JP3071619B2 - 感熱性孔版原紙 - Google Patents

感熱性孔版原紙

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JP3071619B2
JP3071619B2 JP5253302A JP25330293A JP3071619B2 JP 3071619 B2 JP3071619 B2 JP 3071619B2 JP 5253302 A JP5253302 A JP 5253302A JP 25330293 A JP25330293 A JP 25330293A JP 3071619 B2 JP3071619 B2 JP 3071619B2
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heat
thermoplastic resin
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薫 松久
和次 林
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アジア原紙株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドにより
熱穿孔製版される感熱性孔版原紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱可塑性樹脂フイルムと多孔
性支持体とを接着剤で貼り合せた構成の感熱性孔版原紙
を用い、前記熱可塑性樹脂フイルムをサーマルヘッドに
より加熱して熱溶融により画像状の穿孔を形成して印刷
版をえ、この印刷版に多孔性支持体の側から印刷インキ
を供給して印刷を行なうデジタル孔版印刷が広く行なわ
れている。
【0003】この種の感熱性孔版原紙に用いる前記熱可
塑性樹脂フイルムは、感熱穿孔性の感度を高めるため
に、きわめて薄く、強度の小さいものが用いられてい
る。したがって、原紙としての強度はもっぱら多孔性支
持体と積層接着されていることによってのみえられてい
る。
【0004】そのため、用いる接着剤としては、強力な
接着力と、熱溶融性樹脂フイルムの穿孔温度以下で熱軟
化溶融することが必要であり、かつ原紙の感熱穿孔感度
を低下しないようにその塗布量はごく少量とする必要が
ある。そこで、感熱性孔版原紙に用いる接着剤について
は従来より多くの提案がなされてきているが、前記接着
力と感熱穿孔性という相反する特性を充分に満足し、か
つ生産性が良好なものは未だ開発されていない。
【0005】たとえば、接着剤としてアクリル樹脂を用
いる(特公昭47-1187 号公報)、酢酸ビニル樹脂を用い
る(特公昭47-1188 号公報)、飽和ポリエステル樹脂を
用いる(特開昭57-182495 号公報)ものなどがあるが、
これら接着剤を用いるばあいは、貼り合せ時に固形分と
して1g/m2 以上存在しないとフイルムの浮き、シワ
を生じる。さらにこれらの樹脂は耐水性に劣り、印刷イ
ンキにより軟化膨潤し、塗布量が少ないとフイルムと多
孔性支持体とが容易に剥離するので、接着剤量は1.5 g
/m2 以上を必要とする。しかし接着剤量が1.5 g/m
2 以上では、フイルムの穿孔が阻害され、印刷鮮明度が
低下する。
【0006】またエポキシ樹脂に硬化剤としてポリアミ
ド樹脂を配合した接着剤を用いるもの(特開平1-154795
号公報)のばあい、熱穿孔性を有し、耐水接着強度の強
いものがえられるが、それでも接着剤量は1.0 g/m2
以上を必要とし、また指触乾燥硬化までの時間が長くブ
ロッキング、フイルムのチヂミが生じやすく、結果的に
印刷鮮明度が劣るものとなる。
【0007】また、ウレタン系接着剤として湿気硬化型
末端イソシアネートプレポリマー組成物を用いるもの
(特公平5-27556 号公報)のばあい、硬化後の熱軟化性
と接着強度、耐インキ性とのバランスをとるのが難し
く、しかも硬化速度が遅く、生産性に劣るばかりでな
く、結果的に硬化密度が不均一となり、品質がバラツキ
やすい。生産性を高めるためには、無溶剤型接着剤とし
て使用することは可能であるが、接着剤の粘度が高くな
るため、均一な薄膜塗布が困難となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、室温硬化性
で、均一な薄膜塗布が容易であり、熱軟化性に優れ、か
つ接着強度、耐印刷インキ性にすぐれた接着剤を使用
し、もって生産性よく品質の一定なものが容易にえら
れ、かつ製版印刷性と耐刷力が共に優れた感熱性孔版原
紙を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
フイルムと多孔性支持体とを接着剤で貼り合せてなる感
