JP2581277Y2 - 盗難防止用パネルカバー - Google Patents
盗難防止用パネルカバーInfo
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- JP2581277Y2 JP2581277Y2 JP6354692U JP6354692U JP2581277Y2 JP 2581277 Y2 JP2581277 Y2 JP 2581277Y2 JP 6354692 U JP6354692 U JP 6354692U JP 6354692 U JP6354692 U JP 6354692U JP 2581277 Y2 JP2581277 Y2 JP 2581277Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建設機械、主にブルド−
ザにおけるダッシュボ−ドパネルカバ−に係り、特に車
両における部品の盗難防止と破壊防止とを図った盗難防
止用パネルカバ−に関する。
ザにおけるダッシュボ−ドパネルカバ−に係り、特に車
両における部品の盗難防止と破壊防止とを図った盗難防
止用パネルカバ−に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブルド−ザ等においては車両の休
止中に、ダッシュボ−ドパネル等をむき出しのままにし
て置くと、ダッシュボ−ドパネルが他人に悪戯されてダ
ッシュボ−ド内の計器等が盗まれたり、あるいは盗まれ
ないまでも、悪戯により破壊されてしまうことがある。
こうした盗難や破壊を防止するため、休車時にはパネル
にカバ−し、運転時にはカバ−をパネルから取外すよう
にする工夫がなされている。しかして従来のパネルカバ
−は、あまり外観を重視しておらず、しかもダッシュボ
−ド本体が鉄板製であるところから、これをカバ−する
パネルカバ−との間に多少の干渉があっても無理しても
ロックキ−が掛かれば良いと云う程度のものであり、し
たがって車両の運転時には外してパネルカバ−を別の場
所に納めるか、あるいはダッシュボ−ドの上面に設けら
れたカバ−の場合は、カバ−の裏面に設けられた補強の
リブが反転により外に露出するような不体裁のままであ
ってもダッシュボ−ド上面に回転させて納めるようにし
ていた。
止中に、ダッシュボ−ドパネル等をむき出しのままにし
て置くと、ダッシュボ−ドパネルが他人に悪戯されてダ
ッシュボ−ド内の計器等が盗まれたり、あるいは盗まれ
ないまでも、悪戯により破壊されてしまうことがある。
こうした盗難や破壊を防止するため、休車時にはパネル
にカバ−し、運転時にはカバ−をパネルから取外すよう
にする工夫がなされている。しかして従来のパネルカバ
−は、あまり外観を重視しておらず、しかもダッシュボ
−ド本体が鉄板製であるところから、これをカバ−する
パネルカバ−との間に多少の干渉があっても無理しても
ロックキ−が掛かれば良いと云う程度のものであり、し
たがって車両の運転時には外してパネルカバ−を別の場
所に納めるか、あるいはダッシュボ−ドの上面に設けら
れたカバ−の場合は、カバ−の裏面に設けられた補強の
リブが反転により外に露出するような不体裁のままであ
ってもダッシュボ−ド上面に回転させて納めるようにし
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら近年、建
設機械と云えども斬新なデザインの物が市場ニ−スとし
て好まれるようになって来ている。したがってダッシュ
ボ−ドもデザインの改良により、金属製のごつごつした
ものから当たりの柔らかなプラスチック製が用いられる
ようになり、これに伴いパネルカバ−もそのデザインに
合ったものが必要となって来ている。また、ダッシュダ
ッシュボ−ド本体とそのパネルカバ−との干渉によるキ
ズを防止するため取付け時の構造の見直しが必要となっ
ている。
設機械と云えども斬新なデザインの物が市場ニ−スとし
て好まれるようになって来ている。したがってダッシュ
ボ−ドもデザインの改良により、金属製のごつごつした
ものから当たりの柔らかなプラスチック製が用いられる
ようになり、これに伴いパネルカバ−もそのデザインに
