JP3072614U - 前面キャビネットおよびテレビジョン装置 - Google Patents

前面キャビネットおよびテレビジョン装置

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JP3072614U JP2000002540U JP2000002540U JP3072614U JP 3072614 U JP3072614 U JP 3072614U JP 2000002540 U JP2000002540 U JP 2000002540U JP 2000002540 U JP2000002540 U JP 2000002540U JP 3072614 U JP3072614 U JP 3072614U
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/64Constructional details of receivers, e.g. cabinets or dust covers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面状の受像面を有する受像器を前面キャビ
ネットに固定する際、開口の周縁部位と受像面周縁との
間に隙間を生じるおそれがあっても、両者の間に生じる
隙間を解消することができなかった。 【解決手段】 開口11aの周縁に形成されたリブ11
a1の各直線部位と前面壁11を取り囲む各壁面12〜
14との間には、他の部位よりも肉厚を薄くした薄肉部
11eがそれぞれに形成されているため、作業者がビス
締め固定を行う際、ビス止め用ボス11bがビス取り付
け部22の側へ引き寄せられるのに伴って前面壁11が
フラットな受像面21の側に向かって撓み、リブ11a
1を受像面21に密着させることが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、前面キャビネットおよびテレビジョン装置に関し、特に、受像器の 前面側に形成された受像面を外部と対面させることの可能な開口を前面壁に備え 、同受像器を同前面壁の背面側に形成された固定部に対して締め付け固定する前 面キャビネットおよびテレビジョン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の前面キャビネットとして、特開平10−271415号公報に開示され た前面キャビネットが知られている。 この前面キャビネットには、受像管の受像面を外部と対面させる略矩形形状の 開口が備えられ、同開口の周縁部位の奥行き寸法は、受像管の前面形状に対して 補正して設定されて、受像管を固定する際に押圧撓み変形可能となっている。ま た、開口の下端縁中央部の撓み変形補正量は、他の三辺中央部の撓み変形補正量 よりも大きく設定される。かかる構成により、曲面状の受像面を有する大型の受 像管を取り付けた場合、上記開口の周縁部位と受像面周縁とを密着させ、両者の 間に隙間が生じないようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の前面キャビネットにおいては、平面状の受像面を有する受像器 を取り付ける場合を考慮した構造となっていない。また、受像器を製造する際に は、前面キャビネットに固定するための固定部と受像面との位置関係にばらつき を生じやすい。このため、受像器を前面キャビネットに固定する際、上記開口の 周縁部位と受像面周縁との間に隙間を生じるおそれがあっても、両者の間に生じ る隙間を解消することができなかった。 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、平面状の受像面を有する受 像器を取り付ける場合であっても、開口の周縁部位と受像面周縁とを略密着させ ることの可能な前面キャビネットおよびテレビジョン装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、受像器の前面側に形成さ れた受像面を外部と対面させることの可能な開口を前面壁に備え、同受像器を同 前面壁の背面側に形成された固定部に対して締め付け固定する樹脂製の前面キャ ビネットであって、上記受像器を締め付け固定する際、上記開口の周縁部位を上 記受像器の受像面側に撓ませて同開口の周縁部位と同受像器の受像面縁部とを略 密着させることが可能なように、同開口の周縁部位に肉薄部を形成した構成とし てある。 上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、作業者が受像器の前 面側に形成された受像面を開口に対向させて同受像面を外部に対面させつつ、同 受像器を前面壁の背面側に形成された固定部に対して締め付け固定すると、同開 口の周縁部位が同受像面の側に撓む。これは、前面キャビネットが樹脂製であり 、かつ、上記肉薄部を他の部位における肉厚よりも薄くすることで、上記開口の 周縁部位を撓みやすくさせているためである。
