JP2891256B1 - 転写基板及び転写シール - Google Patents

転写基板及び転写シール

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Abstract

【要約】 【課題】 水性液浸透性シート材料上に艶消剤として作
用する粉体が混入された水溶性樹脂の艶消表層を設ける
ことにより、被着体への転写物の表面が艶消し状態とな
ることを可能とする転写基板及び転写シールを提供す
る。 【解決手段】 水性液浸透性シート材料上に、艶消剤と
して作用する粉体が混入された水溶性樹脂の艶消表層を
塗布等により設け、転写基板を作成する。この転写基板
の艶消表層上に、直接的に又は保護層(べた印刷等によ
り設ける)を介して着色印刷層を設け、その上に粘着剤
又は水性液活性接着剤の接着層をスクリーン印刷により
設け、更にその上にセパレーター(ブロッキング防止
用)を設けて、好ましい転写シールを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写基板、並び
に、各種被着体、特に皮膚等の被着体に貼って好適な転
写シールに関する。
【0002】
【従来の技術】各種の転写シール、例えば、入れ墨転写
シールは、水転写タイプ、有機溶剤転写タイプ、粘着転
写タイプ等のものが知られている。いずれの転写シール
も、転写される図案層部分(着色印刷層、着色塗膜層
等)を印刷等の方法で設けるための被印刷体等としての
転写基板(糊層を塗工した転写紙やシリコーン樹脂等で
処理した転写剥離紙又はフィルム等)、印刷や塗布で設
けた図案層、水又は溶剤活性接着剤や粘着剤の接着層、
必要に応じてブロッキング防止用のセパレーター(剥離
紙や剥離フィルム等)を含む構成である。
【0003】水転写タイプ入れ墨転写シールの貼着操作
は、まずセパレーターを取り除き、転写シールを水で湿
し、転写紙の糊層を水で膨潤・溶解させると共に、水活
性接着剤や粘着剤の接着層を皮膚に宛がって押さえ付
け、転写紙と図案層・接着層が離れる頃合を見計らっ
て、ずらすようにして転写紙を分離し、図案層・接着層
のみを皮膚に貼着する。有機溶剤転写タイプの入れ墨転
写シールの場合は、上記の「水」で湿す工程を「有機溶
剤」で湿し、他は上記と同じ手順で操作し、貼着を行
う。
【0004】接着層として粘着層を設けた粘着タイプ入
れ墨転写シールは、セパレーターを取り除いた後、水や
有機溶剤を使用しないで直接的に粘着層を皮膚に貼り付
け、最後にシリコーン樹脂等で処理した転写剥離紙又は
フィルムを捲るように剥がせばよい。入れ墨転写シール
に限定されていないが、粘着タイプ転写シールの基本的
構造は実公昭第40−36198号公報に開示されてい
る。即ち、このシールは、例えば、シリコーン樹脂等で
処理した剥離紙(転写基板)上に、透明な印刷層を設
け、その上面に多色の印刷を施すことによって所要の印
刷層を形成し、更にその上面に感圧性粘着剤層を設け、
更にその上面に剥離紙(セパレーター)を貼着してなる
使用時において透明な印刷層及び上記所要の多色印刷層
のみを感圧性粘着剤層を介して目的物に転着せしめるご
とくした転写マークである。透明な印刷層は、目的物に
転写後の多色印刷層を保護する保護層として機能する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
いずれの入れ墨転写シールも、その転写基板は、糊を塗
工した転写紙やシリコーン樹脂等で処理した剥離転写紙
やプラスチック転写フィルムであり、その上に直接的に
又は保護層を介して印刷や塗布により図案層部分を設け
たものであるので、転写後に皮膚上に残る着色印刷層や
着色塗膜層等の図案層部分や場合によってはその上の保
護層には光沢があり、本物の入れ墨の感じを出すことが
できない。これは入れ墨転写シールに限られたことでは
無く、図案層部分や場合によってはその上の保護層を艶
消し状態として被着体に残すことができる転写シール
は、皆無であった。
【0006】従って、本発明は、転写後に被着体に残る
部分の表面を艶消し状態とすることができる転写基板及
び転写シールを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、水性液浸透性
シート材料上に、艶消剤として作用する粉体が混入され
た水溶性樹脂の艶消表層を有することを特徴とする転写
基板、並びに、上記転写基板の艶消表層上に、直接的に
又は保護層を介して印刷又は塗膜層、必要に応じてその
上に粘着剤又は水性液活性接着剤の接着層、必要に応じ