熱性孔版原紙において、接着剤が、水酸基および(また
は)カルボキシル基を有する熱可塑性樹脂を主成分と
し、添加剤としてアルミニウムアルコラートのキレート
化合物、チタン酸アルキルエステルのキレート化合物お
よびジルコニウム酸アルキルエステルのキレート化合物
よりなる群から選ばれた少なくとも1種を配合してなる
ものであることを特徴とする感熱性孔版原紙に関する。
【0010】
【作用および実施例】本発明においては、熱可塑性樹脂
フイルムと多孔性支持体とを貼り合せる接着剤として、
水酸基および(または)カルボキシル基を有する熱可塑
性樹脂を主成分とし、添加剤としてアルミニウムアルコ
ラートのキレート化合物、チタン酸アルキルエステルの
キレート化合物およびジルコニウム酸アルキルエステル
のキレート化合物よりなる群から選ばれた少なくとも1
種を配合してなるものを使用する。
【0011】本発明において接着剤の主成分としての熱
可塑性樹脂と共に使用する前記特定のキレート化合物の
作用効果としては、熱可塑性樹脂中の水酸基、カルボキ
シル基との反応による架橋作用、多孔性支持体の付着
水、吸着水との反応によるカップリング作用(カップリ
ング剤としての作用)が主なものと推定され、それによ
り硬化速度が早く、かつ接着強度、耐刷力が著しく改善
される。
【0012】アルミニウムアルコラート、チタン酸アル
キルエステルまたはジルコニウム酸アルキルエステルを
キレート化合物としてではなく、そのまま添加すると、
接着剤溶液が不安定で、ゲル化し、接着硬化速度の増
進、接着強度、耐インキ性の向上は期待できない。この
原因は、アルミニウムアルコラート、チタン酸アルキル
エステル、ジルコニウム酸アルキルエステルは非常に反
応性に豊み、加水分解が先行するためと推定されてい
る。
【0013】これに対して、前記化合物をキレート化す
ることにより、反応性を一部残したまま安定化して適度
な反応速度を持たせることができ、それにより接着剤溶
液の保存安定性が良好で、塗布された接着剤塗膜の乾燥
性がすぐれ、熱可塑性樹脂を過度に三次元硬化させるこ
とがなく、熱可塑性樹脂フイルムおよび多孔性支持体に
対する濡れ、親和性、接着性を著しく向上できるものと
推定されている。
【0014】本発明において接着剤の主成分として用い
る熱可塑性樹脂は、水酸基および(または)カルボキシ
ル基を有する溶剤可溶性樹脂である。たとえば、通常の
ビニル系モノマー(たとえばアクリル酸エステル、スチ
レン、酢酸ビニルなど)と水酸基および(または)カル
ボキシル基を有するモノマー(たとえばアクリル酸、メ
タクリル酸、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル
酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、
メタクリル酸ヒドロキシプロピルなど)との共重合体、
飽和共重合ポリエステルで飽和多塩基酸成分とグリコー
ル成分のいずれか一方の過剰の条件での反応物などがあ
げられる。
【0015】前記熱可塑性樹脂としては数平均分子量が
5,000 以上、とくに10,000〜50,000のものが好ましい。
分子量が前記範囲未満では、樹脂の強度が不足し、初期
粘着強度が弱く、浮きが生じる傾向にある。分子量が前
記範囲より大きいと、接着剤溶液の粘度が高く、濡れ
性、レベリング性が劣ることにより塗布ムラが生じやす
く、そのため製版穿孔にムラが生じる傾向にある。
【0016】前記熱可塑性樹脂の有する水酸基および
(または)カルボキシル基の含有量としては、水酸基価
とカルボキシル基価の合計が2〜20mgKOH/gと
なる範囲が好ましい。水酸基価とカルボキシル基価の合
計が前記範囲より少ないと、本発明におけるキレート化
合物の添加効果が充分に現われず、一方前記範囲より多
いと反応速度が大きすぎ、接着剤溶液がゲル化しやすく
なる。
【0017】本発明に用いるアルミニウムアルコラート
としては、たとえばアルミニウムイソプロポキシド、ア
ルミニウムプロポキシド、アルミニウムイソブトキシド
などがあげられる。チタン酸アルキルエステルとして
は、たとえばチタニウムイソプロポキシド、チタニウム
ブトキシド、チタン酸テトラオクチルエステル、チタン
酸テトラオクタデシルエステルなどがあげられる。ジル
コニウム酸アルキルエステルとしては、たとえば、ジル
コニウムイソプロポキシド、ジルコニウムブトキシド、
ジルコニウム酸テトラオクチルエステル、ジルコニウム
酸テトラオクタデシルエステルなどがあげられる。
【0018】前記アルミニウムアルコラート、チタン酸
アルキルエステル、ジルコニウム酸アルキルエステルと
反応してキレート化合物を形成しうる化合物としては、
たとえばアセチルアセトン、三塩化アセチルアセトン、
