JP3072216B2 - エアーバッグ用シリコーンゴムコーティング布 - Google Patents

エアーバッグ用シリコーンゴムコーティング布

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアーバッグ用シリコー
ンゴムコーティング布に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】ポリアミド繊維(ナイロン
66繊維)基布にシリコーンゴムがコーティングされた
シリコーンゴムコーティング布からなるエアーバッグが
実用化され、旧来のクロロプレンゴムコーティング布か
らなるエアーバッグに取って代わろうとしている。た
だ、この分野の技術進歩は目ざましく、次世代のエアー
バッグはノンコート基布からなるものが主流になるので
あろうと言われている。しかし、ノンコート基布からな
るエアーバッグが実用化されるためには、基布の柔軟
化,難燃化,裁断時の織布のほつれ等の問題があり、ま
だまだ解決しなければならない点も多く実用化に至って
いない。一方、現行のシリコーンゴムコーティング布に
ついてもシリコーンゴムのコーティング量を減量させる
検討が行われている。しかし、ここで新たな問題点とし
て、シリコーンゴムのコーティング量(現行のエアーバ
ッグ用シリコーンゴムコーティング布のシリコーンゴム
コーティング量は50g/m2以上である。)を減らす
とシリコーンゴムコーティング布の難燃性が著しく低下
するという問題点があった。この原因は、シリコーンゴ
ムのコーティング量が多い時は、ポリアミド繊維基布の
燃焼性をシリコーンゴム自身の自己消炎性で抑えること
ができたが、シリコーンゴムのコーティング量が少なく
なると、もはやポリアミド繊維基布の燃焼性をシリコー
ンゴム自身の自己消炎性で抑えることが不可能になるた
めであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らはこのよう
な問題点を解決すべく鋭意研究した結果、本発明を為す
に至った。即ち、本発明の目的は、柔軟性に優れたエア
ーバッグ用シリコーンゴムコーティング布であり、特
に、シリコーンゴムのコーティング量が少ないにもかか
わらず、難燃性に優れるという特徴を有するエアーバッ
グ用シリコーンゴムコーティング布を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記目的
は、 (A)1分子中に2個以上のアルケニル基を含有するジオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)微粉末状シリカ 5〜100重量部、 (C)白金または白金系化合物 (A)成分100万重量部に対して 金金属として1〜1000重量部、 (D)微粉末状の炭酸マンガンまたは炭酸亜鉛 0.5〜100重量部 および (E)有機過酸化物またはオルガノハイドロジェンポリシロキサン 本発明組成物を硬化させるに十分な量 から成るシリコーンゴム組成物を有機溶剤に溶解させた
組成物を、合成繊維基布にシリコーンゴム組成物として
40g/m2以下コーティングし、硬化させてなること
を特徴とする、エアーバッグ用シリコーンゴムコーティ
ング布によって達成される。
【0005】これを説明するに、本発明に使用されるシ
リコーンゴム組成物は合成繊維基布に柔軟性,難燃性を
付与し、エアーバッグ用として好適とされる布にするた
めの成分である。かかるシリコーンゴムを構成する(A)
成分のジオルガノポリシロキサンは、1分子中に2個以
上のアルケニル基を有することが必要である。かかるジ
オルガノポリシロキサンの代表例は、一般式
【化1】 (式中、Rはメチル基,エチル基,プロピル基等のアル
キル基;ビニル基,アリル基等のアルケニル基;フェニ
ル基等のアリール基;3,3,3−トリプロピル基等のハ
ロゲン化アルキル基で例示される置換もしくは非置換の
1価炭化水素基である。nは1.9〜2.1である。)で
表される実質的に直鎖状のオルガノポリシロキサンであ
る。このジオルガノポリシロキサンの粘度は、25℃に
おける粘度が100センチポイズ以上のものが好まし
く、シリコーンゴムコーティング膜の強度と配合作業性
等を考慮すると25℃における粘度が5,000センチ
ポイズ以上のものがより好ましい。本成分の具体例とし
ては、例えば両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメ
チルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体,両
末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン
・メチルフェニルシロキサン共重合体,両末端トリメチ
ルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシ
ロキサン共重合体,両末端ジメチルビニルシロキシ基封
鎖ジメチルポリシロキサンが挙げられる。
【0006】(B)成分の微粉末状シリカは、シリコーン
ゴムコーティング膜の機械的強度を向上させる働きを
し、従来からシリコーンゴムの補強性充填剤として使用
