JP2001055510A - シリコーンエマルジョン組成物およびそれにより表面処理されたエアバッグ用基布 - Google Patents

シリコーンエマルジョン組成物およびそれにより表面処理されたエアバッグ用基布

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JP2001055510A
JP2001055510A JP11234041A JP23404199A JP2001055510A JP 2001055510 A JP2001055510 A JP 2001055510A JP 11234041 A JP11234041 A JP 11234041A JP 23404199 A JP23404199 A JP 23404199A JP 2001055510 A JP2001055510 A JP 2001055510A
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JP11234041A
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Yoshito Osawa
芳人 大沢
Yoshinobu Takahashi
吉信 高橋
Hiroshi Ohashi
博司 大橋
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成繊維、天然繊維などからなる織物の表面
コーティング処理に適し、織物表面との密着性、表面コ
ーティング後、基布に優れた柔軟性、難燃性を付与し得
るシリコーンエマルジョン組成物。 【解決手段】 (A)1分子中にケイ素原子に結合する
ヒドロキシル基を少なくとも2個有し、ケイ素原子に結
合する1価有機基中にアルケニル基を0.01〜20モル%含
有するオルガノポリシロキサン、(B)1分子中にケイ
素原子に結合する水素原子を少なくとも2個有するオル
ガノポリシロキサン、(C)コロイダルシリカ及び/ま
たはポリオルガノシルセスキオキサン、(D)アミノ基
含有オルガノアルコキシシランと酸無水物の反応生成
物、(E)縮合反応触媒からなる成分を界面活性剤存在
下に乳化分散させたシリコーンエマルジョン組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は架橋性のシリコーン
エマルジョン組成物に関するものであり、水を除去する
だけで容易に硬化ゴム皮膜を形成するのでコーティング
剤として有用である。
【0002】
【従来の技術】硬化してゴム皮膜を形成する架橋性シリ
コーンエマルジョン組成物については従来、種々の組成
物からなるものが知られている。例えば、アニオン的に
安定化されたヒドロキシル化ジオルガノポリシロキサ
ン、コロイダルシリカおよび有機スズ化合物または有機
アミン化合物からなり、pHが9〜11.5の範囲にあるシリ
コーンエマルジョン組成物(特開昭56-16553号)、環状
オルガノシロキサンとアミノアルキルトリアルコキシシ
ラン等の官能基含有オルガノトリアルコキシシランとを
スルホン酸系あるいは第4級アンモニウム塩系界面活性
剤の存在下で乳化重合してなるオルガノポリシロキサン
ラテックス組成物(特開昭54-131661号 )、ジメチルシ
ロキサン単位とモノフェニルシロキサン単位とからなる
シロキサンブロックコポリマー、水、カチオン系界面活
性剤、充填剤およびアミノシランからなるシリコーンラ
テックス組成物(USP3,817,894 )、ヒドロキシル基
含有オルガノポリシロキサン、コロイダルシリカ、アミ
ノシランと酸無水物の反応物、硬化触媒からなるシリコ
ーン水性エマルジョン組成物(特公昭60-22018、日本特
許第2590649 号)、ヒドロキシル基含有オルガノポリシ
ロキサン、Si-H含有オルガノポリシロキサン、コロイダ
ルシリカ、アミド基およびカルボキシル基含有シラン、
エポキシ基含有シラン、硬化用触媒からなるシリコーン
エマルジョン組成物(特開平8-85760 号)、アルケニル
基含有オルガノポリシロキサン、Si-H含有オルガノポリ
シロキサン、コロイダルシリカ、アミノシランと酸無水
物の反応物、エポキシシラン、付加反応触媒からなるシ
リコーンエマルジョン組成物(特開平9-208826号)、分
子末端が水酸基で封鎖されたハイドロジェンシロキサ
