JP3063928U - 巻取コア固定装置 - Google Patents

巻取コア固定装置

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JP3063928U
JP3063928U JP1999003337U JP333799U JP3063928U JP 3063928 U JP3063928 U JP 3063928U JP 1999003337 U JP1999003337 U JP 1999003337U JP 333799 U JP333799 U JP 333799U JP 3063928 U JP3063928 U JP 3063928U
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實敏 薮野
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Nishimura Manufacturing Co Ltd
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Nishimura Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造の巻取コア固定装置を提供する。 【解決手段】 巻取軸３の回転にともない、複数の支軸
７がそのピン６のまわりを揺動し、支軸の両端の回転体
８のうち、一方の回転体が巻取コア１の内周面に押し付
けられ、これによって巻取コアが固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
この考案は、紙、プラスチックフィルムなどのウエブを巻取コアに巻き取る巻取 装置に関するものであり、特にその巻取コア固定装置に関するものである。
【０００２】
【従来技術とその問題点】
紙、プラスチックフィルムなどのウエブをスリットするスリッタでは、スリット されたウエブが巻取コアに巻き取られる。たとえば、特公昭６０−３０６２１号 公報に記載されているものでは、複数のシリンダブロックが巻取軸上に設けられ 、各シリンダブロックにピストンが挿入される。さらに、複数のスライダが巻取 軸上に設けられ、各スライダにテーパ面が形成され、複数のチップがそのまわり に角度間隔を置いて配置され、シリンダブロックおよびピストンによってスライ ダが加圧され、各チップが巻取コアの内周面に押し付けられる。これによって巻 取コアが固定され、駆動モータによって巻取軸が駆動され、回転し、ウエブが巻 取コアに巻き取られる。
【０００３】 ところで、この装置の場合、スライダおよびチップなどの構造が複雑であり、そ の加工精度が要求され、コストが高いという問題がある。巻取完了後、巻取製品 を巻取軸の軸方向に移動させ、巻取軸から抜き取る必要があるが、巻取製品の重 量が大きく、その作業は容易ではないという問題もある。
【０００４】
【考案の目的】
したがって、この考案の目的は、簡単な構造の巻取コア固定装置を提供すること にある。
【０００５】 他の目的は、巻取完了後、巻取製品を容易に抜き取ることができるようにするこ とにある。
【０００６】
【考案の構成】
そして、この考案によれば、複数のピンが巻取軸のまわりに角度間隔を置いて支 持される。ピンは巻取軸の軸方向にのびる。さらに、複数の支軸がそれと組み合 わされ、支軸は巻取軸の回転方向にのび、各ピンに揺動可能に支持され、各ピン の両側に突出する。さらに、複数の回転体がそれと組み合わされ、回転体は各支 軸の両端に設けられる。したがって、巻取軸の回転にともない、各支軸がそのピ ンのまわりを揺動し、支軸の両端の回転体のうち、一方の回転体が巻取コアの内 周面に押し付けられ、これによって巻取コアが固定される。
【０００７】 適宜の揺動部材を各ピンに揺動可能に支持し、複数の非回転体を各揺動部材の両 端に設け、揺動部材の両端の非回転体のうち、一方の非回転体が巻取コアの内周 面に押し付けられ、これによって巻取コアが固定されるようにしてもよい。
【０００８】
【実施例の説明】
以下、この考案の実施例を説明する。
【０００９】 図１において、これはスリッタの巻取コア固定装置であり、複数の巻取コア１を 固定するためのもので、複数のホルダ２を有する。ホルダ２はリング状のもので 、巻取軸３上に設けられ、軸方向間隔を置いて配置され、ベアリング４に回転可 能に支持されている。
【００１０】 さらに、各ホルダ２において、複数の収容みぞ５がホルダ２の外周面に形成され 、図２に示すように、複数のピン６が巻取軸３のまわりに角度間隔を置いて配置 され、収容みぞ５内に収容されている。ピン６は巻取軸３の軸方向にのび、その 両端はホルダ２に固定され、支持されている。したがって、巻取軸３、ベアリン グ４およびホルダ２によってピン６が支持されているものである。さらに、複数 の支軸７が収容みぞ５内に収容され、支軸７は巻取軸３の回転方向にのび、各ピ ン６に揺動可能に支持され、各ピン６の両側に突出している。さらに、複数の回 転体８が収容みぞ５内に収容され、回転体８はローラからなり、各支軸７の両端 に設けられ、回転可能に取り付けられている。回転体８にギヤを使用し、これを 支軸７に回転可能に取り付けてもよい。
【００１１】 さらに、この装置は複数のシリンダブロック９を有する。シリンダブロック９は 特公昭６０−３０６２１号公報のそれと同様のもので、リング状であり、各ホル ダ２間に配置され、巻取軸３の外周面に嵌合され、固定されている。各シリンダ ブロック９において、複数の軸方向内孔にピストン１０が挿入されていることも 同公報のものと同様である。したがって、エアなどの流体圧を各シリンダブロッ ク９に供給し、ピストン１０をホルダ２の端面に係合させ、押し付けることがで きる。
【００１２】 したがって、この装置において、各巻取コア１を巻取軸３のまわりに軸方向間隔 を置いて配置し、その位置を隣接対のホルダ２に対応させる。その後、駆動モー タによって巻取軸３を駆動し、回転させると、そのトルクがシリンダブロック９ およびピストン１０に伝達される。さらに、ピストン１０とホルダ２の摩擦によ ってトルクが伝達され、ホルダ２が回転し、それにともない、各支軸７がそのピ ン６のまわりを揺動し、支軸７の両端の回転体８のうち、一方の回転体８が巻取 コア１の内周面に押し付けられ、食い込む。
【００１３】 たとえば、巻取軸３およびホルダ２が図２の時計方向に回転すると、ピン６のま わりにおいて、各支軸７が図２の反時計方向に揺動する。したがって、図３に示 すように、支軸７の両端の回転体８のうち、右端の回転体８が巻取コア１の内周 面に押し付けられ、食い込むものである。これによって巻取コア１がロックされ 、固定される。反対に、巻取軸３およびホルダ２が図２の反時計方向に回転する と、ピン６のまわりにおいて、各支軸７が図２の時計方向に揺動する。したがっ て、図３の支軸７において、その左端の回転体８が巻取コア１の内周面に押し付 けられ、食い込む。これによって巻取コア１がロックされ、固定される。