【0005】 すると、上記受像面の側に撓んだ開口の周縁部位が同受像面の縁部に略密着す るため、受像器を製造する際に生じた機体差によって同開口の周縁部位と同受像 面周縁との間に隙間を生じるおそれがある場合であっても、両者の間に生じる隙 間を解消することができる点で有用となる。 また、上記受像面が平面状であると、受像器を締め付け固定する際、同受像面 の形状に沿って上記前面壁を変形させることが困難であるが、本考案における構 成を適用すると、受像面が平面状である場合であっても、上記開口の周縁部位と 受像面周縁との間の隙間を容易に解消することができる点でも有用となる。しか し、このように平面状の受像面を有する受像器を固定する場合は、本考案の一適 用例にすぎないため、受像面が曲面状である受像管を固定する際に適用すること も同様に可能である。
【0006】 上記固定部は、上記前面壁の背面側に形成されて上記受像器を締め付け固定す るものであれば良く、構成の一例として、請求項2にかかる考案は、上記請求項 1に記載の前面キャビネットにおいて、上記固定部は、上記前面壁から背面側に 向けて立設されたビス止め用ボスを備える構成としてある。 上記のように構成した請求項2にかかる考案において、上記受像器は、上記前 面壁から背面側に向けて立設されたビス止め用ボスにビス締め固定される。この とき、ビスを締め付けることにより、上記受像器と上記ビス止め用ボスとの間に 形成されたビス締め代を解消していくと、同ビス止め用ボスが徐々に同受像器の 側に引き寄せられる。すると、上記開口の周縁部位が上記受像面の側に撓み、同 開口の周縁部位が同受像面周縁に略密着する。
【0007】 上記肉薄部は、上記開口の周縁部位に形成されたものであれば良く、同肉薄部 の形成位置の一例として、請求項3にかかる考案は、上記請求項1または請求項 2のいずれかに記載の前面キャビネットにおいて、上記受像器の受像面と上記開 口とは、略矩形状であり、上記固定部は、上記受像面の各角部を締め付け固定可 能に配置され、上記肉薄部は、上記開口の周縁各辺付近に形成される構成として ある。 上記のように構成した請求項3にかかる考案においては、略矩形状の開口に受 像面を対面させつつ、この受像面の各角部を固定部に締め付け固定すると、同開 口の周縁各辺付近に肉薄部が形成されているため、この開口の周縁各辺が同受像 面の側に撓んで受像面周縁に略密着する。従って、最も隙間を生じやすい略矩形 状の開口における周縁各辺にて、容易に隙間を解消することが可能となる点で当 該請求項3は有用となる。
【0008】 また、上記肉薄部は、上記前面壁に形成されていれば良いため、その一例とし て、請求項4にかかる考案は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の前面 キャビネットにおいて、上記肉薄部は、上記前面壁の背面側に形成される構成と してある。 上記のように構成した請求項4にかかる考案において、上記肉薄部は、上記前 面壁の背面側、すなわち、上記受像面と対向する側に形成される。従って、上記 肉薄部は上記前面壁の裏側に隠され、当該前面キャビネットの外観デザインに影 響を与えることがない点で有用となる。
【0009】 上記肉薄部の形状の一例として、請求項5にかかる考案は、上記請求項1〜請 求項4のいずれかに記載の前面キャビネットにおいて、上記肉薄部は、徐々に肉 厚を薄くさせるように傾斜部が形成される構成としてある。 上記のように構成した請求項5にかかる考案において、上記肉薄部は、傾斜部 に沿って徐々に肉厚が薄くなっており、外部から加わる衝撃が集中しやすい角部 が生じない。このため、外部から加わる衝撃に対する耐久性を向上させられる点 で有用となる。
