JP3076248U - 金属板用吊上げ金具 - Google Patents

金属板用吊上げ金具

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欣二 西川
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有限会社旭鈑金
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は金属板が吊上げられる時には、その
板材の自重を利用して確実に吊上げて落下することな
く、安全に運搬することが可能となる金属板用吊上げ金
具を提供することを目的とする。 【解決手段】 略L字状で且つ幅広なフック本体1に
は、その上部に押え部材2を軸支し、該押え部材2の上
端部にワイヤーロープ用の取付部21を設けると共に下端
部には積重した金属板の上面が押えられるための押圧部
22を設ける構造とする。又、フック本体1と押え部材2
の間にスプリング5を取付けて押え部材2の下端が上方
に持上げられるように付勢すると良く、フック本体1の
爪部11を二股に形成したり、押え部材2の押圧部22先端
を曲面状に形成し、それを被覆材3で被覆させておくと
良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は積重した鋼板などの金属板を両側から吊上げる際、クレーンのワイヤ ーロープに連結し、金属板の自重を利用した押え部材を設けて金属板の落下を防 止する金属板用吊上げ金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の金属板用吊上げ金具は、鋼板などの金属板を両側から吊るだけの構造で あり、それを吊上げて移動する際は、作業者が金属板の略中央側面にフックを引 掛け、その上方にワイヤーを介してクレーンによって移動させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記金属板用吊上げ金具を用いて金属板を移動させると、金属板 が撓み、移動中にフックから金属板が滑り落ちたり、バランスが崩れる等の事故 が頻繁に起き易かった。このため金属板が落下して折り曲ったり或いは凹凸が生 じたりして、不良品を発生させると共に安全に運搬することが難しい等の問題点 があった。
【0004】 本考案は金属板が吊上げられる時には、その板材の自重を利用して確実に吊上 げて落下することなく、安全に運搬することが可能となる金属板用吊上げ金具を 提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために成されたものであり、つまり、略L字状で 且つ幅広なフック本体には、その上部に押え部材を軸支し、該押え部材の上端部 にワイヤーロープ用の取付部を設けると共に下端部には積重した金属板の上面が 押えられるための押圧部を設ける構造とする。又、フック本体と押え部材の間に スプリングを取付けて押え部材の下端が上方に持上げられるように付勢すると良 く、フック本体の爪部を二股に形成したり、押え部材の押圧部先端を曲面状に形 成し、それを被覆材で被覆すると良い。また押え部材の押圧部先端に回動自在な 押圧板を設けたり、押え部材の中間部に差換穴を複数設けたりすると良い。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1、図3は本考案の実施形態を示す図であり、これに基づき説明する。(1 )は略L字状で且つ幅広なフック本体であり、該フック本体(1)の爪部(11) が二股に形成され、且つフック本体(1)の外側には補強用のリブ(12)が固定 されている(図3参照)。尚、前記爪部(11)は二股に限定されるものではない 。(2)はフック本体(1)の上部に軸支した杆状の押え部材であり、該押え部 材(2)の上端部にはワイヤーロープ(6)が取付けられるための取付部(21) を設けると共に下端部には金属板(8)の上面が押えられるための押圧部(22) を設けている。又、軸支した押え部材(2)の中間部には差換穴(23)が複数設 けられており、これは押え部材(2)の押圧部(22)先端が積重した金属板(8 )を確実に押え込めるように押圧位置を調節するためのものである。尚、前記取 付部(21)としては穴が穿設され、且つ押圧部(22)先端は曲面状に形成されて いる。又、前記押え部材(2)の中間部はフック本体(1)上部に設けた軸受部 でピンを介して軸支されている。(3)は押圧部(22)の先端に被覆した硬質ゴ ムなどの被覆材であり、ゴム以外に合成樹脂或いは黄銅や錫などの軟らかな金属 を用いても良い。(5)はフック本体(1)と押え部材(2)の間に取付けた2 本のスプリングであり(図6参照)、これは押え部材(2)の下端が上方に持上 げられるように付勢して取付けられている。
