JP3069583B2 - 溶接用セラミックエンドタブ - Google Patents
溶接用セラミックエンドタブInfo
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Description
ドタブに関し、より詳しくは幅の異なる溶接母材のT型
継手及び突合せ継手の溶接用のセラミックエンドタブに
関する。
B、例えば柱と梁のフランジとを溶接する場合には、図
23に示すように溶接母材Bのフランジの下側で、側面が
溶接母材Aの柱Aに接するように裏当材Cを固定した
後、この裏当材Cの上に符号1で示したような形状の溶
接用セラミックエンドタブ(以下、「F型の溶接用セラ
ミックエンドタブ」という。)を溶接母材Bの両側(向
こう側は図示してない。)に図示してない固定治具で固
定してから溶接していた。
ブを使用して溶接した場合、溶接部は図24の平面図
(a)及び側面図(b)に示したような形状になり、梁
のフランジBに加わった荷重は矢印の方向に伝わるた
め、すみの部分eに応力が集中し、この部分から破壊を
生じやすいという欠点があった。また、図25の(平面
図)に示すようにF型の溶接用セラミックエンドタブの
溶融金属受溝( ハッチングの部分) が垂直であるため、
狭いともに、見にくいので、すみまで狙いにくく、また
トーチの操作が容易でないという欠点があった。
力が集中する個所を形成することがなく、またすみまで
狙いやすく、かつトーチの操作が容易になる溶接用セラ
ミックエンドタブを提供することを目的とするものであ
る。
に、本発明の溶接用セラミックエンドタブにおいては、
水平の下面に垂直であり、かつ一方の溶接母材に接する
第一垂直面と、第一垂直面の延長線と(第二垂直面の)
延長線が直交する方向で、下面に垂直であり、かつ一方
の溶接母材より幅が狭い他方の溶接母材に接する第二垂
直面と、第一垂直面から第一垂直面に対向する面の方向
に行くにしたがって低くなるように傾斜した上面と、該
第一垂直面と該第二垂直面との間に設けた溶融金属受溝
からなり、該溶融金属受溝は一端部が第一垂直面の一端
部にほぼ直交しており、扇状で、かつ外側に傾斜した第
一傾斜面と、この外側に傾斜した第一傾斜面の端部に続
いて設けられており、外側、すなわち第一垂直面に対向
する面側に傾斜するともに、第一垂直面方向に向いてお
り、かつ第二垂直面と直交し、或いは90度以上で交わ
っている第二傾斜面とからなるものと、このものの鏡面
対称形のものとを第一垂直面などを共有するようにする
などして背中合わせして一体の形状にするもので、必要
に応じて、第一垂直面と上面の間に、すなわち、第一垂
直面に上面が接する付近に1定幅の水平部を設け、さら
に必要に応じて、第二傾斜面の下部にルートフェイスを
設け、その他の部分を溶接用セラミックエンドタブとし
て機能するような形状にしたものとすることである。ま
た、溶融金属溝を構成する外側に傾斜した第一傾斜面及
び第二傾斜面ならびに底部を、平面のみでなく、ビート
外観の観点などから図に示すように外側に突出した弧状
面としたり、逆に内側に突出した弧状面とすることであ
る。
明の溶接用セラミックエンドタブにおいては、水平の下
面に垂直であり、かつ一方の溶接母材に接する第一垂直
面と、第一垂直面の延長線と(第二垂直面の) 延長線が
直交する方向で、下面に垂直であり、かつ一方の溶接母
材より幅が狭い他方の溶接母材に接する第二垂直面と、
第一垂直面から第一垂直面に対向する面の方向に行くに
したがって低くなるように傾斜した上面と、該第一垂直
面と該第二垂直面との間に設けた溶融金属受溝からな
り、該溶融金属受溝は一端部が第一垂直面の一端部にほ
ぼ直交しており、扇状で、かつ外側に傾斜した第一傾斜
面と、この外側に傾斜した第一傾斜面の端部に続いて設
けられており、外側、すなわち第一垂直面に対向する面
側に傾斜するともに、第一垂直面方向に向いており、か
つ第二垂直面と直交し、或いは90度以上で交わってい
る第二傾斜面とからなり、溶融金属受溝の下端部に底部
を設けるもので、必要に応じて、第一垂直面と上面の間
に、すなわち、第一垂直面に上面が接する付近に1定幅
の水平部を設け、さらに必要に応じて、第二傾斜面の下
部にルートフェイスを設け、その他の部分を溶接用セラ
ミックエンドタブとして機能するような形状にしたもの
とすることである。また、溶融金属溝を構成する外側に
