JP3062312B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP3062312B2 JP3062312B2 JP3230524A JP23052491A JP3062312B2 JP 3062312 B2 JP3062312 B2 JP 3062312B2 JP 3230524 A JP3230524 A JP 3230524A JP 23052491 A JP23052491 A JP 23052491A JP 3062312 B2 JP3062312 B2 JP 3062312B2
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- circumferential
- grooves
- tread
- tire
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0318—Tread patterns irregular patterns with particular pitch sequence
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
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- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1272—Width of the sipe
- B60C11/1281—Width of the sipe different within the same sipe, i.e. enlarged width portion at sipe bottom or along its length
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- B60C11/03—Tread patterns
- B60C2011/0337—Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
- B60C2011/0339—Grooves
- B60C2011/0381—Blind or isolated grooves
- B60C2011/0383—Blind or isolated grooves at the centre of the tread
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気入りタイヤに係
り、より具体的には、特に乗用車に適用されて、ドライ
路面およびウエット路面に対する操縦安定性を犠牲にす
ることなく、車室内の居住性を有利に向上させた高性能
ラジアルタイヤに関するものである。
り、より具体的には、特に乗用車に適用されて、ドライ
路面およびウエット路面に対する操縦安定性を犠牲にす
ることなく、車室内の居住性を有利に向上させた高性能
ラジアルタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイヤの周方向へ相互に平行に延在させ
た複数本の周方向溝と、トレッドの中央部領域からそれ
ぞれのトレッド端へ向け周方向溝に対する交角を傾向的
に次第に変化させながら延在させた複数本の左右の広幅
傾斜溝とをトレッド踏面部に備え、タイヤの負荷転動時
に溝壁が互いに接触する程度の開口幅を有する複数本の
左右の狭幅傾斜溝を、周方向溝に対し、前記広幅傾斜溝
とは逆方向への交角を有し延在させている空気入りタイ
ヤは、特開平3−10908 号公報で公知であり、ドライ路
面およびウエット路面に対する操縦安定性を犠牲にする
ことなく、車室内への音 (ノイズ) の伝播をおさえ、居
住性の向上を図っている。
た複数本の周方向溝と、トレッドの中央部領域からそれ
ぞれのトレッド端へ向け周方向溝に対する交角を傾向的
に次第に変化させながら延在させた複数本の左右の広幅
傾斜溝とをトレッド踏面部に備え、タイヤの負荷転動時
に溝壁が互いに接触する程度の開口幅を有する複数本の
左右の狭幅傾斜溝を、周方向溝に対し、前記広幅傾斜溝
とは逆方向への交角を有し延在させている空気入りタイ
ヤは、特開平3−10908 号公報で公知であり、ドライ路
面およびウエット路面に対する操縦安定性を犠牲にする
