JPH072908Y2 - グロ−ブボックスの施解錠操作装置 - Google Patents
グロ−ブボックスの施解錠操作装置Info
- Publication number
- JPH072908Y2 JPH072908Y2 JP9065187U JP9065187U JPH072908Y2 JP H072908 Y2 JPH072908 Y2 JP H072908Y2 JP 9065187 U JP9065187 U JP 9065187U JP 9065187 U JP9065187 U JP 9065187U JP H072908 Y2 JPH072908 Y2 JP H072908Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key cylinder
- glove box
- handle
- locking
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 −産業上の利用分野− 本考案は自動車のグローブボックスに関し、特に、同グ
ローブボックスの開閉体を施解錠操作するための装置に
関する。
ローブボックスの開閉体を施解錠操作するための装置に
関する。
−従来の技術− 周知のように、自動車のインスツルメントパネルに設け
るグローブボックスにおいては、例えば実開昭60−1438
56号公報に開示されているように、同グローブボックス
のリッドの幅方向中央部にロック装置及びハンドルを配
置して運転者等に開閉させるのが普通である。即ち、第
6図及び第7図は同広報に開示されたグローブボックス
であり、インスツルメントパネルAの一側に設けられる
グローブボックスのリッドBは下部をインスツルメント
パネルAに開閉可能にヒンジ接手され、同リッドBの幅
方向中央部上縁には、グローブボックス内部のストライ
カCに係合するロック装置Dが組込まれる。そして、同
ロック装置Dに対応したリッドBのエスカッション部b
には、前記ロック装置Dを強制的に解錠するハンドルE
を位置し、同ハンドルEの操作レバーeを前記ロック装
置Dのドッグdに接続している。また、図示は省略する
けれども、キイにより施解錠できるキイシリンダFは、
前記ハンドルEに近接してリッドBに付設され、キイシ
リンダFの一端をハンドルEに臨ませてある。
るグローブボックスにおいては、例えば実開昭60−1438
56号公報に開示されているように、同グローブボックス
のリッドの幅方向中央部にロック装置及びハンドルを配
置して運転者等に開閉させるのが普通である。即ち、第
6図及び第7図は同広報に開示されたグローブボックス
であり、インスツルメントパネルAの一側に設けられる
グローブボックスのリッドBは下部をインスツルメント
パネルAに開閉可能にヒンジ接手され、同リッドBの幅
方向中央部上縁には、グローブボックス内部のストライ
カCに係合するロック装置Dが組込まれる。そして、同
ロック装置Dに対応したリッドBのエスカッション部b
には、前記ロック装置Dを強制的に解錠するハンドルE
を位置し、同ハンドルEの操作レバーeを前記ロック装
置Dのドッグdに接続している。また、図示は省略する
けれども、キイにより施解錠できるキイシリンダFは、
前記ハンドルEに近接してリッドBに付設され、キイシ
リンダFの一端をハンドルEに臨ませてある。
−考案が解決しようとする問題点− しかしながら、この構造の施解錠操作装置では、リッド
Bの幅方向中央部にロック装置Dを設けるので、インス
ツルメントパネルAにリッドBを確実に鎖錠できる利点
はあるが、ハンドルE及びキイシリンダFは運転者から
遠い位置にあるから、リッドBの開閉や施解錠の場合、
運転者は上体をリッド側に充分に延ばして操作する必要
があり、運転者にとって使い勝手のよい構造ではなかっ
た。そして、このような構造では、外観上のハンドルE
の位置は、リッドBを2分する位置となるので、インス
ツルメントパネルAの全体外観設計上、変化のない外観
となり、商品価値のある外観構成が得られ難かった。ま
た、キイによりリッドBが鎖錠された状態では、キイシ
リンダFによりハンドルEの運動が拘束されるため、そ
の施錠状態を知らずに、ハンドルEが無理に操作される
と、故障を起すおそれがあり、ハンドルEを操作しない
限り、操作者はリッドBが現在解錠状態にあるのか否か
を知ることができなかった。
Bの幅方向中央部にロック装置Dを設けるので、インス
