JP2001353522A - コイルリフターのコイルエッジ損傷防止装置 - Google Patents

コイルリフターのコイルエッジ損傷防止装置

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JP2001353522A
JP2001353522A JP2000277396A JP2000277396A JP2001353522A JP 2001353522 A JP2001353522 A JP 2001353522A JP 2000277396 A JP2000277396 A JP 2000277396A JP 2000277396 A JP2000277396 A JP 2000277396A JP 2001353522 A JP2001353522 A JP 2001353522A
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JP
Japan
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coil
cushion roller
cushion
roller
shaped arm
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Application number
JP2000277396A
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English (en)
Inventor
Kosuke Morioka
孝介 森岡
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吊り下げアームがコイル端面に対し斜め移動す
る場合でも、コイル端面の損傷を防止でき、さらに、ア
ーム左右揺れによるコイル端面との衝突があっても、そ
の衝撃を吸収してコイルを損傷させないコイルリフター
を提供する。 【解決手段】コイルリフター1のL字型アーム3のコイ
ル端面9接触側に、円筒状のクッションローラ20を上
下移動可能、かつ、回転可能に設けたコイルリフターの
コイルエッジ損傷防止装置。また、前記装置において、
クッションローラの外周を耐摩耗・耐切傷材料24で覆
ったもの。前記装置において、上下方向においてクッシ
ョンローラを任意位置に停止させるための位置決め手段
を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は帯状体コイルを運搬
するコイルリフターのコイルエッジ損傷防止装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】金属帯の製造工場や金属帯を使用して製
品を製造する工場等においては、金属帯コイルの搬送手
段としてコイルリフターが使用されている。コイルリフ
ターは下端に金属帯コイルの内径穴の両端部壁を支持す
る爪を有する一対のL字型アームを対向して設け、互い
に接近、離間できるように構成されている。この一対の
L字型アームを金属帯コイルの幅より大きく離間させ
て、置き場に置かれた金属帯コイルの上方から吊り下ろ
し、アームの爪を金属帯コイルの内径穴のほぼ中心高さ
に合わせた後、L字型アームを金属帯コイルの端面に向
かって移動させ、爪が内径穴内に挿入された状態でコイ
ルリフターを上昇させて爪の上面(荷重を支持する面)
をコイル内径穴の最上面に接触させて金属帯コイルを支
持する。この後、さらに金属帯コイルを所定の高さまで
吊り上げ、所望の位置や搬送車の上に移動させ、吊り下
ろし、L字型アームを金属帯コイルの内径穴から後退さ
せて、金属帯コイルの把持を開放する。
【0003】上記動作において、L字型アームを金属帯
コイルの端面に向かって移動させ、爪が内径穴内に挿入
する際、L字型アームの金属帯コイルに対向する面(以
下、対向面と略称する)がコイル端面に強く当たってコ
イル端面を損傷しないように、光センサー等により、金
属帯コイルの端面の接近を検出して、L字型アームの対
向面が金属帯コイルの端面に接触する直前でL字型アー
ムを停止するようにしている。
【0004】しかしながら、上記金属帯コイルの端面
は、必ずしも平面とはなっておらず、内周部テレスコー
プ、外周部テレスコープやエッジ不揃い等の端面不揃い
になることが多い。このような端面不揃いの金属帯コイ
ルをコイルリフターで把持するとコイル端面から突出し
ているコイルのエッジをL字型アームの対向面が押し潰
してしまう。このような金属帯コイルは、後処理或いは
加工のため金属帯コイルを巻き戻す際、巻き戻しを困難
にしたり、極端な場合はその金属帯コイルを廃棄処分す
ることになる。
【0005】コイルリフターの金属帯コイル把持の際に
