JP2002503187A - チャイルドプルーフ設計の剥離可能な縁端封着袋、その製造方法およびその使用 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 封着端で互いに平坦に封着された少なくとも２つの包装材ウェブ部を含み、前記封着端から外側に突出した掴み補助部を有する、チャイルドプルーフ設計の剥離可能な縁端封着袋であって、前記包装材ウェブ部の相対曲げ強度が、相対的に実質的に相違するように設定されており、例えば高い曲げ強度を有するように設定された包装材ウェブ部の前記掴み補助部が、前記封着端の領域に伸びる脆弱線を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 チャイルドプルーフ設計の剥離可能な縁端封着袋、その製造方法およびその使用 本発明は、封着端で互いに平坦に封着された少なくとも２つの包装材ウェブ部 を含み、封着端の外側に配置された掴み補助部を有する、チャイルドプルーフ設 計の剥離可能な縁端封着袋と、その製造方法およびその使用に関する。 重要な「チャイルドプルーフ」特性に応じるため、例えば袋型包装容器におい ては、少なくとも１枚、慣例上は２枚の高い引裂き強度の包装材ウェブを用いて 、包装容器を製造する必要があることが知られている。これらはまた、包装容器 に適切な閉鎖（barrier）特性を有していなければならない。更に、必要とされ る閉鎖機能を実現するため、包装袋の封着端は、袋の周囲に途切れなく伸び、強 く堅固に封着接合した合せ目によって形成されなければならない。このような場 合、堅固に接合した合せ目における剥離特性を実現するため、ピーイー−ピール (PE-peel)、ピールコーティング（peel coating）などに特定的に適用される封 着剤または封着剤の組み合わせを使用することができる。 発庖ストリップ、発疱カードおよび発疱テープなどのチャイルドプルーフ封緘 による包装容器は、固形の医薬品に好適であり、道具を用いることなく開封でき ることが知られている。これらの包装容器に収容される包装物品は、錠剤、丸薬 またはカプセルなどの製品からなるが、力によって包装容器から通常はアルミニ ウム箔からなるカバーを通って押し出され、取り出されなければならないため、 圧力に反応するものであってはならない。 現在、幾つかの国が、幾つかの活性物質に対してチャイルドプルーフ包装を強 制的に命じる拘束力のある法律の導入を検討していることが、専門家の間で知ら れている。これは、特に子供の場合に、誤って服用されたときに、その製剤の毒 性の結果として重大な危険が生じる医薬品に適用される。構造上および使用上の 理由のために柔軟で感圧性である医薬品の場合、前述したように、包装容器を通 って押し出すことは不可能である。一方、チャイルドプルーフの袋型包装容器の 開封に、例えばハサミまたはナイフなどの道具の助力を要するのであれば、大多 数の患者に不都合で不便だと思われる。 本発明の目的は、道具を用いることなく開封でき、尚且つ、チャイルドプルー フである、平坦で柔軟な感圧性の医薬品のための包装容器であって、開封時にお ける圧力の印加を確実に回避するが、開封するために補助的な道具を必要としな い包装容器を提供することである。 前記目的は本発明によって達成され、請求項１の前提部分に示された型の剥離 可能な縁端封着袋に関しては、請求項１の特徴部分に示された包装材ウェブ部の 設計によって達成される。 包装材ウェブ部の相対曲げ強度が比較上実質的に相違するように設定され、更 に、高い曲げ強度に設定された包装材ウェブ部の掴み補助部が、封着端の領域に 伸びる脆弱線（line of weakness）を有する結果、脆弱線に沿った選択的な曲 げによって、２枚の包装材ウェブの一部を開き、封着端に沿った更なる剥離のた めの掴みタブを露出させることが可能となる。 