ツルメントパネルAにリッドBを確実に鎖錠できる利点
はあるが、ハンドルE及びキイシリンダFは運転者から
遠い位置にあるから、リッドBの開閉や施解錠の場合、
運転者は上体をリッド側に充分に延ばして操作する必要
があり、運転者にとって使い勝手のよい構造ではなかっ
た。そして、このような構造では、外観上のハンドルE
の位置は、リッドBを2分する位置となるので、インス
ツルメントパネルAの全体外観設計上、変化のない外観
となり、商品価値のある外観構成が得られ難かった。ま
た、キイによりリッドBが鎖錠された状態では、キイシ
リンダFによりハンドルEの運動が拘束されるため、そ
の施錠状態を知らずに、ハンドルEが無理に操作される
と、故障を起すおそれがあり、ハンドルEを操作しない
限り、操作者はリッドBが現在解錠状態にあるのか否か
を知ることができなかった。
本考案の目的は、以上の述べたような従来のグローブボ
ックスの施解錠操作装置の問題に鑑み、運転者にとって
使い勝手がよく、外観的な変化性に富み、ハンドルの無
理な操作により故障が起きずらく、キイシリンダの操作
時に触感で施解錠状態を知ることができるグローブボッ
クスの施解錠操作装置を得るにある。
ックスの施解錠操作装置の問題に鑑み、運転者にとって
使い勝手がよく、外観的な変化性に富み、ハンドルの無
理な操作により故障が起きずらく、キイシリンダの操作
時に触感で施解錠状態を知ることができるグローブボッ
クスの施解錠操作装置を得るにある。
−問題点を解決するための手段− この目的を達成するため、本考案は、グローブボックス
開閉体の幅方向中央部に設けるロック装置を、前記グロ
ーブボックス開閉体の一側に設けるキイシリンダ及び該
キイシリンダに近接したしかも該キイシリンダよりも更
に側方のグローブボックス開閉体に配されるハンドルに
よって操作されるグローブボックスの施解錠操作装置で
あって、前記キイシリンダに回動可能に支持される連係
レバーの操作アームを前記ロック装置の施解錠操作部に
接続された操作ロッドの一端部に係合すると共に、前記
連係レバーの従動アームを前記ハンドルの操作レバーに
より作動させるように配し、前記連係レバーに設ける弾
性爪を、キイシリンダによる回動時のみに乗り越えられ
るように、前記キイシリンダが回転操作可能に支持され
たキイシリンダハウジングの周面に設ける突起に臨ませ
ることを提案するものである。
開閉体の幅方向中央部に設けるロック装置を、前記グロ
ーブボックス開閉体の一側に設けるキイシリンダ及び該
キイシリンダに近接したしかも該キイシリンダよりも更
に側方のグローブボックス開閉体に配されるハンドルに
よって操作されるグローブボックスの施解錠操作装置で
あって、前記キイシリンダに回動可能に支持される連係
レバーの操作アームを前記ロック装置の施解錠操作部に
接続された操作ロッドの一端部に係合すると共に、前記
連係レバーの従動アームを前記ハンドルの操作レバーに
より作動させるように配し、前記連係レバーに設ける弾
性爪を、キイシリンダによる回動時のみに乗り越えられ
るように、前記キイシリンダが回転操作可能に支持され
たキイシリンダハウジングの周面に設ける突起に臨ませ
ることを提案するものである。
−実施例− 以下、第1図から第5図について本考案の実施例の詳細
を説明する。
を説明する。
第1図から第5図において、インスツルメントパネル1
の一側に設けるグローブボックスのリッド2は、その下
部をインスツルメントパネル1にヒンジ接手されるもの
であって、その幅方向上縁中央部にはロック装置3が組
付けてある。このロック装置3は、前記リッド2の内部
に固定するロック装置本体4を有し、同ロック装置本体
4には戻しばね5で第5図の反時計方向に付勢したポウ
ル6がポウル軸7を中心として回動可能に支持される。
このポウル6はインスツルメントパネル1の一部を形成
するグローブボックス本体の開口部下面に配置するスト
ライカ8に係合できる一対の鎖錠爪6a,6b及びロック装
置本体4に設ける施解錠操作部としてのドッグ9により
係止される係合部6cを有している。第1図示のように、
同ドッグ9は付勢ばね10により前記ポウル6に向つて付
勢された状態で前記ロック装置本体4に摺動可能に支持
され、その先端係止爪9aによりポウル6を実線示の施錠
位置に係止する。また、前記ロック装置本体4から突出
されるドッグ9の基端部9bには、後述する連係レバー11
に従動される操作ロッド12の従動側端部12aが接続され
る。