合ったものが必要となって来ている。また、ダッシュダ
ッシュボ−ド本体とそのパネルカバ−との干渉によるキ
ズを防止するため取付け時の構造の見直しが必要となっ
ている。
【0004】本考案はこれに鑑み、デザイン性を向上さ
せると共に、ダッシュボ−ド本体とそのパネルカバ−と
の干渉を防止し、さらに休車時のロックを行うことので
きる盗難防止用パネルカバ−を提供して従来技術の持つ
欠点の解消を図ることを目的としてなされたものであ
る。
せると共に、ダッシュボ−ド本体とそのパネルカバ−と
の干渉を防止し、さらに休車時のロックを行うことので
きる盗難防止用パネルカバ−を提供して従来技術の持つ
欠点の解消を図ることを目的としてなされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の問題点を
解決する手段として本考案の請求項1はモニタパネルお
よびスイッチ類を内装するダッシュボ−ド本体の上部
に、上カバ−、中カバ−および下カバ−からなり、隣合
うカバ−同士をヒンジにより屈曲可能に連結したパネル
カバ−のうちの該上カバ−を固定して、中カバ−を内側
に、下カバ−を外側にして折たたみ可能とすると共に、
展開した前記中カバ−および下カバ−を前記ダッシュボ
−ドの表面を覆う長さに形成したことを特徴とし、請求
項2は請求項1において、前記パネルカバ−には折たた
み時、上カバ−の上面に設けた第1ロック板ばねと、中
カバ−の内側に該第1ロック板ばねと係合する第1ロッ
クバ−を、外側に第2ロック板ばねを、下カバ−に該第
2ロック板ばねと係合する第2ロックバ−をそれぞれ設
けたことを特徴とし、請求項3は請求項1において、前
記パネルカバ−には、下カバ−の内面にそれぞれゴムグ
ロメットストッパを設けたことを特徴とし、請求項4は
請求項1において、前記パネルカバ−には、下カバ−の
位置決め用ガイドがダッシュボ−ド側に設けたキ−本体
に嵌合したとき、該ダッシュボ−ドとの間をロックさせ
るプレ−トを設けたことを特徴とする。
解決する手段として本考案の請求項1はモニタパネルお
よびスイッチ類を内装するダッシュボ−ド本体の上部
に、上カバ−、中カバ−および下カバ−からなり、隣合
うカバ−同士をヒンジにより屈曲可能に連結したパネル
カバ−のうちの該上カバ−を固定して、中カバ−を内側
に、下カバ−を外側にして折たたみ可能とすると共に、
展開した前記中カバ−および下カバ−を前記ダッシュボ
−ドの表面を覆う長さに形成したことを特徴とし、請求
項2は請求項1において、前記パネルカバ−には折たた
み時、上カバ−の上面に設けた第1ロック板ばねと、中
カバ−の内側に該第1ロック板ばねと係合する第1ロッ
クバ−を、外側に第2ロック板ばねを、下カバ−に該第
2ロック板ばねと係合する第2ロックバ−をそれぞれ設
けたことを特徴とし、請求項3は請求項1において、前
記パネルカバ−には、下カバ−の内面にそれぞれゴムグ
ロメットストッパを設けたことを特徴とし、請求項4は
請求項1において、前記パネルカバ−には、下カバ−の
位置決め用ガイドがダッシュボ−ド側に設けたキ−本体
に嵌合したとき、該ダッシュボ−ドとの間をロックさせ
るプレ−トを設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、本考案によるパネルカバ−
は収納時、構成する各カバ−同士が固定され、また、収
納時および取付時には各カバ−同士およびダッシュボ−
ドとの干渉の際に発生する傷付きはゴムグロメットによ
り防止され、さらにパネルカバ−の取付時、ダッシュボ
−ドとのロックがプレ−トによりスム−ズに行える。
は収納時、構成する各カバ−同士が固定され、また、収
納時および取付時には各カバ−同士およびダッシュボ−
ドとの干渉の際に発生する傷付きはゴムグロメットによ
り防止され、さらにパネルカバ−の取付時、ダッシュボ
−ドとのロックがプレ−トによりスム−ズに行える。
【0007】
【実施例】図1は本考案にかかる盗難防止用パネルカバ
−の取付時(休車状態)の一実施例の側面を示し、図2
は図1の背面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図