掴み補助部は、引張り力を受けたときには曲がらないが、剥離を起こさせる曲 げを含む方法ではじめて使用できるようになるため、少なくとも子供の手に対し て、必要な曲げ作用の認識がなくても、遊戯中の開封に対する安全が備わってい る。 一実施例においては、掴み補助部の封着端に近接した領域は、封着剤が存在し ないか、または、封着されていない。その結果、曲げの過程において、封着端に 沿った更なる剥離のための開始点または掴みタブが、更に容易に得られるように なる。 掴みタブの貫通打抜き形成が、低い曲げ強度の包装材ウェブ部に、掴み補助部 の外部輪郭から距離をおいて追従し、材料の組合せに応じて保時点が存在または 存在しないように実施されることが有効である。 これらの保時点の作用は、遊戯中に掴み領域が曲げられた場合に、開封のため に設けられた剥離タブが、包装材の他方のウェブに依然として確実に接着してい ることにある。高い曲げ強度のウェブの脆弱線付近におけるタブの直接的で故意 の折り曲げによってはじめて、柔軟なウェブの保時点が過度に引伸ばされ、開封 される。その結果、掴みタブが形成または露出する。 保時点は、打抜き線の中断、または、例えば打抜き線に隣接する比較的小さな 封着部の形態を採ることができる。これらの保時点の数、型およびサイズは、各 特定の材料に応じて、掴みタブのサイズおよび幾何学的形状の関数として選択す ることができる。 この処置は、チャイルドプルーフ安全性を向上させ、縁端封着袋の剥離におけ る取扱いを更に容易にすることに役立つ。その結果、本発明の技術によれば、チ ャイルドプルーフではあるが多くの場合が剥離不可能である従来技術による既知 の縁端封着袋とは対照的に、特定のデザインの掴み補助部、高い曲げ強度の包装 ウェブ部に存在する脆弱線、および、低い曲げ強度の包装ウェブ部における掴み タブの打抜きによって、所望のチャイルドプルーフ安全性を達成する一方で、道 具またはその他の補助器具なしの開封が可能となる。 更に好都合および／または有利な本発明の実施例が、従属請求項によって示さ れる。 冒頭に示したタイプの縁端封着袋の製造方法は、封着端および掴み補助部を有 する包装容器の半片同士の間に包装物品を挿入し、半片同士を互いに接合する方 法であって、一方の半片を比較上低い曲げ強度の材料で形成し、他方の半片を比 較上実質的に高い曲げ強度の材料で形成するか、またはその反対とし、高い曲げ 強度の半片が、掴み補助部の開始領域に脆弱線を有するように設定されているこ とを特徴とする。 この方法においては、打抜き部が、低い曲げ強度に設定された包装材ウェブ部 に形成され、掴み補助部の外部輪郭に距離をおいて追従し、掴みタブを形成する 。 本発明によれば、チャイルドプルーフ設計の剥離可能な縁端封着袋を、平坦で 感圧性の医薬品、特に経皮治療製剤のために使用することができる。 下記の図面に概略的に示した実施例に対応する説明から、本発明の詳細、特徴 および利点を明らかにする。 図１は、本発明に係る円形包装容器の平面図を示す。 図２は、掴み補助部が角領域に配置された矩形包装容器の平面図を示す。 図３は、縁端の掴み補助部を有する同様の矩形包装容器を示す。 図４は、掴み補助部（および、後者の領域においては、図３における打抜き線 の中断を有する掴みタブのための打抜き部）の詳細な図を示す。 図５は、小封着点の形態で掴みタブの領域に存在する、上側ウェブおよび下側 ウェブを、開放を制限した状態で接続するための保持点の例を示す。 図１は、円形ＴＴＳ（図示せず）またはその他の平坦な形態の医薬品の包装に 特に好適な、チャイルドプルーフ設計の縁端封着袋１０という形態の円形包装容 器の実施例を示す。この円形包装容器は、封着端３で互いに平坦に封着された少 なくとも２つの包装ウェブ部１、２と、封着端３から外側に突出し、ハッチング で示すように部分的に封着された掴み補助部４とを含む。 ここで重要なことは、包装材ウェブ部１、２の相対曲げ強度が、相対的に実質 的に相違するように設定されており、高い曲げ強度に設定された包装材ウェブ部 １の掴み補助部４が、封着端の領域に伸びる脆弱線５を有することである。