【0010】 さらに、上記受像器を固定する際、上記開口の周縁部位と上記受像面周縁との 間の密着性を高めるため、上記肉薄部の構成を工夫することも可能である。その 一例として、請求項6にかかる考案は、上記請求項1〜請求項5のいずれかに記 載の前面キャビネットにおいて、上記開口の周縁には、背面側に突設されて上記 受像器を締め付け固定した際に上記受像面と略密着させられるリブが形成されて おり、上記肉薄部は、上記リブを含めて形成される構成としてある。 上記のように構成した請求項6にかかる考案においては、上記受像器を当該前 面キャビネットに締め付け固定する際、上記開口の周縁から背面側に突設された リブが上記受像面周縁と略密着する。このとき、上記肉薄部が同リブを含めて形 成されているため、このリブ自体が撓みやすくなり、上記開口の周縁部位と上記 受像面周縁との間の密着性が高められる。
【0011】 ところで、当該前面キャビネットを具体的な構成として実現することも可能で ある。その一例として、請求項7にかかる考案は、受像器のフラットな受像面を 外部と対面させることの可能な略矩形状の開口を前面壁と、この前面壁の周縁を 取り囲むように背面側へ延設された側面壁、上面壁および下面壁とを備えるとと もに、同受像器をビス締め固定可能なビス止め用ボスを同前面壁の背面側におけ る四隅に形成した樹脂製の前面キャビネットであって、上記開口の縁部には、背 面側に向けて上記受像面に対して密着可能なリブが突設されており、同リブの各 直線部位と上記前面壁の周縁を取り囲む各壁面との間には、上記ビス締め固定を 行った際、上記ビス止め用ボスが上記受像器の側へ引き寄せられるのに伴って同 前面壁を同受像器の側に向かって撓ませ、同リブを同受像面に略密着させられる ように、最も肉薄になる略矩形状の最肉薄部と、この最肉薄部に向けて徐々に肉 厚を低減させるように形成された傾斜部とを備えつつ、他の部位よりも肉厚が薄 くされた薄肉部が設けられる構成としてある。 すなわち、上記具体的な構成を有する前面キャビネットとして実現することが 有効となる。
【0012】 また、当該前面キャビネットを備えた装置として実現することも可能である。 その一例として、請求項8にかかる考案は、前面側にフラットな受像面を有する 受像器と、上記受像面を外部と対面させることの可能な略矩形状の開口を前面壁 と、この前面壁の周縁を取り囲むように背面側へ延設された側面壁、上面壁およ び下面壁とを備えるとともに、同受像器をビス締め固定可能なビス止め用ボスを 同前面壁の背面側における四隅に形成し、上記開口の縁部には、背面側に向けて 上記受像面に対して密着可能なリブが突設されており、同リブの各直線部位と上 記前面壁の周縁を取り囲む各壁面との間には、上記ビス締め固定を行った際、上 記ビス止め用ボスが上記受像器の側へ引き寄せられるのに伴って同前面壁を同受 像器の側に向かって撓ませ、同リブを同受像面に略密着させられるように、最も 肉薄になる略矩形状の最肉薄部と、この最肉薄部に向けて徐々に肉厚を低減させ るように形成された傾斜部とを備えつつ、他の部位よりも肉厚が薄くされた薄肉 部が設けられる樹脂製の前面キャビネットと、上記前面キャビネットの側面壁、 上面壁および下面壁の背面側端により形成される開口に対して、開口を突き合わ せつつ組み付けられる略筺状樹脂製の後面キャビネットとを備える構成としてあ る。 すなわち、上記具体的な構成を有するテレビジョン装置として実現することが 有効となる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、平面状の受像面を有する受像器を取り付ける場 合であっても、開口の周縁部位と受像面周縁とを略密着させることの可能な前面 キャビネットを提供することができる。 また、請求項2にかかる考案によれば、受像器をビス締め固定するための簡単 な構成を提供することができる。 さらに、請求項3にかかる考案によれば、最も隙間を生じやすい部位において 容易に隙間を解消することができる。 さらに、請求項4にかかる考案によれば、外観デザインに影響を与えることな く肉薄部を形成することができる。
