JP4305640B2 - エアーバッグ用シリコーンゴムコーティング組成物及びエアーバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、車両等に搭載されるエアーバッグ用として使用されるシリコーンゴムコーティング組成物及びそれを用いたエアーバッグに関する。詳しくは、長期間の高温・高湿度の条件で保管した後においても、エアーバッグの展開時における高温、高伸張に耐える、優れた接着性を有するエアーバッグ用シリコーンゴムコーティング組成物、及びこの組成物の硬化皮膜が形成されてなるエアーバッグに関するものである。
シリコーンゴムは、耐熱性、耐寒性、電気絶縁性、難燃性、圧縮永久ひずみ等に優れた性質を有していることから、各種の分野において広く利用されている。近年、シリコーンゴムによりコーティングされたナイロンバッグからなるエアーバッグが上市され、その長期信頼性から、従来使用されていたクロロプレンゴムに変わって広く使用されるようになった。
一方、最も新しいタイプのエアーバッグシステムとして、側面衝突時における搭乗者への衝撃緩和又は車両横転時に搭乗者が車外に放り出されないためのサイドカーテンシールドエアーバッグが開発されている。このサイドカーテンシールドエアーバッグは、展開後、インフレーション剤の爆発により発生するガス圧(内圧)を一定時間以上保持する必要があり、従来のコーティング剤より、より接着性の優れたコーティング剤が要求されている。また、エアーバッグは、長期間車内にあることから、特に、高温・高湿度の条件下における長期の耐久性も重要な特性のひとつである。
エアーバッグ用のシリコーンゴムコーティング組成物として、特開平5−25435号公報(特許文献1)では、エポキシ基を有する有機ケイ素化合物を、特開平5−98579号公報(特許文献2)では、イソシアネート基を有する有機ケイ素化合物を接着付与成分としたコーティング組成物が提案されているが、これらを用いたエアーバッグを長期間、高温・高湿度の条件下で保管すると、接着性が低下し、剥離が生じるという問題が発生している。
特開平5−25435号公報 特開平5−98579号公報
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、長期間の高温・高湿度の条件で保管した後においても、エアーバッグの展開時における高温、高伸張に耐える、優れた接着性を有するエアーバッグ用シリコーンゴムコーティング組成物、及びこの組成物の硬化皮膜が形成されてなるエアーバッグを提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため、鋭意検討を行った結果、特定の有機ケイ素化合物を用いれば、上記問題点が解消されることを見出した。
即ち、(A)1分子中に平均2個以上のアルケニル基を含有するジオルガノポリシロキサン、(B)比表面積50m2/g以上のシリカ微粉末、(C)有機ケイ素化合物で変性されたイソシアヌル酸エステル及び/又はその(部分)加水分解縮合物から選ばれる1種又は2種以上、(D)硬化剤として有機過酸化物を含有するシリコーンゴムコーティング組成物の硬化皮膜が形成されてなるエアーバッグが、長期間の高温・高湿度の条件下で保管した後においても、エアーバッグの展開時における高温、高伸張に耐え、優れた接着性を有することを知見し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、
(A)1分子中に平均2個以上のアルケニル基を含有するジオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)比表面積50m2/g以上のシリカ微粉末:0.1〜100質量部、
(C)有機ケイ素化合物で変性されたイソシアヌル酸エステル及びその(部分)加水分解縮合物から選ばれる1種又は2種以上:0.1〜20質量部、
(D)有機過酸化物:本組成物を硬化させるに十分な量
を含有するエアーバッグ用シリコーンゴムコーティング組成物、及びエアーバッグ基布にこのシリコーンゴムコーティング組成物の硬化皮膜が形成されてなるエアーバッグを提供する。
本発明によれば、長期間の高温・高湿度の条件で保管した後においても、エアーバッグの展開時における高温、高伸張に耐える、優れた接着性を有するエアーバッグ用シリコーンゴムコーティング組成物が得られる。
(A)成分のオルガノポリシロキサンは、この組成物の主剤(ベースポリマー)であり、1分子中に平均2個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基を含有する。(A)成分のアルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基等の通常、炭素数2〜8、好ましくは2〜4程度のものが挙げられ、特に、ビニル基であることが好ましい。