されており周知とされているものが使用可能である。こ
のような微粉末状シリカとしては、乾式法シリカ,沈降
法シリカが例示される。これらの中でも粒子径が50ミ
リミクロン以下、比表面積が50m2/g以上の超微粉
末状のシリカが好ましい。また、表面処理シリカ、例え
ば、オルガノシラン,オルガノシラザン,ジオルガノシ
クロポリシロキサンなどで予め表面処理された微粉末状
シリカはさらに好適である。
【0007】(C)成分の白金または白金系化合物として
は、白金微粉末,白金黒,塩化白金酸,塩化白金酸のオ
レフィン錯体,塩化白金酸とメチルビニルシロキサンと
の錯体が例示される。本成分の添加量は(A)成分100
万重量部に対して、白金として1〜1000重量部であ
り、好ましくは1〜100重量部である。
【0008】(D)成分の炭酸マンガンまたは炭酸亜鉛は
燃焼時に炭酸ガスを放出して、シリコーンゴムコーティ
ング膜をスポンジ状に変化させて、炎と熱が伝播するこ
とを防ぐ役目をする重要な成分である。かかる炭酸マン
ガンまたは炭酸亜鉛は微粉末状であることが必要であ
り、その平均粒子径が50ミクロンメータ以下であるも
のが好ましい。本成分の配合量は(A)成分100重量部
に対して0.5〜100重量部の範囲である。
【0009】(E)成分の有機過酸化物またはオルガノハ
イドロジェンポリシロキサンは、シリコーンゴム組成物
を硬化させるための硬化剤あるいは架橋剤である。前者
の有機過酸化物としては、例えば、ベンゾイルパーオキ
サイド,2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド,
P−クロルベンゾイルパーオキサイド,O−クロルベン
ゾイルパーオキサイドが例示される。後者のオルガノハ
イドロジェンポリシロキサンは、1分子中に少なくとも
2個のケイ素原子結合水素原子を含有することが必要で
ある。かかるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと
しては、例えば、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチ
ルハイドロジェンポリシロキサン,両末端トリメチルシ
ロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェ
ンシロキサン共重合体,環状メチルハイドロジェンポリ
シロキサン等が例示される。
【0010】このシリコーンゴム組成物は、上記のよう
な(A)〜(E)成分からなるものであるが、これにはポリ
アミド繊維織布,ポリエステル繊維織布等の合成樹脂基
布に対する接着性を向上させるためにエポキシ基とケイ
素原子結合加水分解性基を含有する有機ケイ素化合物を
添加配合してもよい。このような有機ケイ素化合物とし
ては、エポキシ基とケイ素原子結合メトキシ基を有する
ジメチルポリシロキサン,エポキシ基とケイ素原子結合
メトキシ基を有するメチルビニルポリシロキサン,エポ
キシ基とケイ素原子結合メトキシ基を有するジメチルポ
リシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体,エポ
キシ基とケイ素原子結合メトキシ基を有するメチルハイ
ドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体等
(特開平5−25435公報参照)や、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン,β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランがある。
この成分の添加配合量は(A)成分100重量部に対して
0.1〜10重量部である。また、シリコーンゴムコー
ティング皮膜自身の難燃性をさらに向上させるために、
カーボンブラック,γ−型3,2酸化鉄,4,3−酸化
鉄,フュームド二酸化チタン等の難燃性付与剤の1種ま
たは2種以上を添加配合してもよい。この成分の添加配
合量は(A)成分100重量部に対して0.1〜50重量
部である。
【0011】このシリコーンゴム組成物を製造するに
は、例えば、上記(A)成分〜(D)成分あるいは必要に応
じて(A)成分〜(D)成分に上述のような各種添加剤を配
合し、これを2本ロール,ニーダーミキサー,加圧ニー
ダーミキサー,ロスミキサー等の混合機で均一に混練し
てシリコーンゴムベースを調製した後、これに硬化剤あ
るいは架橋剤である(E)成分を添加配合するとよい。こ
のシリコーンゴム組成物にはさらに従来からシリコーン
ゴムの添加剤として周知されている各種添加剤、例えば
ベンガラ,希土類酸化物,セリウムシラノレート等の耐
熱剤、アセチレンアルコール等の白金の反応抑制剤を少
量添加配合することは本は明の目的を損なわない限り差
し支えない。
【0012】本発明のエアーバッグ用シリコーンゴムコ
ーティング布は上記のようなシリコーンゴム組成物を
機溶剤に溶解した組成物を、合成繊維基布にシリコーン
ゴム組成物として40g/m2以下コーティングし、硬
化させてなるエアーバッグ用シリコーンゴムコーティン
グ布であるが、ここで、合成繊維基布としてはポリアミ
ド繊維からなる布帛,ポリエステル繊維からなる布帛が