傾斜した第一傾斜面及び第二傾斜面ならびに底部を、平
面のみでなく、ビート外観の観点などから図に示すよう
に外側に突出した弧状面としたり、逆に内側に突出した
弧状面とすることである。
の溶接用セラミックエンドタブにおいては、水平の下面
に垂直であり、かつ一方の溶接母材に接する第一垂直面
と、第一垂直面の延長線と(第二垂直面の) 延長線が直
交する方向で、下面に垂直であり、かつ一方の溶接母材
より幅が狭い他方の溶接母材に接する第二垂直面と、第
一垂直面から第一垂直面に対向する面の方向に行くにし
たがって低くなるように傾斜した上面と、該第一垂直面
と該第二垂直面との間に設けた溶融金属受溝からなり、
該溶融金属受溝は、一端部が第一垂直面の一端部に繋が
っており、かつ外側に傾斜した第三傾斜面と、この第三
傾斜面と連続しており、扇状で、かつ外側に傾斜した第
一傾斜面と、この外側に傾斜した第一傾斜面の端部に続
いて設けられており、外側、すなわち第一垂直面に対向
する面側に傾斜するともに、第一垂直面方向に向いてお
り、かつ第二垂直面と直交し、或いは90度以上で交わ
った第二傾斜面とからなるもので、必要に応じて、溶融
金属受溝の下端部に底部を設け、さらに必要に応じて、
第一垂直面と上面の間に、すなわち、第一垂直面に上面
が接する付近に1定幅の水平部を設け、さらに必要に応
じて、第二傾斜面の下部にルートフェイスを設け、その
他の部分を溶接用セラミックエンドタブとして機能する
ような形状にしたものとすることである。また、溶融金
属溝を構成する外側に傾斜した第一傾斜面、第二傾斜面
および第三傾斜面ならびに底部を、平面のみでなく、ビ
ート外観の観点などから外側に突出した弧状面とした
り、逆に内側に突出した弧状面とすることである。
の溶接用セラミックエンドタブにおいては、上記000
6の欄に記載した溶接用セラミックエンドタブと、この
溶接用セラミックエンドタブに鏡面対称形の溶接用セラ
ミックエンドタブとを第一垂直面などを共有するように
するなどして背中合わせして一体のものとしたことであ
る。
の溶接用セラミックエンドタブにおいては、上記000
7の欄に記載した溶接用セラミックエンドタブと、この
溶接用セラミックエンドタブに鏡面対称形の溶接用セラ
ミックエンドタブとを第一垂直面などを共有するように
するなどして背中合わせして一体のものとしたことであ
る。
象として符号の2の部分を下面としたが、横向溶接を対
象とした場合にも当然使用可能であり、この場合には符
号の3の部分が下面となる。また、本発明において、
「直交」と記載しているが、正確に90度で交わるので
なくても、若干増減しても機能上変わることがないの
で、直交の記載は角度を若干増減したものも含むもので
ある。また、本発明において、第一垂直面から第一垂直
面に対向する面の方向に行くにしたがって低くなるよう
に傾斜した上面には、第一垂直面から第一垂直面に対向
する面の方向に行くにしたがって低くなるように傾斜す
るとともに、第二垂直面に対向する面の方向に行くにし
たがって低くなるように傾斜した上面などの第一垂直面
から第一垂直面に対向する面の方向に行くにしたがって
低くなるように傾斜するとともに、他の方向に傾斜した
上面も含むものである。
を参照して説明する。先ず、本発明の第一の実施の形態
の溶接用セラミックエンドタブについて説明する。図1
は、本発明の溶接用セラミックエンドタブの第一の実施
の形態を説明するためのもので、(a)は平面図、
(b)は正面図及び(c)は右側面図、図2は、図1に
示したものを若干変形したものの斜視図ならびに図3
は、図1のものの変形例を説明するための図で、(a)
は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図及び
(d)は下面図である。
ックエンドタブ1cは、水平の下面2に垂直であり、かつ
一方の溶接母材A(図4参照)に接する第一垂直面3
と、第一垂直面3の延長線と直交する方向で、下面2に
垂直であり、かつ一方の溶接母材Aより幅が狭い他方の
溶接母材B(図4参照)に接する2つの第二垂直面4a,4
b と、第一垂直面3から第一垂直面に対向する面11の方
向に行くにしたがって低くなるように傾斜した上面8
と、該第一垂直面3と該第二垂直面4との間に設けた2
つの溶融金属受溝5a,5b からなるものである。そして、
該溶融金属受溝5a,5b は、一端部が第一垂直面の一端部
