JP2004345047A - ワーク把持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの両側面に突設された支持軸を利用して,ワークの位置決め把持を可能にするワーク把持装置を提供する。
【解決手段】両側面に支持軸10,10を突設したワークを把持するワーク把持装置であって,装置フレーム1に,一対の把持アーム12を開閉可能に取り付けると共に,これら把持アーム12を開閉作動し得るアーム作動手段20,21を設け,把持アーム12の先端部には,支持軸10の緩い挿通が可能な大径孔24と,この大径孔24の下部に連通して支持軸10に適合可能な位置決め孔25とを設けてなり,両把持アーム12を,それらの大径孔24に支持軸10を受け入れながら閉じた後,両把持アーム12を引き上げると,支持軸10が大径孔24から位置決め孔25,25へと移行するようにした。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,ワークを把持して引き上げ,所定の場所に移載する際に使用するワーク把持装置に関し,特に,ワークの両側面に突設された支持軸を利用してワークを位置決め把持するようにしたワーク把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークを把持して引き上げ,所定の場所に移載する際には,ワークと把持アームとの相対位置を一定にする必要がある。そこで,従来では,下記特許文献1に開示されているように,把持装置によりワークを把持するに当たっては,把持装置に設けられた位置決めピンをワークの位置決め孔に嵌入させている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−120146号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが,位置決め孔を持たないワークには,上記従来の把持装置を使用することはできない。
【0005】
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,ワークの両側面に突設された支持軸を利用して,ワークの位置決め把持を可能にするワーク把持装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本発明は,両側面に支持軸を突設したワークを把持して引き上げるワーク把持装置であって,上下動可能の装置装置フレームに一対の把持アームを,これら把持アームの先端部間を前記支持軸の先端間距離より広く開く開き位置と,前記先端部間を前記距離より狭く閉じる閉じ位置との間を移動し得るように取り付けると共に,これら把持アームを開閉作動し得るアーム作動手段を前記両把持アームに連結し,前記把持アームの先端部には,前記支持軸の緩い挿通が可能な挿通孔と,この挿通孔の下部に連通して前記支持軸に適合可能な位置決め孔とを設けてなり,前記両把持アームを,それらの挿通孔に前記支持軸を受け入れながら閉じた後,該両把持アームを引き上げると,前記支持軸が前記挿通孔から位置決め孔へと移行するようにしたことを第1の特徴とする。
【0007】
尚,前記アーム作動手段は,後述する本発明の実施例中の昇降板20,アクチュエータ21及びカム機構23に対応する。
【0008】
この第1の特徴によれば,一対の把持アームを,それらの挿通孔にワークの支持軸を受け入れながら閉じ,そして引き上げることにより,前記支持軸を両把持アームの位置決め孔に移行させるという,極めて簡単な操作により,両把持アームに対するワークの位置決めを行いつゝ,ワークを把持することができ,装置フレーム及びワーク間に,特別な位置決め孔及び位置決めピンを設けずに済む。
【0009】
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記把持アームを前記装置フレームにピボット軸を介してそれぞれ揺動自在に取り付け,前記装置フレームに昇降可能に支持される昇降板と,前記装置フレームに設けられてこの昇降板を昇降駆動するアクチュエータと,前記昇降板と前記両把持アームとの間に設けられ,該昇降板の昇降により該両把持アームを開閉するカム機構とで前記アーム作動手段を構成したことを第2の特徴とする。
【0010】
この第2の特徴によれば,両把持アームが装置フレームに揺動可能にピボット連結されること,並びに昇降板の昇降をカム機構により開閉動作に変換して両把持アームに伝達することにより,両把持アームの開閉を簡単且つスムーズに行うことができる。
【0011】
さらに本発明は,第1又は2の特徴に加えて,前記支持軸が多角形ボルトの頭部及び多角形ナットであり,前記位置決め孔の下部を略半円に形成したことを第3の特徴とする。
【0012】
この第3の特徴によれば,支持軸が多角形ボルトの頭部及び多角形ナットであっても,それら多角形ボルトの頭部及び多角形ナットは位置決め孔の半円部に倣って的確に調心される。しかも半円部を持つ位置決め孔は容易且つ高精度に加工することが可能であるから,把持アームを安価に得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