発生する端面損傷を防止するものとして、特開昭55−
151780号が開示されている。これは、コイルリフ
ターの一対の吊り下げアームに、コイル端面と接触する
接触部材を上下移動可能に設けたものである。そして、
その詳細な説明には、上下移動可能な接触部材として、
エンドレスベルトアタッチメント、巻取ベルト式ア
タッチメントおよびショックアブソーバー吊支式アタ
ッチメントを挙げている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開昭55−1517
80号のものは、上下移動可能な接触部材として硬質ゴ
ムベルト或いは、硬質ゴムを採用しているので、吊り下
げアームの爪をコイル内径穴の中心を通る鉛直面上に前
記爪の中心を一致させた場合は、効果があるが、実際は
このようなことは滅多に無く、爪中心がコイル内径穴の
中心を通る鉛直面から外れた位置に挿入してしまうこと
が通常である。このため、この装置は次のような問題が
ある。
【0007】(1)吊り下げアームの爪中心を、コイル
内径穴の中心を通る鉛直面から外れた位置に挿入した場
合、爪をコイル内径穴の中心面とコイル内径上部内壁と
交わる線に接触するように移動しなければならない。こ
の間、コイルの不揃い端面に接触したアタッチメント
は、コイル端面と擦れ合いながら斜め上方に移動するこ
とになる。この際、アタッチメントの硬質ゴムは突出し
たコイルエッジを食い込ませ状態で、突出コイルエッジ
と強く擦れ合いながら斜め移動する。しかし、前記装置
は、接触部材が上下方向にしか移動できないので、突出
エッジがあたかもナイフの如く作用し、硬質ゴムが削り
取られ、その削り粉がコイル端面に付着し、各種プロセ
スラインを汚染してしまう。そして、ついにはアタッチ
メントの硬質ゴムを切り裂いてしまう。この後、突出コ
イルエッジが硬い上下支持用パッドに直接当たり、潰れ
損傷を受けるという問題がある。
【0008】(2)吊り下げアームの爪をコイルの内径
穴に挿入する際、吊り下げアームが天井クレーンの巻き
上げワイヤーにより吊り下げれれている関係上、吊り下
げアームが左右方向(コイルの幅方向)に揺れる。この
ため、爪をコイル内径穴に挿入するとき、アームの対向
面がコイル端面に衝突し、コイル端面特に、端面から突
出しているコイルエッジが損傷する場合がある。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、吊り下げアームがコイル端面に
対し斜め移動する場合でも、コイル端面の損傷を防止で
き、さらに、アーム左右揺れによるコイル端面との衝突
があっても、その衝撃を吸収してコイルを損傷させない
コイルリフターを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を以下
の装置によって達成する。
【0011】請求項1の装置は、コイルリフターのL字
型アームのコイル端面接触側に、円筒状のクッションロ
ーラを上下移動可能、かつ、回転可能に設けたコイルリ
フターのコイルエッジ損傷防止装置である。
【0012】請求項2の装置は、請求項1の装置におい
て、クッションローラの外周を耐摩耗・耐切傷材料で覆
った装置である。ここに、クッションローラとは、コイ
ル端面から突出したコイルエッジが、クッションローラ
外周に当たったとき、その部分の外周が凹み、クッショ
ンローラ外周が突出コイルエッジから離れると元の形状
に復帰する弾性材で作られたローラである。
【0013】請求項1、2の装置によれば、クッション
ローラは、回転可能であるから、L字型アームがコイル
幅方向に移動するとき、クッションローラがコイル端面
に接触しつつ回転するから、クッションローラがコイル
エッジで削り取られたり、切り裂かれることが無い。ま
た、L字型アームの爪が、コイル内径穴の下部に挿入し
た後、爪をコイル内径上部壁に当接させるためL字型ア
ームを上昇させる場合でも、クッションローラをそのま
まにしてL字型アームのみを上昇させることができるか
ら、クッションローラがコイルエッジにより削り取られ
たり、切り裂かれることが無い。
【0014】請求項3の装置は、請求項1または2の装
置において、クッションローラが、その軸長の下半分に
円筒状の反発力の大きなクッション材料を、軸長の上半
分に円筒状の反発力の小さいクッション材料を配設し
て、これらクッション材料の外周に耐摩耗・耐切傷材料
を貼り付けて構成されているコイルリフターのコイルエ
ッジ損傷防止装置である。
【0015】この装置によれば、巻き厚の薄いコイルの
場合は、面圧力が大きくなるが、軸長下半分の反発力の
大きなクッション材料をコイル端面に当接させることが
できるから大きな面圧力に十分対応できる。一方、巻き
厚の厚いコイルの場合は面圧力が小さいから、軸長全体