ことなく、車室内への音 (ノイズ) の伝播をおさえ、居
住性の向上を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述公報で開示の空気
入りタイヤにおいて、より一層のパターンノイズの低減
を目指すため、ブロック、リブ等のトレッドパターンの
周方向におけるピッチ数を増大すると、トレッド剛性
(トレッドブロック剛性) が低下し、操縦安定性の低下
するおそれがあった。
入りタイヤにおいて、より一層のパターンノイズの低減
を目指すため、ブロック、リブ等のトレッドパターンの
周方向におけるピッチ数を増大すると、トレッド剛性
(トレッドブロック剛性) が低下し、操縦安定性の低下
するおそれがあった。
【0004】本発明は、叙述の課題に鑑み、トレッド踏
面部における中央部領域に、所謂周方向に連続したリブ
を形成することで、トレッド剛性を向上させ、該リブ部
分における陸部のエッジ効果、すなわち、ウエット路面
に対する水切り効果、氷雪路面に対する喰込力などを大
きく向上させ得るようにしたことを目的とする。
面部における中央部領域に、所謂周方向に連続したリブ
を形成することで、トレッド剛性を向上させ、該リブ部
分における陸部のエッジ効果、すなわち、ウエット路面
に対する水切り効果、氷雪路面に対する喰込力などを大
きく向上させ得るようにしたことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、タイヤの周方
向へ相互に平行に延在させた複数本の周方向溝2L,2R,3
L,3R と、トレッドの中央部領域からそれぞれのトレッ
ド端へ向け周方向溝2L,2R,3L,3R に対する交角を傾向的
に次第に変化させながら延在させた複数本の左右の広幅
傾斜溝4L,4R とをトレッド踏面部Tに備え、タイヤの負
荷転動時に溝壁5が互いに接触する程度の開口幅6 を有
する複数本の左右の狭幅傾斜溝7L,7R を、周方向溝2L,2
R,3L,3R に対し、前記広幅傾斜溝4L,4R とは逆方向への
交角を有して延在させている空気入りタイヤにおいて、
前述の目的を達成するために、次の技術的手段を講じて
いる。
向へ相互に平行に延在させた複数本の周方向溝2L,2R,3
L,3R と、トレッドの中央部領域からそれぞれのトレッ
ド端へ向け周方向溝2L,2R,3L,3R に対する交角を傾向的
に次第に変化させながら延在させた複数本の左右の広幅
傾斜溝4L,4R とをトレッド踏面部Tに備え、タイヤの負
荷転動時に溝壁5が互いに接触する程度の開口幅6 を有
する複数本の左右の狭幅傾斜溝7L,7R を、周方向溝2L,2
R,3L,3R に対し、前記広幅傾斜溝4L,4R とは逆方向への
交角を有して延在させている空気入りタイヤにおいて、
前述の目的を達成するために、次の技術的手段を講じて
いる。
【0006】すなわち、請求項1に係る本発明では、前
記左右の狭幅傾斜溝7L,7R の周方向3ピッチ毎に、タイ
ヤの負荷転動時に溝壁8 が互いに接触しない程度の開口
幅9を有する中間幅傾斜溝10L,10R を備え、前記左右の
広幅傾斜溝4L,4R はトレッドの中央部領域において周方
向1/2 ピッチずらされているとともに該溝長手方向一端
11L,11R が閉鎖されていることを特徴とするものであ
る。
記左右の狭幅傾斜溝7L,7R の周方向3ピッチ毎に、タイ
ヤの負荷転動時に溝壁8 が互いに接触しない程度の開口
幅9を有する中間幅傾斜溝10L,10R を備え、前記左右の
広幅傾斜溝4L,4R はトレッドの中央部領域において周方
向1/2 ピッチずらされているとともに該溝長手方向一端
11L,11R が閉鎖されていることを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項2に係る本発明では、請求項1にお
ける左右の広幅傾斜溝4L,4R の閉鎖されている溝長手方
向一端11L,11R に、該閉鎖部分を周方向溝2L,2R に連通
する左右の狭幅傾斜溝14L,14R を有し、該溝14L,14R の
溝底には、該溝14L,14R の開口幅6 が閉じられても周方
向溝2L,2R に連通する拡溝部15を有していることを特徴
とするものである。
ける左右の広幅傾斜溝4L,4R の閉鎖されている溝長手方
向一端11L,11R に、該閉鎖部分を周方向溝2L,2R に連通
