JP2007307871A - ゴムシートの搬送方法、及びその搬送装置 - Google Patents
ゴムシートの搬送方法、及びその搬送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007307871A JP2007307871A JP2006141807A JP2006141807A JP2007307871A JP 2007307871 A JP2007307871 A JP 2007307871A JP 2006141807 A JP2006141807 A JP 2006141807A JP 2006141807 A JP2006141807 A JP 2006141807A JP 2007307871 A JP2007307871 A JP 2007307871A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber sheet
- conveying
- sheet
- rubber
- conveying surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
【課題】装置設置スペースを大幅に縮小しうるとともに、ゴムシートの積み崩れを抑制し作業の安全性を高めうる。
【解決手段】重ね積み体GAから、ゴムシートGの他端部Gbを、上傾斜の搬送面Sを有するコンベヤ本体9を具える搬送具7の前記搬送面Sの上流側に載置し、かつ押付けローラ10により押し付けながら前記他端部Gbが搬送面Sの下流側となるまでゴムシートGを搬送し停止する。前記搬送具7を、前記搬送面Sの下流側端S1が前記搬出高さ位置H1となる上昇位置P1まで上昇移動させ、この位置にて前記コンベヤ本体9を駆動することにより、前記重ね積み体GAからゴムシートGを引き剥がしつつ引き上げて搬出高さ位置H1に搬送する。
【選択図】図1
【解決手段】重ね積み体GAから、ゴムシートGの他端部Gbを、上傾斜の搬送面Sを有するコンベヤ本体9を具える搬送具7の前記搬送面Sの上流側に載置し、かつ押付けローラ10により押し付けながら前記他端部Gbが搬送面Sの下流側となるまでゴムシートGを搬送し停止する。前記搬送具7を、前記搬送面Sの下流側端S1が前記搬出高さ位置H1となる上昇位置P1まで上昇移動させ、この位置にて前記コンベヤ本体9を駆動することにより、前記重ね積み体GAからゴムシートGを引き剥がしつつ引き上げて搬出高さ位置H1に搬送する。
【選択図】図1
Description
本発明は、長尺帯状のゴムシートを順次折り返して重ね積みした重ね積み体から、該ゴムシートを、その端部から引き出して高所の搬出高さ位置まで搬送するゴムシートの搬送方法、及びその搬送装置に関する。
例えばゴム押出機等に投入するための練りゴムとしては、通常、原料ゴムと薬品とをゴム混合機により混練したものをカレンダロールによって圧延し、所定幅かつ所定厚さとした長尺帯状のゴムシートが使用される。またこのゴムシートは、その一端部から順次折り返して重ね積みした重ね積み体として、パレット上に載置された状態で保管される。
そして、このように保管されたパレット上の重ね積み体から、ゴムシートを帯状に順次引き出して、高所に設置するゴム押出機等に搬送する装置として、例えば特許文献1に記載されたものがある。
この装置aは、図8に示すように、下流側端b1を枢着点とした傾動可能な搬送コンベヤbを具える。この搬送コンベヤbは、その上流側端b2が、重ね積み体cの上方かつ低所側の第1高さ位置h1となる上傾斜状態から、前記上流側端b2が、前記枢着点と同高さの高所側の第2高さ位置h2となる略水平状態まで、傾動可能に支持される。そしてこの装置aは、前記上傾斜状態におて、前記上流側端b2が低所となるため、前記重ね積み体cから取り出すゴムシートc1の端部を、前記搬送コンベヤbの上流側端b2に、作業性良く誘導することができる。又、前記水平状態では、前記上流側端b2が高所となるため、重ね積み体cからのゴムシートc1は、いったん上方に引き上げられる。従って、相互に粘着するゴムシートc1間を確実に引き剥がすことができ、特別の引き剥し具を設けることなく、重ね積み体cからゴムシートc1を帯状に引き剥がしながら搬送コンベヤbによりゴム押出機等(図示しない)に搬送しうるという利点がある。
