JP2001341237A - 帯電防止フィルム及び帯電防止壁紙 - Google Patents

帯電防止フィルム及び帯電防止壁紙

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JP2001341237A
JP2001341237A JP2000166026A JP2000166026A JP2001341237A JP 2001341237 A JP2001341237 A JP 2001341237A JP 2000166026 A JP2000166026 A JP 2000166026A JP 2000166026 A JP2000166026 A JP 2000166026A JP 2001341237 A JP2001341237 A JP 2001341237A
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Tatsuya Ogawa
達也 小川
Masami Shimizu
まさみ 清水
Saori Takahashi
沙織 高橋
Yoshihiro Yamamoto
吉広 山本
Koichi Sekine
光一 関根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性、帯電防止性のいずれにも優れた帯電
防止フィルムを提供することを目的とする。 【解決手段】 基材上に、少なくとも、側鎖に4級アン
モニウム塩基とカルボキシル基とを有する帯電防止性共
重合体を含有する帯電防止層と、表面層とが積層されて
なる帯電防止フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば紙壁紙、ビ
ニル壁紙等として使用される帯電防止フィルムに関す
る。さらに詳しくは、フィルム表面へのゴミやホコリの
帯電吸着による汚れの発生防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴミやホコリの帯電吸着による汚
れが発生しにくい帯電防止性壁紙としては、紙、塩化ビ
ニル等の基材と、表面層の間に、帯電防止剤を含有する
層を形成し、帯電防止剤の表面へのブリードにより帯電
防止能を発現するものが知られている。しかし、このタ
イプの壁紙では、表面にブリードした帯電防止剤が、壁
拭き等により除去されて、いずれは帯電防止能がなくな
ってしまう可能性が高いという問題があった。
【0003】一方、特開平8−127755号公報に
は、帯電防止剤の表面へのブリードによらず帯電防止能
を発現しうる特定のアンカーコート剤を用いた帯電防止
フィルムが開示されている。しかし、このアンカーコー
ト剤は、耐水性に劣るものであり、湿気によって、アン
カーコート層部分で剥離を生じやすい問題があり、特に
壁紙のように、端面や裏面からの水分侵入の可能性が高
い用途には使用しにくいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みてなされたもので、耐水性、帯電防止性の
いずれにも優れた帯電防止フィルム及び帯電防止壁紙を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、基材上
に、少なくとも、側鎖に4級アンモニウム塩基とカルボ
キシル基とを有する帯電防止性共重合体を含有する帯電
防止層と、表面層とが積層されてなることを特徴とする
帯電防止フィルム及び帯電防止壁紙である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の帯電防止フィルムに用い
る基材としては、紙、不織布、織布等を使用できるが、
通常紙が使用され、特に壁紙用の原紙を好適に使用する
ことができ、難燃処理されたものや、着色されたものを
用いても良い。紙の厚さとしては、100〜300μm
が好ましい。
【0007】また、ビニル壁紙、特定壁紙として使用す
る場合には、紙と樹脂層の2層構成のものを用いる。樹
脂層を設けることにより、基材の紙側からの水分の侵入
を防ぐことができ、帯電防止層の保護を図ることができ
る。
【0008】樹脂層としては、塩化ビニル樹脂、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン系樹脂、ア
クリルゾル樹脂等を用いることができ、発泡剤、可塑剤
等の添加剤を含有させても良い。樹脂層の厚さとして
は、100〜500μmが好ましく、発泡加工する場合
には、加工後の厚さを3〜8mmとするのが好ましい。
樹脂層の形成方法としては、紙層上にコーターまたは塗
工機で樹脂塗料を塗布する方法、カレンダーで樹脂をシ
ート状にして紙層に直接貼り合わせるトッピング法、カ
