JP2604291Y2 - 封筒兼用ファイル - Google Patents
封筒兼用ファイルInfo
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- JP2604291Y2 JP2604291Y2 JP1993037725U JP3772593U JP2604291Y2 JP 2604291 Y2 JP2604291 Y2 JP 2604291Y2 JP 1993037725 U JP1993037725 U JP 1993037725U JP 3772593 U JP3772593 U JP 3772593U JP 2604291 Y2 JP2604291 Y2 JP 2604291Y2
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- Japan
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- envelope
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、封筒、特に、開封手段
を具備させた封筒に関するものであり、前記開封手段を
利用して開封させた封筒がそのまま書類整理用ファイル
として使用できるようにするものである。
を具備させた封筒に関するものであり、前記開封手段を
利用して開封させた封筒がそのまま書類整理用ファイル
として使用できるようにするものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】開封後の封筒を書類整理用
ファイルとして使用できるようにした封筒兼用書類整理
用ファイルが種々考案されている。特に、実公平2−3
4062号に開示のものでは、封緘された封筒を展開状
態に開封できるようにして見開き式の書類綴じファイル
の表紙として利用できるようにしている。このもので
は、一枚のシート本体を二つ折りにすることにより、そ
の折曲げ辺で連続する表シートと裏シートを構成し、こ
れら表シートと裏シートにおける折曲げ辺以外の他の三
辺の内面相互を接着することにより封緘できるようにな
っており、開封させるには、前記三辺の接着部より内側
に設けた切取線に沿って切り開くことにより、見開き状
態に開封できる。そして、前記折曲げ辺近傍に予め設け
てある綴具を利用することにより、二つ折り状態の表シ
ートと裏シート間に書類を綴じ込んで収容できるファイ
ルとして利用できるのである。
ファイルとして使用できるようにした封筒兼用書類整理
用ファイルが種々考案されている。特に、実公平2−3
4062号に開示のものでは、封緘された封筒を展開状
態に開封できるようにして見開き式の書類綴じファイル
の表紙として利用できるようにしている。このもので
は、一枚のシート本体を二つ折りにすることにより、そ
の折曲げ辺で連続する表シートと裏シートを構成し、こ
れら表シートと裏シートにおける折曲げ辺以外の他の三
辺の内面相互を接着することにより封緘できるようにな
っており、開封させるには、前記三辺の接着部より内側
に設けた切取線に沿って切り開くことにより、見開き状
態に開封できる。そして、前記折曲げ辺近傍に予め設け
てある綴具を利用することにより、二つ折り状態の表シ
ートと裏シート間に書類を綴じ込んで収容できるファイ
ルとして利用できるのである。
【0003】このものによれば、郵送用の封筒をそのま
まファイルとして利用することができるので便利である
が、表シートと裏シートの、折曲げ辺以外の三辺に沿っ
た内面相互を接着させる構成であるから、該三辺に沿っ
て接着剤層を形成しなければならない上に、その接着域
の分、封筒内に収容させる書類よりも封筒を大きく作ら
なければならず、コストが高くなる。又、封筒の三辺に
沿ってなる前記接着部分は、開封時に切り取らなければ
ならないので開封作業が面倒であり、切り取られた部分
は処分されてしまうので無駄なゴミが生じる問題があ
る。
まファイルとして利用することができるので便利である
が、表シートと裏シートの、折曲げ辺以外の三辺に沿っ
た内面相互を接着させる構成であるから、該三辺に沿っ
て接着剤層を形成しなければならない上に、その接着域
の分、封筒内に収容させる書類よりも封筒を大きく作ら
なければならず、コストが高くなる。又、封筒の三辺に