しかし前記装置aでは、搬送コンベヤbを傾動させるものであるため、第1高さ位置h1から第2高さ位置h2までの引き上げ高さを越える長い搬送コンベヤbが必要となる。そのため装置設置スペースの増大を招くなど省スペース化を妨げるという問題がある。又引き上げ高さが大である場合、同図に2点差線で示すように、前記水平状態において搬送コンベヤbの上流側端b2が、重ね積み体cの側方に外れる傾向となる。そのため、ゴムシートc1を引き上げる際、ゴムシートc1、c1間の粘着力により重ね積み体cに横方向の力が作用し、ゴムシートc1の積み崩れを招く恐れが生じる。
そこで本発明は、前記装置の利点を確保したまま、搬送コンベヤを短くでき、装置設置スペースを大幅に縮小しうるとともに、引き上げ高さが大である場合にも、ゴムシートの積み崩れを確実に抑制でき、作業の安全性を高めうるゴムシートの搬送方法、及びその搬送装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、長尺帯状のゴムシートを一端部から順次折り返しつつ他端部まで重ね積みされたゴムシートの重ね積み体から、該ゴムシートを、その前記他端部から引き出しかつ高所の搬出高さ位置まで搬送するゴムシートの搬送方法であって、
ゴムシートの前記他端部を、搬送方向下流側が上に傾く上傾斜の搬送面を有するコンベヤ本体を具える搬送具の前記搬送面の上流側に載置し、かつ前記ゴムシートを、押付けローラにより搬送面に押し付けて該押付けローラと搬送面との間で前記ゴムシートを保持させつつ前記他端部が搬送面の下流側となるまでゴムシートを搬送し停止するとともに、
前記搬送具を、前記搬送面の下流側端が前記搬出高さ位置となる上昇位置まで前記上傾斜の状態で平行に上昇移動させ、該上昇位置にて前記コンベヤ本体を駆動することにより、前記重ね積み体からゴムシートを、引き剥がしつつ引き上げて前記搬出高さ位置に搬送し、下流側に配するシート使用装置に送り出すことを特徴としている。
ゴムシートの前記他端部を、搬送方向下流側が上に傾く上傾斜の搬送面を有するコンベヤ本体を具える搬送具の前記搬送面の上流側に載置し、かつ前記ゴムシートを、押付けローラにより搬送面に押し付けて該押付けローラと搬送面との間で前記ゴムシートを保持させつつ前記他端部が搬送面の下流側となるまでゴムシートを搬送し停止するとともに、
前記搬送具を、前記搬送面の下流側端が前記搬出高さ位置となる上昇位置まで前記上傾斜の状態で平行に上昇移動させ、該上昇位置にて前記コンベヤ本体を駆動することにより、前記重ね積み体からゴムシートを、引き剥がしつつ引き上げて前記搬出高さ位置に搬送し、下流側に配するシート使用装置に送り出すことを特徴としている。
又請求項5の発明は、長尺帯状のゴムシートを一端部から順次折り返しつつ他端部まで重ね積みされたゴムシートの重ね積み体から、該ゴムシートを、その前記他端部から引き出しかつ高所の搬出高さ位置まで搬送するゴムシートの搬送装置であって、
前記ゴムシートの重ね積み体を載置する載置台と、
該載置台上の重ね積み体のゴムシートの前記他端部を、搬送方向下流側が上に傾く上傾斜の搬送面で移動させる昇降装置とを具え、
該昇降装置は、
前記上傾斜の搬送面を有するコンベヤ本体と、前記搬送面の上流側に載置される前記ゴムシートを前記搬送面に押付けて該搬送面との間で前記ゴムシートを保持させる押付けローラとを具える搬送具、
及び該搬送具を、前記搬送面の下流側端が前記搬出高さ位置となる上昇位置まで前記上傾斜の状態で平行に上昇移動させる昇降具を具えるとともに、
前記上昇位置にて、前記コンベヤ本体を駆動することにより、前記重ね積み体からゴムシートを、引き剥がしつつ引き上げて前記搬出高さ位置に搬送し、下流側に配するシート使用装置に送り出すことを特徴としている。
前記ゴムシートの重ね積み体を載置する載置台と、
該載置台上の重ね積み体のゴムシートの前記他端部を、搬送方向下流側が上に傾く上傾斜の搬送面で移動させる昇降装置とを具え、
該昇降装置は、
前記上傾斜の搬送面を有するコンベヤ本体と、前記搬送面の上流側に載置される前記ゴムシートを前記搬送面に押付けて該搬送面との間で前記ゴムシートを保持させる押付けローラとを具える搬送具、
及び該搬送具を、前記搬送面の下流側端が前記搬出高さ位置となる上昇位置まで前記上傾斜の状態で平行に上昇移動させる昇降具を具えるとともに、
前記上昇位置にて、前記コンベヤ本体を駆動することにより、前記重ね積み体からゴムシートを、引き剥がしつつ引き上げて前記搬出高さ位置に搬送し、下流側に配するシート使用装置に送り出すことを特徴としている。