にほぼ直交しており、2つの扇状で、かつ外側に突出し
た弧状の外側に傾斜した第一傾斜面(以下「弧状の外側
に傾斜した第一傾斜面」という。)6a,6b と、このれら
第一傾斜面6a,6b の他端部に設けられ、外側、すなわち
第一垂直面3に対向する面11側に傾斜し、また第一垂直
面3方向に向いており、かつ第二垂直面4a,4b と直交し
た2つの第二傾斜面7a、7bとからなるもので、両側を使
用することができるようにしたものである。
3に示すように第二傾斜面7a、7bの下部を垂直に下ろし
てルートフェース13a 、13b を設けることができるし、
この第二傾斜面7aと第二垂直面4a、第二傾斜面7bと第二
垂直面4bとがなす角度αを90度以上にして、テーパー
を付けることもできる。また、この溶接用セラミックエ
ンドタブ1cの不要の部分、例えば、図3のH部及びI部
を削ることもできるし、鋭角の部分、例えば、図8のJ
部及びK部を削って水平面14及び斜面15を形成すること
もできる。
4に示すように鉄骨柱などの溶接母材Aと梁などの溶接
母材Bに固定した裏当材Cの上に第一垂直面3が溶接母
材Aに接触するように、また第2垂直面4a,4b が溶接母
材Bに接触するように乗せて図示してない固定治具で固
定して使用するものである。そして、この溶接用セラミ
ックエンドタブ1cは、従来の溶接用セラミックエンドタ
ブと同様に製造することができる。また、以下に述べる
溶接用セラミックエンドタブも従来の溶接用セラミック
エンドタブと同様に製造することができる。
セラミックエンドタブについて説明する。図5は、本発
明の溶接用セラミックエンドタブの第二の実施の形態を
説明するための図で、(a)は平面図、(b)は正面図
及び(c)は左側面図ならびに図6は、図5のものの斜
視図である。本発明の第二の実施の形態の溶接用セラミ
ックエンドタブ1dは、水平の下面2に垂直であり、かつ
一方の溶接母材A(参考図の図27参照)に接する第一垂
直面3と、第一垂直面3の延長線と直交する方向で、下
面2に垂直であり、かつ一方の溶接母材Aより幅が狭い
他方の溶接母材B(参考図の図27参照)に接する第二垂
直面4と、第一垂直面3から第一垂直面に対向する面11
の方向に行くにしたがって低くなるように傾斜した上面
8と、該第一垂直面3と該第二垂直面4との間に設けた
溶融金属受溝5からなり、該溶融金属受溝5は、外側に
傾斜した第三傾斜面9と、一端部が第三傾斜面9に連続
しており、扇状で、かつ外側に突出した弧状の外側に傾
斜した第一傾斜面6と、この外側に傾斜した第一傾斜面
6の他端部に設けられており、かつ外側に傾斜した第二
傾斜面7とからなるものである。
考図の図26に示すように第二傾斜面7の下部を垂直に下
ろしてルートフェース14を設けることができるし、また
この第二傾斜面7と第二垂直面4とのなす角度αを90
度以上にして、テーパーを付けることもできる。また、
この溶接用セラミックエンドタブ1dの不要の部分、例え
ば、参考図の図26のD部及びE部に相当する部分を削る
こともできるし、鋭角の部分、例えば、F部及びG部に
相当する部分を削って水平面14及び斜面15を形成するこ
ともできる。また、この溶接用セラミックエンドタブ1d
は、弧状の外側に傾斜した第一傾斜面6の弧の径が小さ
くなった場合にも溶接金属が溶接母材Aと接する部分の
角度が鋭角になることがないので、応力が集中すること
がない。
セラミックエンドタブについて説明する。この溶接用セ
ラミックエンドタブ1eは、図7にその斜視図を示したも
ので、前記第二の実施の形態の溶接用セラミックエンド
タブ1dとは鏡面対称のものである。この第三の実施の形
態の溶接用セラミックエンドタブ1eは、前記本発明の第
二の実施の形態の溶接用セラミックエンドタブ1dと同様
に変形することがでるし、前記第二の実施の形態の溶接
用セラミックエンドタブ1dとは反対側に同様に使用する
ことができる。
セラミックエンドタブについて説明する。この溶接用セ
ラミックエンドタブ1fは、図8にその斜視図を示したも
ので、本発明の第二の実施の形態の溶接用セラミックエ
ンドタブ1dと、この溶接用セラミックエンドタブに鏡面
対称形のセラミックエンドタブ(本発明の第三の実施の
形態の溶接用セラミックエンドタブ1e) とを第一垂直面
3などを共用するように背中合わせに一体にしたものを
若干変形したものである。この溶接用セラミックエンド
タブ1fは、第一の実施の形態の溶接用セラミックエンド