(A)成分中におけるケイ素原子に結合したアルケニル基の結合位置としては、例えば、分子鎖末端及び/又は分子鎖側鎖が挙げられる。(A)成分のアルケニル基以外のケイ素原子に結合する有機基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基等のハロゲン化アルキル基などの、通常、炭素数1〜12、好ましくは1〜10程度の、非置換又はハロゲン置換一価炭化水素基が挙げられ、特に、メチル基、フェニル基であることが好ましい。
なお、(A)成分中のアルケニル基の含有量は、ケイ素原子に結合した一価の有機基(又は非置換もしくは置換一価炭化水素基)全体に対して0.001〜10モル%、特に0.001〜5モル%程度であることが好ましい。
このような(A)成分の分子構造としては、例えば、直鎖状、一部分岐を有する直鎖状、環状、分岐鎖状が挙げられるが、主鎖が基本的にジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなり、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖された、直鎖状のジオルガノポリシロキサンであることが好ましい(なお、オルガノ基にはアルケニル基も包含し得る。)。
(A)成分の25℃における粘度は、得られるシリコーンゴムの物理的特性が良好であり、また、組成物の取扱い作業性が良好であることから、100mPa・s以上のものが好ましく、オイル状のもの(例えば100〜10,000,000mPa・s、好ましくは1,000〜1,000,000mPa・s程度)、生ゴム状のものも含まれる。
このような(A)成分のオルガノポリシロキサンとしては、例えば、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルビニルポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖メチルビニルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、及びこれらのオルガノポリシロキサンの2種以上からなる混合物等が挙げられる。
(B)成分のシリカ微粉末は、シリコーンゴムの補強性充填剤として、従来から周知とされているものが使用可能であり、この目的のためには比表面積が50m2/g以上、好ましくは100〜400m2/gである。このシリカ微粉末としては、煙霧質シリカ(乾式シリカ)、沈殿シリカ(湿式シリカ)が例示され、煙霧質シリカ(乾式シリカ)が好ましい。また、これらの表面をオルガノポリシロキサン、オルガノポリシラザン、クロロシラン、アルコキシシラン等で疎水化処理してもよい。これらのシリカは1種単独でも2種以上併用してもよい。
なお、このシリカ微粉末の添加量は、(A)成分のオルガノポリシロキサン100質量部に対し、0.1質量部未満では少なすぎて十分な補強効果が得られず、100質量部より多くすると加工性が悪くなり、また、得られるシリコーンゴムの物理特性が低下するので、1〜100質量部、好ましくは1〜50質量部である。
本発明に用いられる(C)成分は、1分子中にウレイド基を含有する有機ケイ素化合物、あるいは有機ケイ素化合物で変性されたイソシアヌル酸エステル及び/又はその(部分)加水分解縮合物であり、これらの1種又は2種以上が使用される。
1分子中にウレイド基を含有する有機ケイ素化合物としては、例えば、3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、3−ウレイドプロピルメチルジメトキシシラン等や、それらの部分加水分解縮合物(即ち、分子中に少なくとも1個のアルコキシ基等の加水分解性基が残存した、ウレイド基を含有するオルガノポリシロキサン)が挙げられるが、ウレイド基とケイ素原子結合アルコキシ基を含有する有機ケイ素化合物であることが好ましい。
また、有機ケイ素化合物で変性されたイソシアヌル酸エステル及び/又はその(部分)加水分解縮合物としては、下記一般式(I)で示される、例えば、アルコキシシリル基置換アルキル基を分子中に1〜3個含有するイソシアヌレートなどのケイ素原子結合アルコキシ基を含有するイソシアヌル酸エステル及び/又はその(部分)加水分解縮合物(即ち、オルガノポリシロキサン変性イソシアヌル酸エステル)が好ましい。
Figure 0004305640
〔式中、A、B、Dは、それぞれ一価炭化水素基又は下記式(II)もしくは(III)
Figure 0004305640
(但し、R1はそれぞれ独立に炭素原子数2〜5の二価炭化水素基、R2、R3、R4、R5はそれぞれ独立に一価炭化水素基を表す。Xは0以上の整数を表し、Cは0,1又は2である。)