する左右の狭幅傾斜溝14L,14R を有し、該溝14L,14R の
溝底には、該溝14L,14R の開口幅6 が閉じられても周方
向溝2L,2R に連通する拡溝部15を有していることを特徴
とするものである。
【0008】請求項3に係る本発明では、請求項1にお
ける周方向溝2L,2R,3L,3R は、トレッドの中央部領域に
位置する左右の第1周方向溝2L,2R と、この溝2L,2R の
左右方向外方に位置する左右の第2周方向溝3L,3R とか
らなり、第1周方向溝2L,2Rは第2周方向溝3L,3R より
溝幅が広く形成されていることを特徴とするものであ
る。
ける周方向溝2L,2R,3L,3R は、トレッドの中央部領域に
位置する左右の第1周方向溝2L,2R と、この溝2L,2R の
左右方向外方に位置する左右の第2周方向溝3L,3R とか
らなり、第1周方向溝2L,2Rは第2周方向溝3L,3R より
溝幅が広く形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】本発明のタイヤは、タイヤの周方向へ相互に平
行に延在させた複数本の周方向溝2L,2R,3L,3R と、トレ
ッドの中央部領域からそれぞれのトレッド端へ向け周方
向溝2L,2R,3L,3R に対する交角を傾向的に次第に変化さ
せながら延在させた複数本の左右の広幅傾斜溝4L,4R と
をトレッド踏面部Tに備えることによって、主に、ウエ
ット路面に対するすぐれた排水性をもたらすとともに、
タイヤの負荷転動時に溝壁5 が互いに接触する程度の開
口幅6 を有する複数本の左右の狭幅傾斜溝7L,7R を、周
方向溝2L,2R,3L,3R に対し、前記広幅傾斜溝4L,4R とは
逆方向への交角を有して延在させていることにより、周
方向溝2L,2R,3L,3R で区画される陸部の剛性低下を抑制
するという基本的作用に加えて、次の特有な作用をす
る。
行に延在させた複数本の周方向溝2L,2R,3L,3R と、トレ
ッドの中央部領域からそれぞれのトレッド端へ向け周方
向溝2L,2R,3L,3R に対する交角を傾向的に次第に変化さ
せながら延在させた複数本の左右の広幅傾斜溝4L,4R と
をトレッド踏面部Tに備えることによって、主に、ウエ
ット路面に対するすぐれた排水性をもたらすとともに、
タイヤの負荷転動時に溝壁5 が互いに接触する程度の開
口幅6 を有する複数本の左右の狭幅傾斜溝7L,7R を、周
方向溝2L,2R,3L,3R に対し、前記広幅傾斜溝4L,4R とは
逆方向への交角を有して延在させていることにより、周
方向溝2L,2R,3L,3R で区画される陸部の剛性低下を抑制
するという基本的作用に加えて、次の特有な作用をす
る。
【0010】すなわち、前記左右の狭幅傾斜溝7L,7R の
周方向3ピッチ毎に、タイヤの負荷転動時に溝壁8 が互
いに接触しない程度の開口幅9 を有する中間幅傾斜溝10
L,10R を備えることによって、該溝10L,10R の開口縁に
おけるエッジ効果を増大してドライ路面、ウエット路面
での操安性を確保し、しかも排水性を良好にし、ポンピ
ング音の発生を抑制する。
周方向3ピッチ毎に、タイヤの負荷転動時に溝壁8 が互
いに接触しない程度の開口幅9 を有する中間幅傾斜溝10
L,10R を備えることによって、該溝10L,10R の開口縁に
おけるエッジ効果を増大してドライ路面、ウエット路面
での操安性を確保し、しかも排水性を良好にし、ポンピ
ング音の発生を抑制する。
【0011】また、前記左右の広幅傾斜溝4L,4R はトレ
ッドの中央部領域において周方向1/ 2 ピッチずらされて
いるとともに該溝長手方向一端11L,11R が閉鎖されてい
ることから、トレッド中央領域には所謂周方向に連続し
た陸部12が所謂センターリブ化されて陸部12の剛性を向
上するとともに偏摩耗を防止する。更に、請求項2に係
る本発明では、請求項1における左右の広幅傾斜溝4L,4
Rの閉鎖されている溝長手方向一端11L,11R に、該閉鎖
部分を周方向溝2L,3L に連通する左右の狭幅傾斜溝14L,
14R を有し、該溝14L,14R の溝底には、該溝14L,14R の
開口幅6 が閉じられても周方向溝2L,2R に連通する拡溝
部15を有していることから、タイヤの負荷時に狭幅傾斜
溝14L,14R の開口幅6 を閉じて陸部剛性を向上させたに
も拘わらず拡溝部15によって排水性を確保するとともに