を反発力の小さいクッション材料で構成するほうがよい
のであるが、巻き厚が薄いものから厚いものまで扱わね
ばならないので、軸長上半分の反発力の小さなクッショ
ン材料と軸長下半分の反発力の大きなクッション材料で
構成する方が、製作費が安価となり、好都合である。
【0016】請求項4の装置は、請求項1または2また
は3の装置において、クッションローラが一定以上の衝
撃荷重をうけたとき、クッションローラがコイル幅方向
に退避移動し、前記衝撃荷重がなくなったとき、クッシ
ョンローラを元の位置に復帰させる緩衝手段を備えてい
るコイルリフターのコイルエッジ損傷防止装置である。
【0017】この装置によれば、クッションローラがコ
イルの端面に強く衝突すると、ばね等の緩衝手段が衝撃
を吸収し、耐摩耗・耐切傷材料の切損を防ぐことができ
る。
【0018】請求項5の装置は、請求項1または2また
は3の装置において、クッションローラの上下方向移動
手段に、コイルを荷下ろし後クッションローラが元の位
置に自動的に復帰する機能を持たせたコイルリフターの
コイルエッジ損傷防止装置である。
【0019】この装置によれば、コイルを置き場に吊り
降ろした後、クッションローラが自動的に元の位置に戻
るので運搬操作が簡単になる。
【0020】請求項6の装置は、請求項1または2また
は3の装置において、上下方向においてクッションロー
ラを任意位置に停止させるための位置決め手段を設けた
コイルリフターのコイルエッジ損傷防止装置である。
【0021】この装置によれば、置き台のコイルを掴み
に行くとき、クッションローラをL字型アームの上方に
保持すれば、クレーン運転者が爪をコイル内径穴に位置
決めする際、爪およびその近傍を確認し易くなる。ま
た、クッションローラを任意の位置に位置決めできるの
で、コイル径およびコイル巻き厚さが変わっても、クッ
ションローラをコイル端面に適正に接触させることがで
きる。これにより、L字型アームを開いて爪をコイルか
ら離す「離し動作」中、コイルリフターが前後左右に揺
れても、クッションローラがコイル端面に接触、回転す
るので、突出したコイルエッジを損傷させない。
【0022】請求項7の装置は、請求項1または2また
は3の装置において、クッションローラと突出したコイ
ルエッジとの接触力を調整する接触力調整手段を設けた
コイルリフターのコイルエッジ損傷防止装置である。
【0023】この装置によれば、クッションローラが突
出したコイルエッジに接触し、クッションローラが凹ん
で行く過程において接触力が過大にならないように調整
できるから、コイルエッジの損傷が防止され、同時にク
ッションローラのコイルエッジによる裂傷も防止され
る。この効果は、離し動作中にコイルリフターが揺れ
て、クッションローラがコイルエッジに衝突するときも
発揮される。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて以下に説明する。先ず、本発明の対象となるコイル
リフターの構造の概要を、図10により説明する。コイ
ルリフター1は、本体フレーム2、この本体フレーム2
に支持されコイル(金属帯コイル)7の幅方向に接近、
隔離可能な一対のL字型アーム3、3、本体フレームの
上部に取り付けられたフック係止金具5および付属のセ
ンサー等から構成されている。本体フレーム2は、L字
型アーム3を支持、案内してコイルの幅方向における移
動を可能ならしめるガイドローラ等の手段、複数の傘歯
車、L字型アーム3に設けられたラック歯にかみ合うピ
ニオン、電動機等からなるL字型アームを移動させる手
段等を有している。L字型アーム3、3は、下部にコイ
ルの内径穴に挿入してコイルを支持する爪4を備えてお
り、また、爪4のコイル内径穴8壁との当接面を挟んで
上下にコイル穴確認用投、受光器が取り付けられ、爪4
内部にコイル在荷検出用近接スイッチが設けられてい
る。
【0025】また、本体フレーム2の上部からコンセン
ト付きリード線が延びており、コイル掴み完了表示灯、
コイル吊上検出表示灯およびコイル穴確認表示灯が本体
フレーム2の上部に設けられている。
【0026】そして、天井クレーンの巻き上げワイヤー
先端のフックをコイルリフター1のフック係止金具5に
係合し、巻き上げワイヤーによりコイルリフター1を巻
き上げまたは巻き降ろしする。
【0027】図1は、本発明に係るコイルエッジ損傷防
止装置を備えたL字型アームの正面図(図10のA−A
矢視)、図2は、本発明に係るクッションローラの縦断
面図である。図1および2において、3はL字型アー
ム、4はL字型アーム3の下部に形成された爪である。
クッションローラ20は、その軸21の上下軸頸をアー
ム12、12に軸支されており、アーム12、12の後
端はこれに直交するアーム11の先端部に固着してい