【0007】 図2、図4は本考案の別実施形態を示す図であり、これは前記実施形態に対し て、押え部材(2)の押圧部(22)先端が異なり、押圧部(22)先端には回動自 在な金属板或いは硬質合成樹脂板の押圧板(4)が設けられている。この時、押 圧板(4)の中央に軸受を設け、この軸受に押圧部(22)先端がピンを介して取 付けられている。尚、被覆材(3)は不要であり、他の部品は前記実施形態と同 一のものを用いれば良い。又、図5、図6に示す(6)〜(9)の番号について 説明する。(6)はワイヤーロープであり、(7)はクレーンである。(8)は 運搬されるための積重した金属板であり、(9)は積重した金属板(8)を載せ た角材である。
【0008】 次に本考案品を用いて多数枚の鋼板などの金属板(8)が吊上げられる場合に ついて説明する。予め押え部材(2)の取付部(21)にワイヤーロープ(6)を 取付けておくと共に積重した金属板(8)に対して、押え部材(2)の押圧部( 22)押圧位置が爪部(11)から余りずれないことを確認し、ずれが多い時には差 換穴(23)をずらし、図3、図4に示す点線矢印方向に押え部材(2)の長さを ずらせて調節しておく。尚、前記押圧部(22)の押圧位置としては、爪部(11) の長さ内にセットするのが好ましい。先ず始めに角材(9)に載置した金属板( 8)の長手方向中央側面に、略L字状のフック本体(1)を配置し、爪部(11) を金属板(8)の下面に差込む。次に両側へ差込んだフック本体(1)上部に取 付けた2本のワイヤーロープ(6)の先端をクレーン(7)のフックに引掛ける 。そしてクレーン(7)のフックが上昇すると、上端に取付けたワイヤーロープ (6)によって押え部材(2)の上端が持上げられると共に下端の押圧部(22) が図3、図4の矢印のように回動して金属板(8)上面に当接される。この時、 図4に示す押圧板(4)を設けた押え部材(2)が使用されると、金属板(8) の上面が広い範囲で押えられるため固定状態は安定されたものとなる。
【0009】 金属板(8)が吊上げられると図5のように撓むが、本考案に於いては、金属 板(8)の両側の下面をフック本体(1)の爪部(11)で支え、金属板(8)の 両側の上面を押え部材(2)の押圧部(22)で固定させている。この時、押圧部 (22)の先端を曲面状に形成しておけば、安定した当接部分が得られるものとな り、且つ押圧部(22)に硬質ゴムなどの被覆材(3)を被覆させておくと、金属 板(8)に傷を付けずに確実に固定出来るものとなる。又、フック本体(1)の 爪部(11)を二股に形成したものを用いると、吊上げ金具の重量が軽量化するた め、引掛け作業が楽に行えるものとなる。更に図6に示すように角材(9)が中 央にあっても邪魔にならずに吊上げることが出来ると共にその中央の角材(9) が金属板(8)の中央側面にフック本体(1)を引掛ける際の目安となり、且つ 押圧板(4)がない場合、二股の中央外側から金属板(8)の上面と押圧部(22 )又は被覆材(3)との間に、図6の極細線で示した傷防止用の板材を差込んで 挟持させることが可能となるため、金属板(8)の端部が反らずに安定して支持 でき、安全に金属板(8)の移動や運搬が可能なものとなるのである。尚、梱包 材で包まれた状態の金属板(8)を吊上げる際は、反り防止の板材が入っている ので、吊上げられても図5の如き反りが生じることなく水平状態を保ち、押圧部 (22)の押圧部(22)の先端に被覆材(3)や押圧板(4)がなくても、金属板 (8)を傷付けることなく確実に挟持し固定することが可能となる。
【0010】 所定位置に金属板(8)を下ろしてワイヤーロープ(6)先端をクレーン(7 )のフックから外すと、押え部材(2)の押圧部(22)はスプリング(5)によ って自然に持上げられる方向に力が働くため爪部(11)との隙間が広がり、手で フック本体(1)を金属板(8)の外側へ引張れば簡単に外れるのである。尚、 ワイヤーロープ(6)先端をクレーン(7)のフックから外さずに、ワイヤーロ ープ(6)を充分に弛ませてからフック本体(1)を、金属板(8)から直接外 しても良い。
【0011】
【考案の効果】
本考案はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。
【0012】 請求項1のように略L字状で且つ幅広なフック本体(1)には、その上部に押 え部材(2)を軸支し、該押え部材(2)の上端部にワイヤーロープ(6)が取 付けられるための取付部(21)を設けると共に下端部には金属板(8)の上面が 押えられるための押圧部(22)を設けることにより、金属板(8)が吊上げられ る時には、その自重が押え部材(2)に加わって金属板(8)の上面が強力に押 えられ、落下することなく確実に吊上げられるため、安全に運搬することが可能 となる。従って、従来のような金属板(8)の移動中に落下して折り曲ったり或 いは凹凸が生じたりすることがなくなり、不良品の発生が減少されると共に安全 に金属板(8)の運搬が出来るものとなる。特に梱包材で包まれた金属板(8) を運搬する際に、本考案品は重宝なものとなる。
