JP4584292B2 - 絞り加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、絞り加工装置に関し、特に、絞り加工を施したパイプ端部の余剰部分を切断する機構を備えた絞り加工装置の改良に関するものである。
従来、パイプ先端等の円筒部材の絞り加工を行う絞り加工装置として、回転する主軸先端に取り付けたローラ取付台に、絞りローラを半径方向に摺動可能に支持し、この絞りローラにより固定した被加工用パイプの先端に絞り加工を施す、絞り加工装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図8〜図16に、この絞り加工装置の一例を示す。
この絞り加工装置60は、主軸機構2と、この主軸機構2に対向して被加工用パイプPを支持する支持機構(図示省略)とを備え、主軸機構2の主軸筐体11は、基台4上に形成した案内レール5上を駆動モータ6と駆動螺子7によって前後方向Lに移行可能に載置されている。
主軸機構2は、適宜の駆動モータ(図示省略)に連結される駆動プーリHにより駆動され、主軸筐体11にベアリング12を介して支持される主軸10と、この主軸10の先端に設けられるローラ取付台13とを備える。
このローラ取付台13は、主軸10の先端にフランジ16を介して取り付けられ、絞りローラRを配設した支持部材17を半径方向に案内する案内溝14aを備えた主取付台14と、絞りローラRを半径方向に移行するための渦巻き状溝18aを備えたカム板18とを主体として構成される。
支持部材17には、渦巻き状溝18a内に突入する案内ピン17aを備えることによって、絞りローラRを半径方向に移行させる。
主軸10は、中空構造とし、カム板18を先端に取り付けたカム軸19を主軸10内に収納し、主軸10とカム軸19とは、変速機構30を介して係合され、初期位置では図10に示す位置にある絞りローラRを、主取付台14に対して相対的にカム板18が図例反時計回りに90度回動することによって、図11に示す位置まで半径方向に移動させ、被加工用パイプPの先端を加工するようにしている。
被加工用パイプPに挿入されるマンドレル40は、カム軸19内に収納される軸41の先端に配設され、被加工用パイプPの加工時に内径(外径)を規制する役割を担っている。
そして、軸41は、内部に加工後に切断される被加工用パイプPの廃材P’を受けるためのガイド棒42を内包することのできる中空管を使用し、進退用シリンダ43によってガイド棒42を進退可能に配設するようにしている。
また、軸41の軸方向への移動は、ガイド棒42を進退せしめる進退用シリンダ43の近傍に配設するシリンダガイド44を軸方向移動手段45の移動ベッド45c上に載置して行うようにしている。
軸方向移動手段45は、例えば、図9に示すようにLMガイド等を利用し、サーボモータ等の回動機構46の回転を回転軸45aに伝え、ガイドレール45bを主軸10の軸芯方向に移動させることによってガイドレール45b上の移動ベッド45cを移動させるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
変速機構30には、撓み噛み合い式駆動伝達装置を用い、その概要は、図13に示すように、主軸10とカム軸19とにそれぞれ係合される対をなす外輪31、32と、それぞれの外輪内面に形成された歯溝(両者同一歯数とする)に噛合し、かつ歯数の異なる歯形を形成した可撓性の歯車輪33と、この歯車輪33を楕円形に、かつ回動可能に支持し、歯溝とは相対する2か所において噛合させるウエーブ形成輪34とより構成したものである。
この変速機構30は、ウエーブ形成輪34を固定し、一方の外輪31を駆動したとき、歯車輪33は追随して回動される。これに伴い他方の外輪32も歯車輪33を介して回動される。このとき、両外輪31、32の歯数が同一であり、したがって、同一回転数で回動される。一方、歯車輪33の歯数は、通常、外輪31、32より少なく(例えば、2個少なく)形成する。