る。さらに、アーム11、11の後端は、前記クッショ
ンローラの軸21に平行に配設された取付け板27の上
下にそれぞれ固着している。一方、L字型アーム3の両
側面に取付け板26が取付けられている。そして、図4
〜7に示すように、取付け板27と取付け板26の間に
リニアベアリング25が設けられ、このリニアベアリン
グ25が取付け板27と取付け板26とを上下方向に相
対運動可能に連携させている。ここに、リニアベアリン
グ25は、複数のベアリングブロック25aと軌道台2
5bから構成されている。この例では、取付け板27に
複数のベアリングブロック25aが間隔的に取付けら
れ、軌道台25bが取付け板26に取付けられている。
これにより、クッションローラ20とL字型アーム3と
は、リニアベアリング25を介して上下方向において相
対運動可能になっている。ここに、クッションローラと
は、コイル端面から突出したコイルエッジが、クッショ
ンローラ外周に当たったとき、その部分の外周が凹み、
クッションローラ外周が突出コイルエッジから離れると
元の形状に復帰する弾性材で作られたローラをいう。
【0028】L字型アーム3の上部の左右両側面にクッ
ションローラ20の上下動手段10が取り付けられてい
る。この例においては、上下動手段10として、電動機
駆動の巻上げドラムを使用している。そして、巻上げド
ラムから繰り出されたワイヤーロープ13をアーム11
に連結している。これにより、L字型アーム3の爪が、
図8に示すように、コイル内径穴8の下部に挿入した
後、図9に示すように、爪4をコイル内径上部壁に当接
させるためL字型アーム3を上昇させるとき、クッショ
ンローラ20をそのままにしてL字型アーム3のみを上
昇させることができるから、クッションローラ20がコ
イルエッジにより削り取られたり、切り裂かれることが
無い。
【0029】前記電動機の巻上げドラムの代わりに、ス
プリングバランサー、コンストン(サンコースプリング
(株)の商標名で、帯鋼板を隙間なく巻いて作った渦巻
きばねで、巻き取り張力が一定であることが特徴であ
る。)、カウンターバランス手段(カウンターウエイ
ト、ワイヤーロープおよびシーブの組合せ)または、ば
ねが使用できる。これらを使用する場合は、コイルを置
き場に吊り降ろした後、クッションローラ20が自動的
に元の位置に戻るので運搬操作が簡単になる。
【0030】次に、クッションローラ20の詳細構造を
説明する。図2において、軸21の両端の軸頸が、前述
のアーム12、12に端部に設けた軸受け22、22に
軸支されている。軸21の軸長の下半分に円筒状の反発
力の大きなクッション材料23aが取り付けられ、軸長
の上半分に円筒状の反発力の小さいクッション材料23
bが取り付けられている。そして、耐摩耗・耐切傷材料
24が、クッション材料23aおよび23bの外周に貼
り付けられ、突出したコイルエッジによる損傷から保護
している。反発力の大きなクッション材料23aとして
は、例えば、反発力が0.20Kgf/cm2以上のス
ポンジが、反発力の小さいクッション材料としては、例
えば、反発力が0.05Kgf/cm2以上、0.20
Kgf/cm2未満のスポンジが使用される。また、耐
摩耗・耐切傷材料は、クッションローラ外面に、厚さ1
mm程度のクロロプレーン・ゴムシートを張り、さら
に、このゴムシートの外面に厚さ2mm程度のアラミド
繊維で覆ったものである。なお、アラミド繊維は、耐切
傷用繊維で、防弾チョッキ、消防用防火服に使用されて
いる。
【0031】このように、クッションローラ20は、軸
21周りに回転可能であるから、L字型アーム3がコイ
ル幅方向に移動するとき、クッションローラ20がコイ
ル端面に接触しつつ回転するから、クッションローラ2
0がコイルエッジで削り取られたり、切り裂かれること
が無い。また、クッションローラ20は、クッション材
料でできているから、コイル端面から突出したコイルエ
ッジとの当接部が凹むので、爪4をコイル内径穴8に十
分深く係止させることができるので、クッションローラ
20を損傷することなく確実にコイルを把持することが
できる。
【0032】さらに、クッション材の表面に耐摩耗・耐
切傷材料を貼り付けてあるので、クッション材料をコイ
ルエッジによる削り取りや切り裂きから保護することが
できる。さらに、軸長の下半分に円筒状の反発力の大き
なクッション材料を取付け、軸長の上半分に円筒状の反
発力の小さなクッション材料を取付けてあるので、巻き
厚の薄いコイルの場合は、面圧力が大きくなるが、軸長
下半分の反発力の大きなクッション材料をコイル端面に
当接させることができるから大きな面圧力に十分対応で
きる。一方、巻き厚の厚いコイルの場合は面圧力が小さ
いから、軸長全体を反発力の小さいクッション材料で構