タブ1cと同様に変形をすることができるし、また同様に
使用することもできる。
セラミックエンドタブについて説明する。図9は、本発
明の溶接用セラミックエンドタブの第五の実施の形態を
説明するための図で、(a)は平面図、(b)は正面図
及び(c)は右側面図、図10は、図9に示したものの斜
視図、図11は、図9に示したものの使用状態を説明する
ためのもので、(a)は側面図及び(b)は平面図であ
る。この溶接用セラミックエンドタブ1gは、裏当材Cに
乗せないで使用するもので、前記本発明の第一の実施の
形態の溶接用セラミックエンドタブ1cを半分にした片側
のものの溶融金属受溝5の下端部に溶融金属を受けるた
めの底部10を設けたような形状ものである。
接用セラミックエンドタブ1gは、水平の下面2に垂直で
あり、かつ一方の溶接母材A(図11参照)に接する第一
垂直面3と、第一垂直面3の延長線と( 第二垂直面4
の)延長線が直交する方向で、下面2に垂直であり、か
つ一方の溶接母材Aより幅が狭い他方の溶接母材B(図
11参照)に接する第二垂直面4と、第一垂直面3から第
一垂直面に対向する面11の方向に行くにしたがって低く
なるように傾斜した上面8と、該第一垂直面3と該第二
垂直面4との間に設けた溶融金属受溝5及び溶融金属受
溝5の下端部に設けた底部10からなるものである。そし
て、該溶融金属受溝5は、一端部が第一垂直面の一端部
にほぼ直交しており、扇状で、かつ弧状の外側に傾斜し
た第一傾斜面6と、この第一傾斜面6の他端部に設けら
れ、第一垂直面3に対向する面11側に傾斜しており、ま
た第一垂直面3方向に向いており、かつ第二垂直面4と
直交した第二傾斜面7とからなるものである。また底部
10は、溶融金属受溝5の下端部に設けたもので、溶融金
属が流失しないように一方の側面が第一垂直面3の延長
線上になるように、また他方の側面が第二垂直面4の延
長線上になるように設けたものである。
記本発明の第三の実施の形態の説明で記載したように参
考図の図26の溶接用セラミックエンドタブと同様に変形
をすることができる。また、この溶接用セラミックエン
ドタブ1gは、図11の側面図(a)及び平面図(b)に示
すように第一垂直面3及び底部10の一方の側面が溶接母
材Aに接触するように、また第2垂直面4が溶接母材B
に接触するように、さらに底部10の他方の側面が裏当材
Cに接触するように置いて図示してない固定治具で固定
して使用するものである。
セラミックエンドタブについて説明する。この溶接用セ
ラミックエンドタブ1hは、図12にその斜視図を示したも
ので、前記第五の実施の形態の溶接用セラミックエンド
タブとは鏡面対称のものであり、上記本発明の第五の実
施の形態の溶接用セラミックエンドタブ1gと同様に変形
をすることができるし、また第五の実施の形態の溶接用
セラミックエンドタブ1gとは反対側に同様にして使用す
ることができる。
セラミックエンドタブについて説明する。図13は、本発
明の溶接用セラミックエンドタブの第七の実施の形態を
説明するための図で(a)は平面図、(b)は正面図及
び(c)は右側面図、図14は、図13に示したものを若干
変更したものの斜視図ならびに図15は、図13に示したも
のの使用状態を説明するためのもので、(a)は側面図
及び(b)は平面図である。この溶接用セラミックエン
ドタブ1iは、本発明の第五の実施の形態の溶接用セラミ
ックエンドタブ1gと、この溶接用セラミックエンドタブ
に鏡面対称形の溶接用セラミックエンドタブである本発
明の第六の実施の形態の溶接用セラミックエンドタブ1h
とを第一垂直面3などを共用するように背中合わせに一
体にしたものである。
一の実施の形態の溶接用セラミックエンドタブ1cと同様
に変形をすることができる。また、この溶接用セラミッ
クエンドタブ1iの使用方法を説明すると、図15の側面図
(a)及び平面図(b)に示すように第一垂直面3及び
底部10の一方の側面が溶接母材Aに接触するように、ま
た第2垂直面4が溶接母材Bに接触するように、さらに
底部10の他方の側面が裏当材Cに接触するように置いて
図示してない固定治具で固定して使用するものである。
ラミックエンドタブについて説明する。図16は、本発明
の溶接用セラミックエンドタブの第八の実施の形態を説
明するための図で、(a)は平面図及び(b)は左側面
図、ならびに図17図は、図16のものの斜視図である。本
