視図である。
【図2】パチンコ機の背面図である。
【図3】前面枠、ガラス枠、及び開閉パネルを開放した
状態におけるパチンコ機の斜視図である。
【図4】開閉パネルの裏側から見た斜視図である。
【図5】球送り装置およびユニットケースの分解斜視図
である。
【図6】球送り部材の球抑止部が下降して球取込流路内
の球を停止している状態における球送り装置の正面図で
ある。
【図7】球送り部材の球抑止部が上昇して球収納空部内
の球を球供給口から送り出す状態における球送り装置の
正面図である。
【図8】発射制御装置と各センサーとの接続を示す概略
ブロック図である。
【図9】球送りと打球発射のタイミングチャート図であ
る。
【図10】発射制御手段のフローチャート図である。
【図11】発射条件判定処理のフローチャート図であ
る。
【図12】球送り処理のフローチャート図である。
【図13】発射開始処理のフローチャート図である。
【図14】発射処理のフローチャート図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 3 前面枠 4 開閉パネル 10 発射レール 12 発射用駆動源としてのロータリーソレノイド 13 打球発射装置 16 打球発射操作部 17 発射操作ハンドル 18 タッチ検出装置 19 人体検出装置 20 発射スイッチ 21 発射制御装置 22 球送り装置のユニットケース 23 ユニットケースの球供給口 26 球計数センサーのホルダ 27 球計数センサー 35 球送り用駆動源としての電磁石 45 単発スイッチ 46 役物制御装置 47 トラブル表示器 48 管理装置 53 排出制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球送り用駆動源の駆動により遊技に供す
    る球を1個宛発射位置に供給する球送り装置と、 球送り装置が送り出した球を検出する球計数センサー
    と、 発射位置に供給された球を発射用駆動源の作動により発
    射する打球発射装置と、 遊技者が操作することにより打球発射装置を作動させる
    発射操作信号を送出する発射操作検出部を有する打球発
    射操作部と、 該打球発射操作部の発射操作検出部からの発射操作信号
    を受けると球送り装置の球送り用駆動源を所定時間ずつ
    間欠的に作動し、球計数センサーからの球供給信号を受
    けると球送り動作開始時からの所定時間内においては発
    射操作信号の停止に拘らず発射用駆動源を所定時間作動
    する一連の制御を行う発射制御手段と、 を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 球送り用駆動源が作動してからの所定時
    間内に球計数センサーからの球供給信号を受けない場合
    にはトラブル発生信号を送出する発射制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 表側に球供給皿を設けた開閉パネルの裏
    側にユニットケースを設け、該ユニットケースの内部に
    球送り装置を設け、該球送り装置が送り出す球が通過す
    るユニットケースの球供給口に臨ませて球計数センサー
    を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 球供給口の外側開口縁にホルダをユニッ
    トケースと一体成型して形成し、該ホルダに球計数セン
    サーを取り付けたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載のパチンコ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005137394A (ja) * 2003-11-04 2005-06-02 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012143512A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2014030711A (ja) * 2012-07-11 2014-02-20 Takao Co Ltd 循環式遊技機

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