沿ってなる前記接着部分は、開封時に切り取らなければ
ならないので開封作業が面倒であり、切り取られた部分
は処分されてしまうので無駄なゴミが生じる問題があ
る。
【0004】さらに、切取線に沿って開封させることに
より構成した上記ファイルでは、一枚のシートを二つ折
りにした状態でしかないから、強度に欠け、ファイルと
して長期の使用に耐えられない上に、表シートと裏シー
トの折り曲げ辺近傍に綴じ具を設けなければ、書類ばさ
みとして機能しない。
より構成した上記ファイルでは、一枚のシートを二つ折
りにした状態でしかないから、強度に欠け、ファイルと
して長期の使用に耐えられない上に、表シートと裏シー
トの折り曲げ辺近傍に綴じ具を設けなければ、書類ばさ
みとして機能しない。
【0005】
【技術的課題】本考案は、『扁平袋状の封筒の三辺を開
封させることにより見開き式の書類整理用ファイルとし
て使用することができるようにした封筒兼用ファイル』
において、開封させる際に生じる無駄なゴミを軽減させ
るとともに、書類整理用のファイルとして使用する際に
はその周縁部の強度を高め、さらには、綴具を設けなく
てもある程度書類を保持できるようにすることをその課
題とする。
封させることにより見開き式の書類整理用ファイルとし
て使用することができるようにした封筒兼用ファイル』
において、開封させる際に生じる無駄なゴミを軽減させ
るとともに、書類整理用のファイルとして使用する際に
はその周縁部の強度を高め、さらには、綴具を設けなく
てもある程度書類を保持できるようにすることをその課
題とする。
【0006】
【技術的手段】上記課題を解決するための技術的手段
は、『一枚のシート本体(1) を二つ折りにすることによ
り重ね合わされる表裏シート(1a)(1b)と、これら表裏シ
ートのどちらか一方の上下辺から延長する覆い片(10)(1
0)と、他方のシートの側辺から開封手段(2) を介して延
長する封緘片(11)とからなり、前記覆い片(10)(10)は表
裏両シート(1a)(1b)間に折り曲げられると共にその一部
が対向する他方のシートの上下辺近傍内面に貼着すると
ともに、その貼着部分は、前記覆い片(10)(10)から分離
自在とし、前記封緘片(11)は、対向する他方のシートの
外側へ折り曲げられるとともにその側辺近傍外面に貼着
する構成とした』ことである。
は、『一枚のシート本体(1) を二つ折りにすることによ
り重ね合わされる表裏シート(1a)(1b)と、これら表裏シ
ートのどちらか一方の上下辺から延長する覆い片(10)(1
0)と、他方のシートの側辺から開封手段(2) を介して延
長する封緘片(11)とからなり、前記覆い片(10)(10)は表
裏両シート(1a)(1b)間に折り曲げられると共にその一部
が対向する他方のシートの上下辺近傍内面に貼着すると
ともに、その貼着部分は、前記覆い片(10)(10)から分離
自在とし、前記封緘片(11)は、対向する他方のシートの
外側へ折り曲げられるとともにその側辺近傍外面に貼着
する構成とした』ことである。
【0007】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。内面が
上になるようにシート本体(1) を広げ、表裏両シート(1
a)(1b)のうち、覆い片(10)(10)を具備させた側のシート
の上に書類を載置した後、該書類の上下端を挟むよう
に、前記覆い片(10)(10)を内側に折り曲げる。
上になるようにシート本体(1) を広げ、表裏両シート(1
a)(1b)のうち、覆い片(10)(10)を具備させた側のシート
の上に書類を載置した後、該書類の上下端を挟むよう
に、前記覆い片(10)(10)を内側に折り曲げる。
【0008】この状態で、前記シート本体(1) を二つ折
りにして、前記覆い片(10)(10)の上面の一部が、それを
具備しない他方のシートの上下辺近傍内面に貼着させる
と、一側方開放の扁平袋体となる。尚、前記覆い片(10)
(10)は、その一部を予め上記位置に貼着しておいてもよ
く、この場合、上記側方開放部から、シートと前記覆い
片(10)(10)との間に書類が位置するように収容させる。
りにして、前記覆い片(10)(10)の上面の一部が、それを
具備しない他方のシートの上下辺近傍内面に貼着させる
と、一側方開放の扁平袋体となる。尚、前記覆い片(10)
(10)は、その一部を予め上記位置に貼着しておいてもよ