3のZ視図、図5は図1のB−B断面図、図6は図1の
C−C断面図、図7は図2のD−D断面図、図8は図2
のE−E断面図、図9は図2のF−F断面図、図10は
図2のG−G断面図、図11は本考案にかかる盗難防止
用パネルカバ−の収納時(車両運転時)状態から取付時
(車両休車時)状態に至る過程を示す側面図である。
−の取付時(休車状態)の一実施例の側面を示し、図2
は図1の背面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図
3のZ視図、図5は図1のB−B断面図、図6は図1の
C−C断面図、図7は図2のD−D断面図、図8は図2
のE−E断面図、図9は図2のF−F断面図、図10は
図2のG−G断面図、図11は本考案にかかる盗難防止
用パネルカバ−の収納時(車両運転時)状態から取付時
(車両休車時)状態に至る過程を示す側面図である。
【0008】以下、本考案を図1乃至図11に示す一実
施例を参照して説明する。図1の1点鎖線はダッシュボ
−ド本体1で、実線はダッシュボ−ド本体1の表面に本
考案のパネルをカバ−した状態、2点鎖線はカバ−を折
りたたんだ状態を示す。本考案の請求項1はモニタパネ
ル1aおよびスイッチ類1bを内装するダッシュボ−ド
本体1の上部に、上カバ−2a、中カバ−2bおよび下
カバ−2cからなり、隣合うカバ−同士をヒンジ3,4
により屈曲可能に連結したパネルカバ−2のうちの該上
カバ−2aを固定して、中カバ−2bを内側に、下カバ
−2cを外側にして折たたみ可能とすると共に、展開し
た前記中カバ−2bおよび下カバ−2cを前記ダッシュ
ボ−ド1の表面を覆う長さに形成したもので構成され、
請求項2は前記パネルカバ−2には折たたみ時、上カバ
−2aの上面に設けた第1ロック板ばね5と、中カバ−
2bの内側に該第1ロック板ばね5と係合する第1ロッ
クバ−6を、外側に第2ロック板ばね7を、下カバ−2
cに該第2ロック板ばね7と係合する第2ロックバ−8
をそれぞれ設けたもの、請求項3は前記パネルカバ−2
には、下カバ−2cの内面にそれぞれゴムグロメットス
トッパ9,10を設けたもの、請求項4は前記パネルカ
バ−2には、下カバ−2cの位置決め用ガイド11がダ
ッシュボ−ド1側に設けたキ−本体12に嵌合したと
き、該ダッシュボ−ド1との間をロックさせるプレ−ト
13を設けたものでそれぞれ構成されている。
施例を参照して説明する。図1の1点鎖線はダッシュボ
−ド本体1で、実線はダッシュボ−ド本体1の表面に本
考案のパネルをカバ−した状態、2点鎖線はカバ−を折
りたたんだ状態を示す。本考案の請求項1はモニタパネ
ル1aおよびスイッチ類1bを内装するダッシュボ−ド
本体1の上部に、上カバ−2a、中カバ−2bおよび下
カバ−2cからなり、隣合うカバ−同士をヒンジ3,4
により屈曲可能に連結したパネルカバ−2のうちの該上
カバ−2aを固定して、中カバ−2bを内側に、下カバ
−2cを外側にして折たたみ可能とすると共に、展開し
た前記中カバ−2bおよび下カバ−2cを前記ダッシュ
ボ−ド1の表面を覆う長さに形成したもので構成され、
請求項2は前記パネルカバ−2には折たたみ時、上カバ
−2aの上面に設けた第1ロック板ばね5と、中カバ−
2bの内側に該第1ロック板ばね5と係合する第1ロッ
クバ−6を、外側に第2ロック板ばね7を、下カバ−2
cに該第2ロック板ばね7と係合する第2ロックバ−8
をそれぞれ設けたもの、請求項3は前記パネルカバ−2
には、下カバ−2cの内面にそれぞれゴムグロメットス
トッパ9,10を設けたもの、請求項4は前記パネルカ
バ−2には、下カバ−2cの位置決め用ガイド11がダ
ッシュボ−ド1側に設けたキ−本体12に嵌合したと
き、該ダッシュボ−ド1との間をロックさせるプレ−ト
13を設けたものでそれぞれ構成されている。
【0009】ブルド−ザ等の建設車両の運転席の前面に
設けられたダッシュボ−ド本体1はプラスチック等の材
質で作られ、その上面には鋼板製のパネルカバ−2の上
カバ−2aがボルト14により固着され、また、ボルト
14に近接して図9に示すように第1ロック板ばね5が
ビス等により固着されている。上カバ−2aと中カバ−
