JPH06219536A - 自走台車の同期走行制御装置 - Google Patents
自走台車の同期走行制御装置Info
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- JPH06219536A JPH06219536A JP803493A JP803493A JPH06219536A JP H06219536 A JPH06219536 A JP H06219536A JP 803493 A JP803493 A JP 803493A JP 803493 A JP803493 A JP 803493A JP H06219536 A JPH06219536 A JP H06219536A
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- propelled carriage
- speed
- synchronous
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- Control Of Conveyors (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高精度に同期走行させることが出来、しかも
設備コストも安くつく自走台車の同期走行制御装置を提
供すること。 【構成】 同期走行制御ゾーンA−Bに於ける自走台車
1の走行経路に沿ってチェンなどの無端回動体9を掛張
すると共に、当該無端回動体9を自走台車1の同期走行
速度で回動させる駆動手段12を設け、自走台車1に
は、前記無端回動体9と自車との相対速度を検出する相
対速度検出手段(例えば回転体16とロータリーエンコ
ーダ17)と、検出相対速度がゼロとなるように自車の
走行速度を制御するコントローラ8とを設けた構成。
設備コストも安くつく自走台車の同期走行制御装置を提
供すること。 【構成】 同期走行制御ゾーンA−Bに於ける自走台車
1の走行経路に沿ってチェンなどの無端回動体9を掛張
すると共に、当該無端回動体9を自走台車1の同期走行
速度で回動させる駆動手段12を設け、自走台車1に
は、前記無端回動体9と自車との相対速度を検出する相
対速度検出手段(例えば回転体16とロータリーエンコ
ーダ17)と、検出相対速度がゼロとなるように自車の
走行速度を制御するコントローラ8とを設けた構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一定走行経路に沿って
自走する搬送用自走台車を、所定の同期走行制御ゾーン
内に於いて所定の同期速度で走行させるための同期走行
制御装置に関するものである。
自走する搬送用自走台車を、所定の同期走行制御ゾーン
内に於いて所定の同期速度で走行させるための同期走行
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来のこの種の自走台車
の同期走行制御装置としては、同期走行制御ゾーン内の
各自走台車に同期パルス信号をトロリー線より与えてこ
のパルス分だけ走行するように制御する同期パルス方式
のものや、同期走行制御ゾーンでは各自走台車をフリー
にし、同期速度で駆動されているパワーチェンのプッシ
ャーで各自走台車を引っ掛けて同期走行させるパワーチ
ェン駆動方式のものなどが知られている。
の同期走行制御装置としては、同期走行制御ゾーン内の
各自走台車に同期パルス信号をトロリー線より与えてこ
のパルス分だけ走行するように制御する同期パルス方式
のものや、同期走行制御ゾーンでは各自走台車をフリー
にし、同期速度で駆動されているパワーチェンのプッシ
ャーで各自走台車を引っ掛けて同期走行させるパワーチ
ェン駆動方式のものなどが知られている。
【0003】前者の同期パルス方式の装置では、トロリ
ー線との間の同期パルス信号の受渡し時などに、同期走
行のばらつきに直接つながる同期パルス信号の取りこぼ
しの恐れがあり、また、各自走台車の車輪径の僅かな差
が蓄積されて同期走行のばらつきにつながる恐れもあ
る。後者のパワーチェン駆動方式の装置では、自走台車
そのものを推進させるだけの大容量のパワーチェン駆動
手段が必要であり、設備コストが高くつくばかりでな
く、騒音などの環境問題も伴う。また、共通のパワーチ
ェンで駆動されている複数の自走台車を非常時などに1
台単位で途中停止させることも出来ない。
ー線との間の同期パルス信号の受渡し時などに、同期走
行のばらつきに直接つながる同期パルス信号の取りこぼ
しの恐れがあり、また、各自走台車の車輪径の僅かな差
が蓄積されて同期走行のばらつきにつながる恐れもあ
る。後者のパワーチェン駆動方式の装置では、自走台車
そのものを推進させるだけの大容量のパワーチェン駆動
手段が必要であり、設備コストが高くつくばかりでな
