JP2707921B2 - モールド金型の突出し機構 - Google Patents

モールド金型の突出し機構

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JP2707921B2
JP2707921B2 JP21586492A JP21586492A JP2707921B2 JP 2707921 B2 JP2707921 B2 JP 2707921B2 JP 21586492 A JP21586492 A JP 21586492A JP 21586492 A JP21586492 A JP 21586492A JP 2707921 B2 JP2707921 B2 JP 2707921B2
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mold
shaft
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movable plate
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敏勝 藤原
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体のモールド金型に
おける離型工程に関し、特に成形品の突出し機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のモールド金型における成形品の突
出し機構は、図3に示すように、成形機1の固定板17
と可動板18の各々に上型16と下型9aとを取付け、
ベース19には取付具22を介した突出棒23と、油圧
シリンダー20とが固定されている。次に動作について
説明する。樹脂成形の際は、下降原点にある可動板18
bは、油圧シリンダー20の油圧制御により、可動板1
8bをA方向に可動板18まで押上げ、上型16と下型
9aとの型閉じを行ない、所定の形状に樹脂を成形した
後、再び可動板18は、油圧の下降制御によりB方向へ
型開きが行なわれ、やがて可動板18が下降原点に近づ
く直前で、突出板13aと突出棒23とが接触し、更に
原点位置まで可動板18bが下降することにより突出棒
23は突出板13aを相対的に押上げる作用をし、突出
板13aの上部に設けられた突出ピン14は成形品15
を突上げる。通常、この下降原点位置にある可動板18
bは、金型の取付及び取外し等の保守作業を行う位置も
兼ねている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の突出し機構
では、型開きストロークが、成形後の型開きと、金型の
取付及び取外し等の保守時の型開きストロークと同一で
あるため、連続して成形を行う場合でも、毎回大きく型
開きをしているため、その分の余計な動作時間が費やさ
れていた。仮に成形に必要な短い型開きストロークを設
定した場合、構成上は突出棒の長さをその分長くしなけ
ればならず、保守の際の型開きでは逆に突出棒が長過ぎ
て、金型の突出板と干渉して大きな型開きができず、こ
の両方を満足させるために作業工程によって成形機内の
突出棒を交換して、その都度セットアップすることは困
難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は成形機の固定板
と可動板のそれぞれに金型の上型と下型とを取付け、前
記成形機の基台に設けた駆動シリンダーにより前記下型
の突出ピンを突出して成形品を突き上げて離型させるモ
ールド金型の突出し機構において、前記下型に設けられ
回転カム及びカムフォロアを有する軸と、この軸の軸端
に設けられて前記軸を回転させる腕と、前記成形機側に
固定され前記下型の下降中に前記突出ピンの突出し・復
帰を行わしめるように前記腕を前記カムフォロアを介し
て作用させる固定カムとを備えている。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1及び図2は本発明の一実施例のモールド金型の
突出し機構を示す右側面図及び正面図である。
【0006】この本実施例の金型の突出し機構における
構成として、まず成形機1の支柱2に固定カム3が固定
金具4とピン5で固定され、固定カム3に倣うカムフォ
ロア6は、腕7に所定の距離で2個組付けられ、腕7は
双方のカムフォロア6の取付距離の中間部と軸8の端部
とで固定し、軸8はブロック10に軸受11を介在して
組込み、更に突出板13の下部には軸8と回転カム12
とが固定され、回転カム12の外周と突出板13の下面
とで接している。また突出板13の上部には突出ピン1
4が設けられ、成形品15の下面に位置している。次に
図2の正面図に示すように、特に固定カム3と回転カム
12は左右対称にそれぞれが組込まれている。その動作
を説明するため、図2の右側を部分断面図としている。
上型16は固定板17に、下型9は可動板18に各々取
付けられ、ベース19に固定された油圧シリンダー20
が、油圧制御により可動板18を上下に動かすことで、
上型16と下型9との型閉じ又は型開きを行う。