く、この場合、上記側方開放部から、シートと前記覆い
片(10)(10)との間に書類が位置するように収容させる。
【0009】その後、この側方開放部を閉塞するように
封緘片(11)を折り曲げて、その裏面を他方のシートの側
辺近傍外面に貼着させれば、郵送用の封筒が完成する。
この時、封筒を構成する表シート(1a)と裏シート(1b)の
上下辺相互は、覆い片(10)(10)の一部でしか貼着してい
ないが、書類は、シートと前記覆い片(10)(10)との間に
挟まれた態様で収容されているので、郵送中に封筒の上
下から抜け落ちることはない。
封緘片(11)を折り曲げて、その裏面を他方のシートの側
辺近傍外面に貼着させれば、郵送用の封筒が完成する。
この時、封筒を構成する表シート(1a)と裏シート(1b)の
上下辺相互は、覆い片(10)(10)の一部でしか貼着してい
ないが、書類は、シートと前記覆い片(10)(10)との間に
挟まれた態様で収容されているので、郵送中に封筒の上
下から抜け落ちることはない。
【0010】前記封緘片(11)は開封手段(2) を介して延
長する構成としたから、封緘後の封筒においては、一側
方に前記開封手段(2) が配設された態様となる。このよ
うに封緘された封筒を、開封手段(2) によって開封させ
ると、封筒の片面の一側辺近傍外面に前記封緘片(11)が
貼着したままで且一側方に開放する袋体となり、さら
に、その開放部から、シート本体(1) が平面状となるよ
うに強制的に封筒を開くと、前記覆い片(10)(10)の一部
分は、対向するシートの内面所定位置に貼着したまま前
記覆い片(10)(10)から切り離される態様で、前記封筒
は、見開き状態に開放することとなる。
長する構成としたから、封緘後の封筒においては、一側
方に前記開封手段(2) が配設された態様となる。このよ
うに封緘された封筒を、開封手段(2) によって開封させ
ると、封筒の片面の一側辺近傍外面に前記封緘片(11)が
貼着したままで且一側方に開放する袋体となり、さら
に、その開放部から、シート本体(1) が平面状となるよ
うに強制的に封筒を開くと、前記覆い片(10)(10)の一部
分は、対向するシートの内面所定位置に貼着したまま前
記覆い片(10)(10)から切り離される態様で、前記封筒
は、見開き状態に開放することとなる。
【0011】すなわち、この開封状態においては、前記
覆い片(10)(10)の一部分のみが、対向するシートの上下
辺近傍内面に貼着したまま前記覆い片(10)(10)から分離
されるとともに、残りの覆い片(10)(10)は、封緘前と同
じように、収容させた書類の上下端近傍を挟んだ状態の
ままとなっている。一方、前記封緘片(11)は上記したよ
うに、他方のシートの側辺近傍外面に貼着したままとな
る。
覆い片(10)(10)の一部分のみが、対向するシートの上下
辺近傍内面に貼着したまま前記覆い片(10)(10)から分離
されるとともに、残りの覆い片(10)(10)は、封緘前と同
じように、収容させた書類の上下端近傍を挟んだ状態の
ままとなっている。一方、前記封緘片(11)は上記したよ
うに、他方のシートの側辺近傍外面に貼着したままとな
る。
【0012】よって、開かれた表裏両シート間、特に
一方のシートと、一部分が切除された状態の覆い片(10)
(10)との間に書類を挟み込むことによって、書類整理用
ファイルとして使用することができる。又、これら覆い
片(10)(10)及び封緘辺(11)は、ファイルの片面の上下辺
近傍及び側辺近傍の補強片としても機能することとな
る。
一方のシートと、一部分が切除された状態の覆い片(10)
(10)との間に書類を挟み込むことによって、書類整理用
ファイルとして使用することができる。又、これら覆い
片(10)(10)及び封緘辺(11)は、ファイルの片面の上下辺
近傍及び側辺近傍の補強片としても機能することとな
る。
【0013】
【効果】封緘させた封筒の一側辺に沿ってのみ設けた開
封手段(2) を開封させるだけで、前記封筒を見開き状に
強制的に開放させることができるから、開封作業が容易
である。又、このとき、無駄なゴミは生じないか或は極
力軽減させることができる。
封手段(2) を開封させるだけで、前記封筒を見開き状に
強制的に開放させることができるから、開封作業が容易
である。又、このとき、無駄なゴミは生じないか或は極