の一側に設けるグローブボックスのリッド2は、その下
部をインスツルメントパネル1にヒンジ接手されるもの
であって、その幅方向上縁中央部にはロック装置3が組
付けてある。このロック装置3は、前記リッド2の内部
に固定するロック装置本体4を有し、同ロック装置本体
4には戻しばね5で第5図の反時計方向に付勢したポウ
ル6がポウル軸7を中心として回動可能に支持される。
このポウル6はインスツルメントパネル1の一部を形成
するグローブボックス本体の開口部下面に配置するスト
ライカ8に係合できる一対の鎖錠爪6a,6b及びロック装
置本体4に設ける施解錠操作部としてのドッグ9により
係止される係合部6cを有している。第1図示のように、
同ドッグ9は付勢ばね10により前記ポウル6に向つて付
勢された状態で前記ロック装置本体4に摺動可能に支持
され、その先端係止爪9aによりポウル6を実線示の施錠
位置に係止する。また、前記ロック装置本体4から突出
されるドッグ9の基端部9bには、後述する連係レバー11
に従動される操作ロッド12の従動側端部12aが接続され
る。
また、前記リッド2の上部右側表面を後述するキイシリ
ンダ18に近接してしかも該キイシリンダ18よりも更に側
方にはエスカッション部2aが形成され、このエスカッシ
ョン部2aには手で操作できるハンドル13が配置される。
このハンドル13は、第3図及び第4図から理解されるよ
うに、リッド2の内部に組込む取付フレーム14のヒンジ
軸15により上部を回動可能に支持されるもので、同ヒン
ジ軸15に嵌めるヒンジスプリング16により第4図の反時
計方向に付勢される。同取付フレーム14の一部にはキイ
シリンダハウジング17が一体成形されており、このキイ
シリンダハウジング17には図示を省略するキイにより回
転操作されるキイシリンダ18が支持され、このキイシリ
ンダ18の一端はリッド2の表面に露呈される。そして、
第3図に示すように、前記キイシリンダハウジング17の
一端にはキイシリンダ18により強制回動される連係レバ
ー11が支持される。この連係レバー11は従動アーム11a
を有し、この従動アーム11aの先端の運動軌跡範囲に
は、前記ハンドル13の上部に直角に一体成形した操作レ
バー13aが臨ませてある。前記連係レバー11はその基部
に一体成形する弾性爪11bをもち、この弾性爪11bの先端
は前記キイシリンダハウジング17の周面に接触させてあ
り、同弾性爪11bの移動範囲に対応したキイシリンダハ
ウジング17の周面にはキイシリンダハウジング17の不用
意な移動を防止する突起19が一体成形される。したがっ
て、この突起19の存在により連係レバー11は第3図の時
計方向には一定範囲でしか自由に回動することができな
いけれども、キイシリンダ18により同連係レバー11が強
制的に時計方向に回動されると、弾性爪11bが突起19を
乗越え、連係レバー11が仮想線示の鎖錠位置におかれ、
連係レバー11の従動アーム11aはハンドル13の操作レバ
ー13aの運動範囲外に退却する。
ンダ18に近接してしかも該キイシリンダ18よりも更に側
方にはエスカッション部2aが形成され、このエスカッシ
ョン部2aには手で操作できるハンドル13が配置される。
このハンドル13は、第3図及び第4図から理解されるよ
うに、リッド2の内部に組込む取付フレーム14のヒンジ
軸15により上部を回動可能に支持されるもので、同ヒン
ジ軸15に嵌めるヒンジスプリング16により第4図の反時
計方向に付勢される。同取付フレーム14の一部にはキイ
シリンダハウジング17が一体成形されており、このキイ
シリンダハウジング17には図示を省略するキイにより回
転操作されるキイシリンダ18が支持され、このキイシリ
ンダ18の一端はリッド2の表面に露呈される。そして、
第3図に示すように、前記キイシリンダハウジング17の
一端にはキイシリンダ18により強制回動される連係レバ
ー11が支持される。この連係レバー11は従動アーム11a
を有し、この従動アーム11aの先端の運動軌跡範囲に
は、前記ハンドル13の上部に直角に一体成形した操作レ
バー13aが臨ませてある。前記連係レバー11はその基部
に一体成形する弾性爪11bをもち、この弾性爪11bの先端
は前記キイシリンダハウジング17の周面に接触させてあ
り、同弾性爪11bの移動範囲に対応したキイシリンダハ
ウジング17の周面にはキイシリンダハウジング17の不用
意な移動を防止する突起19が一体成形される。したがっ