【0014】 さらに、請求項5にかかる考案によれば、前面キャビネットにおける耐久性を 維持しつつ肉薄部を形成することができる。 さらに、請求項6にかかる考案によれば、開口の周縁部位と受像面周縁との間 の密着性を高めることができる。 さらに、請求項7にかかる考案によれば、平面状の受像面を有する受像器を取 り付ける場合であっても、開口の周縁部位と受像面周縁とを略密着させることの 可能な前面キャビネットを具体的な構成で実現することができる。 さらに、請求項8にかかる考案によれば、平面状の受像面を有する受像器を取 り付ける場合であっても、開口の周縁部位と受像面周縁とを略密着させることの 可能なテレビジョン装置を具体的な構成で実現することができる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本考案の実施形態を説明する。 図1は本考案の一実施形態にかかる前面キャビネットの外観を斜視図により示 している。 前面キャビネット10は、後述する受像器20のフラットな受像面21を外部 と対面可能にする略矩形状の開口11aを備えた前面壁11と、前面壁11の周 縁部位から背面側へ略垂直に延設された両側壁12,12、上面壁13および下 面壁14とから構成される。なお、開口11aの周縁には、受像器20が固定さ れる際、受像器20の受像面21と密着させられるように、背面側に向けてリブ 11a1が突設されている。
【0016】 かかる構成により、テレビジョン装置の各種機能を実現するための回路が配置 された基板を下面壁14に組み付けるとともに、受像面21を開口11aに対向 させつつ受像器20を前面壁11に背面側から固定し、両側壁12,12、上面 壁13および下面壁14の背面側端部により形成される開口に後面キャビネット の開口を突き合わせつつ組み付けることで、キャビネットが形成される。 前面壁11における四隅の裏面には、図2に示すように、背面側から後述する ビス30を差し込んで締め付け固定することの可能なビス締め穴11b1を有す る略円柱形状のビス止め用ボス11bがそれぞれに形成されている。一方、受像 器20の各角部には、図3に示すように、受像面21と略平行に側方へ突設され 、前後方向へビスを挿通可能なビス挿通穴22aを備えるビス取り付け部22が それぞれに設けられている。このため、作業者は、ビス挿通穴22aにビス30 を挿通させつつ、ビス締め穴11b1に締め付け固定することで、受像器20を 前面キャビネット10に固定する。
【0017】 また、前面壁11の四隅に形成されたビス止め用ボス11bの周壁面には、隣 接する各壁面12〜14に向けて板状部材11c,11cがそれぞれ一体的に設 けられ、各板状部材11c,11cの先端には、前面壁11から背面側へ突設さ れる略円柱形状の位置決め部材11d,11dがそれぞれ一体的に形成されてい る。このため、受像器20を締め付け固定する際には、受像器20の側壁を各位 置決め部材11d,11dに当接させることで、この受像器20を前面キャビネ ット10の背面側で位置決めさせられる。 このように、受像器20を各位置決め部材11dにより位置決めさせた際、ビ ス取り付け部22とビス止め用ボス11bとの間には、ビス締め代が形成される 。従って、作業者は、ビス30をビス止め用ボス11bに設けられたビス締め穴 11b1に締め付けることで、ビス止め用ボス11bをビス取り付け部22の側 へ引き寄せさせる。
【0018】 従来の前面キャビネットでは、前面壁11が略均一な厚みで形成されていたた め、前面壁11に十分な剛性が与えられ、ビス止め用ボス11bをビス取り付け 部22の側へ引き寄せさせた際、前面壁11が変形しにくかった。 また、受像器20には、ビス取り付け部22の配置位置や全体形状などに製造 時のばらつきが生じやすいことから、作業者がビス30をビス止め用ボス11b に締め付けてビス締め代を解消した後であっても、図4に示すように、リブ11 a1と受像器20の受像面21との間に隙間Aが残されるおそれがあった。
【0019】 すると、作業者は、受像器20を前面キャビネット10にビス締め固定した際 、個々の受像器20について固定位置を調整するなどし、リブ11a1と受像器 20の受像面21との間に隙間が残された隙間Aを解消させなければならず、組 み付け工程における作業効率が良くなかった。 そこで、本実施形態では、前面壁11の構造を工夫することにより、ビス止め 用ボス11bをビス取り付け部22の側へ引き寄せつつ、ビス締め代を解消させ る際、前面壁11を受像面21の側へ変形させてリブ11a1を受像器20の受 像面21に密着させられるようにした。すなわち、受像器20の形状に製造時の ばらつきがあり、ビス締め後、開口11aの周縁部位と受像器20の受像面21 との間に隙間Aが残される可能性がある場合であっても、この前面壁11の変形 によって隙間Aを解消できるようにした。