ン、乳化剤、水、硬化触媒からなるシリコーンエマルジ
ョン組成物(特開平9-208900号)、コロイダルシリカ−
シリコーンコアシェル体、硬化触媒、乳化剤、水、硬化
触媒からなるシリコーンエマルジョン組成物(特開平9
−208901、208902、208903号)、ヒドロキシル基及びア
ルケニル基含有オルガノポリシロキサン、コロイダルシ
リカ、アミノシランと酸無水物の反応物、硬化触媒から
なるシリコーンエマルジョン組成物(特開平10-202163
号)等が提案されている。しかしながら、いずれもナイ
ロン布等に表面コーティングした時に基布との密着性、
難燃性を両立させることは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】合成繊維、天然繊維な
どからなる織物等の表面コーティング処理に適し、該織
物表面との密着性、表面コーティング後の基布の柔軟性
に優れ、良好な難燃性を付与しうるシリコーンエマルジ
ョン組成物およびそれらを表面処理してなるエアバッグ
用基布を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決した架橋性のシリコーンエマルジョン組成物及びそれ
より表面処理されたエアバッグ用基布に関するもので、
これは、 (A)1分子中にケイ素原子に結合するヒドロキシル基を少なくとも2個有し、 ケイ素原子に結合する1価有機基中にアルケニル基を0.01〜20モル%含有 するオルガノポリシロキサン 100重量部 (B)1分子中にケイ素原子に結合する水素原子を少なくとも2個有するオルガ ノポリシロキサン 0.1〜20重量部 (C)コロイダルシリカ及び/またはポリオルガノシルセスキオキサン 1〜50重量部 (D)アミノ基含有オルガノアルコキシシランと酸無水物の反応生成物 0.5〜20重量部 (E)縮合反応触媒 0.01〜10重量部 からなる成分を界面活性剤存在下に乳化分散させたシリ
コーンエマルジョン組成物である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明で使用される各成分に
ついて詳述する。 (A)成分におけるオルガノポリシロキサンは、1分子
中にケイ素原子に結合するヒドロキシル基を少なくとも
2個有し、ケイ素原子に結合する1価有機基中にアルケ
ニル基を0.01〜20モル%含有するものであり、 一般式:(X)3Si-O-[Si(Y)2-O]a-[Si(R)2-O]b-Si(X)3
示される。[ここで、Rは同一または異種の炭素数1〜
20のアルキル基または炭素数6〜20のアリール基、Xは
同一または異種の炭素数1〜20のアルキル基または炭素
数6〜20のアリール基、炭素数1〜20のアルコキシ基、
水酸基または炭素数2〜20のアルケニル基、YはXまた
は -[O-SiX2]c-X で示される同一または異種の基、aは
0〜1,000 の正数、bは 100〜10,000の正数、cは1〜
1,000 の正数] ここで、Rは同一または異種の炭素数1〜20のアルキル
基または炭素数6〜20のアリール基であり、具体的には
メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、
テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、フェニル、
トリル、ナフチル基などが挙げられるが、好ましくはメ
チル基である。
【0006】Xは同一または異種の炭素数1〜20のアル
キル基または炭素数6〜20のアリール基、炭素数1〜20
のアルコキシ基、水酸基または炭素数2〜20のアルケニ
ル基であり、具体的には水酸基以外にメチル、エチル、
プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘ
キサデシル、オクタデシル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル、シクロヘプチル、フェニル、トリル、ナフチ
ル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ヘキ
シルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、デシル
オキシ、テトラデシルオキシ、ビニル、アリル基などが
