JP2818544B2 - 車両用インサイドハンドル装置 - Google Patents

車両用インサイドハンドル装置

Info

Publication number
JP2818544B2
JP2818544B2 JP30225894A JP30225894A JP2818544B2 JP 2818544 B2 JP2818544 B2 JP 2818544B2 JP 30225894 A JP30225894 A JP 30225894A JP 30225894 A JP30225894 A JP 30225894A JP 2818544 B2 JP2818544 B2 JP 2818544B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door lock
inside handle
handle device
hinge pin
lock knob
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP30225894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08158713A (ja
Inventor
正純 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohi Seisakusho Co Ltd filed Critical Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority to JP30225894A priority Critical patent/JP2818544B2/ja
Publication of JPH08158713A publication Critical patent/JPH08158713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2818544B2 publication Critical patent/JP2818544B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用インサイドハ
ンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用インサイドハンドル装置に
おいて、ドアロックノブは、ドア側に取付けられるボデ
イ本体内に、インサイドハンドルと一緒に並んで設けら
れ、ボデイ本体から突出した非作動位置(ロック解除状
態)と、ボデイ本体内に収まる操作位置(ロック状態)
とに保持されるようになっている。
【0003】ドアロックノブには、非作動位置の時に、
ロック解除状態であることが、目で確認できるよう標示
マークが設けられている。
【0004】標示マークは、ドアロックノブの特定位置
に設けられ、赤色シールやタンポ印刷、ペイント塗布等
の手段があり、ドアロックノブが操作位置の時は、ボデ
イ本体内に隠れて見えず、ボデイ本体から突出する非作
動位置の時に見えるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】標示マークには、前記
した如く各種手段があるが、いずれの手段も、特定位置
に設ける所から、標示マーク付けの作業が大変面倒で、
作業性の面で望ましくないことと併せて、特に、赤色シ
ールの手段にあっては、場合によってシール剥れを起こ
す虞れがある。また、ペイント塗布にあっては、塗料管
理が面倒となっている。このために、前記不具合いを解
消するために、例えば、実開平2−129560号公報
の手段が知られている。
【0006】この手段は、ロッキングノブ側に、透孔を
設ける一方、ボデイ本体側に、ロッキングノブとは異な
る色の突片を設け、ロッキングノブが非作動位置の時
に、透孔から突片が見えることで、目による確認ができ
るようにしたものである。
【0007】しかしながら、前記手段は、ロッキングノ
ブと異なる色の突片をボデイ本体側に設ける必要があ
り、加工が複雑になる点、また、非作動位置の時に突片
と透孔とを一致させる必要があり組付けに神経を使う
等、加工性、組付性の面で問題が残る。
【0008】そこで、この発明は、ドアロックノブに設
けられるガタ止め用のブッシュに着目し、標示マークと
しての機能が得られることは無論として、部品管理工数
の削減、組付工数の削減が図れると共に作業性の面でも
優れた車両用インサイドハンドル装置を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、車両のドアパネルに取付けられるボデ
イ本体と、ドアロック装置に連動連繋され、ボデイ本体
にヒンジピンを中心として回動自在に枢支されると共