で示される基を表し、A、B、Dのうち少なくともひとつは式(II)又は(III)で示される基である。〕
上記式(1)中、A、B、Dの一価炭化水素基としては、炭素数1〜10のものが好ましく、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基等のアルキル基、シクロヘキシル基、シクロペンチル基等のシクロアルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基等のアルケニル基、フェニル基、トリル基、キシリル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基、メチルベンジル基等のアラルキル基、並びにこれらの基の水素原子の一部又は全部がハロゲン原子等で置換された基、例えば、クロロメチル基、2−ブロモエチル基、3,3,3−トリフロロプロピル基等を挙げることができる。
また、上記式(II)中、R1は炭素原子数2〜5の二価炭化水素基であり、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等のアルキレン基が挙げられる。R2、R3、R4及びR5は一価炭化水素基であり、炭素数1〜10のものが好ましく、具体的には、前記A,B,Dとして例示したものと同じものが挙げられ、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、シクロヘキシル基、シクロペンチル基等のシクロアルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基等のアルケニル基、フェニル基、トリル基、キシリル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基、メチルベンジル基等のアラルキル基、並びにこれらの基の水素原子の一部又は全部がハロゲン原子等で置換された基、例えば、クロロメチル基、2−ブロモエチル基、3,3,3−トリフロロプロピル基等を挙げることができる。なお、R5は炭素数1〜6のアルキル基又はアルケニル基であることが好ましい。Xは0以上の整数、好ましくは0〜6の整数を表し、Cは0,1又は2である。
このような有機ケイ素化合物で変性されたイソシアヌル酸エステル及び/又はその(部分)加水分解縮合物として、具体的には、下記式(IV)〜(IX)で示される化合物等が挙げられる。
Figure 0004305640
Figure 0004305640
(式中、Meはメチル基であり、Etはエチル基である。)
(C)成分の配合量は、(A)成分100質量部に対して0.1〜20質量部、好ましくは0.2〜5質量部である。配合量が少なすぎると十分な接着性が得られず、多すぎてもそれ以上の効果は得られない。
本発明に使用される(D)成分の硬化剤は、本発明組成物を硬化させるための触媒もしくは触媒と架橋剤との混合物であり、通常のシリコーンゴム組成物を硬化させるために使用されているものが使用可能である。このような硬化剤としては、白金族金属系触媒と1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとを併用したものや、有機過酸化物が挙げられる。
前者の硬化剤のうち、白金族金属系触媒は、前記(A)成分のアルケニル基とオルガノハイドロジェンポリシロキサンに含まれるケイ素原子に結合する水素原子(即ち、SiH基)との付加反応を促進するための触媒であり、ヒドロシリル化反応に用いられる触媒として周知の触媒が挙げられる。その具体例としては、例えば、白金(白金黒を含む)、ロジウム、パラジウム等の白金族金属単体;
2PtCl4・nH2O、H2PtCl6・nH2O、NaHPtCl6・nH2O、KHPtCl6・nH2O、Na2PtCl6・nH2O、K2PtCl4・nH2O、PtCl4・nH2O、PtCl2、Na2HPtCl4・nH2
(但し、式中、nは0〜6の整数であり、好ましくは0又は6である。)
等の塩化白金、塩化白金酸及び塩化白金酸塩;アルコール変性塩化白金酸(米国特許第3,220,972号明細書参照);塩化白金酸とオレフィンとのコンプレックス(米国特許第3,159,601号明細書、同第3,159,662号明細書、同第3,775,452号明細書参照);白金黒、パラジウム等の白金族金属をアルミナ、シリカ、カーボン等の担体に担持させたもの;ロジウム−オレフィンコンプレックス;クロロトリス(トリフェニルフォスフィン)ロジウム(ウィルキンソン触媒);塩化白金、塩化白金酸又は塩化白金酸塩とビニル基含有シロキサン、特にビニル基含有環状シロキサンとのコンプレックスなどが挙げられる。使用量は、所謂触媒量でよく、通常、(A)成分に対し、白金族金属の重量換算で0.1〜500ppm、特には0.5〜200ppm程度でよい。