く、騒音などの環境問題も伴う。また、共通のパワーチ
ェンで駆動されている複数の自走台車を非常時などに1
台単位で途中停止させることも出来ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の同期走行制御装置は、同期走行制御ゾーンA−B
に於ける自走台車1の走行経路に沿ってチェンなどの無
端回動体9を掛張すると共に、当該無端回動体9を自走
台車1の同期走行速度で回動させる駆動手段12を設
け、自走台車1には、前記無端回動体9と自車との相対
速度を検出する相対速度検出手段(例えば回転体16と
ロータリーエンコーダ17)と、検出相対速度がゼロと
なるように自車の走行速度を制御するコントローラ8と
を設けた点に特徴を有する。
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の同期走行制御装置は、同期走行制御ゾーンA−B
に於ける自走台車1の走行経路に沿ってチェンなどの無
端回動体9を掛張すると共に、当該無端回動体9を自走
台車1の同期走行速度で回動させる駆動手段12を設
け、自走台車1には、前記無端回動体9と自車との相対
速度を検出する相対速度検出手段(例えば回転体16と
ロータリーエンコーダ17)と、検出相対速度がゼロと
なるように自車の走行速度を制御するコントローラ8と
を設けた点に特徴を有する。
【0005】前記相対速度検出手段は、前記無端回動体
9との相対移動に伴って滑りなく接触自転する回転体1
6と、当該回転体16の回転を検出するロータリーエン
コーダ17とを利用して、前記ロータリーエンコーダ1
7の発信パルスから無端回動体9と自車との相対速度を
検出するように構成することが出来る。
9との相対移動に伴って滑りなく接触自転する回転体1
6と、当該回転体16の回転を検出するロータリーエン
コーダ17とを利用して、前記ロータリーエンコーダ1
7の発信パルスから無端回動体9と自車との相対速度を
検出するように構成することが出来る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1に於いて、1は搬送用自走台車
であって、走行経路に沿って架設されたガイドレール2
に駆動車輪3と従動車輪4とを介して走行可能に支持さ
れ、例えばハンガー5などの被搬送物支持手段を備えて
いる。前記駆動車輪3は、インバータなどの速度制御用
コントローラ6によって回転速度制御が可能なモータ7
により回転駆動される。8は前記速度制御用コントロー
ラ6などを制御する主コントローラである。前記モータ
7や主コントローラ8などに対する給電は、図示省略し
ているが、ガイドレール2に沿って敷設された給電線か
ら自走台車1に設けられた集電ユニットを介して行われ
るが、搭載バッテリーから給電するものであっても良
い。
づいて説明すると、図1に於いて、1は搬送用自走台車
であって、走行経路に沿って架設されたガイドレール2
に駆動車輪3と従動車輪4とを介して走行可能に支持さ
れ、例えばハンガー5などの被搬送物支持手段を備えて
いる。前記駆動車輪3は、インバータなどの速度制御用
コントローラ6によって回転速度制御が可能なモータ7
により回転駆動される。8は前記速度制御用コントロー
ラ6などを制御する主コントローラである。前記モータ
7や主コントローラ8などに対する給電は、図示省略し
ているが、ガイドレール2に沿って敷設された給電線か
ら自走台車1に設けられた集電ユニットを介して行われ
るが、搭載バッテリーから給電するものであっても良
い。
【0007】前記自走台車1の走行経路中には、同期走
行制御のためのゾーンA−Bが設定されている。このゾ
ーンA−Bに於ける走行経路(ガイドレール2)に沿っ
てチェンなどの無端回動体9が駆動輪10と従動輪11
とを介して掛張されている。12は無端回動体9を自走
台車1の同期走行速度で回動させる駆動手段であって、
モータ13とインバータなどの速度制御用コントローラ
14、及び当該コントローラ14を制御する主コントロ
ーラ15などから構成されている。
行制御のためのゾーンA−Bが設定されている。このゾ
ーンA−Bに於ける走行経路(ガイドレール2)に沿っ
てチェンなどの無端回動体9が駆動輪10と従動輪11
とを介して掛張されている。12は無端回動体9を自走
台車1の同期走行速度で回動させる駆動手段であって、
モータ13とインバータなどの速度制御用コントローラ
14、及び当該コントローラ14を制御する主コントロ
ーラ15などから構成されている。
【0008】自走台車1には、前記ゾーンA−B内に進
入したときに前記無端回動体9に自動的に接触(係合)
して、当該無端回動体9との相対移動に伴って滑りなく
自転する、スプロケットホィールなどの回転体16が軸
支され、この回転体16にロータリーエンコーダ17が
連動連結されている。而して、無端回動体9が固定され