2b、および中カバ−2bと下カバ−2cとはそれぞれ
ヒンジ3,4により屈曲可能に連結されている。ヒンジ
3,4はピン部の錆び付きを防止するため、従来のよう
に左右を1本のピンで連結せず、それぞれ別の短いピン
により構成してある。すなわち、ヒンジ3は図5に示す
ように上カバ−2aにピン3aを固着して、このピン3
aを中カバ−2bに貫通させて中カバ−2bをピン3a
の回りに回転可能とし、抜け止め用として左右からワッ
シャ3bをピン3aに固定したものである。同様にヒン
ジ4は図6に示すように下カバ−2cをボス4bを介し
てピン4aに固着し、中カバ−2bと一体としたボス4
cにピン4aを貫通させてピン4aの周りに回転可能と
したものでワッシャ4dは抜け止めである。中カバ−2
bは両側に直角の面を有して中央部は平板に形成され、
開いた時にダッシュボ−ド本体1に面する側に図10に
示すように前記第2ロック板ばね7が、その裏側面には
前記第1ロック板ばね5と係合する取っ手状に形成され
た前記第2ロックバ−6が設けられている。下カバ−2
cはダッシュボ−ド本体1の上に折りたたまれた時に、
中カバ−2bを覆うように適宜高さを有する容器状に形
成されている。中カバ−2bと下カバ−2cとの間には
ヒンジ4に近接してダッシュボ−ド本体1側となる面
(図7および図8に示す)にそれぞれゴムグロメットス
トッパ9,10が下カバ−2c側に設けられている。こ
れによりゴムグロメットストッパ9はダッシュボ−ド本
体1との干渉が、ゴムグロメットストッパ10は中カバ
−2bと下カバ−2cとの干渉が防止されるようになっ
ている。ダッシュボ−ド本体1の下部にはブラケット1
5の一端15aがボルト14により一体に取着され、ブ
ラケット15の開放された他端にはプレ−ト16が固着
されて、このプレ−ト16の孔にキ−本体12が回転可
能に取着されている。そしてキ−12の軸方向内端部に
は垂直方向にレバ−17が固着されている。また、プレ
−ト16の端面にはリング18が固着されている。これ
に対して下カバ−2cには下部部分に所定大きさの穴が
設けられていて、この穴にはリング18の外径に嵌まり
合うゴムグロメットからなる位置決め用ガイド11が設
けられている。さらに下カバ−2cには前記レバ−17
がキ−本体12の軸を中心に回転したとき、これを穴1
3aに受け入れてダッシュボ−ド本体1との間をロック
するプレ−ト13が設けられている。
設けられたダッシュボ−ド本体1はプラスチック等の材
質で作られ、その上面には鋼板製のパネルカバ−2の上
カバ−2aがボルト14により固着され、また、ボルト
14に近接して図9に示すように第1ロック板ばね5が
ビス等により固着されている。上カバ−2aと中カバ−
2b、および中カバ−2bと下カバ−2cとはそれぞれ
ヒンジ3,4により屈曲可能に連結されている。ヒンジ
3,4はピン部の錆び付きを防止するため、従来のよう
に左右を1本のピンで連結せず、それぞれ別の短いピン
により構成してある。すなわち、ヒンジ3は図5に示す
ように上カバ−2aにピン3aを固着して、このピン3
aを中カバ−2bに貫通させて中カバ−2bをピン3a
の回りに回転可能とし、抜け止め用として左右からワッ
シャ3bをピン3aに固定したものである。同様にヒン
ジ4は図6に示すように下カバ−2cをボス4bを介し
てピン4aに固着し、中カバ−2bと一体としたボス4
cにピン4aを貫通させてピン4aの周りに回転可能と
したものでワッシャ4dは抜け止めである。中カバ−2
bは両側に直角の面を有して中央部は平板に形成され、
開いた時にダッシュボ−ド本体1に面する側に図10に
示すように前記第2ロック板ばね7が、その裏側面には
前記第1ロック板ばね5と係合する取っ手状に形成され
た前記第2ロックバ−6が設けられている。下カバ−2
cはダッシュボ−ド本体1の上に折りたたまれた時に、
中カバ−2bを覆うように適宜高さを有する容器状に形
成されている。中カバ−2bと下カバ−2cとの間には
ヒンジ4に近接してダッシュボ−ド本体1側となる面
(図7および図8に示す)にそれぞれゴムグロメットス
トッパ9,10が下カバ−2c側に設けられている。こ