て更にその上にセパレーターが設けられいることを特徴
とする転写シールを提供するものである。
【0008】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
転写基板を用いた本発明の転写シールは、艶消剤として
作用する粉体が混入された水溶性樹脂の艶消表層上に、
印刷や塗布により保護層や印刷又は塗膜層が形成されて
いるので、凹凸を有する上記艶消表層と接する層の表面
も凹凸を有する艶消面となっており、従って、転写シー
ルを皮膚等の被着体に転写した後、水性液(例えば、水
や水とエタノール等の水溶性溶剤の混合液)で水溶性樹
脂を溶解除去する際に上記粉体もほぼ除去され、被着体
に残る部分の表面が艶消し状態として現れる。
【0009】本発明の転写基板は、水性液浸透性シート
材料上に、艶消剤として作用する粉体が混入された水溶
性樹脂の艶消表層を有する。この水性液浸透性シート材
料としては、例えば、吸水性紙、不織布、多孔性プラス
チックフィルム等を挙げることができるが、吸水性紙が
浸透性の点で特に好ましい。不織布や多孔性フィルムの
場合は、水性液浸透性となる様に親水化処理されている
のが好ましいが、エタノール等の水溶性溶剤を混入した
水性液を転写シールの転写に際して用いる時は、親水化
処理されていない不織布や多孔性フィルムでも、エタノ
ール等の水溶性溶剤が水の表面張力を低下させるので、
水性液浸透性シート材料として機能し得る。
【0010】水溶性樹脂としては、例えば、ポリエチレ
ングリコール、ポリビニールアルコール、ポリビニール
ピロリドン、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸、
デキストリン、澱粉等を挙げることができるが、特にデ
キストリンが水溶性等の点で好ましい。
【0011】艶消剤として作用する粉体としては、シリ
カ、炭酸カルシウム、クレー、アルミナ、酸化チタン等
を挙げることができるが、屈折率が余り高く無く、水溶
性樹脂と混合して半透明になるのは、シリカやクレー等
で、この場合は、吸水性紙を水性液浸透性シート材料と
して使用しても着色層の位置を転写基板を通して視覚的
にほぼ認識することができるので、好都合である。水溶
性樹脂へのこの粉体の混入量は、望ましい艶消しの程度
にもよるが、水溶性樹脂分に対して0.1〜80重量%
であるのが好ましく、2〜40重量%であるのがより好
ましく、3〜30重量%であるのが更に好ましい。
【0012】本発明の転写シールは、上記転写基板上に
直接的に又は保護層(印刷又は塗布により設ける)を介
して印刷又は塗膜層、必要に応じてその上に粘着剤又は
水性液活性接着剤の接着層、必要に応じて更にその上に
セパレーター(ブロッキング防止用)が設けられいる。
水性液活性接着剤よりも粘着剤の方が、転写が簡単且つ
確実なので好ましいが、セパレーターを必要とするのが
通常である。通常、印刷又は塗膜層が着色しており、こ
れと転写基板との間に透明な保護層を印刷又は塗布によ
り設けるのが好ましい。代わりに、接着層を着色し、転
写シールとしての機能を発現させることもできるが、こ
の場合は、印刷又は塗膜層を透明としても良い訳で、こ
れが保護層として機能するので、上記の保護層は不要と
なる。入れ墨転写シールの場合は、保護層として弾性樹
脂(可塑剤を含んでも良い)やゴムを用いて透明弾性層
を形成するのが、貼り易く、使用時の着色層(図案層)
のひび割れが無く、また、使用後は剥がし易いので好ま
しい(特許第2751137号)。また、粘着剤や水性
液活性接着剤の接着層を設けず、上記印刷又は塗膜層を
溶剤活性な層とし、例えば、水とエタノール等の水溶性
溶剤の混合液を水性液として転写時に用いて、エタノー
ルで上記印刷又は塗膜層の接着性を発現させて、被着体
に転写することも可能である。
【0013】なお、本明細書で言う「着色」とは、白色
を含めたいわゆる「各種の色」に加えて、金属色、蛍
光、燐光等を与えることを含むものとする。また、本発
明の転写シールの貼着操作は、「従来の技術」のところ
で水転写タイプや溶剤転写タイプの入れ墨転写シールに
ついて述べたと同様の手順である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明するが、本発明はこれらの実施の形態
に限定されるものでは無い。なお、図2において、着色
印刷層等の各層は連続に表されているが、不連続である
場合もあり、また、各図において、寸法も実際の各寸法
の比を表している訳では無く、図は単に概念図として表
