JP3063948U - 蓋閉鎖用紐掛け具 - Google Patents

蓋閉鎖用紐掛け具

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JP3063948U
JP3063948U JP1999003361U JP336199U JP3063948U JP 3063948 U JP3063948 U JP 3063948U JP 1999003361 U JP1999003361 U JP 1999003361U JP 336199 U JP336199 U JP 336199U JP 3063948 U JP3063948 U JP 3063948U
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JP1999003361U
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Inventor
満 荒関
Original Assignee
中国パール販売株式会社
渡辺 嘉延
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蓋閉鎖用紐掛け具を硬質ボール紙等の紙製品を
素材に用いて形成し、使用後の焼却処理によって環境汚
染を引起こすことのないようにする。 【解決手段】容器(A)の垂れ蓋(A−1)側と容器本
体(A−2)側に取り付けられる紐掛け具(1)であっ
て、紐付き掛止体(11)及び被掛止体(12)を構成
する上部円盤(111),(121)と下部円盤(11
3),(123)を硬質の紙製素材を用いて形成し、両
円盤をその重合中心部(114),(124)で互いに
接着固定する。下部円盤(113),(123)の裏面
には粘接着剤層(13)を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、封筒、書類袋等の袋容器における垂れ蓋や段ボール箱等における上 蓋を閉じ合わせるための蓋閉鎖用紐掛け具であって、特に、紙製素材を用い、使 用後の焼却処理においても環境汚染を引起こすことのないように配慮した安価な 蓋閉鎖用紐掛け具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、書類袋等における垂れ蓋を閉じるための紐掛け式閉鎖具として、裏面に 感圧接着剤層を形成した軟質乃至硬質合成樹脂、主として塩化ビニルシート製等 の貼付基材の表面に、少なくとも裏面は上記基材と同材質で、大きさが上記基材 と同等もしくは基材より小さい半硬質乃至硬質シート製の掛止盤をその中心部の みで熱融着することにより、掛止盤と張付基材の間に紐巻掛け隙間を形成した一 対の掛け具体からなり、一方の掛け具体の熱融着中心部に掛け紐の一端が熱融着 と同時に挟着固定されているものが知られている(実公平3−43155号公報 参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術における紐掛け具の基材は、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂からな るシートが使用され、従って、従来の紐掛け具は、使用後にこれを焼却処分する に際して、塩素ガスやダイオキシン等が発生し易く、環境汚染を引起こす原因に もなるという問題がある。
【0004】 本考案は、上記従来技術の問題に鑑み、紐掛け具を紙製素材を用いて形成し、 使用後の焼却処理に際し環境汚染を引起こすことのないように配慮し、また、紐 掛け具の製造コストが抑えられるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、容器の垂れ蓋側に紐付き掛止体を取付け、容器本体側に被掛止体を 取付け、前記紐付き掛止体の紐を被掛止体に掛けて垂れ蓋が閉止されるようにし た紐掛け具であって、前記紐付き掛止体及び被掛止体は、硬質の紙製素材からな る上部円盤と下部円盤とで構成されているとともに、これらの円盤はその重合中 心部で互いに接着固定され、前記紐付き掛止体の上下円盤の重合中心部で紐の一 端が接着固定され、かつ下部円盤の裏面に粘接着剤層を設けて構成された蓋閉鎖 用紐掛け具である。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施態様を図面に基づき具体的に説明する。 図1は本考案の紐掛け具を取付けた容器の背面図、図2は図1のX−X線矢視 の拡大側面図、図3(A)は円盤用ボール紙から上部円盤を製造する過程を示し た図、(B)は下部円盤を製造する過程を示した図、図4は紐付き掛止体を製造 する工程を示した図、図5は紐付き掛止体を接着加工している状態を示した図、 図6は被掛止体を接着加工している状態を示した図である。
