JP5371802B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

この発明は、タイヤ周方向に沿って延びるリブ状陸部内に、溝によってブロックを区画してなる空気入りタイヤに関し、特に、従来にはない新規な手法により、除水効果及び路面の引っ掻き効果の向上とともに騒音性能の改善を図った空気入りタイヤに関するものである。
氷上やウェット路面上の水膜を除去する除水効果やエッジ部による引っ掻き効果の向上を図る手法としては、従来より様々提案されており、中には実用化されているものもあるが、その代表的なものの一つに、トレッド部に縦溝及び横溝をもって比較的大きなブロックを区画形成するとともに、形成されたブロックの表面に細溝(サイプ)をタイヤ一本あたりで数千本刻んだ空気入りタイヤがある(特許文献1参照)。
しかしながら、上記手法では、細溝を増やすことによって除水性能が向上するとともに、引っ掻き効果が増大することも期待できるが、ブロックの剛性の低下に起因したブロックの倒れ込みが発生し、接地面積が減少するという問題があった。これに対し、せん断入力時の接地面積の減少を防ぐため、細溝を深さ方向に屈曲させたいわゆる3次元サイプや細溝をその延在方向に波状又はジグザグ状に形成したものが提案されているが(例えば特許文献2参照)、ブロックに細溝を形成していることには変わりがないため、この問題の根本的な解決に至るものではなかった。
特開平06−320917号公報 特開2007−015510号公報
そこで発明者らが、上記問題を解決するため研究を重ねたところ、タイヤ周方向に沿って延びるリブ状陸部に、サイプのような細溝を網の目状に形成することによって多数のブロックを区画すれば、従来のようにブロック自体に細溝を刻んだ場合と比べて、ブロックの剛性低下を抑制しつつも同等のエッジ長さ(引っ掻き効果)を得ることができることを見出し、しかも、リブ状陸部内にトレッド接地面に開口する凹部を設けることによって、所望の除水効果を得ることができることも見出した。
ところが、このようなブロックパターンを採用した空気入りタイヤにあっては、リブ状陸部が路面に接地した際に、凹部がいわゆるエアポケットとして機能し、凹部と路面との間に挟まれて逃げ場を失った空気が圧縮、膨張されてポンピング音と呼ばれる騒音が発生することが新たに判明した。
それゆえこの発明は、従来にはない新規な手法により、除水効果及び路面の引っ掻き効果の向上を図るとともに騒音性能の改善した空気入りタイヤを提供することをその目的とする。
前記課題を解決するため、この発明の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に沿って延びるリブ状陸部内に分散して配置され、トレッド接地面に開口する複数の凹部と、前記凹部の相互間をそれぞれ連結するとともに、前記リブ状陸部内に複数の独立したブロックを区画する第1の溝及び第2の溝と、を備え、前記第1の溝及び前記第2の溝の溝幅はそれぞれ、該第1の溝及び第2の溝を介して隔てられた前記ブロックが、タイヤ接地状態にて相互に少なくとも部分的に接触する距離に設定され、前記第2の溝は、該第2の溝の深さ方向に亘って局所的に幅が拡がる拡幅部を有し、前記凹部には、前記第2の溝が少なくとも一本は接続されていることを特徴とするものである。なお、ここでいう「タイヤ接地状態」とは、JATMAまたはこれに準ずる規格に記載されている適用リムにタイヤを装着し、そのタイヤ内に同規格に定める最高空気圧を適用し、静止した状態で平板に対し垂直に置き、最大負荷能力の80%に相当する荷重を加えた状態を指すものとする。