パターンノイズを低減する。
ッドの中央部領域において周方向1/ 2 ピッチずらされて
いるとともに該溝長手方向一端11L,11R が閉鎖されてい
ることから、トレッド中央領域には所謂周方向に連続し
た陸部12が所謂センターリブ化されて陸部12の剛性を向
上するとともに偏摩耗を防止する。更に、請求項2に係
る本発明では、請求項1における左右の広幅傾斜溝4L,4
Rの閉鎖されている溝長手方向一端11L,11R に、該閉鎖
部分を周方向溝2L,3L に連通する左右の狭幅傾斜溝14L,
14R を有し、該溝14L,14R の溝底には、該溝14L,14R の
開口幅6 が閉じられても周方向溝2L,2R に連通する拡溝
部15を有していることから、タイヤの負荷時に狭幅傾斜
溝14L,14R の開口幅6 を閉じて陸部剛性を向上させたに
も拘わらず拡溝部15によって排水性を確保するとともに
パターンノイズを低減する。
【0012】また、請求項3に係る本発明では、請求項
1における周方向溝2L,2R,3L,3R は、トレッドの中央部
領域に位置する左右の第1周方向溝2L,2R と、この溝2
L,2Rの左右方向外方に位置する左右の第2周方向溝3L,3
R とからなり、第1周方向溝2L,2R は第2周方向溝3L,3
R より溝幅が広く形成されていることから、広幅傾斜溝
4L,4R と相まって排水性を良好にし、ウエット路面での
エッジ効果を確保する。
1における周方向溝2L,2R,3L,3R は、トレッドの中央部
領域に位置する左右の第1周方向溝2L,2R と、この溝2
L,2Rの左右方向外方に位置する左右の第2周方向溝3L,3
R とからなり、第1周方向溝2L,2R は第2周方向溝3L,3
R より溝幅が広く形成されていることから、広幅傾斜溝
4L,4R と相まって排水性を良好にし、ウエット路面での
エッジ効果を確保する。
【0013】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すトレッドパターンで
ある。なお、タイヤの内部構造は、通常の空気入りラジ
アルタイヤのそれと同様であるので、詳細は省略してい
る。
る。図1は本発明の一実施例を示すトレッドパターンで
ある。なお、タイヤの内部構造は、通常の空気入りラジ
アルタイヤのそれと同様であるので、詳細は省略してい
る。
【0014】図示したタイヤ1 のトレッド踏面部Tに
は、タイヤの周方向 (回転方向Q)へ相互に平行に延在
させた複数本の第1周方向溝2L,2R および第2周方向溝
3L,3Rと、トレッドの中央部領域からそれぞれのトレッ
ド端へ向け第1・2周方向溝2L,2R,3L,3R に対する交角
を傾向的に次第に変化させながら延在させた複数本の左
右の広幅傾斜溝4L,4R とを備えている。
は、タイヤの周方向 (回転方向Q)へ相互に平行に延在
させた複数本の第1周方向溝2L,2R および第2周方向溝
3L,3Rと、トレッドの中央部領域からそれぞれのトレッ
ド端へ向け第1・2周方向溝2L,2R,3L,3R に対する交角
を傾向的に次第に変化させながら延在させた複数本の左
右の広幅傾斜溝4L,4R とを備えている。
【0015】更に、トレッド踏面部Tには、図3A、B
に示す如くタイヤの負荷転動時に溝壁5 が互いに接触す
る例えば0.6mm 程度の開口幅6 を有する複数本の左右の
狭幅傾斜溝7L,7R を、前述した第1、2周方向溝2L,2R,
3L,3R に対し、前記広幅傾斜溝4L,4Rとは逆方向への交
角を有して延在させている。また、前記左右の狭幅傾斜
溝7L,7R の周方向3ピッチ毎に、図4A、Bで示す如く
タイヤの負荷転動時に溝壁8 が互いに接触しない例えば
1.0mm 程度の開口幅9 を有する中間幅傾斜溝10L,10R を
備えることにより、左右のバランスとアグレッシブ感を
演出しているとともに、操縦安定性を確保している。
に示す如くタイヤの負荷転動時に溝壁5 が互いに接触す
る例えば0.6mm 程度の開口幅6 を有する複数本の左右の
狭幅傾斜溝7L,7R を、前述した第1、2周方向溝2L,2R,
3L,3R に対し、前記広幅傾斜溝4L,4Rとは逆方向への交
角を有して延在させている。また、前記左右の狭幅傾斜
溝7L,7R の周方向3ピッチ毎に、図4A、Bで示す如く
タイヤの負荷転動時に溝壁8 が互いに接触しない例えば
1.0mm 程度の開口幅9 を有する中間幅傾斜溝10L,10R を
