JP3060527U - 車両用ル―ムミラ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】既成のルームミラーは画一的で変化のないもの
であり、既成品の上にルームミラーを被せてオリジナリ
ティを出す商品も開発されているが、フロントガラス越
し、又は、横方から見ると本体が剥き出しで、スマート
で無い。 【解決手段】ミラー本体の裏面に固定台を備え、固定台
に固定する固定部を備え、固定部の両側を折曲対峙させ
た一対の挾持辺を備えた取付金具を形成し、取付金具の
挾持辺の内側の上方辺と後方辺に球状取付部を嵌入させ
る凹陥部を形成すると共に、一対の挾持辺の角部の近傍
にボルト貫通孔にボルトを貫通させナットを螺着させた
ものであり、更に、ミラー本体の端部近傍に貫通孔を穿
設し、貫通孔に紐状部材を貫通させ、紐状部材の裏側に
抜止め具を設けると共に、紐状部材の表側にマスコット
又はメガネ等の係着具を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は車両のルームミラーに関するもので、更に詳細には、車両の運転席と 助手席との間の上方前部に装備されているルームミラー用の突出杆の先端の球状 取付部に取付けてオリジナリティを発揮する車両用ルームミラーに関するもので ある。

【０００２】

【従来技術】

従来、ルームミラーは車両のメーカーが取り付けて販売しているものであるが 、既成のルームミラーは画一的で変化のないものであり、既成ルームミラーの上 に独自のルームミラーを被せてオリジナリティを出す商品も開発されている。

【０００３】

【解決しようとする課題】

然し乍ら、これ等の既成のルームミラーはオリジナリティが無く、又、既成ル ームミラーの上に独自のルームミラーを被せているものは、運転席或いは助手席 からは被せたルームミラーが見えるものの、フロントガラス越し、又は、横方か ら見ると既成のルームミラーが剥き出しであり、既成のルームミラーの上に独自 のルームミラーを被せていることは直ぐ判り、スマートなものとは云い難い現状 である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、前述の課題に鑑み、表側にミラーを貼着させたミラー本体の裏面に 取付金具を固定する固定台を備え、固定台に固定する固定部を金属板の中央辺に 備え、固定部の両側を折曲対峙させた一対の挾持辺を備えた取付金具を形成し、 取付金具の挾持辺の内側の上方辺と内側の後方辺に球状取付部の表面を嵌入させ る凹陥部を夫々形成すると共に、一対の挾持辺の角部の近傍にボルト貫通孔を穿 設し、ボルト貫通孔にボルトを貫通させて、ボルトに螺着するナットを備えたも のであり、更に、ミラー本体の長手方向の端部近傍に貫通孔を穿設し、貫通孔に 紐状部材を貫通させ、紐状部材の裏側に抜止め具を設けると共に、紐状部材の表 側にマスコット又はメガネ等の係着具を設けたものである。

【０００５】 従って、本考案の目的は、既成のルームミラーを取外し、車両に装備されたル ームミラー用の突出杆の先端の球状取付部に枢動可能に取付けるスマートな車両 用ルームミラーを提供すると共に、車両用ルームミラーにマスコット等を係着で きるものである。

【０００６】

【考案の作用】

本考案の車両用ルームミラーは、既成のルームミラーを取外し、車両に装備さ れたルームミラー用の突出杆の先端の球状取付部に枢動可能に取付けるもので、 一対の挾持辺に内側の上方と内側の後方に形成した何れかの凹陥部に球状取付部 の表面の一部を嵌入させてボルトにナットを螺合させることで取り付けることが でき、更に、球状取付部と凹陥部とは枢動可能と成り、当該車両用ルームミラー を枢動させてミラーに映る位置を決定させることが可能なもので、更には、紐状 部材を設けたことによって、マスコット又はメガネ等が係着できるものである。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の車両用ルームミラーを実施例の図面によって具体的に説明する 。

【０００８】 図１は本考案の車両用ルームミラーの実施例を説明するため全体の平面説明図 であり、図２は本考案の車両用ルームミラーの実施例の要部拡大平面図であり、 図３は本考案の車両用ルームミラーの実施例の要部拡大側面図である。

【０００９】 本考案は車両のルームミラーに関するもので、更に詳細には、車両の運転席と 助手席との間の上方前部に装備されているルームミラー用の突出杆の先端の球状 取付部Ａに取付けてオリジナリティを発揮する車両用ルームミラーに関するもの であり、表側にミラー１ａを貼着させたミラー本体１の裏面に取付金具２を固定 する固定台１ｂを備え、該固定台１ｂに鋲螺等で固定する固定部２ａを薄板状の 金属板の中央辺に備え、該固定部２ａの横方向の両側をコ字状に折曲対峙させた 一対の挾持辺２ｂを備えた取付金具２を形成し、該取付金具２の挾持辺２ｂの内 側の上方辺と内側の後方辺に前記球状取付部Ａの表面の一部を嵌入させる凹陥部 ２ｃを夫々形成すると共に、該一対の挾持辺２ｂの角部の近傍に夫々ボルト貫通 孔２ｄを穿設し、該ボルト貫通孔２ｄに夫々ボルト３を貫通させて、該夫々のボ ルト３に螺着するナット４を備えたものであり、更に、前記ミラー本体１の長手 方向の端部近傍に貫通孔５を穿設し、該貫通孔５に紐状部材６を貫通させ、該紐 状部材６の裏側に抜止め具７を設けると共に、紐状部材６の表側にマスコット又 はメガネ等の係着具８を設けたものである。

【００１０】 即ち、本考案の車両用ルームミラーは、予め自動車に装備された既成のルーム ミラーを取り外して、自動車の運転席と助手席の間の上方のボディより突出され た突出杆の先端の球状取付部Ａに枢動可能に取り付けるものである。