レンダーで樹脂をシート状にし、後に紙層と貼り合わせ
るラミネート法等を使用できる。
【0009】表面層は、帯電防止層を保護するために、
帯電防止層を覆うように設けられる層であり、帯電防止
層を保護するために耐水性を有する樹脂を用いることが
好ましく、絵柄印刷層を透視できるように透明であるこ
とが好ましい。具体的には、例えば、エチレンビニルア
ルコール共重合体、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、
ウレタン樹脂等の樹脂をコーティングすることにより形
成することができる。これらのうちでも、耐水性の観点
から、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂が好ましく、ウ
レタン樹脂がより好ましい。またコーティングによら
ず、例えばアクリルフィルム、ポリエステルフィルム、
テトラフルオロエチレン系樹脂フィルム、エチレン酢酸
ビニル共重合体フィルム等のフィルムを接着剤によりド
ライラミネートしても良い。ラミネートに使用する接着
剤としては、例えばウレタン系接着剤、ポリエーテルウ
レタン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、酢酸
ビニル系接着剤、塩素化ポリプロピレン接着剤、無溶剤
型ウレタン系接着剤等が挙げられる。表面層の厚さとし
ては、1〜30μmが好ましい。
【0010】絵柄印刷層は、着色や装飾模様を付与する
ためのもので、単一着色層であっても、例えば木目模
様、マーブル模様、布目模様、幾何学模様などの各種装
飾模様を構成するものであってもよい。また、絵柄印刷
層による装飾の鮮明度を得るため、必要に応じて、絵柄
印刷層の基材側に、白色、淡黄色や淡褐色などの淡色の
下地着色層を設けても良い。絵柄印刷層、下地着色層
は、例えばグラビア印刷、ロータリースクリーン印刷な
ど、一般の印刷手法を用いて設けることができる。
【0011】本発明の帯電防止層は、側鎖に4級アンモ
ニウム塩基とカルボキシル基とを有する帯電防止性共重
合体を含有し、特に、より帯電防止性に優れる、架橋性
の帯電防止性共重合体に架橋硬化剤と触媒を加えた架橋
性組成物よりなることが好ましい。
【0012】架橋性の帯電防止性共重合体としては、例
えば、側鎖に4級アンモニウム塩基とカルボキシル基と
を有する、ビニル単量体とアクリルエステル単量体とか
らなる共重合体を挙げることができる。この架橋性の帯
電防止性共重合は、末端に−COOH基を持つ単量体
と、4級アンモニウム塩基を持つ単量体と、その他の単
量体とを用いて共重合させることで得ることができる。
【0013】末端に−COOH基を持つ単量体として
は、例えばアクリル酸(メタを含む)、アクロイルオキ
シエチルコハク酸、フタル酸などを挙げることができ
る。
【0014】4級アンモニウム塩基を持つ単量体として
は、例えばジメチルアミノエチルアクリレート(メタを
含む)の4級化物(対イオンとして、ハライド、サルフ
ェート、スルフォネート、ナイトレート、アルキルスル
フォネートなどのアニオンを含む)が挙げられる。上記
その他の単量体としては、アルキルアクリレート(メタ
を含む)、スチレン、酢酸ビニル、ハロゲン化ビニル、
オレフィンなどのビニル誘導体が挙げられる。
【0015】架橋性組成物としては、側鎖に4級アンモ
ニウム塩基とカルボキシル基とを有する、ビニル単量体
とアクリルエステル単量体とからなる架橋性の帯電防止
性共重合体と、架橋硬化剤としての2〜4価の脂肪族ア
ルコールのポリグリシジルエーテルと、触媒としてのエ
ポキシ基開環反応触媒との混合組成物が好ましい。さら
に具体的には、末端に−COOH基を持つ単量体3〜1
3mol%と、4級アンモニウム塩基を持つ単量体15
〜40mol%と、その他の単量体63.5〜79.5
%と、2〜4価の脂肪族アルコールのポリグリシジルエ
ーテル0.5〜1.5mol%と、エポキシ基開環反応
触媒を2〜4価の脂肪族アルコールのポリグリシジルエ
ーテル10に対して1〜25重量%とからなる混合組成
物が好ましい。このような架橋性組成物としては、例え
ば、BONDEIP PA100(アルテック株式会社
製)が挙げられる。
【0016】2〜4価の脂肪族アルコールのポリグリシ
ジルエーテルとしては、例えば、2官能単量体は、グリ
セリンジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグ
リシジルエーテル、ビスフェノールAジグリシジルエー
テル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、
ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、な
ど、3官能単量体は、トリメチロールプロパントリグリ
シジルエーテルなど、4官能単量体としては、ペンタエ
リスリトール、ネオペンチルなどのテトラグリシジルエ
ーテルなどのエポキシ誘導体が挙げられる。
【0017】また、エポキシ基開環反応触媒としては、
2−メチルイミダゾール、2−メチル−4−メチルイミ
ダゾールなどのイミダゾール誘導体やポリアミン、ポリ
エチレンイミン誘導体が挙げられ、特に平均分子量が2
00〜70000のポリエチレンイミンが好ましい。
【0018】また、本発明の帯電防止層に、架橋性組成
物を接着剤に添加した接着性組成物を用いることによ
り、他の層との密着性、耐水性を向上することができ
る。接着剤としては特に制限はないが、架橋性組成物が
水溶性であることから、水性接着剤が好ましい。水性接
着剤とは、水または水と低級アルコール(メタノール、
エタノール、プロパノール)の混合溶剤を用いた接着剤
をいい、例えばエポキシ系接着剤、エチレン−酢酸ビニ
ル系接着剤を挙げることができる。
【0019】水性接着剤と架橋性組成物の混合は、固形
分換算で、水性接着剤60〜40重量%と、架橋性組成
物40〜60重量%とを合計量が100重量%となるよ
うな割合で行うことが好ましい。水性接着剤の量が少な
過ぎると(架橋性組成物の量が多過ぎると)、他の層と
の密着力や耐水性が不足しやすく、逆に水性接着剤の量
が多過ぎると(架橋性組成物の量が少な過ぎると)、得
られる帯電防止層による帯電防止効果が不十分となりや
すい。
【0020】本発明の帯電防止層は、基材全面を覆うよ
うに設けても良いが、端面からの水分の侵入によるはが
れを有効に防止するために、一様に分布するライン状
(平行ライン状、碁盤目状など)または点状(ドット
状、網点状など)などの一様に分布するパターン状に設
けられていることが好ましい。帯電防止層の分布に偏り
があると、帯電防止性能にムラを生じやすくなる。この
際、帯電防止層は、20〜90%、好ましくは20〜8
0%の面積率で設けられていることが好ましい。帯電防
止層の占有面積が少な過ぎると帯電防止性能が不十分に
なりやすく、逆に帯電防止層の占有面積が多過ぎると耐
水性が低下しやすくなる。
【0021】帯電防止層の厚みとしては、表面層上で帯
電防性能を発現するように適宜設定すればよいが、好ま
しくは0.1〜10μm、より好ましくは0.2〜5μ
mである。
【0022】本発明の帯電防止層を設ける位置は、基材
(基材が樹脂層を有する場合は樹脂層)と表面層の間で
あれば、特に限定されず、基材上に直接設けても良い
が、特に基材が紙のみよりなる場合には、耐水性を向上
させるために、絵柄印刷層または下地着色層等の樹脂よ
りなる層上に設けることが好ましく、耐水層上に設ける
ことが好ましい。耐水層としては、上述の表面層に用い
る樹脂を用いて形成しても良いし、絵柄印刷層または下
地着色層を耐水性を有するインクで形成し、耐水層とし
ても良い。
【0023】また、絵柄印刷層の一色として、グラビア
印刷等により帯電防止層を形成し、帯電防止層が、絵柄
印刷層の少なくとも一部を構成するように設けてもよ
い。
【0024】本発明の帯電防止フィルムは、以上説明し
た各層の他に、必要に応じて他の層、例えば基材の裏側
の裏打ち紙等を設けても良い。また、意匠性を向上させ
るため、エンボス加工、基材が樹脂層を有する場合は発
泡加工等を施しても良い。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。
【0026】本実施例における評価方法は以下の通りで
ある。
【0027】(1)防埃性 サンプルの表面を人絹で20往復擦った後、アクリル系
の糸くずを振りかけ、直ちにサンプルの表面を下向きに
して、糸くずの落下状態および付着状態を観察した。
【0028】評価は、糸くずが総て落下し、糸くずの残
留がなかったものを◎、ほとんどの糸くずが落下した
が、一部の糸くずの残留が認められたものを○、一部の
糸くずが落下したものの、多量の糸くずが付着残留した
ものを△、糸くずがほとんど落下せずに付着残留したも
のを×とした。
【0029】(2)耐水性 特殊合板の日本農林規格2類浸漬剥離試験を実施した。
【0030】具体的には、各サンプルから1辺が75m
mの正方形状の試験片を4片ずつ作製し、70±3℃の
温水中に2時間浸漬した後、60±3℃で3時間乾燥し
た。
【0031】評価は、全く剥離が発生しなかったものを
◎、剥離が発生したものの、適合基準(同一接着面にお
ける剥離しない部分の長さがそれぞれの側面において5
0mm以上であること)を満たすものを○、剥離が発生