て、この突起19の存在により連係レバー11は第3図の時
計方向には一定範囲でしか自由に回動することができな
いけれども、キイシリンダ18により同連係レバー11が強
制的に時計方向に回動されると、弾性爪11bが突起19を
乗越え、連係レバー11が仮想線示の鎖錠位置におかれ、
連係レバー11の従動アーム11aはハンドル13の操作レバ
ー13aの運動範囲外に退却する。
一方、前記取付フレーム14には前記操作ロッド12の操作
側端部12bに固定するスライダ20を案内する案内溝21が
形成され、前述したようにドッグ9の付勢ばね10で一方
向に付勢された操作ロッド12の操作側端部12bは、前記
連係レバー11に一体成形する操作アーム11cの運動範囲
内に突出される。したがって、運転者等の手でハンドル
13が操作されると、同ハンドル13の操作レバー13aによ
り連係レバー11の従動アーム11aが下向きに押圧され、
連係レバー11が第3図の反時計方向に回動されて同連係
レバー11の操作アーム11cでスライダ20が左方向へ移動
され、操作ロッド12によりドッグ9がポウル6から退避
され、ポウル6がポウル軸7を中心として回動し、リッ
ド2が開放される。
側端部12bに固定するスライダ20を案内する案内溝21が
形成され、前述したようにドッグ9の付勢ばね10で一方
向に付勢された操作ロッド12の操作側端部12bは、前記
連係レバー11に一体成形する操作アーム11cの運動範囲
内に突出される。したがって、運転者等の手でハンドル
13が操作されると、同ハンドル13の操作レバー13aによ
り連係レバー11の従動アーム11aが下向きに押圧され、
連係レバー11が第3図の反時計方向に回動されて同連係
レバー11の操作アーム11cでスライダ20が左方向へ移動
され、操作ロッド12によりドッグ9がポウル6から退避
され、ポウル6がポウル軸7を中心として回動し、リッ
ド2が開放される。
図示実施例によるグローブボックスの施解錠操作装置
は、以上のような構造であるから、取付フレーム14に対
する連係レバー11の組立状態では、突起19の存在により
連係レバー11の第3図時計方向の自由な回動運動が抑制
され、かつ、同連係レバー11の反時計方向の回動運動が
スライダ20により規制されることになる。このため、取
付フレーム14に対してハンドル13を組付ける場合に、連
係レバー11の従動アーム11aが第3図の仮想線示のよう
に移動して、組立ミスによりハンドル13が無効化するの
を未然に防止できる。
は、以上のような構造であるから、取付フレーム14に対
する連係レバー11の組立状態では、突起19の存在により
連係レバー11の第3図時計方向の自由な回動運動が抑制
され、かつ、同連係レバー11の反時計方向の回動運動が
スライダ20により規制されることになる。このため、取
付フレーム14に対してハンドル13を組付ける場合に、連
係レバー11の従動アーム11aが第3図の仮想線示のよう
に移動して、組立ミスによりハンドル13が無効化するの
を未然に防止できる。
また、組立完了後のグローブボックスのリッド2は、ロ
ック装置3により幅方向中央部を鎖錠されるので、車体
振動等に対して安定した鎖錠状態を得ることができ、ハ
ンドル13及びキイシリンダ18は運転者側に寄つたリッド
2の一側に配置されるから運転者は手を伸ばすだけで、
リッド2を開閉できる。即ち、リッド2を開放するに
は、ハンドル13に手を掛けて引くと、このハンドル13の
操作レバー13aにより連係レバー11が第1図の時計方向
に回動され、操作ロッド12が第1図の右方向に牽引され
るから、付勢ばね10の力に抗してドッグ9がポウル6か
ら退却され、ポウル6の戻しばね5の力でストライカ8
が押出され、リッド2が開く。逆に、リッド2を閉じる
場合にあっては、リッド2をインスツルメントパネル1
に向つて強く押圧すれば、ストライカ8の侵入によりポ
ウル6が第5図の時計方向へ回動され、同ポウル6の係
合部6cにドッグ9の先端爪が落込み、同ドッグ9により
ポウル6の復帰が阻止され、リッド2がインスツルメン
トパネル1に鎖錠されることになる。
ック装置3により幅方向中央部を鎖錠されるので、車体
振動等に対して安定した鎖錠状態を得ることができ、ハ
ンドル13及びキイシリンダ18は運転者側に寄つたリッド
2の一側に配置されるから運転者は手を伸ばすだけで、
リッド2を開閉できる。即ち、リッド2を開放するに
は、ハンドル13に手を掛けて引くと、このハンドル13の