かかる構成の空気入りタイヤにあっては、第1の溝及び第2の溝は、タイヤ接地状態において少なくとも部分的に閉じ、これら第1の溝及び第2の溝によって隔てられたブロックは相互に接触するので、隣接するブロック相互間の支え合い効果により、従来のようにブロック自体に細溝を刻んでエッジ長さを確保する場合と比べて、同じエッジ長さ対比のブロックの剛性を高めることができ、せん断入力時の接地面積の低下を有効に防止することができる。また、トレッド接地面に侵入した水を凹部を介して効率良く接地面外に排出することができる。一方で、凹部には少なくとも一本の第2の溝が接続されることにより、凹部は、タイヤ接地状態においても他の凹部の少なくとも一つと必ず第2の溝の拡幅部を介して連通される。これにより、凹部と路面とによって形成されるエアポケットの容積(合計容積)が増大するので、凹部内での空気の圧縮・膨張率が低下しポンピング音を低減することができる。
したがって、この発明の空気入りタイヤによれば、除水効果及び路面の引っ掻き効果を向上させることができるとともに、凹部のみかけ容積の拡大により騒音性能の改善を図ることができる。
なお、この発明の空気入りタイヤにあっては、拡幅部は、第2の溝の深さ方向において溝底寄りに配置されていることが好ましい。
また、この発明の空気入りタイヤにあっては、前記凹部のうちタイヤ幅方向最外側に位置する凹部に、タイヤ幅方向のトレッド接地端を跨って延びる前記第2の溝が少なくとも一本接続されていることが好ましい。
さらに、この発明の空気入りタイヤにあっては、前記凹部と前記第2の溝とが交互に連続して連結され、前記凹部と前記第2の溝とが交互に連続して連結された範囲のタイヤ周方向直線距離は、接地長よりも大きいことが好ましい。ここで、「接地長」とは、JATMAまたはこれに準ずる規格に記載されている適用リムにタイヤを装着し、そのタイヤ内に同規格に定める最高空気圧を適用し、静止した状態で平板に対し垂直に置き、最大負荷能力の80%に相当する荷重を加えたときの平板との接触面におけるタイヤ周方向最大直線距離を指すものとする。
しかも、この発明の空気入りタイヤにあっては、前記リブ状陸部の幅をW(mm)、該リブ状陸部内のブロックの基準ピッチ長さをPL(mm)、該リブ状陸部の幅Wと該基準ピッチ長さPLとで区画される基準区域内に存在するブロックの個数をa(個)、該基準区域内のネガティブ率をN(%)としたとき、S=a/{PL×W×(1−N/100)}で与えられる前記リブ状陸部の単位実接地面積当たりのブロック個数密度S(個/mm)は、0.003〜0.04の範囲内であることが好ましい。ここで、「リブ状陸部の幅」とは、リブ状陸部のタイヤ幅方向に沿う長さを指す。また、「ブロックの基準ピッチ長さ」とは、リブ状陸部のブロックによって形成されたタイヤ周方向の繰返しパターンの最小単位又は複数単位の長さを指すものとし、例えば1つのブロックとこのブロックのタイヤ周方向に隣接する凹部によってタイヤ周方向のパターンの繰り返し模様が規定されている場合は、これらのブロック及び凹部のそれぞれのタイヤ周方向長さを合算したものを指す。さらに、「ブロック個数密度」とは、基準区域内の実接地面積(基準区域内に在る全ブロックの総表面積)あたりに何個のブロックが存在するかを密度として表したものである。
この発明によれば、従来にはない新規な手法により、除水効果及び路面の引っ掻き効果の向上を図るとともに騒音性能の改善した空気入りタイヤを提供することが可能である。
(a)は、この発明に従う一実施形態(実施例1のタイヤ)のタイヤのトレッドパターンを示した部分展開図であり、(b)は図1(a)中のA−A線に沿う断面図であり、(c)は図1(a)中のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、この発明に従う他の実施形態(実施例2のタイヤ)のタイヤのトレッドパターンを示した部分展開図であり、(b)は図2(a)中のA−A線に沿う断面図であり、(c)は図2(a)中のB−B線に沿う断面図であり、(d)は図2(a)中のC−C線に沿う断面図である。 (a)は、この発明に従う他の実施形態(実施例3のタイヤ)のタイヤのトレッドパターンを示した部分展開図であり、(b)は図3(a)中のA−A線に沿う断面図であり、(c)は図3(a)中のB−B線に沿う断面図である。 (a)は、この発明に従う他の実施形態のタイヤのトレッドパターンを示した部分展開図であり、(b)は図4(a)中のA−A線に沿う断面図であり、(c)は図4(a)中のB−B線に沿う断面図であり、(d)は図4(a)中のC−C線に沿う断面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、この発明に適用可能な他のブロック形状を例示した図である。 (a)〜(d)はそれぞれ、この発明に適用可能な他の第2の溝を例示した断面図である。 比較のための空気入りタイヤ(比較例1のタイヤ)のトレッドパターンを示した部分展開図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。ここに図1は、この発明に従う一実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という)のトレッドパターンを示した部分展開図である。
この実施形態のタイヤは、図示を省略するが、タイヤの踏面を形成するトレッド部、該トレッド部の幅方向外側にショルダー部を介して連なる一対のサイドウォール部、及びこれらのサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置される一対のビード部を備え、タイヤ内部に一対のビード部間でトロイド状に延びるカーカスと、このカーカスのクラウン域のタイヤ径方向外側に配置されたベルト層とを備える慣例に従ったタイヤ構造を有するタイヤである。
図1に示すように、このタイヤは、トレッド部1に、タイヤ周方向に延びる少なくも1つ、ここでは3つのリブ状陸部3、4、5を備え、これらのリブ状陸部3、4、5間にはタイヤ周方向に延びる2本の周方向溝7、8が設けられている。周方向溝7、8は、タイヤ赤道面Eを中心にしたトレッド接地幅(トレッド接地端TW間のタイヤ幅方向長さ)の35%以内に相当する位置に配置することが好ましい。なぜなら、接地端TEと周方向溝7、8との間におけるブロック列幅が小さくなると、摩耗性能が低下するおそれがあるからである。また、周方向溝7、8の溝幅は、十分な排水性を確保するため、トレッド接地幅の10〜40%とすることが好ましい。ここで、周方向溝7、8よりもタイヤ幅方向外側の両領域は便宜上それぞれショルダー域とし、周方向溝が3本以上配設される場合は、複数の周方向溝のうちタイヤ幅方向最外側に位置する周方向溝よりもタイヤ幅方向外側の両領域をそれぞれショルダー域とする。
各リブ状陸部3、4、5には、トレッド接地面(路面に接する面)に開口する凹部10が複数分散配置されている。凹部10は、トレッド接地面と路面との間に介在する水や氷雪をその内部に取り込むものであり、該凹部10内に取り込まれた水や氷雪はタイヤの回転に伴う遠心力によって外部に排出される。凹部10の深さ、容積、個数、形状及び配設位置等はそのタイヤに必要とされる除水能力等に応じて適宜設定することができ、例えば凹部10の深さは約3mm〜約8mm、容積は約30mm〜約400mmとすることが好ましい。
また、各リブ状陸部3、4、5には、隣接する凹部10の相互間をそれぞれ連結するとともに、リブ状陸部3、4、5内に複数の独立したブロック11を区画する第1の溝12及び第2の溝13を備える。つまり、ブロック11は、第1の溝12及び第2の溝13を網の目状に配設することによって形成される。少なくとも上記ショルダー域には複数のブロック11が区画形成されたリブ状陸部3、4、5が配置されることになる。なお、第1の溝12と第2の溝13とを図面上で区別できるようにするため、便宜的に第2の溝13を第1の溝12よりも太いラインで図示している。