【００１１】 そして、ミラー本体１は全体形状或いは裏面又は表面には、例えば、海で若者 が使用するサーフボードを摸したデザインを施したものや、雪の上で使用するス ノーボードを摸したデザインを施したもの、イルカ等の動物の形状を施したもの 、或いは、カラフルな花模様、サイケ調の図柄等を施したものであり、表側の外 周辺の若干巾を残して中央にはミラー１ａを貼着等の手段によって固定するもの である。

【００１２】 前記ミラー本体１の裏面には後述する取付金具２を固定する若干膨出させた平 坦状の固定台１ｂを備えており、実施例では固定台１ｂの略中央には取付金具２ を固定するための鋲螺を貫通させるための固定用孔を穿設しているものである。

【００１３】 次いで、取付金具２は強度を考慮して薄板状の金属板で形成するもので、中央 辺に前記固定台１ｂに固定する平坦状の固定部２ａを備え、該固定部２ａの横方 向の両側を折曲させてコ字状に形成して一対の挾持辺２ｂを対峙させたもので、 前記固定台１ｂと固定部２ａとの固定は実施例では鋲螺で螺着しているものであ るが、接着又は溶着等の手段で固定しても構わないものである。

【００１４】 次いで、取付金具２の一対の挾持辺２ｂの内側の夫々対峙する面には曲面を有 する凹陥部２ｃを夫々形成し、前記自動車より突出した突出杆の先端の球状取付 部Ａの表面の一部を嵌入させるものであるが、自動車のメーカーによって突出杆 と球状取付部Ａとの取付け方向が一定では無いため、図２乃至図３に図示する仮 想線のように一対の挾持辺２ｂの内側の上方と内側の後方に凹陥部２ｃを形成し て何れか取付けできる側に取付けるものである。

【００１５】 そして、一対の挾持辺２ｂの二つ角の角部の近傍には、夫々ボルト貫通孔２ｄ を穿設しており、該夫々のボルト貫通孔２ｄにはボルト３を夫々貫通させると共 に、該夫々のボルト３に螺着するナット４を備えており、ナット４を螺着するこ とにより突出杆の先端の球状取付部Ａを挾持させるものである。

【００１６】 つまり、本考案の車両用ルームミラーは、一対の挾持辺２ｂの間に自動車より 突出した突出杆の先端の球状取付部Ａを挿通させ、該球状取付部Ａを何れかの凹 陥部２ｃの嵌入させ、ボルト３に螺着したナット４を締めることで確りと取り付 けるものであり、何れかの凹陥部２ｃの球面と球状取付部Ａの一部の表面の球面 とで挾持されているため、ミラー本体１は枢動可能なもので、手で枢動させるこ とによって位置合わせするものである。

【００１７】 更に、前記ミラー本体１の長手方向の端部近傍に貫通孔５を穿設しており、該 貫通孔５に紐状部材６を貫通させ、該紐状部材６の裏側に抜止め具７を設けると 共に、紐状部材６の表側にリング状の係着具８を設けており、該係着具８に好み のマスコット等をぶら下げることも、サングラス等のつるを挿通させておくこと もできるものである。

【００１８】

【考案の効果】 本考案は前述の構成により、自動車のメーカーにより画一的に製造された既成 のルームミラーを取外し、車両に装備されたルームミラー用の突出杆の先端の球 状取付部に、例えば、サーフボードを摸したデザインを施したものや、スノーボ ードを摸したデザインを施したもの、或いは、花模様、サイケ調の図柄等を施し たオリジナルのルームミラーを取り付けることを可能したもので、更には、マス コット又はメガネ等をルームミラーに係着できるもので画期的で実用性の高い効 果を有する考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本考案の車両用ルームミラーの実施例を
説明するため全体の平面説明図である。

【図２】図２は本考案の車両用ルームミラーの実施例の
要部拡大平面図である。

【図３】図３は本考案の車両用ルームミラーの実施例の
要部拡大側面図である。

【符号の説明】

Ａ 球状取付部 １ ミラー本体 １ａ ミラー １ｂ 固定台 ２ 取付金具 ２ａ 固定部 ２ｂ 挾持辺 ２ｃ 凹陥部 ２ｄ ボルト貫通孔 ３ ボルト ４ ナット ５ 貫通孔 ６ 紐状部材 ７ 抜止め具 ８ 係着具

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】車両に装備されたルームミラー用の突出杆
   の先端の球状取付部に枢動可能に取付けるルームミラー
   であって、表側にミラーを貼着させたミラー本体の裏面
   に取付金具を固定する固定台を備え、該固定台に鋲螺等
   で固定する固定部を薄板状の金属板の中央辺に備え、該
   固定部の横方向の両側をコ字状に折曲対峙させた一対の
   挾持辺を備えた取付金具を形成し、該取付金具の挾持辺
   の内側の上方辺と内側の後方辺に前記球状取付部の表面
   の一部を嵌入させる凹陥部を夫々形成すると共に、該一
   対の挾持辺の角部の近傍に夫々ボルト貫通孔を穿設し、
   該ボルト貫通孔に夫々ボルトを貫通させて、該夫々のボ
   ルトに螺着するナットを備えたことを特徴とする車両用
   ルームミラー。
2. 【請求項２】前記ミラー本体の長手方向の端部近傍に貫
   通孔を穿設し、該貫通孔に紐状部材を貫通させ、該紐状
   部材の裏側に抜止め具を設けると共に、紐状部材の表側
   にマスコット又はメガネ等の係着具を設けたことを特徴
   とする請求項１に記載の車両用ルームミラー。