次に、外輪31を固定し、ウエーブ形成輪34を回動する。35はその駆動用減速モータを示す。このとき、歯車輪33は外輪31との歯数の差があり、これにより回動され、他方の外輪32はこれにより回動される。
したがって、外輪31を回動しながらウエーブ形成輪34を回動することにより、他方の外輪32は、外輪31に対して相対回転速度は変動する。その変動回転数は、ウエーブ形成輪34の回転数に比例する。このように、撓み噛み合い式駆動伝達装置による差動がなされる。
図13において、36は外輪31の支持歯車、37は外輪32の支持歯車、38は主軸10に取り付けられ支持歯車36と噛合する駆動歯車、39は支持歯車37と噛合する従動歯車を示す。
これにより、外輪32の外輪31に対する相対速度差(差動)は、カム軸19を介してカム板18を回動し、絞りローラRを半径方向に出入させることができ、支持機構3に固定されたパイプ先端に絞り加工を施すことができる。
そして、加工後のパイプ先端の不要箇所を切断するために、ローラ取付台13には絞りローラRの他に切断ローラCを配設した支持部材17を配設するようにしている。
この支持部材17は、図14に示すように、切断ローラCを回動可能に取り付ける上部移行部材56と、カム板18の渦巻き状溝18a内に突入する案内ピン51aを備えた下部移行部材51とからなり、上部移行部材56及び下部移行部材51は、主取付台14の案内溝14a内を摺動可能に配設され、それぞれが主軸10の軸芯に対して直角方向に移行可能となっている。
そして、切断ローラCを配設した支持部材17は、逆行機構50によって、下部移行部材51の移行方向と上部移行部材56の移行方向とを逆向きとなるようにしている。
逆行機構50は、下部移行部材51に刻設したラック51bと、該ラック51bに噛合する主取付台14内に回動自在に配設された歯車52と、該歯車52に噛合する中間歯車53と、該中間歯車53と同一軸55に取り付けられた駆動歯車54と、該駆動歯車54と噛合する上部移行部材56の一側面に刻設したラック56aとから構成される。
これによって、カム板18の渦巻き状溝18a内に突入された案内ピン51aの移動方向と逆向きに切断ローラCが移動するようになっている(例えば、特許文献3参照)。
しかして、図15に示すように、絞りローラRによって被加工用パイプPの先端に絞り加工を施し、端部の不要部分を切断ローラCによって切断する際に進退用シリンダ43を作動させマンドレル40の先端からガイド棒42を突出させた状態で切断した輪状の廃材P’を受け、所定の廃材用受け皿Bに収納するようにしている。
ところで、このガイド棒42は、マンドレル40内を進退する構造のため、その外径はマンドレル40の外径の半分程度と細いため、ガイド棒42に受け渡される廃材P’が、切断時の慣性力によって図16(a)に示すように、ガイド棒42に掛かった状態で回転を続けることとなる。
このため、所定の廃材用受け皿Bの位置に移動させようとするときに、ガイド棒42の移動中に、図16(b)〜(c)に示すように、廃材P’が回転しながらガイド棒42から抜け落ちてしまうことがあるという問題があった。
特許第3514730号公報 特開2002−18635号公報 特開2001−137962号公報
本発明は、上記従来の絞り加工装置の有する問題点に鑑み、切断された廃材がガイド棒から抜け落ちることなく所定の廃材用受け皿まで確実に移動させることのできる絞り加工装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本第1発明の絞り加工装置は、主軸先端に、絞りローラ及び切断ローラを半径方向に摺動可能に支持するローラ取付台を備えるとともに、前記主軸と同芯に主軸内に嵌挿したカム軸先端に、前記絞りローラ及び切断ローラを半径方向に移行させるカム板を備え、前記主軸及びカム軸を中空軸で構成し、カム軸内にマンドレルを進退せしめる中空の軸と、該軸内に前記切断ローラで切断した廃材を受けるガイド棒を進退可能に配設した絞り加工装置において、ガイド棒を、廃材受部と、該廃材受部を進退せしめるガイド軸とから構成し、廃材受部に揺動自在に爪部材を軸支し、廃材受部を前進させるとともに、爪部材の作用点を主軸の軸芯と平行方向へ移動させることにより爪部材を廃材受部の周面よりも突出するようにして切断された廃材が廃材受部の端部から脱落することを防止するようにし、爪部材の作用点を逆方向へ移動させることにより爪部材を廃材受部の周面よりも内側に格納されるようにするとともに、廃材受部をマンドレル内に後退させて、切断された廃材が廃材受部の端部から脱落するようにしたことを特徴とする。
