JPH11123776A - 袋状包装体および製造方法 - Google Patents

袋状包装体および製造方法

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JPH11123776A
JPH11123776A JP9308087A JP30808797A JPH11123776A JP H11123776 A JPH11123776 A JP H11123776A JP 9308087 A JP9308087 A JP 9308087A JP 30808797 A JP30808797 A JP 30808797A JP H11123776 A JPH11123776 A JP H11123776A
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JP
Japan
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bag
hole
handle
package
finger
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JP9308087A
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Inventor
Koji Shimizu
浩二 清水
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品重量がキログラム単位の重量物になった
場合把手部の強度が不足し破れが生じやすく、破れが生
じない場合においても把手部がプラスチックフィルムの
ため柔らかく破れに対する不安感があり、また接着封止
部が剥れ易い問題がある。把手部に補強材を設けた場合
は上記のような心配はなくなるが、コストアップとな
る。本発明はこれらの問題を解決することを課題とす
る。 【解決手段】 プラスチックフィルムよりなる把手部に
指掛け用の抜き穴を有する袋状包装体において、前記指
掛け用抜き穴の上半分以上にわたり熱接着または超音波
接着による接着帯を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はVHSビデオカセッ
ト等直方体の比較的重量の重い記録媒体を複数巻包装す
る袋状包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の袋状包装体においては、持ち運び
に便利なように、袋の上端開口部を構成する前後板に整
列した指掛け用抜き穴を形成して把手部を設けることが
多い。図1に示したように、従来の把手部2の指掛け用
の抜き穴4は、抜き刃による裁断又は熱溶断にて抜き穴
を開けるだけで作製された(例えば実用新案登録第3,
004,939号参照)。この場合に溶断部は抜き穴4
の縁部に封止部を形成する。しかし、重量の重い製品の
包装では、抜き穴の周辺に大きな力がかかり、破れ易い
ので、把手部に補強板を添えて固定することが提案され
ている(特願平9−228937号)。従来の抜き刃に
よる裁断では把手部のフィルム同士が接着されていない
ため、個々のフィルムに荷重がかかるが均等にはかから
ずどちらかのフィルムに偏って荷重がかかる場合が多く
そのためにフィルムが破れやすくなってしまっていた。
また、溶断時においても把手部指掛け用抜き穴部の外周
は接着されているが、線接着のため接着力が弱く接着箇
所が剥がれてしまい抜き刃による裁断時と同じ状況にな
ることがしばしばあった。破れない場合でも手に持った
感じが弱々しく心細く感じられた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法の場合、製
品が軽量物の場合は問題はないが、製品重量がキログラ
ム単位の重量物になった場合把手部の強度が不足し破れ
が生じやすく、破れが生じない場合においても把手部が
プラスチックフィルムのため柔らかく破れに対する不安
感があり、また接着封止部が剥れ易い問題がある。把手
部に補強材を設けた場合は上記のような心配はなくなる
が、コストアップとなってしまった。本発明はこのよう
な問題点を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め把手部指
掛け用の抜き穴近傍を接着後、指掛け用の抜き穴を製作
することにより、上記の課題を解決する。すなわち、本
発明はプラスチックフィルムよりなる把手部に指掛け用
の抜き穴を有する袋状包装体において、該指掛け用抜き
穴の上半分以上にわたり熱接着または超音波接着による
