JP3081467B2 - ダイカスト品のトリミング装置 - Google Patents

ダイカスト品のトリミング装置

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JP3081467B2
JP3081467B2 JP06236580A JP23658094A JP3081467B2 JP 3081467 B2 JP3081467 B2 JP 3081467B2 JP 06236580 A JP06236580 A JP 06236580A JP 23658094 A JP23658094 A JP 23658094A JP 3081467 B2 JP3081467 B2 JP 3081467B2
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宏 北川
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ダイカスト品から湯道
等を切除するトリミング装置の改良に係り,特に上型を
下型に対して自動的に調心することのできるトリミング
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のトリミング装置T1を示す
正面図である。このトリミング装置T1では,下型ベー
ス1上に下型2が設けられている。下型2は,ワークセ
ット台を構成し,その上面にワーク3が載置される。ト
リミング前のワーク3には湯道4やオーバーフロー5が
一体的に付随している。湯道4は重いので,下型ベース
上に設けた堰受け6により支持される。上記下型ベース
1に対して昇降自在の上型ベース7(型ベース部材の一
例)には,弾性的に支持された把持部材8と,刃部を具
備した上型9と,ハンガークランプ機構10が設けられ
ている。上記ハンガークランプ機構10はエアシリンダ
10aと,このエアシリンダ10aにより揺動駆動され
るクランプ腕10bとより構成されている。このような
従来装置は,例えば実公平4−42053号に開示され
ている。上記のようなトリミング装置T1では,図示の
ように下型2上に湯道4及びオーバーフロー5を付随し
たワーク3がセットされた後,上型ベース7が下降し,
把持部材8と下型2との間にワーク3を弾性的に把持す
る。更に上型ベース7が下降すると下型2と上型9の刃
部とが噛み合い,湯道4及びオーバーフロー5が切除さ
れる。その後,前記エアシリンダ10aによりクランプ
腕10bが揺動されてトリミング後のワーク3を把持す
ると共に上型9が上昇し,ワーク3を下型から離脱させ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトリミング
装置では,下型2は下型ベース1に,また上型9は上型
ベース7に夫々固定されており,上型ベース7は下型ベ
ース1に対して相対的に昇降するのみであるから,特に
多数個取のワークの場合下型2へのセット不良を起こし
たり,セットされたとしても上型9との心が正確に合っ
ていないと,湯道4やオーバーフロー5の一部を取り残
したり,ワークを必要以上に切除するといった不都合を
生じる。本発明は,このような従来の技術における課題
を解決することを目的とし,上型をワークに対して自動
調心させる機構を付与したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,湯道等を付随したままのダイカスト品を下
型と把持部材との間で把持した状態で上型を下型と噛み
合うまで移動させて上記湯道等をダイカスト品から切除
するダイカスト品のトリミング装置において,上記上型
が水平方向に移動自在で,且つ垂直軸心のまわりに回転
自在に型ベース部材に支持されてなることを特徴とする
ダイカスト品のトリミング装置として構成されている。
尚下型と上型における上下は相対的な概念であり,事実
上の上下関係にある型のいずれに上記のような自動調心
機能を付与してもよい。
【0005】
【作用】本発明によれば,上型を下降させた時,上型の
先端がワーク側面と干渉するが,上型が下型に対して水
平方向に移動自在であるので,上型先端がワーク側面に
案内されて上型とワークが正確に噛み合う位置まで上型
が水平方向に移動するので,湯道の一部を切除し残した
り,ワークを必要以上に切除する等といった不都合は排
除される。また,上型が下型に対してその垂直軸心の回
りに回転する方向にずれていた場合でも,本発明では上
型が下型に対してその垂直軸心の回りに自在に回転でき
るので,上型とワークのスムーズな噛合いが達成され,
この面でも湯道の切除不良等といった問題を生じない。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例にかかるトリミング装置全
体の概略正断面図,図2は上記トリミング装置の要部を
示す拡大正断面図,図3は上記トリミング装置に適用可
能な改良された堰受けを有するトリミング装置の概略正
断面図,図4は,上記堰受け部分の拡大正断面図であ
る。図1及び図2に示すように,この実施例に係るトリ
ミング装置Tでは,上型9aが上型ベース7(型ベース
部材)に水平方向に摺動自在で,且つ垂直の軸心回りに
回転自在に支持されている。即ち,上型9aの上端には
