JP2510039Y2 - マ―キングフィルム - Google Patents

マ―キングフィルム

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JP2510039Y2
JP2510039Y2 JP10441791U JP10441791U JP2510039Y2 JP 2510039 Y2 JP2510039 Y2 JP 2510039Y2 JP 10441791 U JP10441791 U JP 10441791U JP 10441791 U JP10441791 U JP 10441791U JP 2510039 Y2 JP2510039 Y2 JP 2510039Y2
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勇一 向後
陽治 飯坂
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、印刷加工を行ったマー
キングフィルムを着色被着体に貼付する際、マーキング
フィルムの端部の色(一般には白)が印刷色と被着体の
色の間に違和感をもって存在することによる意匠性の低
下を防ぐことを目的としたマーキングフィルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のマーキングフィルムは、着色ある
いは透明単層のフィルムからなり、これにシルクスクリ
ーン印刷を施し装飾用フィルムを作成していた。又、下
地色を生かした印刷を行なう際は、特に下地色が濃色の
場合は、印刷インキの隠蔽性が不足するため、1度白色
を印刷し更にその上に指定色を印刷している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、印刷の工数が増え、白色印刷層の隠蔽性も不
十分であった。又、白色マーキングフィルムを用いて装
飾用マーキングフィルムを作成すると、例えば、黒色の
オートバイタンクに貼付した際に、斜めから見るとマー
キングフィルムの端部の白色が印刷色とオートバイタン
クの黒色の間で白線状に目立ち、意匠性を低下させてい
た。
【0004】本考案が解決しようとする課題は、印刷工
数の低減及び意匠性の低下を防ぎ、貼付違和感の無いマ
ーキングフィルムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、基材フィルム
が表面層と裏面層とからなり、表面層が隠蔽性を有する
着色層であり、裏面層が透明層であることを特徴とする
マーキングフィルムに関するものである。
【0006】以下、図面に従って本考案を説明する。図
1は従来のマーキングフィルムを被着体に貼付した状態
を示す断面図及び図2は本考案のマーキングフィルムを
被着体に貼付した状態を示す断面図である。
【0007】表面層2は、厚さ5〜50μmの範囲が好
ましく、特に本考案の目的からしてなるべく薄いことが
望ましく、5〜30μmが好ましい。表面層2は、印刷
のでき映えの点から白色が特に好ましい。裏面層5は厚
さ10〜100μmの範囲が好ましく、特に10〜50
μmが好ましい。このフィルムの製造方法としては、キ
ャスティング法・押し出し法・カレンダー法等公知の技
術が用いられるが、厚さの制御及び、薄膜化の点からキ
ャスティング法が最も好ましい。フィルムの材質として
は、塩化ビニル樹脂・ウレタン樹脂・アクリル樹脂等柔
軟性に富む樹脂が用いられる。
【0008】マーキングフィルムは、粘着剤3を剥離紙
上に塗布乾燥させた後、基材フィルムの透明な裏面層5
側に転写することにより製造される。
【0009】粘着剤3としては、(メタ)アクリル酸、
(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸ヒド
ロキシアルキルエステル等のアクリルモノマー及び必要
に応じてカルボン酸ビニルエステル、スチレン等の共重
合性モノマーからなるアクリル系粘着剤が好適である
が、天然ゴム、合成ゴム、ポリウレタン等を主成分とす
る粘着剤も使用し得る。
【0010】剥離紙としては、クラフト紙表面にポリエ
チレンを薄くコーチングした後シリコン化合物を塗布し
離型性を付与したもの、クレー処理したクラフト紙にシ
リコン化合物を塗布したもの等が使用され、特に印刷加
工時カールの少ないものが好ましい。