ベンゾイルアセトンなどのジケトン類、アセト酢酸エチ
ルなどのケトンエステル類、乳酸、乳酸メチル、乳酸ア
ンモニウム塩などのヒドロキシカルボン酸類またはその
エステル、塩類、ヒドロキシメチルペンタノンなどのケ
トアルコール類、トリエタノールアミンなどのアミノア
ルコール類、メチロールメラミンなどのエノール性活性
水素化合物などがあげられる。
【0019】キレート化合物としては、チタン酸アルキ
ルエステルのキレート化合物が好ましい。
【0020】本発明で使用する接着剤における前記熱可
塑性樹脂と前記キレート化合物の割合は、熱可塑性樹脂
100重量部に対して、キレート化合物0.1〜40重
量部、なかんづく5〜25重量部の範囲が好ましい。キ
レート化合物の使用量が前記範囲未満では、その添加効
果が充分に奏されず、一方前記範囲より多いと、キレー
ト化合物が分離する傾向にある。
【0021】本発明に用いる接着剤には、前記成分以外
の他の添加剤を配合することができる。とくに初期タッ
ク・粘着性付与剤あるいは熱軟化性調整剤としてロジ
ン、ロジンエステルなどのロジン類を添加するのが好ま
しい。ロジン類を配合するばあいは前記熱可塑性樹脂1
00重量部に対して5〜20重量部配合するのが好まし
い。
【0022】前記接着剤を用いる熱可塑性樹脂フイルム
と多孔性支持体の接着は、通常前記接着剤の溶剤溶液を
熱可塑性樹脂フイルムに塗布し、その塗布面に多孔性支
持体を貼り合せて乾燥することによって行なわれる。前
記接着剤は常温で硬化しうるものであるが、低温で加熱
してもよい。
【0023】接着剤の塗布量(乾燥後塗布量をいう、以
下同様)は0.2〜1.0g/m2の範囲が好ましい。
本発明に用いる接着剤はこのように低塗布量でも均一な
接着剤層を形成でき、かつ大きな接着強度を発揮する。
そのため穿孔性が妨げられない。接着剤の塗布量が前記
範囲未満では接着強度が小さくなる傾向にあり、前記範
囲を超えると穿孔性が阻害される。
【0024】本発明に用いられる熱可塑性樹脂フィルム
としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニルなどのホモポリ
マーやコポリマーのフィルムがあげられる。厚さが1〜
6μmの2軸延伸フィルムが好ましい。
【0025】本発明に用いられる多孔性支持体として
は、マニラ麻、こうぞ、みつまた、パルプなどの天然繊
維、ポリエステル、ビニロン、ナイロンなどの合成繊
維、レーヨンなどの半合成繊維からなるものがあげら
れ、これら繊維は単独または混合して使用できる。多孔
性支持体は坪量6〜14g/m2 、厚さ15〜55μm
の範囲のものが好ましい。
【0026】本発明の感熱性孔版原紙においては、熱可
塑性樹脂フイルムの露出面(多孔性支持体を貼り合せた
面の反対側の面)にステイック防止層を設けてもよい。
ステイック防止層としては従来のものがとくに制限され
ずいずれも使用可能であるが、好ましいものとして特開
平4−173295号公報に記載されているアルキルペ
ンダント樹脂や特開平5−131772号公報に記載さ
れているシリコーン−アクリルブロック共重合樹脂を主
成分とするものがあげられる。
【0027】つぎに実施例および比較例をあげて本発明
を具体的に説明する。ただし、本発明はこれら実施例の
みに限定されるものではない。
【0028】実施例1〜4および比較例1〜11 融点 230℃以下の共重合ポリエステルフィルム(厚さ1.
9 μmの2軸延伸フィルム)と坪量12g/m2 、厚さ40
μmの多孔性支持体を、表1に示す組成の接着剤を用い
て貼り合せた。その際表1に示す接着剤成分の全量10
0重量部を2000重量部の溶剤(トルエン/メチルエチル
ケトン(80/20重量比)混合溶剤)に溶解した接着
剤溶液を前記ポリエステルフィルムに塗布し、その上に
多孔性支持体をウェットラミネート法で貼り合せた。
【0029】前記ポリエステルフイルムの表面にシリコ
ーン−アクリルブロック共重合樹脂を0.02g/m2 の塗
布量で塗布してステイック防止層を形成して、感熱性孔
版原紙を製造した。
【0030】その際、つぎの項目について評価した。結
果を表2に示す。
【0031】(1)接着剤の安定性 接着剤溶液を100mlビーカーに採取し、50℃で4
8時間放置後の液の外観、粘度変化を調べた。 A…外観、粘度とも変化のないもの。 B…増粘するが、外観変化のないもの。 C…分離物、沈降物が生じるもの。
【0032】(2)耐ブロッキング性 製造直後の接着剤が完全に硬化する前の状態の原紙を1
0cm×10cmの大きさに切り取り、これを50枚重
ね、その上に5kgの重りを乗せて、45℃で7日間保
存後に原紙同士を相互に分離し、その際のハガレ具合を
調べた。 A…全くブロッキングが生じず、原紙同士が分離してい