力軽減させることができる。
【0014】シート本体(1) の大きさは、収容する書類
の大きさに略一致する程度で良いから、無駄がなく、安
価に仕上げることができる。覆い片(10)(10)の殆ど、及
び開封手段(11)は、一方のシートの周縁近傍を補強する
補強片として機能することとなるので、ファイルとして
使用中に容易に破損してしまうことはなく、長期の使用
にも耐え得ることとなる。
の大きさに略一致する程度で良いから、無駄がなく、安
価に仕上げることができる。覆い片(10)(10)の殆ど、及
び開封手段(11)は、一方のシートの周縁近傍を補強する
補強片として機能することとなるので、ファイルとして
使用中に容易に破損してしまうことはなく、長期の使用
にも耐え得ることとなる。
【0015】開封後においても、覆い片(10)(10)は一部
が切除されてはいるものの、そのほとんどは片方のシー
トの上下辺に延長する態様のまま残ることから、開封後
の封筒を、見開き式の書類整理用ファイルとして使用す
る場合、覆い片(10)(10)とそれが延長するシートとの間
に書類を挟んで保持することができ、特別な綴じ具を設
けなくても、表裏両シート(1a)(1b)間から不用意に脱落
させることなく、書類を収容保持しておくことができ
る。
が切除されてはいるものの、そのほとんどは片方のシー
トの上下辺に延長する態様のまま残ることから、開封後
の封筒を、見開き式の書類整理用ファイルとして使用す
る場合、覆い片(10)(10)とそれが延長するシートとの間
に書類を挟んで保持することができ、特別な綴じ具を設
けなくても、表裏両シート(1a)(1b)間から不用意に脱落
させることなく、書類を収容保持しておくことができ
る。
【0016】又、ファイルの外側に現れる封緘片(11)
に、ファイル内に収容する書類等の内容の表示を記載し
て見出し片として利用すれば、さらに使い勝手が良くな
る。尚、このものは、上記したように見開き状態に開放
させなくても、開封手段(2) のみを開封させることによ
り、一側方に開放する袋状のファイルとしても使用する
ことができる。
に、ファイル内に収容する書類等の内容の表示を記載し
て見出し片として利用すれば、さらに使い勝手が良くな
る。尚、このものは、上記したように見開き状態に開放
させなくても、開封手段(2) のみを開封させることによ
り、一側方に開放する袋状のファイルとしても使用する
ことができる。
【0017】
【実施例】次に、上記した本考案の実施例を図面に従っ
て詳述する。本考案実施例のものは、一枚の横長なシー
ト本体(1) を縦中心線に沿って二つ折りにして、宛名表
示窓(15)が設けられている表シート(1a)とその一側辺に
連続する裏シート(1b)とを構成するとともにその開放す
る三辺を接合させることにより、角型3号以上の縦長封
筒を構成するものである。
て詳述する。本考案実施例のものは、一枚の横長なシー
ト本体(1) を縦中心線に沿って二つ折りにして、宛名表
示窓(15)が設けられている表シート(1a)とその一側辺に
連続する裏シート(1b)とを構成するとともにその開放す
る三辺を接合させることにより、角型3号以上の縦長封
筒を構成するものである。
【0018】そして、図1に示すように、前記裏シート
(1b)の上下端辺からは略台形状の覆い片(10)(10)が延長
形成されているとともに、各覆い片(10)の略中央部に、
略三角形状のミシン目(21)で囲まれた貼着部(10a) を設
けている。この貼着部(10a)の外面側には接着剤層(50)
が形成されており、使用前においては、該接着剤層(50)
は剥離紙(5) で被覆されている。
(1b)の上下端辺からは略台形状の覆い片(10)(10)が延長
形成されているとともに、各覆い片(10)の略中央部に、
略三角形状のミシン目(21)で囲まれた貼着部(10a) を設
けている。この貼着部(10a)の外面側には接着剤層(50)
が形成されており、使用前においては、該接着剤層(50)
は剥離紙(5) で被覆されている。
【0019】さらに、前記裏シート(1b)の自由端側の側
辺からは、延長片(12)が延長形成されており、この延長
片(12)の内面側には見出し記載欄が設けられている。他
方、表シート(1a)の自由端側の側辺からは、切除片(11
a) を介して略大径状の封緘片(11)が延長形成されてお
り、前記表シート(1a)と前記切除片(11a) との境界線