備えることにより、左右のバランスとアグレッシブ感を
演出しているとともに、操縦安定性を確保している。
【0016】更に、前記左右の広幅傾斜溝4L,4R はトレ
ッドの中央部領域において図2に示す如く周方向1/2 ピ
ッチずらされているとともに該溝長手方向一端11L,11R
が閉鎖されている。すなわち、広幅傾斜溝4L,4R のピッ
チをPとすると、トレッドの中央部において図2に示す
如くP/2 ピッチずらされるとともに、一端11L,11R が閉
鎖され、これによって、図1に示す如くタイヤ中心線O
−Oの左右対称位置に形成された第1周方向溝2L,2R で
区画されたセンター陸部12は該溝2L,2R に周方向交互に
広幅傾斜溝4L,4R が開口されるとともに一端11L,11R が
クローズされた所謂センターリブ化されてセンター陸部
12の剛性を向上しているとともに、偏摩耗を防止してい
る。
ッドの中央部領域において図2に示す如く周方向1/2 ピ
ッチずらされているとともに該溝長手方向一端11L,11R
が閉鎖されている。すなわち、広幅傾斜溝4L,4R のピッ
チをPとすると、トレッドの中央部において図2に示す
如くP/2 ピッチずらされるとともに、一端11L,11R が閉
鎖され、これによって、図1に示す如くタイヤ中心線O
−Oの左右対称位置に形成された第1周方向溝2L,2R で
区画されたセンター陸部12は該溝2L,2R に周方向交互に
広幅傾斜溝4L,4R が開口されるとともに一端11L,11R が
クローズされた所謂センターリブ化されてセンター陸部
12の剛性を向上しているとともに、偏摩耗を防止してい
る。
【0017】第1周方向溝2L,2R の左右方向外方に位置
してタイヤ中心線O−Oの左右対称位置に第2周方向溝
3L,3R が配置されており、ここに、第1・2周方向溝2
L,2R,3L,3R によって区画されたサイド陸部13L,13R を
備え、該サイド陸部13L,13Rは広幅傾斜溝4L,4R の一端
が閉塞されていることからリブ化されていて陸部剛性を
向上し、センター陸部12と相まってトレッド中央部領域
の陸部剛性を確保し、操縦安定性を確保しているととも
に、第1周方向溝2L,2R が第2周方向溝3L,3R よりも溝
幅が 125%程度大きくされることによって排水性を向上
している。
してタイヤ中心線O−Oの左右対称位置に第2周方向溝
3L,3R が配置されており、ここに、第1・2周方向溝2
L,2R,3L,3R によって区画されたサイド陸部13L,13R を
備え、該サイド陸部13L,13Rは広幅傾斜溝4L,4R の一端
が閉塞されていることからリブ化されていて陸部剛性を
向上し、センター陸部12と相まってトレッド中央部領域
の陸部剛性を確保し、操縦安定性を確保しているととも
に、第1周方向溝2L,2R が第2周方向溝3L,3R よりも溝
幅が 125%程度大きくされることによって排水性を向上
している。
【0018】すなわち、左右のサイド陸部13L,13R にお
いて、広幅傾斜溝4L,4R はその溝長手方向一端14L,14R
が第1周方向溝2L,2R に至らず閉塞されており、これに
より、サイド陸部13L,13R はリブ化されているとともに
センター陸部12における広幅傾斜溝4L,4R と同様に、陸
部のエッジ効果、すなわち、ウエット路面に対する水切
効果、氷雪路に対する喰込力などを大きくしている。
いて、広幅傾斜溝4L,4R はその溝長手方向一端14L,14R
が第1周方向溝2L,2R に至らず閉塞されており、これに
より、サイド陸部13L,13R はリブ化されているとともに
センター陸部12における広幅傾斜溝4L,4R と同様に、陸
部のエッジ効果、すなわち、ウエット路面に対する水切
効果、氷雪路に対する喰込力などを大きくしている。
【0019】更に、狭幅傾斜溝7L,7R において、センタ
ー陸部12、サイド陸部13L,13R の各閉塞一端11L,11R,14
L,14R は、図3Bに示す如く溝底には、タイヤの負荷時
において該溝7L,7R の開口幅6 が閉じられても第1周方
向溝2L,2R に連通する拡溝部15を所謂球根形状として形
成しており、これによって、パターンノイズの低減を図
るとともに排水性を確保している。
ー陸部12、サイド陸部13L,13R の各閉塞一端11L,11R,14
L,14R は、図3Bに示す如く溝底には、タイヤの負荷時