脆弱 線は、直線状の点線で示されている。 それは、封着端３の領域にほぼ接線的に伸び、例えば、穿孔、打抜きノッチ、 スコーリング、熱脆化などの公知の方法で形成され、特定の予定された破壊点を 形成する。一方の包装材ウェブ部が剛直であり、他方が相対的に柔軟であるとい うことが作用に関連する。相対的に柔軟な包装材ウェブ部２またはその保時点９ 、９ａ〜９ｃ（図３および５）は、相対的に剛直な包装材ウェブ部１の屈曲によ って過度に引伸ばされ、これによって脱離し、剥離タブ８が露出する。２つのウ ェブ部のどちらが剛直であり、どちらが剛直性に劣るかは、作用上の目的におい て根本的に重要ではない。示した例においては、取扱いの容易性に優れるという 理由から、経験に基づいて、下側ウェブ１が剛直なウェブであり、上側ウェブ２ が柔軟なウェブである配置を採用している。この配置においては、袋を開封する ために、掴み補助部４が下方に折り返され、上側の包装材ウェブ部２が脆弱線５ に対して平行に引き伸ばされる。この引き伸ばしの結果、保持点９、９ａ〜９ｃ が開き、その後、適宜に掴み補助部４が再度上方に折り返されて、下側ウェブ部 １が脆弱線５に沿って確実に開いたときに、この時点で露出している掴み補助部 ８を用いて剥離することによって、上側ウェブ部２が問題なく引き離される。 ２枚のウェブは、材料に関する限りは、製剤に適した閉鎖機能を有するように 選択される。これは、封着剤、および、封着端３の完全で堅固に閉じた合せ目に 適合していなければならない。 図１は、掴み補助部４の封着端３に近接する領域６に、封着剤が存在しないこ とを示している。 封着剤の存在しない領域６は、ベル曲線に類似したデザインであるこの場合、 打抜き部７で外側が境界付けられる。これにより、掴みタブ８が、初めはまだ保 時点９、９ａ〜９ｃ（図３および５）によって固定された状態ではあるが、上側 の柔軟な包装材ウェブ２に形成される。 掴み補助部４を折り曲げ折り返して、保時点９、９ａ〜９ｃを過度に引き伸ば して破壊した後、掴みタブ８が露出し、剥離可能な縁端封着袋１０の更なる剥離 に用いられることが可能である。なお、掴みタブ８は、上側の柔軟な包装材ウェ ブ２に形成される。これにより、掴み補助部４を折り曲げ折り返した後、掴みタ ブ８を極めて容易に屈曲させて、剥離可能な縁端封着袋１０の更なる剥離に用い ることが可能となる。 好ましい実施形態においては、平面図には現れないが、包装材ウェブ部１、２ の少なくとも一方が、凹部の形状に、三次元的に型押しまたは深絞りされている 。 子供による望ましからざる使用に対する安全の必須条件として、更に、包装材 ウェブ１、２は、互いに、子供による使用を防止するために十分に高く選択され た引裂き強度を有することとする。 また、封着剤は、２つの封着端３の少なくとも一方に適用されることとする。 従来技術の封着剤および封着方法の十分な詳細は当業者に既知であるため、こ の点について更なる詳細は与えないが、封着端３の領域に適した封着であるとみ なす。 この形態においては、２つの包装材ウェブ１、２の少なくとも一方を、単膜（ monofilm）とすることができる。 図１に示した実施例によれば、包装容器１０は、例えばＴＴＳなどの、円形パ ッチに適用することができる。 円形の縁端封着袋１０の他にも、あらゆる所望の形状が当然可能であり、必然 的に包装物品の形状に応じていてもよい。 例えば、図２および３に矩形の形態を示すが、多角形または楕円形であっても よい。図２は、矩形の縁端封着袋１０の実施例をモデルとして用いて、高い曲げ 強度に設定された下側の包装材ウェブ部１に斜めに伸びる脆弱線５を備えた、斜 めに配置された掴み補助部４を示す。封着した包装材ウェブ２は、ほぼ直角（図 ３）に伸びて掴みタブ８を形成する打抜き部７を有している。図３による実施例 においては、掴み補助部４と、脆弱線５および打抜き部７の道筋と、結果として 得られる掴みタブ８とが、矩形包装容器の狭い縁部に設けられている。 