操作レバー13aにより連係レバー11が第1図の時計方向
に回動され、操作ロッド12が第1図の右方向に牽引され
るから、付勢ばね10の力に抗してドッグ9がポウル6か
ら退却され、ポウル6の戻しばね5の力でストライカ8
が押出され、リッド2が開く。逆に、リッド2を閉じる
場合にあっては、リッド2をインスツルメントパネル1
に向つて強く押圧すれば、ストライカ8の侵入によりポ
ウル6が第5図の時計方向へ回動され、同ポウル6の係
合部6cにドッグ9の先端爪が落込み、同ドッグ9により
ポウル6の復帰が阻止され、リッド2がインスツルメン
トパネル1に鎖錠されることになる。
さらに、ハンドル13によるリッド2の開放を禁止するに
は、キイによりキイシリンダ18を操作して、連係レバー
11を第3図の仮想線示の位置にすればよい。即ち、キイ
シリンダ18で連係レバー11を強制的に第3図の実線示の
位置から仮想線示の位置に移動させると、この間に連係
レバー11の弾性爪11bが突起19を乗越えるから、操作者
は感触でキイシリンダ18が鎖錠位置になったことを知る
ことができる。換言すれば、連係レバー11のこの位置で
は、連係レバー11の操作アーム11cがハンドル13の操作
レバー13aの運動軌跡外に退避されることになる。した
がって、手でハンドル13を操作しても、ハンドル13が自
由に回動するだけで、リッド2の鎖錠状態は解消されな
いから、ハンドル13が無理に操作されるのを回避でき
る。勿論、キイシリンダ18により連係レバー11を第3図
の実線示の位置に戻してリッド2を解錠状態とするとき
にも、連係レバー11の弾性爪11bが突起19を乗越えるか
ら、操作者は、感触でリッド2の解錠状態を明確に知る
ことができる。
は、キイによりキイシリンダ18を操作して、連係レバー
11を第3図の仮想線示の位置にすればよい。即ち、キイ
シリンダ18で連係レバー11を強制的に第3図の実線示の
位置から仮想線示の位置に移動させると、この間に連係
レバー11の弾性爪11bが突起19を乗越えるから、操作者
は感触でキイシリンダ18が鎖錠位置になったことを知る
ことができる。換言すれば、連係レバー11のこの位置で
は、連係レバー11の操作アーム11cがハンドル13の操作
レバー13aの運動軌跡外に退避されることになる。した
がって、手でハンドル13を操作しても、ハンドル13が自
由に回動するだけで、リッド2の鎖錠状態は解消されな
いから、ハンドル13が無理に操作されるのを回避でき
る。勿論、キイシリンダ18により連係レバー11を第3図
の実線示の位置に戻してリッド2を解錠状態とするとき
にも、連係レバー11の弾性爪11bが突起19を乗越えるか
ら、操作者は、感触でリッド2の解錠状態を明確に知る
ことができる。
第2図から理解できるように、図示実施例によるグロー
ブボックスの外観は、ハンドル13及びキイシリンダ18が
リッド2の一側に寄つた配置となるから、変化に富んだ
外観となり、商品性も高くなる。
ブボックスの外観は、ハンドル13及びキイシリンダ18が
リッド2の一側に寄つた配置となるから、変化に富んだ
外観となり、商品性も高くなる。
なお、前記実施例においては、リッドタイプのグローブ
ボックスに本考案を施した例を説明したけれども、本考
案は、所謂バケットタイプのグローブボックスにも適用
可能であるのは指摘するまでもない。
ボックスに本考案を施した例を説明したけれども、本考
案は、所謂バケットタイプのグローブボックスにも適用
可能であるのは指摘するまでもない。
−考案の効果− 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、外観
が変化に富み、運転者が操作し易いグローブボックスの
施解錠操作装置を得ることができ、キイシリンダで操作
される連係レバーを介してハンドルによりロック装置を
操作する構造としたから、施錠状態におけるハンドルは
自由になり、無理な操作によりハンドルが破壊されるこ
とがなく、キイシリンダの操作時に施解錠状態を触感で
確認できる使い勝手のよう構造を提供できる。
が変化に富み、運転者が操作し易いグローブボックスの
施解錠操作装置を得ることができ、キイシリンダで操作
される連係レバーを介してハンドルによりロック装置を
操作する構造としたから、施錠状態におけるハンドルは
自由になり、無理な操作によりハンドルが破壊されるこ
とがなく、キイシリンダの操作時に施解錠状態を触感で
確認できる使い勝手のよう構造を提供できる。