挙げられる。YはXまたは -[O-SiX2]c-X で示される同
一または異種の基である。aは 1,000より大きくなると
得られるゴムの皮膜が柔軟性の不十分なものとなるので
0〜1,000 の正数、好ましくは0〜200 の正数である。
bは 100未満ではゴム皮膜が柔軟性の乏しいものとな
り、10,000より大きいとその引裂き強度が低下するので
100〜10,000の正数、好ましくは1,000 〜5,000 の正数
であり、cは1〜1,000の正数である。また、架橋性の
面から1分子中に少なくとも2 個以上のヒドロキシル基
を有する必要があり、1価有機基中に含有されるアルケ
ニル基の量は0.01モル%より少ないと難燃性付与効果が
乏しく、20モル%より多くしてもそれ以上の難燃性付与
効果が得られないため0.01〜20モル%とされる。より好
ましくは0.05〜15モル%、さらに好ましくは 0.1〜10モ
ル%であり、アルケニル基としてはビニル基が好まし
い。
【0007】このような(A)成分のオルガノポリシロ
キサンの具体例としては、下記のものなどが挙げられ
る。 HO-Si(CH3)2-O-[Si(CH3)(CH=CH2)-O]a-[Si(CH3)2-O]b-S
i(CH3)2-OH HO-Si(CH3)2-O-[Si(OH)(CH=CH2)-O]a-[Si(CH3)2-O]b-Si
(CH3)2-OH HO-Si(CH3)2-O-[Si(CH3)(CH=CH2)-O]a-[Si(OH)(CH=CH2)
-O]a-[Si(CH3)2-O]b-Si(CH3)2-OH HO-Si(CH3)2-O-[Si(CH3)(CH=CH2)-O]a-[Si(OH)(CH3)-O]
a-[Si(CH3)2-O]b-Si(CH3)2-OH HO-Si(CH3)2-O-[Si(CH3)(CH=CH2)-O]a-[Si(OH)(C6H5)-
O]a-[Si(CH3)2-O]b-Si(CH 3)2-OH
【0008】このようなオルガノポリシロキサンは、公
知の方法によって合成することが出来る。例えば、金属
水酸化物のような触媒存在下にオクタメチルシクロテト
ラシロキサン等の環状シロキサンと2,4,6,8−テ
トラメチル−2,4,6,8−テトラビニルシクロテト
ラシロキサン、α,ω−ジヒドロキシシロキサンオリゴ
マー等を平衡化反応させることにより得られる。また、
この(A)成分はエマルジョンの形態で使用されること
が好ましいので、このものは公知の乳化重合法でエマル
ジョンとすればよく、従ってこれは予め環状シロキサン
あるいはα,ω−ジヒドロキシシロキサンオリゴマー、
ビニル原料としてビニル基含有シロキサンオリゴマーま
たはビニル基含有アルコキシシラン、その他の原料とし
てシロキサンオリゴマー、アルコキシシラン等をアニオ
ン系界面活性剤あるいはカチオン系界面活性剤を用いて
水中に乳化分散させた後、必要に応じて酸、アルカリ性
物質等の触媒を添加して重合反応を行うことにより容易
に合成することが出来る。
【0009】つぎに、(B)成分の1分子中にケイ素原
子に結合する水素原子を少なくとも2個有するオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンは、上述した(A)成分
の架橋剤および基布との密着向上剤となるものであり、
一般式:Q-[Si(R)2-O]d-[Si(H)(R)-O]e-Si(R)2-Qで示さ
れる。[ここでRは前記と同じ、Q はRまたは水素原
子、d は1〜1,000 の正数、eは0または1〜1,000 の
正数、ただしe=0の場合Qは水素原子であり、e=1
の場合Qの少なくとも1個は水素原子である。] このものは、架橋性の面から1分子中に少なくとも2個
の、Si-H結合を含有する必要がある。このようなオルガ
ノハイロドジェンポリシロキサンの具体例としては、下
記のものなどが挙げられる。 CH3-[Si(CH3)2-O]d-[Si(H)(CH3)-O]e-Si(CH3)3,(CH3)3
Si-O-[Si(H)(CH3)-O]e-Si(CH3)3 ,H-[Si(CH3)2-O]d-[S
i(H)(CH3)-O]e-Si(H)(CH3)2 ,H-[Si(CH3)2-O]d-Si(H)
(CH3)2
【0010】これらも(A)成分のオルガノポリシロキ
サンと同様にオクタメチルシクロテトラシロキサン等の