【0007】 本考案は、図示されているように、容器Aの垂れ蓋A−1側に紐付き掛止体1 1を取付け、容器本体A−2側に被掛止体12を取付け、上記紐付き掛止体11 の紐115を被掛止体12に掛けて垂れ蓋A−1が閉止されるようにした紐掛け 具1であって、上記紐付き掛止体11及び被掛止体12は、硬質の紙製素材から なる上部円盤111,121と下部円盤113,123とで構成されているとと もに、これらの円盤111,121,113,123は、その重合中心部114 ,124で互いに接着固定され、上記紐付き掛止体11の上下円盤111,11 3の重合中心部114で紐115の一端が接着固定され、かつ下部円盤113, 123の裏面に粘接着剤層14を設けて構成されたものである。
【0008】 上記構成において、上部円盤111,121を、その周縁部112,122を 若干反上げ形成するとともに、上部円盤111,121と下部円盤113,12 3の重合中心部114,124は、ホットメルトによりスポット溶着して固定さ れているものである。
【0009】 上記構成の本考案により、紐付き掛止体11及び被掛止体12を構成する上部 円盤111,121と下部円盤113,123は、共に硬質の紙製素材からなる ので、使用済みの紐掛け具1を焼却処理する際には環境汚染を引起こすことがな く、また、これを再生処理するに際しては、紙製の容器Aの場合、紐掛け具1を わざわざ容器Aから取外す作業が必要なくなるので便利である。
【0010】 上部円盤111と下部円盤113の重合中心部124を、ホットメルトにより 熱板や超音波加工機でスポット溶着すれば加工コストが低廉で済み、且つ、上部 円盤111,121の周縁部112,122を若干反上げ形成しておけば、上下 円盤111,113間又は121,123間へ紐115を円滑に差し入れること ができ、垂れ蓋A−1の閉鎖が極めて容易になる。
【0011】 なお、下部円盤113,123は垂れ蓋又は容器本体に張り付けられるに過ぎ ず、紐115を係止する上部円盤111,121よりも柔らかな材質のもの、例 えば硬質紙製素材に代えて、焼却しても有毒ガスを発生させる虞れのないポリエ チレン系その他のプラスチックを用い、これを薄肉に成形して用いることができ る。
【0012】
【実施例】
本考案の蓋閉鎖用紐掛け具1の紐付き掛止体11と被掛止体12は硬質ボール 紙等の紙製素材が好適に用いられ、以下の手順で形成される。 先ず、図3(A)に示すように、矩形のボール紙Bを、繋ぎ目bを残して上部 円盤111,121を形成する円環状に不完全に打抜いておく。 このとき、破線で示す個所、即ち、上部円盤111,121の周縁部112, 122を若干反上げて形成しておくことが好ましい。
【0013】 下部円盤113,123は、同様にボール紙Bを、繋ぎ目bを残して下部円盤 113,123を形成する円環状に不完全に打抜いておき、図3(B)に示すよ うに、表側の重合中心部114,124にスポット的に接着剤(好ましくはホッ トメルト接着剤)13を塗着するとともに、裏側全面に粘接着剤層14を形成し 、この粘接着剤層14を介して、ボール紙Bと同形の剥離紙2を貼り付けておく 。 このとき、下部円盤113,123の周囲のボール紙は取り去り、剥離紙2 上に下部円盤113,123のみを残しておく。 なお、下部円盤113,123は上部円盤111,121よりも小径とするこ とが好ましい。
【0014】 紐付き掛止体11の製造は、図4に示すように、剥離紙2面上に配列する下部 円盤113の重合中心部114にホットメルト接着剤13を塗布したのち、図に おいて左側の紐繰出し機Cにより、紐115を矢印方向へ繰出しつつ、この紐1 15を、下部円盤113の重合中心部114に塗布したホットメルト接着剤13 上に張設する。
【0015】 次いで、これに、上部円盤111が打抜かれたボール紙Bを重ね合わせる。 このとき、上部円盤111の重合中心部114を下部円盤113の重合中心部 114に一致させて重ね合わせる。そして、図5に示すように、好ましくは、上 部円盤111の重合中心部114の表面に超音波ホーンDを押し当て、塗布され ているホットメルト接着剤13に超音波振動を付加させて、発生する摩擦熱で素 早く溶融接着し、上下の両円盤及び円盤に挟まれた紐115を一体に固定する。
【0016】 そして、紐115が接着固定された紐付き掛止体11は、図4の図中矢印で示 す工程に移動し、ここで、隣接する紐付き掛止体11,11間のa個所、並びに 、所要の長さを保ってa′個所で切断する。これとともに、上部円盤111の周 囲のボール紙を取り去る。