ているとした場合、前進走行する自走台車1の回転体1
6は矢印RF方向に自転することになるが、このRF方
向に回転体16が回転したときにロータリーエンコーダ
17から発信されるパルスを正のパルスとし、逆のRR
方向に回転体16が自転したときにロータリーエンコー
ダ17から発信されるパルスを負のパルスとする。換言
すれば、ロータリーエンコーダ17から正パルスが発信
されるときは、無端回動体9よりも自走台車1が高速で
走行しており、ロータリーエンコーダ17から負パルス
が発信されるときは、無端回動体9よりも自走台車1が
低速で走行していることになる。
入したときに前記無端回動体9に自動的に接触(係合)
して、当該無端回動体9との相対移動に伴って滑りなく
自転する、スプロケットホィールなどの回転体16が軸
支され、この回転体16にロータリーエンコーダ17が
連動連結されている。而して、無端回動体9が固定され
ているとした場合、前進走行する自走台車1の回転体1
6は矢印RF方向に自転することになるが、このRF方
向に回転体16が回転したときにロータリーエンコーダ
17から発信されるパルスを正のパルスとし、逆のRR
方向に回転体16が自転したときにロータリーエンコー
ダ17から発信されるパルスを負のパルスとする。換言
すれば、ロータリーエンコーダ17から正パルスが発信
されるときは、無端回動体9よりも自走台車1が高速で
走行しており、ロータリーエンコーダ17から負パルス
が発信されるときは、無端回動体9よりも自走台車1が
低速で走行していることになる。
【0009】前記ロータリーエンコーダ17の発信パル
スは主コントローラ8に入力され、この主コントローラ
8に設定された制御プログラムにより、図2のフローチ
ャートに示すように、その入力パルスの正負に基づいて
無端回動体9と自走台車1との相対速度が判別され、正
パルスから自走台車1が無端回動体9より高速であると
判別したときは、減速指令を速度制御用コントローラ6
に出力し、モータ7(駆動車輪3)の回転速度を減速さ
せて、自走台車1の走行速度を減速させる。また、負パ
ルスから自走台車1が無端回動体9より低速であると判
別したときは、加速指令を速度制御用コントローラ6に
出力し、モータ7(駆動車輪3)の回転速度を加速させ
て、自走台車1の走行速度を増速させる。そして、ロー
タリーエンコーダ17からの発信パルスがないとき、即
ち、無端回動体9と自走台車1とが同一速度であるとき
は、現在速度による定速走行を維持させる。
スは主コントローラ8に入力され、この主コントローラ
8に設定された制御プログラムにより、図2のフローチ
ャートに示すように、その入力パルスの正負に基づいて
無端回動体9と自走台車1との相対速度が判別され、正
パルスから自走台車1が無端回動体9より高速であると
判別したときは、減速指令を速度制御用コントローラ6
に出力し、モータ7(駆動車輪3)の回転速度を減速さ
せて、自走台車1の走行速度を減速させる。また、負パ
ルスから自走台車1が無端回動体9より低速であると判
別したときは、加速指令を速度制御用コントローラ6に
出力し、モータ7(駆動車輪3)の回転速度を加速させ
て、自走台車1の走行速度を増速させる。そして、ロー
タリーエンコーダ17からの発信パルスがないとき、即
ち、無端回動体9と自走台車1とが同一速度であるとき
は、現在速度による定速走行を維持させる。
【0010】なお、図1に示すように、前記同期走行制
御ゾーンA−Bに於ける自走台車1の走行経路には、被
搬送物Wを自走台車1のハンガー5との間で受渡しする
搬送手段18が併設される。この搬送手段18は、例え
ば被搬送物Wを支持する荷受け台19を備えたコンベヤ
20から成り、当該コンベヤ20の駆動輪21を駆動す
るモータ22は、インバータなどの速度制御用コントロ
ーラ23によって制御されるが、この速度制御用コント
ローラ23には、コンベヤ20と無端回動体9とが同一
速度で駆動されるように、前記無端回動体9の駆動手段
12に於ける主コントローラ15からの速度指令が与え
られる。
御ゾーンA−Bに於ける自走台車1の走行経路には、被
搬送物Wを自走台車1のハンガー5との間で受渡しする
搬送手段18が併設される。この搬送手段18は、例え
ば被搬送物Wを支持する荷受け台19を備えたコンベヤ
20から成り、当該コンベヤ20の駆動輪21を駆動す
るモータ22は、インバータなどの速度制御用コントロ
ーラ23によって制御されるが、この速度制御用コント
ローラ23には、コンベヤ20と無端回動体9とが同一
速度で駆動されるように、前記無端回動体9の駆動手段
12に於ける主コントローラ15からの速度指令が与え
られる。
【0011】前記自走台車1のハンガー5とコンベヤ2
0の荷受け台19との間の被搬送物Wの移載は、例えば
前記ハンガー5と荷受け台19の何れか一方を昇降可能