るもの。 B…わずかにひっつき、粘着が生じるが、容易に分離す
るもの。 C…強制的剥離を要するもの。
【0033】(3)剥離強度 製造後7日間室温で放置した後の接着剤がほぼ完全に硬
化した状態の原紙について、そのポリエステルフイルム
側にセロハンテープを貼着したのち剥離して、ポリエス
テルフイルムが多孔性支持体から剥離するかどうかを調
べた。 A…ポリエステルフイルムが全く剥離しないもの。 B…ポリエステルフイルムがわずかに剥離するもの。 C…ポリエステルフイルムがセロハンテープと共に剥離
するもの。
【0034】つぎに前記各感熱性孔版原紙を用い、16
ドット/mmのサーマルヘッドを備えた製版印刷機(ゲ
ステットナー社製CD760)で、原稿として画像電子
学会のファクシミリテストチャ−トNo.2およびカラーテ
ストチャートNo.11 を用いて製版を行い、つぎの項目に
ついて評価した。結果を表2に示す。
【0035】(4)印刷濃度 印刷画像部の反射濃度をミノルタカメラ(株)製色彩濃
度計CR100で測定した。
【0036】(5)網点再現性 ベタ画像部、ハーフトーン画像部の網点抜け(白抜け)
の有無、その程度を目視評価した。 A…網点抜けがなく、均一なトーンで鮮明なもの。 B…網点抜けがごく一部にあるか、あるいはごく微小な
網点抜けがあるが、目立たないもの。 C…網点抜けが明瞭に認められるもの。
【0037】(6)解像度 10線/mmの線、文字を目視で判読できるか否かを調
べた。 A…鮮明で判読容易なもの。 B…線の太り、細り、トビ、カスレがあり、判読しにく
いもの。 C…線、文字を判読できないもの。
【0038】(7)耐刷力 原紙の破れ、シワ、伸びがなく、初めの印刷物と同等の
印刷物がえられる印刷枚数を求めた。
【0039】
【表1】
【0040】*1:東洋紡績(株)製バイロン300、
数平均分子量20,000〜25,000、水酸基価5〜8mgKO
H/g *2:昭和高分子(株)製ビニロンS *3:三菱化成(株)製マイテックGP313A *4:旭化成工業(株)製AER331 *5:三和化学(株)製サーマイド305 *6:荒川化学工業(株)製エステルガムHD *7:川研ファインケミカル(株)製AMD *8:川研ファインケミカル(株)製アルミキレート
D、アルミニウムトリイソプロポキドとエチルアセトア
セテートのキレート化合物 *9:松本製薬工業(株)製オルガチックスTA10 *10:松本製薬工業(株)製オルガチックスTC40
1、チタン酸イソプロピルエステルとアセチルアセトン
のキレート化合物 *11:松本製薬工業(株)製オルガチックスZA−60 *12:松本製薬工業(株)製オルガチックスZC−54
0、ジルコニウム酸ブチルエステルとアセチルアセトン
のキレート化合物
【0041】
【表2】
【0042】表2に示される実施例1〜4の結果から明
らかなごとく、本発明における特定の接着剤を用いたば
あいは、接着剤溶液の安定性がよく、えられた原紙は、
ブロッキングを起さず、接着強度が強く、取り扱いが容
易で加工性にすぐれており、さらに製版印刷性と耐刷力
が共にすぐれている。
【0043】一方比較例1〜9の結果から明らかなごと
く、従来の接着剤を用いたばあいは、製版印刷性と耐刷
力を共に満足することができず、しかも取扱、加工上問
題がある。また比較例10〜12の結果から明らかなご
とく、アルミニウムアルコラートなどをキレート化合物
にせずにそのまま使用すると接着剤溶液の安定性がわる
く、製版印刷性および耐刷力も満足しうるものではな
い。
【0044】
【発明の効果】本発明の特定の接着剤を用いると、接着
剤溶液の安定性がよく、えられた原紙は耐ブロッキング
性にすぐれ、接着強度が強く、取扱性、加工性がよく、
しかも製版印刷性と耐刷力が共にすぐれている。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂フイルムと多孔性支持体と
    を接着剤で貼り合せてなる感熱性孔版原紙において、接
    着剤が、水酸基および(または)カルボキシル基を有す
    る熱可塑性樹脂を主成分とし、添加剤としてアルミニウ
    ムアルコラートのキレート化合物、チタン酸アルキルエ
    ステルのキレート化合物およびジルコニウム酸アルキル
    エステルのキレート化合物よりなる群から選ばれた少な
    くとも1種を配合してなるものであることを特徴とする
    感熱性孔版原紙。
JP5253302A 1993-10-08 1993-10-08 感熱性孔版原紙 Expired - Lifetime JP3071619B2 (ja)

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