環状シロキサンと2,4,6,8−テトラメチルシクロ
テトラシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、1,
1,3,3−テトラメチルジシロキサンから選択される
化合物を平衡化反応させることにより合成することが出
来る。また、メチルジクロロシラン、トリメチルクロロ
シラン、ジメチルクロロシラン等の共加水分解縮合反応
による従来公知の方法により合成することもできる。な
お、この(B)成分もエマルジョンの形態で使用される
ことが好ましいが、(B)成分の配合量は(A)成分 1
00重量部に対して、 0.1重量部未満では架橋性が不十分
となってシリコーンゴム皮膜の強度が低下するととも
に、密着性、難燃性の向上効果がなくなり、20重量部を
超えると皮膜が硬くなりすぎて、柔軟性が低下するの
で、 0.1〜20重量部であるが、好ましい範囲は 0.5〜15
重量部である。
【0011】つぎに、(C)成分のコロイダルシリカ及
び/またはポリオルガノシルセスキオキサンは皮膜補強
剤として添加するものであり、これは具体的にはコロイ
ダルシリカ、トリメトキシメチルシランの加水分解縮合
物であるポリメチルシルセスキオキサン等が挙げられ
る。コロイダルシリカとしては、市販のものを使用する
ことも可能で、その種類に制限はないが,例えば,粒径
5〜50nmでナトリウム、アンモニウム、アルミニウム
などで安定化したものでよく、具体的にはスノーテック
ス(日産化学社製)、ルドックス(デュポン社製)、シ
リカドール(日本化学工業社製)、アデライトAT(旭
電化工業社製)、カタロイドS(触媒化成工業社製)な
どが挙げられる。
【0012】ポリメチルシルセスキオキサンは、界面活
性剤水溶液に縮合触媒として硫酸などの酸、または水酸
化カリウム等のアルカリ化合物を添加し、さらにトリメ
トキシメチルシランを滴下、攪拌する方法により、ポリ
メチルシルセスキオキサンを含有した乳化物が得られ
る。この際、ポリメチルシルセスキオキサンの架橋度を
調整するためにアルコキシトリアルキルシラン、ジアル
コキシジアルキルシラン、テトラアルコキシシランなど
を添加することは差し支えない。また、ポリメチルシル
セスキオキサンの反応性を高めるために、ビニルシラ
ン、エポキシシララン、アクリルシラン、メタクリルシ
ランなどを添加することも差し支えない。なお、(C)
成分の配合量は(A)成分 100重量部に対して1重量部
未満ではシリコーンゴム皮膜の強度、難燃性を向上させ
る効果がなく、50重量部を超えると皮膜が硬くてもろい
ものとなり、伸びおよび柔軟性が低下するので1〜50重
量部とすればよいが、好ましい範囲は3〜30重量部であ
る。また、(C)成分の平均粒子径は2〜 200nmが好
適である。
【0013】つぎに、(D)成分であるアミノ基含有オ
ルガノアルコキシシランと酸無水物の反応生成物は、シ
リコーンゴム皮膜と基材との密着性を向上させるための
成分であり、アミノ基含有アルコキシシランとジカルボ
ン酸無水物とを反応させたものである。原料であるアミ
ノ基含有アルコキシシランは、一般式A(R)gSi(OR)
3-g[式中、Rは前記と同じ、Aは-R1(NHR1)hNHR2(式
中R1は同一又は異種の炭素数1〜6の2価炭化水素基、
R2はR又は水素原子、hは0〜6の整数)で表されるア
ミノ基含有基、gは0、1または2]で表されるもので
あり、具体的には下記のものが挙げられる。 (C2H5O)3SiC3H6NH2 , (C2H5O)2(CH3)3SiC3H6NH2,(CH3
O)3SiC3H6NHC2H4NH2,(CH3O)2(CH3)SiC3H6NHC2H4NH2 上記アミノ基含有アルコキシシランと反応させるための
ジカルボン酸無水物としては、例えばマレイン酸無水
物、フタル酸無水物、コハク酸無水物、メチルコハク酸
無水物、グルタル酸無水物、イタコン酸無水物等を挙げ
ることができる。これらの中ではマレイン酸無水物が好
ましい。アミノ基含有オルガノアルコキシシランと酸無
水物との反応は、アミノ基/酸無水物(モル比)が 0.5
〜2となるように上記両者を配合し、必要に応じて親水
性有機溶剤中で室温あるいは加温下に混合することで容
易に実施することができる。この時の親水性有機溶剤と
してはメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブ
タノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケ
トン等のケトン類、アセトニトリル、テトラヒドロフラ
ンなどが例示される。
【0014】つぎに、(E)成分である縮合反応触媒は
本発明の組成物の成分を縮合反応により架橋、硬化させ
るために配合するものであり、具体的にはジブチルスズ
ジラウレート、ジブチルスズジオクテート、ジオクチル
スズジラウレート、ジオクチルスズジバーサテート、ジ
オクチルスズジアセテート、ジブチルスズビスオレイル
マレート、オクチル酸スズ、ステアリン酸亜鉛、オクチ
ル酸亜鉛、酢酸亜鉛、オクチル酸鉄等の有機酸金属塩、
n−ヘキシルアミン、グアニジン等のアミン化合物など
をあげることができる。なお、これらの硬化用触媒は水
溶性である場合を除き、予め界面活性剤を用いて水中に
乳化分散したエマルジョンの形態にしておくことが望ま
しい。この(E)成分の配合量は、(A)成分 100重量
部に対して0.01〜10重量部であり、0.01重量部未満では
本発明の組成物を十分に硬化させることができずシリコ
ーンゴム皮膜の強度が低下し、10重量部を超えると不揮
発分として皮膜中に残存する触媒成分が皮膜特性を阻害
する。好ましい範囲は、 0.1〜5重量部である。本発明
において硬化触媒として、(E)成分である縮合反応触
媒を使用することにより、本発明の組成物の合成繊維、
天然繊維などの表面コーティング処理に際し、硬化皮膜
とこれら織物表面との密着性、表面コーティング後の基
布の柔軟性に優れ、表面コーティング後の基布に対し良
好な難燃性を付与しうるシリコーンエマルジョン組成物
を与える。これは実施例において付加反応触媒を使用し
た比較例4の評価結果と比較すれば明白である。
【0015】次に、請求項3における(F)成分である
が、エポキシ基含有オルガノシラン及び/またはその部
分加水分解物は、シリコーンゴム皮膜と基材との密着性
を向上させるための成分であり、具体的にはγ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルジメトキシメチルシラン、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルジメトキシ
メチルシランなどが挙げられる。(F)成分の配合量
は、(A)成分 100重量部に対して0.01〜20重量部で
あり、20重量部を超えると柔軟性が低下する。好ましく
は、0.01〜10重量部である。
【0016】上記のようにして得られるエマルジョン組
成物のコーティング皮膜の特性をさらに向上させるため
に本発明を逸脱しない範囲でシランカップリング剤やシ
リコーン樹脂、シリコーンオイル、シリコーン樹脂パウ
ダー等を添加配合することは任意である。シランカップ
リング剤としては、アクリロキシ基、メタクリロキシ
基、メルカプト基、カルボキシル基、シアノ基等を含有
する各種のものが挙げられる。シリコーン樹脂として
は、トリアルキルシロキシポリシリケートなどが挙げら
れ、シリコーンオイルとしては、α,ω−ジヒドロキシ
アルキルポリシロキサン、アルキルポリシロキサンな
ど、シリコーン樹脂パウダーとしてはシリコーンレジン
パウダー、シリコーンゴムパウダーなどが挙げられる。
また、同様に各種の増粘剤、顔料、染料、浸透剤、帯電
防止剤、消泡剤、防腐剤などを適宜配合することも任意
である。
【0017】本発明の処理組成物が処理可能なエアバッ
グ用基布については特に制限が無く、各種織物が使用可
能であるが、繊維自体の強度、耐熱性の面からポリアミ
ド系、ポリエステル系、アクリル系、アラミド系の1種
または2種以上からなる合成繊維の長繊維糸、紡績糸あ
るいは両糸の混合糸を素材とした平織物が好ましい。処
理組成物を塗工する方法についても、特に制限はなく、
ナイフコート、ロールコート、スプレー塗布、浸漬塗布
等の公知の方法により行うことができる。また、塗工は
両面塗工、片面塗工いずれでもよいが、処理した基布の
柔軟性のためにはナイフコート、ロールコート、スプレ
ー塗布による片面塗工が好ましい。その後、常温で乾燥
させることにより硬化皮膜が形成される。加熱すること
により硬化が促進され、処理時間が短縮される。硬化皮
膜はゴム弾性を有するものである。
