JP3276777B2 - 硬質板のチャック装置 - Google Patents

硬質板のチャック装置

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JP3276777B2 JP12122194A JP12122194A JP3276777B2 JP 3276777 B2 JP3276777 B2 JP 3276777B2 JP 12122194 A JP12122194 A JP 12122194A JP 12122194 A JP12122194 A JP 12122194A JP 3276777 B2 JP3276777 B2 JP 3276777B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品の製造に際し
て使用する薄金属板製のリードフレーム等のような硬質
板を一枚ずつ持ち上げて別の箇所に移送するに際して、
前記硬質板をチャックするための装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般、この種のチャック装置において
は、例えば、特開昭62−287990号公報等に記載
されているように、空気圧シリンダ等の開閉手段にて開
閉作動するように構成した左右一対のフィンガー部材に
てリードフレーム等の硬質板を挟み付けることによって
チャックするように構成しているが、硬質板をチャック
したとき、この硬質板には、両フィンガー部材を閉じ作
動する開閉手段による挟み力が作用するから、硬質板が
曲がり変形したり、或いは、硬質板が割れたりすること
になる。
【0003】そこで、従来のチャック装置においては、
両フィンガー部材の間の部位に、ストッパー体を配設
し、両フィンガー部材が閉じ作動したとき、この両フィ
ンガー部材を前記ストッパー体に接当して、その閉じ作
動を一定の位置に規制することにより、前記硬質板に対
して余分の挟み力が作用しないように構成して、硬質板
が曲がり変形したり、割れたりすることを防止するよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のチャッ
ク装置においては、取り扱う硬質板の横幅寸法が代わっ
た場合に、両フィンガー部材の間に配設するストッパー
体を、硬質板の横幅寸法に応じた寸法のストッパー体に
一々交換するようにしなければならないから、硬質板の
横幅寸法が代わったことに対する段取り代えに多大の手
数と時間とを必要とし、可成り非能率的であると言う問
題があった。
【0005】本発明は、取り扱う硬質板における横幅寸
法が代わった場合、これに至極容易に対応できるように
したチャック装置を提供することを技術的課題とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「チャックする硬質板に対して昇降移
動する可動ヘッド部材に、左右一対のフィンガー部材を
開閉自在に装着すると共に、この両フィンガー部材を開
閉作動する開閉手段を設けて成るチャック装置におい
て、前記可動ヘッド部材のうち前記両フィンガー部材の
間の部位に、外周に前記両フィンガー部材に対する接当
面を複数個形成した略多角形のストッパー体を、前記両
フィンガー部材と略平行に延びる軸線を中心として回転
自在に装着し、更に、このストッパー体における各接当
面のうち相対向する一対の接当面間の面間距離を、各接
当面について異なった寸法にする。」と言う構成にし
た。
【0007】
【作 用】この構成において、可動ヘッド部材を、硬
質板に向かって下降動したのち、両フィンガー部材を開
閉手段にて閉じ作動することにより、この両フィンガー
部材の先端で、前記硬質板をチャックすることができ
る。このチャックした状態において、前記両フィンガー
部材は、その間に配設したストッパー体の外周における
接当面に対して接当して、前記開閉手段による閉じ作動
を一定の位置に規制することができるから、前記硬質板
に対して余分の挟み力が作用することを防止できる。
【0008】そして、前記ストッパー体における各接当
面のうち相対向する一対の接当面間の面間距離を、各接
当面について異なった寸法に構成したことにより、この
ストッパー体を、回転することで、当該ストッパー体に
おける各接当面によって両フィンガー部材の閉じ作動を
規制する位置を変更することができるのである。
【0009】
【発明の効果】従って、本発明によると、両フィンガー
部材における閉じ作動を規制する位置を、硬質板の横幅
寸法が代わることに応じて変更することを、略多角形の
ストッパー体を回転すると言う至極簡単な操作で行うこ
とができるから、硬質板の横幅寸法が代わったことに対
する段取り代えに要する手数を大幅に低減できて、作業
能率を向上できると言う効果を有する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1〜図4の図面
について説明する。この図において符号1は、固定台を
示し、この固定台1の上面には、薄い金属板製のリード
フレーム2の多数枚が重ねて載置されている。また、符
号3は、前記固定台1に向かって昇降動すると共に、横
方向にも移動するように構成した可動ヘッド部材を示
し、この可動ヘッド部材3には、ガイド軸4が横方向に
延びるように固着されている。
【0011】このガイド軸4の両端部には、一対のボス
体5,6が各々摺動自在に被嵌され、この両ボス体5,
6の各々には、下端の内面に弾性体7a,8aを固着し
て成るフィンガー部材7,8が、下向きに延びるように
各々取付けられて、この両フィンガー部材7,8は、開
閉自在に構成されている。また、前記両ボス体5,6の
うち一方のボス体5には、開閉作動用の空気圧シリンダ
9を横向きに装着され、この空気圧シリンダ9における
ピストン杆9aの先端を、他方のボス体6に対してナッ
ト10にて固着することにより、前記空気圧シリンダ9
にて、前記両フィンガー部材7,8が一斉に開閉作動す
るように構成する。
【0012】そして、前記可動ヘッド部材3のうち両フ