また、リブ状陸部3、4、5内のブロック11はそれぞれ千鳥状に配置されている。すなわち、ブロック11はタイヤ周方向に並んで配置されることにより複数のブロック列が構成され、一のブロック列におけるブロック11と、このブロック列のタイヤ幅方向に隣接する他のブロック列におけるブロック11とは、タイヤ周方向に位相が異なるように配置されている。ここで、「タイヤ周方向に位相が異なる」とは、例えば図1の例において、隣り合うブロック列相互間にて、それぞれのブロック11が半ピッチずつタイヤ周方向にずれた状態のことを言う。このような千鳥状配置を採用することで、凹部10の接地タイミングをずらすことができ、パターンノイズの低減に有利となる。また、全てのブロック列相互間にて、凹部10のタイヤ周方向における位置をずらすことで、より一層パターンノイズを低減することができる。
ここで、第1の溝12の溝幅w12は、該第1の溝12を介して隔てられたブロック11が、タイヤ接地状態にて相互に少なくとも部分的に接触する距離に設定され、第2の溝13の溝幅w13も、該第2の溝13を介して隔てられたブロック11が、タイヤ接地状態にて相互に少なくとも部分的に接触する距離に設定されている。ここで隣接するブロックが「部分的に接触する」とは、ブロック11が路面に圧接することにより変形し、隣接するブロック11の側壁面11aが互いに部分的に接触することを意味する。この実施形態では、第1の溝12の溝幅w12は、深さ方向に亘って一定であるが、深さ方向に向かって溝幅w12が漸増又は漸減するよう構成しても良い。
また、第2の溝13は、図1(c)に示すように、深さ方向(タイヤの半径方向)に亘って局所的に幅が拡がった拡幅部14を有する。よって、第2の溝13には、拡幅部14とこの拡幅部14よりも溝幅の小さい狭幅部15とが形成される。ここでは、拡幅部14は、第2の溝13によって隔てられた両ブロック11の各側壁面11aが局所的にドーム状に凹むことにより形成され、これにより、拡幅部14は略球状をなす。拡幅部14は、タイヤ接地状態においても閉じることがない。つまり、拡幅部14が設けられたブロック11の側壁部位は、当該側壁部位に拡幅部14を挟んで対向するブロック11の側壁部位に対して、タイヤ接地状態においても離間した状態に保持される。また、拡幅部14は、第2の溝13の深さ方向において溝底寄り、より具体的には溝底に接して配置されている。ここでいう「溝底寄り」とは、拡幅部14を第2の溝13の深さ方向中央位置よりも下方に配置することを意味する。
各凹部10には、このような第2の溝13が少なくとも一本は接続され、すなわち第2の溝13の一端が一の凹部10に開口するとともに当該第2の溝13の他端が他の凹部10に開口し、これにより相互に隣接する凹部10は第2の溝13の拡幅部14を介して確実に連通することとなる。これにより、タイヤ接地状態では、第1の溝12及び第2の溝13によって隔たれたブロック11は互いに接触して剛性を高め合うとともに、相互に隣接する凹部10は第2の溝13の拡幅部14によって互いに連通することとなる。
なお、第1の溝12の溝幅w12及び第2の溝13の溝幅w13(狭幅部15における溝幅)は0.7mm未満とすることが好ましい。第1の溝12の溝幅w12及び第2の溝13の溝幅w13が0.7mm以上である場合には、タイヤ接地状態において第1の溝12及び第2の溝13を介して隔てられたブロック11が相互に接触しなくなるおそれがあるためである。なお、これら第1及び第2の溝12、13の溝幅w12、w13を変更するに際してはタイヤの加硫成形金型に適用されるブレードの厚さを調整することで容易に実現することが可能である。また、第2の溝13の拡幅部14における溝幅w14(最大値)は、0.7mm以上、3mm以下とすることが好ましい。第2の溝13の拡幅部14における溝幅w14が0.7mm未満の場合には、タイヤ接地状態において拡幅部14が閉じてしまうおそれがあるためであり、一方、3mmを超えると拡幅部14を形成する分ブロック11の体積が減少して、十分なブロック剛性を確保し得なくなるおそれがあるからである。