成するほうがよいのであるが、巻き厚が薄いものから厚
いものまで扱わねばならないので、軸長上半分の反発力
の小さなクッション材料と軸長下半分の反発力の大きな
クッション材料で構成することが、製作費を安価とな
り、好都合である。
【0033】コイルリフターのL字型アーム3の爪4を
コイル内径穴8に挿入する際、L字型アーム3が天井ク
レーンの巻上げワイヤーにより吊り下げられている関係
上、L字型アーム3がコイルの幅方向に揺れる。このた
め、L字型アーム3に取り付けたクッションローラ20
がコイルの端面9(図3参照)、特に、端面9から突出
しているコイルエッジに強く衝突し、クッションローラ
の外周面の耐摩耗・耐切傷材料24を切り裂く場合があ
る。この耐摩耗・耐切傷材料24の切損を防止するた
め、図5および図7に示すように、アーム12と取付け
板27との間に緩衝ばね28を介装させている。これに
より、クッションローラ20がコイルの端面9に強く衝
突すると、緩衝ばね28が衝撃を吸収し、耐摩耗・耐切
傷材料24の切損を防ぐことができる。なお、緩衝ばね
28に代えてショックアブソーバやダンパーを取付けて
も緩衝ばねと同様効果を得ることができる。
【0034】次に、クッションローラ20の位置決め装
置を図11〜図13に基づいて説明する。クッションロ
ーラ20の上方、L字型アーム3の一方側面に取り付け
た取付け台31aに減速機32付き電動機31が取付け
られている。この減速機32の出力軸はL字型アーム3
側になるよう取付けられている。また、減速機32の出
力軸と同一高さレベルのおいて、軸34aがL字型アー
ム3を貫通して設けられている。減速機32の出力軸と
軸34aとの間にクラッチ33が介装されている。軸3
4aに2個の駆動スプロケット34、34が取付けられ
ている。一つの駆動スプロケット34は、クラッチ33
とL字型アーム3との間に、他の駆動スプロケット34
は、L字型アーム3の反クラッチ側の側面から突出して
いる軸34aの軸端部に取付けられている。図12に示
すように、駆動スプロケット34の横、L字型アーム3
側面にスプロケット35が設けられており、このスプロ
ケット35の下方、L字型アーム3の下端部側面にスプ
ロケット36が設けられている。
【0035】チェーン37の一端が、取付け板27(図
4参照)に固着した上部のアーム45に取付けられ、他
端が取付け板27に固着した下部のアーム45に取付け
られている。これら上部のアーム45と下部のアーム4
5のそれぞれに、回動アーム43の一端部が軸を介して
回動可能に取付けられている。上下の回動アーム43の
他端部に、クッションローラ20の上下の軸が回転可能
に取付けられている。そして、チェーン37が、スプロ
ケット38(駆動スプロケット34の下に取付けられて
いる)、駆動スプロケット34、スプロケット35、ス
プロケット36の順に架け渡されている。また、スプロ
ケット35とスプロケット36間のチェーン37の中間
に、カウンターウエート39が連結されている。このカ
ウンターウエート39の重量は、クッションローラ20
の重量より若干、軽く設定されている。このようなチェ
ーン掛けが、L字型アーム3両側のクッションローラ2
0、20についてなされている。
【0036】上記位置決め装置により、電動機31によ
り駆動スプロケット34を一方方向に回転させれば、L
字型アーム3両側のクッションローラ20、20は、同
調して上昇し、駆動スプロケット34を反対方向に回転
させれば、クッションローラ20、20は、同調して下
降する。また、クラッチ33を「OFF」にすれば、カ
ウンターウエート39の重量をクッションローラ20の
重量より若干、軽く設定してあるので、クッションロー
ラ20、20が降下する。電動機31を「OFF」、電
動機ブレーキを「ON」にして、クッションローラ2
0、20が降下する途中でクラッチ33を「ON」にす
れば、クッションローラ20、20を任意の位置に停止
させることができる。なお、クッションローラ20が上
昇し過ぎるのを回避するために、L字型アーム3の上部
に上昇限近接リミットスイッチ41が設けられている。
クッションローラ20が上昇してきて、上昇限近接リミ
ットスイッチ41が、「ON」すれば電動機31が停止
し、クッションローラ20は停止する。
【0037】この位置決め装置によれば、置き台のコイ
ルを掴みに行くとき、クッションローラ20をL字型ア
ーム3の上方に保持すれば、爪4をコイル内径穴に位置
決めする際、クレーン運転者が爪4およびその近傍を確
認し易くなる。そして、位置決めが完了した後で、クッ
ションローラ20をL字型アーム3下方に移動し保持す
れば、掴んだときにクッションローラ20をコイル端面
に接触させることができる。クッションローラ20を任
意の位置に位置決めできるので、コイル径およびコイル