【0020】 図5は、本実施形態にかかる前面壁11の構成例を示している。 同図に示すように、リブ11a1の各直線部位と前面壁11を取り囲む各壁面 12〜14との間には、他の部位よりも肉厚を薄くした薄肉部11eがそれぞれ に形成されている。この薄肉部11eは、他の部位よりも肉薄に形成されること で、前後方向へある程度の可撓性が与えられているため、作業者がビス締めを行 った際、ビス止め用ボス11bがビス取り付け部22の側へ引き寄せられるのに 伴って受像器20の受像面21の側に向かって撓む。 従って、リブ11a1と受像面21との間に隙間Aが残されるおそれがある場 合であっても、図6に示すように、薄肉部11eとともに前面壁11が背面側へ 撓み、リブ11a1を受像面21に密着させる。
【0021】 ここで、薄肉部11eには、図7〜図9に示すように、最も肉薄になる略矩形 状の最肉薄部11e1に向けて徐々に肉厚を低減させられるように傾斜部11e 2が形成されている。このように肉厚を徐々に変化させているのは、薄肉部11 eと前面壁11の他の部位との間に角張った部分が生じにくく、前面壁11の耐 久性を維持しやすいためである。 また、図10に示すように、薄肉部11eをリブ11a1の一部を含めて形成 することも可能である。すると、リブ11a1は、前面壁11の撓み伴って変形 するだけでなく、リブ11a1自体が薄肉部11eによって受像面21の側に撓 みやすくなるため、リブ11a1を受像面21に密着させやすくなる点で有用と なる。 このように、開口11aの周縁に形成されたリブ11a1の各直線部位と前面 壁11を取り囲む各壁面12〜14との間には、他の部位よりも肉厚を薄くした 薄肉部11eがそれぞれに形成されているため、作業者がビス締め固定を行う際 、ビス止め用ボス11bがビス取り付け部22の側へ引き寄せられるのに伴って 前面壁11がフラットな受像面21の側に向かって撓み、リブ11a1を受像面 21に密着させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる前面キャビネットの外観を
示す斜視図である。
【図2】ビス止め用ボスの構成を示す斜視図である。
【図3】受像器を前面側から見た際の構成を示す平面図
である。
【図4】従来の前面キャビネットに受像器をビス締め固
定した際の状況を示す部分断面図である。
【図5】前面キャビネットを背面側から見た際の構成を
示す平面図である。
【図6】前面キャビネットに受像器をビス締め固定した
際の状況を示す部分断面図である。
【図7】薄肉部の構成を示す平面図である。
【図8】図7のA−A断面を示す断面図である。
【図9】図7のB−B断面を示す断面図である。
【図10】変形例にかかる薄肉部の構成を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
10…前面キャビネット 11…前面壁 11a…開口 11a1…リブ 11b…ビス止め用ボス 11b1…ビス締め穴 11c…板状部材 11d…位置決め部材 11e…薄肉部 11e1…最肉薄部 11e2…傾斜部 12…側壁 13…上面壁 14…下面壁 20…受像器 21…受像面 22…ビス取り付け部 22a…ビス挿通穴 30…ビス A…隙間

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受像器の前面側に形成された受像面を外
    部と対面させることの可能な開口を前面壁に備え、同受
    像器を同前面壁の背面側に形成された固定部に対して締
    め付け固定する樹脂製の前面キャビネットであって、 上記受像器を締め付け固定する際、上記開口の周縁部位
    を上記受像器の受像面側に撓ませて同開口の周縁部位と
    同受像器の受像面縁部とを略密着させることが可能なよ
    うに、同開口の周縁部位に肉薄部を形成したことを特徴
    とする前面キャビネット。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の前面キャビネット