上、及び、切除片(11a) と前記封緘片(11)との境界線上
に、開封手段(2)としてのミシン目(22)が設けられてい
る。尚、この切除片(11a) の幅は前記延長片(12)のそれ
に一致しており、又、封緘片(11)の外面には見出し記載
欄が設けられている。
辺からは、延長片(12)が延長形成されており、この延長
片(12)の内面側には見出し記載欄が設けられている。他
方、表シート(1a)の自由端側の側辺からは、切除片(11
a) を介して略大径状の封緘片(11)が延長形成されてお
り、前記表シート(1a)と前記切除片(11a) との境界線
上、及び、切除片(11a) と前記封緘片(11)との境界線上
に、開封手段(2)としてのミシン目(22)が設けられてい
る。尚、この切除片(11a) の幅は前記延長片(12)のそれ
に一致しており、又、封緘片(11)の外面には見出し記載
欄が設けられている。
【0020】又、前記裏シート(1b)における表シート(1
a)と裏シート(1b)との境界辺近傍には、ファイルとして
使用する際の綴じ具(4) が設けられている。この実施例
のものは、使用前は、裏シート(1b)の上下に覆い片(10)
(10)が、表シート(1a)の側方には封緘片(11)が突設する
形状の一枚のシート本体(1) であり、このシート本体
(1) を、前記綴じ具(4) が突出する内面側を上にして広
げ、これに収容させたい書類(S) に二穴の綴じ孔を設け
ると共に、それを同図に示すように前記綴じ具(4) を利
用して綴じ込む。これにより、裏シート(1b)の上に書類
(S) が載置されることとなる。
a)と裏シート(1b)との境界辺近傍には、ファイルとして
使用する際の綴じ具(4) が設けられている。この実施例
のものは、使用前は、裏シート(1b)の上下に覆い片(10)
(10)が、表シート(1a)の側方には封緘片(11)が突設する
形状の一枚のシート本体(1) であり、このシート本体
(1) を、前記綴じ具(4) が突出する内面側を上にして広
げ、これに収容させたい書類(S) に二穴の綴じ孔を設け
ると共に、それを同図に示すように前記綴じ具(4) を利
用して綴じ込む。これにより、裏シート(1b)の上に書類
(S) が載置されることとなる。
【0021】そして、前記覆い片(10)(10)を同図の二点
鎖線に示すように内側に折り曲げて、裏シート(1b)の上
に載置した前記書類(S) の上辺及び下辺近傍を被覆させ
る。このように折り曲げられた覆い片(10)(10)における
前記貼着部(10a) の上面(外面)には、剥離紙(5) で被
覆せしめられた接着剤層(50)が形成されているから、図
2に示すように、この剥離紙(5) を剥離させて接着剤層
(50)を露出させ、この状態で、表シート(1a)と裏シート
(1b)との折り曲げ辺に沿って、前記シート本体(1) を二
つ折りにする。すると、図3に示すように、前記覆い片
(10)(10)のうち前記貼着部(10a) のみが、表シート(1a)
の上下辺近傍内面に貼着されることにより、封筒の上下
端が前記覆い片(10)(10)によって閉塞される態様となる
と共に一側方に開放する扁平袋体となる。
鎖線に示すように内側に折り曲げて、裏シート(1b)の上
に載置した前記書類(S) の上辺及び下辺近傍を被覆させ
る。このように折り曲げられた覆い片(10)(10)における
前記貼着部(10a) の上面(外面)には、剥離紙(5) で被
覆せしめられた接着剤層(50)が形成されているから、図
2に示すように、この剥離紙(5) を剥離させて接着剤層
(50)を露出させ、この状態で、表シート(1a)と裏シート
(1b)との折り曲げ辺に沿って、前記シート本体(1) を二
つ折りにする。すると、図3に示すように、前記覆い片
(10)(10)のうち前記貼着部(10a) のみが、表シート(1a)
の上下辺近傍内面に貼着されることにより、封筒の上下
端が前記覆い片(10)(10)によって閉塞される態様となる
と共に一側方に開放する扁平袋体となる。
【0022】このようにシート本体(1) を二つ折り状態
にした時、同図に示すように、前記延長片(12)と前記裏
シート(1b)との境界線は、切除片(11a) と表シート(1a)
との境界線上のミシン目(22)に一致すると共に、前記延
長片(12)の延長端は、前記表シート(11a) と封緘片(11)