1分子中に少なくとも2個、好ましくは3個以上のケイ素原子結合水素原子(SiH基)を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、直鎖状、分岐状、環状、或いは三次元網状構造の樹脂状物のいずれでもよい。このようなオルガノハイドロジェンポリシロキサンの代表例としては、例えば、下記平均組成式(XI)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンが挙げられる。
a6 bSiO(4-a-b)/2 (XI)
(式中、R6は独立に脂肪族不飽和結合を含有しない非置換又は置換の一価炭化水素基であり、a及びbは、0<a<2、0.8≦b≦2かつ0.8<a+b≦3を満足する数であり、好ましくは0.05≦a≦1、1.5≦b≦2かつ1.8≦a+b≦2.7を満足する数である。)
上記式(XI)中、R6の脂肪族不飽和結合を含有しない非置換又は置換の一価炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基等のハロゲン化アルキル基などの、通常、炭素原子数が1〜10、特に炭素原子数が1〜7のものが挙げられ、好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基等の炭素原子数1〜3の低級アルキル基、フェニル基、3,3,3−トリフロロプロピル基等である。
オルガノハイドロジェンポリシロキサン中のケイ素原子に結合した水素原子は、分子鎖末端のケイ素原子、分子鎖途中のケイ素原子のいずれに結合したものであっても、この両方に結合したものであってもよく、1分子中に少なくとも2個、好ましくは3個以上(通常3〜200個)、より好ましくは3〜100個程度含有されるものであり、また1分子中のケイ素原子は、通常2〜300個、好ましくは3〜200個、より好ましくは4〜100個程度である。
このようなオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、例えば、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3,5,7−テトラメチルテトラシクロシロキサン、1,3,5,7,8−ペンタメチルペンタシクロシロキサン等のシロキサンオリゴマー;分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、分子鎖両末端シラノール基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体等;R2(H)SiO1/2単位とSiO4/2単位からなり、任意にR3SiO1/2単位、R2SiO2/2単位、R(H)SiO2/2単位、(H)SiO3/2単位又はRSiO3/2単位を含み得るシリコーンレジン(但し、式中のRは前記R2と同様のものである。)などが挙げられる。
オルガノハイドロジェンポリシロキサンの使用量は、(A)成分のアルケニル基含有ジオルガノポリシロキサン中のアルケニル基1モル当たり、オルガノハイドロジェンポリシロキサン中のケイ素原子に結合した水素原子(即ち、SiH基)が、通常0.5〜10モルとなるような量、好ましくは0.8〜5モルとなるような量である。
後者の硬化剤である有機過酸化物は、ケトンパーオキサイド、ハイドロパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、パーオキシケタール、アルキルパーエステル、パーカーボネートに代表されるものを例示することができ、特に、ベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、p−メチルベンゾイルパーオキサイド、o−メチルベンゾイルパーオキサイド、p−クロロベンゾイルパーオキサイド、o−クロロベンゾイルパーオキサイドなどのジアシルパーオキサイドが好ましい。
有機過酸化物を使用する場合、組成物の保存安定性と硬化性のバランスから、(A)成分100質量部に対し、有機過酸化物を0.01〜20質量部配合することが好ましく、更には0.1〜10質量部配合することが好ましい。
また、有機過酸化物によるシリコーンゴムの架橋を促進する目的で、先に示した1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合含有オルガノハイドロジェンポリシロキサンを配合してもよい。
この場合、オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、(A)成分100質量部に対して20質量部以下(即ち、0〜20質量部)、好ましくは0.5〜20質量部、特に1〜10質量部とすることができる。