第1図は本考案による施解錠操作装置の正面図、第2図
は同施解錠操作装置を組込んだグローブボックスの全体
斜視図、第3図は同施解錠操作装置の裏面図、第4図は
第1図のIV−IV線に沿う断面図、第5図は第1図のV−
V線に沿う断面図、第6図は従来のグローブボックスの
全体斜視図、第7図は第6図のVII−VII線に沿う断面図
である。 2…リッド(グローブボックス開閉体)、3…ロック装
置、11…連係レバー、11a…従動アーム、11b…弾性爪、
11c…操作アーム、12…操作ロッド、13…ハンドル、17
…キイシリンダハウジング、18…キイシリンダ、19…突
起。
は同施解錠操作装置を組込んだグローブボックスの全体
斜視図、第3図は同施解錠操作装置の裏面図、第4図は
第1図のIV−IV線に沿う断面図、第5図は第1図のV−
V線に沿う断面図、第6図は従来のグローブボックスの
全体斜視図、第7図は第6図のVII−VII線に沿う断面図
である。 2…リッド(グローブボックス開閉体)、3…ロック装
置、11…連係レバー、11a…従動アーム、11b…弾性爪、
11c…操作アーム、12…操作ロッド、13…ハンドル、17
…キイシリンダハウジング、18…キイシリンダ、19…突
起。
Claims (1)
- 【請求項1】グローブボックス開閉体の幅方向中央部に
設けるロック装置を、前記グローブボックス開閉体の一
側に設けるキイシリンダ及び該キイシリンダに近接した
しかも該キイシリンダよりも更に側方のグローブボック
ス開閉体に配されるハンドルによって操作されるグロー
ブボックスの施解錠操作装置であって、 前記キイシリンダに回動可能に支持される連係レバーの
操作アームを前記ロック装置の施解錠操作部に接続され
た操作ロッドの一端部に係合すると共に、前記連係レバ
ーの従動アームを前記ハンドルの操作レバーにより作動
させるように配し、前記連係レバーに設ける弾性爪を、
キイシリンダによる回動時のみに乗り越えられるよう
に、前記キイシリンダが回転操作可能に支持されたキイ
シリンダハウジングの周面に設ける突起に臨ませたこと
を特徴とするグローブボックスの施解錠操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9065187U JPH072908Y2 (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | グロ−ブボックスの施解錠操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9065187U JPH072908Y2 (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | グロ−ブボックスの施解錠操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63198769U JPS63198769U (ja) | 1988-12-21 |
JPH072908Y2 true JPH072908Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=30950709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9065187U Expired - Lifetime JPH072908Y2 (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | グロ−ブボックスの施解錠操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072908Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61130576A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-18 | 白木金属工業株式会社 | グラブドアロツク装置 |
-
1987
- 1987-06-12 JP JP9065187U patent/JPH072908Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63198769U (ja) | 1988-12-21 |
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