また、同じ目的を達成するため本第2発明の絞り加工装置は、主軸先端に、絞りローラ及び切断ローラを半径方向に摺動可能に支持するローラ取付台を備えるとともに、前記主軸と同芯に主軸内に嵌挿したカム軸先端に、前記絞りローラ及び切断ローラを半径方向に移行させるカム板を備え、前記主軸及びカム軸を中空軸で構成し、カム軸内にマンドレルを進退せしめる中空の軸と、該軸内に前記切断ローラで切断した廃材を受けるガイド棒を進退可能に配設した絞り加工装置において、ガイド棒を、廃材受部と、該廃材受部を進退せしめるガイド軸とから構成し、廃材受部を揺動自在に軸支した爪部材を備えて構成し、廃材受部を前進させるとともに、爪部材の作用点を主軸の軸芯と平行方向へ移動させることにより爪部材を外周方向に突出するようにして切断される廃材を爪部材によって保持するようにし、爪部材の作用点を逆方向へ移動させることにより爪部材を廃材受部の周面よりも内側に格納されるようにするとともに、廃材受部をマンドレル内に後退させて、切断された廃材が廃材受部の端部から脱落するようにしたことを特徴とする。
さらに、これらの場合において、前記ガイド軸を中空構造とし、該ガイド軸内に挿通したピストン軸の軸芯と平行方向への移動によって、爪部材の作用点を主軸の軸芯と平行方向へ移動させるようにすることができる。
第1発明の絞り加工装置によれば、切断後にガイド棒に引っ掛かった廃材は、ガイド棒に引っ掛かった後に回転が続いたとしてもガイド棒の周面よりも突出する爪部材によってガイド棒の廃材受部の端部から抜け落ちることがなく所定の廃材用受け皿まで確実に移動させることのできる絞り加工装置を提供することができる。
また、本第2発明の絞り加工装置によれば、爪部材によって切断される廃材が固定されるから、切断後の廃材は回転することなく、また爪部材によって保持された状態で所定の廃材用受け皿の場所まで移動することとなり、移動中に抜け落ちることを確実に防止することができる。
さらにまた、前記ガイド軸を中空構造とし、該ガイド軸内に挿通したピストン軸の軸芯と平行方向への移動によって、爪部材の作用点を主軸の軸芯と平行方向へ移動させるようにするときは、爪部材の進退をピストン軸の作動によって機械的に行うから、爪部材を確実に出し入れすることができる。
以下、本発明の絞り加工装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。なお、従来装置と同様の構造については同一の符号、一連の符号を付し説明を省略する。
図1〜図5に、本発明の絞り加工装置の第1実施例を示す。
この絞り加工装置1は、従来例と同様、主軸10先端に、絞りローラR及び切断ローラCを半径方向に摺動可能に支持するローラ取付台13を備えるとともに、前記主軸10と同芯に主軸10内に嵌挿したカム軸19先端に、前記絞りローラを半径方向に移行させるカム板18を備え、前記主軸10及びカム軸19を中空軸で構成した絞り加工装置であって、絞りローラRによって被加工用パイプPの先端に絞り加工を施した後に、切断ローラCによって縮径加工した被加工用パイプPの先端の余剰部分を切断するようにしている。
そして、廃材P’を受けるガイド棒42は、廃材受部42aと、該廃材受部42aを進退せしめる中空のガイド軸42bとから構成し、廃材受部42aには廃材受部42aの周面よりも突出する爪部材20を進退可能に配設するようにしている。
なお、廃材受部42aとガイド軸42bとは一体構造であっても構わない。