本組成物は、上記(A)成分〜(D)成分を含有するものであるが、上記(A)成分〜(D)成分に加えて、(E)成分としてオルガノポリシロキサンレジンを配合してもよい。特に、(D)成分の硬化剤として、白金触媒とオルガノハイドロジェンポリシロキサンを使用した場合には、シリコーンコーティング膜の強度が高いものとなる。このようなオルガノポリシロキサンレジンとしては、例えば、(CH33SiO1/2単位とSiO4/2単位からなるレジン、(CH33SiO1/2単位と(CH2=CH)SiO3/2単位とSiO4/2単位からなるレジン、(CH2=CH)3SiO1/2単位とSiO4/2単位からなるレジン、(CH2=CH)(CH32SiO1/2単位と(CH2=CH)SiO3/2単位とSiO4/2単位からなるレジン等が挙げられる。これらの中でもビニル基を含有するレジンが好ましい。(E)成分の配合量は、(A)成分100質量部に対して100質量部以下(即ち、0〜100質量部)、好ましくは0.5〜100質量部、特に1〜50質量部とすることが好ましい。
本発明の組成物には、前記(A)成分〜(D)成分あるいは(A)成分〜(E)成分以外に、必要に応じて各種成分を添加することが可能である。例えば、ヒュームド二酸化チタン等の補強性無機充填剤や、結晶性シリカ、ケイ酸カルシウム、二酸化チタン、酸化第二鉄、カーボンブラック等の非補強性無機充填剤などを添加することができる。これらの無機充填剤の使用量は、通常、該無機充填剤を除く成分の合計量100質量部当たり、0〜200質量部である。
また、(A)成分と(B)成分の分散をよくするために、ウエッターと呼ばれる末端に水酸基を有するジオルガノポリシロキサン、ジフェニルシランジオール、ヘキサオルガノポリシロキサン、オルガノアルコキシシランなどの低分子量有機ケイ素化合物を配合することもできる。
更に、高度の自己接着性を必要とする用途の場合には、エポキシ基、(メタ)アクリル基、メトキシシリル基に代表される有機基からなる成分や、Ti、Zr、Sn等の金属アルコキシドやキレートを接着性付与剤、付着性付与剤として含有することができる。
耐熱向上剤として、酸化鉄、酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化チタン等の金属酸化物や、セリウムシラノレート、セリウム脂肪酸塩等を配合することができ、塩化第二白金、塩化白金酸、塩化白金酸6水塩とオレフィン又はジビニルジメチルポリシロキサンとの錯体、塩化白金酸6水塩のアルコール溶液等の白金化合物、酸化チタン、窒素含有有機化合物等の難燃性付与剤、顔料を配合することもできる。
また、白金族金属系触媒を硬化剤として使用した場合には、反応をコントロールするために、ビニルメチルシクロポリシロキサン類や、アセチレンアルコール類に代表される反応制御剤を添加してもよく、更に、有機過酸化物を硬化剤として使用した場合、有機酸が発生する場合には、カルシウム・亜鉛・マグネシウム等アルカリ土類金属の炭酸塩、酸化物、水酸化物に代表される塩基性充填剤を添加して電気特性を向上させることも可能である。
更に、本発明の組成物を溶解して適宜コーティングしやすい粘度に調整する目的で、有機溶剤で希釈してもよく、有機溶剤としては、キシレン、トルエン、ベンゼン、ヘキサン、ヘプタン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン等が挙げられる。
本発明のシリコーンゴムコーティング組成物は、上記(A)成分及び(B)成分、あるいは(A)成分、(B)成分及び(E)成分を2本ロール、バンバリーミキサー、ドューミキサー(ニーダー)などのゴム混練り機を用いて均一に混合した後、(C)成分、(D)成分を加えて混合する方法が一般的である。
本発明において、上記組成物によるシリコーンゴムコーティング層が形成されるエアーバッグとしては、公知の構成のものが用いられ、エアーバッグに使用される合成繊維製基布としては、例えば、ナイロン6、66、46などのポリアミド繊維;パラフェニレンテレフタルアミド及び全芳香族エーテルとの共重合体などのアラミド繊維;ポリアルキレンテレフタレートなどのポリエステル繊維;ビニロン繊維、レーヨン繊維、ポリオレフィン繊維、ポリエーテルイミド繊維、炭素繊維などからなる布帛が挙げられる。
上記エアーバッグ基布に上記組成物をコーティングする方法としては、常法を採用することができるが、コーティング層の厚さ(又は表面塗布量)としては、例えば、5〜300g/m2、特に10〜150g/m2とすることが好ましい。
また、上記シリコーンゴムコーティング剤組成物の硬化方法、条件としては、公知の方法、条件を採用することができ、通常80〜250℃で1〜30分間の硬化条件とすることができる。
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記例で部は質量部を示す。
[調製例1]
