JP4125424B2 - アウターハンドル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のドアに設けられるアウターハンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、アウターハンドル装置として、ドアの外板にボディを取り付け、その凹部に収容した操作ノブを押込み操作することによりドアのロックを解除するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記アウターハンドル装置では、凹部の内側面に形成したリブによって操作ノブの外側面をガイドするようにしているため、凹部と操作ノブとの間に隙間が形成されることは避けられない。このため、隙間からリブが見えることになり、好ましい外観を提供できない。また、隙間はリブの高さ寸法に相当する大きなものであるため、泥やゴミ等が侵入し、操作ノブの押込み操作が阻害される恐れがあり、場合によっては外側面の目視可能な位置に傷が付くことも想定される。
【0004】
そこで、本発明は、操作性の良い外観に優れた操作ノブを備えたアウターハンドル装置を提供することを課題とする。
【0005】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
ドアの外板に取り付けられるボディの凹部に収容される操作ノブを押込み操作することによりドアを開放するようにしたアウターハンドル装置において、
前記ボディの凹部中央に、ガイド部を形成する一方、前記操作ノブに、前記ガイド部にガイドされる被ガイド部を形成し、
前記ガイド部を、ボディの凹部中央に形成した突出部と、該突出部の側部に形成したリブとで構成する一方、
前記被ガイド部を、前記突出部をガイドする筒部と、前記リブが摺動自在に係合する溝部とで構成したものである。
【0007】
さらに、前記操作ノブが略四角形状とされると共に、前記被ガイド部の溝部が、操作ノブの4隅に形成されるのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
【0009】
図1は、本実施形態に係るアウターハンドル装置を示す。このアウターハンドル装置は、自動車等の車両のドア、例えば、バックドアに設けられるもので、大略、ドアの外板1に取り付けられるボディ2と、このボディ2の凹部4に押込み操作可能に収容される操作ノブ3とで構成されている。
【0010】
前記ボディ2は略四角形状で、中央部上方側には略矩形状の凹部4が形成されている。凹部4の中央にはガイド部5が形成されている。ガイド部5は、円筒状の突出部6と、その外周の4箇所に等分に形成されて突出方向に延びるリブ7とで構成されている。突出部6の上端開口部には対向方向に向かって延設部8が形成されている。突出部6の内側には、図示しないドア開閉装置を駆動するためのシリンダ錠9が取り付けられている。なお、ボディ2の下方(凹部よりも下方の部分)の背面側には補助ボディ10が装着されている。補助ボディ10の装着部分は、ドアの外板1から離れた位置にあり、指を引っ掛けることにより、ドアの開放や操作ノブ3の押込み操作を行うために利用されるようになっている。
【0011】
前記シリンダ錠9は、キー(図示せず)をロータ11に差し込んで、シリンダ12内でロータ11を回転操作することにより、ロック又はアンロック状態にできるようになっている。また、シリンダ錠9は、ボディ2にスプリング13によって突出方向に付勢された状態で取り付けられ、アンロック状態で押込み操作することにより、ロッド14で操作片15を押圧し、図示しないリンク機構を介してドア開閉装置を駆動することによりドアを開放可能となっている。
【0012】
前記操作ノブ3は、前記ボディ2の凹部4に丁度収容される大きさの略矩形枠体形状である。操作ノブ3の中央には開口部16が形成され、その内縁対向位置から一対の規制片17が延設されている。規制片17には係止凹部18がそれぞれ形成され、そこには前記シリンダ錠9の係止突部が係止されるようになっている。そして、この係止状態では、シリンダ錠9の前面部が前記開口部16に位置するようになっている。また、前記規制片17は、操作ノブ3をボディ2の凹部4に配設した際、前記延設部8によって回転方向に位置規制されるようになっている。また、操作ノブ3の開口部16の周囲には、前記ボディ2の突出部6の外周面を摺動する被ガイド筒部19が形成され、そこから操作ノブ3の4隅に向かってそれぞれ補強リブ20が形成されている。また、被ガイド筒部19及び補強リブ20には、被ガイド筒部19の先端面から基部側に向かって溝部21がそれぞれ形成されている。各溝部21には、前記ボディ2に形成したリブ7が摺動自在に係合し、操作ノブ3を押込み操作する際のがたつきをなくし、スムーズな動作を可能としている。