【0018】本発明の目的を達成するためには、上記シ
リコーンエマルジョン組成物を増粘させることが好まし
い。即ち、塗工液の粘度が 2,000cPより低いと織物に浸
透しすぎて基布全体が硬くなり、柔軟性に欠けるためエ
アバッグ用として適さないばかりか、通気性が高くなり
難燃性も劣るものとなり、逆に粘度が 100,000cPより高
いと均一塗工が困難となるため、塗工液の粘度を 2,000
〜100,000cP 、好ましくは10,000cP〜50,000cPとする。
粘度調整のための増粘剤としては、一般に用いられてい
る水性の増粘剤が用いられるが、これには例えばカルボ
キシメチルセルロース、ポリアクリル酸ソーダ、デンプ
ン、カゼイン、酢酸セルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、ポリビニルアルコール等がげられるが、作業性
等の理由によりカルボキシメチルセルロースが好まし
い。織物に対する塗工量については、固形分として10g/
m2未満では縫製部分の強度向上効果、難燃性付与効果等
が少なくなり、100g/m2 を超えると軽量化、柔軟性の面
で不利となるため、10〜100g/m2 とすることが好まし
い。より好ましくは15〜50g/m2である。
【0019】
【実施例】次に本発明を実施例を挙げて詳細に記述する
が、本発明はこれらによって限定されるものではない。
【0020】<製造例1>オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン442g、トリメトキシビニルシラン1g 、2,
4,6,8−テトラメチル−2,4,6,8−テトラビ
ニルシクロテトラシロキサン 57g及び10%ドデシルベン
ゼンスルホン酸水溶液100gを2リットルポリエチレン製
ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に乳化した後、
水400gを徐々に加えて希釈し、圧力 300kg/cm2で高圧ホ
モジナイザーに2回通し、均一な白色エマルジョンを得
た。このエマルジョンを攪拌装置、温度計、還流冷却器
の付いた2リットルガラスフラスコに移し、50℃で24時
間重合反応を行った後、10℃で24時間熟成してから10%
アンモニア水5.7gでpH 7.5に中和した。このエマルジョ
ンは 105℃で3時間乾燥後の不揮発分が45.4%で、エマ
ルジョン中のオルガノポリシロキサンは非流動性の軟ゲ
ル状のものであり、平均組成が [(CH3)2-SiO2/2]/[(C
H3)(CH2=CH)SiO2/2]/[(CH2=CH)SiO3/2]=100/11/0.1(モ
ル比)で表される1価有機基中にビニル基を5モル%含
有する末端が水酸基封鎖されたものであった。このよう
にして(A)成分を44.4%含有するエマルジョン「A−
1」を得た。
【0021】<製造例2>オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン497g、トリメトキシビニルシラン3g 及び10%
ドデシルベンゼンスルホン酸水溶液100gを2リットルポ
リエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に
乳化した後、水400gを徐々に加えて希釈し、圧力 300kg
/cm2で高圧ホモジナイザーに2回通し、均一な白色エマ
ルジョンを得た。このエマルジョンを攪拌装置、温度
計、還流冷却器の付いた2リットルガラスフラスコに移
し、50℃で24時間重合反応を行った後、10℃で24時間熟
成してから10%アンモニア水5.7gでpH 7.5に中和した。
このエマルジョンは 105℃で3時間乾燥後の不揮発分が
45.8%で、エマルジョン中のオルガノポリシロキサンは
非流動性の軟ゲル状のものであり、平均組成が [(CH3)2
SiO2/2]/[(CH2=CH)SiO3/ 2]=100/0.3(モル比)で表され
る1価有機基中にビニル基を0.15モル%含有する末端が
水酸基封鎖されたものであった。この様にして(A)成
分を44.8%含有するエマルジョン「A−2」を得た。
【0022】<製造例3>オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン495g、トリエトキシフェニルシラン5g及び10
