JP3070646B2 - 自走台車の走行速度異常検出装置 - Google Patents

自走台車の走行速度異常検出装置

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JP3070646B2
JP3070646B2 JP5008033A JP803393A JP3070646B2 JP 3070646 B2 JP3070646 B2 JP 3070646B2 JP 5008033 A JP5008033 A JP 5008033A JP 803393 A JP803393 A JP 803393A JP 3070646 B2 JP3070646 B2 JP 3070646B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一定走行経路に沿って
自走する搬送用自走台車が、所定の走行速度異常検出ゾ
ーン内に於いて、例えば上限制限値を越える異常速度で
走行した場合、この事態を自動的に検出することが出来
る走行速度異常検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来のこの種の自走台車
の走行速度異常検出装置は、各自走台車毎に走行速度検
出手段を搭載し、この検出速度が予め設定された制限速
度範囲内にあるか否かを判別するようにしたものであっ
た。
【0003】このような従来の走行速度異常検出装置で
は、走行経路中に設定制限速度が異なる複数ゾーンがあ
る場合、各ゾーンに進入するときに各自走台車の設定制
限速度を地上側から自動的に変更するかまたは、各ゾー
ンに対応する複数の制限速度値を予め各自走台車に設定
しておいて、各ゾーンに進入するときに自走台車側で何
番ゾーンであるかを判別させる必要がある。従って、特
に多数台の自走台車を含む設備である場合、これら自走
台車を含む設備全体の走行速度異常検出のためのコスト
が高くつき、制御も複雑になるなどの問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の走行速度異常検出装置は、走行速度異常検出ゾー
ンA−Bに於ける自走台車1の走行経路に沿って無端チ
ェン9が掛張されると共に、当該無端チェン9を自走台
車1の制限速度で回動させる駆動手段12が設けられ、
自走台車1には、前記無端チェン9と係合するスプロケ
ットホィール16と当該スプロケットホィール16の一
方向回転を検出する検出器(例えばロータリーエンコー
ダ17)とを備えた相対速度検出手段が設けられている
点に特徴を有する。
【0005】前記検出器としてロータリーエンコーダ1
7を利用し、前記相対速度検出手段が、前記ロータリー
エンコーダ17の設定された一方向回転時の発信パルス
から無端チェン9と自車との相対速度を検出するように
構成することが出来る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1に於いて、1は搬送用自走台車
であって、走行経路に沿って架設されたガイドレール2
に駆動車輪3と従動車輪4とを介して走行可能に支持さ
れ、例えばハンガー5などの被搬送物支持手段を備えて
いる。前記駆動車輪3は、インバータなどの速度制御用
コントローラ6によって回転速度制御が可能なモータ7
により回転駆動される。8は前記速度制御用コントロー
ラ6などを制御する主コントローラである。前記モータ
7や主コントローラ8などに対する給電は、図示省略し
ているが、ガイドレール2に沿って敷設された給電線か
ら自走台車1に設けられた集電ユニットを介して行われ
るが、搭載バッテリーから給電するものであっても良
い。
【0007】前記自走台車1の走行経路中には、走行速
度異常を検出するためのゾーンA−Bが設定されてい
る。このゾーンA−Bに於ける走行経路(ガイドレール
2)に沿って無端チェン9が駆動輪10と従動輪11と
を介して掛張されている。12は無端チェン9を自走台
車1の制限速度で回動させる駆動手段であって、モータ
13とインバータなどの速度制御用コントローラ14、
及び当該コントローラ14を制御する主コントローラ1
5などから構成されている。
【0008】自走台車1には、前記ゾーンA−B内に進
入したときに前記無端チェン9に自動的に係合して、当