に、ドアロック装置をロック状態とする操作位置と、ド
アロック装置をロック解除状態とする非操作位置とに保
持される操作部材とを備えたインサイドハンドル装置に
おいて、前記操作部材の軸孔に嵌挿され、前記ヒンジピ
ンが貫通するブッシュ部と、ブッシュ部から延長され、
少なくとも操作部材が非操作位置の時、見える状態に出
現する標示部とを備えた位置標示部材を、前記ヒンジピ
ンの軸線と直交し合う操作部材の壁面側または、その壁
面と対向する対向面側に設ける。そして好ましい実施態
様として、位置標示部材の標示部を着色するものであ
る。
【0010】
【作用】かかる車両用インサイドハンドル装置によれ
ば、ガタ止めを図るためのブッシュ部と標示部は一体形
状となるため、1つにまとまり、部品点数が少なくなる
と共に、標示部が脱落することもない。また、ブッシュ
部の組付け完了と同時に標示部の組付けも同時に完了
し、組付作業は一回で済むようになる。
【0011】一方、操作部材が非作動位置に保持される
と同時に、標示部が見えるようになり、目によるロック
解除状態の確認が支障なく行なえるようになる。この場
合、着色された標示部によって視認性が向上する。
【0012】
【実施例】以下、図1乃至図8の図面を参照しながらこ
の発明の一実施例を具体的に説明する。
【0013】図1において、1はドアのインナパネル
(図示していない)に取付けられるボデイ本体を示して
いる。
【0014】ボデイ本体1は、前半部(図面左側)が開
口した開口部3を有する底壁部5と、底壁部5から立上
がる前壁部7及び左右の両側壁部9,9とから成り、ボ
デイ本体1には、図1鎖線で示す如くエスカッション1
1が組付けられるようになる。ボデイ本体1の底壁部5
にはエスカッション組付用の係合フック部13が、ま
た、両側壁部9,9にはエスカッション組付用の係合孔
15がそれぞれ設けられている。
【0015】ボデイ本体1内には、合成樹脂製のドアロ
ックノブ17と、ドアロックノブ17と並んでインサイ
ドハンドル19がヒンジピン23を中心として回動自在
に枢支されている。ヒンジピン23は、ボデイ本体1の
両側壁部9,9に、一方がセレション嵌合による固着状
態で両端支持されている。
【0016】ドアロックノブ17は、前記ヒンジピン2
3が貫通したノブ本体17aと操作部17bとを有し、
ノブ本体17aから延長された取付部25には、ロッド
(図示していない)を介して図外のドアロック装置と連
動連繋している。
【0017】したがって、図2実線の如く、操作部17
bを指で矢印方向へ操作することで、ボデイ本体の両側
壁部9から突出する非作動位置a(ロック解除状態)に
保持される。また、非作動位置aの操作部17bを指で
矢印と反対方向へ操作することで、図1実線の如くボデ
イ本体1内に収まる作動位置b(ロック状態)に保持さ
れるようになっている。
【0018】ドアロックノブ17には、図5に示す如く
ヒンジピン23の軸線Xと直交し合う両壁面17c側に
位置標示部材27が設けられ、ドアロックノブ17と位
置標示部材27は一体成形された一体成形タイプとなっ
ている。
【0019】位置標示部材27は、赤色の軟質合成樹脂
材又はゴム等の弾性材により形成された一対のブッシュ
部29と、ブッシュ部29から一体に延長された一対の
標示部31とから成る断面コ字状の形状となっている。
【0020】ブッシュ部29は、ノブ本体17aの軸孔
33の両端に嵌挿されると共に前記ヒンジピン23が貫
通することで、ガタ付きが抑えられるようになってい
る。
【0021】標示部31は、ヒンジピン23の軸線Xと
直交し合うドアロックノブ17の両壁面17c,17c
に設けられ、ドアロックノブ17が非作動位置aに保持
された時に、図2に示す如く、見える状態に出現する位
置に配置され、赤色の標示マークとして機能するように
なる。これにより、ドアロックノブ17は、両壁面17
c,17cにブッシュ部29と標示部31がそれぞれ設
けられるため、右側ドア用、左側ドア用としての共用化
が可能となる。
【0022】なお、図6に示す如く、ドアロックノブ1
7の一方の側壁17c側に位置標示部材27を設ける一
体成形タイプであってもよい。
【0023】図7と図8は、ヒンジピン23の軸線Xと
直交するドアロックノブ17の壁面17cに、位置標示
部材27を後付けする実施例を示したものである。
【0024】位置標示部材27は、赤色の軟質合成樹脂
材又はゴム等の弾性材により形成され、ブッシュ部29
から一体に標示部31が延長された形状となっている。
ブッシュ部29には、ノブ本体17aの軸孔33内に強
制的に嵌挿し合う軸筒部35と、ボデイ本体1の側壁面
9と弾接し合う複数の弾性舌片37が設けられている。
【0025】標示部31には、ノブ本体17aの貫通孔
39内に強制的に嵌挿される嵌挿部41が設けられてい