において該溝7L,7R の開口幅6 が閉じられても第1周方
向溝2L,2R に連通する拡溝部15を所謂球根形状として形
成しており、これによって、パターンノイズの低減を図
るとともに排水性を確保している。
【0020】タイヤのショルダ部分においては、第2周
方向溝3L,3Rを広幅傾斜溝4L,4R とによって区画された
ショルダーブロック16L,16R よりなるショルダーブロッ
ク列とされ、このブロック16L,16R には狭幅傾斜溝7L,7
R を有するものと中間傾斜溝10L,10R を有するものとが
ある。
方向溝3L,3Rを広幅傾斜溝4L,4R とによって区画された
ショルダーブロック16L,16R よりなるショルダーブロッ
ク列とされ、このブロック16L,16R には狭幅傾斜溝7L,7
R を有するものと中間傾斜溝10L,10R を有するものとが
ある。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、ドライ路
面、ウエット路面に対する操縦安定性は、トレッド中央
部領域の陸部を所謂リブ化することによって剛性を向上
することによって充分確保しつつパターンノイズを大幅
に低減でき、従って、乗用車用ラジアルタイヤとして実
益大である。
面、ウエット路面に対する操縦安定性は、トレッド中央
部領域の陸部を所謂リブ化することによって剛性を向上
することによって充分確保しつつパターンノイズを大幅
に低減でき、従って、乗用車用ラジアルタイヤとして実
益大である。
【図1】本発明タイヤの実施例を示すトレッドパターン
の展開平面図である。
の展開平面図である。
【図2】図1のピッチバリエーションを説明する平面図
である。
である。
【図3】狭幅傾斜溝の断面図である。
【図4】中間幅傾斜溝の断面図である。
1 タイヤ 2L 第1周方向溝 2R 第1周方向溝 3L 第2周方向溝 3R 第2周方向溝 4L 広幅傾斜溝 4R 広幅傾斜溝 7L 狭幅傾斜溝 7R 狭幅傾斜溝 10L 中間幅傾斜溝 10R 中間幅傾斜溝 15 拡溝部
Claims (3)
- 【請求項1】 タイヤの周方向へ相互に平行に延在させ
た複数本の周方向溝(2L)(2R)(3L)(3R)と、トレッドの中
央部領域からそれぞれのトレッド端へ向け周方向溝(2L)
(2R)(3L)(3R)に対する交角を傾向的に次第に変化させな
がら延在させた複数本の左右の広幅傾斜溝(4L)(4R)とを
トレッド踏面部 (T) に備え、タイヤの負荷転動時に溝
壁(5) が互いに接触する程度の開口幅(6) を有する複数
本の左右の狭幅傾斜溝(7L)(7R)を、周方向溝(2L)(2R)(3
L)(3R)に対し、前記広幅傾斜溝(4L)(4R)とは逆方向への
交角を有して延在させている空気入りタイヤにおいて、
前記左右の狭幅傾斜溝(7L)(7R)の周方向3ピッチ毎に、
タイヤの負荷転動時に溝壁(8) が互いに接触しない程度
の開口幅(9) を有する中間幅傾斜溝(10L)(10R)を備え、
前記左右の広幅傾斜溝(4L)(4R)はトレッドの中央部領域
において周方向 1/2 ピッチずらされているとともに該溝
長手方向一端(11L)(11R)が閉鎖されていることを特徴と
する空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 請求項1における左右の広幅傾斜溝(4L)
(4R)の閉鎖されている溝長手方向一端(11L)(11R)に、該
閉鎖部分を周方向溝(2L)(2R)に連通する左右の狭幅傾斜
溝(14L)(14R)を有し、該溝(14L)(14R)の溝底には、該溝
(14L)(14R)の開口幅(6) が閉じられても周方向溝(2L)(2
R)に連通する拡溝部(15)を有していることを特徴とする
請求項1記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 請求項1における周方向溝(2L)(2R)(3L)
(3R)は、トレッドの中央部領域に位置する左右の第1周
方向溝(2L)(2R)と、この溝(2L)(2R)の左右方向外方に位
置する左右の第2周方向溝(3L)(3R)とからなり、第1周
方向溝(2L)(2R)は第2周方向溝(3L)(3R)より溝幅が広く
形成されていることを特徴とする請求項1記載の空気入
りタイヤ。
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