ジメチルシロキサン単位99.850モル%、メチルビニルシロキサン単位0.125モル%、ジメチルビニルシロキサン単位0.025モル%からなり、平均重合度が約8,000であるオルガノポリシロキサン生ゴム100部、比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(アエロジル200(日本アエロジル(株)製))40部、分散剤として両末端シラノール基を有し、平均重合度13、25℃における粘度が15cSであるジメチルポリシロキサン10部をニーダーにて混練り、180℃にて3時間熱処理し、コンパウンド1を調製した。
[実施例1]
上記コンパウンド1の30部をトルエン70部に室温で攪拌しながら溶解した。このトルエン溶液100部に対し、硬化剤としてパラメチルベンゾイルパーオキサイドの50%シリコーンオイルペースト1.0部と、N−アリル−N’,N”−ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート0.5部を加え、シリコーンゴムコーティング組成物1を得た。
参考例1
上記コンパウンド1の30部をトルエン70部に室温で攪拌しながら溶解した。このトルエン溶液100部に対し、硬化剤としてパラメチルベンゾイルパーオキサイドの50%シリコーンオイルペースト1.0部と、3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン0.5部を加え、シリコーンゴムコーティング組成物2を得た。
[比較例1]
上記コンパウンド1の30部をトルエン70部に室温で攪拌しながら溶解した。このトルエン溶液100部に対し、硬化剤としてのパラメチルベンゾイルパーオキサイドの50%シリコーンオイルペースト1.0部と、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン0.5部を加え、シリコーンゴムコーティング組成物3を得た。
[比較例2]
上記コンパウンド1の30部をトルエン70部に室温で攪拌しながら溶解した。このトルエン溶液100部に対し、硬化剤としてのパラメチルベンゾイルパーオキサイドの50%シリコーンオイルペースト1.0部と、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン0.5部を加え、シリコーンゴムコーティング組成物4を得た。
参考例2
上記コンパウンド1の30部をトルエン70部に室温で攪拌しながら溶解した。このトルエン溶液100部に対し、硬化剤としての塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体を白金金属として成分の合計量に対して30ppm、1−エチニルシクロヘキサン−1−オール0.05部、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン/メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(Si−H:0.015mol/g)1.5部、N−アリル−N’,N”−ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート0.5部を加え、シリコーンゴムコーティング組成物5を得た。
[比較例3]
上記コンパウンド1の30部をトルエン70部に室温で攪拌しながら溶解した。このトルエン溶液100部に対し、硬化剤としての塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体を白金金属として成分の合計量に対して30ppm、1−エチニルシクロヘキサン−1−オール0.05部、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン/メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(Si−H:0.015mol/g)1.5部、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン0.5部を加え、シリコーンゴムコーティング組成物6を得た。
上記シリコーンゴムコーティング組成物1〜6を、ナイロン66繊維織物(420デニール)に固形分が50g/m2となるように均一に塗布し、室温にて15分風乾後、100℃にて1分、180℃にて3分加硫させた。これらコート布について、スコットもみ試験(2kgf、500回)による接着性の評価と、これらコート布を80℃、湿度95%の湿熱条件下において、240時間放置後のスコットもみ試験(2kgf、500回)による接着性の評価を行った。その結果を表1に示す。
Figure 0004305640
[調製例2]