る。標示部31は、ドアロックノブ17が非作動位置a
に保持された時、出現し見える位置に配置され、赤色の
標示マークとして機能するようになる。
【0026】一方、ドアロックノブ17と並設されたイ
ンサイドハンドル19は、ハンドル操作部43の操作基
部45に前記ヒンジピン23が貫通している。操作基部
45には、図3に示す如く、ハンドル操作部19を矢印
方向へ操作した時に、ボデイ本体1内へ収まるよう復帰
させる復帰ばね47と、ロッド(図示していない)を介
して図外のドアロック装置と連動連繋し合うレバー部4
9がそれぞれ設けられている。
【0027】なお、図外のドアロック装置は、ロック
(施錠)状態とロック解除(解錠)状態が得られるよう
になっており、ドアロックノブ17が操作位置bにある
ロック状態の時、インサイドハンドル19のハンドル操
作部43を操作しても、ハンドル操作部43の操作は空
振りに終わるようになっている。
【0028】このように構成された車両用インサイドハ
ンドル装置によれば、ドアロックノブ17を操作位置b
及び非操作位置aに保持することで、図外のドアロック
装置のロック状態及びロック解除状態が得られると共
に、ブッシュ部29によってドアロックノブ17のガタ
付きが抑えられるようになる。
【0029】一方、ドアロックノブ17を非操作位置a
へ操作した時、図2に示す如く標示部31はボデイ本体
1から突出して、見える位置に現われる。この結果、標
示部31を見ることによりロック解除状態であること
が、目で知ることができる。
【0030】なお、位置標示部材27を設ける位置は、
必ずしもドアロックノブ17に限定されない。例えば、
図9に示す如く、インサイドハンドル19の操作基部4
5の上壁面側に位置標示部材27を設けるようにしても
よい。この場合、標示部31は、図10に示す如く、ド
アロックノブ17が非作動位置aに保持された時に、現
われ見える位置に設定されるようになる。
【0031】また、ドアロックノブ17がボデイ本体1
内に単独で設けられる場合には、図11に示す如く、ボ
デイ本体1の側壁部9の内側に位置標示部材27を設け
てもよい。
【0032】なお、本実施例においては、操作部材のロ
ック状態と、ロック解除状態の視認をドアロックノブの
旋錠、解錠に適用したものであるが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、インサイドハンドルが
操作位置と非操作位置に保持可能な構造においては、本
発明の位置標示部材をインサイドハンドルに適用するこ
ともできる。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、ロック解除状態であることが標示部を見ることによ
って確認できることは無論として、ブッシュ部と標示部
は一体形状となるため、標示部材が脱落することはな
く、安定した標示機能を有すると共に、部品点数の削減
を図ることができるため、部品管理工数の面でも大変好
ましいものとなる。
【0034】また、ブッシュ部の取付完了と同時に標示
部の取付けも完了し、作業能率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用インサイドハンドル装置を示した一部切
断平面図。
【図2】ドアロックノブを非作動位置に保持した説明
図。
【図3】車両用インサイドハンドル装置の正面図。
【図4】位置標示部材を一体成形して設けたドアロック
ノブの平面図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【図6】位置標示部材を片側に一体成形して設けた図5
と同様の断面図。
【図7】位置標示部材をドアロックノブの片側に後付け
した切断面図。
【図8】位置標示部材の斜視図。
【図9】位置標示部材を設けたインサイドハンドルの斜
視図。
【図10】ドアロックノブの非作動位置の時にインサイ
ドハンドル側に設けた位置標示部材の標示部が見えるよ
うになる説明図。
【図11】ドアロックノブの非作動位置の時にボデイ本
体の側壁面に設けた位置標示部材の標示部が見えるよう
になる説明図。
【符号の説明】
1 ボデイ本体 17 ドアロックノブ(操作部材) 17c 壁面 23 ヒンジピン 27 位置標示部材 29 ブッシュ部 31 標示部 33 軸孔 X 軸線 a 非作動位置 b 作動位置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドアパネルに取付けられるボデイ
    本体と、ドアロック装置に連動連繋され、ボデイ本体に
    ヒンジピンを中心として回動自在に枢支されると共に、
    ドアロック装置をロック状態とする操作位置と、ドアロ
    ック装置をロック解除状態とする非操作位置とに保持さ
    れる操作部材とを備えたインサイドハンドル装置におい
