JP3058976B2 - 自動車ドア用アウターハンドル - Google Patents

自動車ドア用アウターハンドル

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特定の樹脂製の自動車ド
ア用アウターハンドルに関し、特にその把手部を引開す
る時の新規な引開角度のストッパー機構を有し、引開時
の衝撃等による破損を防止した自動車ドア用アウターハ
ンドルを提供するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
自動車ドア用アウターハンドルにおける把手引開時のス
トッパー機構は、把手脚部の上面を取付けベースの把手
挿入組立て用開孔部の縁にあてる方式となっている。以
下これを図によって説明すると、図1〜4は従来のアウ
ターハンドルの代表的形状を示す例で、図1において1
は把手部を示しており、2はその脚部であり、3は開き
方向でのストッパーとして機能する部分である。図2は
取付けベースを示しており、4は湾曲面、5は取付けベ
ースの脚部であり、6は把手をベースに組立てる時の把
手脚部2を貫通させるための開孔部である。7は開き方
向のストッパーとなる開孔部の縁である。図3は把手1
の脚2を取付けベースに挿入し、金属の回転軸9で連結
して組立てた状態を示す。図4は図3の組立て品の把手
1を引いてストップ位置まで把手1を開いた状態を示
す。このアウターハンドルにおいて、把手の取付けベー
スに対する引開限界角度は把手部の脚部の3の部分が取
付けベースの開孔縁部7にあたって停止することによっ
て規制される。しかし、この方式では取付けベースのス
トッパー部となる開孔縁部7は、自動車のボディへの取
付けの関係から形状的に相当の制約があるため肉厚を増
すなどの強度向上対策はとりがたいため、強引な引開き
動作による衝撃でストッパーとなる取付けベース縁部7
が破損することがしばしば生じ、樹脂材料を使用する場
合は特に問題となる。この問題は樹脂材料の面での選
択、配合する強化剤等の種類、量等により多少の改善は
可能なものの自ら限界があり、充分な改善を得るに至っ
ていない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は自動車ドア用ハ
ンドルにおける把手部とその取付けベースの両面から、
夫々対応するストッパー部の形状構造を変更し、ガラス
繊維などで強化したポリブチレンテレフタレート樹脂な
特定の熱可塑性樹脂材料を用いることにより、引開時
におけるストッパー部分の破損を生じることなく、把手
部のみならずその取付けベース部をも樹脂化して軽量
化、大量生産によるコストダウン等を可能にしたもので
ある。即ち、本発明は、合成樹脂で成形された把手と、
取付けベースから構成され、把手を上下又は左右の回転
方向に作動させる方式の自動車ドア用アウターハンドル
において、把手の脚部に開き方向のストッパーとなる突
起部を設け、又、取付けベースには把手の脚部突起部を
挿入取付けするのに充分な開孔部を設け、把手とその取
付けベースを組立てた状態で該突起部が把手の引開時に
取付けベースの脚部と接触、係止して開き方向のストッ
パーとなる構造を有し、且つこれらを形成する合成樹脂
がポリブチレンテレフタレート樹脂及びポリアセタール
樹脂から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とす
る自動車ドア用アウターハンドルである。
【0004】以下本発明の自動車ドア用把手部及びその
取付けベースとその引開き時のストッパー機構を図5〜
8に示し、前記従来の方式と対照して、以下にその構造
と作用を説明する。図5は本発明の把手部形状を示す図
であり、1は把手(指掛部)、2は該把手を取付けベー
スと組立、結合する際の脚部であり、本発明の特徴はこ
の脚部後背部の適当な位置に脚面とほぼ直角方向のL形
のストッパーとなる突起部8を設けた点にある。図6は
本発明の取付けベースを示すもので4は湾曲面、5は前
記把手と組立結合するための脚部であり、6は把手部と
結合組立の際、把手脚部2を挿入するための開孔部であ
って、本発明においては把手部の脚2に突起部8を設け
るため、この部分が挿入可能なように従来構造より大き
な開孔部とする必要はあるがこの点については機能上何
ら支障はない。しかし、この開孔部が取付けベース4の
枠を切り欠くような形状構造とすることは強度上好まし
くない。図7は把手の脚2を取付けベースの開孔部6に
挿入し、金属の回転軸9で連結し組立てた状態で、図7
b(断面図)及び図c(ストッパー部)に示す如く、ス
トッパーとなる突起部8が脚部5と離れ、且つ把手1が
取付けベースの空隙に収納されている状態を示す。又、
図8aは把手1をストップ状態まで引開した状態を断面
で示し、図8bはaのストッパー部H−H断面を示す。
この場合は図8bに示すように把手脚部の突起8が取付
けベースの脚部5の背面にあたることによりストッパー
として機能する。この把手脚部に設ける突起部8は脚部
2の面に対し、ほぼ直角L字形を基本的形状とするもの
であるが、その位置、大きさ、形状等については特に限