本発明は叙上の如く、搬送面が上傾斜するコンベヤ本体を、その搬送面の下流側端が搬出高さ位置となる上昇位置まで、前記上傾斜の状態で平行に上昇移動させている。従って、下降位置においては、重ね積み体からのゴムシートの端部を、搬送面の上流側端に、作業性良く誘導することができる。又上昇位置においては、重ね積み体cからのゴムシートc1が上方に引き上げられため、相互に粘着するゴムシート間を確実に引き剥がすことができる。又ゴムシートが押付けローラにより搬送面に押し付けられて保持されるため、コンベヤ本体が短い場合にも、ゴムシートが前記上昇時に落下するのを防止できる。
又コンベヤ本体が平行に昇降移動するため、引き上げ高さに関係なく、コンベヤ本体を短くすることができ、装置設置スペースを大幅に縮小しうる。又引き上げ高さに関係なくゴムシートをほぼ真上に引き上げることができるため、ゴムシートの積み崩れを確実に防止しうる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は本発明のゴムシートの搬送装置を示す側面図である。
図1に示すように、ゴムシートの搬送装置1(以下搬送装置1という)は、長尺帯状のゴムシートGを一端部Gaから順次折り返しつつ他端部Gbまで重ね積みされたゴムシートGの重ね積み体GAから、該ゴムシートGを、その前記他端部Gbから引き出し、かつ高所の搬出高さ位置H1まで搬送するとともに、下流側に配するシート使用装置2に送り出す。本例では、前記ゴムシートGが、原料ゴムと薬品とを混練した練りゴムであり、この練りゴムをゴム押出機であるシート使用装置2に送り出す場合を例示している。
図1に示すように、ゴムシートの搬送装置1(以下搬送装置1という)は、長尺帯状のゴムシートGを一端部Gaから順次折り返しつつ他端部Gbまで重ね積みされたゴムシートGの重ね積み体GAから、該ゴムシートGを、その前記他端部Gbから引き出し、かつ高所の搬出高さ位置H1まで搬送するとともに、下流側に配するシート使用装置2に送り出す。本例では、前記ゴムシートGが、原料ゴムと薬品とを混練した練りゴムであり、この練りゴムをゴム押出機であるシート使用装置2に送り出す場合を例示している。
前記搬送装置1は、前記ゴムシートGの重ね積み体GAを載置する載置台3と、該載置台3上の重ね積み体GAから、ゴムシートGを帯状に引き剥がしつつ搬出高さ位置H1まで引き上げて前記シート使用装置2に送り出す昇降装置4とを具える。
前記載置台3は、パレットであり、図5に示すように、側板3aで四辺を枠組みした周囲枠の上端に、載置面3Sをなす上板3bを配した矩形箱状をなす。この載置台3は、本例では、前記重ね積み体GAの搬入位置Q1において、拘束手段5により上昇不能に拘束される。これは、ゴムシートGの粘着力が高いため、載置中にゴムシートGと載置台3とが強く粘着している可能性があり、従って、搬送終了時点で前記載置台3がゴムシートGに付着して一緒に引き上げられるなど、落下の危険性を招くからであり、これを防止する必要がある。前記拘束手段5は、前記載置台3の側板3aに設けた係止孔3Hに着脱自在に係止される係止金具5Aを具える。この係止金具5Aは、本例では、前記係止孔3Hに挿入しうる挿入部5A1を有する例えば断面L字状の金具であり、案内軸などのガイド部5Bにより前記載置台3に向かって進退移動可能に支持される。なお前記ガイド部5Bは、床面FLに設けた凹所6内に収納されるとともに、該凹所6は、前記係止金具5Aとともに保護カバー5Cにより被覆保護される。
次に、前記昇降装置4は、図1の如く、搬送方向下流側が上に傾く上傾斜の搬送面Sを有する搬送具7と、この搬送具7を平行に昇降させる昇降具8とを具える。
前記搬送具7は、図2,3に示すように、前記搬送面Sを有するコンベヤ本体9と、前記搬送面Sの上流側に載置される前記ゴムシートGを搬送面Sに押付けて該搬送面Sとの間で前記ゴムシートGを保持させる押付けローラ10とを具える。
前記コンベヤ本体9は、搬送方向両端のローラ11、11間にコンベヤベルトを周回可能に巻装させた所謂ベルトコンベヤであり、各ローラ11は、例えばコ字状のケース12の側板12a間に枢着される。
