JP3062898B2 - スイングレバー式タワークレーン - Google Patents

スイングレバー式タワークレーン

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JP3062898B2
JP3062898B2 JP4021688A JP2168892A JP3062898B2 JP 3062898 B2 JP3062898 B2 JP 3062898B2 JP 4021688 A JP4021688 A JP 4021688A JP 2168892 A JP2168892 A JP 2168892A JP 3062898 B2 JP3062898 B2 JP 3062898B2
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jib
lever
swing lever
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tower
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和男 藤村
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タワーブームの頂部
に連結したジブを、スイングレバーを介して俯仰させる
スイングレバー式タワークレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】つぎに、従来のスイングレバーをそなえ
たタワークレーンの一例を図4ないし図6を参照して説
明する。
【0003】走行体1の上部には旋回体2が旋回自在に
装架されており、旋回体2の前部には起伏できるように
タワーブーム3が取り付けられている。タワーブーム3
の頂部の前部にはジブ4が俯仰できるようにピンにより
連結されており、後部には側面の形状が三角形をしてい
るスイングレバー5ガ揺動できるように取り付けられて
いる。スイングレバー5は互いに端部を連結した三つの
部材5A、5B、5Cから成る。タワーブーム3は荷役
作業時には図4に示すようにほぼ垂直に保持されてい
る。
【0004】旋回体2上に設置された起伏ドラム6から
くり出されたヤイヤロープ7は、ジブハンガ8とジブブ
ライドル9との複数のシーブに掛け渡されている。ジブ
ブライドル9に一端を連結したガイライン10の他端は
スイングレバー5の後側の部材5Aの先端部に連結さ
れ、ジブ4の先端部に一端を連結したガイライン11の
他端はスイングレバー5の前側の部材5Cの先端部に連
結されている。タワーブーム3の頂部近傍の後背部に
は、ジブ4の俯仰時にガイライン10を案内するガイド
ローラ12が設置されている。
【0005】旋回体2上に設置された巻上ドラム13か
らくり出されたワイヤロープ14は、タワーブーム3の
頂部およびジブ4の先端部に取り付けたシーブに案内さ
れて、タワーブーム3およびジブ4の背面側を経て、フ
ック15のシーブに掛け回され、その末端部はジブ4の
先端部に連結されている。
【0006】タワーブーム3は、その頂部に一端を連結
し、他端を旋回体2の後部に連結したガイライン16に
より支持されている。タワーブーム3の中間背部には、
タワーブーム3が後方に倒れるのを防止するバックスト
ップ17の上端部が連結されている。
【0007】図4は荷役作業時の状態を示し、ワイヤロ
ープ7の巻き取り、くり出しにともなってスイングレバ
ー5が揺動することにより、ジブ4の起伏が行われる。
ワイヤロープ14の巻き取り、くり出しにともなって、
フック15の昇降が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなタワークレ
ーンでは、図5に示すようにジブ4を地面Gに添わせて
伸ばした状態で地上でセットしようとすると、スイング
レバー5はガイライン11、10に連結しているだけな
ので、位置が安定せず、場合によっては、ジブ4の背面
を叩いたり、こすったりする等の不具合いが生じる。こ
の不具合いにより、図5に示す姿勢が取れないゆえ、タ
ワーブーム3より長いジブ4を装着できず、ジブの長さ
に制限を持つこととなっている。また、上記の不具合に
より、組み立て時には、図6に示すようにジブ4をタワ
ーブーム3に抱き込み、スイングレバー5の部材5Bと
5Cとの結合部およびジブ4の先端部を地面Gに当てた
状態にするので、スイングレバー5によりタワーブーム
3の頂部が持ち上げられ、高所での組み立て作業を行う
ことになる。
【0009】この発明は、これらにかんがみてなされた
もので、ジブをタワーブームから伸長させ、地面に添わ
せた場合でも不具合いが生ぜず、安全に組み立て作業等
を行うことができ、かつ、タワーブームより長いジブを
も装着することができるスイングレバー式タワークレー
ンを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明のスイングレバ
ー式タワークレーンは、タワーブームの頂部の後側に第
一レバーを揺動できるように取り付け、ジブの根元側の
背部に第二レバーをステーを介して固定し、連結レバー
の一端部を第一レバーの先端部に相対的に回動できるよ