    て、前記操作部材の軸孔に嵌挿され、前記ヒンジピンが
    貫通するブッシュ部と、ブッシュ部から延長され、少な
    くとも操作部材が非操作位置の時、見える状態に出現す
    る標示部とを備えた位置標示部材を、前記ヒンジピンの
    軸線と直交し合う操作部材の壁面側または、その壁面と
    対向する対向面側に設けることを特徴とする車両用イン
    サイドハンドル装置。
  2. 【請求項2】 位置標示部材の標示部は、着色されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用インサイドハ
    ンドル装置。
JP30225894A 1994-12-06 1994-12-06 車両用インサイドハンドル装置 Expired - Lifetime JP2818544B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30225894A JP2818544B2 (ja) 1994-12-06 1994-12-06 車両用インサイドハンドル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30225894A JP2818544B2 (ja) 1994-12-06 1994-12-06 車両用インサイドハンドル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08158713A JPH08158713A (ja) 1996-06-18
JP2818544B2 true JP2818544B2 (ja) 1998-10-30

Family

ID=17906856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30225894A Expired - Lifetime JP2818544B2 (ja) 1994-12-06 1994-12-06 車両用インサイドハンドル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2818544B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4538384B2 (ja) * 2005-06-29 2010-09-08 株式会社アルファ インサイドドアハンドル装置
JP5298613B2 (ja) * 2008-04-21 2013-09-25 アイシン精機株式会社 車両用ドアロック装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08158713A (ja) 1996-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5630630A (en) Glove compartment latch mechanism
EP0064297B1 (en) Inside-handle arrangement for an automotive vehicle door assembly
US5308128A (en) Vehicle door latch
JP3143601B2 (ja) 車両の車内鍵忘れ防止装置
US7264283B2 (en) Vehicle latch with partially decoupled key cylinder lever
JP2553315Y2 (ja) リッドロック装置
JP3143600B2 (ja) 車両の車内鍵忘れ防止装置
JP2818544B2 (ja) 車両用インサイドハンドル装置
JPH10266642A (ja) 車両のアウトハンドル装置
JP3460770B2 (ja) 自動車ドアのインサイドハンドル装置
JPH0527644Y2 (ja)
JP2574023Y2 (ja) リッドのロック装置
JP4430465B2 (ja) 防犯サムターン用キャップ
KR910001255B1 (ko) 운행기록계의 뒷커버 고정장치
JP2649148B2 (ja) 車両用ドアアウトサイドハンドル
JPH0326974Y2 (ja)
JP4154187B2 (ja) グローブボックスロック装置
JP3845229B2 (ja) グローブボックス用リッドロック装置
JPH0349007Y2 (ja)
JPH0724538Y2 (ja) リッドロック装置
JP2602995Y2 (ja) 自動車用インサイドドアハンドル装置
JP2554583Y2 (ja) グリップ式ドアハンドル装置
JPH0248592Y2 (ja)
JPH072908Y2 (ja) グロ−ブボックスの施解錠操作装置
JPH0633154Y2 (ja) 自動車用アウトサイドドアハンドル