【0014】
図1は本発明の第1実施例に係るワーク把持装置の正面図,図2は同平面図,図3は図1の要部拡大正面図,図4は図3の側面図,図5は図4の5矢視拡大図,図6は図4に対応した作用説明図,図7は図6の7矢視拡大図,図8は本発明の第2実施例を示す,図7との対応図である。
【0015】
先ず,図1〜図7に示す本発明の第1実施例の説明より始める。
【0016】
図1及び図2において,ワーク把持装置1は,自動車の左右一対のサスペンション組立体WL,WRをワークとして,これらを,例えばサスペンション組立ステーションから,サスペンション組立体WL,WRを車体に取り付けるサスペンション取り付けステーションへ移載するのに使用するものである。
【0017】
上記サスペンション組立ステーションやサスペンション取り付けステーションには,左右のサスペンション組立体WL,WRのための位置決め治具Jが設置されており,それは,共通の台座J上に,左右のサスペンション組立体WL,WRの複数箇所を支承する複数,2組の受け座J〜Jを取り付けて構成されている。
【0018】
ワーク把持装置1は,位置決め治具J上の左右一対のサスペンション組立体WL,WRを同時に把持し得るようになっており,その構造は,左右のサスペンション組立体WL,WRに対応して左右対称的であり,該装置1が有する装置フレーム1の中央部が移載用ロボットの作業アームRに取り付けられる。
【0019】
以下,ワーク把持装置1を,サスペンション組立体WL側についてのみ詳細に説明する。
【0020】
図3及び図4に示すように,装置フレーム2には,サスペンション組立体WLのロアアーム3,トレーリングアーム4及びアッパアーム5をそれぞれ支持する第1〜第3支持アーム6〜8と,サスペンション組立体WLの上部ナックルアーム9の前後両側面に突設された支持軸10,10′を把持する前後一対2組の把持アーム12,12とを備える。図示例では,上記支持軸の一方は六角ボルトの頭部であり,他方の支持軸10′では六角ナットである。
【0021】
第1及び第2支持アーム6,7は,ロアアーム3及びトレーリングアーム4を掬い上げ得るようにフック状に形成される。またアッパアーム5は,その基端部のゴムブッシュの弾性力により上方へ回動付勢されており,第3支持アーム8は,上記付勢力に抗してアッパアーム5を押さえつけ得るように,装置フレーム2に取り付けられたエアシリンダ13により昇降できるようになっている。
【0022】
一対の把持アーム12,12は,装置フレーム2の端面に固設された鉛直方向のブラケット板14に,前後一対のピボット軸15,15を介して取り付けられ,互いに下端部を近接させる閉じ位置A(図4参照)と,互いに下端部を離反させる開き位置B(図6参照)との間を揺動し得るようになっている。
【0023】
各把持アーム12,12の上下方向中間部には,両把持アーム12,12の内方に突出する突片16,16が形成され,これらにピボット軸15,15と平行なガイドピン17,17が突設される。
【0024】
また前記ブラケット板14には上下方向に延びるレール18が固定して設けられ,このレール18に係合する摺動部材19を有する昇降板20がブラケット板14に昇降可能に対置され,この昇降板20を昇降駆動する,エアシリンダからなるアクチュエータ21がブラケット板14の上端部に設置される。
【0025】
昇降板20の下部には一対のカムプレート20a,20bが溶接されており,これらカムプレート20a,20bに,前記一対のガイドピン17,17が係合する一対のカム溝22a,22bが設けられ,両溝カム溝22a,22bは,それらの間隔が上方に向かって狭まるように配置される。昇降板20の下降位置では,ガイドピン17,17はカム溝22a,22bの上端部に来て,両把持アーム12,12を閉じ位置Aに保持する。昇降板20が上昇位置に移動すると,ガイドピン17,17は,相対的にカム溝22a,22b内を下降して,両カム溝22a,22bにより互いに離反するよう左右に押し開けられることにより,両把持アーム12,12を開き位置Bへと揺動する。したがって,上記ガイドピン17,17及びカム溝22a,22bは,昇降板20の昇降により両把持アーム12,12を開閉するカム機構23を構成される。
【0026】
図6に明示するように,両把持アーム12,12の開き位置Bでは,それらの下端部の間隔は,前記両支持軸10,10′の先端部の間隔Sより広く,閉じ位置Aでは,両支持軸10,10′の先端部の間隔Sより狭く設定される。これら把持アーム12,12の下端部には,図5及び図7に明示するように,前記支持軸10,10′の緩い挿通が可能な挿通孔24,24と,この挿通孔24,24の下部に連なっていて前記支持軸10,10′が適合可能な位置決め孔25,25とがそれぞれ設けられる。挿通孔24,24は,円孔,多角孔など,その形状を問うものではないが,位置決め孔25,25は,図示のように少なくとも下半部を略半円とすることが好ましい。