したものである。
【0015】図1を参照しつつ本発明の転写基板の作成
する方法の一例を説明する。まず、艶消剤として作用す
る粉体を水溶性樹脂の水溶液に常法により分散させ、分
散体を調製する。この分散体を吸水性紙等の水性液浸透
性シート材料1上に常法により塗布して、乾燥し、粉体
Pが混入した水溶性樹脂の艶消表層2を形成し、転写基
板11を作成する。なお、艶消表層2の形成方法は塗布
法に限定されず、例えば、上記分散体をスクリーン印刷
やグラビア印刷等により水性液浸透性シート材料1上に
印刷する方法によって、艶消表層2を形成しても良い。
また、艶消表層2の乾燥厚みは、特に限定されないが、
0.5〜200μmが好ましく、1〜100μmがより
好ましく、5〜40μmが更に好ましい。
【0016】次に、図2を参照しつつ本発明の転写シー
ルの作成方法の好ましい一例を説明する。転写基板11
の艶消表層2上に直接的に又は保護層3(べた印刷又は
塗布、好ましくはスクリーンべた印刷により設ける)を
介して平版印刷、凸版印刷、グラビア印刷や凹版転写印
刷(パッド印刷)等の凹版印刷、スクリーン印刷等を施
すことにより、印刷層4として単色又は多色の着色印刷
インキ層を設ける。特に多色の網点印刷では、平版印
刷、凸版印刷、グラビア印刷が網点が細かいので好まし
い。スクリーン印刷の場合、紫外線硬化型インキを用い
ても、網点が粗くなる傾向がある。スクリーン印刷で、
網点が粗くなるのを避けるには、必要なだけの色数を用
いて画線印刷(べた)を行う。これに対し、平版印刷、
凸版印刷、グラビア印刷では、三原色のインキと墨イン
キで写真と同じような感じも出せる。印刷速度が速い点
からは、平版印刷、凸版印刷、グラビア印刷が好まし
く、更に、製版コストが低く、校正刷りが早い点で平版
印刷、凸版印刷が好ましく、更に印刷速度が速い点で
は、これらの印刷を毎葉や輪転のオフセット印刷で行う
ことが好ましい。
【0017】印刷層4の代わりに、塗膜形成材料を溶剤
に溶解又は分散した溶液や分散体の塗布(コーティン
グ、スクリーン印刷によるべた刷りを含む)により塗膜
層を設けることもできるが、この場合、作成された積層
体を或るパターンに打ち抜いて、そのパターンを図案と
して被着体に転写することになる。印刷層や塗膜層は、
一般に、樹脂、各種の充填剤、各種の着色剤、その他の
各種の添加剤を含む。但し、接着層を着色し、印刷層や
塗膜層は無着色とする場合は、印刷層や塗膜層に着色剤
を含ませる代わりに接着層に着色剤を含ませる。ここで
「着色剤」とは、各種の顔料、染料、金属粉末、蛍光物
質、燐光物質、蓄光物質を含める概念とする。
【0018】保護層3に透明弾性層を用いた場合、印刷
層4の着色印刷インキ層と保護層3の透明弾性層の密着
性が良ければ、皮膚や屈曲・伸縮性物品等に転写シール
を貼着しても、使用時に着色印刷インキ層がひび割れす
るようなことはない。
【0019】次に、印刷層4の上面に、必要に応じて、
スクリーン印刷等の印刷方法により、粘着剤や水性液活
性接着剤の接着層5を設ける。粘着剤の接着層の場合、
粘着剤としては、アクリル系、ゴム系、シリコーン系等
の粘着剤を用いることができる。粘着剤や水性液活性接
着剤には、必要に応じ、充填剤、白色顔料、アルミニウ
ム粉等の金属粉、粘着付与剤、レベリング剤、消泡剤等
の各種添加剤を添加してもよい。
【0020】粘着剤を用いる場合、粘着剤からなる接着
層の粘着力は、特に限定されず、転写シールの大きさ
や、被着体の種類等により、好ましい値が異なるが、入
れ墨転写シールの場合、使用後に剥がす必要があるの
で、一般的には、JIS−Z0237に従って測定した
値が約120g/25mm巾から約2000g/25m
m巾までの範囲にあるのが好ましく、更に好ましくは約
200g/25mm巾から約1000g/mm巾の範囲
である。
【0021】本発明の転写シールを入れ墨転写シールと
して用いる場合は、できるだけ透明な着色剤のみを用い
る様にすると、転写した時に皮膚に本物の入れ墨を入れ
たような感じを出すことができる。
【0022】本発明の転写シールは、保護層、印刷又は
塗膜層、接着層に、1以上の空気孔を設けてもよい。か
かる空気孔は、印刷された層にかかる空気孔が形成され
るように印刷版を製版するか、出来上がった転写シール
に針刺し等により形成してもよい。空気孔の形状は、特
に制限されることは無く、例えば、実質的な円状、多角
形状、星状、線状、渦巻き状、ドーナツ状、波状など如
何なる形状でもよい。かかる空気孔は、本発明の転写シ
ールを入れ墨転写シールとして用いた時、皮膚の呼吸を