【0011】
【実施例】次に本考案の実施例を説明する。
【0012】実施例1 ペースト用塩化ビニル樹脂 100重量部 (ゼオン121 日本ゼオン(株)製) ポリエステル系可塑剤 30重量部 (ポリサイザーW−305ELS 大日本インキ化学工業(株)製) バリウム−亜鉛系金属石鹸 1重量部 (大日本インキ化学工業(株)製) 酸化チタン系顔料 45重量部 (大日本インキ化学工業(株)製) 希釈用キシレン 60重量部
【0013】上記配合物をラボミキサーで充分に攪拌の
後、真空脱泡機(真空度70mmHg)で充分脱泡し、
塩化ビニル樹脂組成物(1)を得た。又、酸化チタン系
顔料を用いない以外は、上記と同様にして塩化ビニル樹
脂組成物(2)を得た。
【0014】塩化ビニル樹脂組成物(1)を加熱溶融後
の厚さが20μmになるように工程紙上にキャスティン
グして表面層2を形成し、更にその上に塩化ビニル樹脂
組成物(2)を加熱溶融後の厚さが30μmになるよう
にキャスティングして裏面層5を形成した。この後、1
90℃で3分加熱溶融した後、工程紙より剥離して白色
複層型の基材フィルムを得た。
【0015】アクリル系粘着剤(大日本インキ化学工業
(株)製)のトルエン−酢酸エチル混合溶液を乾燥後の
塗布量が30g/m2となるように剥離紙上に塗布し
た。これを 80℃で2分間乾燥した後、複層型基材フ
ィルム上に転写し、基材フィルムの裏面層5側に粘着剤
層3及び剥離紙を設けてマーキングフィルムを得た。
【0016】実施例2 上記実施例1において塩化ビニル組成物(1)を加熱溶
融後の厚さが10μm塩化ビニル樹脂組成物(2)を加
熱溶融後の厚さが50μmになるようにキャスティング
したこと以外は同様にしてマーキングフィルムを得た。
【0017】比較例1 塩化ビニル樹脂組成物(1)を加熱溶融後の厚さが50
μmになるように工程紙上にキャスティングして表面層
2を形成させ、190℃で3分加熱溶融した後、工程紙
より剥離して白色単層型の基材フィルムを得た。実施例
1と同様にして粘着加工し白色マーキングフィルムを得
た。
【0018】比較例2 塩化ビニル樹脂組成物(2)を加熱溶融後の厚さが50
μmになるように工程紙上にキャスティングして表面層
2を形成させ、190℃で3分加熱溶融した後、工程紙
より剥離して透明単層型の基材フィルムを得た。実施例
1と同様にして粘着加工し透明マーキングフィルムを得
た。
【0019】上記実施例1、実施例2、比較例1及び比
較例2のマーキングフィルムにシルクスクリーン印刷
(比較例2については2度)を施して印刷層1を形成し
て装飾用マーキングフィルムを得た。これらのマーキン
グフィルムの剥離紙を剥し、黒色の被着体4に貼付し、
目視にてマーキングフィルムの端部の状態を観察した。
【0020】結果を以下の表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【考案の効果】本考案によれば、シルクスクリーン印刷
の2度刷り(白色印刷の上に指定色の印刷)をすること
なく、隠蔽性に優れた装飾用マーキングフィルムが作成
でき、又、白色単層マーキングフィルムを用いた際に発
生する貼付違和感の無い装飾用マーキングフィルムが簡
便に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のマーキングフィルムを貼付した際の断面
図である。
【図2】本考案の高意匠性マーキングフィルムを貼付し
た際の断面図である。
【符号の説明】
1 印刷層 2 表面層 3 粘着剤層 4 被着体 5 裏面層

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルムが表面層と裏面層とからな
    り、表面層が隠蔽性を有する着色層であり、裏面層が透
    明層であることを特徴とするマーキングフィルム。
  2. 【請求項2】 表面層の厚さが5〜50μmの範囲であ
    り、裏面層の厚さが10〜100μmの範囲である請求
    項1記載のマーキングフィルム。
JP10441791U 1991-12-18 1991-12-18 マ―キングフィルム Expired - Lifetime JP2510039Y2 (ja)

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