巻き厚さが変わっても、クッションローラをコイル端面
に適正に接触させることができる。
【0038】また、掴み完了後に、クラッチ33を「O
FF」にしてクッションローラ20をL字型アーム3に
対して昇降自由にすれば、クッションローラ20をコイ
ル端面(突出したコイルエッジも含む)に接触させたま
まで、L字型アーム3を巻上げ、爪4をコイル内径穴上
部壁に当てコイルを浮上(地切り)させることができ
る。コイルを着地させ、離し動作を行う間、クッション
ローラ20をコイル端面に接触する位置に保持すること
ができるので、離し動作中にコイルリフターが前後左右
に揺れても、クッションローラ20がコイル端面に接
触、回転するので、コイル端面から突出したコイルエッ
ジを損傷させることはない。
【0039】42は、L字型アーム3の爪4をコイル内
径穴に合わせ、L字型アーム3をコイル端面に向かって
移動させていく過程で、コイル端面にL字型アーム3が
近接したことを検出するための非接触型の光センサーで
ある。この光センサー42は、図13に示すように、ク
ッションローラ20とともに移動するベアリングブロッ
ク25aまたは取付け板27(図4参照)に取付けられ
ている。この非接触型の光センサー42の検出情報によ
りL字型アーム3の前進速度を低速にしている。
【0040】次に、コイルの掴み動作のとき、クッショ
ンローラ20とコイル端面の接触力を調整する装置を図
13により説明する。上部のアーム45が取付け板27
(図4参照)に取付けられている。この上部のアーム4
5は、ヘの字形をしている。回動アーム43が、後端部
を上部のアーム45の後端部に支点軸44により回動可
能に取付けられている。回動アーム43の先端部は、ク
ッションローラ20の上部軸頸を軸支している。クッシ
ョンローラ20の下部軸頸も、この支持構造により軸支
されている。そして、上部のアーム45と回動アーム4
3の間に緩衝手段としての反発ばね(コイルばね等)4
7が介装されている。また、上部のアーム45の先端部
に掴み検出リミット・スイッチ46が取付けられてい
る。この掴み検出リミット・スイッチ46は、衝撃力を
吸収できるようにダンパーを介して取付けられている。
【0041】接触力調整装置は以上の構成となっている
から、L字型アーム3が掴み動作を開始し、クッション
ローラ20がコイル端面から突出しているコイルエッジ
に接触すると、クッションローラ20が凹み、クッショ
ンローラ20がコイルエッジへ接近するにしたがってク
ッションローラ20の凹み量が増すとともに、クッショ
ンローラ20はコイルエッジから反力を受ける。この反
力により、回動アーム43が支点軸44を中心として、
掴み検出リミット・スイッチ46に接近する方向に回動
し、ついには回動アーム43が掴み検出リミット・スイ
ッチ46に当接し、掴み検出リミット・スイッチ46を
「ON」とする。このとき、掴み検出リミット・スイッ
チ46が停止指令信号をL字型アーム3の駆動電動機に
送り、L字型アーム3は停止する。この間、反発ばね4
7が圧縮されて反発力を蓄える。この後、L字型アーム
3がコイル端面から後退すれば、先に蓄えられた反発力
により回動アーム43が前述と反対側に回動して元の位
置に戻るのである。
【0042】この接触力調整装置により、クッションロ
ーラ20が突出したコイルエッジに接触し、クッション
材料の凹み量が設定量になると、回動アーム43が回動
して掴み検出リミット・スイッチ46が作動し、L字型
アーム3の前進を停止させるから、コイルエッジに過大
な力がかかることが無くなり、コイルエッジの損傷が防
止される。同時に、クッションローラ20のコイルエッ
ジによる凹み量が一定量以下に抑えられるから、クッシ
ョンローラの損傷も防止される。また、離し動作中にコ
イルリフターが左右(コイルの幅方向)に揺れてクッシ
ョンローラ20がコイルエッジに衝突しても、回動アー
ム43と反発ばね47の作用により衝撃力を緩和するの
で、コイルエッジを損傷することがない。
【0043】次に、上述したクッションローラ20上下
動手段(駆動スプロケット34、スプロケット35、3
6、チェーン37およびカウンターウエート39等から
なる)とクッションローラの接触力調整装置とを使用し
て行うコイルの掴み、巻上げ、置き場への搬送、巻き下
げ、離しの一連の作業工程について説明する。 (1)天井クレーンを走行し、コイルリフターを目的の
コイル上方に移動する。 (2)コイルリフターを巻き下げる。爪4がコイルエッ
ジの横を下降する。(3)コイル穴確認受光器が「通光
−ON」後、目視にて爪4が掴み位置に到達したらコイ
ルリフターの巻下げを停止する。(4)固定原点制御ボ
タンを押し、固定原点制御に切換える。(5)L字型ア
ームによる掴み動作開始後、掴み検出リミット・スイッ