発明の第八の実施の形態の溶接用セラミックエンドタブ
1jは、前記第五の実施の形態の溶接用セラミックエンド
タブ1gの第一垂直面3と第一傾斜面6との間に第一垂直
面3に直交し、かつ外側に傾斜した第三傾斜面9を設け
たものである。この溶接用セラミックエンドタブ1jは、
前記本発明の第三の実施の形態の説明で記載したように
参考図の図26の溶接用セラミックエンドタブと同様に変
形をすることができるし、また第五の実施の形態の溶接
用セラミックエンドタブ1gと同様に使用することもでき
る。
ラミックエンドタブについて説明する。この溶接用セラ
ミックエンドタブ1kは、図18にその斜視図を示したもの
で、前記第八の実施の形態の溶接用セラミックエンドタ
ブ1jとは鏡面対称のものであり、上記本発明の第三の実
施の形態の説明で記載したように参考図の図26の溶接用
セラミックエンドタブと同様に変形することができる
し、また第八の実施の形態の溶接用セラミックエンドタ
ブ1jとは反対側に同様に使用することができる。
セラミックエンドタブについて説明する。図19は、本発
明の溶接用セラミックエンドタブの第十の実施の形態を
説明するための図で、(a)は平面図及び(b)は右側
面図ならびに図20は、図19に示したものの斜視図であ
る。この溶接用セラミックエンドタブ1mは、本発明の第
八の実施の形態の溶接用セラミックエンドタブ1jと、こ
の溶接用セラミックエンドタブに鏡面対称形のセラミッ
クエンドタブである本発明の第九の実施の形態の溶接用
セラミックエンドタブ1kとを第一垂直面3などを共用す
るように背中合わせに一体にしたものである。この溶接
用セラミックエンドタブ1mは、第一の実施の形態の溶接
用セラミックエンドタブ1cと同様に変形をすることがで
きるし、また本発明の第七の実施の形態の溶接用セラミ
ックエンドタブ1iと同様に使用することもできる。
を扇状で、外側に傾斜し、かつ外側に突出した弧状面と
したが、扇状で、外側に傾斜した平面または内側に突出
した弧状面とすることもできる。また弧状面の外周形
状、外側または内側に突出する程度などの形状も溶接母
材Bの厚さなどに応じて適宜変更することがでるもので
ある。また、上記実施の形態においては、第二傾斜面及
び第三傾斜面を平面としたが、外側に突出した弧状面ま
たは内側に突出した弧状面とすることもできる。また底
部を平面としたが、下側に突出した弧状面とすることも
できる。
斜面を第一垂直面に直角になるように設けているが、直
角より大きく、すなわち、第三傾斜面と第一垂直面との
なす角度を直角より大きくすることもできる。さらに、
上記実施の形態の二、三、五、七、八 、九において
は、上面8を第一垂直面3から第一垂直面に対向する面
11の方向に行くにしたがって低くなるように単純に傾斜
した面としたが、第一垂直面3から第一垂直面に対向す
る面11の方向に行くにしたがって低くなるように傾斜す
るとともに、第二垂直面に対向する面12の方向などの他
の方向に傾斜させることもできる。
を前記の構成にしたことにより、図21の平面図(a)及
び側面図(b)に示すように継手部の力の流れがスムー
ズになり、応力の集中が緩和される。また、図22で示す
ように開先底部が狭く、ハッチングで示したように開先
表面にくる程広くなるので、トーチの操作、アークの狙
いが容易になり、溶接欠陥の発生が少なくなる。
エンドタブの平面図(a)、正面図(b)及び右側面図
(c)である。
エンドタブの斜視図である。
(a)、正面図(b)、左側面図(c)及び下面図
(d)である。
エンドタブの使用状態を説明するための斜視図である。
エンドタブの平面図(a)、正面図(b)及び左側面図
(c)である。
エンドタブの斜視図である。
エンドタブの斜視図である。
エンドタブの平面図(a)、正面図(b)及び右側面図
(c)である。
クエンドタブの使用状態を説明するための側面図(a)
及び平面図(b)である。
クエンドタブの斜視図である。
クエンドタブの平面図(a)、正面図(b)及び右側面
図(c)である。
図である。
クエンドタブの使用状態を説明するための側面図(a)
及び平面図(b)である。
の実施の形態を説明するための平面図(a)及び右側面
図(b)である。
クエンドタブの斜視図である。
クエンドタブ平面図(a)及び右側面図(b)である。
した場合の継手部の力の流れを説明するための平面図
(a)及び側面図(b)である。