又前記押付けローラ10は、前記ケース12に、支持枠13を介して取り付けられる。前記支持枠13は、例えば前記側板12aから立ち上がる脚部13aと、この脚部13aの上端間を跨る上枠部13bとからなる。又前記押付けローラ10は、前記上枠部13bに設ける枢支点qで上端部が枢着されリンク体14の下端部間に取り付き、搬送方向下流側に向かって跳ね上げ自在に支持される。なお押付けローラ10は、適宜のバネ手段(図示しない)により、前記搬送面Sに圧接する向きに付勢される。又前記コンベヤ本体9では、少なくとも押付けローラ10と対置する位置に配され、搬送面Sの沈み込みを防ぐ保持ローラ15を配している。
次に、前記昇降具8は、前記図2の如く、上下にのびる案内ガイド17と、この案内ガイド17を介して昇降移動可能な昇降枠18と、該昇降枠18を駆動する昇降器19とを具える。
前記案内ガイド17は、本例ではレールであり、前記搬送装置1のフレームの一部を構成する支柱20に取付金具21を介して取り付けられる。なおこの案内ガイド17として、本例では、一対の側片部17aを左右に向かい合わせた断面略H字状のレールを使用し、かつ各側片部17aの後縁が前記支柱20の前面から間隔jを隔てて配される場合を例示しているが、案内ガイド17としてガイド軸を使用しうるなど、種々の構造が採用しうる。
又前記昇降枠18は、前記案内ガイド17に係合して案内される案内部22と、この案内部22に一端側が連なるとともに前記支柱20を側方に超えて横にのびる他端側で前記搬送具7を支持する支持アーム23とを具える。この前記案内部22として、本例では、図3、4(A)に示すように、例えば断面コ字状のホルダ22Aに、各前記側片部17aの前縁及び後縁を転動しうる例えば溝付きの車輪22Bを上下に枢着したものを例示しているが、前記案内ガイド17の構造に応じて種々の構造が採用しうる。又前記支持アーム23は、前記支柱20を超えて側方に張り出すことで、昇降する際に前記搬送具7と支柱20とが干渉するのを防止する。
又前記昇降器19として、本例では、例えばチェーンやワイヤなどの紐体を巻き上げるチェーンブロックやホイストなどの周知の巻上牽引装置が使用される。この昇降器19は、前記支柱20の上端部に取り付けられるとともに、その紐体下端のフック部19aは、前記支持アーム23に係止される。
このように前記昇降器19を作動することにより、前記搬送具7を、その搬送面Sの下流側端S1が前記搬出高さ位置H1となる上昇位置P1と、前記搬送面Sの上流側端S2が前記重ね積み体GAの上方かつ作業者の手が届きうる高さである下降位置P2との間で、平行に昇降移動させうる。
ここで、前記下降位置P2は、重ね積み体GAとして搬入されたゴムシートGの他端部Gbを、作業者が、前記搬送面Sの上流側に誘導して移載させる移載作業位置であり、前記搬送面Sが上傾斜をなしかつその上流側端S2が作業者の手が届きうる高さとすることで、前記移載作業を容易に行うことができる。又移載後、この下降位置P2にてコンベヤ本体9を作動することにより、ゴムシートGの他端部Gbが搬送面Sの下流側となるまでゴムシートGを搬送しうる。なお前記「他端部Gbが搬送面Sの下流側となるまでゴムシートGを搬送する」とは、前記他端部Gbが、少なくとも搬送面Sの搬送方向長さ中心を下流側に超えるまで搬送することを意味し、従って、前記他端部Gbが、搬送面Sの搬送方向長さ中心と搬送面Sの下流側端S1との間の範囲まで搬送する以外に、前記図1に如く、前記他端部Gbが、搬送面Sの下流側端S1を超えて下方に垂れ下がるまで搬送する場合も含まれる。
このとき、前記押付けローラ10による押し付けにより、前記ゴムシートGを搬送面Sに粘着させるとともに、この押付けローラ10と搬送面Sとの間でゴムシートGを挟んで保持させうる。
なお本例では、前記押付けローラ10による保持を確実に行うために、ゴムシートGの前記他端部Gbの位置を検知する他端部検知センサ24(図1に示す)を、搬送具7に設けている。この他端部検知センサ24は、本例では、前記他端部Gbが押付けローラ10下を通過する際、該押付けローラ10が持ち上がることをによる例えば衝撃や変動などを検出することで前記通過を検知しうるとともに、この通過から停止までの時間により、前記他端部Gbの位置を検知できる。このように他端部検知センサ24は、前記押付けローラ10の持ち上がりを認識するものであるため、前記押付けローラ10による保持を確実に行うことができ、又近接センサやタッチセンサなどの安価、軽量の種々のセンサを採用しうるという利点がある。