うに連結するとともに、連結レバーの他端部を第二レバ
ーの先端部に相対的に回動できるように連結してスイン
グレバーを構成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】ジブをタワーブームの長手方向に伸長させて地
面に添う姿勢に倒伏させた場合でも、スイングレバーの
リンク構成が固定されている。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1ないし図3
により説明する。それらの図において、図4ないし図6
と同じものは同じ符号で示す。
【0013】タワーブーム3の頂部の後側には第一レバ
ー18が揺動できるようにピンにより取り付けられてお
り、ジブ4の根元側の背部には第二レバー19が取り付
けられている。第二レバー19はステー20を介してジ
ブ4に固定されている。すなわち、ステー20の一端部
は第二レバー19の中間部に連結され、他端部はジブ4
の根元寄りの中間部に連結されている。第一レバー18
の先端部には連結レバー21の一端部が相対的に回動で
きるようにピンにより連結されており、第二レバー19
の先端部には連結レバー21の他端部が相対的に回動で
きるようにピンにより連結されている。すなわち、第一
レバー18、第二レバー19、連結レバー21、ステー
20によりスイングレバーが構成されている。ガイライ
ン10の一端部は第一レバー18と連結レバー21との
結合部に連結され、ガイライン11の一端部は第二レバ
ー19と連結レバー21との結合部に連結されている。
【0014】図1は図4に相当する荷役作業時の状態を
示し、ジブ4は所望の角度に起こされている。
【0015】図2はジブ4をタワーブーム3から伸長さ
せ、地面Gに添わせた図5相当の状態を示す。第二レバ
ー19がステー20によって固定されることで、スイン
グレバーのリンク構成が固定され、ジブ4がスイングレ
バーで叩かれたり、こすられたりする不具合いを回避す
ることができる。これにより、ジブ4を地面Gに添わせ
た姿勢をとるこができ、タワーブーム3よりも長いジブ
4をも組み立てられる。また、ジブ4を地面Gに添わせ
た姿勢をとるこができるので、組み立て作業時の高所で
の作業を防止できる。
【0016】図3は図1の姿勢からジブ4をタワーブー
ム3に抱き込ませた状態を示し、ガイライン10の途中
はガイドローラ12で受けられる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ジブをタワーブームから伸長させ、地面に添わせた
姿勢を取った場合でも、スイングレバーによりジブが叩
かれたり、こすられたりする不具合いを回避することが
できるため、ジブをタワーブームから伸長させ、地面に
添わせた姿勢にすることができ、タワーブームの頂部側
がスイングレバーにより持ち上げられないので、ジブの
根元部の位置を低くでき、高所における組み立て作業に
よる危険を除くことができる。さらに、従来のスイング
レバー式タワークレーンと同様に、ジブをタワーブーム
に抱き込むこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の荷役作業時の姿勢を示す
側面図、
【図2】この発明の一実施例におけるジブをタワーブー
ムから伸長させ、地面に沿わせた状態を示す側面図、
【図3】この発明の一実施例におけるジブをタワーブー
ムに抱き込ませた状態を示す側面図、
【図4】従来のスイングレバー式タワークレーンの荷役
作業時の姿勢を示す側面図、
【図5】従来のスイングレバー式タワークレーンにおけ
るジブをタワーブームから伸長させ、地面に沿わせた状
態を示す側面図、
【図6】従来のスイングレバー式タワークレーンにおけ
るジブをタワーブームに抱き込み、スイングレバーの一
頂点部を地面に当てた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 走行体 2 旋回体 3 タワーブーム 4 ジブ 6 起伏ドラム 7 ワイヤロープ 8 ジブハンガ 9 ジブブライドル 10 ガイライン 11 ガイライン 13 巻上ドラム 14 ワイヤロープ 16 ガイライン 18 第一レバー 19 第二レバー 20 ステー 21 連結レバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体上に旋回体を装架し、旋回体の前
    部にタワーブームを起伏できるように取り付け、タワー
    ブームの頂部の前部に俯仰できるようにジブを連結し、
    ジブ俯仰用のスイングレバーを設けるスイングレバー式
    タワークレーンにおいて、タワーブームの頂部の後側に
    第一レバーを揺動できるように取り付け、ジブの根元側
    の背部に第二レバーをステーを介して固定し、連結レバ
    ーの一端部を第一レバーの先端部に相対的に回動できる
    ように連結するとともに、連結レバーの他端部を第二レ
    バーの先端部に相対的に回動できるように連結してスイ
    ングレバーを構成したことを特徴とするスイングレバー
    式タワークレーン。
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