した場合の開先端部の形状を説明するための平面図であ
る。
て溶接する場合を説明するための斜視図である。
た場合の溶接部の力の流れを説明するための平面図
(a)及び側面図(b)である。
を説明するための平面図である。
タブの変形例を説明するためのもの(記載されている溶
接用セラミックエンドタブ自体は本発明のものではな
い。)の平面図(a)、正面図(b)、左側面図(c)
及び下面図(d)である。
タブの使用状態を説明するためのもの(記載されている
溶接用セラミックエンドタブ自体は本発明のものではな
い。)の斜視図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 水平の下面(2)に垂直であり、かつ一
方の溶接母材に接する第一垂直面(3)と、第一垂直面
(3)の延長線と延長線が直交する方向で、下面(2)
に垂直であり、かつ一方の溶接母材より幅が狭い他方の
溶接母材に接する第二垂直面(4a)と、第一垂直面
(3)から第一垂直面に対向する面(11)の方向に行く
にしたがって低くなるように傾斜した上面(8)と、該
第一垂直面(3)と該第二垂直面(4a)との間に設けた
溶融金属受溝(5a)からなり、該溶融金属受溝(5a)
は、扇状で、かつ外側に傾斜した第一傾斜面(6a)と、
この外側に傾斜した第一傾斜面(6a)の端部に設けられ
ており、かつ外側に傾斜した第二傾斜面(7a)とからな
るものと、これと鏡面対称形のものとを背中合わせして
一体にした形状のものであることを特徴とする溶接用セ
ラミックエンドタブ。 - 【請求項2】 水平の下面(2)に垂直であり、かつ一
方の溶接母材に接する第一垂直面(3)と、第一垂直面
(3)の延長線と延長線が直交する方向で、下面(2)
に垂直であり、かつ一方の溶接母材より幅が狭い他方の
溶接母材に接する第二垂直面(4)と、第一垂直面
(3)から第一垂直面に対向する面(11)の方向に行く
にしたがって低くなるように傾斜した上面(8)と、該
第一垂直面(3)と該第二垂直面(4)との間に設けた
溶融金属受溝(5)からなり、該溶融金属受溝(5)
は、外側に傾斜した第三傾斜面(9)と、一端部が第三
傾斜面(9)に連続しており、扇状で、かつ外側に傾斜
した第一傾斜面(6)と、この外側に傾斜した第一傾斜
面(6)の他端部に設けられており、かつ外側に傾斜し
た第二傾斜面(7)とからなるものであることを特徴と
する溶接用セラミックエンドタブ。 - 【請求項3】 前記請求項2記載の溶接用セラミックエ
ンドタブと、この溶接用セラミックエンドタブに鏡面対
称形の溶接用セラミックエンドタブとを背中合わせして
一体にしたことを特徴とする溶接用セラミックエンドタ
ブ。 - 【請求項4】 水平の下面(2)に垂直であり、かつ一
方の溶接母材に接する第一垂直面(3)と、第一垂直面
(3)の延長線と延長線が直交する方向で、下面(2)
に垂直であり、かつ一方の溶接母材より幅が狭い他方の
溶接母材に接する第二垂直面(4)と、第一垂直面
(3)から第一垂直面に対向する面(11)の方向に行く
にしたがって低くなるように傾斜した上面(8)と、該
第一垂直面(3)と該第二垂直面(4)との間に設けた
溶融金属受溝(5)及び該溶融金属受溝(5)の下端部
に設けた底部(10)からなり、該溶融金属受溝(5)
は、扇状で、且つ外側に傾斜した第一傾斜面(6)と、
この外側に傾斜した第一傾斜面(6)の端部に設けられ
ており、かつ外側に傾斜した第二傾斜面(7)とからな
るものであることを特徴とする溶接用セラミックエンド
タブ。 - 【請求項5】 前記請求項4記載の溶接用セラミックエ
ンドタブと、この溶接用セラミックエンドタブに鏡面対
称形の溶接用セラミックエンドタブとを背中合わせして
一体にしたことを特徴とする溶接用セラミックエンドタ
ブ。 - 【請求項6】 水平の下面(2)に垂直であり、かつ一
方の溶接母材に接する第一垂直面(3)と、第一垂直面
(3)の延長線と延長線が直交する方向で、下面(2)
に垂直であり、かつ一方の溶接母材より幅が狭い他方の
溶接母材に接する第二垂直面(4)と、第一垂直面
(3)から第一垂直面に対向する面(11)の方向に行く
にしたがって低くなるように傾斜した上面(8)と、該
第一垂直面(3)と該第二垂直面(4)との間に設けた
溶融金属受溝(5)及び該溶融金属受溝(5)の下端部
に設けた底部(10)からなり、該溶融金属受溝(5)
は、外側に傾斜した第三傾斜面(9)と、一端部が第三