【0013】
前記アウターハンドル装置は、補助ボディ10を一体化したボディ2にシリンダ錠9を取り付け、外板1に形成した開口部分に装着し、シリンダ錠9の先端部分に操作ノブ3を装着することにより組み立てられる。
【0014】
前記操作ノブ3は、規制片17を弾性変形させながら、その係止凹部18に突出部6の係止突部を係止されることにより装着される。この装着状態で、前記規制片17は、突出部6の端部開口近傍に位置し、操作ノブ3を押込み操作すると、突出部6の内周を摺動し、外方への変形を阻止される。これにより、操作ノブ3の押込み操作中に係止突部が係止凹部18から脱落することはない。また、操作ノブ3の被ガイド筒部19は、突出部6の外面に沿って移動すると共に、操作ノブ3の溝部21にはボディ2のリブ7が摺動する。つまり、操作ノブ3は、その被ガイド筒部19を突出部6に、溝部21を突出部6にそれぞれガイドされることになり、がたつくことなく、押込み操作可能となる。これにより、操作ノブ3の外側面とボディ2の凹部4の内側面との間隙寸法を小さく抑えても、押込み操作中に引っ掛かる等の不具合はない。
【0015】
また、補強用のリブ20に溝部21を形成しているので、特別に溝部を形成するための肉厚部を設ける必要がなく、構造が簡単で軽量化を図ることができる。その上、溝部21は操作の部3の四隅まで形成されているので、さらに軽量化を図ることができる。
【0016】
なお、スプリングによって突出方向に付勢されたシリンダ錠に操作ノブを取り付け、アンロック状態で押込み操作するようにしたタイプのアウターハンドル装置において、例えば、衝突や強い振動による衝撃が発生したときに、操作ノブやシリンダ錠の慣性力によりシリンダ錠がスプリングの付勢力に抗して押し込まれ、ドアがアンロック状態になることが考えられるため、スプリングを強くして操作ノブ等が押し込まれないようにする必要があった。このため、操作ノブの押込み操作が重くなっていたが、前記形状とすることにより操作ノブ3の軽量化を図ったので、慣性力が小さくなりドアがアンロック状態となりにくいものとなり、従って、弱い加重のスプリングを使用することができ、操作ノブ3の押込み操作を軽くすることができるという特有の効果を果たすことができる。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係るアウターハンドル装置によれば、ボディの凹部中央に、ガイド部を形成する一方、操作ノブの内周面に、前記ガイド部にガイドされる被ガイド部を形成するようにしたので、従来のように凹部の内側面と操作ノブの外側面との間に大きな隙間が形成されることはなく、外観上優れたものとすることができる。また、泥等の侵入を阻止できるので、操作性が悪化することも、侵入した泥等によって傷が付くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の本実施形態に係るアウターハンドル装置の正面図(a)及びそのA―A線断面図(b)である。
【図2】 図1のボディの正面図(a)及びそのB―B線断面図(b)である。
【図3】 図1の操作ノブの断面図(a)及び背面図(b)である。
【符号の説明】
1…外板
2…ボディ
3…操作ノブ
4…凹部
5…ガイド部
6…突出部
7…リブ
8…延設部
9…シリンダ錠
17…規制片
18…係止凹部
19…被ガイド筒部
20…補強リブ
21…溝部
Claims (2)
- ドアの外板に取り付けられるボディの凹部に収容される操作ノブを押込み操作することによりドアを開放するようにしたアウターハンドル装置において、
前記ボディの凹部中央に、ガイド部を形成する一方、前記操作ノブに、前記ガイド部にガイドされる被ガイド部を形成し、
前記ガイド部を、ボディの凹部中央に形成した突出部と、該突出部の側部に形成したリブとで構成する一方、
前記被ガイド部を、前記突出部をガイドする筒部と、前記リブが摺動自在に係合する溝部とで構成したことを特徴とするアウターハンドル装置。 - 前記操作ノブを略四角形状とすると共に、前記被ガイド部の溝部を、操作ノブの4隅に形成したことを特徴とする請求項1に記載のアウターハンドル装置。
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