接着帯を設けたこと、を特徴とする略直方体の記録媒体
を複数巻収納する袋状包装体を提供する。本発明はま
た、プラスチックフィルムよりなる把手部に指掛け用の
抜き穴を有する袋状包装体において、該把手部を全面ま
たは部分的に熱接着や超音波接着により接着することに
より接着帯を形成した後、該接着帯が指掛け用抜き穴の
上半分以上にわたり残るように指掛け用抜き穴を形成す
ることを特徴とした略直方体の記録媒体を複数巻収納す
る袋状包装体の製造方法を提供する。抜き穴は線状の接
着封止部を残す溶断により形成してもよい。
【0005】
【作用】本発明によると、次の作用が得られる。 1)把手部の強度を向上させることにより破れを防ぐこ
とができる。 2)指掛け用の抜き穴近傍を接着することにより接着部
が硬くなるため、手持ち時に安心感を与えることができ
る。 3)補強材が不要となるためコストが下がる。 4)把手部接着後、指掛け用の抜き穴を抜くことにより
指掛け用の抜き穴の位置ズレが発生することがない。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の要部を説明する前に、本
発明の袋状包装体の構造とその製造方法の概要を説明す
る。図5を参照するに、本発明の袋状包装体1はガゼッ
ト袋と呼ばれる形式の包装袋に、複数個例えば10巻程
度のVHSビデオテープ等のビデオカセット3を収納し
たものである。包装袋は一枚のプラスチックを筒状に形
成し、熱封着または超音波溶着により重畳した両側縁部
の縁端を接着してガゼット部封止部5を形成し、また底
部の重畳した縁端に開口部封止部6を形成する。
【0007】また、左右側面板7、7のビデオカセット
3よりも上に延びるそれぞれの部分を谷折りに内部に折
り込み、また、前面板9及び背面板11のビデオカセッ
ト3よりも上に延びる部分を互いの方向に折り込んで平
坦な上面部を形成する。上面部の上縁部に連接する部分
の内面には対面した面の所定の領域を熱溶着または超音
波により接着して接着帯を形成する。接着帯の中または
その下側に、整列した指掛け用抜き穴15、15を有す
る把手部17を設ける。この把手部は17は本発明によ
り構成されるものでその詳細は後で説明する。
【0008】次に、本発明の袋状包装体の製造方法を図
4を参照して説明する。まず、(1)のようにロール状
に巻いたフィルム原反(例えば内面に熱接着層を有する
PP等。もちろん、内容物の形状や重量等によりPE
T、PVC、PE等他のプラスチック基材フィルムも使
用可能である。なお、外面にも熱接着層を形成すると折
り返し部の接着も可能となる)から、フィルム19を巻
き出しながら、(2)のように筒状にし、側縁部の重畳
部を熱溶断または熱接着してガゼット部封止部5を形成
する。さらに(3)のように筒状体を角型に折り、両側
面板7、7を谷折りに折り返す。この谷折りした部分8
のことをガゼット部と称する。(4)のように袋の頂部
となる部分の上下フィルムを互いに熱接着または超音波
溶着することにより接着帯21を有する把手部17を形
成し、(5)のように更に指掛け用抜き穴15を打ち抜
いて把手部17を完成する。(6)のように底部の開口
部23を形成するように所定位置で裁断する。この側か
ら複数巻の製品を挿入し、底部をたたんで平坦にし、最
後に熱溶断をして図5のような開口部封止部6を形成す
る。製品を挿入する部分を開口部と称する。
【0009】次に、図2〜3を参照して本発明の把手部
の構造を詳しく説明する。図2は本発明の袋状包装体の
上端部に設けられた把手部17の構造を示す。図におい
て、点線22は両側がゼット部8の谷折りして折り込ん
だ側面部7の内端部を示す。まず、ガゼット部8を避け
た位置において図4の(3)の状態に折り込んだプラス
チックフィルムの重畳した前後2枚のフィルムを互いに
接着して接着帯21を形成する。すなわち、図示の例で
は形成すべき指掛け用抜き穴15の大きさよりも大きい
(例えば少なくとも2〜5mm以上大きい)楕円形の接
着帯21を形成する。接着帯21は熱融着または超音波
溶着により形成する。接着帯21は接着部と非接着部よ
りなる接着パターンを形成する方法によってもよいし、
全面接着する方法によってもよい。次いで抜き穴15を
単純な切断によるかまたは溶断により形成する。溶断に
よればエッジが融着するのでほつれがなくなり、強度が
増す。図3は接着帯21の変形例を示し、(a)は把手
部17の全面を接着帯21とする場合である。(b)は
抜き穴15を含む比較的狭い帯状に接着帯21を設ける
例を示す。その他いろいろな形態が可能であるが指掛け
用抜き穴の上半分以上にわたり熱接着または超音波接着