該無端チェン9との相対移動に伴って滑りなく自転す
る、スプロケットホィール16が軸支され、このスプロ
ケットホィール16にロータリーエンコーダ17が連動
連結されている。而して、無端チェン9が固定されてい
るとした場合、前進走行する自走台車1のスプロケット
ホィール16は矢印RF方向に自転することになるが、
このRF方向にスプロケットホィール16が回転したと
きにロータリーエンコーダ17から発信されるパルスを
正のパルスとし、逆のRR方向にスプロケットホィール
16が自転したときにロータリーエンコーダ17から発
信されるパルスを負のパルスとする。
【0009】前記ロータリーエンコーダ17の発信パル
スは主コントローラ8に入力され、この主コントローラ
8に設定された制御プログラムにより、図2のフローチ
ャートに示すように、その入力パルスの正負に基づいて
無端チェン9よりも自走台車(自車)1が高速で走行し
ているか否かが判別される。即ち、ロータリーエンコー
ダ17から正パルスが発信されているときは、無端チェ
ン9よりも自走台車(自車)1が高速走行していると判
別して、減速または非常停止信号を速度制御用コントロ
ーラ6に出力し、モータ7(駆動車輪3)の回転速度を
減速させるかまたは停止させ、以て、自走台車1の走行
速度を減速させるかまたは非常停止させる。
【0010】上記のように構成された走行速度異常検出
装置に於いては、ゾーンA−Bに於ける自走台車1の上
限制限速度Vsで無端チェン9が回動するように、主コ
ントローラ15により速度制御用コントローラ14を介
してモータ13の回転速度を設定しておく。自走台車1
がゾーンA−B内にないときはスプロケットホィール1
6が停止しており、従って主コントローラ8は、本来の
走行制御プログラムに従って速度制御用コントローラ6
を制御し、モータ7による駆動車輪3の回転駆動速度を
制御して、自走台車1の発進、所定速度での走行、及び
停止を自動的に行わせている。
【0011】自走台車1が走行速度異常検出ゾーンA−
B内に進入すると、当該自走台車1のスプロケットホィ
ール16が速度Vsで回動している無端チェン9に係合
するが、当該自走台車1の走行速度Vxが設定上限制限
速度(無端チェン9の回動速度)Vsよりも低いとき
は、無端チェン9によってスプロケットホィール16が
逆転方向であるRR方向に回転駆動されてロータリーエ
ンコーダ17から負パルスが発信され、両速度Vs,V
xが等しいときは、スプロケットホィール16は正逆何
れの方向にも回転せず、ロータリーエンコーダ17から
はパルスの発信はない。そして、自走台車1の走行速度
Vxが設定上限制限速度(無端チェン9の回動速度)V
sよりも高いときは、無端チェン9によってスプロケッ
トホィール16が正転方向であるRF方向に回転駆動さ
れてロータリーエンコーダ17から正パルスが発信され
る。
【0012】従って、自走台車1の走行速度Vxが設定
上限制限速度Vsよりも高いとき、換言すれば、自走台
車1が無端チェン9よりも高速で走行するときのみ、主
コントローラ8は、ロータリーエンコーダ17からの発
信パルスが正のパルスであることに基づいて減速または
非常停止信号を速度制御用コントローラ6に出力し、モ
ータ7(駆動車輪3)の回転速度を減速させるかまたは
停止させ、以て、自走台車1の走行速度を減速させるか
または非常停止させる。
【0013】ゾーンA−B内での設定上限走行速度Vs
は、主コントローラ15により速度制御用コントローラ
14を介してモータ13の回転速度を変えることによ
り、自由に変更設定することが出来る。勿論、この設定
上限走行速度Vsの変更は、自走台車1が当該ゾーンA
−B内を走行している間にも自由に行える。
【0014】なお、上記実施例では、無端チェン9を自
走台車1の設定上限走行速度Vsで回動させ、自走台車
1がこの速度Vsよりも高速で走行したことを検出する
ようにしたが、無端チェン9を自走台車1の設定下限走
行速度で回動させ、自走台車1がこの下限走行速度を下
回る低速で走行したことを、スプロケットホィール16
が逆転方向であるRR方向に回転したときのロータリー
エンコーダ17からの負のパルスにより検出させること
も出来る。
【0015】また、スプロケットホィール16の一方向
回転を検出する検出器としてロータリーエンコーダ17