チ46が「ON」する。(6)掴み検出リミット・スイ
ッチ46が「ON」の信号により、電動機31が「OF
F」、電動機ブレーキが「ON」、クラッチ33が「O
FF」になり、クッションローラ20が自由落下状態に
なる。(7)コイルリフターを巻き上げ開始。在荷検出
用近接スイッチが「ON」する。(8)コイルが地切り
され、搬送高さに達したらコイルリフターの巻き上げを
停止する。
【0044】(9)コイルをコイルヤードに搬送し、コ
イル置き場上方で天井クレーンを停止する。(10)コ
イルリフターの巻下げを開始する。コイルが着地して爪
4がコイル穴壁から離れると在荷検出用近接スイッチが
「OFF」となる。コイルリフター巻下げ下限点で、巻
下げが停止する。(11)コイル離しボタン(掴み解放
ボタン)を押すと、電動機31が「OFF」、電動機ブ
レーキが「ON」、クラッチ33が「ON」となり、ク
ッションローラ20が現在位置維持状態となる。続いて
L字型アームが開動作を開始する。(12)掴み検出リ
ミット・スイッチ46が「OFF」となる。クッション
ローラ20がコイルエッジから離れても、クッションロ
ーラ20の現在位置維持状態が保持されている。これに
より、なんらかの原因でコイルリフターが揺れてL字型
アームがコイルエッジに接触しそうな状態になっても、
クッションローラ20によりコイルエッジの損傷が防止
される。(13)コイル離しが完了する。(14)コイ
ルリフターを天井クレーン移動高さまで巻上げる。
【0045】上記の(1)〜(14)の工程を繰り返し
て、コイルを圧延ラインのコイル置き台からコイルヤー
ドに次々と搬送する。なお、以上の工程の操作は、天井
クレーンの運転者が行う。
【0046】
【発明の効果】本発明装置によれば、以下のような効果
が得られる。
【0047】請求項1の装置によれば、クッションロー
ラは、回転可能であるから、L字型アームがコイル幅方
向に移動するとき、クッションローラがコイル端面に接
触しつつ回転するから、クッションローラがコイルエッ
ジで削り取られたり、切り裂かれることが無い。また、
L字型アームの爪が、コイル内径穴の下部に挿入した
後、爪をコイル内径上部壁に当接させるためL字型アー
ムを上昇させる場合でも、クッションローラをそのまま
にしてL字型アームのみを上昇させることができるか
ら、クッションローラがコイルエッジにより削り取られ
たり、切り裂かれることが無い。
【0048】請求項2の装置によれば、巻き厚の薄いコ
イルの場合は、面圧力が大きくなるが、軸長下半分の反
発力の大きなクッション材料をコイル端面に当接させる
ことができるから大きな面圧力に十分対応できる。一
方、巻き厚の厚いコイルの場合は面圧力が小さいから、
軸長全体を反発力の小さいクッション材料で構成するほ
うがよいのであるが、巻き厚が薄いものから厚いものま
で扱わねばならないので、軸長上半分の反発力の小さな
クッション材料と軸長下半分の反発力の大きなクッショ
ン材料で構成する方が、製作費が安価となり、好都合で
ある。
【0049】請求項3の装置によれば、クッションロー
ラがコイルの端面に強く衝突すると、ばね等の緩衝手段
が衝撃を吸収し、耐摩耗・耐切傷材料の切損を防ぐこと
ができる。
【0050】請求項4の装置によれば、コイルを置き場
に吊り降ろした後、クッションローラが自動的に元の位
置に戻るので運搬操作が簡単になる。
【0051】請求項5の装置によれば、コイルを置き場
に吊り降ろした後、クッションローラが自動的に元の位
置に戻るので運搬操作が簡単になる。
【0052】請求項6の装置によれば、置き台のコイル
を掴みに行くとき、クッションローラをL字型アームの
上方に保持すれば、クレーン運転者が爪をコイル内径穴
に位置決めする際、爪およびその近傍を確認し易くな
る。また、クッションローラを任意の位置に位置決めで
きるので、コイル径およびコイル巻き厚さが変わって
も、クッションローラをコイル端面に適正に接触させる
ことができる。これにより、L字型アームを開いて爪を
コイルから離す離し動作中、コイルリフターが前後左右
に揺れても、クッションローラがコイル端面に接触、回
転するので、突出したコイルエッジを損傷させない。
【0053】請求項7の装置によれば、クッションロー
ラが突出したコイルエッジに接触し、クッションローラ
が凹んで行く過程において接触力が過大にならないよう
に調整できるから、コイルエッジの損傷が防止され、同
時にクッションローラのコイルエッジによる裂傷も防止
される。この効果は、離し動作中にコイルリフターが揺
れて、クッションローラがコイルエッジに衝突するとき
も発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコイルエッジ損傷防止装置を備え
たL字型アームの正面図である。