れによりゴムグロメットストッパ9はダッシュボ−ド本
体1との干渉が、ゴムグロメットストッパ10は中カバ
−2bと下カバ−2cとの干渉が防止されるようになっ
ている。ダッシュボ−ド本体1の下部にはブラケット1
5の一端15aがボルト14により一体に取着され、ブ
ラケット15の開放された他端にはプレ−ト16が固着
されて、このプレ−ト16の孔にキ−本体12が回転可
能に取着されている。そしてキ−12の軸方向内端部に
は垂直方向にレバ−17が固着されている。また、プレ
−ト16の端面にはリング18が固着されている。これ
に対して下カバ−2cには下部部分に所定大きさの穴が
設けられていて、この穴にはリング18の外径に嵌まり
合うゴムグロメットからなる位置決め用ガイド11が設
けられている。さらに下カバ−2cには前記レバ−17
がキ−本体12の軸を中心に回転したとき、これを穴1
3aに受け入れてダッシュボ−ド本体1との間をロック
するプレ−ト13が設けられている。
【0010】つぎに作用を説明する。まず、車両の運転
時には、ダッシュボ−ド本体1に対するパネルカバ−2
は必要がないので、中カバ−2bの第1ロックバ−6を
掴んで固定された上カバ−2aの上に中カバ−2bを屈
曲させ、その上部に下カバ−2cを屈曲させるとダッシ
ュボ−ド本体1の上面には下カバ−2cが蓋形の容器に
よりカバ−された状態となる。すなわち、第1ロックバ
−6は上カバ−2aの第1ロック板ばね5と係合し、ま
た、中カバ−2bの第2ロック板ばね7は下カバ−2c
の第2ロックバ−8と係合するため、図1の2点鎖線に
示すようにパネルカバ−2の収納がガタつくことなく安
定する。このときゴムグロメットストッパ10は中カバ
−2bと下カバ−2cとの干渉するのを防止している。
つぎに、車両の休車時にはダッシュボ−ド本体1にカバ
−するため、図11(1)の位置において上カバ−2a
から中カバ−2bと下カバ−2cの係合を外して展開
し、(2)の位置まで起こし、つぎに第2ロック板ばね
7と第2ロックバ−8と係合を外して中カバ−2bから
下カバ−2cをヒンジ4を支点として回動させて、
(3)の位置とし、そのあと下カバ−2cをダッシュボ
−ド本体1の下側まで下ろして(4)の実線の位置にす
ると、この位置は図1の実線位置と一致する。このとき
下カバ−2cのゴムグロメットストッパ9は、プラスチ
ック製のダッシュボ−ド本体1と直接接触してボ−ド本
体1を傷付けるのを防止している。また、ダッシュボ−
ド本体1と下カバ−2cとの固定はダッシュボ−ド本体
1の下部に設けられたプレ−ト16の端面に取着された
リング18と、下カバ−2cの穴状の位置決めガイド1
1とに多少のガタがあっても係合し、その上でリング1
8と同芯のキ−本体12を回転させると、キ−本体12
と同軸上に固着されたレバ−17の先端が回転して下カ
バ−2c内に設けられたプレ−ト13の穴13aに係合
する。これによりダッシュボ−ド本体1とパネルカバ−
2とは固定される。そしてロックを外すには、キ−本体
12を回転させてレバ−17とプレ−ト13の穴13a
の係合を外すことにより行える。パネルカバ−2を再
び、折りたたむ場合には図11に示した矢印を逆向きと
なるように移動させれば(4)の位置より(1)の2点
鎖線位置(車両の運転状態)に戻すことができる。
時には、ダッシュボ−ド本体1に対するパネルカバ−2
は必要がないので、中カバ−2bの第1ロックバ−6を
掴んで固定された上カバ−2aの上に中カバ−2bを屈
曲させ、その上部に下カバ−2cを屈曲させるとダッシ
ュボ−ド本体1の上面には下カバ−2cが蓋形の容器に
よりカバ−された状態となる。すなわち、第1ロックバ
−6は上カバ−2aの第1ロック板ばね5と係合し、ま
た、中カバ−2bの第2ロック板ばね7は下カバ−2c
の第2ロックバ−8と係合するため、図1の2点鎖線に
示すようにパネルカバ−2の収納がガタつくことなく安
定する。このときゴムグロメットストッパ10は中カバ
−2bと下カバ−2cとの干渉するのを防止している。
つぎに、車両の休車時にはダッシュボ−ド本体1にカバ
−するため、図11(1)の位置において上カバ−2a
から中カバ−2bと下カバ−2cの係合を外して展開