又この保持状態において、前記昇降具8を作動し、前記下降位置P2から上昇位置P1まで平行に上昇させる。このとき、前記コンベヤ本体9と重ね積み体GAとの間に、ゴムシートGをほぼ垂直に引き上げることにより、互いに粘着する重ね積み体GAのゴムシート間を引き剥がしうる引剥がし領域を形成することができる。なお本例では、前記上昇位置P1からの搬送具7の落下を防止し安全性を高めるためのストッパ金具26を前記支柱20の例えば側面に設けている。このストッパ金具26は、図4(A)、(B)に示すように、ケース27aに、ストッパ軸27bを搬送具7に向かって進退自在に保持させたストッパ本体27と、前記ストッパ軸27bを進退させるシリンダ28とを具える。前記シリンダ28は、そのロッド後端が前記ストッパ軸27bの後端と連結金具32を介して連結され、前記ロッドが縮小することにより、ストッパ軸27bが前方に進出し、前記搬送具7と係合することによりその下降を防止できる。
そして前記上昇位置P1にて、コンベヤ本体9を駆動することにより、前記重ね積み体GAからのゴムシートGを、引剥がし領域にて互いに引き剥がしつつ引き上げて前記搬出高さ位置H1まで搬送でき、ゴム押出機である前記シート使用装置2に送り出すことができる。
このとき、前記ゴムシートGは、搬送面Sの下流側端S1とシート使用装置2との間にU字状のシート垂れ下がり部Ggを有して前記シート使用装置2に送り出される。具体的には、前記シート使用装置2のホッパー2aの下流側に、ゴムシート誘導ローラ29が配され、このゴムシート誘導ローラ29と前記搬送面Sの下流側端S1との間でシート垂れ下がり部Ggが形成される。又本実施形態の搬送装置1は、前記シート垂れ下がり部Ggの下端の高さを検知する垂れ下がり検知センサ30(図1に示す)と、この検知センサ30によりコンベヤ本体9の駆動速度を制御する速度制御手段(図示しない)とを具える。なお前記垂れ下がり検知センサ30は、本例では、前記シート垂れ下がり部Ggの下端高さの下限値を検出する下のセンサと上限値を検出する上のセンサとからなり、シート垂れ下がり部Ggの下端が前記下のセンサを下方に超えると、前記速度制御手段は、前記コンベヤ本体9の駆動速度を減速又は停止し、逆にシート垂れ下がり部Ggの下端が前記上のセンサを上方に超えると、駆動速度を増速させる。これにより、シート使用装置2のシート使用速度に応じて、搬送装置1のシーと搬送速度を自動制御しうる。
次に、前記搬送装置1によるゴムシートの搬送方法について説明する。
まず図6(A)に示すように、重ね積み体GAとして搬入されたゴムシートGの他端部Gbを、下降位置P2の搬送具7における搬送面Sの上流側に、本例では作業者の手作業によって移載する。その後、図6(B)に示すように、搬送具7を駆動し、前記移載したゴムシートGの他端部Gbが、搬送面Sの下流側となるまで前記ゴムシートGを搬送し停止する。このとき、押付けローラ10の押し付けにより、前記ゴムシートGは搬送面Sに粘着され、かつ押付けローラ10と搬送面Sとの間に挟まれて保持される。なおゴムシートGの他端部Gbは、この他端部Gbが押付けローラ10下を通過する際の押付けローラ10の持ち上がりにより検知される。従って、押付けローラ10による確実な保持が可能になる。なお前記押付けローラ10は、作業者の手が届かない高さに配されていても良い。
まず図6(A)に示すように、重ね積み体GAとして搬入されたゴムシートGの他端部Gbを、下降位置P2の搬送具7における搬送面Sの上流側に、本例では作業者の手作業によって移載する。その後、図6(B)に示すように、搬送具7を駆動し、前記移載したゴムシートGの他端部Gbが、搬送面Sの下流側となるまで前記ゴムシートGを搬送し停止する。このとき、押付けローラ10の押し付けにより、前記ゴムシートGは搬送面Sに粘着され、かつ押付けローラ10と搬送面Sとの間に挟まれて保持される。なおゴムシートGの他端部Gbは、この他端部Gbが押付けローラ10下を通過する際の押付けローラ10の持ち上がりにより検知される。従って、押付けローラ10による確実な保持が可能になる。なお前記押付けローラ10は、作業者の手が届かない高さに配されていても良い。