かかる構成を採用したタイヤによれば、第1の溝12及び第2の溝13は、タイヤ接地状態において少なくとも部分的に閉じ、これら第1の溝12及び第2の溝13によって隔てられたブロック11は相互に接触するので、隣接するブロック11相互間の支え合い効果により、従来のようにブロック自体に細溝を刻んでエッジ長さを確保する場合と比べて、同じエッジ長さ対比のブロック11の剛性を高めることができ、せん断入力時の接地面積の低下を有効に防止することができる。また、トレッド接地面に侵入した水を、凹部10を介して効率良く接地面外に排出することができる。一方で、凹部10には第2の溝13が接続されることにより、凹部10は、タイヤ接地状態においても他の凹部10の少なくとも一つと必ず当該第2の溝13の拡幅部14を介して連通される。これにより、凹部10と路面とによって形成されるエアポケットの容積(第2の溝13によって連通された凹部10の合計容積)が増大し、各凹部10内での空気の圧縮・膨張率が低下しポンピング音を低減することができる。
また、ブロック11の剛性は、拡幅部14は第2の溝13の深さ方向において溝底に近いほど高くなるところ、この実施形態では、拡幅部14を溝底寄りに配置したことから、ブロック剛性が高いために操縦安定性に優れ、しかも摩耗によってブロック11が擦り減っても拡幅部14を残留させることができ、騒音低減効果を長期間に亘って持続させることができる。
さらに、この実施形態のタイヤによれば、トレッド部1に、タイヤ幅方向に隣り合うリブ状陸部3、4、5の相互間にタイヤ周方向に延びる周方向溝7、8を設けたことから、リブ状陸部3、4、5内では良好な除水効果及び路面の引っ掻き効果を得るとともに騒音性能の向上を図ることができる一方、その他の領域では排水性を確保することができて、リブ状陸部3、4、5内でブロック11を密集配置したことによる排水性への弊害を解消することができる。
ところで、ブロック11の総エッジ長さ(各ブロック11の周縁の長さを全て合計した長さ)を増大させるには、ブロック個々の大きさを小さくしてより多くのブロック11を形成する必要があるが、その適正な範囲は以下の通りである。すなわち、各リブ状陸部3、4、5の幅W(W3、W4、W5)(mm)、該リブ状陸部3、4、5内のブロック11の基準ピッチ長さをPL(PL3、PL4、PL5)(mm)、該リブ状陸部3、4、5の幅Wと該基準ピッチ長さPLとで区画される基準区域Z(Z3、Z4、Z5)(図中斜線で示す区域)内に存在するブロック11の個数をa(a3、a4、a5)(個)、該基準区域Z内のネガティブ率をN(N3、N4、N5)(%)としたとき、
Figure 0005371802
として表される、各リブ状陸部3、4、5の単位実接地面積当りのブロック個数密度S(S1、S2、S3)はそれぞれ、0.003(個/mm)以上0.04(個/mm)以下である。ここで、リブ状陸部3、4、5の幅Wは、タイヤ幅方向の一側縁及び他側縁間のタイヤ幅方向距離を指し、一側縁又は他側縁がトレッド接地端TWを越える場合には、一側縁又は他側縁とトレッド接地端TWとの相互間のタイヤ幅方向距離を指すものとする。ブロック個数密度Sは、各リブ状陸部の実接地面積(溝分を除いた面積)の単位面積当りに何個のブロック11が存在するかということを密度として表現したものである。ちなみに、例えば通常のスタッドレスタイヤの場合には、この密度Sは概ね0.002以下となる。なお、基準区域Z内のブロックの個数aをカウントするに際して、ブロック11が基準区域Zの内外に跨って存在し、1個として数えることができない場合は、基準区域Zを跨るブロックの表面積に対する、基準区域内に残った同ブロックの残存面積の比率を用いて数えることとする。例えば、基準区域Zの内外に跨り、基準区域Z内にその半分しか存在しないブロック11の場合は、1/2個と数えることができる。