に構成すれば良い。また、必要に応じてハンガー5を開
閉可能なものとすることが出来る。
0の荷受け台19との間の被搬送物Wの移載は、例えば
前記ハンガー5と荷受け台19の何れか一方を昇降可能
に構成すれば良い。また、必要に応じてハンガー5を開
閉可能なものとすることが出来る。
【0012】上記のように構成された同期走行制御装置
に於いては、ゾーンA−Bに於ける自走台車1の同期走
行速度(即ちコンベヤ20の搬送速度)Vsで無端回動
体9が回動するように、主コントローラ15により速度
制御用コントローラ14,23を介してモータ13,2
2の回転速度を設定しておく。自走台車1がゾーンA−
B内に進入すると、当該自走台車1の回転体16が同期
走行速度Vsで回動している無端回動体9に接触(係
合)するが、当該自走台車1の走行速度Vxが同期走行
速度(無端回動体9の回動速度)Vsよりも高いとき
は、前記のようにロータリーエンコーダ17からは正パ
ルスが発信される。従って、図2のフローチャートに示
すように、主コントローラ8は減速指令を速度制御用コ
ントローラ6に出力し、モータ7(駆動車輪3)の回転
速度を減速させて、自走台車1の走行速度を減速させ
る。
に於いては、ゾーンA−Bに於ける自走台車1の同期走
行速度(即ちコンベヤ20の搬送速度)Vsで無端回動
体9が回動するように、主コントローラ15により速度
制御用コントローラ14,23を介してモータ13,2
2の回転速度を設定しておく。自走台車1がゾーンA−
B内に進入すると、当該自走台車1の回転体16が同期
走行速度Vsで回動している無端回動体9に接触(係
合)するが、当該自走台車1の走行速度Vxが同期走行
速度(無端回動体9の回動速度)Vsよりも高いとき
は、前記のようにロータリーエンコーダ17からは正パ
ルスが発信される。従って、図2のフローチャートに示
すように、主コントローラ8は減速指令を速度制御用コ
ントローラ6に出力し、モータ7(駆動車輪3)の回転
速度を減速させて、自走台車1の走行速度を減速させ
る。
【0013】自走台車1の走行速度Vxが同期走行速度
(無端回動体9の回動速度)Vsよりも低いときは、前
記のようにロータリーエンコーダ17からは負パルスが
発信されるので、主コントローラ8は加速指令を速度制
御用コントローラ6に出力し、モータ7(駆動車輪3)
の回転速度を加速させて、自走台車1の走行速度を増速
させる。このような制御により、自走台車1の走行速度
Vxが同期走行速度(無端回動体9の回動速度)Vsと
等しくなったときは、前記のようにロータリーエンコー
ダ17からはパルスが発信されなくなる。従って、主コ
ントローラ8は加速または減速指令を断って、同期走行
速度Vsに等しい現在速度での定速走行を維持させるよ
うに速度制御用コントローラ6を制御する。
(無端回動体9の回動速度)Vsよりも低いときは、前
記のようにロータリーエンコーダ17からは負パルスが
発信されるので、主コントローラ8は加速指令を速度制
御用コントローラ6に出力し、モータ7(駆動車輪3)
の回転速度を加速させて、自走台車1の走行速度を増速
させる。このような制御により、自走台車1の走行速度
Vxが同期走行速度(無端回動体9の回動速度)Vsと
等しくなったときは、前記のようにロータリーエンコー
ダ17からはパルスが発信されなくなる。従って、主コ
ントローラ8は加速または減速指令を断って、同期走行
速度Vsに等しい現在速度での定速走行を維持させるよ
うに速度制御用コントローラ6を制御する。
【0014】以上の制御によって、同期走行制御ゾーン
A−B内に進入した各自走台車1は、無端回動体9の回
動速度であり且つコンベヤ20の搬送速度でもある同期
走行速度Vsで走行することになり、従って、これら各
自走台車1と搬送用コンベヤ20上の荷受け台19との
間での被搬送物Wの移載を、安全に行わせることが出来
る。
A−B内に進入した各自走台車1は、無端回動体9の回
動速度であり且つコンベヤ20の搬送速度でもある同期
走行速度Vsで走行することになり、従って、これら各
自走台車1と搬送用コンベヤ20上の荷受け台19との
間での被搬送物Wの移載を、安全に行わせることが出来
る。
【0015】コンベヤ20の搬送速度、換言すればゾー
ンA−B内での同期走行速度Vsは、主コントローラ1
5により速度制御用コントローラ14,23を介してモ
ータ13,22の回転速度を変えることにより、自由に
変更設定することが出来る。勿論、この同期走行速度V
sの変更は、自走台車1が当該ゾーンA−B内を走行し
ている間にも自由に行える。
ンA−B内での同期走行速度Vsは、主コントローラ1
5により速度制御用コントローラ14,23を介してモ
ータ13,22の回転速度を変えることにより、自由に
変更設定することが出来る。勿論、この同期走行速度V
sの変更は、自走台車1が当該ゾーンA−B内を走行し