掴みタブ８の起こり得る早期の露出と、これによる包装材ウェブ部２の予期せ ぬ早期の剥離を防止するため、図３において複数箇所に示すように、打抜き部７ の道筋に切断線の中断９を設けてもよい。このような中断９の位置決め、サイズ および配置は、その特定材料に応じて変化する。これは、引裂き開封の作用に関 連し、存在する包装容器の寸法またはその幾何学的形状とともに、包装材１およ び２の各材料の組み合わせに対して、常に個別的に限定され得るものである。 保時点９、９ａ〜９ｃの形成は、切断の中断という形態で図３に示す実施例の 他に、図５に示すように、封着されていない面６内に存在する封着された領域で ある、小封着点という形態の実施例も可能である。このような小封着保持点を９ ａに示す。角が封着された実施例を９ｂに示す。９ｃは、封着合せ目の「鼻(nose )」によって形成された小保持点を表す。 相対的に伸縮性の高い包装材ウェブ部２の剥離作用を理解するうえで、打抜き 部７が、好ましくは縁端の封着合せ目３の１つに近接して伸びており、それによ って限定される掴みタブ８が、下側の包装材ウェブ部１の領域６に封着されてお らず、保持点９でのみ固定されている（図３）ということに注意が引かれる。 更に別の実施例は、図４に示すように、打抜き部７が相対的に剛直なウェブ１ に設けられ、掴みタブ８がこのウェブ１に形成されることを含む。この実施例に おいては、ウェブ１に接着した上側ウェブ２を上方に折り曲げ、続いて剥離する ことによって、包装容器１０を問題なく開封することができる。 更に容易に理解するうえで、２つの包装材ウェブ部１、２の調整は、当業者の 裁量の範囲内であることが指摘される。 以下の例が考えられる。 上側ウェブ（１） 剛直／平坦 下側ウェブ（２） 柔軟／平坦 上側ウェブ（１） 剛直／深絞り 下側ウェブ（２） 柔軟／平坦 上側ウェブ（１） 剛直／深絞り 下側ウェブ（２） 柔軟／深絞り 上側ウェブ（１） 柔軟／平坦 下側ウェブ（２） 剛直／平坦 上側ウェブ（１） 柔軟／平坦 下側ウェブ（２） 剛直／深絞り 上側ウェブ（１） 柔軟／深絞り 下側ウェブ（２） 剛直／深絞り 本発明に係るチャイルドプルーフ設計の剥離可能な縁端封着袋の製造方法は、 封着端９および掴み補助部４を有する包装容器１０の半片１、２の間に包装物品 を挿入し、半片１、２を互いに接合する方法であって、本発明においては、一方 の半片１が比較上低い曲げ強度の材料から選択され、他方の半片２が比較上実質 的に高い曲げ強度の材料から選択されるか、またはその反対であって、高い曲げ 強度の半片が、掴み補助部４の開始領域に脆弱線５を有するように設定される。 本発明によれば、平坦で感圧性の医薬品、特に経皮治療製剤のための、剥離可 能な縁端封着袋の使用が考えられる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年１月７日（１９９９．１．７） 【補正内容】 請求の範囲 １． 封着端（３）で互いに平坦に封着された少なくとも２つの包装材ウェブ部 （１、２）を含み、前記封着端（３）から外側に突出した掴み補助部（４）を有 する、チャイルドプルーフ設計の剥離可能な縁端封着袋であって、前記包装材ウ ェブ部（１、２）の相対曲げ強度が、相対的に実質的に相違するように設定され ており、高い曲げ強度に設定された包装材ウェブ部（１）に存在する前記掴み補 助部（４）が、前記封着端（３）の領域に伸びる脆弱線（５）を有しており、前 記脆弱線（５）で前記掴み補助部（４）を曲げて、低い曲げ強度に設定された前 記包装材ウェブ部（２）に掴みタブ（８）を露出させることができることを特徴 とする縁端封着袋。 ２． 掴み補助部（４）の封着端（３）に近接した領域（６）は、封着剤が存在 しておらず、それに対向して隣接するウェブに封着されていないことを特徴とす る請求項１に記載の縁端封着袋。 ３． 