リブ状陸部3、4、5におけるブロック個数密度Sが0.003(個/mm)未満の場合は、ブロック11内へのサイプの形成なしには、総エッジ長さの増大を図ることは難しく、一方、ブロック個数密度Sが0.04(個/mm)を超えるとブロック11の大きさが小さくなり過ぎて所要のブロック剛性の実現が難しくなる。また、リブ状陸部3、4、5におけるブロック個数密度Sを、0.0035〜0.03個/mmの範囲内とすれば、ブロック剛性の確保と総エッジ長さの増大との両立をより高い次元で達成することができる。
なお、リブ状陸部3、4、5におけるネガティブ率Nは5%〜50%とすることが好ましい。リブ状陸部3、4、5におけるネガティブ率Nが5%未満の場合は、溝面積が小さ過ぎ排水性が不十分となる他、ブロック個々の大きさが大きくなり過ぎて本発明が狙いとするところのエッジ長さの増大を図り難くなり、一方、50%を超えると接地面積が小さくなり過ぎて、操縦安定性が低下するおそれがあるからである。
次いで、この発明の他の実施形態について図2を参照して説明する。なお、図1で説明したタイヤにおける構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図2に例示するタイヤは、タイヤ幅方向最外側のリブ状陸部3、5にて、該リブ状陸部3、5内に形成された凹部10のうちタイヤ幅方向最外側に位置する各凹部10にそれぞれ、タイヤ幅方向のトレッド接地端TEを跨って延びる第2の溝13を少なくとも一本、ここでは一本接続したものである。リブ状陸部3、5においてタイヤ幅方向最外側に位置する各凹部10に接続された第2の溝13は、図2(d)に示すように、拡幅部14がトレッド接地面に開口するよう構成されている。これによれば、タイヤ幅方向最外側に位置する凹部10はトレッド接地端TEを跨って延びる第2の溝13の拡幅部14を介してタイヤ接地状態においても接地面外に開放されるので、エアポケット(密封空間)が形成されることがなく、凹部10に起因した騒音の発生をより一層低減することができる。
図3に例示するタイヤは、凹部10と第2の溝13とをタイヤ周方向に交互に連続して連結し、凹部10と第2の溝13とが交互に連続して連結された範囲のタイヤ周方向直線距離が接地長TLよりも大きくなるよう構成したものである。これによれば、凹部10は第2の溝13の拡幅部14を介してタイヤ接地状態においても接地面外に開放されるので、エアポケット(密封空間)が形成されることがなく、図2に示すタイヤと同様、凹部10に起因した騒音の発生をより一層低減することができる。
さらに、図4に示すように、タイヤ幅方向最外側のリブ状陸部3、5では、該リブ状陸部3、5内に形成された凹部10のうちタイヤ幅方向最外側に位置する各凹部10にそれぞれ、タイヤ幅方向のトレッド接地端TEを跨って延びる第2の溝13を接続し、周方向溝7、8に挟まれたリブ状陸部4では、凹部10と第2の溝13とをタイヤ周方向に交互に連続して連結するようにすることもできる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができるものであり、例えば、第1及び第2の溝12、13によって区画形成するブロック11の形状は、図5(a)〜(c)に例示するように、四角形や五角形、あるいは六角形としても良く、これらのブロック11に囲まれる凹部10の形状も矩形の他、三角形や円形等(図示省略)種々の形状としても良い。また、第2の溝13の拡幅部14の深さ方向における配設位置は、上述の実施形態に限らず、例えば図6(a)及び(b)に示すように、拡幅部14をトレッド接地面に開口するよう設けたり、深さ方向中央位置に設けたりすることができる。さらに拡幅部14の形状も上述の実施形態に限らず、例えば図6(c)及び(d)に示すように、溝底において最大幅をとってそこから狭幅部15に向かうに連れて幅が漸減する断面略三角形状としたり、第2の溝13によって隔てられた対向するブロック11のうち、一方のブロック11の側壁面11aのみを局所的にドーム状に凹ませて断面略半月形状としたりすることができる。しかも、拡幅部14の個数は、第2の溝13一本あたりに2個以上設けても良い。