分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度が1Pa・sのジメチルポリシロキサン85部、比表面積が300m2/gであるヒュームドシリカ(アエロジル300(日本アエロジル(株)製))30部、分散剤としてヘキサメチルジシラザン5部をニーダーにて混練り、150℃にて3時間熱処理し、更に、分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度が1Pa・sのジメチルポリシロキサン60部を混合してベース1を調製した。
参考例3
上記ベース1 100部に対し、硬化剤としての塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体を白金金属として成分の合計量に対して30ppm、1−エチニルシクロヘキサン−1−オール0.05部、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン/メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(Si−H:0.007mol/g)10部、N,N’−ジアリル−N”−(3−トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート1.0部を加え、シリコーンゴムコーティング組成物7を得た。
[比較例4]
上記ベース1 100部に対し、硬化剤としての塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体を白金金属として成分の合計量に対して30ppm、1−エチニルシクロヘキサン−1−オール0.05部、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン/メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(Si−H:0.007mol/g)10部、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1.0部を加え、シリコーンゴムコーティング組成物8を得た。
上記シリコーンゴムコーティング組成物7,8を、組成物1〜6と同じ方法を用い、その接着性の評価を行った。その結果を表2に示す。
参考例4
分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度が100Pa・sのジメチルポリシロキサン100部、分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度が5Pa・sのジメチルポリシロキサン35部、(CH33SiO1/2単位39.5モル%、(CH32(CH2=CH)SiO1/2単位6.5モル%、SiO2単位54モル%からなるオルガノポリシロキサン樹脂35部、トリメチルシリル基で処理された比表面積200m2/gの疎水性シリカ2部を混合してベース2を調製した。
ベース2 100部に硬化剤としての塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体を白金金属として成分の合計量に対して30ppm、1−エチニルシクロヘキサン−1−オール0.05部、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(Si−H:0.007mol/g)15部、N,N’−ジアリル−N”−(3−ジメトキシメチルシリルプロピル)イソシアヌレート1.0部を加え、シリコーンゴムコーティング組成物9を得た。
上記シリコーンゴムコーティング組成物9を、組成物1〜6と同じ方法を用い、その接着性の評価を行った。その結果を表2に示す。
Figure 0004305640

Claims (3)

  1. (A)1分子中に平均2個以上のアルケニル基を含有するジオルガノポリシロキサン:100質量部、
    (B)比表面積50m2/g以上のシリカ微粉末:0.1〜100質量部、
    (C)有機ケイ素化合物で変性されたイソシアヌル酸エステル及びその(部分)加水分解縮合物から選ばれる1種又は2種以上:0.1〜20質量部、
    (D)有機過酸化物:本組成物を硬化させるに十分な量
    を含有するエアーバッグ用シリコーンゴムコーティング組成物。
  2. (C)成分の有機ケイ素化合物で変性されたイソシアヌル酸エステルが、ケイ素原子結合アルコキシ基を含有するイソシアヌル酸エステルである請求項1記載のエアーバッグ用シリコーンゴムコーティング組成物。
  3. エアーバッグ基布に請求項1又は2記載のシリコーンゴムコーティング組成物の硬化皮膜が形成されてなるエアーバッグ。
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