代表的である。また、シリコーンゴム組成物のコーティ
ング量は40g/m2以下であることが必要である。こ
れは、40g/m2を越えると柔軟性が低下し、特に高
価なシリコーンゴム組成物を多量に使用することになる
のでコスト的に不利になるからである。また、このシリ
コーンゴム組成物を合成繊維基布にコーティングするに
際しては、このシリコーンゴム組成物をキシレン,トル
エンなどの有機溶剤に溶解し、適宜コーティングし易い
粘度に調整する。このシリコーンゴム組成物を有機溶剤
に溶解した組成物を合成繊維基布にコーティングした後
は、このシリコーンゴム組成物を硬化させるのに十分な
温度条件下、例えば100〜160℃の温度条件下で加
熱処理すればよい。
【0013】以上のような本発明のエアーバッグ用シリ
コーンゴムコーティング布は、柔軟性に優れ、特にシリ
コーンゴムのコーティング量が40g/m2以下という
少ない量であるにもかかわらず難燃性に優れている。こ
の難燃性はFMVSS−302(Federal Motor Vehicl
e Safety Standard-302)に合格する。
【0014】
【実施例】次に本発明を実施例によって説明する。実施
例中、部とあるのは重量部のことであり、粘度は25℃
における値であり、cStはセンチストークスを表し、
また、Meはメチル基,Viはビニル基を表す。エアー
バッグ用シリコーンゴムコーティング布の難燃性の評価
は、FMVSS−302(Federal Motor VehicleSafet
y Standard-302)に規定する方法に従って、燃焼距離,
燃焼秒数,燃焼速度を測定した。ここで、燃焼距離は、
試料(幅10cm×長35cm)のコーティング面を上側に
して、FMVSS−302に規定する方法に従って燃焼
させた時、炎が消えるまでの燃焼距離(cm)を測定し
た。全焼はAB2点間距離(25cm)を燃え尽きてしま
ったことを意味する。燃焼時間は、AB2点間(距離2
5cm)のA点に炎が達した時から消炎するまでの時間
(秒数)である。
【0015】
【実施例1】ジメチルシロキサン単位99.85モル
%,メチルビニルシロキサン単位0.15モル%からな
る両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖のジメチルシロ
キサン・メチルビニルシロキサン共重合体生ゴム(重合
度3,000)100部、粘度60cStの両末端シラ
ノール基封鎖ジメチルポリシロキサン7.0部、比表面
積200m2/gの乾式シリカ35部をニーダーミキサ
ーに投入して、加熱下均一になるまで混練してシリコー
ンゴムベースを得た。これに微粉末状の炭酸マンガン3
0部,塩化白金酸の1重量%イソプロピルアルコール溶
液0.5部,ヒュームド二酸化チタン5部を添加してシ
リコーンゴムコンパウンドを得た。このシリコーンゴム
コンパウンド30部をトルエン70部に室温で攪拌しな
がら溶解した。つづいて、得られたトルエン溶液100
部に2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイドの50
重量%シリコーンオイルペースト3部と表1に示す各種
添加剤を加えてシリコーンゴム組成物のトルエン溶液を
調製した。次いで、この溶液をナイロン66布帛(42
0デニール)にコーティングし、硬化させて、エアーバ
ッグ用シリコーンゴムコーティング布を作成した。ここ
で、このコーティング方法はコーターを使用してシリコ
ーンゴムのコーティング量が30g/m2になるように
コーティングし、これをオーブン中で90℃で2分間風
乾した後、120℃で5分間加熱硬化させてエアーバッ
グ用シリコーンゴムコーティング布を作った。次いで、
この布の難燃性をFMVSS−302に規定する方法に
従って測定した。これらの結果を表1に示した。
【0016】
【表1】
【0017】
【比較例1】実施例1において、炭酸マンガン30部の
替わりに平均粒子径5ミクロンメーターの石英粉末30
部を使用した以外は実施例1と同様にしてシリコーンゴ
ムコンパウンドを調製した。以下、実施例1と同様にし
てこのシリコーンゴムコンパウンドからシリコーンゴム
組成物のトルエン溶液を調製し、エアーバッグ用シリコ
ーンゴムコーティング布を調製した。ここで、ナイロン
66布帛へのコーティング方法およびエアーバッグ用シ
リコーンゴムコーティング布の難燃性の評価方法は実施
例1と同様におこなった。これらの結果を表2に示し
た。
【0018】
【表2】
【0019】
【実施例2】ジメチルシロキサン単位99.85モル
%,メチルビニルシロキサン単位0.15モル%からな
る両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖のジメチルシロ
キサン・メチルビニルシロキサン共重合体生ゴム(重合
度3,000)100部、粘度60cStの両末端シラ
ノール基封鎖ジメチルポリシロキサン3.0部、比表面
積100m2/gのジメチルジクロロシラン処理乾式シ
リカ35部をニーダーミキサーに投入して加熱下均一に
なるまで混練してシリコーンゴムベースを得た。これに
微粉末状の炭酸マンガン30部を2ロールミルで混練