し、(2)の位置まで起こし、つぎに第2ロック板ばね
7と第2ロックバ−8と係合を外して中カバ−2bから
下カバ−2cをヒンジ4を支点として回動させて、
(3)の位置とし、そのあと下カバ−2cをダッシュボ
−ド本体1の下側まで下ろして(4)の実線の位置にす
ると、この位置は図1の実線位置と一致する。このとき
下カバ−2cのゴムグロメットストッパ9は、プラスチ
ック製のダッシュボ−ド本体1と直接接触してボ−ド本
体1を傷付けるのを防止している。また、ダッシュボ−
ド本体1と下カバ−2cとの固定はダッシュボ−ド本体
1の下部に設けられたプレ−ト16の端面に取着された
リング18と、下カバ−2cの穴状の位置決めガイド1
1とに多少のガタがあっても係合し、その上でリング1
8と同芯のキ−本体12を回転させると、キ−本体12
と同軸上に固着されたレバ−17の先端が回転して下カ
バ−2c内に設けられたプレ−ト13の穴13aに係合
する。これによりダッシュボ−ド本体1とパネルカバ−
2とは固定される。そしてロックを外すには、キ−本体
12を回転させてレバ−17とプレ−ト13の穴13a
の係合を外すことにより行える。パネルカバ−2を再
び、折りたたむ場合には図11に示した矢印を逆向きと
なるように移動させれば(4)の位置より(1)の2点
鎖線位置(車両の運転状態)に戻すことができる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、モニタパ
ネルおよびスイッチ類を内装するダッシュボ−ド本体の
上部に、上カバ−、中カバ−および下カバ−からなり、
隣合うカバ−同士をヒンジにより屈曲可能に連結したパ
ネルカバ−のうちの該上カバ−を固定して、中カバ−を
内側に、下カバ−を外側にして折たたみ可能とすると共
に、展開した前記中カバ−および下カバ−を前記ダッシ
ュボ−ドの表面を覆う長さに形成し、前記パネルカバ−
には折たたみ時、上カバ−の上面に設けた第1ロック板
ばねと、中カバ−の内側に該第1ロック板ばねと係合す
る第1ロックバ−を、外側に第2ロック板ばねを、下カ
バ−に該第2ロック板ばねと係合する第2ロックバ−を
それぞれ設け、また、下カバ−の内面にそれぞれゴムグ
ロメットストッパを設け、さらに下カバ−の位置決め用
ガイドがダッシュボ−ド側に設けたキ−本体に嵌合した
とき、該ダッシュボ−ドとの間をロックさせるプレ−ト
を設けたから、車両の運転時および休車時におけるパネ
ルカバ−のデザイン性が向上すると共に、収納状態およ
び取付状態ともガタなく、しかも干渉により他部品に傷
付けることなく安定してロックすることができ、したが
って休車時における計器類の盗難を防止することができ
る。
ネルおよびスイッチ類を内装するダッシュボ−ド本体の
上部に、上カバ−、中カバ−および下カバ−からなり、
隣合うカバ−同士をヒンジにより屈曲可能に連結したパ
ネルカバ−のうちの該上カバ−を固定して、中カバ−を
内側に、下カバ−を外側にして折たたみ可能とすると共
に、展開した前記中カバ−および下カバ−を前記ダッシ
ュボ−ドの表面を覆う長さに形成し、前記パネルカバ−
には折たたみ時、上カバ−の上面に設けた第1ロック板
ばねと、中カバ−の内側に該第1ロック板ばねと係合す
る第1ロックバ−を、外側に第2ロック板ばねを、下カ
バ−に該第2ロック板ばねと係合する第2ロックバ−を
それぞれ設け、また、下カバ−の内面にそれぞれゴムグ
ロメットストッパを設け、さらに下カバ−の位置決め用
ガイドがダッシュボ−ド側に設けたキ−本体に嵌合した
とき、該ダッシュボ−ドとの間をロックさせるプレ−ト
を設けたから、車両の運転時および休車時におけるパネ
ルカバ−のデザイン性が向上すると共に、収納状態およ
び取付状態ともガタなく、しかも干渉により他部品に傷
付けることなく安定してロックすることができ、したが
って休車時における計器類の盗難を防止することができ
る。
【図1】本考案にかかる盗難防止用パネルカバ−の一実
施例を示す側面による説明図である。
施例を示す側面による説明図である。
【図2】図1の背面を示す説明図である。
【図3】図2のA−A断面を示す説明図である。
【図4】図3のZ視による説明図である。