【0027】
次に,この実施例の作用について説明する。
【0028】
サスペンション組立ステーションで組み立てられたサスペンション組立体WLをサスペンション取り付けステーションに移載するに当たっては,移載用ロボットの作業アームRを操作して,第1〜第3支持アーム6〜8をサスペンション組立体WLのロアアーム3,トレーリングアーム4及びアッパアーム5に対向配置すると共に,アクチュエータ21により昇降板20を上昇させて,開き位置Bに保持した一対の把持アーム12,12を上部ナックルアーム9の支持軸10,10′の両端に対向させ(図6参照),両把持アーム12,12の挿通孔24,24を支持軸10,10′の位置に合わせところで,アクチュエータ21により昇降板20を下降させて,両把持アーム12,12を閉じ位置Aへ揺動させると,両把持アーム12,12の挿通孔24,24が支持軸10,10′をそれぞれ受け入れることになる(図7参照)。
【0029】
次いで,ロボットの作業アームRにより装置フレーム2を引き上げと,閉じ状態の両把持アーム12,12の上昇により,支持軸10,10′は,挿通孔24,24から位置決め孔25,25へと移行する(図4及び図5参照)。こうして支持軸10,10′が位置決め孔25,25に適合することで自動調心され,把持アーム12,12に対するサスペンション組立体WLの所定の相対位置が自動的に決定される。
【0030】
特に,位置決め孔25,25は,下部が半円になっているから,支持軸10,10′が六角ボルトの頭部及び六角ナットであっても,それら六角ボルト10の頭部及び六角ナット10′は位置決め孔25,25の半円部に倣って的確に調心される。しかも半円部を持つ位置決め孔25,25は容易且つ高精度に加工することが可能であるから,把持アーム12,12を安価に得ることができる。
【0031】
一方,第1及び第2支持アーム6,7は装置フレーム2の上昇に伴ないロアアーム3及びトレーリングアーム4を掬い上げ,第3支持アーム8はアッパアーム5の上方回動を押さえる。
【0032】
こうして,ワーク把持装置1によりサスペンション組立体WLを位置決め把持してからは,移載ロボットの作業アームRにより,装置フレーム2と共にサスペンション組立体WLをサスペンション取り付けステーションへと移動して,所定箇所に下ろす。その際,把持アーム12,12及びサスペンション組立体WLは所定の位置関係にあるから,作業アームRを所定の位置へ移動することにより,サスペンション組立体WLをサスペンション取り付けステーションの所定箇所に下ろすことができる。その際,支持軸10,10′から両把持アーム12,12を離脱させるには,アクチュエータ21により昇降板20を上昇させて,両把持アーム12,12を開き状態にすれば良い。
【0033】
かくして,一対の把持アーム12,12を,それらの挿通孔24,24にサスペンション組立体WLの支持軸10,10′を受け入れながら閉じ,そして引き上げることにより,支持軸10,10′を両把持アーム12,12の位置決め孔25,25に移行させるという,極めて簡単な操作により,両把持アーム12,12に対するサスペンション組立体WLの位置決めを行いつゝ,サスペンション組立体を把持することができ,装置フレーム2及びサスペンション組立体WL間に,特別な位置決め孔及び位置決めピンを設けずに済む。
【0034】
しかも,両把持アーム12,12がブラケット板14に揺動可能にピボット連結されること,並びに昇降板20の昇降をカム機構23により開閉動作に変換して両把持アーム12,12に伝達することにより,両把持アーム12,12の開閉を簡単且つスムーズに行うことができる。
【0035】
次に,図8に示す本発明の第2実施例について説明する。
【0036】
この第2実施例は,各把持アーム12の挿通孔を角孔124とし,位置決め孔125の底面をV字状に形成し,またワークの支持軸10a,10bを角軸としたもので,その他の構成は前実施例と同様の構成であるので,図8中,前実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,その説明を省略する。
【0037】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
【0038】
例えば,カム機構23において,一対のカムプレート20a,20bは昇降板20に一体に形成することもできる。また上記実施例とは反対に,両把持アーム12,12側にカム溝22a,22b,昇降板20側にガイドピン17,17を設けることもできる。