ている間にも自由に行える。
【0016】なお、上記実施例では、無端回動体9と自
走台車1との相対速度を検出する相対速度検出手段を、
無端回動体9との相対移動に伴って滑りなく接触自転す
る回転体16と、当該回転体16の一方向回転を検出す
る検出器としてのロータリーエンコーダ17とから構成
したが、この構成に限定されるわけではない。例えば、
回転体16を使用しないで、無端回動体9に等間隔おき
に形成した被検出部の移動方向を、1つまたは複数の光
電スイッチや磁気スイッチなどの無接触スイッチで検出
するような相対速度検出手段を利用することも可能であ
る。更に、一つの同期走行制御ゾーンA−B内を、走行
経路方向に直列状に配設され且つ互いに連動連結する複
数の無端回動体9でカバーさせることも出来る。
走台車1との相対速度を検出する相対速度検出手段を、
無端回動体9との相対移動に伴って滑りなく接触自転す
る回転体16と、当該回転体16の一方向回転を検出す
る検出器としてのロータリーエンコーダ17とから構成
したが、この構成に限定されるわけではない。例えば、
回転体16を使用しないで、無端回動体9に等間隔おき
に形成した被検出部の移動方向を、1つまたは複数の光
電スイッチや磁気スイッチなどの無接触スイッチで検出
するような相対速度検出手段を利用することも可能であ
る。更に、一つの同期走行制御ゾーンA−B内を、走行
経路方向に直列状に配設され且つ互いに連動連結する複
数の無端回動体9でカバーさせることも出来る。
【0017】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の自走台車
の同期走行制御装置は、同期走行制御ゾーンに掛張され
ている無端回動体を、当該ゾーンに於ける自走台車の同
期走行速度で回動させておくだけで、当該ゾーンを走行
する自走台車が同期走行速度から外れた非同期速度で走
行する状態、即ち無端回動体と自走台車との相対速度が
ゼロでない状態を、各自走台車が備えている相対速度検
出手段により確実に検出させ、当該検出相対速度がゼロ
となるように自車の走行速度をコントローラで制御させ
て、各自走台車を同期走行速度で走行させることが出来
る。
の同期走行制御装置は、同期走行制御ゾーンに掛張され
ている無端回動体を、当該ゾーンに於ける自走台車の同
期走行速度で回動させておくだけで、当該ゾーンを走行
する自走台車が同期走行速度から外れた非同期速度で走
行する状態、即ち無端回動体と自走台車との相対速度が
ゼロでない状態を、各自走台車が備えている相対速度検
出手段により確実に検出させ、当該検出相対速度がゼロ
となるように自車の走行速度をコントローラで制御させ
て、各自走台車を同期走行速度で走行させることが出来
る。
【0018】このような本発明の自走台車の同期走行制
御装置によれば、従来の同期パルス方式のような同期パ
ルスの取りこぼしに伴う同期精度の低下や、各自走台車
の車輪径のばらつきに伴う同期精度の低下がなく、高精
度の同期走行制御が可能である。しかも、自走台車を推
進させるためのパワーチェンや大容量のパワーチェン駆
動手段も不要であり、同期走行制御ゾーンに掛張される
無端回動体は自走台車を推進させるときのような大きな
負荷が掛かるものではなく、小容量のモータで駆動し得
る非常に細いものでも良いのであるから、地上側から各
自走台車に同期走行速度情報を与える通信手段が不要で
あることと相まって、設備コストの大幅な低減を図るこ
とが出来る。
御装置によれば、従来の同期パルス方式のような同期パ
ルスの取りこぼしに伴う同期精度の低下や、各自走台車
の車輪径のばらつきに伴う同期精度の低下がなく、高精
度の同期走行制御が可能である。しかも、自走台車を推
進させるためのパワーチェンや大容量のパワーチェン駆
動手段も不要であり、同期走行制御ゾーンに掛張される
無端回動体は自走台車を推進させるときのような大きな
負荷が掛かるものではなく、小容量のモータで駆動し得
る非常に細いものでも良いのであるから、地上側から各
自走台車に同期走行速度情報を与える通信手段が不要で
あることと相まって、設備コストの大幅な低減を図るこ
とが出来る。
【0019】更に、自走台車がパワーチェンなどに機械
的に結合されるわけではないので、同期走行制御ゾーン
内であっても、自走台車を必要に応じて一時停止させた
り、一時停止させていた自走台車を別の制御プログラム
に従って元の位置まで追いつかせるための高速走行も可
能である。また、前記ゾーン内のステーションなどでリ
セット信号を与えるなどして、その位置から新たなピッ
チで各自走台車を同期走行させることも可能である。
的に結合されるわけではないので、同期走行制御ゾーン
内であっても、自走台車を必要に応じて一時停止させた
り、一時停止させていた自走台車を別の制御プログラム
に従って元の位置まで追いつかせるための高速走行も可