次に、この発明に従う実施例1〜3のタイヤ及び比較のための比較例1のタイヤをそれぞれ試作し、各種の性能評価を行ったので、以下説明する。なお、これらのタイヤはいずれもタイヤサイズが195/65R15の乗用車用ラジアルタイヤであり、トレッド接地幅は140mmである。
実施例1のタイヤは、図1に示すトレッドパターンをトレッド部に有する。周方向溝7は、タイヤ赤道面Eを中心としたトレッド接地幅の20%に相当する位置に配置され、周方向溝8は、タイヤ赤道面を中心としたトレッド接地幅の20%に相当する位置に配置される。周方向溝7の溝幅は、14mmであり、溝深さは8.3mmである。周方向溝8の溝幅は、17mmであり、溝深さは8.3mmである。凹部10の容積は、145mmであり、各リブ状陸部にタイヤ一周でそれぞれ236個設けられている。第1の溝12の溝幅w12は、0.5mmであり、溝深さは6.0mmである。第2の溝13の溝幅(狭幅部の溝幅)w13は、0.5mmであり、溝深さは6.0mmである。拡幅部14は、トレッド接地面から4mm〜6mmに位置に設けられており(つまり、拡幅部14の上端がトレッド接地面から4mmに位置し、拡幅部14の下端がトレッド接地面から6mmに位置している)、拡幅部14の幅(最大値)は、2.0mmである。周方向溝7、8を含んだトレッド部1全体のネガティブ率は28%である。その他の諸元を表1に示す。
実施例2のタイヤは、図2に示すトレッドパターンをトレッド部に有する。実施例2のタイヤは、タイヤ幅方向最外側のリブ状陸部3、5にて、該リブ状陸部3、5内に形成された凹部10のうちタイヤ幅方向最外側に位置する各凹部10にそれぞれ、タイヤ幅方向のトレッド接地端TEを跨って延びる第2の溝13を一本接続している点で実施例1のタイヤと異なり、他の構成は実施例1のタイヤとほぼ同じである。その他の諸元を表1に示す。
実施例3のタイヤは、図3に示すトレッドパターンをトレッド部に有する。実施例3のタイヤは、凹部10と第2の溝13とをタイヤ周方向に交互に連続して連結し、凹部10と第2の溝13とが交互に連続して連結された範囲のタイヤ周方向直線距離が接地長TLよりも大きくなるよう構成している点で実施例1のタイヤと異なり、他の構成は実施例1のタイヤとほぼ同じである。その他の諸元を表1に示す。
比較例1のタイヤは、図6に示すトレッドパターンをトレッド部に有し、各リブ状陸部3、4、5にてブロック11を区画形成する溝を全て第1の溝12で構成した点を除いて実施例1のタイヤとほぼ同様の構成を有するものである。第1の溝12の溝幅w12は、0.5mmであり、溝深さは6.4mmである。周方向溝7、8を含んだトレッド部全体のネガティブ率は28%である。その他の諸元を表1に示す。
Figure 0005371802
なお、騒音低減効果については、上記タイヤをサイズ6J×15のリムに装着して、内部に210kPa(相対圧)の空気圧を適用した後、室内騒音試験機(ドラム:速度60km/時)を用い、タイヤから50cm離れた位置にマイクを配置して計測し、全帯域のオーバーオール値で比較した。騒音の測定値はオーバーオール値で、比較例1のタイヤを基準としマイナス値が大きい程騒音低減効果が大きいことを示す。測定結果を表2に示す。
Figure 0005371802
表2に示す結果から、本発明を適用したことにより、従来に比べて騒音性能が向上したことが分かる。また、凹部に繋がる第2の溝を接地面外に開放させることで、騒音性能が格段に向上することが分かる。
次いで、深さ方向における拡幅部14の配設位置が操縦安定性及び騒音低減効果の持続性に与える影響についてさらに実施例4及び5のタイヤを試作し、上記実施例2のタイヤとともに評価を行ったので以下説明する。
実施例4のタイヤは、第2の溝が図6(b)に示すように構成され、拡幅部14がトレッド接地面から2mm〜4mmの位置に設けられている(つまり、拡幅部14の上端がトレッド接地面から2mmに位置し、拡幅部14の下端がトレッド接地面から4mmに位置している)。その他の構成は、実施例2のタイヤと同じである。