【0017】 被掛止体12は、剥離紙2面上の各下部円盤123の重合中心部124にホッ トメルト接着剤113を塗布し、これに、上部円盤121が打抜かれたボール紙 Bを重ね合せる。この際、上下円盤の中心を合せておく。 図6に示すように、好ましくは、上部円盤121の表面から重合中心部114 に超音波ホーンDを当て、ホットメルト接着剤13により溶融接着させ、その後 、上部円盤121の周囲のボール紙を取り去る。 なお、上下円盤の固着には、ホットメルト接着剤13を用い、図示してないが 、上部円盤の重合中心部の表面側を熱板で加熱して溶融接着させたり、或いは、 通常の接着剤13で固着させる等の接着方法を用いてもよい。
【0018】 このような製造工程で得られた本考案の紐掛け具は、紐付き掛止体11と被掛 止体12を剥離紙2から引剥がし図1,図2に示すように、粘接着剤層14を介 してそれぞれ容器Aの垂れ蓋A−1と容器本体A−2に貼付することにより使用 される。
【0019】 本考案によれば、紐付き掛止体11及び被掛止体12の上下両円盤を共に硬質 の紙製素材を用いて形成し、又は下部円盤をポリエチレン系のプラスチックを用 いて形成してなるので、使用済みの紐掛け具1を焼却処理する場合には環境汚染 を引起こすことがなく、また、これを再生処理するに際して、紙製の容器Aの場 合には、容器Aからわざわざ紐掛け具1を取り外して分別処理する必要がなくな り便利である。
【0020】 また、紐付き掛止体11及び被掛止体12の上部円盤111,121と下部円 盤113,123とを接着固定するには、ホットメルトによりスポット溶着を適 用するなどして効率的に接着加工することができ、製造コストが低廉で済むこと と相俟って、これらの構成要素が紙であるので安価に製造することができる。
【0021】 更には、上部円盤111,121の周縁部112,122は若干反上げ形成さ れ、下部円盤113,123の裏面全面が容器Aに接着しているとともに、両円 盤は中心部で接着しているので、下部円盤113,123を上部円盤111,1 21よりも小径に設定することと相俟って、上部円盤111,121と下部円盤 113,123間へ紐115を引っ掛け易くなって、両円盤間に紐115を巻く ことができ、垂れ蓋A−1を閉じる操作が極めて容易になるという作用効果を奏 するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の紐掛け具を取付けた容器を示す背面図
である。
【図2】図1のX−X線矢視方向から見た拡大側面図で
ある。
【図3】(A)は円盤用ボール紙から上部円盤を製造す
る過程を示す図、(B)は下部円盤を製造する過程を示
す図である。
【図4】紐付き掛止体を製造する工程を示す図である。
【図5】紐付き掛止体の接着加工状態を示す図である。
【図6】被掛止体の接着加工状態を示す図である。
【符号の説明】
1 蓋閉鎖用紐掛け具 11 紐付き掛止体 111 上部円盤 112 周縁部 113 下部円盤 114 重合中心部 115 紐 12 被掛止体 121 上部円盤 122 周縁部 123 下部円盤 124 重合中心部 13 接着剤 14 粘接着剤層 2 剥離紙 A 容器 A−1 垂れ蓋 A−2 容器本体 B 円盤用ボール紙 b 繋ぎ目 C 紐繰出し機 D 超音波ホーン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の垂れ蓋側に紐付き掛止体を取付
    け、容器本体側に被掛止体を取付け、前記紐付き掛止体
    の紐を被掛止体に掛けて垂れ蓋が閉止されるようにした
    紐掛け具であって、前記紐付き掛止体及び被掛止体は、
    硬質の紙製素材からなる上部円盤と下部円盤とで構成さ
    れているとともに、これらの円盤はその重合中心部で互
    いに接着固定され、前記紐付き掛止体の上下円盤の重合
    中心部で紐の一端が接着固定され、かつ下部円盤の裏面
    に粘接着剤層を設けて構成された蓋閉鎖用紐掛け具。
  2. 【請求項2】 上部円盤を、その周縁部を若干反上げ形
    成するとともに、上部円盤と下部円盤の重合中心部は、
    ホットメルトによりスポット溶着して固定された請求項
    1に記載の蓋閉鎖用紐掛け具。
  3. 【請求項3】 下部円盤を、硬質の紙製素材に代えてポ
    リエチレン系のプラスチックを用いて薄肉に形成してな
    る請求項1又は2に記載の蓋閉鎖用紐掛け具。
JP1999003361U 1999-05-17 1999-05-17 蓋閉鎖用紐掛け具 Expired - Lifetime JP3063948U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200485886Y1 (ko) * 2016-09-07 2018-03-08 권오준 서류봉투 묶음 도구

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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