フランジ部9bが一体に形成されており,このフランジ
部9bは上型ベース7の下面に固定された断面L字状の
環状のホルダー9cに水平方向に摺動自在で,且つ垂直
の軸心回りに回転自在に支持されている。尚,上記上型
9aが軽く動けるように,上型ベース7及びホルダー9
cに夫々垂直方向に形成されたボール収容孔7a,9d
に,夫々バネ7b,9eで弾性的に支持されたボール1
1,12が収容されており,これらのボール11,12
を介してフランジ部9bがホルダー9cに支持されてい
る。
【0007】従って,この実施例装置において,図1に
示すように下型2上に湯道4及びオーバーフロー5を付
随したワーク3がセットされた後,上型ベース7が下降
すると,把持部材8と下型2との間にワーク3が弾性的
に把持される。更に上型ベース7が下降すると,ワーク
側面と上型9先端の倣い部9fとが干渉するが,上型9
が下型2に対して水平方向に移動自在であるので,上型
先端の倣い部9fがワーク側面形状に案内されて上下の
型が正確に噛み合う位置まで上型9が水平方向に移動す
る。この時上型9はそのフランジ部9bが回転自在のボ
ール11,12によりホルダー9cに支持されているの
で,水平方向への動きはスムーズである。また,上型9
が下型2に対してその垂直軸心の回りに回転する方向に
ずれていた場合でも,この実施例では,上型9が下型2
に対してその垂直軸心の回りに自在に軽く回転できるの
で,湯道の切除不良や上型とワークとの干渉といった問
題を生じない。また,実際にトリミングを行う時には,
上型9に上向きの大きい力が掛かるが,その時にはボー
ル11を介してバネ7bが押されてバネ7bが撓みボー
ル11がボール収容孔7a内に没入するので,上型9の
フランジ部9bが上型ベース7に直接接触することにな
る。その後,前記エアシリンダ10aによりクランプ腕
10bが揺動されてトリミング後のワーク3を把持した
まま上型ベース7が上昇し,ワーク3を下型から離脱さ
せる。
【0008】この時,前記従来例(図5)では,湯道4
が固定の堰受け6に支持されているので,クランプ腕1
0bが湯道4と干渉して湯道を倒したり,ワークの把持
ミスを生じると言った不都合があったが,この実施例で
は,図3及び図4に示すように,堰受け6が下型2に支
点ピン13を中心として揺動自在に取り付けられている
と共に,常時バネ14により上方に向けて弾性的に付勢
されている。また上型9には,上型9が下降した時に上
記堰受け6に当接して堰受け6を下方へ揺動させる押さ
え棒15が取り付けられている。従って,前記のように
把持部材8と下型2とでワーク3を把持するべく上型ベ
ース7が下降し,ワーク3が下型2と把持部材8との間
で把持された時点で,上記押さえ棒15が堰受け6に当
接し,堰受け6を図4に2点鎖線で示した状態から実線
で示すように揺動させるので,堰受け6上にあった湯道
4は堰受け6上から落とされ,その後エアシリンダ10
aによりクランプ腕10bがワーク3を把持する時に,
クランプ腕10bと湯道4とが干渉するといった不都合
が回避される。
【0009】
【発明の効果】本発明に係るトリミング装置は,上記の
ように構成されているので,上型下降時に上型と下型と
の心が自動的に合致するまで上型が水平方向に移動する
と共に,垂直軸心回りに自在に回転するので,トリミン
グミスや上下型の干渉といった不都合が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の位置実施例にかかるトリミング装置
全体の概略正断面図。
【図2】 上記トリミング装置の要部を示す拡大正断面
図。
【図3】 上記トリミング装置に適用可能な改良された
堰受けを有するトリミング装置の概略正断面図。
【図4】 上記堰受け部分の拡大正断面図。
【図5】 従来のトリミング装置を示す概略正面図。
【符号の説明】
1…下型ベース 2…下型 3…ワーク 4…湯道 6…堰受け 7…上型ベー
ス 8…把持部材 9…上型 10…ハンガークランプ機構 10a…エア
シリンダ 10b…クランプ腕 11,12…
ボール 9b…フランジ部 9c…ホルダ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−81260(JP,A) 特開 平7−178474(JP,A) 特開 平5−208236(JP,A) 実開 昭62−3254(JP,U) 実開 昭59−44664(JP,U) 実開 昭51−6113(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 31/00 B21D 28/00 B22D 17/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯道等を付随したままのダイカスト品を
    下型と把持部材との間で把持した状態で上型を下型と噛
    み合うまで移動させて上記湯道等をダイカスト品から切
    除するダイカスト品のトリミング装置において,上記上
    型が水平方向に移動自在で,且つ垂直軸心のまわりに回
    転自在に型ベース部材に支持されてなることを特徴とす
    るダイカスト品のトリミング装置。
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