との境界線上のミシン目(22)に一致するように、これら
の寸法関係は設定されている。
にした時、同図に示すように、前記延長片(12)と前記裏
シート(1b)との境界線は、切除片(11a) と表シート(1a)
との境界線上のミシン目(22)に一致すると共に、前記延
長片(12)の延長端は、前記表シート(11a) と封緘片(11)
との境界線上のミシン目(22)に一致するように、これら
の寸法関係は設定されている。
【0023】その後、前記封緘片(11)内面側全域に接着
剤を塗布するとともにその封緘片(11)を裏シート(1b)側
に折り曲げ、前記接着剤により前記延長片(12)及び裏シ
ート(1b)の側辺近傍に貼着させる。これにより、前記扁
平袋体の側方開放部は閉塞される。封緘済の封筒とな
る。この封緘状態においては、宛名表示窓(15)が形成さ
れている表シート(1a)の一側辺に沿って、二本のミシン
目(22)(22)と、これに挟まれてなる切除片(11a) が位置
することとなるとともに、この切除片(11a) は、前記裏
シート(1b)の延長片(12)の上に非貼着状態で重なる態様
となる。
剤を塗布するとともにその封緘片(11)を裏シート(1b)側
に折り曲げ、前記接着剤により前記延長片(12)及び裏シ
ート(1b)の側辺近傍に貼着させる。これにより、前記扁
平袋体の側方開放部は閉塞される。封緘済の封筒とな
る。この封緘状態においては、宛名表示窓(15)が形成さ
れている表シート(1a)の一側辺に沿って、二本のミシン
目(22)(22)と、これに挟まれてなる切除片(11a) が位置
することとなるとともに、この切除片(11a) は、前記裏
シート(1b)の延長片(12)の上に非貼着状態で重なる態様
となる。
【0024】この封筒を開封するには、図4に示すよう
に、前記切除片(11a) を、その上端又は下端から、その
両側辺のミシン目(22)(22)を破断させることにより、表
シート(1a)から取り除く。これにより、封筒は一側開放
状態となる。この切除片(11a) は上記したように、それ
に重なる延長片(12)と非貼着状態であることから、該切
除片(11a) はその端部より容易に引き破ることができ
る。
に、前記切除片(11a) を、その上端又は下端から、その
両側辺のミシン目(22)(22)を破断させることにより、表
シート(1a)から取り除く。これにより、封筒は一側開放
状態となる。この切除片(11a) は上記したように、それ
に重なる延長片(12)と非貼着状態であることから、該切
除片(11a) はその端部より容易に引き破ることができ
る。
【0025】この状態においては、前記裏シート(1b)か
ら延長する覆い片(10)(10)における貼着部(10a)(10a)の
表シート(1a)への貼着のみで、該表シート(1a)と裏シー
ト(1b)の二つ折り状態が維持されている。そこで、表シ
ート(1a)の開放端辺を裏シート(1b)から引き離す態様
で、シート本体(1) を開放させると、前記貼着部(10a)
(10a)は、表シート(1a)の内面所定位置に貼着したま
ま、その周縁のミシン目(21)(21)によって強制的に切断
される。
ら延長する覆い片(10)(10)における貼着部(10a)(10a)の
表シート(1a)への貼着のみで、該表シート(1a)と裏シー
ト(1b)の二つ折り状態が維持されている。そこで、表シ
ート(1a)の開放端辺を裏シート(1b)から引き離す態様
で、シート本体(1) を開放させると、前記貼着部(10a)
(10a)は、表シート(1a)の内面所定位置に貼着したま
ま、その周縁のミシン目(21)(21)によって強制的に切断
される。
【0026】すなわち、見開き状に開封させた状態にお
いては、図5に示すように、表シート(1a)の上下端近傍
内面略中央域には、ミシン目(21)(21)によって切断され
た貼着部(10a)(10a)のみが貼着すると共に、裏シート(1
b)から延長する覆い片(10)(10)は、前記貼着部(10a)(10
a)に相当する形状の開口(10b)(10b)が形成される態様と
なる。尚、貼着部(10a)(10a)内に設けた接着剤層(50)の
貼着力は、前記ミシン目(21)(21)を強制的に破断可能な
程、強力に設定しておく。
いては、図5に示すように、表シート(1a)の上下端近傍
内面略中央域には、ミシン目(21)(21)によって切断され