能である。また、前記ゾーン内のステーションなどでリ
セット信号を与えるなどして、その位置から新たなピッ
チで各自走台車を同期走行させることも可能である。
【0020】特に実施例にも示したように、各自走台車
に搭載される相対速度検出手段を、前記無端回動体との
相対移動に伴って滑りなく接触自転する回転体と、当該
回転体の回転を検出するロータリーエンコーダとから構
成するときは、相対速度検出手段の構成が簡単で安価に
実施し得ると共に、ロータリーエンコーダの正負パルス
に基づいて無端回動体と自走台車(自車)との相対速度
を簡単且つ容易に検出することが出来、制御が容易に行
える。
に搭載される相対速度検出手段を、前記無端回動体との
相対移動に伴って滑りなく接触自転する回転体と、当該
回転体の回転を検出するロータリーエンコーダとから構
成するときは、相対速度検出手段の構成が簡単で安価に
実施し得ると共に、ロータリーエンコーダの正負パルス
に基づいて無端回動体と自走台車(自車)との相対速度
を簡単且つ容易に検出することが出来、制御が容易に行
える。
【図1】 本発明一実施例の構成を説明するブロック線
図である。
図である。
【図2】 制御手順を説明するフローチャートである。
1 自走台車 2 ガイドレール 3 駆動車輪 6 インバータなどの速度制御用コントローラ 7 モータ 8 主コントローラ 9 チェンなどの無端回動体 10 駆動輪 12 無端回動体の駆動手段 13 無端回動体駆動用モータ 14 インバータなどの速度制御用コントローラ 15 主コントローラ 16 スプロケットホィールなどの回転体 17 ロータリーエンコーダ 18 搬送手段 19 荷受け台 20 コンベヤ 22 コンベヤ駆動用モータ 23 速度制御用コントローラ
Claims (2)
- 【請求項1】同期走行制御ゾーンに於ける自走台車の走
行経路に沿ってチェンなどの無端回動体を掛張すると共
に、当該無端回動体を自走台車の同期走行速度で回動さ
せる駆動手段を設け、自走台車には、前記無端回動体と
自車との相対速度を検出する相対速度検出手段と、検出
相対速度がゼロとなるように自車の走行速度を制御する
コントローラとを設けて成る自走台車の同期走行制御装
置。 - 【請求項2】前記相対速度検出手段が、前記無端回動体
との相対移動に伴って滑りなく接触自転する回転体と、
当該回転体の回転を検出するロータリーエンコーダとを
備えている請求項1に記載の自走台車の同期走行制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP803493A JPH06219536A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 自走台車の同期走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP803493A JPH06219536A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 自走台車の同期走行制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06219536A true JPH06219536A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11682058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP803493A Pending JPH06219536A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 自走台車の同期走行制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06219536A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08151117A (ja) * | 1994-11-29 | 1996-06-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 検査ユニット及び検査装置 |
-
1993
- 1993-01-21 JP JP803493A patent/JPH06219536A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08151117A (ja) * | 1994-11-29 | 1996-06-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 検査ユニット及び検査装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000111 |