また本発明は,ワークの支持軸10a,10bが丸軸であっても適用可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば,両側面に支持軸を突設したワークを把持して引き上げるワーク把持装置であって,上下動可能の装置装置フレームに一対の把持アームを,これら把持アームの先端部間を前記支持軸の先端間距離より広く開く開き位置と,前記先端部間を前記距離より狭く閉じる閉じ位置との間を移動し得るように取り付けると共に,これら把持アームを開閉作動し得るアーム作動手段を前記両把持アームに連結し,前記把持アームの先端部には,前記支持軸の緩い挿通が可能な挿通孔と,この挿通孔の下部に連通して前記支持軸に適合可能な位置決め孔とを設けてなり,前記両把持アームを,それらの挿通孔に前記支持軸を受け入れながら閉じた後,該両把持アームを引き上げると,前記支持軸が前記挿通孔から位置決め孔へと移行するようにしたので,一対の把持アームを,それらの挿通孔にワークの支持軸を受け入れながら閉じ,そして引き上げることにより,前記支持軸を両把持アームの位置決め孔に移行させるという,極めて簡単な操作により,両把持アームに対するワークの位置決めを行いつゝ,ワークを把持することができ,装置フレーム及びワーク間に,特別な位置決め孔及び位置決めピンを設けずに済む。
【0040】
また本発明の第2の特徴によれば,第1の特徴に加えて,前記把持アームを前記装置フレームにピボット軸を介してそれぞれ揺動自在に取り付け,前記装置フレームに昇降可能に支持される昇降板と,前記装置フレームに設けられてこの昇降板を昇降駆動するアクチュエータと,前記昇降板と前記両把持アームとの間に設けられ,該昇降板の昇降により該両把持アームを開閉するカム機構とで前記アーム作動手段を構成したので,両把持アームが装置フレームに揺動可能にピボット連結されること,並びに昇降板の昇降をカム機構により開閉動作に変換して両把持アームに伝達することにより,両把持アームの開閉を簡単且つスムーズに行うことができる。
【0041】
さらに本発明の第3の特徴によれば,第1又は2の特徴に加えて,前記支持軸が多角形ボルトの頭部及び多角形ナットであり,前記位置決め孔の下部を略半円に形成したので,支持軸が多角形ボルトの頭部及び多角形ナットであっても,それら多角形ボルトの頭部及び多角形ナットは位置決め孔の半円部に倣って的確に調心される。しかも半円部を持つ位置決め孔は容易且つ高精度に加工することが可能であるから,把持アームを安価に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るワーク把持装置の正面図
【図2】同平面図
【図3】図1の要部拡大正面図
【図4】図3の側面図
【図5】図4の5矢視拡大図
【図6】図4に対応した作用説明図
【図7】図6の7矢視拡大図
【図8】本発明の第2実施例を示す,図7との対応図
【符号の説明】
A・・・・・閉じ位置
B・・・・・開き位置
S・・・・・ワークの支持軸先端部間距離
WL,WR・・・ワーク
1・・・・・ワーク把持装置
10・・・・ワークの支持軸
12・・・・把持アーム
15・・・・ピボット軸
20・・・・昇降板
21・・・・アクチュエータ
23・・・・カム機構
24・・・・挿通孔
25・・・・位置決め孔
20,21,23・・・アーム作動手段

Claims (3)

  1. 両側面に支持軸(10a,10b)を突設したワーク(WL,WR)を把持して引き上げるワーク把持装置であって,
    上下動可能の装置フレーム(1)に一対の把持アーム(12,12)を,これら把持アーム(12,12)の先端部間を前記支持軸(10a,10b)の先端間距離(S)より広く開く開き位置(B)と,前記先端部間を前記距離(S)より狭く閉じる閉じ位置(A)との間を移動し得るように取り付けると共に,これら把持アーム(12,12)を開閉作動し得るアーム作動手段(20,21,23)を前記両把持アーム(12,12)に連結し,前記把持アーム(12,12)の先端部には,前記支持軸(10a,10b)の緩い挿通が可能な挿通孔(24,24)と,この挿通孔(24,24)の下部に連通して前記支持軸(10a,10b)に適合可能な位置決め孔(25,25)とを設けてなり,前記両把持アーム(12,12)を,それらの挿通孔(24,24)に前記支持軸(10a,10b)を受け入れながら閉じた後,該両把持アーム(12,12)を引き上げると,前記支持軸(10a,10b)が前記挿通孔(24,24)から位置決め孔(25,25)へと移行するようにしたことを特徴とする,ワーク把持装置。
  2. 請求項1記載のワーク把持装置において,
    前記把持アーム(12,12)を前記装置フレーム(1)にピボット軸(15,15)を介してそれぞれ揺動自在に取り付け,前記装置フレーム(1)に昇降可能に支持される昇降板(20)と,前記装置フレーム(1)に設けられてこの昇降板(20)を昇降駆動するアクチュエータ(21)と,前記昇降板(20)と前記両把持アーム(12,12)との間に設けられ,該昇降板(20)の昇降により該両把持アーム(12,12)を開閉するカム機構(23)とで前記アーム作動手段を構成したことを特徴とする,ワーク把持装置。
  3. 請求項1又は2記載のワーク把持装置において,
    前記支持軸が多角形ボルトの頭部(10a)及び多角形ナット(10b)であり,前記位置決め孔(25,25)の下部を略半円に形成したことを特徴とする,ワーク把持装置。
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