し、適合基準を満たさないものを△、ほぼ全面にわたっ
て剥離が発生したものを×とした。
【0032】(実施例1)メチルメタクリレートとアク
リル酸とジメチルアミノエチルメタクリレート4級塩化
合物とを重量比で67/3/30の割合で、イソプロパ
ノールと水の混合液(混合比2/1)中で共重合させ、
ビニル単量体とアクリルエステル単量体とからなる架橋
性の帯電防止性共重合体の溶液を得た。
【0033】上記溶液に、架橋硬化剤としてのジエチレ
ングリコールジグリシジルエーテルと、エポキシ基開環
反応触媒としてのポリエチレンイミン(平均分子量12
00)とを、上記溶液の固形分に対してそれぞれ20重
量%と3重量%添加混合し、架橋性組成物を得た。
【0034】上質紙(90g/m2)上に、グラビア印
刷により、表1に示す面積率で、架橋性組成物を網点印
刷し(乾燥後の厚さ1μm)、その上にグラビア印刷に
より、白インキ、色インキを印刷し、更に、ポリエステ
ル(バイロンRV200、東洋紡績株式会社製)をコー
ティングしたものをエンボス加工した後、接着剤を介し
て裏打紙を貼り合わせて、裏打紙/基材/帯電防止層/
下地着色層/絵柄印刷層/表面層の構成を有する紙壁紙
を作製した。
【0035】この紙壁紙を評価した結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】(実施例2)ポリエステルに代えて、ウレ
タン樹脂をコーティングした以外は、実施例1と同様に
して紙壁紙を作製した。評価結果を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】(実施例3)上質紙(90g/m2)上
に、グラビア印刷により白インキを印刷し、その上に、
グラビア印刷により表1に示す面積率で、実施例1の架
橋性組成物を網点印刷し(乾燥後の厚さ1μm)、その
上にグラビア印刷により色インキを印刷し、更に、ポリ
エステル(バイロンRV200、東洋紡績株式会社製)
をコーティングしたものをエンボス加工した後、接着剤
を介して裏打紙を貼り合わせて、裏打紙/基材/下地着
色層/帯電防止層/絵柄印刷層/表面層の構成を有する
紙壁紙を作製した。
【0040】この紙壁紙を評価した結果を表3に示す。
【0041】
【表3】
【0042】(実施例4)ポリエステルに代えて、ウレ
タン樹脂をコーティングした以外は、実施例3と同様に
して紙壁紙を作製した。評価結果を表4に示す。
【0043】
【表4】
【0044】(実施例5)上質紙(90g/m2)上
に、グラビア印刷により、耐水性インキ(ポリエステ
ル、バイロンRV200、東洋紡績株式会社製)を印刷
し、その上にグラビア印刷により、表5に示す面積率
で、実施例1の架橋性組成物を網点印刷し(乾燥後の厚
さ1μm)、その上にグラビア印刷により、白インキ、
色インキを印刷し、更に、ポリエステル(バイロンRV
200、東洋紡績株式会社製)をコーティングしたもの
をエンボス加工した後、接着剤を介して裏打紙を貼り合
わせて、裏打紙/基材/耐水層/帯電防止層/下地着色
層/絵柄印刷層/表面層の構成を有する紙壁紙を作製し
た。
【0045】この紙壁紙を評価した結果を表5に示す。
【0046】
【表5】
【0047】(実施例6)ポリエステルに代えて、ウレ
タン樹脂をコーティングした以外は、実施例5と同様に
して紙壁紙を作製した。評価結果を表6に示す。
【0048】
【表6】
【0049】(実施例7)上質紙(90g/m2)上
に、塩化ビニル30部、可塑剤としてジオクチルフタレ
ート(DOP)70部、発泡剤5部よりなる塩ビゾル接
着剤を厚み200μmで塗工し110℃で5分間乾燥し
た。
【0050】この上に、グラビア印刷により、表7に示
す面積率で、実施例1の架橋性組成物を網点印刷し(乾
燥後の厚さ1μm)、その上にグラビア印刷により、白
インキ、色インキを印刷し、更に、ポリエステル(バイ
ロンRV200、東洋紡績株式会社製)をコーティング
した。これを180℃、5分間加熱後にエンボス加工
し、基材(紙層/樹脂層)/帯電防止層/下地着色層/
絵柄印刷層/表面層の構成を有するビニル壁紙を作製し
た。
【0051】このビニル壁紙を評価した結果を表7に示
す。
【0052】
【表7】
【0053】
【発明の効果】本発明に係る帯電防止フィルムは、以上
説明したとおり、耐水性、帯電防止性のいずれにも優れ
ていることから、特に、壁紙のように、端面や裏面から