可能とし、空気孔が無い場合に接着層と皮膚との間で密
閉された状態となることによるあせもやかぶれの発生を
少なくする。好ましくは、上記接着層のみにかかる空気
孔(例えば、好ましくは約0.1mm〜約3mm、より
好ましくは約0.2mm〜約2mmの直径の円状)設け
ると、マーク層のデザインを制限すること無く、また、
美観を損なわず、しかも上述の効果を充分に発揮し、更
に、転写シール使用後の剥離を容易にする効果も期待で
きる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明は実施例に限定されるものでは無
い。
【0024】実施例1 デキストリン100重量部を水に溶解し、30重量%の
デキストリン水溶液を得た。この水溶液中にデグサジャ
パン製シリカ(OKシリーズ)20重量部をホモミキサ
ーにより分散し、分散体を得た。この分散体を吸水性紙
上にアプリケーターにより塗布、乾燥し、乾燥厚み20
μmの艶消表層を形成した。このようにして、図1に示
すような断面構造の転写基板を作成した。
【0025】実施例2 日本ポリウレタン工業(株)製のポリウレタン「パラプ
レン」100重量部に日本ポリウレタン工業(株)製の
可塑剤「デスモフェン800」80重量部を加え、更に
シクロヘキサノンを加えて適当な粘度の溶液を調製し、
この溶液を実施例1の転写基板上にスクリーン印刷し、
乾燥厚み約15μmの透明弾性層を形成した。この透明
弾性層の上に平版オフセット印刷により多色網点印刷を
行い着色印刷インキ層を形成した。この着色印刷インキ
層の上に、ブチルアクリレート−エチルアクリレート共
重合体アクリル系粘着剤溶液をスクリーン印刷し、乾燥
厚み約15mμの粘着剤層を形成した。この上にセパレ
ーターとしての剥離紙を重ね、図2に示すような断面構
造の転写シールを作成した。
【0026】剥離紙を剥がし、粘着剤層を皮膚に宛がっ
て、転写基板上から押し付け、転写基板上から水を浸透
させ、デキストリンを溶解して、捲るように吸水性紙を
剥がして、転写を行った。皮膚上に残った転写シール部
分の表面は艶消し状態となっていた。なお、シリカもデ
キストリンの溶解と共にほぼ除去されていた。
【0027】
【発明の効果】本発明の転写基板は、その艶消表層上に
少なくとも着色層を含む1以上の層を設け、転写シール
とすることにより、転写した後、上記艶消表層と接して
いた層の表面が艶消し状態となる。
【0028】本発明の転写シールは、転写基板の艶消表
層の効果により、転写後に皮膚等の被着体上に残る転写
シール部分の表面が艶消し状態となり、例えば、入れ墨
転写シールとして用いれば、本物の入れ墨を皮膚に入れ
たかの如き感じを与えることができる。
【0029】本発明の転写シールは、上述のように、入
れ墨転写シールとして好適に使用できるが、レザージャ
ンパー、レザーバッグ、各種ボール(例えば、サイン転
写シールとしても用いることができる)、金属製品、ガ
ラス製品、陶磁器、プラスチック成形品、その他の各種
物品を被着体とする転写シールとしても用いることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の転写基板の一例の構成を示す
断面図である。
【図2】図2は、本発明の転写シールの一例の構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 水性液浸透性シート材料 2 艶消表層 3 保護層 4 印刷層 5 接着層 6 セパレーター 11 転写基板 P 艶消剤として作用する粉体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B44C 1/165 B44C 1/175 G09F 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性液浸透性シート材料上に、艶消剤と
    して作用する粉体が混入された水溶性樹脂の艶消表層を
    有することを特徴とする転写基板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の転写基板の艶消表層上
    に、直接的に又は保護層を介して印刷又は塗膜層、必要
    に応じてその上に粘着剤又は水性液活性接着剤の接着
    層、必要に応じて更にその上にセパレーターが設けられ
    いることを特徴とする転写シール。
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