ガイド軸42bは、マンドレル40を押し引きする軸41内に内包し、従来例と同様、進退用シリンダ43によってマンドレル40から廃材P’を受ける廃材受部42aを進退させるようにしている。
爪部材20は、特に特定されるものではなく、廃材受部42aの周面から外側へ突出部20aが進退するように構成するものであればよく、本実施例においては、図2に示すように、正面視L字状に構成し、支点20bを支点として、廃材受部42aに形成した溝部42a’に揺動自在に取り付けるとともに、爪部材20に設けた作用点となる切欠部分20cに進退部材22の切り欠き部分22’に配設したピンを引っ掛け、進退部材22の主軸10の軸芯と平行方向への移動に伴って突出部20aが廃材受部42aの周面から外側へ進退するようにしている。
進退部材22は、中空のガイド軸42b内に進退可能に配設したピストン軸21の先端に取り付けるようにしている。
ピストン軸21は、図3に示すように、ガイド棒42の進退用シリンダ43のピストンをシリンダとする子シリンダ23のピストン24に連結され、子シリンダ23によって主軸10の軸芯と平行方向へ移動するようにしている。
爪部材20の配設数は、2個以上配設するようにすれば、特にその個数は限定されず、例えば周上に4箇所配設することによって、切断された廃材P’が廃材受部42aから抜け落ちることを有効に防止することができる。
上記構成において、絞り加工が終了した後、被加工用パイプPの先端の余剰部分を切断し、廃材P’を廃材用受け皿Bに移動させる手順を説明する。
まず、図4(a)に示すように、マンドレル40を軸方向移動手段45によって被加工用パイプPの先端から離間させる。
そして、進退用シリンダ43によってガイド棒42の廃材受部42aを被加工用パイプPの先端内部まで移動させる。
その後、子シリンダ23を作動させ、ピストン軸21を図例右側に移動させることによって、爪部材20が支点20bを中心に揺動し、爪部材20の突出部20aが廃材受部42aの周面から外側へ突出した状態となる。
この状態で、図4(b)に示すように切断ローラCによって縮径加工した被加工用パイプPの先端の余剰部分を切断する。
この場合、切断された廃材P’は、従来例と同様に廃材受部42aに引っ掛かった状態で回転している。
そして、廃材P’は回転することによって廃材受部42a上をガイド軸42bの軸方向に移動するものの廃材受部42aの周面から突出した爪部材20の突出部20aによって図例右側への移動は阻止され廃材受部42aの端部から脱落することがない。
この状態から、ガイド棒42をさらに図例左側に移動させ(図5(a)参照)、廃材受部42aがマンドレル40内に収納される直前に爪部材20の突出部20aを廃材受部42a内に格納させる(図5(b)参照)。
その後、さらにガイド棒42を図例左側に移動させることによって廃材P’は自重で廃材用受け皿Bに落下収納される(図5(c)参照)。
図6に、本発明の絞り加工装置の第2実施例を示す。
この絞り加工装置1は、廃材受部42aから突出した爪部材20によって、切断した廃材P’を内側から保持するようにしている。
廃材受部42aを摺動可能に配設するためのマンドレル40に開口する穴部は、絞り加工時に絞りローラRから受ける押圧力に耐えうる強度をもつ径とし、ガイド棒42の廃材受部42aを第1実施例の廃材受部42aよりも大径とすることが好ましい。
これによって、爪部材20の突出部20aを極端に長くすることなく、廃材受部42aから爪部材20の突出部20aが突出したときに切断した廃材P’の内側を突出部20aによって保持することができる。
上記構成において、絞りローラRによって被加工用パイプPの先端を縮管した後、マンドレル40を軸方向移動手段45によって被加工用パイプPの先端から離間させ、進退用シリンダ43によってガイド棒42を被加工用パイプPの先端内部まで移動させる。
そして、図6(b)に示すように、子シリンダ23を作動させ、ピストン軸21を図例右側に移動させることによって、爪部材20が支点20bを中心に揺動し、爪部材20の突出部20aが切断した廃材P’の内側に当接し、廃材受部42aの周面から外側に付勢して突出した状態となる。
