JP2571119Y2 - プレス型のスクラップ排出装置 - Google Patents

プレス型のスクラップ排出装置

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JP2571119Y2
JP2571119Y2 JP6794592U JP6794592U JP2571119Y2 JP 2571119 Y2 JP2571119 Y2 JP 2571119Y2 JP 6794592 U JP6794592 U JP 6794592U JP 6794592 U JP6794592 U JP 6794592U JP 2571119 Y2 JP2571119 Y2 JP 2571119Y2
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JP
Japan
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gauge plate
upper die
edge
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work
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廣 喜田
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プレス型でワークを成
形する際にワークの位置決めを兼ねたスクラップ排出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレス型でワーク端縁を位置決めし、ワ
ーク端縁を切断したスクラップを排出する装置として実
開昭60−115642号で提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
ワークの位置決め兼用のスクラップ排出部材によりスク
ラップを上方に跳ね上げている。そのため、スクラップ
が型の上に乗る場合があり、型を破損する恐れがある。
【0004】本考案の目的は、上記従来の問題を解決し
たプレス型のスクラップ排出装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の要旨は、下型上に載置したワークの端縁が
当接する位置決め面を有し、スプリングによって前記位
置決め面が常に鉛直方向に位置するよう引張して下型の
側方に回転可能に設けたゲージプレートと、上型の下死
点から上昇時のみ前記ゲージプレートに係合し、ゲージ
プレートを下方に回転してトリミング後の前記ワークの
端縁を下型の下方に押動落下させるために前記上型に設
けたラッチとを備えたものである。
【0006】
【作用】上記の構成により、上型が上死点に位置してい
る状態で下型上に搬入したワークは、その端縁が直立し
ているゲージプレートの位置決め面に当接してワークの
位置決め作用を行い、上型が下降動して下死点から上昇
する時に、上型の設けたラッチがゲージプレートに係合
してゲージプレートを下方に回転し、トリミング後のス
クラップとなった前記ワークの端縁を下型の下方に強制
的に押動落下して排出するものである。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、1は下型、3は前記下型1に固定さ
れている下型切刃である。2は前記下型1に対して上下
動する上型であり、前記下型切刃2に対応する上型切刃
4が固定されている。11は図略のスプリングを介して
上型3に取り付けられているパッドである。
【0008】前記下型1の側方にはゲージプレート5が
支軸6によって下型1に回転可能に設けられている。こ
のゲージプレート5は下型1上に載置したワークWの端
縁が当接する位置決め面5aと、スクラップSを確実に
落下させるためにゲージプレート5の上側に設けた半円
弧状の顎部5bとを有し、前記支軸6はスクラップSよ
り上方を支点とし、スプリング7によって前記位置決め
面5aが常に鉛直方向に位置するよう引張され、かつゲ
ージプレート5が回転したとき、下型切刃3とゲージプ
レート5の間が広がるように設定され、スクラップSが
確実に落下するようにしている。
【0009】前記上型2にはブラケット8が鉛直軸線方
向に固定され、このブラケット8に前記ゲージプレート
5と係合可能なラッチ9が上下方向に回動可能に軸支さ
れている。また、ブラケット8には前記ラッチ9の下方
回動を規制する下限ストッパ10aと上方回動を規制す
る上限ストッパ10bが設けられている。
【0010】本考案は上記の通りの構造であるから、上
型2が上死点に位置している状態で下型1上に搬入した
ワークWは、その端縁が直立しているゲージプレート5
の位置決め面5aに当接してワークWの位置決め作用を
行う。
【0011】上型2が下降を開始してラッチ9がゲージ
プレート5に当接するが、図1で示すように、ラッチ9
は上方に回動してゲージプレート5を通過し、ゲージプ
レート5は直立状態を維持してワークWの端縁の位置決
め作用を行っている。
【0012】この状態で図2で示すように、上型2が下
死点に到達するまでに下型切刃3と上型切刃4とによっ
てゲージプレート5で位置決めされているワークWの端
縁を切断(トリミング)し、スクラップSとなる。ま
た、上型2の下死点ではラッチ9は自重で下方に戻し回
動し、下限ストッパ10aで規制され、ゲージプレート
5の下面に位置される。
【0013】上型2が下死点から上昇動し、図3で示す
ようにラッチ9はゲージプレート5の下面に係合する。
この時ラッチ9は下限ストッパ10aで下方回動を規制
されているため、ゲージプレート5を、その支軸6を支
点にして下方に回動する。
【0014】これにより、ゲージプレート5の顎部5b
は,切断されたスクラップSを強制的に下方に押動し、
スクラップシュート12に確実に落下させる。
【0015】上型2の上昇でラッチ9がゲージプレート
5から自動的に係合を解除した後には、ゲージプレート
5はスプリング7の引張によって位置決め面5aを鉛直
方向にした直立状態の原位置にもどされる。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案によると、下型上に
載置したワークの端縁が当接する位置決め面を有し、ス
プリングによって前記位置決め面が常に鉛直方向に位置
するよう引張して下型の側方に回転可能に設けたゲージ
プレートと、上型の下死点から上昇時のみ前記ゲージプ
レートに係合し、ゲージプレートを下方に回転してトリ
ミング後の前記ワークの端縁を下型の下方に押動落下さ
せるために前記上型に設けたラッチとを備えた構成であ
るから、ゲージプレートはワークの位置決めを行うと共
に、上型の上昇動作で切断したスクラップを下型の下方
に強制的に押動落下させるため、スクラップが型の上に
乗ることがなく、型の破損が防止される利点を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置において上型の下降時の断面図
【図2】本考案装置において上型の下死点時の断面図
【図3】本考案装置において上型が下死点から上昇する
時の断面図
【符号の説明】
1 下型 2 上型 3 下型切刃 4 上型切刃 5 ゲージプレート 5a 位置決め面 7 スプリング 8 ブラケット 9 ラッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型上に載置したワークの端縁が当接す
    る位置決め面を有し、スプリングによって前記位置決め
    面が常に鉛直方向に位置するよう引張して下型の側方に
    回転可能に設けたゲージプレートと、上型の下死点から
    上昇時のみ前記ゲージプレートに係合し、ゲージプレー
    トを下方に回転してトリミング後の前記ワークの端縁を
    下型の下方に押動落下させるために前記上型に設けたラ
    ッチとを備えたことを特徴とするプレス型のスクラップ
    排出装置。
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KR101239291B1 (ko) * 2010-04-13 2013-03-06 (주)에이치케이 고정장치를 포함한 금형장치 및 이를 이용한 대상물의 가공방법
KR102637916B1 (ko) * 2023-06-09 2024-02-19 주식회사 티더블유하이텍 스크랩 강제 취출이 가능한 노칭금형
KR102637322B1 (ko) * 2023-07-21 2024-02-19 안혁 롤러식 무동력 스크랩 제거장치

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