    において、 上記固定部は、上記前面壁から背面側に向けて立設され
    たビス止め用ボスを備えることを特徴とする前面キャビ
    ネット。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の前面キャビネットにおいて、 上記受像器の受像面と上記開口とは、略矩形状であり、 上記固定部は、上記受像面の各角部を締め付け固定可能
    に配置され、 上記肉薄部は、上記開口の周縁各辺付近に形成されるこ
    とを特徴とする前面キャビネット。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の前面キャビネットにおいて、 上記肉薄部は、上記前面壁の背面側に形成されることを
    特徴とする前面キャビネット。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の前面キャビネットにおいて、 上記肉薄部は、徐々に肉厚を薄くさせるように傾斜部が
    形成されることを特徴とする前面キャビネット。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の前面キャビネットにおいて、 上記開口の周縁には、背面側に突設されて上記受像器を
    締め付け固定した際に上記受像面と略密着させられるリ
    ブが形成されており、 上記肉薄部は、上記リブを含めて形成されることを特徴
    とする前面キャビネット。
  7. 【請求項7】 受像器のフラットな受像面を外部と対面
    させることの可能な略矩形状の開口を前面壁と、この前
    面壁の周縁を取り囲むように背面側へ延設された側面
    壁、上面壁および下面壁とを備えるとともに、同受像器
    をビス締め固定可能なビス止め用ボスを同前面壁の背面
    側における四隅に形成した樹脂製の前面キャビネットで
    あって、 上記開口の縁部には、背面側に向けて上記受像面に対し
    て密着可能なリブが突設されており、同リブの各直線部
    位と上記前面壁の周縁を取り囲む各壁面との間には、上
    記ビス締め固定を行った際、上記ビス止め用ボスが上記
    受像器の側へ引き寄せられるのに伴って同前面壁を同受
    像器の側に向かって撓ませ、同リブを同受像面に略密着
    させられるように、最も肉薄になる略矩形状の最肉薄部
    と、この最肉薄部に向けて徐々に肉厚を低減させるよう
    に形成された傾斜部とを備えつつ、他の部位よりも肉厚
    が薄くされた薄肉部が設けられることを特徴とする前面
    キャビネット。
  8. 【請求項8】 前面側にフラットな受像面を有する受像
    器と、 上記受像面を外部と対面させることの可能な略矩形状の
    開口を前面壁と、この前面壁の周縁を取り囲むように背
    面側へ延設された側面壁、上面壁および下面壁とを備え
    るとともに、同受像器をビス締め固定可能なビス止め用
    ボスを同前面壁の背面側における四隅に形成し、上記開
    口の縁部には、背面側に向けて上記受像面に対して密着
    可能なリブが突設されており、同リブの各直線部位と上
    記前面壁の周縁を取り囲む各壁面との間には、上記ビス
    締め固定を行った際、上記ビス止め用ボスが上記受像器
    の側へ引き寄せられるのに伴って同前面壁を同受像器の
    側に向かって撓ませ、同リブを同受像面に略密着させら
    れるように、最も肉薄になる略矩形状の最肉薄部と、こ
    の最肉薄部に向けて徐々に肉厚を低減させるように形成
    された傾斜部とを備えつつ、他の部位よりも肉厚が薄く
    された薄肉部が設けられる樹脂製の前面キャビネット
    と、 上記前面キャビネットの側面壁、上面壁および下面壁の
    背面側端により形成される開口に対して、開口を突き合
    わせつつ組み付けられる略筺状樹脂製の後面キャビネッ
    トとを備えることを特徴とするテレビジョン装置。
JP2000002540U 2000-04-18 2000-04-18 前面キャビネットおよびテレビジョン装置 Expired - Fee Related JP3072614U (ja)

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