この場合、突出部20aは、切断した廃材P’を内側から保持することとなり、切断ローラCによって切断された廃材P’は回転することなく爪部材20に保持されたまま廃材用受け皿Bまで移動される。
廃材受部42aが被加工用パイプPの先端部分を保持する位置は、絞り加工後のマンドレル40の位置を基準として、マンドレル40から一定距離だけ突出する廃材受部42aの位置となることから、マンドレル40を移動させる軸方向移動手段45を精密なサーボモータ等の回動機構46によって制御することが好ましい。
なお、本実施例のその他の構成及び作用は、上記第1実施例と同様である。
図7に、本発明の絞り加工装置の第3実施例を示す。
この絞り加工装置1は、廃材受部42aから突出する爪部材20の進退を弾性部材25によって行うようにしている。
弾性部材25は、特に限定されるものではないが、本実施例においては、バネ、スプリング等の発条体を使用するようにしている。
そして、爪部材20は、支点20bを支点とし、廃材受部42aに形成した溝部42a’に揺動自在に取り付けるとともに、作用点となる部分にピン20dを配設し、弾性部材25の一端と連結するようにしている。
爪部材20の突出部20aの内側面20a’は、突出部20aが廃材P’をマンドレル40の端面と突出部20aの内側面20a’とで挟んだ状態から突出部20aが廃材受部42a内にスムーズに格納されるように緩やかな円弧状にすることが好ましい。
弾性部材25は、前記ピン20dと連結しない他端を廃材受部42aに形成した溝部42a’に固定し、常時、突出部20aを廃材受部42aから外側に突出するように爪部材20に付勢力を与えるようにしている。
爪部材20の突出部20aは、廃材受部42aがマンドレル40内にあるときは、マンドレル40の穴部の周面に押し当てられた状態で待機している。
上記構成において、絞りローラRによって被加工用パイプPの先端を縮管した後、マンドレル40を軸方向移動手段45によって被加工用パイプPの先端から離間させ、進退用シリンダ43によってガイド棒42を被加工用パイプPの先端内部まで移動させることによって弾性部材25の付勢力によって爪部材20の突出部20aは廃材受部42aの周面よりも突出した状態となる。
ついで、切断ローラCによって切断された廃材P’をマンドレル40の端面と突出部20aの内側面20a’とで挟んだ状態でガイド棒42(廃材受部42a)を図例左側に移行する(図7(b)参照)。
その後、さらにガイド棒42を図例左側に移行することによって、弾性部材25の付勢力に打ち勝って、爪部材20は、支点20bを揺動中心として図例時計回りに揺動し、突出部20aの廃材受部42a内への格納が開始される(図7(c)〜(d)参照)。
その後、廃材受部42aは、爪部材20の突出部20aが、廃材受部42a内に格納した状態でマンドレル40内に入り込み、廃材P’は自重で廃材用受け皿Bに落下収納される。
なお、本実施例のその他の構成及び作用は、上記第1、2実施例と同様である。
以上、本発明の絞り加工装置について、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができる。
本発明の絞り加工装置は、切断後の廃材を所定の廃材用受け皿まで確実に移動させることができるという特性を有していることから、絞り加工後に素材端部の余剰部分を切断する必要のある製品を加工する絞り加工装置の用途に好適に用いることができる。