ィンガー部材7,8の間の部分には、支持軸11を略鉛
直方向に延びるように固着して、この支持軸11には、
外周に相対向する一対の第1接当面13a,13bと、
相対向する一対の第2接当面14a,14bと、相対向
する一対の第3接当面15a,15bとを成形して成る
略多角形状のストッパー体12を、支持軸11の軸線1
1aの回りに自在に回転するように被嵌する。
【0013】更に、このストッパー体12における第1
接当面13a,13b間の面間距離L1にする一方、第
2接当面14a,14b間の面間距離L2を前記第1接
当面13a,13b間の面間距離L1よりも大きく、そ
して、第3接当面15a,15b間の面間距離L3を前
記第2接当面14a,14b間の面間距離L2よりも大
きくすると言うように、各面間距離L1,L2,L3の
各々を異なった寸法に構成すると言うように、このスト
ッパー体12における各接当面のうち相対向する一対の
接当面間の面間距離を、各接当面について異なった寸法
に構成するのである。
【0014】なお、前記ストッパー体12には、当該ス
トッパー体12を回転するためのハンドル12aが設け
られ、且つ、このストッパー体12の上面には、各接当
面13a,13b、14a,14b、15a,15bに
該当する部位に、前記可動ヘッド部材3に設けたばね1
6付きボールクラッチ17が嵌まる係合孔18が設けら
れ、この係合孔18に対する前記ボールクラッチ17の
嵌まり係合によって、前記ストッパー体12を、任意の
回転位置において一次的に係止するように構成されてい
る。
【0015】この構成において、可動ヘッド部材3を、
固定台1の真上まで移動し、次いで、固定台1に向かっ
て下降動したのち、空気圧シリンダ9にて、両フィンガ
ー部材7,8を閉じ作動することにより、この両フィン
ガー部材7,8の先端で、前記固定台1の上面における
リードフレーム2の一枚を、図5に示すように、挟み付
けチャックすることができ、そして、前記可動ヘッド部
材3を上昇動することにより、前記のようにチャックし
たリードフレーム2を、図6に示すように、持ち上げる
ことができるのである。
【0016】このチャックした状態において、前記両フ
ィンガー部材7,8は、その間に配設したストッパー体
12の外周における一対の第1接当面14a,14bに
対して接当して、前記空気圧シリンダ9による閉じ作動
を一定の位置に規制することができるから、前記リード
フレーム2に対して余分の挟み力が作用することを防止
できる。
【0017】そして、取り扱うリードフレームが、前記
よりも横幅寸法が大きいリードフレームに代わった場合
には、前記ストッパー体12を、図3に矢印Aで示す方
向に、一対の第2接当面14a,14bが両フィンガー
部材7,8の間に位置するように回転して、図3に一点
鎖線の状態にすることにより、このストッパー体12に
よる両フィンガー部材7,8の閉じ作動の規制位置を、
横幅寸法の大きいリードフレームに一致することができ
るのである。
【0018】また、取り扱うリードフレームが、前記よ
りも横幅寸法が更に大きいリードフレームに代わった場
合には、前記ストッパー体12を、図3に矢印Bで示す
方向に、一対の第3接当面15a,15bが両フィンガ
ー部材7,8の間に位置するように回転して、図3に二
点鎖線で示す状態にすることにより、このストッパー体
12による両フィンガー部材7,8の閉じ作動の規制位
置を、更に横幅寸法の大きいリードフレームに一致する
ことができるのである。
【0019】なお、前記実施例は、薄い金属板製のリー
ドフレーム2を取り扱う場合を示すしたが、本発明は、
リードフレームに限らず、曲がり変形し易いか、或いは
割れ易い他の硬質板に対しても適用できることは言うま
でもない。また、前記ストッパー体12における支持軸
11に対する嵌合孔12bを、図示のように、ストッパ
ー体12の外周に連通する溝型に構成することにより、
このストッパー体12を、支持軸11に対して着脱自在
に装着することができ、従って、支持軸11に対して、
各面間距離を前記ストッパー体12とは異なった寸法に
した別のストッパー体を装着することができるから、硬
質板における横幅寸法が大きく変化する場合にも対応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】図1における要部の拡大断面図である。
【図3】図2のIII −III 視断面図である。
【図4】本発明におけるストッパー体の斜視図である。
【図5】第1の作用状態を示す正面図である。
【図6】第2の作用状態を示し正面図である。
【符号の説明】
1 固定台 2 リードフレーム 3 可動ヘッド部材 4 ガイド軸 7,8 フィンガー部材 9 開閉用空気圧シリンダ 11 支持軸 12 ストッパー体 13a,13b 一対の第1接当面 14a,14b 一対の第2接当面 15a,15b 一対の第3接当面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 15/08 B25J 19/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャックする硬質板に対して昇降移動する
    可動ヘッド部材に、左右一対のフィンガー部材を開閉自
    在に装着すると共に、この両フィンガー部材を開閉作動
    する開閉手段を設けて成るチャック装置において、前記
    可動ヘッド部材のうち前記両フィンガー部材の間の部位
    に、外周に前記両フィンガー部材に対する接当面を複数
    個形成した略多角形のストッパー体を、前記両フィンガ
    ー部材と略平行に延びる軸線を中心として回転自在に装
    着し、更に、このストッパー体における各接当面のうち
    相対向する一対の接当面間の面間距離を、各接当面につ
    いて異なった寸法に構成したことを特徴とする硬質板の
    チャック装置。
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