による接着帯を設けることが必要である。また、指掛け
用抜き穴の形状は任意であり、図5のような長方形、そ
の他の形状が可能である。接着帯を形成後、指掛け用抜
き穴を作成するのは、指掛け用抜き穴を作成後接着帯を
形成すると指掛け用抜き穴の穴位置がずれることがあり
見た目を損なう恐れがあるため、先に袋を接着しておく
ことにより穴の位置ズレを防ぐためである。
【0010】
【実施例】次の要領で実験を行った。図4に示した行程
に従って、上流より繰り出されるシート状のプラスチッ
クフィルム(PE材、PP材。以下、フィルムと略す)
の、相対する2辺を熱接着により接着し円筒を形成し、
対向する面を互いに内側に折り返し両サイドに折り込み
(ガゼット部)の付いた筒状体を形成した。その筒状体
の重畳されたフィルム端部を熱溶断により切断封止し
た。把手部となる部分に熱型により接着を行い、接着帯
を形成する(この時、接着帯の大きさは指掛け穴を抜い
た後に指掛け穴外周に2mm及び5mmの接着帯が残る
大きさの熱型を作成した)。この時、接着帯の下部に袋
の流れ方向と直行する方向に熱接着を行い、把手部と袋
本体部を隔てた。指掛け用抜き穴を熱溶断にて形成し
た。その後、把手部上端部に当たる部分より熱溶断によ
り切り離し袋単体とした。比較のために接着帯を設けな
い他は、上記と同一の工程で袋担体をそれぞれ製作した
(従来品)。この方法で作成したこれらの製品の把手部
指掛け用抜き穴の中央部上下をクランプし上下方向に引
っ張り荷重をかけ破断時の強度の測定を行った。表中の
数値は3試料の平均値である。表1から明らかなよう
に、本発明の製品は強度アップとなることが確認でき、
満足のいく結果が得られた。
【0011】
【表1】
【0012】
【発明の効果】本発明によると、把手部の強度を向上さ
せることにより破れを防ぐことができ、指掛け用の抜き
穴近傍を接着することにより接着部が硬くして、持ち易
くし、また、補強材が不要となるためコストが下がる。
また、把手部接着後に指掛け用の抜き穴を抜くことによ
り指掛け用の抜き穴の位置ズレが発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の袋状包装体の上部に形成される把手部を
示す正面図である。
【図2】本発明の実施例の袋状包装体の上部に形成され
る把手部を示す正面図である。
【図3】(a)、(b)は本発明の他の実施例による把
手部の別の例を示す正面図である。
【図4】本発明の袋状包装体を製造する行程の流れを示
す説明図である。
【図5】本発明の袋状包装体の斜視図である。
【符号の説明】
1 袋状包装体 3 ビデオカセット 5 ガゼット部封止部 6 開口部封止部 7 側面板 8 ガゼット部 9 前面板 11 背面板 15 指掛け用抜き穴 17 把手部 19 フィルム 21 接着帯 23 底部の開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムよりなる把手部に
    指掛け用の抜き穴を有する袋状包装体において、前記指
    掛け用抜き穴の上半分以上にわたり熱接着または超音波
    接着による接着帯を設けたことを特徴とする略直方体の
    記録媒体を複数巻収納する袋状包装体。
  2. 【請求項2】 プラスチックフィルムよりなる把手部に
    指掛け用の抜き穴を有する袋状包装体において、該把手
    部を全面または部分的に熱接着または超音波接着により
    接着することにより接着帯を形成した後、該接着帯が指
    掛け用抜き穴の上半分以上にわたり残るように指掛け用
    抜き穴を形成することを特徴とする略直方体の記録媒体
    を複数巻収納する袋状包装体の製造方法。
JP9308087A 1997-10-23 1997-10-23 袋状包装体および製造方法 Pending JPH11123776A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200454713Y1 (ko) 2011-03-08 2011-07-22 조선미 포장 팩용 손잡이
JP2021001030A (ja) * 2019-06-24 2021-01-07 株式会社生産日本社 多重袋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200454713Y1 (ko) 2011-03-08 2011-07-22 조선미 포장 팩용 손잡이
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