【００１４】 したがって、その後、ピストン１０とホルダ２の摩擦によってトルクが伝達され 、各巻取コア１を互いに独立して駆動し、回転させることができ、紙、プラスチ ックフィルムなどのウエブのスリット後、それを巻取コア１に巻き取ることがで きる。
【００１５】 さらに、ウエブの巻取完了後、巻取軸３およびホルダ２を逆方向に駆動し、わず かに回転させると、ピン６のまわりにおいて、各支軸７が逆方向に揺動し、その 回転体８が巻取コア１から離脱される。これによってロック状態が解除され、巻 取製品は支軸７の回転体８に支持される。巻取製品を逆方向に回転させ、これに よってロック状態を解除することもできる。
【００１６】 したがって、その後、巻取製品を巻取軸３の軸方向に移動させ、巻取軸３から抜 き取ることができる。巻取製品を巻取軸３の軸方向に移動させるとき、巻取製品 の移動にともない、各ホルダ２において、その回転体８が支軸７のまわりを回転 し、これによって巻取製品が案内され、その抵抗は小さい。したがって、巻取製 品の重量が大きくても、これを容易に移動させ、抜き取ることができる。
【００１７】 なお、必ずしも支軸７および回転体８を使用する必要はなく、適宜の揺動部材を 各ピン６に揺動可能に支持し、複数の非回転体を各揺動部材の両端に設けてもよ い。そして、各揺動部材がそのピン６のまわりを揺動し、揺動部材の両端の非回 転体のうち、一方の非回転体が巻取コア１の内周面に押し付けられ、食い込みむ ようにしても、それによって巻取コア１をロックし、固定することができ、同様 の作用効果を得ることができる。
【００１８】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、巻取軸３の回転にともない、各支軸７ または揺動部材がそのピン６のまわりを揺動し、支軸７または揺動部材の両端の 回転体８または非回転体のうち、一方の回転体８または非回転体が巻取コア１の 内周面に押し付けられ、これによって巻取コア１が固定される。その構造は簡単 であり、コストは低い。巻取製品を巻取軸３の軸方向に移動させ、巻取軸３から 抜き取るとき、回転体８によってそれを案内し、巻取製品を容易に移動させ、抜 き取ることもでき、所期の目的を達成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】この考案の実施例を示す縦断面図である。
【図２】図１の装置の横断面図である。
【図３】図２の回転体と巻取コアの関係を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
１ 巻取コア ３ 巻取軸 ６ ピン ７ 支軸 ８ 回転体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 巻取軸の軸方向にのび、前記巻取軸のま
    わりに角度間隔を置いて支持された複数のピンと、前記
    巻取軸の回転方向にのび、前記各ピンに揺動可能に支持
    され、前記各ピンの両側に突出する複数の支軸と、前記
    各支軸の両端に設けられた複数の回転体とからなり、前
    記巻取軸の回転にともない、前記各支軸がそのピンのま
    わりを揺動し、前記支軸の両端の回転体のうち、一方の
    回転体が巻取コアの内周面に押し付けられ、これによっ
    て前記巻取コアが固定されるようにしたことを特徴とす
    る巻取コア固定装置。
  2. 【請求項２】 巻取軸の軸方向にのび、前記巻取軸のま
    わりに角度間隔を置いて支持された複数のピンと、前記
    巻取軸の回転方向にのび、前記各ピンに揺動可能に支持
    され、前記各ピンの両側に突出する複数の揺動部材と、
    前記各揺動部材の両端に設けられた複数の非回転体とか
    らなり、前記巻取軸の回転にともない、前記各揺動部材
    がそのピンのまわりを揺動し、前記揺動部材の両端の非
    回転体のうち、一方の非回転体が巻取コアの内周面に押
    し付けられ、これによって前記巻取コアが固定されるよ
    うにしたことを特徴とする巻取コア固定装置。
JP1999003337U 1999-05-17 1999-05-17 巻取コア固定装置 Expired - Lifetime JP3063928U (ja)

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KR10-2001-7004832A KR100524107B1 (ko) 1999-05-17 2000-05-12 권취 코어 고정 장치
US09/856,595 US6409119B1 (en) 1999-05-17 2000-05-12 Winding core fixing device
EP00927762A EP1211205B1 (en) 1999-05-17 2000-05-12 Winding core fixing device
DE60032245T DE60032245T2 (de) 1999-05-17 2000-05-12 Vorrichtung zum fixieren eines wickelkerns
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TW089109263A TW479049B (en) 1999-05-17 2000-05-15 A wiring-up core fixation device

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EP (1) EP1211205B1 (ja)
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KR (1) KR100524107B1 (ja)
DE (1) DE60032245T2 (ja)
TW (1) TW479049B (ja)
WO (1) WO2000069763A1 (ja)

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KR20010080212A (ko) 2001-08-22
US6409119B1 (en) 2002-06-25
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EP1211205A1 (en) 2002-06-05
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