次に、図7(A)に示すように、前記保持の状態において、搬送具7を前記上昇位置P1まで平行に上昇移動させる。このとき、前記コンベヤ本体9と重ね積み体GAとの間で前記ゴムシートGがほぼ垂直に引き上げられることによりゴムシート間が互いに引き剥がされる。その後、図7(B)に示すように、前記上昇位置P1にて搬送具7を駆動することにより、前記重ね積み体GAからのゴムシートGを、一本の帯体として順次引き剥がしつつ引き上げて前記搬出高さ位置H1まで搬送し、シート使用装置2に送り出すことができる。本例では、この搬送具7の駆動の際、ゴムシートGの他端部Gbは、作業者の手作業によってシート使用装置2に移載される。この移載時には、安全のため搬送具7を低速で駆動するのが好ましい。又移載終了後は、前記シート使用装置2に合わせた速度で駆動する。具体的には、前記垂れ下がり検知センサ30と、速度制御手段とを用い、シート垂れ下がり部Ggの下端の高さを検知することにより、前記搬送具7の駆動速度を自動制御している。
又ゴムシートGの一端部Gaの引出しの終了に際しては、通常、前記搬送具7をいったん下降し、パレット換えを行う。しかし、前記搬送具7を下降させることなく、前記一端部Gaに、隣設した他の載置台3の重ね積み体GAのゴムシートGの他端部Gbを連結することにより、連続してゴムシートGを順次搬送することもできる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。なおシート使用装置は、搬送されるゴムシートに加工や処理を加える次工程の装置の総称であって、ゴム押出機に限定されることなく種々の装置を採用しうる。
1 ゴムシートの搬送装置
2 シート使用装置
3 載置台
4 昇降装置
5 拘束手段
7 搬送具
8 昇降具
9 コンベヤ本体
10 押付けローラ
24 他端部検知センサ
30 垂れ下がり検知センサ
G ゴムシート
Ga 一端部
Gb 他端部
GA 重ね積み体
Gg シート垂れ下がり部
H1 搬出高さ位置
S 搬送面
2 シート使用装置
3 載置台
4 昇降装置
5 拘束手段
7 搬送具
8 昇降具
9 コンベヤ本体
10 押付けローラ
24 他端部検知センサ
30 垂れ下がり検知センサ
G ゴムシート
Ga 一端部
Gb 他端部
GA 重ね積み体
Gg シート垂れ下がり部
H1 搬出高さ位置
S 搬送面
Claims (8)
- 長尺帯状のゴムシートを一端部から順次折り返しつつ他端部まで重ね積みされたゴムシートの重ね積み体から、該ゴムシートを、その前記他端部から引き出しかつ高所の搬出高さ位置まで搬送するゴムシートの搬送方法であって、
ゴムシートの前記他端部を、搬送方向下流側が上に傾く上傾斜の搬送面を有するコンベヤ本体を具える搬送具の前記搬送面の上流側に載置し、かつ前記ゴムシートを、押付けローラにより搬送面に押し付けて該押付けローラと搬送面との間で前記ゴムシートを保持させつつ前記他端部が搬送面の下流側となるまでゴムシートを搬送し停止するとともに、
前記搬送具を、前記搬送面の下流側端が前記搬出高さ位置となる上昇位置まで前記上傾斜の状態で平行に上昇移動させ、該上昇位置にて前記コンベヤ本体を駆動することにより、前記重ね積み体からゴムシートを、引き剥がしつつ引き上げて前記搬出高さ位置に搬送し、下流側に配するシート使用装置に送り出すことを特徴とするゴムシートの搬送方法。 - 前記シート使用装置は、ゴム押出装置であることを特徴とする請求項1記載のゴムシートの搬送方法。
- 前記上昇位置において、前記ゴムシートは、前記搬送面の下流側端と前記シート使用装置との間にU字状のシート垂れ下がり部を有して前記シート使用装置に送り出されるとともに、前記コンベヤ本体の駆動速度は、前記シート垂れ下がり部の下端の高さの検知により制御されることを特徴とする請求項1又は2記載のゴムシートの搬送方法。
- 前記ゴムシートの他端部を、前記押付けローラにより搬送面に押し付けるに際しての該押付けローラの持ち上がりにより、該他端部の位置を検知することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のゴムシートの搬送方法。
- 長尺帯状のゴムシートを一端部から順次折り返しつつ他端部まで重ね積みされたゴムシートの重ね積み体から、該ゴムシートを、その前記他端部から引き出しかつ高所の搬出高さ位置まで搬送するゴムシートの搬送装置であって、
前記ゴムシートの重ね積み体を載置する載置台と、
該載置台上の重ね積み体のゴムシートの前記他端部を、搬送方向下流側が上に傾く上傾斜の搬送面で移動させる昇降装置とを具え、
該昇降装置は、
前記上傾斜の搬送面を有するコンベヤ本体と、前記搬送面の上流側に載置される前記ゴムシートを前記搬送面に押付けて該搬送面との間で前記ゴムシートを保持させる押付けローラとを具える搬送具、
