JPH10271415A - テレビジョン受信機のキャビネット - Google Patents

テレビジョン受信機のキャビネット

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JPH10271415A
JPH10271415A JP7253997A JP7253997A JPH10271415A JP H10271415 A JPH10271415 A JP H10271415A JP 7253997 A JP7253997 A JP 7253997A JP 7253997 A JP7253997 A JP 7253997A JP H10271415 A JPH10271415 A JP H10271415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
picture tube
opening
cabinet
amount
television receiver
Prior art date
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Pending
Application number
JP7253997A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Ogawa
真次 小川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH10271415A publication Critical patent/JPH10271415A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型の受像管を取り付けた場合でも、キャビ
ネットの開口と受像管を密着させ、隙間を生じさせな
い。 【解決手段】テレビジョン受信機のキャビネット2は、
周縁部に受像管1が取り付けられる略矩形状の開口3を有
し、該開口3の周縁部の奥行き寸法は、受像管1の前面形
状に対して補正して設定され、受像管1取付け時に押圧
撓み変形可能に設けられている。開口3の下端縁中央部
の撓み変形補正量は、他の3辺中央部の撓み変形補正量
よりも大きく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
管、特に大型で重量の大きな受像管が取り付けられるキ
ャビネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、キャビネット(2)に受像管(1)
が取り付けられた状態の正面図、図5はその側面図であ
る。周知の如く、合成樹脂から成るキャビネット(2)に
は略矩形状の開口(3)が開設され、該開口(3)の周縁部
に受像管(1)が取り付けられる。受像管(1)は周囲に巻
回されたバンド(10)により、キャビネット(2)に取り付
けられている。ここに於いて、受像管(1)の前面は略円
弧形を呈しているが、該円弧形状の奥行き寸法にはバラ
付きがある。従って、キャビネット(2)の開口(3)の四
辺の奥行き寸法を、受像管(1)前面の形状に合わせる
と、該受像管(1)のバラ付きにより、受像管(1)がキャ
ビネット(2)に取り付けられた状態で、開口(3)の周縁
と、受像管(1)とが密着せず、テレビジョン受信機の外
観不良を招来することになる。
【0003】そこで、キャビネット(2)の開口(3)の四
辺の奥行き寸法を、受像管(1)の各辺の形状とは違えて
設定することが行われている。具体的には27v受像管
に於いて、開口(3)の四辺の中央で、キャビネット(2)
と受像管(1)を合わせ、開口(3)の四隅にて、キャビネ
ット(2)と受像管(1)を奥行き寸法で0.5mmずらして
補正し、キャビネット(2)を開口(3)の四隅にて押圧撓
み変形可能に設定している。
【0004】図2は受像管(1)の前面の形状を示し、図
3は開口(3)の周縁の形状を点線で示した図である。図
3に於ける数値は、開口(3)の周縁に対する撓み変形補
正量を示しており、負の値はキャビネット(2)と受像管
(1)が合わさったときに、浮いていることを示す。即
ち、受像管(1)取り付け時に、キャビネット(2)の開口
(3)の四隅が押圧撓み変形可能であることを示す。受像
管(1)がキャビネット(2)に取り付けられたときに、キ
ャビネット(2)を僅かに撓み変形させて、開口(3)の周
縁部と受像管(1)の前面を密着させている。
【0005】該開口(3)の四辺の各点と、受像管(1)の
前面との補正量、即ち撓み変形させる量は、受像管(1)
の前面中心Pを原点、即ち0mmとして、水平方向の距離
をX、垂直方向の距離をYとして、以下の式のZ1よ
り、決定される。尚、SQRTとは平方根の意味であ
る。 Z1=Z0−K1 Z0=0.15−1538.3−SQRT((1538.3)2−SQRT(X2+Y2 −6.65)2) K1=0.5×X×Y/(279.4×211.8) Z0は27V受像管(1)の前面の奥行き寸法形状を示
し、K1は該前面形状に対する補正値を示している。2
79.4は開口(3)の水平寸法の1/2、211.8は
開口(3)の垂直寸法の1/2である。尚、開口(3)の四
隅での撓み量を0.5mmとしたのは、これ以上撓ませる
と、キャビネット(2)は合成樹脂からなるから、クラッ
クや白化を生じさせる虞れがあるからである。
【0006】尚、26V受像管にあっては、Z1の式
は、以下式の如く示され、キャビネット(2)の開口
(3)形状は、同様に撓み変形量を補正した値となる。以
下の式に於いて、距離Rと角度θの関係は図2に示され
る。 Z1=Z0−K Z0=R−SQRT(R2−(X2+Y2)) R=(42.6340572−1.200783×COS(2θ)+0.8244 42×COS(4θ)−0.134716×COS(6θ))×25.4 K=0.7×X×Y/(267.0×201.5)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】キャビネット(2)は一
般に合成樹脂から形成されるので、受像管(1)が大型に
なると、該受像管(1)の自重により押圧される開口(3)
の下端縁の撓み変形量が大きくなる。この変形により、
キャビネット(2)の開口(3)の下端縁と、受像管(1)の
下端部との間に隙間ができ、外観不良の原因となる。本
発明は、大型の受像管を取り付けた場合でも、キャビネ
ットの開口と受像管を密着させ、隙間を生じさせないこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】周縁部に受像管(1)が取り