実施例5のタイヤは、第2の溝が図6(a)に示すように構成され、拡幅部14がトレッド接地面から0mm〜2mmの位置に設けられている(つまり、拡幅部14の上端がトレッド接地面に開口し、拡幅部14の下端がトレッド接地面から2mmに位置している)。その他の構成は、実施例2のタイヤと同じである。
なお、操縦安定性については、実施例2、4及び5のタイヤを標準リム6J×15に取り付け、乗用車に空気圧210kPa(相対圧)で装着し、ドライ状態のサーキットコースを各種走行モードでスポーツ走行し、テストドライバーのフィーリングにより評価した。その評価結果を表3に示す。表3中の評価は、数値が大きいほど操縦安定性が良好であることを示す。
また、騒音低減効果の持続性については、新品時、40%摩耗時、70%摩耗時における騒音を上述の騒音試験によりそれぞれ測定し、拡幅部14を設けていない比較例1を基準に評価した。その評価結果を表3に示す。
Figure 0005371802
この結果から明らかなように、拡幅部を第2の溝の溝底寄りに配置することにより、操縦安定性に優れ、また騒音低減効果が持続することが分かる。
かくしてこの発明によって、除水効果及び路面の引っ掻き効果を向上させることができるとともに、凹部のみかけ容積の拡大により騒音性能の改善を図ることが可能となった。
1 トレッド部
3、4、5 リブ状陸部
7、8 周方向溝
10 凹部
11 ブロック
12 第1の溝
13 第2の溝
14 拡幅部
15 狭幅部

Claims (5)

  1. タイヤ周方向に沿って延びるリブ状陸部内に分散して配置され、トレッド接地面に開口する複数の凹部と、
    前記凹部の相互間をそれぞれ連結するとともに、前記リブ状陸部内に複数の独立したブロックを区画する第1の溝及び第2の溝と、を備え、
    前記第1の溝及び前記第2の溝の溝幅はそれぞれ、該第1の溝及び第2の溝を介して隔てられた前記ブロックが、タイヤ接地状態にて相互に少なくとも部分的に接触する距離に設定され、
    前記第2の溝は、該第2の溝の深さ方向に亘って局所的に幅が拡がる拡幅部を有し、
    前記凹部には、前記第2の溝が少なくとも一本は接続されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記拡幅部は、前記第2の溝の深さ方向において溝底寄りに配置されている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記凹部のうちタイヤ幅方向最外側に位置する凹部に、タイヤ幅方向のトレッド接地端を跨って延びる前記第2の溝が少なくとも一本接続されている、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記凹部と前記第2の溝とが交互に連続して連結され、前記凹部と前記第2の溝とが交互に連続して連結された範囲のタイヤ周方向直線距離は、接地長よりも大きい、請求項1〜3の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記リブ状陸部の幅をW(mm)、該リブ状陸部内のブロックの基準ピッチ長さをPL(mm)、該リブ状陸部の幅Wと該基準ピッチ長さPLとで区画される基準区域内に存在するブロックの個数をa(個)、該基準区域内のネガティブ率をN(%)としたとき、S=a/{PL×W×(1−N/100)}で与えられる前記リブ状陸部の単位実接地面積当たりのブロック個数密度S(個/mm)は、0.003〜0.04の範囲内である、請求項1〜4の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。
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