た貼着部(10a)(10a)のみが貼着すると共に、裏シート(1
b)から延長する覆い片(10)(10)は、前記貼着部(10a)(10
a)に相当する形状の開口(10b)(10b)が形成される態様と
なる。尚、貼着部(10a)(10a)内に設けた接着剤層(50)の
貼着力は、前記ミシン目(21)(21)を強制的に破断可能な
程、強力に設定しておく。
【0027】このように、見開き状態に開封させた封筒
は、そのまま書類整理用のファイルとして利用すること
ができ、その場合、覆い片(10)(10)は、開口(10b)(10b)
が形成されているものの、収容する書類の上下端近傍を
押えて保持する保持片として機能することとなる。又、
このファイルを閉じた状態においては、延長片(12)が表
裏両シート(1a)(1b)から側方へ突出する態様となると共
に、見出し記載欄が設けられているこの延長片(12)の内
面側が表シート(1a)側から見えることとなる。又、該延
長片(12)の外面側には、前記封緘片(11)が貼着し、その
見出し記載欄が印刷されているその外面側は、裏シート
(1b)の外面側に現れることとなる。よって、これら封緘
片(11)の外面及び前記延長片(12)の内面に、ファイル内
に収容させる書類等の内容表示を記入しておけば、ファ
イルを閉じた時に、表シート(1a)側からは延長片(12)に
記載した表示が確認でき、裏シート(1b)側からは封緘片
(11)に記載した表示が読み取れるので、書類整理用ファ
イルとして、引き出し等に多数並べて使用する際にファ
イルの表裏どちらの面からでも見出し表示が確認できる
ので、極めて使い勝手の良いものとなる。
は、そのまま書類整理用のファイルとして利用すること
ができ、その場合、覆い片(10)(10)は、開口(10b)(10b)
が形成されているものの、収容する書類の上下端近傍を
押えて保持する保持片として機能することとなる。又、
このファイルを閉じた状態においては、延長片(12)が表
裏両シート(1a)(1b)から側方へ突出する態様となると共
に、見出し記載欄が設けられているこの延長片(12)の内
面側が表シート(1a)側から見えることとなる。又、該延
長片(12)の外面側には、前記封緘片(11)が貼着し、その
見出し記載欄が印刷されているその外面側は、裏シート
(1b)の外面側に現れることとなる。よって、これら封緘
片(11)の外面及び前記延長片(12)の内面に、ファイル内
に収容させる書類等の内容表示を記入しておけば、ファ
イルを閉じた時に、表シート(1a)側からは延長片(12)に
記載した表示が確認でき、裏シート(1b)側からは封緘片
(11)に記載した表示が読み取れるので、書類整理用ファ
イルとして、引き出し等に多数並べて使用する際にファ
イルの表裏どちらの面からでも見出し表示が確認できる
ので、極めて使い勝手の良いものとなる。
【0028】尚、この実施例では、予め、表裏両シート
(1a)(1b)の折り曲げ辺近傍に、綴具(4) を設ける構成と
したが、前記覆い片(10)(10)が、上記したように、収容
する書類(S) の保持片として機能することとなるので、
この綴具(4) は、必ずしも設ける必要はない。尚、封緘
片(11)及び延長片(12)の形状は、両者を重ね合わせたと
きに、一致するように、それぞれ形成しておく。
(1a)(1b)の折り曲げ辺近傍に、綴具(4) を設ける構成と
したが、前記覆い片(10)(10)が、上記したように、収容
する書類(S) の保持片として機能することとなるので、
この綴具(4) は、必ずしも設ける必要はない。尚、封緘
片(11)及び延長片(12)の形状は、両者を重ね合わせたと
きに、一致するように、それぞれ形成しておく。
【0029】この実施例では、開封手段(2) として、一
対のミシン目(22)(22)で挟まれてなる帯状の切除片(11
a) を設ける構成としたが、例えば、1本のミシン目に
沿ったシートの内面に開封紐を添着しておく構成とする
など、他の開封手段にしても良いことは言うまでもな
い。
対のミシン目(22)(22)で挟まれてなる帯状の切除片(11
a) を設ける構成としたが、例えば、1本のミシン目に
沿ったシートの内面に開封紐を添着しておく構成とする
など、他の開封手段にしても良いことは言うまでもな
い。
【図1】本考案実施例の展開図。