【0013】 請求項2のようにフック本体(1)と押え部材(2)の間にスプリング(5) を取付けることにより、押え部材(2)の下端が上方に常時持上げられるように 付勢されているため、金属板(8)にフック本体(1)の爪部(11)を差込んで 引掛け易くなり、引掛け作業の能率が良好となる。
【0014】 請求項3に示すようにフック本体(1)の爪部(11)を二股に形成させること により、吊上げ金具の重量が軽量化するため、引掛け作業が楽に行えるものとな る。更に図6に示すように角材(9)が中央にあれば、金属板(8)の中央側面 にフック本体(1)を引掛ける際、中央の角材(9)が目安となり、且つ押圧板 (4)がない場合、二股の中央外側から金属板(8)の上面と押圧部(22)又は 被覆材(3)との間に傷防止用の板材を差込んで挟持させることが可能となるた め、金属板(8)の端部が反らずに安定して支持され、安全に金属板(8)の移 動や運搬が可能なものとなる。
【0015】 請求項4に示すように押え部材(2)の押圧部(22)先端を曲面状にすると、 押え部材(2)の角度が変化しても押圧部(22)の当接位置が安定するので、押 圧位置も安定して確実な固定が行えるものとなり、落下防止効果が大きくなる。
【0016】 請求項5のように押え部材(2)の押圧位置を調節するための差換穴(23)が 複数設けられることにより、押え部材(2)の押圧部(22)の押圧位置が、爪部 (11)の長さ範囲に来るように差換穴(23)を予め調節しておくことが可能であ るため、金属板(8)を吊上げる際、金属板(8)の枚数が少なくても多くなっ てもずれ落ちる心配がなくなり、且つ安定した固定が得られるものとなるので、 落下事故が殆どなくなる。
【0017】 請求項6のように押え部材(2)の押圧部(22)先端に硬質ゴムなどの被覆材 (3)を被覆することにより、金属板(8)に傷を付けずに確実に固定出来るも のとなるため、プレスの加工や切断加工による製品の不良率が減少し、作業能率 の向上に貢献出来るものとなる。
【0018】 請求項7に示すように押え部材(2)の押圧部(22)先端に回動自在な押圧板 (4)を設けることにより、その押圧板(4)が金属板(8)上面の広い範囲で 確実に当接して押えられるため固定状態は安定されたものとなる。特に金属板( 8)を吊上げる際に反りが生じ易い場合に、本考案品を用いれば、反りを最小限 に押えると共に落下の心配が殆どなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本考案の別実施形態を示す斜視図である。
【図3】本実施形態の押え部材の作用を示す説明図であ
る。
【図4】別実施形態の押え部材の作用を示す説明図であ
る。
【図5】本考案の使用状態を示す説明図である。
【図6】本実施形態の二股爪部のフック本体が用いられ
た使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フック本体 11 爪部 2 押え部材 21 取付部 22 押圧部 23 差換穴 3 被覆材 4 押圧板 5 スプリング 6 ワイヤーロープ 8 金属板

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略L字状で且つ幅広なフック本体(1)
    には、その上部に押え部材(2)を軸支し、該押え部材
    (2)の上端部にワイヤーロープ(6)が取付けられる
    ための取付部(21)を設けると共に下端部には金属板
    (8)の上面が押えられるための押圧部(22)を設けた
    ことを特徴とする金属板用吊上げ金具。
  2. 【請求項2】 前記押え部材(2)の下端が上方に持上
    げられるように付勢するためのスプリング(5)を、前
    記フック本体(1)と前記押え部材(2)の間に取付け
    た請求項1記載の金属板用吊上げ金具。
  3. 【請求項3】 前記フック本体(1)の爪部(11)が二
    股に形成された請求項1又は2記載の金属板用吊上げ金
    具。
  4. 【請求項4】 前記押え部材(2)の押圧部(22)先端
    が曲面状である請求項1又は2記載の金属板用吊上げ金
    具。
  5. 【請求項5】 前記押え部材(2)の押え位置を調節す
    るための差換穴(23)を複数設けた請求項1、2又は4
    記載の金属板用吊上げ金具。
  6. 【請求項6】 前記押え部材(2)の押圧部(22)先端
    に硬質ゴムなどの被覆材(3)を被覆した請求項1、
    2、4又は5記載の金属板用吊上げ金具。
  7. 【請求項7】 前記押え部材(2)の押圧部(22)先端
    に回動自在な押圧板(4)を設けた請求項1、2、4又
    は5記載の金属板用吊上げ金具。
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WO2023249191A1 (ko) * 2022-06-20 2023-12-28 엘에스일렉트릭 (주) 차단기용 현수 장치

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