及び該搬送具を、前記搬送面の下流側端が前記搬出高さ位置となる上昇位置まで前記上傾斜の状態で平行に上昇移動させる昇降具を具えるとともに、
前記上昇位置にて、前記コンベヤ本体を駆動することにより、前記重ね積み体からゴムシートを、引き剥がしつつ引き上げて前記搬出高さ位置に搬送し、下流側に配するシート使用装置に送り出すことを特徴とするゴムシートの搬送装置。 - 前記上昇位置において、前記ゴムシートは、搬送面の下流側端とシート使用装置との間にU字状のシート垂れ下がり部を有して前記シート使用装置に送り出されるとともに、前記搬送装置は、前記シート垂れ下がり部の下端の高さを検知する垂れ下がり検知センサと、この検知センサによりコンベヤ本体の駆動速度を制御する速度制御手段とを具えることを特徴とする請求項5記載のゴムシートの搬送装置。
- 前記昇降装置は、ゴムシートの前記他端部を前記押付けローラにより搬送面に押し付けるに際しての該押付けローラの持ち上がりにより、該他端部の位置を検知する他端部検知センサを含むことを特徴とする請求項5又は6に記載のゴムシートの搬送装置。
- 前記載置台は、前記重ね積み体の搬入位置において、前記ゴムシートの引き剥がしによる載置台の上昇を防止する拘束手段により上昇不能に拘束されることを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載のゴムシートの搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006141807A JP2007307871A (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | ゴムシートの搬送方法、及びその搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006141807A JP2007307871A (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | ゴムシートの搬送方法、及びその搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007307871A true JP2007307871A (ja) | 2007-11-29 |
Family
ID=38841150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006141807A Pending JP2007307871A (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | ゴムシートの搬送方法、及びその搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007307871A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009172964A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Bridgestone Corp | ゴム材料成形体の製造方法 |
KR101775320B1 (ko) | 2016-01-25 | 2017-09-07 | 한국타이어 주식회사 | 고무시트 적재 안내용 위그웨그 장치 |
KR101833267B1 (ko) * | 2015-12-01 | 2018-04-16 | (주) 화승소재 | 고무 자동 적재장치 |
CN108423480A (zh) * | 2018-04-16 | 2018-08-21 | 上海态镀贸易有限公司 | 铺平装置以及包括其的设备、系统以及相应的铺平方法 |
CN108792767A (zh) * | 2018-07-13 | 2018-11-13 | 江苏海狮机械股份有限公司 | 展布机中的布草纠平装置 |
US11027448B2 (en) | 2016-04-01 | 2021-06-08 | Vmi Holland B.V. | Apparatus and method for converting a sheet into a continuous strip |
CN113905966A (zh) * | 2019-05-31 | 2022-01-07 | 格柏科技有限公司 | 用于柔性片状材料铺展器的进给辅助设备 |