傾斜面(9)に連続しており、扇状で、かつ外側に傾斜
した第一傾斜面(6)と、この外側に傾斜した第一傾斜
面(6)の他端部に設けられており、かつ外側に傾斜し
た第二傾斜面(7)とからなるものであることを特徴と
する溶接用セラミックエンドタブ。 - 【請求項7】 前記請求項6記載の溶接用セラミックエ
ンドタブと、この溶接用セラミックエンドタブに鏡面対
称形の溶接用セラミックエンドタブとを背中合わせして
一体にしたことを特徴とする溶接用セラミックエンドタ
ブ。 - 【請求項8】 前記溶接用セラミックエンドタブの第二
傾斜面(7)の下部にルートフェイス(13、13a 、13b
)を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項7のい
ずれか1項記載の溶接用セラミックエンドタブ。 - 【請求項9】 前記溶接用セラミックエンドタブの第一
垂直面(3)と上面(8)との間に水平面(14)を入れ
たことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項
記載の溶接用セラミックエンドタブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9017776A JP3069583B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 溶接用セラミックエンドタブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9017776A JP3069583B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 溶接用セラミックエンドタブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10193180A JPH10193180A (ja) | 1998-07-28 |
JP3069583B2 true JP3069583B2 (ja) | 2000-07-24 |
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ID=11953128
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9017776A Expired - Fee Related JP3069583B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 溶接用セラミックエンドタブ |
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JP (1) | JP3069583B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200129094A (ko) * | 2018-03-15 | 2020-11-17 | 아이오 테크 그룹 엘티디. | 다중 재료 분배 및 코팅 시스템 |
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---|---|---|---|---|
JP4619183B2 (ja) * | 2005-04-11 | 2011-01-26 | 株式会社スノウチ | 異幅母材溶接用セラミックエンドタブ |
JP6539833B2 (ja) * | 2015-03-23 | 2019-07-10 | 株式会社スノウチ | 溶接用エンドタブおよびそれを用いた溶接方法 |
-
1997
- 1997-01-16 JP JP9017776A patent/JP3069583B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20200129094A (ko) * | 2018-03-15 | 2020-11-17 | 아이오 테크 그룹 엘티디. | 다중 재료 분배 및 코팅 시스템 |
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JPH10193180A (ja) | 1998-07-28 |
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