【0007】次に成形品15の突出し機構について説明
する。図2において、油圧シリンダー20の押圧によ
り、軸8は型閉じ位置P1で通常のモールド金型による
成形工程が行なわれた後、油圧シリンダー20の戻り圧
により、軸8は型開き位置P2→P3→P4へと下降す
る。このとき固定カム3に倣うようにカムフォロア6は
固定カム3の台形部Cを従転し、そのカム機能により、
右側の軸8は角度θ1だけ反時計回りに、左側は角度θ
1だけ時計回りに回転する。次に、軸8に固定された回
転カム12も角度θ1だけ回転することにより、突出板
13は回転カム12の外周の形状による半径の差異分だ
け持ち上げられる格好となり、更に突出板13の上部に
設けられた突出ピン14が成形品15を突上げるため、
成形品15は下型9との離型を行うことができる。
【0008】また型開きの軸8の位置がP3→P4に下
降する際、カムフォロア6aは固定カム3の水平面と接
触し、更にP4まで下降すると右側の軸8は、角度θ1
だけ時計回りをし、回転カム12を元の回転位置へ復帰
させるため、突出ピン14は突出板13の上部に設けら
れたスプリング21の作用により成形品15を突出する
前の位置へ戻る。左側の軸8aも回転方向は右側と逆と
なるが、突出し動作は右側と同様となる。また型閉じ工
程においては、軸8の型開き位置P4→P3→P2へと
上昇し、このときカムフォロア6は固定カム3の台形部
Cを越えるとき、軸8は角度θ2だけ時計回りをし、回
転カム12の外周には半径差異がないため、突出ピン1
4は突出し動作を行なわない。更に軸8の位置P2→P
1へ上昇する途中、カムフォロア6aが固定カム3の上
部にある水平面に接触し、更に軸8が型閉じ位置P1ま
で到達する過程で軸8は元の角度θ2まで反時計回りに
戻り、型閉じが完了する。よって軸8の移動量は型閉じ
位置P1から型開き位置P4までで、可動板18の移動
量としては、型閉じ時の可動板18から型開き時の可動
板18aまでが成形に要する移動量であり、保守時の型
開きによる可動板18bの移動量とは分離して行なえ
る。
【0009】また保守による型開きストロークが必要と
なる際は、軸8が固定カム3に形成さた移動範囲を越え
るため、固定カム3を固定金具4から取外した後、可動
板18は可動板18bまでの下降を行うものとする。固
定カム3の取付けには、固定金具4に設けられた位置決
め用のピン5により、容易に所定の位置に復元すること
ができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、成形の際
に必要な型開きのストローク量と、それより大きい保守
の際に必要な型開きのストローク量とを使い分けるよう
したので、成形サイクルが短縮され、生産性が向上する
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の右側面図である。
【図2】図1の突出し機構を示す正面図である。
【図3】従来の突出し機構の例を示す右側面図である。
【符号の説明】
1 成形機 2 支柱 3 固定カム 4 固定金具 5 ピン 6,6a カムフォロア 7 腕 8,8a 軸 9,9a 下型 10 ブロック 11 軸受 12 回転カム 13,13a 突出板 14 突出ピン 15 成形品 16 上型 17 固定板 18,18a,18b 可動板 19 ベース 20 油圧シリンダー 21 スプリング 22 取付具 23 突出棒

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形機の固定板と可動板のそれぞれに金
    型の上型と下型とを取付け、前記成形機の基台に設けた
    駆動シリンダーにより前記下型の突出ピンを突出して成
    形品を突き上げて離型させるモールド金型の突出し機構
    において、前記下型に設けられ回転カム及びカムフォロ
    アを有する軸と、この軸の軸端に設けられて前記軸を回
    転させる腕と、前記成形機側に固定され前記下型の下降
    中に前記突出ピンの突出し・復帰を行わしめるように前
    記腕を前記カムフォロアを介して作用させる固定カムと
    を備えることを特徴とするモールド金型の突出し機構。
  2. 【請求項2】 前記固定カム、前記軸、前記回転カム、
    前記カムフォロア及び前記腕は、前記固定板と前記可動
    板とを連結する支柱に左右対称に2組設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のモールド金型の突出し機
    構。
JP21586492A 1992-08-13 1992-08-13 モールド金型の突出し機構 Expired - Lifetime JP2707921B2 (ja)

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JPH0669261A JPH0669261A (ja) 1994-03-11
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Effective date: 19970916