-
2006
- 2006-05-22 JP JP2006141807A patent/JP2007307871A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009172964A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Bridgestone Corp | ゴム材料成形体の製造方法 |
KR101833267B1 (ko) * | 2015-12-01 | 2018-04-16 | (주) 화승소재 | 고무 자동 적재장치 |
KR101775320B1 (ko) | 2016-01-25 | 2017-09-07 | 한국타이어 주식회사 | 고무시트 적재 안내용 위그웨그 장치 |
US11027448B2 (en) | 2016-04-01 | 2021-06-08 | Vmi Holland B.V. | Apparatus and method for converting a sheet into a continuous strip |
CN108423480A (zh) * | 2018-04-16 | 2018-08-21 | 上海态镀贸易有限公司 | 铺平装置以及包括其的设备、系统以及相应的铺平方法 |
CN108423480B (zh) * | 2018-04-16 | 2023-12-29 | 上海态镀智能科技有限公司 | 铺平装置以及包括其的设备、系统以及相应的铺平方法 |
CN108792767A (zh) * | 2018-07-13 | 2018-11-13 | 江苏海狮机械股份有限公司 | 展布机中的布草纠平装置 |
CN108792767B (zh) * | 2018-07-13 | 2024-01-26 | 江苏海狮机械股份有限公司 | 展布机中的布草纠平装置 |
CN113905966A (zh) * | 2019-05-31 | 2022-01-07 | 格柏科技有限公司 | 用于柔性片状材料铺展器的进给辅助设备 |
CN113905966B (zh) * | 2019-05-31 | 2024-03-19 | 格柏科技有限公司 | 用于柔性片状材料铺展器的进给辅助设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007307871A (ja) | ゴムシートの搬送方法、及びその搬送装置 | |
JP2007246248A (ja) | スタッカークレーンの駆動制御装置 | |
JP3742804B2 (ja) | 板曲げプレスの搬送装置 | |
JP3361463B2 (ja) | 缶状物搬送クレーン | |
JP4006439B2 (ja) | 板曲げプレスにおける板材の配置方法 | |
JP5509833B2 (ja) | 搬出入装置 | |
JP5422996B2 (ja) | 半導体インゴット搬送システム | |
JP2008081216A (ja) | ローラコンベヤ | |
JP4971669B2 (ja) | 垂直搬送機 | |
JP2008143640A (ja) | 給紙ホッパ | |
JP2006151524A (ja) | 昇降型の搬送受け渡し装置 | |
TWI657034B (zh) | 電梯薄型機器搬出搬入裝置及電梯薄型機器搬出搬入方法 | |
JP4716403B2 (ja) | 移載装置 | |
CN205367230U (zh) | 一种面料分卷机的卸料装置 | |
KR101417511B1 (ko) | 소재 위치 교정장치 | |
CN210175906U (zh) | 一种板料的自动上料系统 | |
JP2947014B2 (ja) | 吊下搬送装置 | |
JP2013063824A (ja) | 厚鋼板剪断により生じたスクラップの搬送方法及び搬送装置 | |
JP4291121B2 (ja) | 荷物搬出入装置 | |
JP2007016549A (ja) | コンクリートの搬送設備および搬送方法 | |
JP3230152B2 (ja) | サンプリング板採取装置 | |
JPH0215463B2 (ja) | ||
JP2007137600A (ja) | 搬送装置 | |
JP4291120B2 (ja) | 荷物搬出入装置 | |
JP2005298155A (ja) | 物品昇降装置 |