【図5】図1のB−B断面を示す説明図である。
【図6】図1のC−C断面を示す説明図である。
【図7】図2のD−D断面を示す説明図である。
【図8】図2のE−E断面を示す説明図である。
【図9】図2のF−F断面を示す説明図である。
【図10】図2のG−G断面を示す説明図である。
【図11】図1における収納(折りたたみ)状態から取
付(カバ−)状態に至る過程を示す側面の説明図であ
る。
付(カバ−)状態に至る過程を示す側面の説明図であ
る。
1 ダッシュボ−ド本体 1a モニタパネル 1b スイッチ類 2 パネルカバ− 2a 上カバ− 2b 中カバ− 2c 下カバ− 3,4 ヒンジ 5 第1ロック板ばね 6 第1ロックバ− 7 第2ロック板ばね 8 第2ロックバ− 9 ゴムグロメットストッパ 10 〃 11 位置決め用ガイド 12 キ−本体 13 プレ−ト
Claims (4)
- 【請求項1】 モニタパネルおよびスイッチ類を内装す
るダッシュボ−ド本体の上部に、上カバ−、中カバ−お
よび下カバ−からなり、隣合うカバ−同士をヒンジによ
り屈曲可能に連結したパネルカバ−のうちの該上カバ−
を固定して、中カバ−を内側に、下カバ−を外側にして
折たたみ可能とすると共に、展開した前記中カバ−およ
び下カバ−を前記ダッシュボ−ドの表面を覆う長さに形
成したことを特徴とする盗難防止用パネルカバ−。 - 【請求項2】 前記パネルカバ−には折たたみ時、上カ
バ−の上面に設けた第1ロック板ばねと、中カバ−の内
側に該第1ロック板ばねと係合する第1ロックバ−を、
外側に第2ロック板ばねを、下カバ−に該第2ロック板
ばねと係合する第2ロックバ−をそれぞれ設けたことを
特徴とする請求項1記載の盗難防止用パネルカバ−。 - 【請求項3】 前記パネルカバ−には、下カバ−の内面
にそれぞれゴムグロメットストッパを設けたことを特徴
とする請求項1記載の盗難防止用パネルカバ−。 - 【請求項4】 前記パネルカバ−には、下カバ−の位置
決め用ガイドがダッシュボ−ド側に設けたキ−本体に嵌
合したとき、該ダッシュボ−ドとの間をロックさせるプ
レ−トを設けたことを特徴とする請求項1記載の盗難防
止用パネルカバ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6354692U JP2581277Y2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 盗難防止用パネルカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6354692U JP2581277Y2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 盗難防止用パネルカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618113U JPH0618113U (ja) | 1994-03-08 |
JP2581277Y2 true JP2581277Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=13232339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6354692U Expired - Lifetime JP2581277Y2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 盗難防止用パネルカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581277Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP6354692U patent/JP2581277Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0618113U (ja) | 1994-03-08 |
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