【図2】その二つ折り状態に至る過程を示す斜視図。
【図3】図4のX−X断面図。
【図4】ミシン目(22)(22)を一部破断させた状態を示す
表シート(1a)側の説明図。
表シート(1a)側の説明図。
【図5】開封後の展開状態を示す平面図。
(1) ・・・シート本体 (1a)・・・表シート (1b)・・・裏シート (10)・・・覆い片 (11)・・・封緘片 (2)・・・開封手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65D 27/34 B65D 27/34 (56)参考文献 実開 平1−177135(JP,U) 実開 昭52−106319(JP,U) 実開 昭51−49315(JP,U) 実開 昭51−89026(JP,U) 実開 昭50−89713(JP,U) 実公 昭11−12752(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42F 7/00 B42F 13/00.13/06 B65D 27/00 B65D 27/34
Claims (4)
- 【請求項1】 扁平袋状の封筒の三辺を開封させること
により見開き式の書類整理用ファイルとして使用できる
ようにした封筒兼用ファイルにおいて、一枚のシート本
体(1) を二つ折りにすることにより重ね合わされる表裏
シート(1a)(1b)と、これら表裏シートのどちらか一方の
上下辺から延長する覆い片(10)(10)と、他方のシートの
側辺から開封手段(2) を介して延長する封緘片(11)とか
らなり、前記覆い片(10)(10)は表裏両シート(1a)(1b)間
に折り曲げられると共にその一部が対向する他方のシー
トの上下辺近傍内面に貼着するとともに、その貼着部分
は、前記覆い片(10)(10)から分離自在とし、前記封緘片
(11)は、対向する他方のシートの外側へ折り曲げられる
とともにその側辺近傍外面に貼着する構成とした封筒兼
用ファイル。 - 【請求項2】 開封手段(2) をミシン目又はシート内面
に添着される開封紐とした請求項1に記載の封筒兼用フ
ァイル。 - 【請求項3】 開封手段(2) を一対のミシン目によって
挟まれた帯状の切除片(11a) とした請求項1に記載の封
筒兼用ファイル。 - 【請求項4】 封緘片(11)を見出し部とした請求項1に
記載の封筒兼用ファイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993037725U JP2604291Y2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 封筒兼用ファイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993037725U JP2604291Y2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 封筒兼用ファイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077974U JPH077974U (ja) | 1995-02-03 |
JP2604291Y2 true JP2604291Y2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=12505483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993037725U Expired - Fee Related JP2604291Y2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 封筒兼用ファイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604291Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP1993037725U patent/JP2604291Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH077974U (ja) | 1995-02-03 |
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