し、シリコーンゴムコンパウンドを得た。このシリコー
ンゴムコンパウンド30部をトルエン70部に室温で攪
拌しながら溶解した。つづいて、得られたトルエン溶液
100部に平均分子式が
【化2】 で示されるメトキシ基とエポキシ基を含有するメチルハ
イドロジェンポリシロキサン1.0部、塩化白金酸とジ
ビニルテトラメチルジシロキサンとの錯体0.5部(白
金濃度0.4重量%)と硬化抑制剤として3,5−ジメチ
ル−1−ヘキシン−3−オール0.5部を加えて均一に
混合して、シリコーンゴムコンパウンドを得た。このシ
リコーンゴムコンパウンド30部をトルエン70部に室
温で攪拌しながら溶解した。つづいて、表3に示す各種
添加剤を所定量加えてシリコーンゴム組成物のトルエン
溶液を調製した。以下、実施例1と同様にしてこの溶液
を使用してエアーバッグ用シリコーンゴムコーティング
布を作成し、その特性を実施例1と同様にして評価し
た。これらの結果を表3に示した。
【0020】
【表3】
【0021】
【比較例2】実施例2において、炭酸マンガン30部の
替わりに平均粒子径5ミクロンメーターの石英粉末30
部を添加配合した以外は実施例2と同様にしてシリコー
ンゴム組成物のトルエン溶液を調製した。以下、実施例
2と同様にしてこのシリコーンゴム組成物のトルエン溶
液を使用してエアーバッグ用シリコーンゴムコーティン
グ布を作成した。このエアーバッグ用シリコーンゴムコ
ーティング布の難燃性を測定し、その結果を表4に示し
た。
【0022】
【表4】
【0023】
【実施例3】実施例2において、炭酸マンガン30部の
替わりに微粉末状の炭酸亜鉛30部を配合した以外は実
施例1と同様にしてシリコーンゴム組成物のトルエン溶
液を調製した。以下、この溶液を使用して実施例1と同
様にエアーバッグ用シリコーンゴムコーティング布を作
成し、その特性を実施例2と同様にして評価した。これ
らの結果を表5に示した。
【0024】
【表5】
【0025】
【実施例4】実施例2において、ナイロン66布帛の代
わりにポリエステル布帛(420デニール)を使用した
以外は実施例2と同様にしてエアーバッグ用シリコーン
ゴムコーティング布を作成して、その特性を実施例2と
同様にして評価した。これらの結果を表6に示した。
【0026】
【表6】
【0027】
【比較例3】比較例2において、ナイロン66布帛の代
わりにポリエステル布帛(420デニール)を使用した
以外は比較例2と同様にしてエアーバッグ用シリコーン
ゴムコーティング布を作成して、その特性を比較例2と
同様にして評価した。これらの結果を表7に示した。
【0028】
【表7】
【0029】
【発明の効果】本発明のエアーバッグ用シリコーンゴム
コーティング布は、(A)成分〜(E)成分からなり、特に
(D)成分の微紛末状の炭酸マンガンまたは炭酸亜鉛を含
有するシリコーンゴム組成物を合成繊維基布に40g/
2以下コーティングし、硬化させているので、柔軟性
に優れ、特に、シリコーンゴムのコーティング量が少な
いにもかかわらず、難燃性に優れるという特徴を有す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B60R 21/16 D06M 101:00 (56)参考文献 特開 平5−25435(JP,A) 特開 昭52−14654(JP,A) 特開 平3−59174(JP,A) 特開 平2−300386(JP,A) 特開 昭49−63744(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06M 15/643

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)1分子中に2個以上のアルケニル基
    を含有するジオルガノポリシロキサン
    100重量部、 (B)微粉末状シリカ
    5〜100重量部、 (C)白金または白金系化合物 (A)成分
    100万重量部に対して白金として1〜1000重量
    部、 (D)微粉末状の炭酸マンガンまたは炭酸亜鉛
    0.5〜100重量部および (E)有機過酸化物またはオルガノハイドロジェンポリシ
    ロキサン 本発明組成物を硬化させるに十分な量 から成るシリコーンゴム組成物を有機溶剤に溶解した組
    成物を合成繊維基布にシリコーンゴム組成物として40
    g/m2以下コーティングし、硬化させてなることを特
    徴とする、エアーバッグ用シリコーンゴムコーティング
    布。
  2. 【請求項2】 シリコーンゴム組成物が、さらに、エポ
    キシ基とケイ素原子結合加水分解性基を含有する有機ケ
    イ素化合物0.1〜10重量部を含有するものである請
    求項1記載のエア−バッグ用シリコーンゴムコーティン
    グ布。
  3. 【請求項3】 シリコーンゴム組成物が、さらに、カー
    ボンブラック,γ−3,2酸化鉄,4,3酸化鉄,酸化チ
    タンからなる群より選ばれる化合物0.1〜50重量部
    を含有するものである請求項1記載のエア−バッグ用シ
    リコーンゴムコーティング布。
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