打抜き部（７）が、低い曲げ強度に設定された包装材ウェブ部（２）に設 けられ、掴み補助部（４）の外部輪郭に距離をおいて追従し、掴みタブ（８）を 形成することを特徴とする請求項１または２に記載の縁端封着袋。 ４． 包装材ウェブ部（１、２）の少なくとも１つが、凹部の形状に、三次元的 に型押しまたは深絞りされていることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記 載の縁端封着袋。 ５． 強度の異なる２つの包装材ウェブ（１、２）の材料が、物品に適した閉鎖 機能を有することを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の縁端封着袋。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 封着端（３）で互いに平坦に封着された少なくとも２つの包装材ウェブ部 （１、２）を含み、前記封着端（３）から外側に突出した掴み補助部（４）を有 する、チャイルドプルーフ設計の剥離可能な縁端封着袋であって、前記包装材ウ ェブ部（１、２）の相対曲げ強度が、相対的に実質的に相違するように設定され ており、高い曲げ強度に設定された包装材ウェブ部（１）に存在し得る前記掴み 補助部（４）が、前記封着端（３）の領域に伸びる脆弱線（５）を有することを 特徴とする縁端封着袋。 ２． 掴み補助部（４）の封着端（３）に近接した領域（６）は、封着剤が存在 しておらず、それに対向して隣接するウェブに封着されていないことを特徴とす る請求項１に記載の縁端封着袋。 ３． 打抜き部（７）が、低い曲げ強度に設定された包装材ウェブ部（２）に設 けられ、掴み補助部（４）の外部輪郭に距離をおいて追従し、掴みタブ（８）を 形成することを特徴とする請求項１または２に記載の縁端封着袋。 ４． 包装材ウェブ部（１、２）の少なくとも１つが、凹部の形状に、三次元的 に型押しまたは深絞りされていることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記 載の縁端封着袋。 ５． 強度の異なる２つの包装材ウェブ（１、２）の材料が、物品に適した閉鎖 機能を有することを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の縁端封着袋。 ６． 包装材ウェブ（１、２）が、互いに、子供による使用を防止するために十 分に高く選択された引裂き強度を有することを特徴とする請求項１〜５のいずれ かに記載の縁端封着袋。 ７． 封着剤が、２つの封着端（３）の少なくとも１つに適用されていることを 特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載の縁端封着袋。 ８． ２つの包装材ウェブ部（１、２）の少なくとも１つが、単膜であることを 特徴とする請求項１〜７のいずれかに記載の縁端封着袋。 ９． 掴み補助部（４）の封着端（３）に近接した領域（６）に、封着剤が存在 しないことを特徴とする請求項１〜８のいずれかに記載の縁端封着袋。 １０． 封着端（３）および掴み補助部（４）を有する包装容器の半片（１、２ ）の間に包装物品を挿入し、前記半片（１、２）を互いに接合する前記請求項に 記載の縁端封着袋の製造方法であって、一方の半片（２）が比較上低い曲げ強度 の材料から選ばれ、他方の半片（１）が比較上実質的に高い曲げ強度の材料から 選ばれるか、または、その反対であり、高い曲げ強度の半片（１）が、掴み補助 部（４）の開始領域に脆弱線（５）を有するように設定されていることを特徴と する方法。 １１． 随意に保持点（９）を有する打抜き部（７）が、低い曲げ強度に設定さ れた包装材ウェブ部（２）に形成され、掴み補助部（４）の外部輪郭に距離をお いて追従し、掴みタブ（８）を形成することを特徴とする請求項１０に記載の方 法。 １２． 平坦で感圧性の医薬品、特に経皮治療製剤（ＴＴＳ）のための、チャイ ルドプルーフ設計の剥離可能な縁端封着袋の使用。