の水分侵入の可能性が高い用途に好適に使用できるもの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 沙織 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内 (72)発明者 山本 吉広 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内 (72)発明者 関根 光一 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内 Fターム(参考) 4F006 AA13 AA17 AA22 AA56 AB24 BA07 CA10 DA04 4F100 AK01A AK02B AK15A AK25B AK41 AK51C AL01B AL05B AT00A AT00C BA03 BA10A BA10C CB00B DG10A EJ02A EJ39A GB08 HB00B HB31B JB05B JB07C JB12B JG03B JL08B JL11B YY00B

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に、少なくとも、側鎖に4級アン
    モニウム塩基とカルボキシル基とを有する帯電防止性共
    重合体を含有する帯電防止層と、表面層とが積層されて
    なることを特徴とする帯電防止フィルム。
  2. 【請求項2】 帯電防止層が、側鎖に4級アンモニウム
    塩基とカルボキシル基とを有する、ビニル単量体とアク
    リルエステル単量体とからなる帯電防止性共重合体と、
    2〜4価の脂肪族アルコールのポリグリシジルエーテル
    と、エポキシ基開環反応触媒とを混合した架橋性組成物
    よりなることを特徴とする請求項1に記載の帯電防止フ
    ィルム。
  3. 【請求項3】 帯電防止層が、架橋性組成物を水性接着
    剤に添加した接着性組成物よりなることを特徴とする請
    求項2に記載の帯電防止フィルム。
  4. 【請求項4】 帯電防止層が、一様に分布するパターン
    状に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の帯電防止フィルム。
  5. 【請求項5】 帯電防止層が、20〜90%の面積率で
    設けられていることを特徴とする請求項4に記載の帯電
    防止フィルム。
  6. 【請求項6】 帯電防止層が、絵柄印刷層の少なくとも
    一部を構成することを特徴とする請求項4または5に記
    載の帯電防止フィルム。
  7. 【請求項7】 帯電防止層を、耐水層上に有することを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の帯電防止フ
    ィルム。
  8. 【請求項8】 耐水層が、絵柄印刷層または下地着色層
    であることを特徴とする請求項7に記載の帯電防止フィ
    ルム。
  9. 【請求項9】 基材が紙層と樹脂層よりなり、樹脂層側
    に帯電防止層を有することを特徴とする請求項1〜8の
    いずれかに記載の帯電防止フィルム。
  10. 【請求項10】 樹脂層が、塩化ビニル樹脂よりなるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の帯電防止フィルム。
  11. 【請求項11】 樹脂層に、発泡加工及び/又はエンボ
    ス加工が施されていることを特徴とする請求項9または
    10に記載の帯電防止フィルム。
  12. 【請求項12】 表面層が耐水性を有することを特徴と
    する請求項1〜11のいずれかに記載の帯電防止フィル
    ム。
  13. 【請求項13】 表面層が、ウレタン樹脂よりなること
    を特徴とする請求項12に記載の帯電防止フィルム。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載の帯
    電防止フィルムからなることを特徴とする帯電防止壁
    紙。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007185824A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Toppan Printing Co Ltd 反射防止積層フィルム
KR100845687B1 (ko) 2006-08-22 2008-07-11 임성혁 코팅용 대전방지 조성물, 내첨용 대전 방지 조성물 및 이를이용한 기능성 대전방지 제품
JP2016083889A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 株式会社トッパン・コスモ 化粧紙

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