付けられる略矩形状の開口(3)を有し、該開口(3)の周
縁部の奥行き寸法は、受像管(1)の前面に対して補正し
て設定され、押圧撓み変形可能に設けられたテレビジョ
ン受信機のキャビネットに於いて、開口(3)の下端縁中
央部の撓み変形補正量は、他の3辺中央部の撓み変形補
正量よりも大きく設定されている。
【0009】
【作用及び効果】開口(3)の下端縁中央部の撓み変形量
は、他の3辺中央部よりも大きいから、該下端縁に受像
管(1)の自重が加わり、開口(3)の下端縁が押されて
も、受像管(1)と開口(3)の下端縁との隙間の発生を防
止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態を、図を用
いて説明する。図1は、本例に係わるキャビネット(2)
の開口(3)の形状を点線で、受像管(1)の前面形状を実
線で夫々示した図である。受像管(1)は、従来と同様、
図5に示すようにキャビネット(2)に取り付けられる。
本例にあっては、受像管(1)の自重が加わることによ
り、他の3辺よりも変形量が大きくなる開口(3)の下端
縁の撓み変形補正量を、他の3辺の撓み変形補正量より
も大きくする。これにより、キャビネット(2)に受像管
(1)が取り付けられたときに、開口(3)の下端縁と、受
像管(1)前面との隙間の発生を防ぐことを目的とする。
【0011】図1に於ける数値は、受像管(1)の前面中
心Pを原点として、開口(3)の周縁に対する奥行き寸法
の補正量を示しており、負の値はキャビネット(2)と受
像管(1)が合わさったときに、浮いていることを示す。
即ち、受像管(1)取り付け時に押圧撓み変形可能である
ことを示す。また正の値は、キャビネット(2)と受像管
(1)が合わさったときに、既に撓み変形していることを
示す。開口(3)の下端縁以外の3辺の形状は、前記式
により決定されるが、下端縁の形状は、以下の式のZ2
により決定される。 Z2=Z0−K2+0.5 K2=1.0×(X×Y)/(279.4×211.8) Z0は式で示したように、受像管(1)の前面の形状で
ある。また、X、Yは原点Pからの夫々水平、垂直方向
の距離を示す。出願人は、式を29インチの受像管
(1)に対応するキャビネット(2)に用いることを予定し
ている。
【0012】図1に示すように、開口(3)の下端縁中央
部の撓み変形補正量は、0.5mmであり、他の3辺の中
央部の撓み変形補正量が0mmであるから、開口(3)の下
端縁の撓み変形補正量は、他の3辺の撓み変形補正量よ
りも大きい。また、下端縁の両側は、キャビネット(2)
に受像管(1)が取り付けられるときに、0.5mm撓ませ
るから、該取り付け時には、開口(3)の下端縁を、1.
0mm撓ませることになる。即ち、開口(3)の下端縁が受
像管(1)の自重により、撓む量が大きいことを想定し、
予め撓み変形補正量を、他の3辺より大きくしているの
である。
【0013】これにより、大型の受像管(1)がキャビネ
ット(2)に取り付けられたときに、開口(3)の下端縁
と、受像管(1)の前に隙間が生じることはなく、受像管
(1)はキャビネット(2)に密着して取り付けられる。該
隙間が発生したときには、隙間にワッシャ等を挿入して
隙間をなくす作業が必要となるが、本例に係わるキャビ
ネットにあっては、かかる作業も不要となる。
【0014】尚、実施例は本発明を説明するためのもの
であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は
範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各
部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載
の技術的範囲内で種々の変形が可能であるのは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビネットの開口の形状を点線で示した斜視
図である。
【図2】従来のキャビネットの開口を点線で示した斜視
図である。
【図3】受像管の前面形状の斜視図である。
【図4】テレビジョン受信機の正面図である。
【図5】同上の側面図である。
【符号の説明】
(1) 受像管 (2) キャビネット (3) 開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁部に受像管(1)が取り付けられる略
    矩形状の開口(3)を有し、該開口(3)の周縁部の奥行き
    寸法は、受像管(1)の前面形状に対して補正して設定さ
    れ、受像管(1)取り付け時に押圧撓み変形可能に設けら
    れたテレビジョン受信機のキャビネットに於いて、 開口(3)の下端縁中央部の撓み変形補正量は、他の3辺
    中央部の撓み変形補正量よりも大きく設定されたテレビ
    ジョン受信機のキャビネット。
  2. 【請求項2】 開口(3)の下端縁中央部の撓み変形補正
    量は、他の3辺中央部の撓み変形補正量よりも0.5mm
    大きく設定された請求項1に記載のテレビジョン受信機
    のキャビネット。
JP7253997A 1997-03-26 1997-03-26 テレビジョン受信機のキャビネット Pending JPH10271415A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6536855B2 (en) 2000-04-18 2003-03-25 Funai Electric Co., Ltd. Front cabinet and television set
EP2059036A1 (en) * 2007-11-08 2009-05-13 Funai Electric Co., Ltd. Display

Cited By (4)

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DE10118406B4 (de) * 2000-04-18 2006-10-12 Funai Electric Co., Ltd., Daito Gehäusevorderteil und Fernsehgerät
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US7999883B2 (en) 2007-11-08 2011-08-16 Funai Electric Co., Ltd. Display

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Effective date: 20011106