を利用したが、この構成に限定されるわけではない。例
えばスプロケットホィール16の一方向回転を検出する
検出器を、前記スプロケットホィール16の正逆何れか
一方の回転のみを伝達する一方向回転クラッチと、この
クラッチの出力軸の回転を検出するスイッチとで構成す
ることも出来る。更に、一つの走行速度異常検出ゾーン
A−B内を、走行経路方向に直列状に配設され且つ互い
に連動連結する複数の無端チェン9でカバーさせること
も出来る。
【0016】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の自走台車
の走行速度異常検出装置は、自走台車側のスプロケット
ホィールと係合するように走行速度異常検出ゾーンに掛
張されている無端チェンを、当該ゾーンに於ける自走台
車の制限速度で回動させておくだけで、当該ゾーンを走
行する自走台車が制限速度を越える速度オーバーの状
態、或いは制限速度を下回る異常低速状態、で走行する
走行速度異常状態を、各自走台車が備えている相対速度
検出手段により確実に検出させることが出来る。
【0017】このような本発明の自走台車の走行速度異
常検出装置によれば、制限速度が異なる複数の走行速度
異常検出ゾーンが走行経路中に設定されるような場合で
あっても、各ゾーン毎に掛張されている無端チェンの駆
動速度を夫々のゾーンに於ける制限速度とするだけで良
く、地上側から各自走台車に制限速度情報を与える必要
もないし、各自走台車にゾーン番号を検出する機能と、
検出したゾーン番号と制限速度との対照テーブルから制
限速度を検索させて、設定値を変更させるというような
複雑な制御も不要である。しかも、各自走台車に装備し
なければならない相対速度検出手段も、無端チェンの速
度より自車が早いかまたは遅いかを判別することが出来
れば良いのであるから、実施例にも例示したような非常
に簡単な手段で目的を達し得る。
【0018】従って、制限速度が異なる各走行速度異常
検出ゾーンでの各自走台車の走行速度チェックを正確且
つ確実に行えるにも拘らず、非常に簡単且つ安価に実施
することが出来るのである。また、各ゾーン毎の設定制
限速度の変更も、自走台車が当該ゾーン内を走行中であ
っても簡単且つ支障なく行える。
【0019】また、請求項2に記載の構成によれば、各
自走台車に装備しなければならない相対速度検出手段を
スプロケットホィールとロータリーエンコーダとを利用
して非常に簡単容易に構成することが出来、しかも正確
に無端チェンとの相対速度を検出することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明一実施例の構成を説明するブロック線
図である。
【図2】 制御手順を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 自走台車 2 ガイドレール 3 駆動車輪 6 インバータなどの速度制御用コントローラ 7 モータ 8 主コントローラ 9 無端チェン 10 駆動輪 12 無端チェンの駆動手段 13 モータ 14 インバータなどの速度制御用コントローラ 15 主コントローラ 16 スプロケットホィール 17 ロータリーエンコーダ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行速度異常検出ゾーンに於ける自走台車
    の走行経路に沿って無端チェンが掛張されると共に、当
    該無端チェンを自走台車の制限速度で回動させる駆動手
    が設けられ、自走台車には、前記無端チェンと係合す
    るスプロケットホィールと当該スプロケットホィールの
    一方向回転を検出する検出器とを備えた相対速度検出手
    段が設けられている、自走台車の走行速度異常検出装
    置。
  2. 【請求項2】前記検出器がロータリーエンコーダから成
    り、前記相対速度検出手段が、前記ロータリーエンコー
    ダの設定された一方向回転時の発信パルスから無端チェ
    ンと自車との相対速度を検出するように構成されてい
    る、請求項1に記載の自走台車の走行速度異常検出装
    置。
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