本発明の絞り加工装置を示す全体図である。 本発明の絞り加工装置に使用するマンドレル及びガイド棒の詳細を示す一部切り欠きの断面図である。 本発明の絞り加工装置に使用するガイド棒及び爪部材の移動手段を示す一部断面図である。 本発明の絞り加工装置において、廃材を廃材用受け皿Bに移動させる手順を示し、(a)は初期状態を、(b)は切断直後を、(c)は廃材受部の移動開始後を示す。 同手順の後半を示し、(a)は廃材受部の移動中を、(b)は廃材受部の移動終了間際で爪部材を廃材受部内に収納した状態を、(c)は廃材を廃材受部から廃材用受け皿に落下させた状態を示す。 同第2実施例における、爪部材の状態を示し、(a)は初期状態を、(b)は廃材を内側から保持するようにした状態を示す。 同第3実施例における、廃材を廃材用受け皿に移動させる手順を示し、(a)は初期状態を、(b)〜(d)は爪部材が廃材受部内に収納される状態を、(e)は廃材を廃材受部から廃材用受け皿に落下させた状態を示す。 従来の絞り加工装置を示す全体図である。 従来の絞り加工装置のマンドレル及びガイド棒の移動手段を示す一部断面図である。 絞り用工具取付台の初期状態示す平面図である。 絞り用工具取付台の絞りローラの移動状態示す平面図である。 絞り用工具取付台の切断ローラの移動状態示す平面図である。 変速機構の説明図で、(a)は変速機構の正面図で(b)におけるX−X線断面図、(b)は(a)におけるY−Y断面図、(c)は変速作用の説明図である。 逆行機構の構造を示し、(a)は図10のW−W断面、(b)は図10のV−V断面を示す。 従来の絞り加工装置において、廃材を廃材用受け皿Bに移動させる手順を示す。 従来の絞り加工装置において、廃材がガイド棒から脱落する状態を示す説明図である。
1 絞り加工装置
2 主軸機構
10 主軸
13 ローラ取付台
18 カム板
19 カム軸
20 爪部材
20a 突出部
21 ピストン軸
40 マンドレル
41 軸
42 ガイド棒
42a 廃材受部
42b ガイド軸
P’ 廃材

Claims (3)

  1. 主軸先端に、絞りローラ及び切断ローラを半径方向に摺動可能に支持するローラ取付台を備えるとともに、前記主軸と同芯に主軸内に嵌挿したカム軸先端に、前記絞りローラ及び切断ローラを半径方向に移行させるカム板を備え、前記主軸及びカム軸を中空軸で構成し、カム軸内にマンドレルを進退せしめる中空の軸と、該軸内に前記切断ローラで切断した廃材を受けるガイド棒を進退可能に配設した絞り加工装置において、ガイド棒を、廃材受部と、該廃材受部を進退せしめるガイド軸とから構成し、廃材受部に揺動自在に爪部材を軸支し、廃材受部を前進させるとともに、爪部材の作用点を主軸の軸芯と平行方向へ移動させることにより爪部材を廃材受部の周面よりも突出するようにして切断された廃材が廃材受部の端部から脱落することを防止するようにし、爪部材の作用点を逆方向へ移動させることにより爪部材を廃材受部の周面よりも内側に格納されるようにするとともに、廃材受部をマンドレル内に後退させて、切断された廃材が廃材受部の端部から脱落するようにしたことを特徴とする絞り加工装置。
  2. 主軸先端に、絞りローラ及び切断ローラを半径方向に摺動可能に支持するローラ取付台を備えるとともに、前記主軸と同芯に主軸内に嵌挿したカム軸先端に、前記絞りローラ及び切断ローラを半径方向に移行させるカム板を備え、前記主軸及びカム軸を中空軸で構成し、カム軸内にマンドレルを進退せしめる中空の軸と、該軸内に前記切断ローラで切断した廃材を受けるガイド棒を進退可能に配設した絞り加工装置において、ガイド棒を、廃材受部と、該廃材受部を進退せしめるガイド軸とから構成し、廃材受部を揺動自在に軸支した爪部材を備えて構成し、廃材受部を前進させるとともに、爪部材の作用点を主軸の軸芯と平行方向へ移動させることにより爪部材を外周方向に突出するようにして切断される廃材を爪部材によって保持するようにし、爪部材の作用点を逆方向へ移動させることにより爪部材を廃材受部の周面よりも内側に格納されるようにするとともに、廃材受部をマンドレル内に後退させて、切断された廃材が廃材受部の端部から脱落するようにしたことを特徴とする絞り加工装置。
  3. 前記ガイド軸を中空構造とし、該ガイド軸内に挿通したピストン軸の軸芯と平行方向への移動によって、爪部材の作用点を主軸の軸芯と平行方向へ移動させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の絞り加工装置。
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