定するものではなく、本発明の機構に沿うものであれば
何れにてもよく、本発明の構造によれば把手脚部2に設
ける突起部8は、充分な、厚み、大きさをとることが可
能であり、これが取付けベースの強固な脚部と接触して
係止作用を生じるため、引開時に破損を生じることのな
い強固な自動車ドア用アウターハンドルを提供すること
ができる。更に本発明の特徴は、前記の如き構造と共
に、以下の実施例に示す如く、使用する材料として特定
の合成樹脂、即ちポリブチレンテレフタレート系樹脂及
びポリアセタール系樹脂から選ばれた少なくとも1種の
樹脂又はその組成物から形成することにあり、引開きに
よる衝撃に対し一層の補強効果を有すると共に、軽量
化、射出成形による生産性、その他自動車ドア用ハンド
ル部品としての各種性能を兼備した一体のアウターハン
ドル部品を提供するものである。
【0005】
【実施例】以下実施例により本発明を更に具体的に説明
する。 実施例1、比較例1 ガラス繊維30重量%を含有するポリブチレンテレフタレ
ート樹脂組成物を用い、図5に示す如き把手部と図6に
示す取付けベースを射出成形により成形し、図7、図8
の如く組立て、把手を回転軸を介して取付けベースに取
付けた。この把手部に引開方向に一定の荷重を加えて破
壊を試みたが、本試験において破壊は生じなかった。
尚、比較のため同じ材料を用いて図1及び図2に示す如
く把手及び取付けベースを射出成形し、図3、図4の如
く組立てて、同様の引開による破壊試験を行ったとこ
ろ、同じ荷重下で取付けベース開孔部縁7のストッパー
として接触する部分に破損を生じた。
【0006】実施例2、比較例2 同様の比較試験を材料としてポリアセタール樹脂を使用
した場合について試みたが同様の結果であった。
【0007】
【発明の効果】自動車ドア用アウターハンドルにおい
て、本発明の構造と材質をとることによって、ドア引開
の際の破損を防止することが出来、把手部及びその取付
けベース共に樹脂化することが出来、軽量化、生産性等
の点でも有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来の把手部形状を示す図で、aは平面
図、bはaのA−A断面図である。
【図2】図2は従来の取手を支持するための取付けベー
スの形状を示す図で、aは平面図、bはaのB−B断面
矢視図である。
【図3】図3は上記把手部と取付けベースを組立た状態
を示し、aは平面図、bはaのC−C断面矢視図で、何
れも把手部が取付けベース空間に収納された状態を示
す。
【図4】図4は把手部と取付けベースを組立た状態にお
いて、把手部をストップ位置まで引開した状態を示す断
面矢視図である。
【図5】図5は本発明の把手部形状を示す図で、aは平
面図、bはaのD−D断面図、cは略示斜視図である。
【図6】図6は本発明の把手を支持するための取付けベ
ースの形状を示し、aは平面図、bはaのE−E断面矢
視図である。
【図7】図7は把手部と取付けベースを組立た状態を示
し、aは平面図、bはaのF−F断面矢視図、cはbの
G−G断面図(ストッパー部)で、何れも把手部が取付
けベース空間に収納された状態を示す。
【図8】図8aは把手部と取付けベースを組立た状態に
おいて、把手部をストップ位置まで引開した状態を示す
断面矢視図、bはaのH−H断面図で限界引開時におけ
る突起状ストッパー部の作動している状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1:把手部(指掛部) 2:把手取付け用脚 3:把手脚部のストッパー部(従来法) 4:取付けベース(湾曲面) 5:取付けベース用脚 6:開孔部 7:開孔部縁(従来の取付けベースのストッパー部) 8:取手脚に設けた突起部(本発明のストッパー) 9:結合軸(回転軸)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂で成形された把手と、取付けベ
    ースから構成され、把手を上下又は左右の回転方向に作
    動させる方式の自動車ドア用アウターハンドルにおい
    て、把手(1)の脚部(2)に開き方向のストッパーと
    なる突起部(8)を設け、又、取付けベース(4)には
    把手(1)の脚部突起部(8)を挿入取付けするのに充
    分な開孔部を設け、把手(1)とその取付けベース
    (4)を組立てた状態で該突起部(8)が把手の引開時
    に取付けベース(4)の脚部(5)と接触、係止して開
    き方向のストッパーとなる構造を有し、且つこれらを形
    成する合成樹脂がポリブチレンテレフタレート樹脂及び
    ポリアセタール樹脂から選ばれた少なくとも1種である
    ことを特徴とする自動車ドア用アウターハンドル。
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KR100941108B1 (ko) * 2004-12-14 2010-02-10 기아자동차주식회사 자동차의 측면 충돌에 의한 도어 열림 방지 구조
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