%ドデシルベンゼンスルホン酸水溶液100gを2リットル
ポリエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一
に乳化した後、水400gを徐々に加えて希釈し、圧力300k
g/cm2 で高圧ホモジナイザーに2回通し、均一な白色エ
マルジョンを得た。このエマルジョンを攪拌装置、温度
計、還流冷却器の付いた2リットルガラスフラスコに移
し、50℃で24時間重合反応を行った後、10℃で24時間熟
成してから10%アンモニア水5.7gでpH 7.5に中和した。
このエマルジョンは 105℃で3時間乾燥後の不揮発分が
45.8%で、エマルジョン中のオルガノポリシロキサンは
非流動性の軟ゲル状のものであり、平均組成が [(CH3)2
SiO2/2]/[(C6H5)SiO3/ 2]=100/0.3(モル比)で表される
末端が水酸基で封鎖されたものであった。この様にして
(A)比較成分を44.8%含有するエマルジョン「A−
3」を得た。
【0023】<製造例4>(CH3)3Si-O-[Si(H)(CH3)-O]
38-Si(CH3)3で示されるオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサン600gとポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル(EO10モル付加物) 30gを2リットルポリエチレ
ン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に乳化した
後、水370gを徐々に加えて水中に乳化分散させ、圧力30
0kg/cm2 で高圧ホモジナイザーに2回通し、(B)成分
を60%含有するエマルジョン「B−1」を得た。
【0024】<製造例5>CH3-[Si(CH3)2-O]39-[Si(H)
(CH3)-O]78-Si(CH3)3で示されるオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサン600gとポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル(EO10モル付加物) 30gを2リットルポ
リエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に
乳化した後、水370gを徐々に加えて水中に乳化分散さ
せ、圧力300kg/cm2 で高圧ホモジナイザーに2回通し、
(B)成分を60%含有するエマルジョン「B−2」を得
た。
【0025】<製造例6>マレイン酸無水物154gをエタ
ノール500gに溶解した後、3−アミノプロピルトリエト
キシシラン346gを室温下1時間で滴下し、さらに80℃で
エタノール還流下24時間反応を行い淡黄色透明な(D)
成分を50%含有する溶液「D−1」を得た。この溶液
は、 105℃で3時間乾燥後の不揮発分が45.1%であり、
溶液中の反応生成物は、IR、GC、NMR、GCMS
等の機器分析を行なったところ60%が下記式で示される
ものの混合物であり、残りの約40%がそれらから誘導さ
れたオリゴマーであった。 (C2H5O)3SiC3H6-NHCO-CH=CHCOOH 、(C2H5O)3SiC3H6NH3
+-OCOCH=CHCOOC2H5
【0026】<製造例7>ジオクチルスズジラウレート
300gとポリエチレンノニルフェニルエーテル(EO10モ
ル付加物)50g を2リットルポリエチレン製ビーカーに
仕込み、ホモミキサーで均一に混合した後、水650gを徐
々に加えて水中に乳化分散させ、ついで圧力300kg/cm2
で高圧ホモジナイザーに2回通し、(E)成分を30%含
有するエマルジョン「E−1」を得た。
【0027】<製造例8>ビニルシロキサンと塩化白金
酸との錯体1g とビニルシロキサン 99gの混合物をポリ
エチレンノニルフェニルエーテル(EO10モル付加物)
25g を2ホモミキサーで均一に混合した後、水375gを徐
々に加え水中に乳化分散させ、次いで圧力300kg/cm2
高圧ホモジナイザーに2回通し、(E)成分を30%含有
するエマルジョン「E−2」を得た。
【0028】(実施例1〜4、比較例1〜4)(表1)
に示す成分配合組成(重量部)で、(C)成分としてコ
ロイダルシリカ(日産化学社製スノーテックスC:有効