【図2】本発明に係るクッションローラの縦断面図であ
る。
【図3】図1のA−A矢視図である。
【図4】本発明に係るクッションローラを取り付けたL
字型アームの正面図である。
【図5】図4のA−A矢視図である。
【図6】図4のB−B矢視図である。
【図7】図4のC−C矢視図である。
【図8】本発明に係るL字型アームの爪をコイル内径穴
の下部に挿入したとき状況を示す正面図である。
【図9】本発明に係るL字型アームの爪をコイル内径穴
の上部壁に当接させたときの状況を示す正面図である。
【図10】本発明の対象となるコイルリフターの構造概
要図である。
【図11】本発明に係るクッションローラの位置決め装
置を示す正面図である。
【図12】本発明に係るクッションローラの位置決め装
置を示す側面図である。
【図13】図11のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 コイルリフター 2 本体フレーム 3 L字型アーム 4 爪 5 フック係止具 9 端面 8 コイル内径穴 11,12 アーム 20 クッションローラ 21 軸 22 軸受け 23a,23b クッション材料 24 耐摩耗・耐切傷材料 25 リニアベアリング 25a ベアリングブロック 25b 軌道台 26,27 取付け板 28 緩衝ばね 31 電動機 31a 取付け台 34a 軸 33 クラッチ 34 駆動スプロケット 35、36 スプロケット 37 チェーン 39 カウンターウエート 41 上昇限リミットスイッチ 42 光センサー 43 回動アーム 44 支点軸 45 アーム 46 掴み検出リミットスイッチ 47 反発ばね

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルリフターのL字型アームのコイル端
    面接触側に、円筒状のクッションローラを上下移動可
    能、かつ、回転可能に設けたコイルリフターのコイルエ
    ッジ損傷防止装置。
  2. 【請求項2】クッションローラの外周を耐摩耗・耐切傷
    材料で覆った請求項1記載のコイルリフターのコイルエ
    ッジ損傷防止装置。
  3. 【請求項3】クッションローラが、その軸長の下半分に
    円筒状の反発力の大きなクッション材料を、軸長の上半
    分に円筒状の反発力の小さいクッション材料を配設し
    て、これらクッション材料の外周に耐摩耗・耐切傷材料
    を貼り付けて構成されていることを特徴とする請求項1
    または2記載のコイルリフターのコイルエッジ損傷防止
    装置。
  4. 【請求項4】クッションローラが一定以上の衝撃荷重を
    うけたとき、クッションローラがコイル幅方向に退避移
    動し、前記衝撃荷重がなくなったとき、クッションロー
    ラを元の位置に復帰させる緩衝手段を備えていることを
    特徴とする請求項1または2または3記載のコイルリフ
    ターのコイルエッジ損傷防止装置。
  5. 【請求項5】クッションローラの上下方向移動手段に、
    コイルを荷下ろし後クッションローラが元の位置に自動
    的に復帰する機能を持たせたことを特徴とする請求項1
    または2または3記載のコイルリフターのコイルエッジ
    損傷防止装置。
  6. 【請求項6】上下方向においてクッションローラを任意
    位置に停止させるための位置決め手段を設けた請求項1
    または2または3記載のコイルリフターのコイルエッジ
    損傷防止装置。
  7. 【請求項7】クッションローラと突出したコイルエッジ
    との接触力を調整する接触力調整手段を設けた請求項1
    または2または3記載のコイルリフターのコイルエッジ
    損傷防止装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100950390B1 (ko) * 2003-04-04 2010-03-29 주식회사 포스코 코일 리프트의 코일 편 겹침 교정장치
KR101065297B1 (ko) * 2009-06-05 2011-09-16 주식회사 태화에레마 듀얼타입 가변형 마그네틱 코일 리프터
KR101065298B1 (ko) * 2009-06-05 2011-09-16 주식회사 태화에레마 멀티타입 가변형 마그네틱 코일 리프터
KR101119666B1 (ko) 2009-10-08 2012-03-16 주식회사 포스코아이씨티 강판코일 리프터
KR101343380B1 (ko) 2013-06-20 2013-12-18 김수연 열연 코일용 이송 와이어 장치

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