成分20%)「C−1」に、攪拌下で(D)成分である
「溶液D−1」を添加し、次に(F)成分としてγ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン「F−1」を添
加した後、さらに30分間攪拌を続け均一な分散液を得
た。次いで得られた分散液を(A)成分である「A−
1」、「A−2」、「A−3」中に徐々に添加した後、
(B)成分である「B−1」、「B−2」を添加し、さ
らに(E)成分である「E−1」、「E−2」を添加し
て各シリコーンエマルジョン組成物を得た。このシリコ
ーンエマルジョン組成物500gに攪拌下でカルボキシメチ
ルセルロース(第一工業製薬社製「セロゲンF−S
A」)を4g 添加し、25℃における粘度を16,000センチ
ポイズとし、表面処理液とした。同表面処理液を繊度 4
20デニールの6,6−ナイロン長繊維糸により、縦横と
も46本/インチの密度で平織りにしたエアバッグ用の基
布(40cm×30cm)にナイフコートした後、100 ℃で2分
乾燥後、さらに 180℃で1分間乾燥して供試用のエアバ
ッグ用基布を作製した。
【0029】この基布の燃焼速度を FMVSS-302法により
測定し結果を(表1 )に示した。また、基布と皮膜の密
着性をJIS K-6328の「もみ試験」を 500回実施した後の
コーティング面の外観を目視で評価し結果を(表1)に
示した。 <FMVSS-302 法>100 ×350mm の布をU字型クランプで
水平に固定し、端から38mmを標線A、292mm を標線Bと
する。標線Aと端の中心にバーナーの炎を15秒あて、炎
が標線Aに達した時から、標線Bに達するまでの時間を
測定し、燃焼速度を算出する。燃焼速度 101mm/min以下
が合格である。
【0030】(密着性評価基準) ○:皮膜の剥れなし △:部分的に皮膜の剥れあり ×:全体的に皮膜の剥れあり
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明は合成繊維、天然繊維などからな
る織物等の表面コーティング処理に適し、処理皮膜と織
物表面の密着性に優れ、処理された織物に良好な難燃性
を付与しうるシリコーンエマルジョン組成物およびそれ
により表面コーティング処理されたエアバッグ用基布を
提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 博司 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 Fターム(参考) 4J002 CP033 CP042 CP131 DJ016 EG049 EN029 ER029 EX068 EX077 EZ049 FD159 GH02 HA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)1分子中にケイ素原子に結合するヒドロキシル基を少なくとも2個有し、 ケイ素原子に結合する1価有機基中にアルケニル基を0.01〜20モル%含有 するオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)1分子中にケイ素原子に結合する水素原子を少なくとも2個有するオルガ ノポリシロキサン 0.1〜20重量部、 (C)コロイダルシリカ及び/またはポリオルガノシルセスキオキサン 1〜50重量部、 (D)アミノ基含有オルガノアルコキシシランと酸無水物の反応生成物 0.5〜20重量部、 (E)縮合反応触媒 0.01〜10重量部 からなる成分を界面活性剤存在下に乳化分散させたシリ
    コーンエマルジョン組成物。
  2. 【請求項2】(A)成分が乳化重合法で得られるオルガ
    ノポリシロキサンである請求項1記載のシリコーンエマ
    ルジョン組成物。
  3. 【請求項3】(F)エポキシ基含有オルガノアルコキシ
    シラン及び/またはその部分加水分解物、を(A)成分
    100重量部あたり0.01〜20重量部添加した請求項1記載
    のシリコーンエマルジョン組成物。
  4. 【請求項4】請求項1記載のシリコーンエマルジョン組
    成物により表面処理されたエアバッグ用基布。
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